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CCNAが改定! 改定前との相違点・試験範囲についてを解説

【CCNA】Cisco技術者認定試験が変わります!【2020年変更点】

「CCNA」とはコンピューターネットワークの構築や運用をする技術者の能力を評価するための試験で、世界でもっとも大きいネットワーク機器メーカーのシスコシステムズ社が実施しています。

そんなCCNAが近年改定されましたが、これはネットワークエンジニアやネットワークエンジニアを目指す人にとっては絶対に把握しておくべきトピックであるといえます。

改定された後のCCNAは、以前のCCNAと比べてどうなっているのか、異なっている試験区分・試験範囲はもちろん、その難易度についてもこの記事で確かめていきましょう。

狩野 航大

リクルーティングアドバイザー

狩野 航大

企業と受講生を繋ぐ架け橋として、主に企業担当者とのスケジュール調整や企業ニーズのヒアリングをおこなう。受講生から企業へのニーズのヒアリングや面接練習も担当し、多くの人材を企業へ輩出している。10年以上続けているバレーボールで習得した粘り強さを武器に、求職者の方へ寄り添う姿勢から信頼を得続けている

高須 莉喜

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高須 莉喜

企業の特性や要望を汲み取り、適切なマッチングができるよう受講生の就職活動を幅広く支える。モットーは誠実・丁寧。受講生に対し安心して活動が出来るよう丁寧な対応を心がけている。高校時代に棒高跳びで日本代表に選抜されるなど、粘り強く努力を積み重ねていける強みを活かし、求職者・企業に寄り添っている

CCNA改定の意図や目的

2020年2月24日から、これまでとは異なるCCNA試験に移行したと同時に、以前の試験範囲ならびに試験内容が改められました。

CCNAがこのたび改定された理由はいくつか存在し、その中でも特にこの2つが特筆すべき点となっています。

この背景にはネットワークエンジニアに要求されている知識が急激に増加しているということがあり、新たなる技術にも対応するために改定されたといわれています。

試験の傾向を見ることで将来的に求められているエンジニア像もある程度把握できます。CCNAが改定された理由をここからさらに詳しく解説していきます。

そもそもCCNAがどんな試験なのかはこちらの記事で解説しています。

①最新の技術や知識に対応するため

CCNA試験が以前のものを改めて新しく定められた背景として、ネットワークエンジニアの業務量が急に増えたことにあります。

従来のCCNA試験では、ある特定の技術・機器に重点が置かれた試験内容となっていました。

しかしながら、現在におけるネットワークには、プログラミング・クラウド・無線といった、これまでの試験範囲に比べて異なっている要素も入り組んでいて、簡単に説明できないほど密接に結びついています

そのため、ネットワークエンジニアとして業務をこなしていくには、現代に合致したいろいろな要素が混ざり合っている認識に対応する必要がある背景から、CCNA試験の内容が一新されることになったのです。

複雑な試験方法や分野をわかりやすくするため

CCNAを改めて新しく定められたもうひとつの理由は、入り組んでいて簡単に理解できない試験方法・試験分野をひとつにして扱うことで、単純明快に試験を1回受けることで終わるようにするためです。

従来は、旧CCNA(200-125J)を受験して合格、もしくはICND1(100-105J)とICND2(200-105J)に分けて受験して合格といった、試験方法が採用されていましたが、複雑な試験方法を理解しやすいものへ改めるために、新CCNA(200-301)に集約されました。

CCNAが集約されたことで、全体を俯瞰できるネットワークエンジニアとして、必要とされる知識を証明できます

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どこが改定された? CCNAの変更点

改定される前のCCNAは、基礎に関連するスキルを試す領域とルーティング・最新技術を試す領域に区分されていました。それゆえに、資格を取得するにはそれぞれの領域に合格したうえで、ひとつにまとまった科目の試験に合格する必要があったのです。

しかし今回CCNA試験が改定されたことで、CCNAを受検すればネットワークエンジニアとしてなくてはならない知識を一度に手に入れられるとともに、実践ベースのスキルが証明できるようになっています。

