ITキャリアパス

ネットワークエンジニアのフリーランス案件の内容や単価相場を紹介

ネットワークエンジニアに憧れている方は、「フリーランスになるとどのくらい稼げるのか」「どのような知識やスキルが必要になるのか」と、疑問をもつことが多いでしょう。ネットワークエンジニアとしてある程度の実績とスキルを積んだら、独立を考えている人も多いのではないでしょうか。

IT人材が不足している今、企業のIT基盤を支えるネットワークエンジニアは貴重な存在ですが、フリーランスで高年収を得るには、専門知識・スキル・実績が必要不可欠となります。

この記事では、ネットワークエンジニアがフリーランスで働くメリット・デメリットや、案件の内容・単価相場などを紹介していきます。

フリーランスとは

フリーランスとは特定の組織に所属せず、プロジェクト毎に契約して仕事を行う働き方です。特定組織に雇用されている正社員や契約社員、派遣社員、アルバイトはフリーランスではありません。ITエンジニア、デザイナー、ライター、フォトグラファー、イラストレーター、アナウンサーなど特定の技能に特化した仕事ではフリーランスが多くなりがちです。

フリーランスは税務上、個人事業主か法人となります。しかし、個人事業主や法人すべてがフリーランスというわけではありません。飲食店などの店舗経営者やネットショップの経営者は個人事業主ですが、単発の仕事を都度契約しているわけではないのでフリーランスとは言いません。

個人事業主として始める場合は税務署に開業届けを出します。これにより税務上個人事業主として納税することになり、年に一度確定申告を行います。個人事業主としてスタートしても、報酬が上がってきたことに伴い節税のために法人化するケースもあります。また、個人とは取引しない企業もあるため、業務拡大のために法人化が必要な場合もあります。

フリーランスのエンジニアが増えている背景

フリーランスのエンジニアが増えている理由には、Webサービスなどでエンジニアの案件が取りやすくなったことや、働き方改革の推進などが挙げられます。

近年、クラウドソーシングやフリーランス専門の代理店サービスが増加したことで、以前よりもフリーランス案件を獲得しやすくなりました。また、IT企業を中心にテレワークが急激に普及したことで、高い自由度を求めるフリーランスのエンジニアにとって、働きやすい環境が整ってきています。

さまざまな業界でIT人材が不足していることも、フリーランスのエンジニアを目指す人が増えている理由の一つです。

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ネットワークエンジニアがフリーランスで働くメリット

企業や組織に属さないフリーランスのネットワークエンジニアには、以下のようなメリットがあります。

ネットワークエンジニアがフリーランスで働くメリット

フリーランスのネットワークエンジニアは、本人の努力次第で、正社員よりも高年収を目指せます。また、在宅でも働けることから、人間関係に苦しむことなく働けるのは、フリーランスならではのメリットです。

正社員より高年収を目指せる

固定給の正社員とは違い、フリーランスならスキル次第で、高単価の案件を効率よくこなして年収アップを目指せます。一企業の社員としてのネットワークエンジニアの場合、どれだけ働いても固定給+残業、ボーナス、もしくは年俸+インセンティブとなりますが、フリーランスであれば請け負う仕事を自分自身で選ぶことができて、その単価も顧客との話し合いで決めることができます。

そのため交渉次第では企業と顧客間での価格よりも多額に設定することもできるでしょう。フリーランスで働く場合は案件単位となる場合が多く、緊急度も上がります。その場合、企業間で契約を結んでいる場合よりも単価は上がる場合が多いのです。

平均年収もフリーランスの方が高く、転職・求人サイトdodaでは、正社員で450万円前後、フリーランスで740万円前後というデータが出ています。ただし、平均年収を大幅に超える高年収を目指すには、高単価の案件を獲得できる実力や実績が必要です。もちろん、定期的な価格交渉はあるでしょうし、サービスに満足されているかなど、顧客担当と作業担当を一人二役こなさなくてはなりません。

