
CCNAの合格点は? 試験改定後の傾向や勉強方法を解説
2022.04.27
数あるIT系の資格の中でも、ネットワークの分野で特に有名な資格がCCNAです。ネットワーク機器の製造、販売において圧倒的なシェア率を誇るシスコシステムズ社が実施している資格だけあって、CCNAは世界で通用する資格です。
この記事では「これからCCNAの取得を検討している方」や「まずはCCNAがどんな資格なのか知りたい方」に向けてCCNAの概要、取得するメリット、学習方法、必要な学習期間などを具体的に紹介します。
目次
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石川 未雪
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CCNAとは「Cisco Certified Network Associate」の略で、ネットワーク機器の製造、販売において圧倒的なシェア率を誇る「シスコシステムズ社」が実施しているネットワーク関連の技能を認定する資格試験です。
世界共通基準の資格なため知名度も非常に高く、取得することによりシスコシステムズ社製のネットワーク機器に対して知識とスキルが証明できます。
実際の業務でもシスコ製のルーターやスイッチを設定する機会は非常に多いため、インフラエンジニアを目指すなら取得しておいて損はありません。
CCNAの難易度や勉強方法については以下の記事で解説しています。
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Cisco認定資格には「エントリー」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「エキスパート」の4段階のグレードがあり、CCNAはアソシエイトのグレードになりネットワークエンジニアの登竜門的な資格となっています。
CCNAは、ルーターなどネットワーク機器についての問題だけでなく、ネットワークの基礎的な部分も多く問われるので、ネットワークを学習する最初のステップとして最適です。
CCNPは、より実践的で中堅エンジニア向けで、内容もCCNAをベースにしつつも、さらに踏み込んで業務に近いレベルといえるので、CCNA取得後はそのままCCNP取得へと進むと良いでしょう。
CCIEは、特に難易度が高く、合格者はネットワークのプロフェッショナルとして非常に高い評価を得られます。
シスコ技術者認定資格については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
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CCNAの試験範囲は非常に広いため、ネットワークの基礎知識から実践スキルまで幅広く学習できます。
合格できるとネットワークに関して一定以上の知識とスキルを持っていることをが証明できるため、就職時や転職時の採用時に有利になります。また、企業によっては資格を持っていると手当をもらえる場合もあります。
また、現役のエンジニアの人でも基礎的な技術をムラなく再学習するいい機会になります。長年エンジニアを続けていると、普段は触れていないジャンルに関しては基礎を忘れてしまっているかもしれません。自身の苦手なジャンルに気づくきっかけにもなるのでスキルチェックとしての受験も効果的でしょう。
キャリアアドバイザー
杉田 早保
CCNAは改定されるたびに、その時代の新しいIT技術が試験範囲として組み込まれます。IT技術は日々進歩していますので、CCNAを取得することで最新のネットワーク技術の知識を習得することができます。
最新のIT技術を習得することはどのエンジニアであっても非常に大事なことです。未経験者であっても、過去にCCNAに合格した有資格者であっても、CCNAを勉強して習得することで最新技術の知識習得が可能で、スキルアップにもつながります。
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未経験からネットワークエンジニアを目指したいときに最適な資格であるCCNA。資格を持っていれば未経験でも「知識がある」という証明になります。
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CCNA改定後の試験項目は、6つの分野から出題されます。具体的には、「ネットワークの基礎(20%)」「IPコネクティビティ(25%)」「ネットワークアクセス(20%)」「IPサービス(10%)」「自動化とプログラマビリティ(10%)」「セキュリティ基礎(15%)」の6分野に分かれていて、それぞれの%がシスコシステムズ公表の出題比率となります。
