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インフラエンジニアのキャリアパスとは|必要なスキルと資格を解説

インフラエンジニアのキャリアパスとは|必要なスキルと資格を解説

「インフラエンジニアのキャリアパスは何があるの?」「キャリアパスを実現するにはどうすれば良いの?」など、インフラエンジニアの仕事の先にどのようなキャリアパスがあるのか想像できず、将来性に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

インフラエンジニアは、ネットワークやサーバーといった通信技術を使って企業や社会を陰から支える裏方の仕事というイメージを持っている方も多いと思いますが、今やITインフラはなくてはならない技術であり、技術者の活躍の場が大きく変化しました。

この記事では、インフラエンジニアの具体的なキャリアパス例やキャリアパスを実現するためのポイント、必要なスキルや役立つ資格を紹介します。

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インフラエンジニアの種類と仕事内容

インフラエンジニアの仕事には、「ネットワーク」「サーバー」「データベース」に加えて、サイバー攻撃の被害を未然に防ぐ「セキュリティ」や仮想化に特化した「クラウド」もインフラエンジニアの業務内容に含まれます。

インフラエンジニアの職種

インフラエンジニアの種類は、業務内容別に「ネットワークエンジニア」「サーバーエンジニア」「データベースエンジニア」「セキュリティエンジニア」「クラウドエンジニア」の5つに分けられます。

インフラエンジニアの仕事内容については以下の記事で解説しています。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、ITシステムの土台となるインターネット通信の設計や構築、運用、保守などを行うエンジニアです。仕事は、上流工程と呼ばれる「設計」「構築」と下流工程と呼ばれる「運用」「保守」「監視」の2つに分けることができます。

設計や構築では、顧客の要望を満たすために繰り返しヒアリングして、ネットワークシステムの構成や機器を決定し設計書を作ります。設計書に従って機器に必要な設定を入れ、配線の敷設を行う外部の業者と連携や調整しながらシステムを構築します。

運用や保守、監視は、ユーザーが快適にネットワークを利用できるように、構成の変更や追加を行います。トラブルが発生した際は原因を調査したり、機器を交換して早急に復旧させます。また、ネットワークに異常がないか24時間体制で監視します。

ネットワークエンジニアの仕事内容や必要なスキルが気になる人は以下の記事で詳しく解説しています。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、ネットワークを通してユーザーが情報を取得したり、サービスを使うための「機能」を提供します。業務内容は、知識とスキルが豊富なエンジニアが担当する「設計」「構築」と経験の浅いエンジニアが担当する「運用・保守」「監視」の2つに分けることができます。

設計や構築は、顧客の要求を実現するためにはサーバーにどの程度の処理能力が必要なのか、台数はコストに見合っているかなどを考慮します。また、24時間動き続けるため、障害への備えや安定性も検討する必要があるでしょう。

設計が終わったら、運用方針に合わせてミドルウェアやソフトウェア、アプリケーションなどをインストールして構築します。

運用や保守、監視は、サーバーが安定して稼働できるように、状態を定期的にチェックしたり、ユーザーが使いやすいように設定の変更や追加、アップデート、データのバックアップをして、障害が発生したときは素早く対応して復旧させます。

サーバーエンジニアの仕事内容や必要なスキルは以下の記事で詳しく解説しています。

データベースエンジニア

データベースエンジニアは、インターネットを通してやり取りを行うデータの格納や利用する仕組みを決めるエンジニアです。主な業務は、「設計・開発」「管理」「運用・保守」に分けることができます。データのやり取りが快適に利用できているかパフォーマンスをチェックして、必要なチューニングを行って運用や管理まですべてを手掛けます。

データを素早く出し入れするためには、どこに何を入れるのか、どのようなインデックス(付箋)を付ければスムーズに利用できるのかなどを設計する必要があります。ただやみくもにデータを保存するだけでは効率の良い収納にはなりません。

データベースは、未経験者や経験の浅いインフラエンジニアが担当することはほとんどなく、スキルや経験の豊富なエンジニアが担当することが多いでしょう。

データベースエンジニアの仕事内容や必要なスキルは以下の記事で詳しく解説しています。

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、ネットワークやITシステムを外部からの攻撃やデータの改ざん、流出などから情報資産を守る仕事です。以前は、ネットワークやサーバー、データベースエンジニアが、それぞれ担当するシステムの責任範囲内でセキュリティを考慮した設計や運用をしていました。

近年、企業や官公庁のサイトがサイバー攻撃を受けたり、個人情報が漏洩して大きな被害に発展しています。巧妙化する攻撃に対して、セキュリティを専門に行うエンジニアが必要不可欠であり、急速にセキュリティエンジニアの需要が高まりました。

セキュリティエンジニアは、サイバー攻撃やウィルス感染を未然に防ぐため、さまざまな脅威からシステムを守る設計やセキュリティ機器を選んで、検証やテストを繰り返し対策を講じます。