参考サイト:doda「技術系(IT/通信)の平均年収」

フリーランスなら自宅でも働ける

ネットワークエンジニアはプログラマーやWebデザイナーと違って現地作業が多く、派遣先に常駐するのが主な勤務形態ですが、テレワークで対応できるフリーランス案件を選べば、自宅でも働くことができます。通勤時間が完全になくなるため、自由な時間をつくれるのは大きなメリットです。また、環境に縛られなくなるため、カフェやコワーキングスペースで作業して気分転換を図れます。

企業に勤めている場合は、個人都合で案件を変えてもらうことは難しいですが、フリーランスであれば結婚や出産、家族の介護など、ライフステージに大きな変化があった場合でも、柔軟に働けるのが魅力です。

人間関係に苦しむことがなくなる

会社に属さないフリーランスなら、上司部下の関係性で悩む心配はありません。上司の態度に気疲れしたり、反りの合わない同僚と仕事をしたりすることもないため、人間関係のストレスを溜めやすい人にはフリーランスが向いているでしょう。ただし、フリーランスでも、打ち合わせ時の顧客とのコミュニケーションは必要不可欠です。

フリーランスとして活動する場合は、規模が小さい会社と取引することもあるので、直接社長や役職の方と話をしながら仕事をする場合もあります。これは会社員として働いていた場合にはなかなかできない経験です。

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ネットワークエンジニアがフリーランスで働くデメリット

フリーランスの働き方にはメリットがある一方で、毎月固定給が入る正社員よりも収入が不安定になり、福利厚生がなくなるなどのデメリットも生じます。

ネットワークエンジニアがフリーランスで働くデメリット

本当にフリーランスで働くべきか悩んでいる方は、それぞれのデメリットを受け入れられるかどうかを冷静に考えてみましょう。

正社員よりも収入が不安定になる

フリーランスエンジニアは仕事量に応じて収入が決まるため、固定給の正社員より収入が不安定です。いくつか仕事を請け負うことができれば問題がありませんが、継続的に案件を獲得できなければ仕事が途切れてしまい、収入は大きく下がってしまいます。

また、怪我や病気によって働けなくなった場合に、無収入になるリスクがあるため、十分な貯蓄をつくるなどのリスクヘッジが必要です。

社会的信用が低くなる

社会的信用は、社会的地位や本人の経済力などで裏付けられるものです。会社に雇われている正社員は、「きちんと働ける人間であり、安定した収入がある」という信用を得られますが、無所属のフリーランスは信用を得られにくくなりがちです。

社会的信用がないと、各種ローンやクレジットカードの審査に通らないデメリットが生じます。将来的に住宅ローンや車のローンを組もうと考えている方は、よく考えたうえでフリーランスを目指すかどうかを判断しましょう。

福利厚生がなくなる

フリーランスで働く場合、従業員の生活を豊かにする福利厚生が受けられません。

たとえば、正社員の場合、会社が社会保険料の一部負担してくれますが、フリーランスは自己負担となり、生活にかかる負担が大きくなります。また、フリーランスはボーナスもなければ、失業保険もないため、正社員と比べると生活に対する安心感はまったく違うものになるでしょう。

会社員は、退職をすると退職金を受け取ることができたり、退職した理由にもよっては失業認定が受けられますが、フリーランスになると、たとえクライアントからの仕事が受注できなくなってしまったとしても、失業認定を受けることができなくなります。

ネットワークエンジニアのフリーランス案件の種類

これから、フリーランスのネットワークエンジニアを目指す方は、具体的にどのような仕事をするのか気になるでしょう。

ネットワークエンジニアのフリーランス案件は、主に、「設計」「構築」「運用・保守・監視」という3種類の領域で分けられます。どれかの業務に特化しても構いませんが、どの業務も幅広くこなせるようになると、より多くの案件を受けることができるようになります。

ネットワークエンジニアのフリーランス案件の種類

それぞれの領域で、どのような作業を行うのかを詳しく解説していきます。

ネットワーク設計業務

顧客の要望に沿ってネットワークシステムの設計を行うのが設計業務です。たとえば、新しいシステムを構築するときや、既存システムを交換する際に、ネットワークエンジニアが主体となって、顧客のニーズを満たす設計に仕上げなければなりません。