自動化とプログラマビリティは近年のITインフラの構築や運用の自動化の流れに沿って改定後に追加された項目で、少し開発系の知識も必要です。今後重要になる技術と判断されて追加されているため、割合は少ないですが、しっかり学習しておきたいポイントです。
キャリアアドバイザー
杉田 早保
一番つまずきやすいポイントは「ネットワークの基礎」です。ここで学習する階層モデルはただ単に覚えるだけでなく通信ルールの基礎的な概念の理解が必要です。逆に階層モデルの考え方を理解できていないと、その他の分野で問題文を理解することもできなくなります。
その他ネットワークの基礎では、進数計算も学習します。コンピューターのデータを扱う上で重要になる2進数、16進数の計算は、異業種から転職をされる方や、理工系の学校で勉強をしたことのない方とっては馴染みのないものです。未経験者の方はネットワークの基礎を確実に身につけるのがポイントです。
CCNAの試験問題については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
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未経験からネットワークエンジニアになりたいなら、CCNAの取得がおすすめ。CCNAはネットワークエンジニアに必要なスキルがあることの証明になり、就職がしやすくなるからです。
ネットビジョンアカデミーは受講料からテキスト代まで完全無料で、CCNA取得を全力でサポート。さらに、就職支援もおこなうため、未経験の方でも最短2カ月でネットワークエンジニアになることが可能です。
CCNAに合格するための勉強時間は一般的に200時間ほど必要といわれています。エンジニア経験者であれば勉強時間も変わってきますが、いずれにしても本腰を入れて学習しなければ合格できない資格といえます。
特に機器の設定や操作はテキストだけでの学習では理解しづらいため、実機やシミュレーションソフトを活用して学習することによって勉強時間を縮められます。
CCNAの合格率は公式では発表されていませんが、30%以上といわれています。国家資格の基本情報技術者試験がおよそ20%~30%なので、基本情報技術者試験よりは難易度がやや低いとみられます。
以前は10個の専門技術分野ごとに試験がおこなわれていましたが、試験改定によって1つに集約されたため、試験範囲が広がった影響で難易度が上がっていると推測されます。合格難易度は試験改定により変化するため、改定後は受験者の声を調べてみたり注意しましょう。
国家資格とは違ってコンピューターを使ったCBT方式での受験となり、前の問題に戻ることができないなど癖のある試験なので、決して簡単に取れる資格ではないといえるでしょう。
CCNAの合格点や勉強方法については以下の記事で解説しています。
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CCNAは、ネットワークの基礎からシミュレーション問題まで幅広く出題されるので、初心者と実務経験者とでは必要な勉強時間は大きく違ってきます。特に普段から実機で業務をこなしている実務経験者と未経験者とでは、コマンド問題対策への所要時間に大きな差が生じます。
ネットワーク機器に触れたことのない未経験者がコマンド問題をテキストで学習しても理解しづらく、大きく時間をロスしてしまうポイントになるので、早い段階で実機やシミュレーションソフトでコマンド操作のイメージをつかんでおくことが重要です。
未経験から最短で合格を目指している場合は、実機を使った授業が充実しているスクールへ通うことをおすすめします。
CCNA合格に必要な時間は、だいたい180~200時間なので、1日に1時間半勉強した場合は約4~5ヶ月は勉強時間が必要となります。エンジニア未経験の場合は、本腰を入れてまとまった時間を勉強時間にあてる必要があるでしょう。
ネットワークの知識がゼロだと、生まれて始めて「ネットワーク」の概念に触れるので、テキストで学習を始めても、いまいちイメージできず頭に入ってきません。実際に、CCNAの学習を始めて「想像していたより難しい」「いまいち頭に入ってこない」といった感想もよくあります。
そういう場合は、焦らず暗記できる部分を着実に暗記していって、試験問題集をあえて早い段階で解きながら学習を進めていくと、ネットワークの概念をイメージしやすくなり、トータルの勉強時間を減らせるでしょう。