セキュリティエンジニアの仕事内容や年収が気になる人はこちらの記事を参考にしてください。

システムエンジニアやプログラマーとの違い

インフラエンジニアはシステムエンジニア(SE)と同じだと思っている方も多いかもしれませんが、仕事内容は異なっています。

インフラエンジニアは、ネットワークやサーバーなどのハードウェアを使ってITインフラの設計・構築や運用を行います。一方、システムエンジニアは、WebサイトやスマホのアプリケーションなどITシステム全般のソフトウェアを開発します。

つまり、インフラエンジニアがインフラ環境を整え、システムエンジニアがインフラ環境を使ってシステムを開発するという違いがあります。

また、システム開発で、要件に基づきどのようなシステムを開発するのか把握し設計書を作るのがシステムエンジニアで、Javaをはじめとするプログラミング言語を使って設計書通りに開発を行うのがプログラマー(PG)です。

プログラマーは、専門的なコードを使って仕事を行うので、プログラミング言語の深い知識が必要となります。

システムエンジニアとプログラマーの違いは以下の記事で詳しく解説しています。

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キャリアパスを計画するうえでのポイント

将来どのようなキャリアを目指すのかを考えるとき、「いつまでに次のキャリアへとステップアップするのか」と考える方も多いのではないでしょうか。

もちろんそれも大事なことですが、キャリアパスを計画するうえでのポイントは、「どのようなスキルと経験を積んだうえで次のキャリアへステップアップするのか」が重要でしょう。

たとえば、プロジェクトマネジメントへのキャリアパスを考えている方が、技術をとことん極める業務を繰り返して経験を積んでいくのは適切とは言えません。マネジメントを目指す場合は、コミュニケーションスキルや調整力などのスキルを磨くことが必要でしょう。

未経験からインフラエンジニアを目指すには

未経験からインフラエンジニアを目指すには、どのような知識やスキルが必要なのか、仕事内容や働き方は自分に合っているかを確認しましょう。未経験からの場合は、主にネットワークかサーバーを担当するケースが多いでしょう。

ネットワークはITインフラの基盤となる重要な技術のため、未経験者はまずネットワークの知識やスキルを学んでインフラエンジニアを目指すのが良いでしょう。次に、将来どのようなキャリアパスがあるのか、自分はどの道を目指すのかゴールイメージを持ちましょう。

はじめは、どのようなキャリアパスを描いていても学ぶべき知識やスキルは技術的なものが中心となるので、経験を積み重ねている途中でキャリアパスを変更できるのも魅力のひとつでしょう。

狩野 航大

リクルーティングアドバイザー

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インフラエンジニアはシステムが正常に動作する環境を構築する必要があるため、求められる認識・理解も範囲が広く難しい業務です。

インフラエンジニアの前段階としてネットワークエンジニアやサーバーエンジニアがありますが、どちらも初めは運用業務を受け持つ場合が多いです。まずその間にインフラエンジニアに必要な技術に関する専門的なスキルを習得できます。まずはなんでも吸収する心づもりで運用業務に取り組むようにしましょう。

加えてインフラ環境に関連した知識だけでなく、プログラミング言語の基本的な認識・理解があると、活躍できるステージも広がるでしょう。直接触れていなくとも、関連する言語の知識を習得していると、多くの人々が連携する大がかりなプロジェクトでは有力と見なされるからです。

インフラエンジニアとしてキャリアアップするためにも、専門領域はもちろんそれ以外の基礎知識を習得する習慣を身に付けましょう。

未経験からインフラエンジニアになる方法はこちらで解説しています。

面接では将来の目標を伝えて成長意欲をアピールしよう

インフラエンジニアの仕事内容や必要な知識、スキルを理解せずに面接に行ったり勉強すると、時間やチャンスを無駄にしてしまう可能性があります。

また、インフラエンジニアに転職したあと、仕事を続けていくことにやりがいを感じられずに悩んだり不安になってすぐに退職してしまうことにもなりかねません。

インフラエンジニアとして何を成し遂げたいのか、目標を達成するためにどのような知識とスキルが必要なのかを明確にすることが大切です。

転職する前に学ぶべき知識やスキルは何で、実務を通してどのような経験を積むべきかを分けて考えることで、その企業で何を達成したいかというビジョンが明確になるので、熱意がしっかり伝わるでしょう。

面接では、将来の目標を伝えて成長意欲をアピールできるように準備しておきましょう。

ネットワークエンジニアで転職する際に失敗しない方法や、面接を受ける際のポイントについては以下の記事で解説しています。

まずは実務経験を積んで上流工程を目指そう

インフラエンジニアになると、最初は「運用」「保守」「監視」を担当することになり、特に未経験者は、監視業務に配属されることが多いでしょう。

「運用」「保守」「監視」では、手順書に従って作業する業務が多くありますが、指示に従って作業をするだけでは、上流工程を目指すうえでスキル不足となってしまうでしょう。

