IT仕事内容

インフラエンジニアとは|ITインフラ全般を支えるエンジニア

「インフラエンジニアってどのような仕事をするの?」「インフラエンジニアになるためにはどんなスキルが必要?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

インフラエンジニアは、ITインフラ全般の構築から管理まで幅広くこなすエンジニアです。この記事では、インフラエンジニアの業務内容とその範囲、そして必要とされるスキルからキャリアパスまで解説します。

IT業界でキャリアアップを目指す人にとってインフラエンジニアは有望な選択肢の一つなので、ぜひ検討してみてください。

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インフラエンジニアの仕事の種類と内容を知ろう

インフラエンジニアはプログラミング言語以外のすべてが業務範囲のため、仕事の種類も内容も多岐に渡ります。

ここでは技術的な面から「ITインフラの何を構築して何を管理していく仕事なのか」、業務のポジション面から「どんな内容の仕事を行うのか」の2つ側面から、インフラエンジニアの仕事内容について解説します。

まずはITインフラについて理解しよう

インフラエンジニアを理解する前に、まずITインフラとは何かを整理しておきましょう。アプリケーションは「ネットワーク」「サーバー」「データベース」「プログラミング言語」の4つで構成されています。「ネットワーク」の上に「サーバー」があり、サーバーの上で「データベース」と「プログラミング言語」が連携することでアプリケーションが動いています。

これらの4つを現実の世界に例えてみましょう。ネットワークという「道路」の上に、サーバーという「店」があって、そこでデータベースという「材料」を、プログラミング言語という「道具」を使って、アプリケーションという「商品」が売られているイメージです。

ITインフラの範囲

ITインフラとはプログラミング言語が動作するための基盤となる環境のことで、「ネットワーク」「サーバー」「データベース」のことを指します。言い換えれば「プログラミング言語」以外はすべてITインフラであり、インフラエンジニアの業務範囲となります。

技術別のエンジニアの仕事内容について理解しよう

インフラエンジニアの仕事の技術領域は「ネットワーク」「サーバー」「データベース」に加えて、近年ではサイバー攻撃の増加が社会問題となり「セキュリティ」もITインフラの技術領域の一つとなっています。

そのため、インフラエンジニアは主に「ネットワークエンジニア」「サーバーエンジニア」「データベースエンジニア」「セキュリティエンジニア」の4つに分かれます。

インフラエンジニアの職種

また、ITインフラはすべての技術が密接に関係して動作しているため、ネットワークエンジニアであってもサーバーについての知識も必要となり、サーバーエンジニアであってもネットワークやデータベースの知識は必要です。

それぞれのエンジニアが一つの技術領域の知識だけで業務が成り立つことはほとんどないということは理解しておきましょう。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、ネットワークの構築・管理を行うエンジニアです。具体的にはルーターやスイッチなどをはじめ、ファイアウォール(FW)、ロードバランサー(LB)などサーバー以外のネットワーク機器も管理します。

ネットワークエンジニアの仕事は、経路制御(どこに転送するか?)、アクセス制御(どこへの転送を許可するか?拒否するか?)、トラフィック制御(転送量をどれくらいにするか?)の3つの機能をネットワーク上で実装することです。

ネットワークエンジニアの主な業務

また、オフィス内で電話を使うために設置されるPBX(構内交換機)や、光ファイバーのネットワークを接続するための光伝送装置、Wi-Fiのアクセスポイントのような無線機器など、データ転送のためのネットワークに関わるところはすべてネットワークエンジニアの業務範囲です。

その他にもネットワークに通信障害が起こってないか24時間監視を行うNOC(ネットワーク・オペレーション・センター)に常駐して、障害時の復旧の対応も行う仕事もあります。

関連記事:ネットワークエンジニアとは?仕事内容&必須スキルまとめ

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、サーバーの構築・管理を行うエンジニアです。具体的にはLinuxやWindowsサーバーなどのサーバー用OSのインストール、各種サーバーアプリケーションのインストールと設定を行ってサーバーを構築します。

サーバーをネットワークに接続するためのサーバーのネットワーク設定も行います。また、一つの物理サーバーの上で複数の仮想サーバーを運用する場合は仮想環境の構築も行います。