ニーズに対して適切な回答を用意しなければならないため、サーバーやセキュリティなど幅広く専門知識を要する仕事領域です。

設計・提案能力はもちろんのこと、ヒアリング力や予算内に収まるネットワーク機器の選定や運用コストの計算、スケジューリングなども必要になります。

ネットワーク構築業務

ネットワーク設計で作成した資料をもとに、実際にネットワーク環境をつくるのが、構築業務です。

最適な配線方法を考えながら、ネットワーク機器の設置から設定までを、正確かつスピーディーに済ませます。大規模なシステム構築には、数ヶ月以上の時間をかけることもある、ネットワークシステムにおける重要な業務です。

ネットワーク構築が完了したあとは、設計通りに正しく動作するかどうかをテストします。テストをクリアしたあとは、数年間安定して動き続けるかを想定した現場検証で微調整を繰り返しながら、最適なネットワークの構築を目指します。

ネットワーク運用・保守・監視業務

快適なネットワーク環境を長く維持させ、緊急時に迅速な対応をするのも、ネットワークエンジニアの大事な役目です。

運用業務では、OS更新やミドルウェアの管理などがあり、定期的なシステムメンテナンスと修繕も必要になります。保守業務では、万が一、ネットワーク障害が起こってしまった場合に顧客と連携しながら、スピーディーに復旧させます。障害が起きた際の対応にはネットワーク全体を見渡す視野や幅広い知識が必要とされるため、決して難易度の低い業務ではありません。

ネットワークエンジニアは、企業の重要なITネットワークを陰で支える存在です。大きな信頼を寄せられるため、フリーランスでもやりがいのある仕事といえるでしょう。

ネットワークエンジニアのフリーランス案件の単価相場

フリーランスのネットワークエンジニアを目指す前に知っておきたいのが、年収に影響する案件の単価相場です。

フリーランス案件の単価相場は、「設計」「構築」「運用・保守・監視」のうち、どの仕事領域に関わるかで変わります。

技術領域に応じたフリーランス案件の単価相場

参考サイト:フリーランススタート「ネットワークエンジニア 求人・案件一覧」

そのため、ネットワークエンジニアの業務に関して、幅広い知識や経験を持っている人は、高単価の案件を選びやすくなります。

では、担当する仕事領域に応じた案件の単価相場について説明していきましょう。

ネットワーク設計の単価相場

顧客の要望に沿ってネットワーク設計を行う案件の単価相場は、1案件60万円〜70万円台で提示されるケースが多いです。

たとえば、新規Webサービスに向けた要件定義や、Azureクラウドの基本設計・詳細設計などが案件の一例となります。

ネットワーク設計の単価は、エンジニアの経験が豊かなほど高単価になる傾向にあることを覚えておきましょう。

ネットワーク構築の単価相場

ネットワーク設計で作成したスケジュール通りに、ネットワーク構築作業を進める案件の単価相場は、1案件50万円〜60万円台で提示されるケースが多いです。

たとえば、シスコ製品導入に向けた大規模ネットワークの構築や、SQLやSyslogサーバーの構築などが案件の一例となります。

ネットワーク構築は設計よりも単価相場が10万円程度安くなります。そのため構築だけでなく、保守も行うような案件を選べば、相場よりも高い報酬に期待できるでしょう。

ネットワーク運用・保守・監視の単価相場

ネットワーク構築後の環境維持や監視、復旧対応などの案件の単価相場は、1案件40万円〜50万円台で提示されるケースが多いです。たとえば、Linux・Windowsサーバーの運用・保守や、既存システムのバージョンアップ作業にともなう微調整や管理などの案件があります。

運用・保守・監視に関する業務は、豊富な専門知識と経験を要するほかの業務よりも、比較的報酬が安価になります。

仕事の領域にかかわらず、できるだけ高単価の案件を選びたい場合は、元請に近い会社を選ぶのがポイントです。IT業界では、二次請け、三次請けと下流になるほど中間マージンが抜かれて単価が安くなる傾向にあるので、なるべく上位会社の直案件を受けることで単価を上げることができます。フリーランス転身で年収アップを目指す場合はしっかり覚えておきましょう。

