CCNAの合格点は? 試験改定後の傾向や勉強方法を解説
2022.04.27
「ネットワークエンジニアってどんな仕事なの?」「そもそもネットワークって何?」といった疑問を抱く人が多いのではないでしょうか。
コンピューターネットワークを扱う専門家「ネットワークエンジニア」は、IT技術の発達により登場した職種のひとつです。
ITインフラであるネットワークをつくりあげるネットワークエンジニアはIT時代に欠かせない存在となっていますが、用語の聞き慣れなさもあいまって、なんとなくハードルが高い仕事のように思われがちです。
この記事では、ネットワークエンジニアの仕事内容や必要なスキルについて具体的に説明していきます。
目次
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ネットワークエンジニアとは、コンピューターネットワーク(コンピューター機器同士の通信ネットワーク)の設計・構築・運用・保守・監視を担うエンジニアのことです。
コンピューターネットワークは、コンピューターやサーバーといったネットワーク機器をケーブルや無線などでつなぎあわせ、データを受信したり発信したりできるようにする仕組みのことを指します。いま閲覧しているインターネットも、コンピューターネットワークのひとつです。
ネットワークエンジニアは、この「コンピューターネットワーク」を新しく作ったり、不具合があったときに修復するエンジニアです。ネットワークは電気、ガス、水道に次ぐ第四の社会インフラとなっているため、ネットワークエンジニアのことをインフラエンジニアと呼ぶこともあります。
仕事内容は「要件定義」「設計」「構築」「運用」「保守」「監視」の6つに分類されます。要件定義、設計、構築を「上流工程」、保守、運用、監視を「下流工程」と呼びます。
ネットワークエンジニアの仕事内容について詳しく知りたい人はこちらの記事も見てみてください。
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最短1か月で将来性の高いネットワークエンジニアになろう
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上流工程は、要件定義、設計、構築といった、新たにネットワークを導入することに関する仕事です。
ネットワークに関する知識はもちろんのこと、企画力やマネジメントスキル、そしてコミュニケーション能力も求められます。ネットワークエンジニアの仕事の中でも特に高度なので、技術者が不足している工程です。
設計や構築といった上流工程に携わるためには、ネットワークに関する資格を保有していることが重要になってきます。ネットワーク構築では最低でもCCNAの知識が必要となり、案件によってはCCNPレベルの知識が必要となってきます。ネットワーク設計では最低でもCCNPの知識全般が必須となります。
要件定義務は、何のために、どのようなネットワークを作る必要があるのかなどの要望を確認する仕事です。企業がネットワークシステムを必要とする場合「業務効率を良くしたい」「コストを削減したい」「情報共有やコミュニケーションを円滑化し仕事をスムーズにおこないたい」などの目的があります。
それらの目的に対して「どういったネットワークシステムを構築すればいいのか」「何と何をつなげば良いのか」「ネットワークシステムを導入するにあたって何か要望はあるのか」などを細かく聞いていく作業になります。 ほとんどの場合は、コスト内が最優先になるので、限られたコスト内で最大限目的を達成できるプランを考えることになります。
設計業務は、お客様の要望にあったネットワークシステムをどのように構築するかの設計図を作る仕事です。お客様となる企業のネットワークインフラの課題を解決するためにはどんなシステムを構築すれば良いのかを設計していきます。
具体的には、どのような技術を使うか決める(=論理構成)、ネットワーク上のデータの優先度(=QoS)を決める、どの機器を使ってどんな構成にするか設計する(=物理構成)、費用対効果やスケジュールの調整などといった作業をします。
設計業務でシステムの大枠が決定されるので、最も責任感のある業務といえます。そのため長年のネットワークエンジニア経験や、お客様とのコミュニケーション能力も必要です。高いスキルが求められる仕事なので給与も高い水準になります。
最後に要件定義・設計業務の一日の一例を見てみましょう。
構築業務は、設計図をもとにネットワーク機器に設定を投入してネットワークシステムを構築していく仕事です。ここで設計されたものが、実際の機器を使って実体化されます。
具体的には、ネットワーク機器を発注して設定(=コンフィグ)を組み込んだり、想定通りに動くかテスト検証をする、ネットワーク機器を設置してケーブルの配線をするなどといった作業をします。
構築のテストなどで設計のミスに気づいたり、コンフィグのエラーを修正できるように、高い知識とスキルを身につけておくことが必要なので、未経験からいきなり挑戦するのは少し難しいでしょう。
最後に構築業務の一日の一例を見てみましょう。
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下流工程は、運用、保守、監視といった、すでに運用開始しているネットワークの障害対応や安定運用に関する仕事です。「急にネットがつながらくなった」「重要なファイルにアクセスできなくなった」など、お客様からのSOSに対応します。
手順書やマニュアルが用意されていたり、複数名でチームを組んでおこなうことが多いので、ネットワークエンジニア未経験者が最初に任されやすい工程になります。
運用業務は、運用を開始したネットワークを維持をするために管理して、メンテナンスしていく仕事です。
具体的には、社内のパソコンが増えるので回線の増強などを計画する、古くなった通信機器を新しくするスケジュールや機器選定をする、新しくサーバーを増やしたいのでファイアウォールの設定を変更するなどといった作業をします。
運用業務の中で手順が確立している設定変更業務などは高いスキルは求められないので、未経験者からでも、比較的採用されやすい業務となります。ただし、ネットワークシステムの更改を計画する運用管理者となると高いスキルが必要です。
最後に運用業務の一日の一例を見てみましょう。
保守業務は、運用を開始したネットワークシステムで障害が発生した場合に、障害箇所の特定や問題解決をする仕事です。
具体的には、通信障害の原因が機器設定ミスなのか機械の故障なのかを特定する、障害復旧作業の日程を調整する、故障した機器を新しい機器と交換するなどといった作業をします。
障害復旧は迅速な対応が求められるので、場合によっては急遽夜間に作業をすることもありますが、基本的に定常業務はないので、普段は運用業務を兼任していることも多く、運用保守とまとめて呼ばれます。
最後に保守業務の一日の一例を見てみましょう。