作業をするときに与えられた仕事をミスなく正確に行うことも大事ですが、担当する仕事の意味を考えることがより重要です。

たとえば、運用業務で設定変更を依頼されたときに、顧客はなぜ機器の設定を変更するのか、変更することで何ができるようになったのかを意識しながら仕事を行うことが大切です。

そうすることで、手順書に不要な工程を見つけることができて、作業の効率化が提案できるようになったり、作業方針を顧客に提案できたりと上流工程に必要なスキルが身についていくので、周りからの評価も上がり人手が必要なときに声が掛かったりとステップアップのチャンスが広がるでしょう。

設計・構築の方が年収が高い傾向がある

設計や構築では、顧客のニーズに沿ったインフラシステムを作るために、ネットワークやサーバー、データベース、セキュリティなどの豊富な知識とスキルが必要となります。

満足度の高いインフラシステムを提供するためには、顧客の要望を把握して、必要な構成や機器、通信要件を検討する必要があります。また、技術的な知識だけでなく、コミュニケーション力やマネジメント力、調整力も必要でしょう。

設計や構築を担当できるエンジニアには、技術的スキルとヒューマンスキルの両方が求められているので、知識と経験に見合う高い年収を得ることができるでしょう。

技術的なスキルや経験は、運用や保守など経験を積み重ねることである程度得ることができますが、ヒューマンスキルは普段から意識して経験を積むようにしましょう。

上位資格や上流工程での経験があると市場価値が高くなる

長い社会人人生のなかで、家庭での事情を含めさまざまな理由で仕事を休まなければならなくなる可能性もあります。インフラエンジニアとして高い技術力を身につけていると、一度仕事から離れたとしても復帰しやすくなります。

インフラエンジニアは、幅広い知識と経験が必要となるので、育成に多くの時間とコストがかかります。スキルを持っているエンジニアが退職してしまうと人材不足も重なるため、スキルの高いエンジニアは休職したとしても復帰しやすいように配慮している会社もあります

スムーズに復職するためには、設計や構築など上流工程へのキャリアアップや上位資格を取得しておくと良いでしょう。下流工程で経験が浅いうちに仕事を離れてしまうと、復職後に希望する仕事が見つからない可能性があることを理解しておきましょう。

高須 莉喜

キャリアアドバイザー

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上流工程を目指すにあたって欠かせないのは、技術の基礎を有したコミュニケーションです。コミュニケーション能力というと、言動の印象が心地よく安心感を持てる人物をイメージするかもしれませんが、上流工程では、より多くの異なる要素から成り立った能力が求められています。

クライアントと接する機会が増えることで、解決すべき問題を認識できるヒアリング力、課題解決の意見を提出する論理的思考力、クライアントが理解しやすい提案力が求められるからです。

しかしながら、現時点ですべて身につけている必要はなく、日々の業務でこういったコミュニケーションを豊かにとっていく意識を働かせることから始めてみるといいでしょう。

新しい技術に対応できるエンジニアが求められている

IT技術は、ものすごいスピードで進化しており、今ではスマホでタクシーを手配したり、食事を注文して家に届けてもらうこともできます。このようなサービスの基盤を作るのがインフラエンジニアです。

次に求められる技術は何か、ニーズを満たすために必要なスキルは何かなど、新しい技術に対応できることが重要です。技術の進化に合わせてエンジニアも進化し続ける必要があるので、「自ら学ぶ姿勢を持っている人」が求められます

現在持っているスキルは何年か経つと価値が低くなるので、将来に渡って活躍できるエンジニアになるためには、常に情報収集を怠らず、知識を得るために努力できるかが重要なことを理解しておきましょう。

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技術に特化する「スペシャリスト」のキャリアパス例

インフラエンジニアとして知識とスキルを極めたいという職人気質を持っている人は、スペシャリストを目指すのが良いでしょう。

インフラエンジニアのスペシャリストにとって大切なのは、「最新技術を他のエンジニアに先駆けて極めること」です。スペシャリストは、他のエンジニアではできないサービスを提供できる知識とスキルを兼ね備えたエキスパートであり続けなければいけません

インフラエンジニアのスペシャリストのキャリアパス

技術に特化する「スペシャリスト」のキャリアパスとして、「インフラスペシャリスト」「セキュリティエンジニア」「クラウドエンジニア」の3つがあります。

インフラスペシャリスト

インフラスペシャリストになるためには、ネットワークとサーバーのスキルを極める必要があるでしょう。スペシャリストになると設計や構築がメインになり、最新技術を駆使して、他のエンジニアではできない最適な提案をしたり、実現が困難なサービスを提供することを求められます。

また、実務においても高いレベルのサービスを提供したり、他の会社より有益なサービスを実現するための情報提供なども期待されます。変化の激しいITインフラ技術は、ひとつの技術を極めてもそのニーズがなくなれば市場価値が低くなってしまいます。