キャリアアドバイザー
杉田 早保
市販されているCCNAの参考書はどれも1000ページ前後あり高校や大学で使う教科書レベルです。未経験からCCNAの合格を目指している方は、難易度は受験勉強のような形で、「ネットワーク」という科目の試験を1つ勉強をするイメージを持ってもらえると良いでしょう。
また、文部省が定める大学設置基準の1単位あたりの45時間という基準に照らし合わせると、CCNAの勉強時間は160~180時間程度かかることから、「ネットワーク」の科目は4単位分に相当します。社会人になって独学を考えている方は学生の時のように時間が取れないと思いますので、数か月のレベルで計画を立てて勉強が必要になると考えて下さい。
ネットワークを勉強する際に初心者の人におすすめの方法は以下の記事で解説しています。
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ネットワークエンジニア経験者であっても約1ヶ月間、時間換算すると60時間近くは勉強する必要があります。未経験者と比べると少なめで済みますが、サブネットの計算など独自の対策をしないと正解できない問題が多いため、経験者とはいえ1ヵ月は勉強しないと合格は難しいでしょう。
試験改定後のCCNAは範囲が非常に広くなったため、経験者とはいえセキュリティや自動化など普段触れていない新しい技術の分野については知識がないこともあるでしょう。試験範囲を網羅して学習するためにも、まとまった勉強時間が必要です。
上記の学習時間から試験を受けるまでだいたい3~4か月は勉強時間を確保することが望ましいでしょう。国家試験と違ってベンダーの試験は受験費が高額です。もし試験に落ちてしまったら、再受験時のたびに高額の受験費を払うことになってしまうので、確実に合格するためにも勉強時間を確保してスケジュールを決めて、着実に学習を進めましょう。
試験を受けるからには、模擬試験で合格ラインを大きく超えられるようになってからが望ましいです。また、CCNAは自由に試験日を調整できるため、手ごたえ次第で試験日を調整して一発合格を目指しましょう。
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CCNAはさまざまな参考書や問題集、サイトが充実しているため独学することができますが、いざ独学の教材を選ぼうとしても、参考書やサイト、シミュレーションソフトなど種類が多すぎてどれを選べば良いかわからないことも多いのではないでしょうか。
CCNAはさまざまな参考書や問題集、サイトが充実していますが、いざ勉強を始めようとしても、どの教材を使って何から始めればいいかわらかない人も多いのではないでしょうか。
CCNAの勉強の基本的な流れは、「①ネットワーク技術を理解して知識を定着させるインプット」「②知識を使って問題を解くアウトプット」「③ネットワークを作るための実機の設定練習」の3ステップです。
CCNAに合格するためにこれらの3つのステップを何度も繰り返して体系的に習得する必要があります。ここでは、具体的にどんな方法をおこなえば良いか紹介します。初めてCCNAの勉強をする人は参考にしてみてください。
まず書籍やWebサイトをよく読んで試験範囲の内容をインプットしましょう。
インプットはネットワーク技術の理解と知識の習得が目的です。
ネットワーク技術を効率よく理解して知識として定着させるためには、ネットワークの全体像をイメージしながら、その技術がどんな役割で、どんな使われ方をするのか複数の技術を紐づけて理解するところから始めましょう。最初は頑張って暗記をするのではなく、参考書を何度も繰り返し読んで、反復練習をするように理解するところから始めましょう。
ネットワーク技術はどんな方法で、どことどこを通信させるかが基本になります。「方法」とはネットワークではプロトコルと呼ばれ決まりやルールのことで、「どこ」とはIPアドレスやMACアドレスなどネットワークの住所です。
プロトコルについて理解するためには、最初は OSI 参照モデルやTCP/IPスタックの階層モデルの理解が必要です。また、ネットワークの住所であるアドレスについて理解するためには進数計算ができるようになりましょう。
ある程度インプットが済んだら早めにアウトプットに取り掛かりましょう。アウトプットの目的はネットワークの知識を使って問題が解けるようになることです。書籍やサイトで実際の問題を解くことで初めて、参考書の中でも重要なポイントが見えてきり、まだよく理解できていない部分を客観的に把握できます。
