CCNAの合格点は? 試験改定後の傾向や勉強方法を解説
2022.04.27
「CCNAは何点取れば合格できるの?」「CCNA試験の改定で難易度は上がったの?」などCCNAを取得したいけど、何点取れば合格できるのかわからず知りたい人も多いのではないでしょうか。
また、2020年にCCNA試験が改定され、試験内容が大きく変更されました。改定によって、合格ラインが変わったのか、試験がどのように変わったのか、どのような試験勉強をすれば良いかを解説するので、参考にしてみてください。
目次
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CCNAは、シスコシステムズ社が認定しているベンダー資格です。
ベンダー資格とは、企業が独自に開発し販売している製品に関して、適切な操作や管理する知識やスキルを持っていることが証明できるように実施している認定資格のことです。
シスコシステムズ社は、ネットワークにおいて世界シェアナンバー1の企業であり、CCNAを取得すると、製品について熟知している技術者であるとともに、ネットワークの知識やスキルをもとに世界中で活躍できるエンジニアであることが証明できます。
シスコシステムズ社が認定する資格は5つのレベルに分かれていて、CCNAは下から2番目の未経験者やスキルの浅いエンジニアが取得を目指す資格となっています。
CCNAの難易度や勉強方法は以下で詳しく解説しています。
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CCNAは、ネットワークエンジニアを目指す人の登竜門的な資格なので、未経験者でもCCNAを知っているという人も多いのではないでしょうか。
CCNAはシスコシステムズ社が提供するルーターやスイッチを操作・管理できる技術者であることを認定している資格ですが、ネットワーク製品を扱えるというだけではネットワークエンジニアに必要な知識やスキルの証明とは言えないでしょう。
CCNAが重要視されている理由は、CCNAに合格するためにはネットワークそのものの知識やスキルを基礎から勉強しなければ合格できない試験となっているからです。
CCNA取得のための勉強を通して、通信がどのようにおこなわれ、どのような技術と仕組みで成り立っているのかなど基礎から体系的に学ぶことで、ネットワークエンジニアに必要な知識やスキルも併せ持っていることが証明できます。
CCNAと他のIT資格の難易度の違いは以下の記事で解説しています。
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未経験からネットワークエンジニアを目指したいときに最適な資格であるCCNA。資格を持っていれば未経験でも「知識がある」という証明になります。
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資格を取得すると、自身の知識やスキルを証明できるため、未経験での就職でも大きく役立ちます。
CCNAを取得するメリットとして「ネットワークの知識を深めることができる」「実務に役立つスキルが証明できる」「エンジニアの市場価値を高めることができる」の3つがあります。
この章では、CCNAを取得するとそれぞれどのようなメリットがあるのか詳しく解説します。
CCNAを取得するためには、ネットワークに関する知識を学ぶ必要があります。
中でもCCNAで問われるネットワークの知識については、基礎から深いところまで幅広く勉強しなければ合格することは難しいため、必然的にネットワークに関する深い知識まで理解できます。
また、実際の試験ではネットワークの知識やスキルだけでなく、ネットワーク以外にもセキュリティやワイヤレス、デザイン(ネットワーク設計)などが問われるため、幅広く勉強する必要があります。
そのため、ネットワークに関連する重要な知識やスキルもあわせて学ぶことができるのがメリットのひとつです。
CCNAは、シスコシステムズ社が認定している資格なので、同社が提供するネットワーク機器のルーターやL3、L2スイッチの操作やコマンド、設定、管理方法についても学ぶことができます。
そのため、CCNAを勉強するとネットワークを担当する際に実務で役立つコマンドや出力結果の見方、装置を動かすための設定方法、トラブルがあったときの対処方法などを理解できるでしょう。
CCNAを取得することで、ネットワークの実務に役立つ知識やスキルを持っている人材であることを第三者に証明できます。
CCNAは上流工程の業務にも活かせます。CCNAから学ぶこと自体は、下流工程の内容寄りですが、上流工程の業務の土台となる知識は下流工程の業務の知識です。このため、下流工程の内容をおろそかにすると、適切な上流工程の業務はできません。