その他、プログラミング言語やデータベースが連携する場合に必要なライブラリやモジュールなどのミドルウェアのインストールも行い、マイグレーションと呼ばれるアプリケーションとデータベースの連携の準備も行います。

サーバーエンジニアの主な業務

サーバーエンジニアの仕事は、インフラエンジニアの中では他のエンジニアと比べて業務範囲が広く、ネットワークを含め幅広い知識が必要になります。

システム運用後はサーバーの障害時に復旧を行ったり、OSやミドルウェアのバージョンアップ作業なども行います。

関連記事:サーバーエンジニアとは|仕事内容から必要なスキルまで徹底解説

データベースエンジニア

データベースエンジニアは、データベースの構築・管理を行うエンジニアです。具体的には商用の製品である「Oracle Database」「Microsoft SQL Server」や、オープンソースで使える「MySQL」などのデータベースのインストールを行い、SQL言語を使ってデータベーステーブルの構築を行います。

近年では大容量でデータ形式が多様な「ビッグデータ」を使うために、SQL言語を使わないNoSQLのデータベーステーブルの構築も行います。また、プログラムとデータベースは連携して動作するため、データベースエンジニアにはプログラミングのスキルも必要になります。

また、システム運用後はデータ量の増加に伴うパフォーマンス低下を防ぐために、サーバー最適化のためにデータベースのチューニングも行います。

データベースエンジニアの主な業務

小規模なデータベーステーブルの構築の場合は、プログラミングを行う開発者がデータベースを構築する場合もあり、データベースエンジニアとプログラマーを1人のエンジニアが兼任することもあります。インフラエンジニアと開発エンジニアの両方で業務を行うのも特徴です。

関連記事:データベースエンジニアとは|仕事内容から必要なスキルまで徹底解説

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セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、システム全体を外部の攻撃から守り、リスクの対応を行うエンジニアです。具体的には、シグネチャと呼ばれるウィルスや脆弱性の通信を検知するプログラムが組み込まれたIPS/IDS、WAFと言ったアプリケーションの通信をチェックする機器の構築から運用後のチューニングまで行います。

近年ではファイアウォール(FW)とIPS/IDS、WAFの機能が一体になったUTMの構築も行います。

セキュリティエンジニアの主な業務

その他、システムが外部から攻撃を受けてないか24時間監視を行っているSOC(セキュリティ・オペレーション・センター)に常駐して、外部から攻撃があった場合にネットワーク、サーバー、データベース、プログラミングの観点から分析を行って攻撃に対処します。

関連記事:セキュリティエンジニアとは|仕事内容と年収から必須資格まとめ

業務別のエンジニアの仕事内容について理解しよう

業務の各ポジションごとでもインフラエンジニアの業務内容は多岐に渡ります。システム導入時の要件定義や設計から、導入後の運用・保守まで様々です。

しかし、導入から運用・保守まで各フェーズが変わっても、システムを安定稼働させるためには何をするべきかという課題解決は全フェーズ共通で行います。設計のポジションであっても、運用業務を理解してシステムを安定して運用して行くにはどうするべきかを考慮する必要があります。

インフラエンジニアの業務別仕事内容

各ポジションが独立した業務であっても、システムの安定稼働のために各フェーズが深いつながりをもって動いているということは理解しておきましょう。

テクニカルマネージャー

テクニカルマネージャーは、エンジニアのリーダーのポジションに当たります。企業によってはアカウントSEや、フロントSEなどと呼ばれる場合もあります。プロジェクトのフロントに立って顧客の窓口対応を行い、顧客との会議でシステムの説明をします。内部的にはエンジニアをまとめて業務上の技術的なサポートを行います。

システム導入初期は顧客のヒヤリングや要件定義に始まり、システムの仕様の確定、製品の選定を行い全体の方向性を決めていきます。場合によってはプロジェクトマネージャーを兼任することもあり、システムの見積り、顧客とのスケジュール調整、全体のタスク管理も担当します。

システムの導入後も障害時には復旧までの間の顧客への説明対応の責任も負い、他にも運用後の課題解決のためのサポートも行います。システムを導入した顧客にとっての、技術問い合わせや相談を行うための総合的な窓口の役目も果たします。