「今、インフラに求められている技術は何か?」「今後インフラに求められるスキルは何か?」を意識して、情報収集とスキルの習得を怠らず、見極める目を持つことも求められます。

さらに経験を積み重ね、基盤自体の改善や課題解決なども提案できるようになれば、より活躍の幅を広げることができるでしょう。

クラウドエンジニア

クラウドとはインターネットを通して必要なサービスを必要なときに利用できる仕組みのことです。インターネットという目に見えない場所にデータを保管しているため、物理的に意識することなくサービスを利用できます。

クラウドエンジニアは、そのクラウド上にインフラ環境を設計し構築します。

新規でクラウド環境を構築するのはもちろん、すでに動いているシステムをオンプレミスからクラウドに移行する業務もあります。オンプレミスとは、システムの稼働やインフラの構築に必要となるサーバーやネットワーク機器、またはソフトウェアなどを自社で用意して、運用や管理する利用方法です。

以前はオンプレミスが主流でしたが、すでにサービスとして提供されているものを使ってシステムを運用することで大幅なコスト削減につながるので、クラウドエンジニアの知識とスキルを極めることは、今後ますます需要が見込め将来性も高いでしょう。

クラウドエンジニアの将来性とキャリアパスについては以下の記事で解説しています。

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、近年情報資産の価値の上昇と流出事故により急速にニーズが高まりました。サイバー攻撃は、攻撃元がわかりにくく、気づかないうちに重要な情報が盗まれてしまうこともあり、迅速に攻撃手法を特定し対策を行うエンジニアが求められています。

年々巧妙化する攻撃に、兼任のエンジニアでは防衛設計に限界があり、セキュリティに関する専門家でなければ未然に防ぐことが難しくなってきました。

これまで経験がない新たな攻撃に対しても有効な防御ができるように設計して、万一重要な事故が発生した際には、素早く原因を追究し的確な対策を講じる必要があります。

今後も情報資産の価値は高まることが見込まれるため、セキュリティエンジニアのニーズが高い反面、非常に責任が重いということは理解しておきましょう。

高須 莉喜

キャリアアドバイザー

高須 莉喜

スペシャリストの魅力は、習得する領域を限定できるため、目標とする方向性がわかりやすく、ひとつの領域に精通した知識を習得できることです。また、「この領域では誰とでも渡り合える」という自信を持って、業務に全力で取り組めることもポイントでしょう。

ただし急速に進化するIT業界では、ひとつの技術を習得してもその技術の需要がふとしたタイミングでなくなることもあります。技術の需要がなくなればおのずと仕事もなくなってしまうため、常に自身の分野における最新技術をアップデートすることが必要不可欠です。

要求されている技術は何か、常に情報感度を高めるようにしましょう。

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チームをまとめる「マネジメント」のキャリアパス例

マネジメントは、インフラエンジニアを通して得たスキルや経験に加えて、コミュニケーション力や調整力などを活用して、プロジェクトやチームを管理する役割にシフトするキャリアパスです。

インフラの知識や技術、実績、業務や人材の管理、顧客のニーズをもとに経営方針を提案します。

インフラエンジニアのマネジメントのキャリアパス

チームをまとめる「マネジメント」のキャリアパスとして、「プロジェクトマネージャー」「ITアーキテクト」「ITコンサルタント」の3つがあります。

プロジェクトマネージャー

マネジメントの代表的なキャリアパスが、プロジェクトマネージャーです。顧客の要望に従って予算やスケジュールを精査しながら、現実的かつ達成できるプロジェクトとなるように、顧客と調整したり予算交渉を行い導入計画を作ります。

計画に基づき期日までに納品するため、プロジェクトチームを編成して、必要な人員、どのようなスキルを持った人材が何人必要かなどを検討します。スケジュール管理して、プロジェクトが順調に進んでいるか状況を整理して、顧客に定期的に進捗報告したり、急な要件変更などが発生した場合には必要な修正案を立案することもあります。

また、複数の役割を持ったチームの管理を行うこともあり、全体の業務の取りまとめやリスクの管理、調整、トラブル対応など、さまざまな対応を行います。

プロジェクトマネージャの仕事内容や年収が気になる人は、以下の記事を確認してみてください。

ITアーキテクト

ITアーキテクトは、最適なITシステムの企画や立案をして、企業経営やビジネス戦略を決定する役割を担います。企業の動向を踏まえたうえでインフラ設計から保守まで網羅した提案ができるエンジニアなので、必要な知識は非常に多いうえに、担当する業務も広範囲となります。

プロジェクト全体を滞りなく進めるためには、プロジェクトメンバーの指導や牽引する「強いリーダーシップ」と「コミュニケーション力」が必要で、最新の技術や企業動向にも気を配り、深く掘り下げ検討を重ねられる高い専門性も必要となるでしょう。