その理由も含め、以前のCCNAからどこが変わったかをここから詳しく解説していきます。

試験区分は10の領域がまとめられた

CCNA試験の変更内容

CCNAが改められ新しく定められる以前は、10の専門領域ごとに区別して分けられていたものが、改定された後は複数の異なる領域をひとつにして扱われたCCNAとなっています。

CCNAでもっとも主流となっていたのは「CCNA Routing and Switching」でしたが、ほかにも「CCNA Cloud」や「CCNA Security」などが存在していました。こういった専門領域が残すところなく、ひとつの「CCNA」にまとめて系統化されたのが、改めて新しく定められた後のCCNA試験となっています

高須 莉喜

キャリアアドバイザー

高須 莉喜

改定される前の試験は、細かく分けられた10の専門分野から適している分野を選んで試験を受けることが、資格取得という目標に対して最も広く行き渡っていたアプローチでした。

改定された後の試験では、細かく分けられていた専門分野がひとつにまとめられたことによって、全体を俯瞰して知識や技術などを得ることができるようになりました。これにより、習得できる知識やスキルの幅が広がり、資格の価値や重要性も上昇したといえるでしょう。

しかしながら、1つの試験で問われる内容が増えたということは、関連する項目を残さずに学習する必要があるともいうことで、試験勉強は少し難しくなったとも考えられます。資格価値のさらなる向上に伴い難易度は少し上がったため、勉強の際はより一層の努力が必要です。

試験内容が広くなった

改定後のCCNAでは専門領域をひとつにまとめて系統化されたことにより、改定前のCCNAよりも試験内容の範囲が広くなっているので注意しなければなりません

改定前のCCNAのつもりで学習していると、新試験の合格は難しくなってしまうでしょう。

「自動化とプログラマビリティ」のように、今までになかった内容が試験に盛り込まれているので、難しさの度合いは上がっているようです。

改定後の試験範囲と点数配分は以下のようになっています。

ネットワークの基礎 20%
ネットワークアクセス 20%
IP接続 25%
IPサービス 10%
セキュリティの基礎 15%
自動化とプログラマビリティ 10%

新CCNAの試験内容については、こちらの記事で1つずつ丁寧に解説をしています。

この記事でも各項目について簡単に説明していくので、その内容を確かめていきましょう。

ネットワークの基礎

ルーター・スイッチなど、ネットワーク機器の基礎に関連する理解が問われています。

特に、従来のファイアウォールにインライン・ディープパケットインスペクション(DPI)を用いたアプリケーションファイアウォールや侵入防止システム(IPS)、スパインリーフ・アーキテクチャ、Power over Ethernet(PoE)などが新しく付け加えられました。

ユーザー端末で動くOSでのIPパラメータを確かめる方法についても付け加えられたので、Windowsの「ipconfig」や、macOS・Linuxの「ifconfig」コマンドなど、CLI(Command Line Interface)の認識・理解が必須になるでしょう

ネットワークアクセス

主にトポロジ(ネットワーク接続形態)についての認識・理解が試される項目です。

複数のVLAN(Virtual LAN)に所属して、主としてスイッチ間を接続する場合に使用されるトランクポートの設定方法については認識しておかなければなりませんが、VTP(VLAN Trunking Protocol)に関しては範囲から除かれています。

VTPとはトランクポートからメッセージを送信して、VLANで設定されているすべての情報を一致させるシスコ特有のプロトコルです。

STP(Spanning Tree Protocol)も範囲から除かれていますが、STPの動作上の欠点であった収束までの時間短縮を図った規格であるRSTP(Rapid Spanning Tree Protocol)についての認識・理解は試されています

RSTPはIEEE802.1wに規定されたプロトコルで、STPと同様のアルゴリズムでツリーを作成しますが、互いの特徴の違いを意識しながら詳細を調べておきましょう。