保守業務に特化したエンジニアはフィールドエンジニアと呼ばれます。より詳しく知りたい人はこちらの記事も読んでみましょう。
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監視業務は、ネットワークやサーバーが実際に正常稼動しているか監視する仕事です。そのときに出力されたエラーに対して、正確かつ迅速に対応することが求められます。
具体的には、監視端末(モニター)を眺めて通信エラーが起きていないか確認する、エラーが起きた際に上司に報告する、エラー原因を特定して修正するなどといった作業をします。
ネットワークシステムは24時間365日稼働が求められるので、監視業務は夜勤がある可能性が高いです。監視をする際の勤務形態は会社によって異なりますが、3交代でおこなわれていることが多いので、休日もシフト制で3日勤務して1日休みが一般的です。
最後に監視業務の一日の一例を見てみましょう。2交代制なので、17:00~翌10:00までという長時間シフトになっていますが、その代わり出勤日数は月10日のみです。
ネットワークエンジニアと似た職種に、システムエンジニアとインフラエンジニアとサーバーエンジニアが挙げられる場合があります。
ネットワークエンジニアと似ているエンジニア
システムエンジニアとサーバーエンジニアはネットワークエンジニアとまったく異なりますが、ネットワークエンジニアの仕事内容はインフラエンジニアの仕事内容と被る部分があります。
ここでは、システムエンジニアとインフラエンジニアとサーバーエンジニアがどのような仕事内容の職種なのかを詳しく説明します。
システムエンジニアはソフトウェアなどのシステムを開発することが主な仕事内容です。システムを開発するためには、企画、要件定義、基本設計、詳細設計、プログラミング、単体テスト、結合テスト、総合テストと長い工程が必要で、これらすべてがシステムエンジニアの仕事内容となります。プログラミングに特化したプログラマーや、テストに特化したテスターはシステムエンジニアとは異なります。
システムエンジニアの仕事内容
ただ、システムが完成したらシステムエンジニアの仕事が完了するわけではなく、システムの完成後も現場のニーズに合わせた仕様変更の必要が生じることや、システムに不具合が発生する場合があります。このような仕様変更や不具合に対応することもシステムエンジニアの仕事内容に含まれます。
ネットワークエンジニアとシステムエンジニアの違いについてはこちらの記事でより詳しく解説しています。
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インフラは日本語で基盤という意味があり、インフラエンジニアの仕事内容はまさに基盤を作ることです。基盤の中心はサーバーとネットワークとなりますが、データベースやセキュリティの設定やソフトウェアも領域に含まれます。
インフラエンジニアの仕事内容はネットワークエンジニアやサーバーエンジニアの仕事と被る部分もあり、基盤に含まれるものはすべてインフラエンジニアの業務範囲となります。
インフラエンジニアの業務範囲
また、サーバーエンジニアが構築したサーバーや、ネットワークエンジニアが構築したネットワークと、データベースやセキュリティをすべてつなげ、さらにシステムエンジニアが開発したソフトウェアを基盤上で動作確認することもインフラエンジニアの仕事内容となります。基盤を業務範囲とするためインフラエンジニアの仕事内容はとても広いです。
インフラエンジニアについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
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サーバーエンジニアはサーバーの設計・構築・運用・監視・保守など、サーバーに特化した仕事をするエンジニアです。ちなみに、ネットワークとは複数のサーバーやルータやスイッチなどが集まって出来た集合体のことを言います。
サーバーエンジニアの仕事内容
サーバーの設計・構築について、Webサーバーやメールサーバーなどさまざまなサーバーについて、必要な要件を設計して、設計に基づき構築します。オンプレミスでサーバーを構築する場合は、ハードウェアの用意からおこないます。また、必要なOSやミドルウェアもすべて整えることが、サーバーエンジニアの仕事内容に含まれます。
サーバーの設計・構築が完了した後は、サーバーの運用・監視・保守がサーバーエンジニアの仕事内容になります。サーバーを日常的に管理する中で、サーバーに何か問題がないか常時監視して、問題があれば保守の作業をします。
サーバーエンジニアについてはこちらの記事で解説しています。
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ネットワークエンジニアの年収は、仕事内容によって400万円から800万円と幅があります。
20代のうちの平均年収は348〜465万円ですが、30代から40代の平均年収は432〜734万円です。キャリアを積んで、資格を取得すれば年収800万円以上も夢ではありません。
下の表は、主な転職メディアにおける年代別の平均年収の一覧です。
平均年収 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | |
DODA | 448万円 | 361万円 | 502万円 | 603万円 | 685万円 |
マイナビAGNET | 455万円 | 376万円 | 554万円 | – | – |
マイナビ転職 | 439万円 | 380万円 | 474万円 | 549万円 | – |
転職会議 | 471万円 | 351~425万円 | 528万円 | 609万円 | – |
平均年収.jp | 655~800万円 | 373~465万円 | 511~583万円 | 655~734万円 | 779~786万円 |
給料BANK | 449~591万円 | 348万円 | 432万円 | 540万円 | – |
年収をアップさせるためには設計や構築などの上流工程の業務につく必要があります。上流工程は知識やスキルが求められるので、初めのうちは下流工程でエンジニア経験を積んで徐々にステップアップしていくことを目指しましょう。
下の表は、下流工程と上流工程の平均年収の一覧です。
設計・構築 | 平均年収 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
---|---|---|---|---|---|
DODA | 448万円 | 361万円 | 502万円 | 603万円 | 685万円 |
転職会議 | 471万円 | 351~425万円 | 528万円 | 609万円 | – |
運用・保守・監視 | 平均年収 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