フリーランスのネットワークエンジニアになる方法

フリーランスがどういったものか基本的な知識が身についたところで、一体どのようにすればフリーランスになれるのでしょうか。

ここではネットワークエンジニアがフリーランスになる方法を説明します。

企業から実績を買われて引き抜かれる

常駐先企業などからスキルを買われて、個人事業主として契約するケースです。この場合、すでに仕事は知っているし人間性も把握してもらっているのでスムーズに業務が行えます。

常駐先企業としては、直接契約して元々の単価より下げたい場合や、別の企業へ異動されると困るけど正社員にすることができない場合に個人事業主として契約することがあります。

自分で営業して仕事を受注する

過去に常駐していた企業などに営業して仕事をもらう方法です。フリーランスでやっていく以上は、自分で自分を売り込んで仕事をもらう営業が必要不可欠になります。

関連記事:ネットワークエンジニアの志望動機とは|面接のポイントから例文まで紹介

知人などからの紹介してもらう

知人などから仕事を紹介してもらう方法です。連絡して仕事を紹介してもらうのですが、すでに人間関係が出来ているので、受注につながる可能性も高いです。

フリーランスのエージェントを使う

自分で営業せずにエージェントに登録して仕事を紹介してもらうケースです。エージェント会社には月額報酬から一部を手数料として支払うことになります。

フリーランスのネットワークエンジニアに求められる知識とスキル

ネットワークエンジニアは、特別な資格を持たなくてもフリーランスで収入を得られます。ただし、フリーランスで効率よく案件をこなすためには、幅広い専門知識と実践的なスキルに加え、高いコミュニケーション力などが必要です。

フリーランスのネットワークエンジニアに求められる4つのスキル

ここからは、フリーランスのネットワークエンジニアに求められる4つの知識とスキルを紹介していきます。

幅広い専門知識と実践的なスキル

正社員で働く場合もフリーランスで働く場合も、ネットワークの設計、構築、管理に至るまでの幅広い専門と現場で活かせる実践的なスキルが要求されます。たとえば、通信プロトコルのスタンダードであるTCP/IPや、ルーティングの仕組みを十分に理解しておかなければ、最適なネットワーク設計はできません。

優秀なフリーランスネットワークエンジニアを目指すなら、最新の技術や機器・製品に関する情報収集にも力を入れましょう。既存の知識に頼るだけではなく、その変化についていけるだけの知識を蓄え、臨機応変に対応していくことが重要です。高単価の案件には、多くの実用的なスキルを求められることもあるため、専門の資格を取るなどのスキルアップを図ることも大事です。

コミュニケーション能力

ネットワークエンジニアは、ヒアリングや打ち合わせを通じて、顧客のニーズを上手に引き出す役割も担います。そのため、顧客と円滑なコミュニケーションを図れるネットワークエンジニアが、満足度の高い業務を行うことができます。PCに詳しくない人にも、専門用語をわかりやすく説明できるように意識しておくのも大切です。

プロジェクトの初期段階で、ネットワーク設計に関する提案や費用の見積を求められることがあります。もちろん、顧客のスタッフ全員がネットワークに詳しいとは限らないので、なぜこの設備が必要か、なぜこれだけ費用がかかるのかなど、誰にでもわかるようにしっかり説明する必要があります。ある意味営業的な手腕が問われることになるでしょう。

自宅勤務のフリーランスエンジニアでも、オンライン会議などで顧客とのコミュニケーションが発生します。スムーズなコミュニケーションを図りたい場合は、結論・要点から話しはじめる「PREP法」を意識してみましょう。

PREP法

また、相手の言葉にしっかり耳を傾け、話し方や声のトーン、声の大きさなどを合わせると、よりメッセージが伝わるようになります。

マネジメント能力

ネットワークエンジニアは、基本的に複数名でチームを組んでプロジェクトを進めます。設計などチームのトップに立つ業務をこなすためには、目標達成のためにチームを導くマネジメント能力も必要です。