最近は技術の進化が著しいので、企業のITへの投資など専門的な分野でITアーキテクトに代表されるビジネスの戦略家が、ますます求められていくことになるでしょう。

システムアーキテクトの仕事内容は以下で詳しく解説しています。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、顧客が抱える課題をITインフラによって解決する業務です。企業の課題は何かを、代表取締役や役員といった経営者層にヒアリングしたり、提案を行うため、企業の方向性や経営戦略の視点から貢献できます。

ITインフラを通して顧客と一緒に課題解決に取り組むため、課題が解決できたときの達成感は大きい反面、重大な責任がともなう仕事であることも理解しましょう。たとえば、企業がコスト削減のためにITインフラを縮小すると、情報セキュリティや災害リスクなどが増大してしまいます。

必要なITインフラは、コストをかけてでも導入したり維持すべき理由を理路整然と説明して、時には経営者と意見が違ってもリスク軽減の重要性を納得させる提案力も必要でしょう。常に最新の技術や市場、企業動向を把握して、提案できる高い専門性が必要となります。

高須 莉喜

キャリアアドバイザー

高須 莉喜

マネジメントの魅力は、システムを開発している現場では習得できないような、技術以外の知識・スキルを身につけられることです。例を挙げると、要件・設計について説明する「プレゼンスキル」、事業戦略を認識する「経営的視点」、人材の育成や動機づけをする「チームビルディングスキル」などです。

このようなマネジメント能力は、将来的なキャリアにおいても貴重なものとして役に立つことは間違いありません。ただし、マネジメント系のキャリアパスを目指す人の中には、開発現場から離れることで「エンジニアとしての経験が役に立たなくなるのでは」と悩む人も多く見られます。

マネジメントに関する業務でも、開発現場で養った経験は有効に使えます。自身の経験を活かして部下の成長に寄与することはもちろん、管理職として部下では立ち向かえない業務について、手を動かし業務を完結させることもあります。自身の経験はマネジメント側に回っても十分活かせる環境が多いです。

技術とマネジメント両立する「ゼネラリスト」のキャリアパス例

ゼネラリストは、「なんでも知っていて活躍できるインフラエンジニア」です。自分一人でプロジェクトを行い、必要に応じて運用や保守まですべての工程を担当できる、技術とマネジメントの両方を兼ね備えたエンジニアだと理解するとイメージしやすいでしょう。

サーバーやネットワーク、セキュリティなど幅広い知識を持つことで、企業における課題を一部分だけでなく全体を最適化しながら進めることができるでしょう。

インフラエンジニアのゼネラリストのキャリアパス

ゼネラリストのキャリアパスとしては「フルスタックエンジニア」「フリーランスエンジニア」の大きく2つに分かれます。

フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアは、ITインフラにおける設計や構築、運用、保守のすべての行程を一人で対応できるインフラエンジニアです。フルスタックとは、「複数のタスクをすべて行う」という意味で、ITインフラのオールラウンダーだと理解していただくとイメージしやすいでしょう。

ITインフラは、フェーズごとに業務を分けてプロジェクトやチーム単位で仕事をするのが一般的なので、人件費などのコストが増加しがちですが、フルスタックエンジニアはすべての業務を一人で行えるので、人件費を削減することができます。

特にプロジェクト規模の小さい仕事や中小企業では、フェーズをすべて担当するケースもあるでしょう。

複数の担当者がフェーズごとに作業を進めるよりも、1人で作業を進めたほうが効率的に業務を行えて、情報連携や引継ぎといった作業も軽減できます。

IT技術の進化により、新しい技術がリリースするスピードがより高速化していることに加え、リリース後も運用状況や顧客の要望に合わせて変更が必要なため、すべてを熟知しているエンジニアが重宝されるでしょう。

フルスタックエンジニアの仕事内容が知りたい人は、こちらの記事を読んでみてください。

フリーランスエンジニア

フリーランスエンジニアは、企業から独立してインフラの仕事をして報酬を得る働き方です。最近では、インフラエンジニアの人手が不足しているので、フリーランスエンジニア向けのインフラ案件数も増加していて、独立して自分の好きな仕事を請け負うことも可能でしょう。

一方、企業という看板がない分、何かトラブルがあってもサポートも得られないため、どのような事態にも対応できる深い知識やスキルが必要です。同時に営業の役割も必要なので、契約や報酬などの交渉、環境や条件面の確認など自分ですべてを確認して、契約が終了(納品)するまで責任を持って行わなければなりません。

手間は増えますが、すべて自分の収入になるのが魅力のひとつで、やればやった分際限なく収入が上がるので、自分のスキル次第で1,000万円を超える報酬を手にすることも可能でしょう。