DODA | 381万円 | 334万円 | 456万円 | 549万円 | 611万円 |
転職会議 | 371万円 | 307~361万円 | 403万円 | 515万円 | – |
ネットワークエンジニアの年収についてさらに知りたい人はこちらの記事も読んでみてください。
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20代のうちはプログラマーなどほかのエンジニアと比べるとネットワークエンジニアの平均年収はやや低い傾向にありますが、これはプログラマーのほうがネットワークエンジニアよりも技術が身に付くことが早く仕事において戦力になりやすいためでしょう。
ネットワークエンジニアの平均年収は30代から40代になるとエンジニアの中でも高い職種に逆転しますが、これはネットワークエンジニアとして技術が成熟するのが平均して30代から40代になるためでしょう。ネットワークエンジニアの技術が、プログラマーなどより高度な技術と考えられているため、技術の成熟とともに平均年収も上がる傾向にあると考えられます。
ネットワークエンジニアに欠かせない知識として、ネットワークの知識、ネットワーク機器の知識、セキュリティの知識の3つの知識があります。
もしネットワークエンジニアがこれらの知識を保持していないと、ネットワークの品質が悪く障害を生む原因や、セキュリティ事故が発生する原因になるので、ネットワークエンジニアは3つの知識をしっかり身に付けておくべきです。
ここでは、3つの知識について詳しく説明します。
ネットワークの基礎知識でネットワークを7階層に分けたOSI 7階層モデルという知識がありますが、この知識を知らないと、ネットワークに障害が発生したときに、ネットワークのうちでどこが問題となっているのかが把握できません。
たとえばOSI 7階層モデルのデータリンク層で障害が起きているのに、ネットワークエンジニアがトランスポート層を調査していたら、いつまで経っても障害は回復しません。
OSI 7階層モデルはネットワークの基礎知識の一つですが、それ以外にもネットワークの知識は豊富に存在し、知識がないと先に述べたように正しい対応が取れなくなるので、ネットワークの知識はネットワークエンジニアにとって欠かせない知識の一つです。
ネットワークは、スイッチやハブやルーターなど多くのネットワーク機器から構成されます。万が一、ネットワークを構築する中で設置する機器を間違えるようなことがあったら、ネットワークに異常が発生する大きな要因となります。このようなことを防ぐためにも、ネットワークエンジニアにとってネットワーク機器を正しく扱える知識は欠かせない知識の一つです。
特にオンプレミス環境の場合は、機器を直接扱う機会も多くなるので、クラウド環境でのネットワークよりも、さらにネットワーク機器に対する知識を持って業務に臨む必要があるといえます。また、ネットワーク障害の原因がネットワーク機器にLANケーブルがしっかりと刺さっていなかっただけという場合もありえるので、そのような事例も知識として知っておくと良いです。
たとえばネットワークエンジニアが社内のネットワークを構築した場合に、セキュリティをまったく考慮していなかったとしたら、社内へのネットワークに対して外部から攻撃が起きる可能性が高くなってしまいます。
そのような外部からの攻撃が起きると、企業の情報が流出する場合や、企業のネットワークが止まってしまうことにもつながってしまい、結果として大きな損害が発生する場合もあります。このような事態は絶対に防ぐようにする必要があります。だからこそ、ネットワークエンジニアはネットワークを構築するときに、セキュリティの設定も同時におこなうことが必須となります。このため、セキュリティの知識はネットワークエンジニアにとって欠かせない知識の一つです。
セキュリティの知識で重要なのは、セキュリティ攻撃を受けやすい状況を把握することです。たとえば不正アクセスをおこなおうとした際、仮にファイアウォールが張られていない環境であれば、簡単に接続できてしまいます。これは不正アクセスしやすい状況であるといえます。それに加えて、OSがアップデートされていないこともウイルスの標的になりやすい例の1つです。
このようにセキュリティ攻撃を受けやすい状況を把握できると、それに対する対策を考えることができ、セキュリティを意識したネットワークを構築できます。セキュリティに欠かせないファイアウォールやアップデートについては単語レベルでも意識すると良いでしょう。
ネットワークエンジニアのキャリアパスには、特定の分野に特化したスペシャリストになるか、幅広い分野をマネジメントできるゼネラリストになるか、ITに関する助言などをするITコンサルタントになるかの3つのパターンがあります。
スペシャリストは、たとえばセキュリティのことは誰よりも詳しくなりたいなど、長所を伸ばしていきたい人が目指すといい方向性です。逆にゼネラリストは一つのスキルに満足せず、複数のスキルを持っていきたい人が選ぶと良いでしょう。
ここでは、これらのキャリアパスについて詳しく説明します。
ITアーキテクトはITシステム全体を設計しますが、トップアーキテクトはITアーキテクトの中でもトップに立つアーキテクチャです。
ネットワークエンジニアの仕事でもITシステム全体のうちの1部に当たるネットワークを構築することが業務内容に含まれるので、ネットワークエンジニアはネットワークを足がかりにしてトップアーキテクトに派生することができます。
また、 ITアーキテクトはネットワークにのみ特化したエンジニアよりも、基盤を業務範囲とするためインフラエンジニアのほうが近く、インフラエンジニアの経験もあるネットワークエンジニアだと、よりITアーキテクトになりやすいといえます。活躍の場を広げたい場合は、トップアーキテクトを目指すべきです。
ホワイトハッカーは、正反対の立場に立つブラックハッカーによる悪意のあるサイバー攻撃からネットワークやコンピューターを守ることが業務内容です。そのため、ホワイトハッカーは高いセキュリティの知識が必要です。
セキュリティの知識はネットワークエンジニアにとっても欠かせない知識の一つです。つまりネットワークエンジニアはホワイトハッカーに必要な知識を持っているといえるため、ゆくゆくはホワイトハッカーに派生することができます。ネットワークエンジニアの中でも特にセキュリティの知識が高いエンジニアがホワイトハッカーに向いているといえます。正義感が強くネットワークやコンピューターを守ることに強い関心がある人はホワイトハッカーを目指すべきです。
ネットワークスペシャリストは、ネットワークエンジニアよりもネットワークに特化した職種です。ネットワークに関する豊富な経験や知識を活かし、ネットワークエンジニアの仕事であればなんでもこなします。一つ一つの作業も速く生産性が高いです。