たとえば「ping-t」というサイトなら誤った問題のみを抽出して復習できるため、このようなサイトを活用すると効率良く学習できます。
練習問題や模擬試験は書籍やサイトによって精度や傾向が違うので、アウトプットに関してはインプットと違い複数の教材を使ったほうが万全の試験対策ができるでしょう。
そのほかのアウトプットの方法としては、理解したネットワークのプロトコルの動作を頭の中で思い浮かべてイメージトレーニングをしたり、実際に紙に書き出して通信フローを誰かに説明する練習をするなど、何らかの形で知識を使う練習をするのも良いでしょう。
ネットワークの知識が定着して、問題が解けるようになったら実機を設定してネットワークを作ってみましょう。実機を設定する練習は「①何をするために」「②どんなコマンドを実行して」「③何を確認するのか?」の3STEPで体系的に理解しましょう。
改定後のCCNAでは実機のコマンドを入力させるシミュレーション問題が出なくなっていますが、実機の正しいコマンドを選ばせる問題や、コマンド実行後の出力結果を読み取らせる問題は必ず出題されます。そのため、Cisco ルーターやスイッチのコマンドを理解しておく必要があります。
また、実機の設定練習は参考書を見るだけではイメージしづらいため、ping-tなどでシミュレーション対策問題を解くか、スクールに通い実機の設定練習を体験してみることをおすすめします。
CCNAは限られた時間内に多くの問題を解かなければならないため、ネットワークの知識に加えて、実機のコマンド操作や、コマンド実行後の出力結果を読み取る力をつけることが合格のポイントです。
独学でCCNAに合格できるか不安な人は、ITスクールに通うこともひとつの選択肢です。独学と違ってプロの講師から指導やサポートを受けられるため、短期間で確実に合格したい人におすすめです。
独学だと行き詰まってしまったときに質問できる相手が身近にいないため、学習が停滞してしまい時間がかかってしまいますが、
スクールなら未経験者に対する学習プロセスが確立しており、プロの指導者にすぐ質問もできるのでその場で的確な回答が得られます。実機を使ったコマンド操作の環境も用意されているため、それだけでも通うメリットがあるでしょう。
CCNAはエンジニア未経験者にとっては決して簡単に取れるような資格ではありません。スクールに通うとプロの講師によって、基礎からしっかりと教えてもらいながら、疑問点もその都度相談できる環境があるため最短ルートで合格を目指せます。
スクールにはスイッチやルーターといった実機を操作できる環境があったり、過去にたくさんの合格者を生み出してきた学習プロセスも確立されています。
また、CCNAの試験は、時間内にすべての問題を解答できるかがカギとなります。CCNAに特化した試験対策問題集や模擬試験などで試験対策されているため、安心して指導が受けられます。
キャリアアドバイザー
石川 未雪
カリキュラムや内容も大事ですが、スクール選びにはまず第1にCCNAまたはその上位の資格を有する講師が在籍しているかがポイントです。
CCNAの合格を目指す未経験者からすれば、講師が有資格者でなければ当然不安になります。さらに、講師が有資格者であることに加えて、エンジニア経験者であればなおさらに良いでしょう。未経験者から資格を取得して転職を考えている人からすれば、実務経験と資格を兼ね備えた講師から教わるのは非常に心強いです。
ITスクールは教材費や受講費がかかる点がデメリットとなります。合格までの総費用は10~20万円以上となっているスクールが一般的です。CCNAの試験代は33,600円(税抜き)と高額なので、もし独学で受験し何度も落ちてしまうリスクを考えると、スクールに通い確実に一発合格できるとしたら決して高い金額ではないといえます。
さらにスクールに通うための時間を確保しなければいけないのもデメリットとして挙げられるでしょう。
スクールによっては提携企業に就職することで講義代が無料になったり、オンライン授業で時間が制限されないコースもあるので、自分にあったスクールを探してみましょう。
CCNAに合格するためのおすすめ書籍・サイト
CCNAはさまざまな参考書や問題集、サイトが充実しており、どの教材を使うか迷ってまう人も多いでしょう。それぞれインプットやアウトプットに特化した教材が存在するので、まずは定番の参考書から、さらに敷居の低い参考書などご自身の理解度に合った教材を選びましょう。
ここではインプット、アウトプットに分けておすすめの教材を紹介します。