設計・構築エンジニア

設計・構築エンジニアは、システムを具体的に作っていくエンジニアです。設計のフェーズでは、要件定義に基づいた「基本設計書」を作成します。

さらに基本設計書を元に、システムを設定するために必要なパラメータを記載する「詳細設計書」を作成します。設計上、パラメータを確定できない場合は動作検証も実施し、詳細設計書で確定したパラメータを元に設定します。詳細設計書は設定のためのパラメータが記載されているため単に「パラメータシート」と呼ぶ場合もあります。

構築フェーズでは作業前には、作業手順書の作成や、導入時の機器の正常性を確認するためのテスト手順書や試験表も作成します。作業当日は事前に作成した作業手順書やテスト手順書を元に作業を行いシステムを構築します。

場合によっては、導入後のバージョンアップ作業や保守期間が終わった機器のリプレイス作業も設計・構築のエンジニアが兼任することがあります。

運用・保守エンジニア

運用・保守エンジニアは、稼働したシステムを維持・管理するエンジニアです。構築時にはシステムが突然停止した場合でも業務影響を最小限にするために、ほとんどのシステムは障害時にバックアップに切り替えられるようになっています。

それでも、いつ・どんな障害が起こってシステムが停止するかわからないため、構築後のシステムは正常に動作しているか常時監視されており、障害が起こった場合は運用や保守を行っているエンジニアが復旧作業を行います。

通常の運用はシステムが正常に動作しているか機器のアラートやログの確認を常時行うルーティーン作業になります。場合によっては運用機器に簡単な設定を追加したり、設計が必要ないレベルでの構築業務をする必要があります。

その他、業務の内容によっては24時間365日のシフト勤務もあります。

サポートエンジニア

サポートエンジニアは、ハードウェアやソフトウェアなど、製品の技術サポートを担うエンジニアです。主にメーカーまたは、メーカーと代理店契約を結んだ企業に所属しているエンジニアです。「カスタマーサポート部」「製品主管部門」などと呼ばれる部署に所属して、製品の動作検証や仕様の確認、機器を販売した顧客に対して販売後のサポートを行います。

運用・保守エンジニアから、運用している機器についての製品の技術的な質問に対して回答をしたり、製品に不具合があった場合は動作検証して仕様を確認することもあります。また、運用・保守エンジニアから機器の故障の連絡があった場合、機器の交換も行います。

関連記事:フィールドエンジニアとは|仕事内容から年収や将来性まで徹底解説

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インフラエンジニアの年収

インフラエンジニアの年収は、年齢や業務のポジション、経験の種類と年数、エンジニアの種類、雇用形態によって様々です。ここではインフラエンジニアの年収がどれくらいか、各転職エージェントのデータを元に紹介します。

日本人の平均年収より高い

国税庁の民間給与実態統計調査によると、令和元年の日本人の平均給与は436万円です。インフラエンジニアという区分での国からの公式な調査結果はありませんが、各転職エージェントが、求人内容や利用者のデータを元に各エンジニアの平均給与を独自に算出しています。

DODA マイナビAGENT 平均年収.jp 求人ボックス
インフラエンジニア 550万円 545万円
ネットワークエンジニア 455万円 455万円 655~800万円
サーバエンジニア 463万円 465万円
データベースエンジニア 506万円 667万円(35~39歳) 500~1000万円 559万円
セキュリティエンジニア 506万円 600万円(30歳) 600万円 570万円
テクニカルサポート 409万円
運用/監視/保守 381万円

各社、調査年齢や条件にバラつきがありますが、インフラエンジニアの平均年収は500万円前後の傾向で、データベースエンジニアやセキュリティエンジニアは年収が高い傾向にあることがわかります。

参考サイト:国税庁 民間給与実態統計調査

関連記事:未経験OK! インフラエンジニアの年収と収入に影響する7つの要素

スキルアップ次第で年収1000万も可能

インフラエンジニアはスキルアップ次第で年収1000万円を越えることは可能です。リクナビネクストの調査によると通信インフラ設計・構築のエンジニアの最高年収は1100万円で、LANなどのネットワーク設計・構築のエンジニアの最高年収も960万円となっています。