ネットワークスペシャリストはネットワークエンジニアの上位の職種であるため、ネットワークエンジニアがスキルと経験を積み重ねることによりネットワークスペシャリストにキャリアアップができます。ネットワークスキルの極めて高いネットワークエンジニアはネットワークスペシャリストに向いています。ネットワークを極めたいというモチベーションの高いネットワークエンジニアはネットワークスペシャリストを目指すべきです。
ネットワークエンジニアは、業務で使うため自ずとCisco社製品など特定の製品の知識に長けています。このため、ネットワークエンジニアはテクニカルサポートエンジニアに派生することができます。テクニカルサポートエンジニアとは、サポート対象の製品に対する技術的なサポートをおこなうエンジニアのことです。Cisco機器は操作が特徴的なので、Cisco機器のテクニカルサポートエンジニアは重宝されます。
また、Cisco社製品に限らず自社のネットワーク製品に対するテクニカルサポートが必要な場合も、その経験を積んだネットワークエンジニアが対応すれば精度の高いサポートが可能です。製品の知識を活かして、こういった道もキャリアを考えるうえで検討しても良いでしょう。
フルスタックエンジニアは、IT技術についてマルチな対応をすることを業務内容とします。たとえば、ネットワークエンジニアとしての業務内容だけでなく、システムエンジニアの業務内容もできるエンジニアです。
ネットワークエンジニアはネットワークが1つ目のIT技術になります。そして、2つ目のIT技術としてシステム開発を身に付けることにより、徐々にフルスタックエンジニアに派生することができます。
職業はネットワークエンジニアだけれども趣味でシステムを作ったりした経験がある場合や、セキュリティに関心があり独学で勉強しているような人は、フルスタックエンジニアに向いています。ネットワーク技術だけではなく、2つ3つと技術を身に付けたい人はフルスタックエンジニアを目指すべきです。
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プロジェクトマネージャーは、ネットワークエンジニアの上に立ち指揮していくなどマネジメントをすることを業務内容とします。
ネットワークエンジニアは、チームを組んで業務にあたることが多いので、チームのまとめ役のネットワークエンジニアが自然とプロジェクトマネージャーに派生する場合や、自ら立候補したネットワークエンジニアがプロジェクトマネージャーに派生する場合があります。
普段から率先してチームのリーダー的ポジションを担っているようなネットワークエンジニアや人望の高いネットワークエンジニアはプロジェクトマネージャーに向いています。マネジメントをすることに関心があるネットワークエンジニアはプロジェクトマネージャーを目指すべきです。
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ITコンサルタントはITに関する助言をするなどをして、ITに関する課題を解決することや、方向性を決める手助けをすることを業務内容とします。
ITコンサルタントに必要な知識にはネットワークの知識も含まれます。ネットワークエンジニアはネットワークを足がかりにして、ITコンサルタントに派生することも可能です。
ネットワークエンジニアの中でも、特にコミュニケーションスキルが高い人や多角的な視野から物事を見ることができる人はITコンサルタントに向いています。人の相談に乗ったりすることが好きな場合や、他人の成功をまるで自分が成功したかのように喜べるネットワークエンジニアはITコンサルタントを目指すべきです。
マネジメント業務をおこないながら最前線で技術の仕事にも携わりたい場合は、プレイングマネージャーを目指すと良いです。
プレイングマネージャーは、現場から離れて完全に指揮役に回るのではなくネットワークエンジニアがおこなう作業も引き続きおこないます。自分で手を動かすのが好きという人にはぴったりのキャリアパスではないでしょうか。
ただし、プロジェクトマネージャーはマネジメント業務の比率が高くなりますが、プレイングマネージャーは裁量でマネジメント業務をおこなうか技術の仕事をおこなうか決められるため、状況に応じた判断をする力が求められます。
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ネットワークエンジニアなら押さえておきたい近年の注目技術に、IoT、クラウド、仮想化の3つが存在します。
これらの注目技術は、現在活用されている事例も多いので、ネットワークエンジニアとして最前線で活躍したいのであれば、必ず必要な知識とも言えるでしょう。また、ネットワークエンジニアはこれらの技術の概要を理解するだけではなく、たとえばクラウド環境のネットワークを構築できるレベルまで理解を深めると良いでしょう。
IoT(=Internet of Things)は「モノのインターネット」という意味で、自動車や家電製品などすべての「モノ」がインターネットにつながることを言います。高速通信が可能となる5Gが普及することで、今後さらに可能性が広がり注目されている技術です。IoTが今以上に普及すると、従来とは異なる方法でモノが活用でき、選択肢を広げることができます。
IoTの活用事例は幅広いので、インターネットで検索すると多くの活用事例を学べます。もしIoTのことをあまり知らないのであれば、まずはIoTの活用事例から勉強してみましょう。
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クラウドはインターネット経由で利用できるサービスのことです。Googleドライブやdropboxなどのクラウドサービスを使うことで、パソコン自体が故障してもデータを保管できます。企業の動向としては自社サーバーのクラウド化がトレンドとなっています。
クラウドは現在すでに普及しており、クラウドを活用したサービスやデータの利用がおこなわれています。ネットワークエンジニアであれば、クラウド環境を構築できる程度にクラウドの知識があると良いです。
近年はクラウドの勉強に役立つ教材になる書籍やオンライン講座も多数存在しています。もしクラウドのことをあまり知らないのであれば、書籍やオンライン講座を活用して勉強してみましょう。
仮想化により、ローカルのOSとは異なるOSを仮想環境で操作できるようになります。
たとえば、ローカルのOSはWindowsなのに対しLinuxの環境のネットワークを保守したい場合に、複数の端末を用意せずに、異なるOSの環境を活用できます。
仮想化を活用すると1台の端末で複数のOSを操作できるので、コストの削減につながります。また、仮想化されたOSをネットワーク越しに操作できるので、直接現地に行く必要がなくなり、時間の節約にもなります。このため、仮想化は知っておくべき技術です。
仮想化ソフトは、インターネットから簡単にダウンロードしてインストールできるので、仮想化ソフトを使ったことがなければ1度使ってみて勉強してみましょう。