ただし、必要な経費はすべて自分の報酬の中から支払わなければならいこと、収支の管理も含めて業務以外のこともすべて自分で行う必要があることを理解しておきましょう。

ネットワークエンジニアのフリーランス案件や単価については以下の記事で解説しています。

狩野 航大

リクルーティングアドバイザー

狩野 航大

ゼネラリストの魅力は、さまざまな角度からビジネス自体を注意して観察できることです。専門領域の専門家ではなく、プロデューサーなどを思い描くと理解することが簡単でしょう。

ひとつの分野の知識や経験が豊富であるというよりは、さまざまな領域に関することを把握しているため、大規模なプロジェクトに携われることも特徴です。多くのスキルを習得できることで自分の成長度を把握しやすいので、物事に取り組む強い意欲を維持できます。

ただしゼネラリストの大変さとしては、常に複数の領域のスキルアップに励まなければならないことが挙げられます。多岐にわたる領域について把握する必要があるので、不得意な領域についても研鑽を惜しまず技術や知識を習得する努力が要求されるでしょう。

キャリアパスを実現するために必要なスキルと資格

インフラエンジニアのキャリアパスを実現するためには、インフラの深い知識とスキルだけでなく、プロジェクトの管理など必要なスキルは多くあります。どのような知識やスキルを学ぶ必要があるのか、役立つ資格は何か知りたい方も多いのではないでしょうか。

ここでは、将来キャリアパスを実現するために役立つスキルや資格を紹介するので、参考にしてみてください。

インフラエンジニアに役立つ資格はこちらで解説しています。

スペシャリストは他に負けないスキルを身につけよう

スペシャリストを目指すうえで必要なことは、「誰よりも早く最新技術を身に付けること」です。最新技術の情報をいち早くキャッチするだけでなく、今後どのようなサービスが必要とされるのかという分析と判断力も必要でしょう。

技術の中には、ただの流行で終わるものも多くあるので、取捨選択と見極める目が必要です。苦労して得たスキルの価値がなくなってしまったら、それまでにかかった時間が無駄になってしまいます。

今後は「仮想化」や「クラウド」のスキルを極めるのが良いでしょう。ITインフラの仮想化とは、1台のコンピューター上に何台もの「仮想のコンピューター」が存在しているかのように利用できる技術です。

また、多くのシステムがクラウド上で構築・運用されていて、旧来の方法で新たなシステムを構築するケースは減少しつつあります。クラウドの技術自体が進化すると、提供されるクラウドサービスが充実して、利便性がさらに上がるでしょう。

インフラエンジニアのスペシャリストにおすすめの資格

ネットワーク資格「CCNP」

CCNP(Cisco Certified Network Professional)は、シスコシステムズ社が主催するシスコ技術者認定資格です。資格は5つのレベルにわかれていて、CCNPはレベル3のプロフェッショナルレベルを認定する資格です。

インフラエンジニア未経験者が取得すべきレベル2の「CCNA」の上位資格に位置づけられていて、ネットワークの設計や構築といった上流工程を行うエンジニアや大規模ネットワーク運用、保守などを行うスキルを持っていることが証明できます

CCNPでは、スイッチングやルーティングプロトコル、ネットワークセキュリティ、各IOS機能を深く広く体系的に学ぶことができるため、設計から保守までネットワークに必要な知識や技術を身につけることができるでしょう。

ネットワークは、インフラの基盤となる重要な仕組みであり、CCNPはキャリアパスを実現するために必須の資格といえるでしょう。

CCNPの難易度や勉強方法は以下で詳しく解説しています。

国家資格「ネットワークスペシャリスト」

ネットワークスペシャリストは、経済産業大臣が認定する国家試験である情報処理技術者試験で、最も難易度の高いレベル4に位置付けられています。

主にネットワークに精通したエンジニアが取得する資格で、大規模ネットワークの導入や設計に加えて、ネットワークシステムそのものの要件も熟知する必要がある国家資格です。

ITインフラのプロジェクト管理者としての知識やスキルも問われるので、試験範囲が非常に広いうえに、深掘りされるため取得難度がかなり高い資格です。

ネットワークスペシャリストは、ネットワークに関する高度な知識を有することを証明できる資格であり、取得すると将来目指すキャリアパスに役立つ資格でしょう。

ネットワークスペシャリスト試験の難易度は以下で詳しく解説しています。

サーバー資格「LPIC/LinuC level-3」

LPICは、非営利組織であるLPI(Linux Professional Institute)が実施するLinuxの知識とスキルを認定する世界基準の資格です。LPIC level-3は、LPIC試験の3つのレベルのうち、最も難易度が高いレベル3に該当します。

サーバーにおけるシステム設計や構築、運用、保守など、LinuxだけでなくWindowsサーバーなど環境が混在する状況でも対応できるサーバーエンジニアのエキスパートであることが証明できる資格です。

試験は、「Linuxシステムに関する深い知識が求められる」300試験、「アクセス制御やネットワークセキュリティに関する深い知識が求められる」303試験、「クラスタ管理や仮想化に関する深い知識が求められる」304試験の3つに分かれていて、いずれか一つに合格すると、その分野のエキスパートとして認定されます。