IPコネクティビティ

IP通信でのルーティングの設定に関連している項目で、ここは旧CCNAと大きく違っていません。しかしルーティングは試験内容の最も重要な部分ともいえるので、確実に内容をのみこんでおく必要があります。

ちなみに、旧CCNAと比較すると、EIGRP(Enhanced Interior Gateway Routing Protocol)・RIP(Routing Information Protocol)・VLAN間ルーティング・OSPF(Open Shortest Path First)v3についての項目は削除されています。

その分、複数のルータをひとつにまとめて制御するためのプロトコルの総称であるFHRP(First-Hop Redundancy Protocol)の目的を説明する項目が新規に追加されています

具体的なプロトコルとして、シスコシステムズ社のルータを制御するHSRP(Hot Standby Router Protocol)や、異なるメーカーのルータを共通して制御するVRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)に関する特徴をしっかりと理解しておく必要があります。

IPサービス

プロトコルごとの設定・確認方法に関連する項目で、旧CCNAとは特に変わっていません。しかし、ファイル転送時にコンピュータ間で使用されるプロトコルのFTP(File Transfer Protocol)と、ルータ間で使用されるTFTP(Trivial File Transfer Protocol)は試験範囲に新しく追加されたので、確実に理解しておきましょう。

FTPとTFTPと大きく異なる点は、FTPではユーザ名とパスワード認証が必要場日に対して、TFTPでは必要でない点と、FTPはTCPで動作して信頼性を重視しているのに対して、TFTPはUDPで動作して転送効率を重視しているという点です

セキュリティの基礎

今回の改定で大きく内容が変更された項目で、インターネットが広く行き渡った現在では悪意を持ったユーザーが多く存在するようになったため、セキュリティは重視されるようになりました。

セキュリティとは悪い影響を及ぼすことからの保護で、犯罪・事故などが発生することを防ぐために、前もって講じる対策を指し、損害が生じてしまってからの対応措置をあらかじめ計画しておくこともセキュリティの一部といえるでしょう。

情報セキュリティやサイバーセキュリティは大まかな枠組みでは同様な意味で、情報セキュリティは自己管理の部分や物理的な部分を含みますが、サイバーセキュリティはネットワーク経由での犯行に対するセキュリティという意味合いが強くなっています

これまでにない範囲はいうまでもなく、セキュリティに関連する知識はしっかりと身につけておきましょう。

自動化とプログラマビリティ

特に注意しておくべき項目となっているので、念入りに要点・意味などをわかりやすく説明していきます。

現在のネットワークは人間が操作する構成・管理が大多数を占めていますが、これらを自動化した場合の波及効果とはどういったものか、という項目です。

シスコシステムズ社はネットワークを自動化することで、人手によらないサービスの提供、素早く的確な新規サービスの始動、ネットワーク運用のための維持費削減が現実のものになるとの見解を示しています。

REST(Representational State Transfer)ベースのAPI、すなわちRestful APIは、RESTに基づいて構築されたWebシステムを、HTTP(HyperText TransferPprotocol)で呼び出すためのプロトコルのことで、その際のデータエンコーディングに関する特徴の理解が必須といえます

Restful APIでエンコーディングされたJSON(JavaScript Object Notation)のデータを理解できる知識も必須で、このことからも、ネットワークエンジニアにはネットワークのみならず、APIやプログラミングの知識も求められているということがわかります。

狩野 航大

リクルーティングアドバイザー

狩野 航大

とりわけ意識して目を向けて詳細を注意しておくべき項目は「自動化とプログラマビリティ」です。

シスコシステムズ社は自動的にネットワークを制御することで、新規サービスの素早く的確なスタート、ネットワーク維持費の削減を現実のものとする考えを示しています。

このことからネットワークに限定せず、プログラムを設計・構築するプロセスに関する知識も要求されていることが読みとれます。

また「ワイヤレスネットワーク」も大きく変更された項目で、基本となる理論から無線LANコントローラ、そして無線LANの暗号化方式の規格であるWPAなどの情報セキュリティに関する認識・理解も要求されているので注意しておきましょう。