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クラウド環境のうち、Amazonが提供しているクラウドサービスであるAWSは近年特にシェアを伸ばしています。AWSはGUI上でグラフィカルに操作できるので操作性も良く、慣れてくると短時間でネットワークの構築ができるのでとても便利です。クラウドについて学ぶのであれば、必ずAWSについては押さえておくようにしましょう。
1点注意としては、AWSは課金制です。課金制とはAWSを使えば使う程、AWSの使用料が課金されるという仕組みです。AWSについて知識をつけようと思うがあまり、いつの間にか高額な使用料が発生していたというような事態には気を付けるようにしましょう。
ネットワークエンジニアの魅力を知ることで、これからネットワークエンジニアを目指される方のモチベーションアップにつながるでしょう。ネットワークエンジニアを目指すかどうか迷われている方も、まずはネットワークエンジニアの魅力を知り、検討材料にすることで、良い選択ができる可能性があります。
ここでは、ネットワークエンジニアの魅力について詳しく説明します。
コンピューターネットワークは、IT社会に必要不可欠な社会インフラとなっているため、エンジニアの中でも安定した将来性のある仕事です。
日本のIT業界を支える独立行政法人である、IPA(情報処理機構)が発表した「2019年度組込み/IoT産業の動向把握等に関する調査」においても、ネットワークやIoTといった技術がベスト5に入っています。
この調査結果から、ネットワークエンジニアの業務内容に含まれる技術の需要が高いことが分かります。数多くの技術が存在する中で、いかにネットワークエンジニアの技術が求められているかが、はっきりと理解できます。
今後強化したい技術の1位のランキングにおいても、トップのAI技術に次いでIoT技術が2位、無線通信・ネットワーク技術が4位という結果になっています。
参考資料:IPA「2019年度組込み/IoT産業の動向把握等に関する調査」
クラウドサービスも徐々に定着し始めているうえ、中小企業もネットワーク整備をするようになったため、設計や構築の面でもまだまだ需要はあるでしょう。すでに構築し終えた既存のネットワークの運用と保守という重要な仕事もあるので、仕事がなくなることがないどころか、人手が足りないという現場もあるほどです。
エンジニアの将来性についてはこちらの記事でも解説しています。気になる人は目を通してみると良いでしょう。
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ネットワークは社会に必要不可欠なインフラの一つです。たとえばネットワークが無くなると、近年流行しているリモートワークも難しくなる場合が多いです。そのため、ネットワークの設計や構築をするネットワークエンジニアも、社会に必要不可欠な存在です。
もし、ネットワークに関する知識を持たずにネットワークの設計や構築に臨んだ場合は、ネットワークに障害が起きる大きな原因ともなり得るので、社会に必要不可欠なインフラに支障が出る場合すらありえます。このような事態を避けるためにも、社会に必要不可欠な存在であるネットワークエンジニアが、ネットワークに対して適切に対応していく必要があります。
ネットワークエンジニアの仕事内容は高度な専門性を持ちます。このため、ネットワークエンジニアは一人一人が価値ある技術者であり変わりが効きません。
変わりが効きにくいことは企業にとっては人材確保のうえでデメリットに当たるともいえますが、ネットワークエンジニアにとって自身の立場の安定につながりメリットとなります。ネットワークエンジニアの場合は、仮に担当者を交代するにしても、引継ぎ自体に相当な時間がかかるため、担当者の交代をすることは、かなりためらわれるのが現実です。
近年では、IT技術の進化によりAIロボットも増え、人間でなくてもできる単純作業はAIにとって変わる場合もあります。その点ネットワークエンジニアの仕事はAIではなく人だからこそできる仕事です。その点においても変わりが効きづらいといえるでしょう。
実際にエンジニアとして思うのは、技術の需要が高い点に特に魅力を感じています。リアルな経験としては、転職サイトでスカウトサービスを利用した時にかなりの数のスカウトが来たという声をよく聞きます。こういった事象からもエンジニアのもつ技術は本当に需要が高いのだと実感することが多いです。
需要が少ないと組織の中でも萎縮してしまいがちですが、需要が高いので自分に自信を持って行動できる点はネットワークエンジニアの魅力だといえるでしょう。
ネットワークエンジニアの仕事は社会に与える影響も大きいので責任が重く大変な部分もあります。しかし、その反面でネットワークエンジニアは仕事をする中でやりがいを感じる機会があります。
ネットワークエンジニアは社会の基盤にかかわる職業であり、その分感じられるやりがいも特に大きいです。働くうえでやりがいを重要視する人にはぴったりの職業といえるでしょう。
ここでは、ネットワークエンジニアのやりがいについて詳しく説明します。ぜひ参考にしてみてください。
ネットワークエンジニアの仕事は大規模なプロジェクトが多く、たとえば何千何万ものクライアントが存在するようなネットワークを設計し構築するような場合もあります。
このような大規模なプロジェクトの仕事は、たとえば一つのIPアドレスを間違えると全体に影響が出るようなミスが許されず緊張感を持って臨む必要があります。しかしその反面で、大規模なネットワークの全体が線となってつながったときの達成感はほかの仕事ではなかなか味わえません。
大規模なプロジェクトを完遂するまでには、失敗やトライアンドエラーを経た場合も多いのがネットワークエンジニアの実情ですが、それも含めプロジェクトが完成したときの達成感の大きさにつながります。
ネットワークは社会に必要不可欠なインフラの一つで、人々の生活の中でもネットワークは中心的な役割を持っています。たとえば、携帯電話などの通信障害があった場合にも人びとの生活の中で混乱が起きます。そのほかにもネットワークに障害が出ることで、生活に影響が出る事例は多く存在します。このように生活がネットワークに依存する中で、仮にすべてのネットワークが止まってしまうとなると人びとの生活は崩壊します。
ネットワークエンジニアの仕事には、そのような社会に必要不可欠なネットワークを構築することだけではなく、運用し保守していくことも含まれます。このため、常にネットワークはネットワークエンジニアにより守られるように努められ、このような仕事に携わるネットワークエンジニアは人びとの生活を支えている実感が強いです。
ネットワークエンジニアは近年だとクラウド環境のような最先端のネットワーク技術に携われる機会があります。