近年は、専門知識とスキルを備えたエンジニアが、自らマネジメントするケースが増えています。現場のネットワーク全体の状況を常に把握できる人がマネジメントすることで、開発工程の管理の信頼度が上がり、システム開発のパフォーマンス向上につなげることができます。

また、全体を見渡せるネットワークエンジニアであれば、臨機応変に動くことができ、経営層の意思決定をチーム全体に素早くフィードバックすることもできます。プロジェクトの規模が大きくなるほど関わるチームメンバーも増えるため、高単価の案件をこなしたい場合は、マネジメント能力を磨きましょう。

ロジカルシンキングできる能力

ロジカルシンキングは、論理的思考力とも呼ばれ、優秀なITエンジニアに備わっている能力の一つです。物事を体系的に捉えたうえで、矛盾のない道筋を立てて結論を導き出す考え方のことをいいます。

たとえば、ネットワーク構築の動作テストで何らかの問題が発生したとします。その際に、何が原因で問題が発生しているのかを的確に特定して、スムーズに解決に導かなければなりません。

ロジカルシンキングは、IT業界に限らずさまざまな業種で必要とされるスキルです。トレーニングや研修でロジカルシンキングを養うことも視野に入れましょう。

フリーランスのネットワークエンジニアにおすすめの資格

ネットワークエンジニアは、資格がなくても働くことが可能ですが、資格がないと実力の証明が難しいでしょう。ホームページや名刺に取得資格の記載がなにもないよりは、シスコ技術者認定などの、ネットワークエンジニアとして技術がしっかりと証明できる資格があると、顧客も安心して仕事を任せることができるでしょう。

優秀な人材であることを顧客に認めてもらいたい場合は、以下のような専門的な資格を取得することでスキルが証明できるのでオススメです。

フリーランスのネットワークエンジニアにおすすめの資格

ベンダー資格よりも、国家資格のほうが価値は高いといわれていますが、シスコ技術者認定資格などは、フリーランス案件を受ける際に大いに役立ちます。それぞれの資格が、どのようなスキルを証明するものになるかを、詳しく解説していきます。

関連記事:ネットワークエンジニアにおすすめ資格一覧|年収や難易度まで紹介

国家資格

IPA(情報処理推進機構)は、高度なIT人材を創出するためにIT人材のキャリアをレベル1〜4の段階で定義する「共通キャリア・スキルフレームワーク」を設けています。レベルが高いほど、高度な知識とスキルを備えていることが証明できるため、自分の能力に合わせて資格を取得していきましょう。

これらの国家資格の中で、ネットワークエンジニアにおすすめの資格を紹介していきます。

基本情報技術者試験

「基本情報技術者試験」は、エンジニアの登竜門とも呼ばれる国家資格です。エンジニアやプログラマーなど、多くのIT技術者が取得を目指す国家資格で、ITスキル標準のレベル2に該当します。

試験では、優れたIT技術者になるために必要な基礎知識や技能、実践的な能力などが問われます。プログラミングやサーバ・ネットワーク等、幅広いIT技術の問題が出題され、プロジェクトマネジメントや経営マネジメントの知識も問われます。

基本情報技術者試験は、プログラミングに関する出題が多いという特徴があります。試験対策として、一つ以上のプログラミング言語を習得しておくのがおすすめです。

関連記事:基本情報技術者試験の攻略ガイド|日程から勉強方法まで完全網羅

応用情報技術者試験

「応用情報技術者試験」は、基本情報技術者試験よりも、応用的な知識とスキルが問われる国家資格で、ITスキル標準はレベル3に該当します。経験豊富なネットワークエンジニアであれば、基本情報技術者試験を飛ばして、いきなり応用情報技術者試験を受検することも可能です。

出題範囲は、テクノロジー系・マネジメント系・ストラテジー系など基本情報技術者試験とほぼ変わらないですが、筆記試験が加わりより高度な内容が問われます。基本情報技術者試験と比較すると一気に難易度が上がるため、試験対策には十分な時間と努力が必要です。