ただし、LPIC level-3は、level-1と2を取得することが受験の条件となっていて、level-3の認定には、5年以内に取得したlevel-2の資格も必要となります。

LPICを取得することで身に付くスキルについては以下の記事で解説しています。

データベース資格「ORACLE MASTER Gold」

ORACLE MASTERは、Oracle社のOracle データベースに関する知識とスキルを持っていることが証明できる資格です。ORACLE MASTER Goldは、Oracle社が認定する4つのレベルの資格の中でレベル3に位置する資格です。

ORACLE MASTER Goldは、データベース管理者に必要な知識として、バックアップやリカバリ、クラウドの開発およびデプロイメント(使える状態にすること)など、データベースの高度な知識やスキルが問われます。

受験するためには、下位資格であるORACLE MASTER Silverの資格(レベル2)を取得することが条件となっています。

取得すると、管理者として実際の運用担当者にデータベースの状況に合わせた提案や助言を行うこともできます。データベースは、知識やスキルが非常に難しい分野であるため、インフラエンジニアとして経験を積んだ技術者が取得すると良いでしょう

国家資格「データベーススペシャリスト」

データベーススペシャリスト試験は、情報処理推進機構(IPA)が運営している情報処理技術者試験の一つで、情報処理技術者試験の中でも難易度が最も高いレベル4に分類され、データベースに関する高度な知識やスキルが求められている試験です。

データベーススペシャリストは、企業が保有する膨大な情報をデータベースを使って、安全かつ高速にやり取りができるように設計や管理、運用までを一手に引き受けることできます。さらに、効率的なシステムを構築するスキルを持っていることが証明できます。

また、管理者として人材を管理して、指導や育成の役割も担うことができるエンジニアとして、個人情報管理などの観点からも重要で、ITインフラになくてはならない存在といえるでしょう。

クラウド資格「AWS ソリューションアーキテクト」

AWS(Amazon Web Services)ソリューションアーキテクトは、アマゾンが主催し認定するAWSを用いたクラウドコンピューティングの認定試験です。ソリューションアーキテクト試験は2つのレベルがあり、「アソシエイト」「プロフェッショナル」に分かれています。

ソリューションアーキテクトは、主に設計や運用向けの知識とスキルを学ぶことができます。AWSのテクノロジーを駆使して、顧客の要件に従って安全かつ快適に利用できるように最も効率の良いソリューションが提供できるので、注目を浴びているスキルのひとつでしょう。

試験の難易度はそこまで高くありませんが、開始されて間もない試験であるため、試験対策に必要な情報が見つけにくいかもしれません。

マネジメントはコミュニケーション力を身につけよう

マネジメントは、インフラの知識や経験を活かしつつプロジェクトや人員の管理、育成などヒューマンスキルが必要となるため、技術スキルを一定以上積んだ後は、プロジェクト管理や顧客とのやり取りに必要なコミュニケーション力を高めましょう

マネジメントに必要なスキル

具体的には、顧客の要望をヒアリングして漏らさず聞き出したあとは、ニーズを具現化するための提案を承認させる提案力が必要でしょう。また、プロジェクトを問題なく完了するために、リーダーシップを発揮してメンバーや外部関係者との交渉に必要な調整力も求められます。

最新の知識や技術の多くは最初海外から発信され、時間が少したってから日本語に翻訳されて情報が公開されるのが一般的なので、英語力があると最新情報をいち早くキャッチできて、マネジメント業務を行ううえで有利になるでしょう。

国家資格「プロジェクトマネージャー」

プロジェクトマネージャーは、情報処理推進機構(IPA)が運営している国家資格のひとつです。プロジェクトの責任者として計画や実施、管理するエンジニアを対象とした試験です。

高度なITの専門知識があり、プロジェクトマネジメントに必要な予算やスケジュール、品質管理などに関する深い知識とスキルがあることが証明できます。

学ぶべき内容がかなり広く、情報技術関連のテクノロジーやプロジェクトマネジメント自体に関わる内容とシステムや経営などのストラテジー(企業戦略や方針)、さらには数学など多岐にわたるため、取得が難しい試験でしょう。

プロジェクトマネージャー試験の難易度や過去問はこちらの記事で紹介しています。

マネジメント資格「PMP」

PMP(Project Management Professional)は、アメリカのプロジェクトマネジメント協会(PMI)が、PMBOKに基づいて認定する国際的なプロジェクトマネジメントの資格です。プロジェクトマネジメントの知識や経験に加えて、マネジメントに対する「姿勢」などの実務的な内容も問われるのが特徴です。

重要なプロジェクトを円滑に進める管理者に必要な資質が問われるため、ITインフラだけではなく、業種や職種に関係なく幅広い分野でプロジェクトマネジメントの専門家であることが証明できます。