今でこそクラウド環境は一般的になったものの、クラウド環境のネットワークは目には見えないところにネットワークが存在して、クラウド環境がネットワーク技術として生まれた頃は知的好奇心が旺盛なネットワークエンジニアを大きく刺激しました。
次の時代には、クラウド環境に変わる新たなネットワーク技術が生まれる可能性もあり、その場合もネットワークエンジニアは先頭に立って新たなネットワーク技術に携わることができます。
このように仕事を通して知的好奇心が満たされるような仕事は限られた仕事なので、それゆえネットワークエンジニアの仕事内容はやりがいのある仕事です。
私自身の話になりますが、ネットワーク技術に関することが好きで仕事に携わってきたので、ネットワーク技術を活用できる作業はすべて楽しいと感じています。さらに、ネットワークの技術は絶えず進歩するので、常に新しい技術や知識を学び取れ、飽きることなく楽しめるのも良いところです。
定型的なネットワークを構築するところまではある程度誰でもたどり着けますが、そこからたとえばネットワークのレスポンスを上げるために自分なりにカスタマイズをすることも可能です。一定の知識や技術があればネットワークエンジニアにできることは非常に多く、それもまた楽しさの理由になるでしょう。
ここまで見てきたように、ネットワークエンジニアの仕事は魅力的でやりがいがありますが、その反面でネットワークエンジニアの仕事は大変な部分もあります。
基本ネットワークは休まず動き続けるので、ネットワークエンジニアもそれに遅れを取らずにネットワークについていく必要があります。また、ネットワークの環境に合わせた対応を取る必要があるので、すべてがリモートで解決するわけではありません。
ネットワークエンジニアになってから「こんなに大変だとは知らなかった」とならないよう、事前にネットワークエンジニアの大変さについて詳しく知っておきましょう。
ネットワーク技術は日進月歩です。その分ネットワークエンジニアは常に最新技術をキャッチし続ける必要があります。近年だと、クラウド環境のネットワークが増えているので、それにともないネットワークエンジニアはクラウドに関する技術情報を身に付けなければなりません。従来のネットワークの知識だけの場合は、ネットワークエンジニア自身の需要も下がります。
また、技術が進みクラウド環境のネットワークがさらに進化して、別の形態のネットワークがこの先生まれる可能性もあります。そのとき、ネットエンジニアはその別の形態のネットワークの技術情報を身に付ける必要があります。
このように進化する技術に遅れを取らないように、ネットワークエンジニア自身も進化し続ける必要があります。
ネットワークは24時間365日休むことなく動き続きます。このため、日中だけではなく夜間にもネットワークを監視する作業や、保守する作業が必要になります。不測の障害が発生した場合に、本来は勤務時間外だったネットワークエンジニアが急遽呼び出される場合もあります。
また、ネットワークの設計や構築の作業においても作業が予定通りに進まず、休日中に出勤の要請がある場合もあり、連日夜中まで作業をする場合もあり得ます。
このように、ネットワークエンジニアの仕事は必ずしも日中8時間固定で働けるわけではなく、むしろ不規則な勤務シフトになる場合やイレギュラーな対応が求められる場合が多い職種といえます。
オンプレミス環境のネットワーク内で、物理的な障害があった場合は、現地に行って機器の修理や取替えなどの対応が必要になります。本当に物理的な障害かは現地に行ってみないとわからない場合もあり、実はユーザーが誤ってネットワーク機器を倒してしまっていたことが原因だったが、ネットワークが完全にダウンしてしまっていたので、物理的な障害と判断して現地に行かざるを得ないような場合もあります。
物理的な障害の修復作業時間は30分もかからないような場合もありますが、現地へ何時間もかけて移動しないといけないような場合もあります。このような事態を回避するためにも、現代ではクラウド環境が発達したといえるでしょう。
IT関連のエンジニアになるには、理系の知識や素質が求められると思われがちですが、ネットワークエンジニアに関しては、文系か理系かはあまり関係ありません。
ネットワークエンジニアは日々進化するネットワークの技術を生涯学び続ける必要があります。そのため、常に新しい知識を得る努力ができることや、知的好奇心が旺盛である人が向いていると言えるでしょう。
ネットワークエンジニアに向いている人の一番の特徴は「IT関係の知識を吸収するのが楽しい」と思えるかどうかではないでしょうか。
ネットワークエンジニアとして仕事を続けていくためには、常に新しい技術を知っておく必要があります。そこでITの最先端についての情報収集力が重要になります。
新しいことを学ぶことが楽しく感じる人は、スキルの上達や知識の習得も早いので、結果的に資格取得やステップアップも早くなります。
普段から気になったものを調べることが好きな人はネットワークエンジニアに向いているといえるでしょう。
インフラとして基盤をつくる裏方の仕事に達成感を覚えるような人もネットワークエンジニアに向いています。
ネットワークは電気・ガス・水道と並ぶ第四のインフラとして、社会になくてはならないインフラです。社会インフラを守っているネットワークエンジニアは責任感や達成感の高い仕事といえます。
表に立って目立つ華々しい仕事をするよりも、裏方として地道に人びとを支える仕事に働きがいを感じる人に向いている仕事です。
ネットワークエンジニアの仕事には、デスクワークが中心でコツコツと作業を進めていく作業も含まれます。ネットワークの設計や構築では高度なスキルも求められ業務内容に変化も多いですが、ネットワークの監視や運用などはネットワークエンジニアの仕事の中では同じ作業の繰り返しの割合が高くなります。
ネットワークの状態を検証する場合にも、何度も同じような検証を繰り返して、結果を割り出す場合もあります。結果が出ないからといって、途中で検証を投げ出すような性格ではネットワークエンジニアに向いているとは言えません。このため、同じ作業でも飽きることがなく、 一度始めたら最後までやりきる力がある人は非常に向いているでしょう。
ネットワークは社会に必要不可欠なインフラの一つなので、ネットワークエンジニアが果たすべき仕事上の責任は重いです。
ネットワークエンジニアの作業が原因でネットワークの障害が発生してネットワークが止まってしまうような場合は、企業や人々に発生する損害は計り知れません。このような事態を防ぐためにも、ネットワークエンジニアには慎重で丁寧に物事をおこなえる人が向いているといえます。
ネットワークエンジニアの仕事に慣れてきた場合に、自分はスキルが高いと過信し基本的な確認を怠ったりするような人はネットワークエンジニアには向いていません。常に責任の重さを感じながら業務に臨める人こそネットワークエンジニアにふさわしいです。
新しい知識を吸収するのが楽しいと感じ、慎重で丁寧に物事をおこなえる人は特にネットワークエンジニアに適性があると考えています。ネットワークの技術は絶えず進歩するので、新しい知識を貪欲に吸収しなければなりません。その点を楽しくおこなえれば、吸収のスピードはとても早くなります。