設計などの上流工程の業務は、下流工程の知識で肉付けされてこそ、活きた上流工程が生まれます。
そのため、CCNAを通して知識を身に付け、下流工程の業務にも上流工程の業務にも活かすようにすると良いでしょう。
CCNAは、ネットワークやインフラを担当するエンジニアが取得していると、実務に役立つ知識やスキルを持っているとして第三者に評価されている資格です。
CCNAを取得していれば、第三者がそのエンジニアがネットワークについてどの程度の知識やスキルを持っているのかを推し量ることができるようになります。
また、ネットワークをはじめ、IT業界では技術の進化や変化が速いという特徴があります。そのため、ITエンジニアとしての価値を高めるためには、新しい知識やスキルを身に付けることが重要です。
資格を持っていると、必要な知識を自ら学ぶ姿勢を持っていると評価されるため、将来性の高いエンジニアの資質があることをアピールすることで、自分の市場価値を高めることができるでしょう。
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CCNAを取得するためには、何点取ればよいのか気になる人も多いでしょう。合格点がわかれば、目指すべき点数も見えてくるため、勉強もしやすいはずです。
しかし、実はシスコシステムズ社から合格点が公表されていないため、何点以上取得すれば合格できるという明確な基準はありません。
そこで、CCNAの受験者の体験談や合格したときの得点などの情報を参考に解説するので、参考にしてみてください。
CCNAの試験は、全問正解すると1000点満点になります。シスコシステムズ社は、CCNAは何点取得すると合格するという基準点を公表していないため、合格点に関しては正確には言えないのが現状です。
しかし、これまでの試験の受験者の口コミからある程度は想定することが可能です。
CCNAの学習に役立つWEBサイトのひとつである「ping-t」に、合格体験記というページがあり、この合格体験記ではCCNAの受験者が合格したときの点数や試験の傾向を体験談が公開されていて、試験の参考になる情報が書かれています。
それらの情報を整理すると、およそ825点から850点が合格に必要な点数と考えて良いでしょう。
合格点の825点から850点だけで考えてしまうと、試験の8割以上を正解しなければ合格できないのではと不安に思う人もいるかもしれません。
しかし、実際にはそこまでハードルは高くありません。
1000点のうち、試験開始前にアンケートがおこなわれ、そのアンケートに答えると300点加算されるからです。
つまり、実際には残り700点のうち525点を取れば合格できることになるので、75%の正解率で合格できると考えて良いでしょう。
75%が合格ラインであれば、4問回答して3問正解すると合格できるので、試験に向けてしっかりと勉強して受験に臨めば合格できる範囲と考えて良いでしょう。
CCNA試験は、受験者はそれぞれ違う問題に回答し、異なる問題数が出題される試験であることが、一つの特徴だといえます。
そのため、仮に同じ時間に隣に座った人が同じCCNAを受験していたとしても、まったく内容の違う試験問題に回答していることになります。
さらに問題数も人それぞれで違うため、試験が始まって何問回答するのかというのが試験が終わってみないとわからないようになっています。
改定後のCCNA試験では、およそ102問前後が出題数となっているので、受験の際の参考にしてみてください。
CCNAの取得に必要な平均勉強時間は、およそ160時間ほどと言われています。
たとえば、現在仕事をしている人がCCNAを取得するため勉強を開始したとして、1日2時間、休日は8時間毎日勉強した場合は、およそ1ヶ月半かかる計算となります。
※2時間 x 5日 + 8時間 x 2日 = 1週間で26時間 160時間 ÷ 26時間 = 約6週間
毎日定時で帰宅できて、休日も勉強にしっかり時間を使えた場合の話なので、実際は残業で疲労困憊の日もあれば、休日に出かけたり用事があって勉強が進まない日もあるでしょう。
また、ネットワークの経験者と未経験者とでは、持っている基礎知識が異なるので、未経験者の場合は、平均よりももっと時間がかかるかもしれません。
そのため、CCNA取得におおよそ2ヶ月ほどかかると考えておくと参考になるでしょう。
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CCNA試験は、2020年2月に大幅な改定がおこなわれました。CCNA新試験の改定内容は、大きく4つあります。
➀の前提条件の撤廃によって誰でも受験できるようになったことは、CCNAを取得したい人にとっては歓迎すべき改定といえるでしょう。