受験料に大きな変動はない

CCNAの受験料金は42,900円(税込み)で、改定される前のCCNAの受験料金とほぼ同額になっています

オンラインで申し込む場合、クレジットカード、もしくはあらかじめ購入したバウチャーチケットで支払いが可能です。

また、テストセンターで直接申し込むことも可能で、テストセンターによっては先述した支払い方法以外に現金での支払いを受け入れている場合もあります。

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改定されて難しくなった? 新CCNAの難易度を解説

冒頭でも言及しましたが、改定される前のCCNAの試験内容と比較すると大きく異なり、難易度も上がりました。

難易度がいったいどの程度上がったのか、それにともない影響が出てくる勉強時間のおおよその見当を確かめていきましょう。

難易度

改定される前のCCNAは前述した10の専門領域に関連した試験がそれぞれ実施されていましたが、改定された後はそれらの専門領域が整理され、ひとつにまとめられています。

すべての専門領域に関する認識・理解がひとつの試験で問いかけられるため、改定された後の試験範囲はかなり広くなっているので、改定される前は全体の中の一部分だけであった試験と比較すると、思った以上に難易度が高くなっているといえるでしょう

新CCNAの難易度をより理解できるよう、こちらの記事ではほかのさまざまな資格と比較しながら解説をしています。興味のある人はぜひ見てみてください。

勉強時間

改定される前のCCNA合格に必要とされる勉強時間はおおよそ160時間といわれていましたが、改定された後のCCNA合格に必要とされる勉強時間はおおよそ200時間が必要といわれています

範囲が改定される前よりも範囲が大きくなっているため、学ばなければならない事柄も多くなっているからです。

特にエンジニアとして将来的に仕事をしたいと考えている初心者の場合は、300時間以上の勉強時間を要してしまう場合もあるため、学習を進めるスケジュールはよく考えておきましょう。

なお、ネットワーク関連の業務にある程度携わっている人は、基礎知識を身につけているので、支障なく滑らかに進められるとおおよそ100時間の学習時間で受験することも可能です。

高須 莉喜

キャリアアドバイザー

高須 莉喜

これまでのCCNAは、専門技術に従って区分されていましたが、それらを整理してひとつにまとめられたことで、知識を身につけるべき範囲がはっきり感じとれるほどに広くなってしまいました。

範囲が広がった分、必要な知識をきちんと身につけるのが難しくなり合格率が急激に低下しているということも予測されます。かなり難しくなったという心積もりで試験に臨むといいでしょう。

合格するために乗り越えなくてはならない障壁は思った以上に高くなっているといえるため、受検資格はないものの気軽に初心者が受検できる資格ではありません。これまで必要とされていた勉強時間よりも多く確保しておくことが、合格を実現させるためにとる方法として必須といえます。

旧試験の認定はどうなる? 

CCNAが改定されましたが、改定される前にCCNAの資格を取得していた人の認定がどうなってしまうのかが気になるポイントです。

改定される前のCCNA資格の認定については、資格を取得している人のうち、CCENTのみを取得している人とCCNAを取得している人、それぞれに異なる取り扱いについて確かめていきましょう。

CCENTの認定について

旧試験のエントリー資格であるCCENTは、2020年2月24日で廃止されました。

過去に取得済みのCCENT認定はCCT認定へと移行することはないため、認定期日が来ると失効となります

旧試験では、CCENT(ICND1)取得者は、ICND2に合格することでCCNAの認定となりましたが、新試験では廃止されているため、新CCNA試験を受験して合格する必要があります。

CCNAの認定について

旧試験でCCNAを取得した人は、2020年2月24日から新制度のCCNA認定者へと自動的に移行します。ただし、3年間の認定期間は移行日からではなく、旧試験の取得日から3年となります。