とはいえ仕事ですので、楽しくやるだけが仕事ではありません。ネットワークは一つ設定を間違えるだけで、重大な障害につながるので、慎重で丁寧に作業することは必須です。楽しさのまま突っ走らず、その丁寧さも持ち合わせている人はネットワークエンジニアに向いているといえるでしょう。
ネットワークエンジニアには、主に「コミュニケーション能力」「課題解決能力」「ネットワークに関する専門知識」の3つのスキルが求められます。
ネットワークエンジニアは、顧客やプロジェクトチームと積極的にコミュニケーションをとる必要がある仕事です。コミュニケーション能力は、技術力や専門知識と並んで重要視されるスキルです。
特に要件定義では、顧客の要望が十分要件定義に反映されているか、繰り返しコミュニケーションを取ることで、お互いに認識を合わせていく必要があります。要件定義の段階で顧客との意思疎通ができなかったら、その後の工程である、設計、構築等すべて誤った方向性で進んでいってしまいます。
また運用、保守、監視といった業務においても、技術的な専門用語を簡潔で的確にわかりやすく説明する必要があるため、コミュニケーション力は必須となります。手順書や報告書を作る文章作成能力も必要です。
ネットワークエンジニアとして重要なのは、突発的なトラブルに対応する柔軟な考え方です。一刻も早く障害復旧するためには、最短時間で効率よくチェックして障害箇所を特定する必要があるため、冷静な分析力と的確な推理力が求められます。
設計や構築といった作業においても、ネットワークの完成という最終目的を実現するために、プロセスを進める必要があります。ネットワークエンジニアの中にはたとえば設計は得意だけれども構築は苦手という人もいます。ただし、最低限ネットワークの設計とネットワークの構築が、どのように論理的につながり、そしてネットワークの完成につながっていくのかという思考はできるようにしておく必要があります。
ネットワークができるまでには、多くの人とのかかわりが必要不可欠となります。人のかかわりの中ではお互いの利害が衝突することもあり、たとえばネットワークのクオリティを優先するのか、それともネットワークを作るために必要なコストを下げることを優先するのかという利害が衝突したとします。
その場合に、ネットワークエンジニアはネットワークの品質を保障する必要があるので、コストを下げることを優先するという意見を持った人に対して理解を促す説明をする必要性が生じます。
例示した場合以外にも、ネットワークエンジニアが他人への理解を促す機会はあり、そのような機会に正しく適切に説明できるスキルがネットワークエンジニアには必要です。
このほか、ネットワークエンジニアに求められるスキルについてはこちらの記事でさらに情報を収集しておきましょう。
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資格を取得すると、知識やスキルが証明できて、就職活動や転職活動で有利になる場合があります。また、企業によっては資格手当てが出る場合もあるので、資格を取得すると年収アップにつながる場合もあります。資格取得のために学習した内容が実務に活かせる場合もあります。
このような理由から、ネットワークエンジニアの未経験者にとっても経験者にとっても資格取得はメリットがあり、おすすめです。
ネットワークの知識を証明できる資格にCisco認定資格と国家資格の2つがあります。IT関連の資格のランクづけを行っているスキル標準ユーザー協会による各資格のレベルは以下の通りです。
ネットワークエンジニアになるのであれば、ネットワークに特化した資格であるCisco認定資格のほうがおすすめです。国家資格の「ネットワークスペシャリスト」はネットワークエンジニアに特化した資格ですが、「ITパスポート試験」「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」はIT技術者全般に関する資格なので、ネットワークの専門知識を証明するのにはあまり適していないでしょう。
以下の表は、ネットワークエンジニアの仕事内容ごとのエンジニア経験年数と資格レベルの目安です。未経験からネットワークエンジニアになる場合は、はじめは運用、保守、監視といった業務に携わるのが一般的なので、CCT(=シスコ技術者認定エントリー)もしくはCCNA(=シスコ技術者認定アソシエイト)の資格を取得していると良いでしょう。
ネットワークエンジニアにおすすめの資格はこちらでさらに詳しく紹介しています。
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基本情報技術者試験は、ITに関する広い範囲の知識が問われ、その中にネットワークに関する知識も含まれます。ネットワークエンジニアはネットワークに関する知識はもちろん、ITに関する広い知識を持っておくとネットワークと他のIT技術のつながりを理解することもできるので、基本情報技術者試験の勉強をすると良いでしょう。
ネットワークエンジニアの経験がない場合や経験が浅い人が、ネットワークエンジニアへの就職を希望する場合は、何らかの形で知識やスキルが証明できる必要があります。このような場合に、基本情報技術者試験に合格していると、客観的にも必要最低限の知識を持っていると判断されることにつながります。このため、基本情報技術者試験に合格していると就職活動が有利に働く可能性があります。
基本情報技術者試験を受けたい人はこちらの記事も読んでおきましょう。
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CCNAはCisco社によるネットワークの知識の認定試験です。CCNAはネットワークエンジニアとしてまず取得すべき資格として名前が挙がる、認知度の高い資格です。
試験の難易度としてCCNAは入門資格として位置づけられますが、簡単に合格できる資格ではなく、試験料金も39,000円(税抜き)と高価なので安易に受験に臨める試験ではありません。その反面合格した際にはネットワークに関する一定の知識やスキルの証明につながります。
ネットワークに関する一定の知識やスキルの証明が証明できると、就職活動や転職活動で有利になる場合があります。加えてCCNAの試験勉強は実務に通ずるものばかりなので、学んだことはネットワークエンジニアの仕事にそのまま活かすことができます。また、CCNAはシェア率の高いCisco社のネットワーク機器の知識を習得できるので、CCNA試験のために勉強することでCisco社製品を扱う仕事では一層力を発揮できるはずです。
CCNAについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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CCNPはCCNAの上位試験で、CCNPのPはProfessionalを意味します。