一方で、➁から④までの改定は、合格のハードルを上げる要因となるため、多くの受験者にとっては喜べない内容といえます。
この章では、➁から④までの改定によって何が変わったのかをそれぞれ解説するので、参考にしてみてください。
CCNA試験の変更点は以下の記事で紹介しています。
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改定前のCCNAは、専門的なスキルごとに試験が分かれて存在していました。
たとえば、セキュリティに関する資格は「CCNA Security」、無線に関する資格は「CCNA Wireless」というように分かれていました。
しかし、試験改定によって、10個の専門分野が1つに集約された新しいCCNA試験へと大きく変更されました。
CCNAの改定後は、ネットワークの知識やスキルだけでなく、セキュリティや無線をはじめとしたさまざまな知識やスキルを複合的に持っているエンジニアであることを証明できる資格となりました。
今までは、ルーティングやスイッチ、セキュリティ、ワイヤレスなど資格を取得したい分野を集中的に勉強することで取得できました。
一方、改定後のCCNAを取得するためには、10に分かれていた専門分野に関する知識をすべて勉強しなければ資格を取得できなくなったため、取得難易度は改定前と比べてかなり高くなっているといえるでしょう。
たとえば、有名私立大学の入試で、今までは英語だけ勉強して受験すれば良かった試験が改正されて、英語・現代・数学・理科・社会・物理などの範囲が加わり、その分野も勉強しなければ合格できなくなったというイメージです。
CCNAを取得するためには、広がった試験範囲のすべてをカバーして勉強する必要があります。
具体的には、「アーキテクト」「クラウド」「コラボレーション」「サイバーセキュリティオペレーション」「データセンター」「デザイン」「インダストリアル」「ルーティング&スイッチング」「セキュリティ」「サービスプロバイダ」「ワイヤレス」10の専門分野を勉強することになります。
ネットワークの基礎から勉強して、ルーティングやスイッチングで通信がどのようにおこなわれているか、セキュリティやクラウドといった重要な技術に関する知識やスキルを学ぶことになります。
そのため、資格の取得には、効率良く勉強することがポイントとなるでしょう。
CCNAを取得するには、全国にあるピアソンVUEの試験会場で受験することになります。
試験は、CBT方式と呼ばれPCを使って試験問題を読んで選択肢の中から正解を選び回答します。
CCNA改定後の試験対策として、以下の4つの点を理解しておくと役立つでしょう。
それぞれ詳しく解説するので、参考にしてみてください。
改定後のCCNA試験は、120分でおこなわれます。
問題数はお伝えしたとおり102問前後となっているので、1問あたりに割くことができる時間の目安は1分少々です。
下記の時間すべてを含めて1分ほどで回答する必要があります。
回答方法
そのため、問題文をゆっくり読んでいたり、回答に迷っていると時間が足りなくなってしまうでしょう。
対策として、実際に模擬試験を受けるなどして、本番の試験の感覚を身体で感じておいて、時間配分をつかんでおくことが重要となるでしょう。試験本番は右上に試験時間のタイマーが動いているので、ときどき確認しましょう。
CCNA試験は、わからない問題を後回しにして、後で戻ってゆっくり考えて回答できないようになっています。
そのため、わからない問題があっても問題が開始されたときに回答しなければならない点に注意しましょう。
たとえば、回答したあとに以前に問われた問題の答えが間違っていて、正解がわかったと気がづいても戻ることはできません。回答を終えて次の問題にすすむ前に、今一度正解を選んでいるか確認する癖をつけておくと安心でしょう。
合格点を目指すには、答えが分かっていたのに選択肢間違いで不正解となったというようなイージーミスは極力避けて、確実に加点できるよう取りこぼしがないようにしましょう。
改定後のCCNAでは、試験範囲からほぼ均等に割り当てられて出題されます。
No. | 出題範囲 | 出題率 |
---|---|---|
1.0 | ネットワークの基礎 | 20% |
2.0 | ネットワークアクセス | 20% |
3.0 | IPコネクティビティ | 25% |
4.0 | IPサービス | 10% |
5.0 | セキュリティの基礎 | 15% |
6.0 | 自動化とプログラマビリティ | 10% |
たとえば、IPコネクティビティが苦手な分野となってしまった場合、出題割合が25%となっていて、そのうちの大半が不正解となってしまったら、それだけで合格は厳しくなってしまいます。