ネットワークエンジニアにおすすめな本は以下の記事で解説しています。
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定番と呼ばれる「黒本」をはじめ、教材としてさまざまな参考書やサイトが存在します。黒本は知識ゼロの人からすると少し敷居が高いという意見もあるので、自信のない人は、まずは「1週間でCCNAの基礎が学べる本」や「3分間ネットワーキング」など敷居の低い教材から学習を開始してみることをおすすめします。
この中でもteratailはQ&Aサイトなので、ほかとはタイプの違うサイトとなります。さまざまなタイプの教材を有効活用して学習を進めましょう。
【書籍】シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301は、CCNAに合格するためのネットワークの知識が習得できる教科書です。本書は17章構成で、1章から16章がCCNAで出題されるネットワーク技術についての解説で、最後の17章に模擬試験が付いています。
ネットワーク技術の解説については、所々に暗記方法や学習のコツなどを示した ポイントがあったり、技術用語の理解を深めるための補足情報なども織り込まれて、初心者にもわかりやすい言葉で説明されて理解しやすい内容になっています。そのほか、ネットワークの構成で使われるアイコンの説明もついているため、図や絵も見やすくなっているのが特徴です。
そして、17章で模擬試験がついているので間違っても何度も繰り返し問題を解いて満点が取れるようになるまで理解しましょう。
【書籍】1週間でCCNAの基礎が学べる本はネットワークの基礎中の基礎から学べる一冊です。進数計算、サブネット、TCP/IPなど基本的な部分からネットワークの設計、設定までわかりやすく解説されているので、エンジニア未経験者などこれからネットワークを学ぶ人にとって取っつきやすい一冊となります。
ゼロから学習を始めた人で、黒本は本格的なテキストで敷居が高く難しくと感じた人は、先にこの本を読んでネットワークの概念をつかんでみると良いでしょう。
しかし、この1冊だけではCCNAに合格することはできないので、基礎の部分を把握できたら本格的なテキストでの学習に早めに移行しましょう。
CCNAイージスはCCNA(200-301)の試験範囲のすべてが網羅されており、必要な技術について体系的に解説されているWebサイトです。無料ながら市販のCCNA参考書と品質的にも同じレベルにあり、Webサイトのため電車の中でもスマートホンやタブレットでも閲覧でき便利です。
サイトのつくりがシンプルで見やすいため、通勤時間を活かしてタブレット端末などで学習するのにおすすめです。
インフラエンジニアの仕事で必要な技術が解説されていて、資格取得という枠組みを超えて実際の仕事で役立つ内容なので、現役のインフラエンジニアの人にとって復習する際も役立つでしょう。
3分間ネットワーキングは、博士と助手の会話形式でネットワーク技術についてわかりやすく解説されているのが特徴です。 ただし、こちらのサイトは情報が古いため改訂後のCCNAの勉強よりも、ネットワークの補足的な知識を深めるために使うと良いでしょう。
情報が古いですが、ネットワーク技術について優しい言葉でわかりやすく解説されているため、初めてネットワークの勉強をする人で、ほかのサイトや書籍などで少し言葉が難しく理解できない場合にこちらのサイトで改めて理解するのも良いでしょう。
teratailはITエンジニア特化型のQ&Aサイトで、CCNAの専門のサイトではありませんが、CCNAについての疑問点を質問として投稿できます。独学の場合は自力ではどうしても理解できない部分も発生するので、このような質問をできるサイトは貴重です。
teratailは回答率も90%近く、的確な回答がもらえる可能性が高いです。サイトで「CCNA」と検索すると過去に投稿されたCCNAについての質問と回答を閲覧できるため、ノウハウとしても大変参考になります。
独学で行きづまった際はteratailを試してみると、状況を打破するきっかけになるかもしれません。
アウトプットにおすすめの問題集・サイト
参考書などで知識をインプットしたら、今度は問題集やサイトを活用してひたすら練習問題を解きましょう。いざ問題を解き始めて初めて自身の苦手なジャンルが浮き彫りになります。
問題を解くための教材は無料、有料含め参考書やサイトなどさまざまな種類が存在するので、問題だけでなく解説も充実している参考書、実績のある試験対策サイトなどご自身の学習スタイルに合わせて教材を選びましょう。