CCNAの上位試験なので、CCNAより難易度が上がります。CCNP取得前の知識では大規模なネットワークの構築などが難しかった場合も、CCNPの試験勉強を通して身に付けた知識で対応できるようになる可能性があります。
CCNPは7つの種類から1つを選択できるので、自分の得意な分野が含まれる試験を選択できます。得意分野にさらに磨きをかけるような高度な試験勉強をすべきでしょう。
CCNPに合格した際には、高度なネットワークに関する知識やスキルが証明できるので、就職活動や転職活動で有利になる場合があります。CCNPはある程度ネットワークエンジニアの仕事経験がある人が転職活動する場合に、実務経験以上の知識の証明にもつながることがあります。
CCNPについてはこちらの記事でその内容を詳しく解説しています。
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ネットワークスペシャリストは、ネットワークエンジニアに取得が推奨される資格の中でも最高峰に位置する資格です。ネットワークスペシャリストの試験ではネットワークに関する知識はもちろん、プログラミングやデータベースのようなテクノロジや、マネジメント、ストラテジの知識も求められます。さらに午後試験では記述問題が出題され、丸暗記のみでは合格は難しい試験です。
ネットワークスペシャリストに合格した際には、極めて高い知識やスキルが証明できます。就職活動や転職活動で有利になる場合があること以上に、ヘッドハンティングなどを期待することもできるでしょう。ヘッドハンティングされると、好条件での年収が望めたり、現状以上のポジションを与えられたりします。それゆえ、今よりさらに上に進みたいネットワークエンジニアはネットワークスペシャリストの合格を目指してみると良いでしょう。
ネットワークスペシャリスト試験については、その内容から難易度までをこちらで詳しく解説しています。
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未経験者の場合は、自分がネットワークエンジニアになれるのか心配になる場合もあるでしょう。でも心配いりません。未経験者でもネットワークエンジニアになることはできます。
ただし、ネットワークエンジニアになるために何もしていなければ、やはりネットワークエンジニアになれないので、できることを一つ一つやる必要があります。ここでは、未経験者がネットワークエンジニアになるためにはどうすればよいか、詳しく説明します。
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ネットワークエンジニアは人手不足の状況なので、求人内容によっては未経験者可能となっている場合があります。そのため、ネットワークエンジニアの実務経験がない人がネットワークエンジニアになれるチャンスはあります。ネットワークエンジニアの仕事には難しいコード書きなども少なく、免許や実務経験が必須ではないので、未経験者も問題ないのです。
また、ネットワークエンジニアとしての実務経験がなくても、ネットワークを構築した経験はあると良いです。たとえば自宅でホームネットワークを構築するなどの方法で、経験を積んでおくと良いでしょう。
ネットワークが満たすべき要件は顧客によって大きく異なるため、ネットワークエンジニアはネットワークを設計する前に、顧客と十分なコミュニケーションを取る必要があります。ネットワークエンジニアの技術が高いだけで、コミュニケーション能力が低い場合は顧客の望む形のネットワークができあがらない結果も生じ得るので、こうなってしまっては本末転倒です。
このため、コミュニケーション能力が高いことはネットワークエンジニアになるために、大きなアピールポイントとなります。ネットワークに関するスキルが低くても、それを補うだけのコミュニケーションスキルがあることを全面的に売り出すと良いでしょう。
ネットワークエンジニア未経験者にとっての最後の武器は熱意と将来性です。
たとえばクラウド環境の実績が多い企業を志望する場合に、どうしても最先端のクラウド技術で多くの人々の生活を豊かにしたく、その思いを叶えるためにも志望企業へ入社したい熱意が強いことを伝えれば、採用担当者の心を熱くする場合もあるでしょう。
また、今は未経験者でも数年後にはネットワークエンジニアとしてバリバリ仕事をこなせるようになることを宣言して、将来性のあることをアピールするのも良いでしょう。もちろん宣言した以上は、目指すべき姿に向けひた向きに努力する必要があります。
このように熱意と将来性を伝えることで、ネットワークエンジニアへの道が切り開ける場合があります。
「業務経験がないこと」と「技術の経験がないこと」はまったく異なる、という点を意識するようにしましょう。業務経験もなくかつ何も勉強していない状態ですと、さすがにネットワークエンジニアとして採用されにくいです。
しかし技術の経験を勉強し積んでいく方法は業務の場でなくともたくさんあります。自宅のネットワークの設定の変更を変えてみたり、クラウドサービスを利用してみるなど、身近にも経験を積める場は数多く存在しているので、積極的に技術を身に付けるようにしてください。その経験が採用試験でも効果を発揮しますし、実際に仕事を始めた後も必ず役に立ちますよ。
ネットワークエンジニアの仕事内容や、求められるスキルについて紹介しました。ネットワークエンジニアは、未経験者からでも入りやすいエンジニア職です。IT社会化にともなうネットワークエンジニアの需要の高まりにより、求人も見つけやすい業界といえます。
仕事内容や必要なスキルを深く理解して、就職活動やキャリアプランに役立てましょう。「文系だから無理かも」「IT経験がないから難しそう」と恐れずに、エンジニアへの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
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簡潔にまとめると、システムエンジニアはその名前の通りシステムの開発をおこなうエンジニアです。それに対してネットワークエンジニアはクライアントやネットワーク機器などにIPアドレスを割り当てたりすることでネットワークの構築などをおこないます。扱うものや扱い方が違うため、システムエンジニアとネットワークエンジニアはまったく異なります。
システムエンジニアは開発に使用するプログラミングの知識などが必要になります。そしてネットワークエンジニアはルータやスイッチなどのネットワーク装置の知識などが必要です。おこなう業務が違えばもちろん必要な知識も異なります。このように、システムエンジニアとネットワークエンジニアでは携わる業務から必要な知識や技術まで何もかもが違うため、混同しないようにしましょう。