つまり、CCNAをスムーズに取得するためには、試験範囲を満遍なく勉強して、苦手分野を作らないようにして、準備しておくことが重要です。
理解しにくかったり、わからないところがあったらそのままにせず、そのときどきで調べたり、詳しい人に聞くなどして繰り返し勉強して克服しておきましょう。
改訂前の試験では、必須として出題されていた問題形式に、シミュレーション問題やシナリオ問題と呼ばれるものがありました。
シミュレーション問題とは、ルーターの接続状況とそれに対する問題が出され、画面をクリックし設定画面に入って、正解となる設定や出力コマンドなどを直接打ち込んで解答する問題形式です。
もうひとつのシナリオ問題では、ある企業のネットワーク構成や状況が出題され、現状の問題点は何かが問われたり、その解決方法は何かを回答します。
この2つの問題は、配点が高い傾向にあるので、全問不正解だと合格できないと言われているほどで、事前対策が必要でした。ところが、改定後のCCNA試験では、シミュレーション問題やシナリオ問題は出題されなくなったため、対策が不要となったのは朗報でしょう。
またいつ試験改定がおこなわれるかわからないため、受験前には念のために最新情報を確認しておきましょう。
CCNAは、シスコシステムズ社というアメリカ合衆国に本社を置く企業が主催しているので、ベースは英語の試験です。日本語で受験できる試験は、ベースの英語の試験を日本語で訳した内容となるので、適切でない日本語が使われている場合があります。
ですので、流暢な日本語でなくても、出題者の意図するところを考えながら試験に臨む必要があります。せっかく知識は付けたのに、言葉が上手く解釈できず、誤った解答をするようなことが無いようにしましょう。
また、ネットワークエンジニアの仕事はしばしば英語力も必要となります。このため、一定の英語の読解力に自信がある人は英語での試験を受験しても良いでしょう。
CCNAの勉強方法として、「参考書を使って勉強する」「WEBサイトを使って勉強する」「スクールに通って勉強する」の3つがあります。
どの方法も一長一短があるので、どの勉強方法が最適なのかは人それぞれ違ってくるでしょう。
参考書を使って勉強する方法とWEBサイトを使って勉強する方法は、独学でも根気強く勉強していける人におすすめです。参考書を使って勉強する方法とWEBサイトを使って勉強する方法の差は、媒体が書籍かWEBかの違いで、大きな差はありません。
独学は勉強する時間も場所も自由である反面、誰かがカリキュラムを立てて勉強のプロセスを用意してくれるわけではありません。勉強ができる時間が限られていたり、自分で計画を立てて勉強できる人におすすめします。
スクールに通って勉強する方法は、用意されたカリキュラムに沿ったり、講師のフォローを受けたりしながら勉強して行きたい人におすすめです。3つの勉強方法のうちで、スクールに通って勉強する方法が最も未経験者向けの勉強方法と言えます。
この章では、CCNAの勉強方法を詳しく解説するので、参考にしてみてください。
勉強をはじめる場合、オーソドックスな方法として参考書を使って勉強する方法があります。
参考書を使って勉強することのメリットは、専門家が監修していて試験に合格するために必要な知識が体系的にまとめられていることです。
また、時間や場所にとらわれず勉強できるので、通勤の合間や昼休みの時間などのちょっとした時間に勉強できます。
デメリットは、参考書選びが重要なこととわからないことは自分で調べて解決しなければならないことです。
CCNA試験に関連する参考書はたくさんあるので、参考書選びで迷う人も多いでしょう。
そこで、おすすめの書籍を2冊紹介するので参考にしてみてください。
はじめに、CCNA試験のバイブル的存在で「黒本」と呼ばれている参考書として「徹底攻略Cisco CCNA問題集」がおすすめです。
この本は問題集ですが、問題集でありながらも丁寧でわかりやすい解説が付いているので、CCNAの参考書としても使える優秀な書籍です。
解説が丁寧で非常にわかりやすいことから、未経験者はもとより経験者が使っても大いに役立つでしょう。
もちろん問題集の質は非常に高いので、問題を繰り返し解いて勉強することで問題の傾向と対策にはこの1冊で十分といえるでしょう。
また、「シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200 -301」もおすすめの書籍です。
この本は、参考書と問題集が一体となっています。試験に役立つ内容が良くまとまっていて、勉強しやすい参考書です。
問題集が一体となっているので、問題を解いてみてわからなかった箇所は、参考書にすぐに戻って知識が再確認できるようになっている点でもおすすめです。