PMPを受験するには、「プロジェクトマネジメントの実務経験」とPMI本部が認定する「公式研修の受講」の2つの条件をクリアする必要があります。

実務経験は、学歴によって異なり、4年制大学卒以上の方は「36ヵ月以上」、高校・短大卒業の方は「60ヵ月以上」のプロジェクトマネジメント経験が必要です。

公式研修の受講とは、試験対策講座認定機関(ATP:Authorized Training Partner)によるプロジェクトマネジメント研修の受講実績のことで、35時間以上受講後に発行される修了証が必要となります。

狩野 航大

リクルーティングアドバイザー

狩野 航大

マネジメントでは、主として開発プロジェクトをひとつにまとめ上げ、スムーズにプロジェクトそのものを進める役目が割り当てられます。

よって、マネジメントスキルは必要不可欠といえますが、多種多様な領域に携わるには、それだけでは必要十分とはいえません。営業に連れだってクライアントへ提案したり、受注した後には案件のコンサルタントとして携わる場合もあるからです。

そのため、ITコンサルティング系の資格を取得していると仕事で役に立つ場面があることでしょう。仕事や知識の幅も広がるので、将来的には転職にも有用かもしれません。

そんなITコンサルティングスキルを証明できる資格は、IT戦略に携わるための「ITストラテジスト試験」と、IT経営に携わるための「ITコーディネータ試験」があります。ぜひ取得を検討してみてください。

ゼネラリストはスキルの幅を広げよう

ゼネラリストは、プロジェクトを総括したり、コミュニケーション力を活かし、顧客のニーズを把握してインフラシステムを設計・構築から保守まですべてを理解する必要があるため、マネジメント力や調整力など技術的なスキル以外にも広い見識が求められます。

近年では、クラウド環境や仮想化されているシステムの連携は、エンジニアではなくスクリプトと呼ばれるプログラミングで自動化するのが一般的です。

クラウドや仮想化の流れが加速されると、プログラミングのスキルを持つゼネラリストの需要は高まるでしょう

プログラミングは、Java、C#、JavaScriptなど非常に多くの言語がありますが、すべてを理解する必要はなく、プログラミングの考え方を習得するのが良いでしょう。

インフラエンジニアのゼネラリストにおすすめの資格

国家資格「応用情報技術者試験」

応用情報技術者試験は、情報処理推進機構(IPA)が運営している情報処理技術者試験のひとつで、情報処理技術者試験の中で上から2番目のレベル3に分類されています。

顧客の方針を理解して、自ら技術的な問題を解決できる知識とスキルを持っていることを証明できる国家試験なので、システム設計や開発、製品を最適な形で組み合わせて、信頼性および可用性に優れたシステムを提供できるようになるでしょう。

以前に存在していたソフトウェア開発技術者の後継試験で、これからも多くの企業で求められる資格のひとつといえます。

合格すると、情報処理技術者試験レベル4の試験や弁理士、中小企業診断士などの試験の一部が免除されるのも魅力のひとつです。

応用情報技術者試験の攻略方法を知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。

高須 莉喜

キャリアアドバイザー

高須 莉喜

ゼネラリストは、システム・プロジェクト全体をとりまとめ、他者と円滑に意思の疎通がおこなえる能力を活用することで、顧客のニーズをしっかりと理解することが必要です。大局的な視点が必要となり、多くの物事に対する確かな意見が求められ、企業経営していくうえで必要不可欠な知識を問いかけられるでしょう。

その際の判断基準となるのが経営知識です。習得したからといってすぐに役立つとは限りませんが、幅広く習得しておくことで判断する選択の幅が広がり、後々に携わる業務に役立ちます。

ゼネラリストには経営層と言葉の受け答えに最適な資格といえる「中小企業診断士」、そして財務面でどう影響を及ぼすかといった提案に必要な「簿記」の資格がおすすめです。これらもぜひ取得の参考としてみてください。

スキルと資格を身につけて理想のキャリアパスを目指そう

インフラエンジニアとして自分が目指すキャリアパスによって、必要なスキルや役立つ資格が異なることを理解できたでしょうか。

インフラエンジニアとしてキャリアを積んで、ワンランク上のインフラエンジニアであることを証明するためには資格取得が重要になります。資格を持っていることで、社内外での評価や顧客と交渉するときの提案力も変わるでしょう。

取得難易度が高い資格は、キャリアアップや評価、信頼性が上がり、ビジネスチャンスが広がるので、ぜひスキルと資格を身につけて理想のキャリアパスを実現しましょう。

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記事の監修責任者

飯塚 寛也

エンジニアとして移行調整・NW更改作業・クラウドシステムの設計・構築等を手掛ける。 入社2年目でネットワーク最高資格であるCCIEの筆記試験に合格。 人材開発室にてCCNA/CCNPの勉強会を50回以上開催、100名以上の合格者を輩出し、スクール事業の礎となる。
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