無事合格すれば、フリーランスでも仕事範囲を広げて、さまざまな案件を受けられるようになります。

関連記事:応用情報技術者試験の攻略ガイド|難易度から勉強方法まで完全網羅

ネットワークスペシャリスト試験

「ネットワークスペシャリスト試験」は、ITスキル標準の最上位にあたるレベル4の国家資格です。基礎数学やプログラミングなどIT技術全般の基本問題や、経営戦略やシステム管理など、ネットワーク以外の分野からも幅広く出題されます。

ネットワークの技術に関しては、長文問題や大規模で複雑なネットワークのシナリオ問題など高度な問題が出題されるため、非常に難易度が高く合格率の低い試験です。

ネットワークスペシャリスト試験に合格できれば、誰もが実力を認めるネットワークのスペシャリストになれます。高単価の案件を自由に選び、年収を大幅にアップさせることも夢ではありません。

フリーランスは、正社員よりも試験対策に時間を費やせるというメリットがあります。ぜひネットワークスペシャリスト試験の合格を目標にして、高いモチベーションでスキルアップしていきましょう。

関連記事:ネットワークスペシャリスト試験とは|難易度から勉強方法まで紹介

情報処理安全確保支援士

ITスキル標準レベル4の国家資格「情報処理安全確保支援士」は、合格すれば情報セキュリティ技術のエキスパートとして認められます。IT分野のセキュリティに関する資格の中では、国内で最も合格のハードルが高い資格です。

試験では、非常に高度なセキュリティ機能における、企画・要件定義・運用・保守の支援ができるかどうかや、情報セキュリティポリシーに準拠したセキュリティ機能の構築・支援ができるかどうかがなどが問われます。

情報処理安全確保支援士はIT人材の中でも信頼度が高く、案件を受けた際に、顧客から広い裁量権を与えられることもあります。セキュリティのプロとして、プロジェクトで成果をあげたい人にはおすすめの資格です。

シスコ技術者認定資格

「シスコ技術者認定資格」とは、世界最大手のネットワーク関連機器メーカー「シスコシステムズ社(Cisco Systems)」が設けたベンダー資格のことです。世界標準のネットワーク関連の資格であるため、取得すれば世界で通用する知識とスキルが備わっていることが証明できます。

シスコ技術者認定資格の中でも初級~中級におすすめの「CCNA」と「CCNP」について詳しく紹介していきます。

関連記事:Cisco技術者認定資格とは? 種類・難易度と受験方法を解説

CCNA

「CCNA(Cisco Certified Network Associate)」は、ネットワークエンジニアのなかで、最も有名な資格です。CCNAでは、シスコシステムズ社製品を正確に取り扱う技術や、専門知識が問われます。

現在、多くの企業でシスコシステムズ社のCiscoルーターや、Catalystスイッチなどの製品が使われているため、取得することで活躍の場は広がるでしょう。まずはCCNAを取得し、その後、上位資格である「CCNP」を目指すのがおすすめです。

関連記事:CCNAとは|試験の難易度から合格するための勉強方法まで紹介

CCNP

CCNAよりも上位に位置づけられたシスコ技術者認定資格が、「CCNP(Cisco Certified Network Professional)」です。CCNPは、大規模なネットワークの設計から保守・管理に至るまでを、高度にこなせる人材であることを証明できます。非常に難易度が高い試験で、CCNAよりもルーティングプロトコルに関する深い知識と応用力が必要です。

インフラ設計・構築に関するフリーランス案件では、CCNPを所有しているネットワークエンジニアにしか受けられないものもあります。そのため、より高単価の案件を効率よくこなして年収アップを目指したい場合には、おすすめの資格です。

関連記事:CCNPとは|年収・難易度から勉強方法までを実例付きで解説

Linux技術者認定試験(LPIC / LinuC)

Linux技術者認定試験(LPIC / LinuC)は、プロフェッショナル認定を行うカナダの非営利団体「Linux Professional Institute」が設けた、特定のベンダーやメーカーに属さない中立的な資格です。