2つ目は、WEBサイトを使って勉強する方法です。インターネット上には、無数にサイトが存在しており、調べたいことをキーワードを使って検索すると、検索結果に非常に多くのサイトが表示されます。
CCNA取得に非常に役立つWEBサイトがある一方で、WEBサイトを開いて内容を読んでみたら自分の知りたい情報が確認できず、時間を無駄にしてしまったという場合もあるため、CCNAの取得に役立つWEBサイトはどこか知りたい人も多いでしょう。
おすすめのWEBサイトを2つ紹介するので参考にしてみてください。
最初におすすめのWEBサイトは「Ping-t」です。Ping-tは、CCNAをはじめ、IT系の資格試験に役立つ情報が満載されている優良なサイトです。
CCNAの受験に役立つ情報がたくさんあり、試験問題とCCNA合格体験記が特に役立つでしょう。
試験問題は有料で利用でき、実際の試験に近い感覚で問題を解くことができるため、試験対策として非常に優れています。
また、合格体験記は実際に受験した人が試験に役立つ情報を提供しているので、とても参考になります。
もうひとつは「CCNAイージス」です。
CCNAイージスは、CCNAの試験に役立つ知識が体系的にまとめられているのが特徴です。
第一章のネットワークの基礎から順番に読み進めていくことで、参考書のように活用できるうえに、内容も非常にわかりやすくまとめられています。
試験対策だけでなく、ネットワークエンジニアとして実務に役立つ情報が多くまとめられているため、実際に仕事を担当するようになったあとも参考情報の確認に訪れる機会が多いサイトでしょう。
最後にスクールに通って勉強する方法を紹介します。
スクールに通うメリットは、すでに用意されたテキストを使って勉強するだけでよく、集中して勉強できる環境が整っているため、自分で調べて事前準備したりする必要がない点です。
また、スクールの中には、実機を使って理解を深めることで、資格取得したあとの就職を見すえた知識やスキルが身に付けられるところもあります。
独学で勉強する習慣がない人やわからないことはすぐに専門の講師に聞いて理解を深めることができるのも魅力のひとつです。
一方、スクールに通うには何十万円という高額な出費がかかること、数あるスクールの中から良質なスクールを選ぶことが重要となるでしょう。
スクールを選ぶときは、できれば事前に体験学習やカウンセリングを受けた上で選ぶと良いです。特に体験学習の機会が得られたら、CCNAに関する内容をいくつか質問をしてみましょう。そして、質問に対する解答が単に模範解答を読み上げるだけの内容ではなく、自分の言葉で誰にでもわかるように教えてくれるのであれば、そのスクールは良いスクールだと判断できます。
口コミなどを単純に信じてスクールを選ぶのは避けましょう。質問に対する解答内容以外にも、例えばスクールの雰囲気が自分に合っているかなど、きちんと自分で判断して選ぶことが重要です。
ネットビジョンアカデミーは、ネットワークやインフラに精通した専門の講師が担当しています。同講師が監修した良質なカリキュラムで学ぶことで、CCNA合格率が99%とほぼすべての人が取得できている実績の優れたスクールです。
講義だけでなく実機を使った演習や操作をすることで、資格取得後のネットワークエンジニアの職務に役立つ実践的なスキルを学ぶことができます。
また、就職のサポートもおこなっていて、ネットビジョンアカデミーと提携している100社以上の企業の中のいずれかの企業に就職すると、スクールに必要な授業料が無料となる点も魅力のひとつです。
改定後のCCNA試験に合格するためには、6つの試験範囲でどのような知識が必要なのか、何が問われるのかを知っておく必要があります。
たとえば、出題範囲の「IPサービス」と言われて、何の知識が問われるのかすぐに理解できる人は少ないかもしれません。
この章では、改定後のCCNAの試験内容とそれぞれ押さえておきたいポイントについて解説するので、参考にしてみてください。
ネットワークの基礎では、一般的なルーターやスイッチなどのネットワーク機器に関する知識が問われます。
改定後の新試験では、「次世代ファイアウォール」「IPS(不正侵入防止システム)」「PoE(Power Over Ethernet)LANケーブルによる給電」「スパイン/リーフ型ネットワーク」に関する内容が追加されています。
スパイン/リーフ型ネットワークは、比較的最近できたネットワーク構成の考え方です。
スパイン(背骨)とリーフ(枝葉)と呼ばれる役割をそれぞれ役割分担するスイッチによって構成されるシンプルな2階層型ネットワークのことです。
ネットワークの基礎では、基本となる従来通りのネットワークの知識に加えて、最新のネットワークの考え方について知識を得ておく必要があるでしょう。
ネットワークアクセスでは、従来通りネットワークに関する技術的な知識が問われます。たとえば、VLANの構成や設定方法、トランクポートの役割と設定についてなどです。