徹底攻略Cisco CCNA問題集[200-301 CCNA]対応は、通称「黒本」と呼ばれるCCNA定番の問題集です。全部で811問ありCCNAで出題される全分野について問題が用意されています。本書に549問で、模擬試験一回分に100問のPDFをダウンロードできて、スマホ用に132問の問題が準備されています。また、CCNA試験では非常に重要になる進数計算についての問題もついています。
問題に対する解説は一つ一つ図や表を使ってわかりやすくなっており、重要箇所や試験対策のポイントも記載されているので、理解度の確認と知識の定着を目指しましょう。合格のためには問題集を何度も繰り返し解いて、問題に慣れるのも大事になってきます。
スマホと書籍の両方で問題にチャレンジができるようになっているので空き時間を活用して問題を解いてみましょう。
Ping-tはIT系資格の試験対策用サイトです。CCNAだけでなくLPICなど幅広い資格の問題集が存在しておりIT業界でも有名なサイトです。「Ping-tのおかげで合格できた」という合格者の声を多数聞くほど実績のあるサイトです。
実試験に似せた問題がたくさん用意されており、CCNAでは一部無料で利用できます。サブネット計算の対策問題や2進数の暗記ドリルも存在しており、より実践的に試験対策ができるためオススメです。
過去にミスした問題をピックアップすることもできるため、苦手な問題を重点的に復習できる機能も大変便利です。自分の苦手なジャンルも把握しやすいので、紙媒体よりも効率よく学習できます。
@network Ciscoは、充実したCCNA用練習問題だけでなく、実機を使って実践できるような内容が特徴です。実際の実機のコマンドラインを参照しながら学習できるため、一歩踏み込んだ学習をしたい人におすすめですが、有効活用するためには実機のある実習環境が必要となります。
各技術ごとに細かく項目が分かれており、ネットワーク構成図を交えて説明がなされているため、全体の構成をイメージしながらシミュレーションできます。
コンテンツが充実しているため、現役のインフラエンジニアにとってはナレッジサイトとして活用できます。CCNAの練習問題も650問用意されており、とても内容が充実しているサイトで料金も無料です。
クラムメディアは「いつでもどこでも勉強できる」をコンセプトとしたクラウド型学習サイトなので、場所を選ばずスマートフォンやタブレットで利用できます。
CCNA問題集は160問のパッケージで30日間で6,000円とほかの学習教材と比べると割高です。IT関連の資格に強く、出題傾向を調査して問題を更新しているため、その高い的中率が特徴です。試験範囲に内容をしっかり理解するというよりも、暗記して試験に合格することに特化した教材といえます。
無駄を省いてとにかく最短で合格したいという人にはおすすめですが、クラムメディアでの学習は暗記に頼っているため、資格で得た知識とスキルを実務でも活かしたいと考えている人は、やはり定番の黒本や実機を活用したシミュレーションなどでじっくり学習することをおすすめします。
Ping-tのコンテンツである「Cisco簡易シミュレーター」でシミュレーション対策できますが、Cisco Packet Tracer(パケットトレーサー)という無料のシミュレーションソフトを使うと、Cisco製のネットワーク機器をソフトウェア上にて操作できるため、より実践的なシミュレーション対策を実施できます。
Packet Tracerの画面上で、さまざまなネットワーク機器をドラッグしながらネットワークを構築していくことができます。
非常に自由度が高いソフトの反面、そのままではネットワークの設計自体を自身で考える必要があるので、利用する際はPacket Tracer用の学習サイトを参考に活用することをおすすめします。
CCNAを取得するためのITスクールは、合格実績95%を誇るネットビジョンアカデミーがおすすめです。ネットワークエンジニアに特化しており、新試験移行後はCCNA資格合格率が99%を誇ります。
就職支援サポートでも就職率98%、上京支援として提携シェアハウスが最大2か月無料です。東京でインフラエンジニアとして就職を目指している人にとっては、非常にメリットが大きいのではないでしょうか。
最大の特徴は「無料コース」にあります。通常15万円相当の受講コースが、就職サポートを使って就職先から紹介料をもらうことで無料となります。まさに未経験からインフラエンジニアとしての就職を目指している人におすすめのスクールです。