改定版CCNAの勉強方法

いざCCNA合格を目指して頑張ろうと書店に行っても、関連する書籍が山のように積みあがっているため、どれがいいのかさっぱりわからないという人もいるかと思います。また手軽さを求めて書籍以外の勉強法を検討している人もいることでしょう。

そこでCCNAを受験する多くの人が学習を進めていく場合に、実際に効果的に利用している書籍・サイトなどをいくつかピックアップしてみました。

現在に至るまでの経験や、既に身につけている知識によって、勉強する量や方法はまったく異なってくるものですが、自分自身の学び方に合致したものを見つけてみてください。

CCNAの勉強方法についてはこちらの記事も詳しいので、ぜひ併せて読んでおくと良いでしょう。

参考書を使う

CCNAの参考書は数多く販売されているので、その中から自分の水準に合ったものを基礎的な知識を吸収するために使ってみましょう。

なお、2つ以上の参考書を併用するのではなく、ひとつを徹底的に最後のところまできわめることがおすすめです

基本的にひとつの参考書で幅広い範囲にわたって、要点・意味などがわかりやすく説明されているはずなので、さまざまな参考書に手を出さなくても、合格するために必要とされる知識を学習できます。

シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200 -301

シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集

シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200 -301は問題集と一体化している参考書で、CCNAの試験範囲を学習しながら、筋道をたどって解答を出すことで知識をしっかり根付かせられます

合格点までしっかりと到達させたい人におすすめできる参考書で、各章末に掲載されている確認問題に加えて、2回分の模擬試験も提供されているため、豊富な問題が用意されています。

CCNAなどのITに関連した資格試験では、過去に出題された問題を何度も解くことがきわめて大切なので、参考書で学習しつつ何度も過去問を解いていきましょう。

1週間でCCNAの基礎が学べる本 第3版

1週間でCCNAの基礎が学べる本 第3版

1週間でCCNAの基礎が学べる本 第3版はCCNAの基本的な部分の学習をしっかりおこなえるので、ネットワークを覚えたての人や今後ネットワークを学び始めたい人におすすめです

スタートラインからCCNAの参考書の文字や文章、図などを見て、その意味・内容を理解しようとすると、複雑でわかりにくい単語や用語が多く投げやりになってしまうので、この参考書でCCNAの基礎の部分を認識・理解しておきましょう。

そのうえ、1週間で学べるという表題のとおり、いくつかに分けて学習できるので、スケジュールを立てて学習することが得意でない人にもおすすめです。

ゼロからはじめるCCNA「超」基礎講座

ゼロからはじめるCCNA「超」基礎講座

ゼロからはじめるCCNA「超」基礎講座は、ネットワークに関する知識が皆無である人でも、意味・内容をのみこみやすい参考書で、ネットワーク技術の全体的なイメージやネットワーク分野で用いられる言葉についても、理解や把握が簡単にできるように解説されています

CCNA資格試験を受けようと考えている人は、何はともあれ、こちらの参考書で初歩的な知識・情報を習得しておくといいでしょう。

まったく何の手がかりもないところから、CCNA試験を受けるための勉強を始めようと考えている人にもおすすめできます。

狩野 航大

リクルーティングアドバイザー

狩野 航大

CCNA試験対策のための参考書はたくさん存在しますが、ネットワークの認識・理解がない初心者の人は、最初にネットワークの基礎を習得できる参考書を選ぶとよいでしょう。

まず参考書の最初から最後まで目を通して、CCNAを取得するために要求されている知識を把握しておくことで、CCNA取得に向けた学習を効果的に進められます。

参考書で基本的な知識を習得したら、次のステップとして問題集を何度も繰り返し解いて知識を定着させましょう。正しく解けなかった問題は理解できるまで参考書を読んで、あやふやな部分は問題集で復習して問題を解いていくことで、意味を正しく理解できていない部分を客観的にしっかりと理解できます。