しかし、改定後のネットワークアクセスではVTPは試験範囲からなくなったため、無理に学ぶ必要はないでしょう。また、実務ではよく使われているSTP(スパニングツリープロトコル)も範囲から削除されました。
ただし、試験に出ないからといって勉強しないでおくと、ネットワークエンジニアになった後のことを考えると自分のためにならないため、この機会に学習しておくとよいでしょう。
IPコネクティビティでは、ネットワークの根幹であるルーティングに関する知識が問われます。
重要な変更点として、今まで出題され重要だったルーティングプロトコルが試験範囲から除外されています。
たとえば、「EIGRP」「OSPFv3」「RIP」「VLAN間ルーティング」などが試験範囲外となりました。ただし、シングルエリアにおけるOSPF”v2″の設定などは問われます。
そのため、CCNA取得という目的では勉強する必要性はありませんが、実務では非常に重要なため、学習して知識を得ておくと良いでしょう。
一方で、デフォルトゲートウェイ冗長化に関する知識が新たに追加されているため、Cisco HSRPやVRRP、GLBPなどを理解しておくと良いでしょう。
IPサービスは、プロトコルの具体的な設定方法や確認方法について問われる内容となります。
プロトコルとしては、NATやPAT、DHCP、DNS、SNMPといったネットワーク機器の設定を構成する重要なプロトコルに関する知識が問われます。
改定後に追加されたプロトコルとして「FTP」と「TFTP」が加わったので、しっかりと学んでおきましょう。
試験内容については、改定前とあまり変わっていないため、参考書などで知識をしっかり理解することで、対策は十分といえるでしょう。
セキュリティの基礎では、セキュリティの概念や具体的な対策について問われます。
試験範囲として新しく追加された項目なので、旧CCNAと関連している範囲はほとんどなく、資格を取得するために新設された試験範囲です。
ここで問われる内容は、主要概念である「脅威」「脆弱性」「エクスプロイト」「軽減対策」とは何か、どうすれば防御できるのかなど、セキュリティに関する知識を学ぶ必要があります。
エクスプロイトとは、OSやソフトウェアなどの脆弱性をついて、コンピューターやスマートフォンで不正なプログラムなどを実行させ攻撃するという意味です。
また、ワイヤレスに関する知識も問われ、ワイヤレスにおけるセキュリティ(WPA2やWPA3など)も出題されます。
自動化とプログラマビリティもセキュリティの基礎と同様に、試験範囲に新たに追加された項目です。
自動化とプログラマビリティでは、ネットワーク管理における自動化や管理手法、構成管理に必要なツールに関する機能などが問われます。
今までもCiscoが提供しているネットワーク管理ツールはありましたが、CCNAでは問われなかったため、ほとんど勉強する人はいなかったでしょう。
ネットワークの管理は、現在でもネットワークエンジニアが担当しているのが現状なので、勉強すると逆に実務にあまり役立たないと感じる人もいるかもしれません。
しかし、正式に試験で問われるため、しっかり学ばなければ合格できないので、理解を深めましょう。
改定後のCCNAの合格点や改定内容、勉強方法について理解できたでしょうか。
シスコシステムズ社から正式に合格点が公表されていませんが、受験に役立つサイトの情報を参考にすると、おおよそ825点から850点が合格点といえるでしょう。
また、CCNAは10の専門分野が一つの試験として大きく改定されたことで、難易度が高くなった反面、取得すればそのすべての専門分野に関する知識やスキルを持っていることをアピールでき、さらに魅力の増した資格のひとつとなりました。
CCNAを取得してネットワークのスキルを証明しましょう。
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2022.04.27
2022.01.24
2022.01.12
2020.09.09
2020.07.03
2020.06.19
2020.06.11
2020.06.04
CCNAは、未経験者にもネットワークエンジニアの人がステップアップの一環として取得する場合にもニーズがあります。これは、CCNAはネットワークエンジニアの登竜門的資格と位置付けられていますが、CCNAの内容は難易度が高い内容も含まれるためです。
難易度が高い内容が含まれるのであれば、未経験者は難易度が低い資格を目指すべきではという疑問が沸くかもしれません。しかし、CCNAの下位資格であるCCENTでは評価につながりにくい問題もあり、未経験者でもCCNAを目指すのが現実的なニーズに合っているのです。