シスコ技術者認定資格のような世界標準の資格で、Linuxサーバーの取り扱いに関するフリーランス案件の獲得につながります。

LPIC試験は3段階のレベルに分けられ、実務に活かせるスキルを習得できるのはレベル2からとなります。ネットワーク運用を行う際、Linuxサーバーを使うケースがあるため、取得することで受けられる案件の幅が広がるでしょう。

関連記事:LPICとは|取得で身につくスキルとメリットから勉強方法まで解説

ORACLE MASTER

ORACLE MASTER(オラクルマスター)は、日本ORACLE社による「Oracle Database」を、高度に取り扱えることが証明できる資格です。試験では、Oracle Databaseを使ったデータベース管理から運用までの知識やスキル、SQLの習熟度などが問われます。

ORACLE製品は、データベース管理ソフトウェア市場で、国内トップシェアを誇ります。そのため、ORACLE MASTERの取得により、データベースを安心して任せられる人材であることを効果的にアピールできるようになります。

また、試験勉強の過程で、リレーショナルデータベースの構造やSQL全般の知識を学べるため、ネットワークエンジニアとして大きく成長できるのもメリットです。

ネットワークエンジニアのフリーランスに未来はあるのか? 

近年における日本は、アフターコロナ時代に向けて、ITの力を駆使したビジネス改革を進める企業が多くみられています。その中でネットワークエンジニアをはじめとするIT技術者は、貴重な人材として扱われており、高い需要にあります。

「dodaの転職求人倍率レポート(データ)」でも、IT・通信関係の求人倍率が2021年7月時点で6.41倍と高い数値を示しており、優秀なエンジニアの争奪戦が勃発している状況です。そのため、ライバルを押しのけて好条件のフリーランス案件を獲得するには、知識とスキルの習得に加えて、数年にわたる実務経験や資格取得が必要となります。

年月 IT
通信
メディア 金融 メディカル メーカー 商社
流通
小売
外食
サービス その他
2021年7月 6.41 1.39 1.49 1.59 1.82 0.95 0.75 2.28 0.88
2021年6月 5.53 1.22 1.35 1.40 1.56 0.84 0.74 1.91 0.76
2021年5月 5.63 1.19 1.26 1.37 1.57 0.80 0.70 1.93 0.77
2021年4月 5.72 1.16 1.43 1.42 1.60 0.81 0.70 1.94 0.88

参考サイト:doda「転職求人倍率レポート(データ)」

また、最近ではクラウド型のサーバーを導入する企業が目立ってきています。ネットワークの設計や構築に加えて、クラウドやセキュリティに関する知識と技術も養っていくことが、近い未来に生き残れる鍵となるでしょう。

ネットワークエンジニアがフリーランスで稼ぐには相当な努力が必要

フリーランスのネットワークエンジニアは、仕事の自由度が高く、正社員よりも平均年収が高いなどのメリットがあります。

ただし、フリーランスで正社員よりも稼ぐには、案件を継続的に獲得できる幅広い知識とスキルが必要不可欠です。高年収を得たい場合は、実務経験と資格取得などが必要になるため、相当な努力をしなければならないでしょう。

ネットワークエンジニアの需要は高まっていますが、条件が良い案件ほどライバルは多くなります。フリーランスで高年収を目指せる夢はあっても、思うように案件を獲得できず、理想とかけ離れた収入になるリスクがあることも理解しておかなければなりません。

「安定した収入を得たい」という方は、収入が不安定なフリーランスではなく、固定給があり福利厚生も充実している正社員になることも考えましょう。

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記事の監修責任者

飯塚 寛也
エンジニアとして移行調整・NW更改作業・クラウドシステムの設計・構築等を手掛ける。 入社2年目でネットワーク最高資格であるCCIEの筆記試験に合格。 人材開発室にてCCNA/CCNPの勉強会を50回以上開催、100名以上の合格者を輩出し、スクール事業の礎となる。
株式会社アプエンテ 職業紹介責任者(010-190717133-004)
情報処理技術者試験 ネットワークスペシャリスト試験(第NW-2021-04-00112号)
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