Webサイトを使う

CCNAを取得するにあたって、学習できるWebサイトを利用するのも有効です。

参考書を最初から最後まで読んだ後に自分の理解がどの程度習得できたかを確かめるのに利用するといいでしょう

ネット環境が整っていれば場所を問わずに学習でき、スマートフォンから内容を調べながら読むこともできるので、通勤時間や休憩時間などの空いている時間を使った学習ができます。

Ping-t

国内でも名が知られているCCNAの学習ができるWebサイトであるPing-tは、登録者数が10万人を超えるポータルサイトです。

モバイルサイトの内容も必要なものが十分に備わっているので、たくさんある問題でわからなかったところがはっきりすることに加えて、理解できないことは助け合いフォーラムで答えが求められます

実際に合格した人がおこなった事柄が書かれている合格体験記から、効率的に学習を進める方法を把握できるなど、たくさんの充実したコンテンツで非常に多くの人から支持され続けています。

CCNAイージス

Ping-tが演習問題を集めた教材を主体とするWebサイトだとすると、CCNAイージスは教科の主たる教材として用いられる図書と呼べるWebサイトです。

試験範囲の全部を網羅した要点・意味などのわかりやすい説明が掲載されているので、書籍を購入することなく、合格するための知識が習得できるでしょう

特に料金を払う必要もないため、より低コストで知識を身につけていきたいという人におすすめできるWebサイトとなっています。

実機を使う

CCNAを学習していく中で、進展の妨げになるひとつともいえるシミュレーション問題は、数多くのコマンドを理解しなければなりません。そっくりそのまま暗記するだけではなかなか身につかないことが、受験する人を困らせるひとつの要因です。

こういったことをなくすためにも、実際の環境を実機で構築して、コマンドを手で入力して習得する方法をおすすめします。

実機を購入する場合には、できるだけ小型で内容が充実している製品を選ぶことを推奨します。

スイッチについてはCatalyst2960・Catalyst3560、ルータについてはCisco1812・Cisco89Xといった製品が良いでしょう。演習のためであれば中古でも問題はないので、中古市場で安価に購入するのがおすすめです。

エミュレーターの使用でも可

実機がなくても、シスコシステムズ社の公式エミュレーター「Cisco Packet Tracer」を代わりに使うことができます。

手を動かして技術や知識を習得したい、しっかりと根付かせたいと考えている人には、Cisco Packet Tracerなどのエミュレーターを使って学習することもおすすめです

ITスクールに通う

CCNAはシスコシステムズ社のルーターやスイッチなどの実機による操作技術が求められています。

ITスクールなら実機を使ってネットワークを構築する知識や技能などが身につけられるので、ネットワークの経験がない人には負担が少なくなるでしょう

疑問に思うところも時間をおかず速やかに質問できるので、そのままにして放っておいてしまうという状況にはなりません。一人での学習や実機の準備が難しいという人におすすめの勉強方法です。

そのほかCisco技術者認定試験の変更点

Cisco技術者認定が改定されたことにより、CCENTが撤廃されたことで、日本国内で試験を受けられるレベルがCCNAからになるなど、いろいろな点が改定されました。

そのため、CCNA以外のCisco技術者認定の試験を受けることを検討している場合は変更された点をしっかりと理解しておく必要があります。

今回の改定された内容では、具体的にどういった変更点があるかを確かめていきましょう。

変更:CCNP

CCNP試験の変更内容

旧試験で分かれていた8個の分野は5個の分野にまとめられました。

DataCenter、Security、Collaboration、ServiceProviderに関しては名称はそのままで、Routing&SwitchingとWireless、Cloud、Design ProfessionalはEnterprise Infrastructureへと統合されました

それぞれの分野でのコア試験、もしくは、コンセントレーション資格1つを取得することでスペシャリスト認定となります。

そして、それぞれの分野でのコア試験とコンセントレーション資格のうち1つ両方取得することでCCNP認定(プロフェッショナル認定)となります。

変更:CCIE

CCIE試験の変更内容

資格分野の数は変わらず、名称と内容が変更になりました。

DataCenter、Security、Collaboration、ServiceProviderに関しては名称はそのままで、Routing&SwitchingとWirelessはEnterprise分野のEnterprise InfrastructureとEnterprise Wirelessへと名称が変更になっています