せっかく苦労して勉強しても本試験からズレた内容だったら大変です。CCNAは試験情報が変わりやすいため、常に最新の試験についての情報をキャッチしておきましょう。
また、CCNAは「CBT」というコンピューターを使った試験方式が採用されている点も要注意です。
ここではこれからCCNAを勉強するうえで注意しておきたい点を紹介します。
CCNAは試験情報が変わりやすいため、そのたびに新試験に合わせた対策をする必要があります。2020年の2月に、CCNAを含めたシスコ技術者認定試験にて大きな変更があり、試験範囲がかなり広くなったため、難易度も上がったといわれています。旧試験では存在しなかったジャンルも追加されているため、新試験に対応した教材を使って学習する必要があります。
学習を始める際には最新の情報を公式サイトで確認して、テキストや問題集も新バージョンに対応したものを使いましょう。web上では合格体験についての口コミも多数存在しているため、新試験を受験した人の生の声を調べてみることも有効です。
CCNA試験の大きな特徴としてCBTというコンピューターを使った試験方式が採用されており、試験には「戻る」ボタンがありません。一度回答すると見直すために戻れないため、確実にかつ時間配分を考慮して回答していくことが必要です。
「解けない問題をとりあえず保留して次の問題を解いていく」という通常の試験ではよく使う手法もこの試験ではできないため、解くことが無理そうな問題は早めに見切りをつける必要もあります。
また、解答できた問題もミスなく確実に解いていく必要もあります。CBT試験に関しては精度の高い模擬試験を活用して慣れておくのも一つの手でしょう。
キャリアアドバイザー
杉田 早保
CCNAは大幅な改訂は公開されますが、部分的な問題の修正や追加に関するマイナーバージョンアップは公開されません。そのため場合によっては応用力を試す難解な問題も出ます。勉強する場合はただ単に暗記をするだけでなく、覚えたことを関連づけて理解しながら知識を広げていく勉強をすることをおすすめします。
たとえば、進数計算を理解出来ればIPアドレスの割り当て方法を理解でき、IPアドレスの割り当て方法を理解出来ればルーティングなどの通信制御の方法を理解できます。ネットワークの勉強では1つ理解したらそれをもとに次のステップで、覚えたことが何に関連するか知識を結びつけて覚えましょう。応用力を身につけるために体系的に理解して覚えるのが大事です。
試験内容が変わった後、情報が古いテキストや問題集、サイトを利用してしまうと試験に対して無駄な勉強をしてしまったり、新たに追加された範囲がフォローされていなかったりと合格から遠ざかってしまいます。
その点スクールなら常に新試験に対しての対策がカリキュラムに取り入れられているため安心です。
ネットワークエンジニアに特化したネットビジョンアカデミーでは、新試験への対応はもちろん、CCNA資格合格率が脅威の99%を誇るカリキュラムなどサポートが充実しています。
通常15万円相当の受講コースが就職サポート付きで無料になるネットビジョンアカデミーは、これからネットワークエンジニアを目指す人におすすめです。
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未経験からネットワークエンジニアを目指したいときに最適な資格であるCCNA。資格を持っていれば未経験でも「知識がある」という証明になります。
ネットビジョンアカデミーなら完全無料で知識0からでも、CCNAをとって優良企業へのエンジニア転職が可能です。ネットワークエンジニアの登竜門といわれる王道資格「CCNA」を取得してエンジニアデビューしましょう。
ネットビジョンアカデミーの特徴
飯塚 寛也
2022.04.27
2022.01.24
2022.01.12
2020.09.09
2020.07.03
2020.06.19
2020.06.11
2020.06.04
キャリアアドバイザー
石川 未雪
CCNAはネットワークの業務を行う人に会社がスキルアップのために取得を勧める資格の一つです。そのため、未経験者でCCNAを取得することで転職活動では良い評価を得られます。
CCNAを取得をすることでネットワークの基礎知識とCisco 製品に関する基本的な知識があるとみなされ、実務としては簡単な設定変更作業を行うネットワークの運用や、障害が起こった場合の1次切り分けなどの監視業務が可能です。
さらに、CCNAではルーティングやセキュリティに関する知識も習得できるので、所属している会社によってはCisco製品を使った設計や構築などの上流工程に関わらせて貰える場合もあります。