それぞれのコア試験とCCIEラボ試験を取得することで、CCIE資格の認定となります。

Enterprise分野はInfrastructureとWirelessそれぞれのラボ試験が別れています。

CCNPコア試験を取得していれば、コンセントレーション資格に合格してCCNP認定を保持していなくても、CCIEラボ試験に合格することで、飛び級でCCIE資格を取得できるようになりました。

新設:CCT(Cisco Certified Technician)

2020年の改定後ではエントリーがCCENTから、CCT(Cisco Certified Technician)となります。

CCTでは、Cisco機器の診断、復元、修復、および交換する技術が得られるので、取得者はTAC(Cisco Technical Assistance Center※)と緊密に連携して、迅速かつ効率的に問題を解決できるようになります。

※TAC Cisco社の技術部門

CCTはCCT(Routing and Switching)とCCT(DataCenter)の二つから構成されています。CCT(Routing and Switching)は、Router、Switch重視の知識で、Cisco IOS、ケーブル接続、インターフェースや機器の識別などの知識が必要になります。100-490 RSTECHに合格することで取得できます

CCT(DataCenter)は、Server重視の知識で、サーバー、ケーブル接続、インターフェースや機器の識別などの知識が必要になります。

010-151 DCTECHに合格することで取得できます。

新設:DevNet

Cisco技術者認定資格の一覧表

新設されたDevNet認定試験は、ソフトウェア開発、DevOpsのエンジニア、自動化の専門家、およびその他ソフトウェアの専門家のための資格です。

新しい種類のITプロフェッショナルのための重要な新技術スキルであるネットワーク、IoT、DevOps、クラウドのためのアプリケーション、自動化、インフラストラクチャの技術力が認定されます

試験には以下の知識が必要になります。

・APIの理解と使用
・Ciscoプラットフォームと開発
・アプリケーション開発とセキュリティ
・インフラストラクチャと自動化

新設:DevNetAssociate

ネットワークを構築・制御するアプリケーションで使うAPIの概要や、アプリケーションの基本的なセキュリティなどに関する知識が問われます

認定の正式な前提条件はありませんが、Pythonプログラミングを含むソフトウェアで1年以上の開発試験が推奨とされています。200-901 DEVASCに合格することで取得できます。

新設:DevNetProfessional

こちらも認定の正式な前提条件はありませんが、Pythonプログラミングを含むソフトウェアで3~5年の開発経験が理想的となっています

コンセントレーション資格1つと、コア試験(350-901 DEVCOR)を取得することで認定されます。

改定されたCCNAの変更点をしっかりと理解して沿った対策をしよう

CCNAはネットワークエンジニアとして技術を修練してよりすぐれたものにしていくために、最初に手に入れておくべき資格であるといえます。そしてCCNAはこれまで区分されていた10種類の専門領域がひとつの試験としてまとめられたことで、取得することでよりネットワークエンジニアとしての価値を高めることができるようになりました。

CCNAを取得するメリットや改定された理由、改定された後の試験範囲を参考に、改定によってどういった変更があったのかをしっかりと理解して、新しくなったCCNAの取得を目指しましょう。

未経験からのエンジニア転職は資格の取得で成功に近づける

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記事の監修責任者

飯塚 寛也

エンジニアとして移行調整・NW更改作業・クラウドシステムの設計・構築等を手掛ける。 入社2年目でネットワーク最高資格であるCCIEの筆記試験に合格。 人材開発室にてCCNA/CCNPの勉強会を50回以上開催、100名以上の合格者を輩出し、スクール事業の礎となる。
監修責任者からのメッセージを読む
株式会社アプエンテ 職業紹介責任者(010-190717133-004) 情報処理技術者試験 ネットワークスペシャリスト試験(第NW-2021-04-00112号) Cisco認定試験 CCNP Enterprise 認定/CCNA

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