また、技術スキルに加えてマネジメントスキルを身につけて、スキルの幅が広がることで年収がアップしやすいのもインフラエンジニアの特徴です。年収アップのためにはスキルの幅だけでなく深さも必要になるため、技術スキルとマネジメントスキルの両方を磨いて年収1000万を目指しましょう。

参考サイト:リクナビネクスト「30代エンジニア2180人に聞いた平均年収の実態と満足度」

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インフラエンジニアのキャリアパスについて知ろう

インフラエンジニアとして業務を続けて行く上で、今後どのように自分のキャリアを築いていくかも重要です。ITインフラの技術習得には1つの技術領域だけでなく幅広く知識や技術を身につけていくことが大事です。

また、エンジニアには技術スキル以外にもマネジメントスキルも必要です。自分にあったキャリアパスの方法を見つけましょう。

インフラエンジニアのキャリアパス

スペシャリストとしてスキルアップする

技術を極めたい方向けのキャリアパスです。インフラエンジニアの業務範囲はネットワーク、サーバー、データベース、セキュリティと広範囲です。現状、ネットワークやサーバーからデータベースまでインフラ全般を理解して主体的に業務を行えるエンジニアは少なく、ITインフラの構築や管理には各分野のエンジニアが必要になります。

もし一人でインフラ全般を扱えるエンジニアになることができれば、仕事を発注するクライアントから高い評価で受け入れてもらえることは確実です。また、本人にとっても業務の幅が広がって参加できる案件の種類も増え、他のエンジニアより給与的にもスキル的にもリードして市場価値が上がることは間違いありません。

最新技術を積極的に学びたい方や、職人のように技術を極めたい方はスペシャリストを目指しましょう。

関連記事:インフラエンジニアのキャリアパスとは|必要なスキルと資格を解説

     ネットワークエンジニアのキャリアパスとは|目標別の成功方法を解説

プロジェクトマネージャーとしてスキルアップする

管理者やリーダーになりたい方向けのキャリアパスです。ITインフラの構築にはたくさんのエンジニアが関わります。「エンジニアがどんな業務を行っているか?」「エンジニアがどんな問題を抱えているのか?」などプロジェクトは常に管理と問題解決の繰り返しです。プロジェクトマネージャーでも問題解決のためにはITインフラの知識や技術は必須になります。

自分の裁量でプロジェクトを動かしたいという方は、インフラエンジニアとして培った経験やスキルを活かして、問題解決能力の高いプロジェクトマネージャーを目指しましょう。

関連記事:プロジェクトマネージャー| 仕事・年収から役立つ資格まで解説!

フルスタックエンジニアとしてスキルアップする

フリーランスエンジニアとして活躍したい方向けのキャリアパスです。フルスタックエンジニアとは複数のスキルを持ったエンジニアのことを指します。

エンジニアとマネジメントの両方ができる。または、ITインフラの構築からプログラミング言語まで扱えてアプリケーションの開発を1人で行えるなど、フルスタックエンジニアのスキルは様々です。

基本的にプロジェクトは分担作業で特定の技術範囲、特定の業務範囲しか関わらないということが多いです。そのため、もっと知識や技術を広く習得して自分の手で最初から最後まで対応したいと思うエンジニアや、プロジェクトマネージャーだけどエンジニアの仕事もやりたいと思う方は、フルスタックエンジニアとしてフリーランスエンジニアになるという方法もあります。

また、フリーで業務を請け負う場合は、技術スキル、マネジメントスキルの他に、経営のノウハウも必要になります。

関連記事:フルスタックエンジニアとは|仕事内容やスキル、ロードマップを解説

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インフラエンジニアのメリット

インフラエンジニアは幅広い知識と技術が必要になる仕事で、エンジニアになるにも業務を続けて行くのも簡単ではありませんが、メリットもあります。

ここではIT業界でたくさんある職種の中で、インフラエンジニアになるメリットを紹介します。

システムが安定稼働すれば業務に空き時間ができる

運用・保守やシステム監視の24時間365日のシフト勤務などの業務は基本的にシステムが安定稼働していればほとんどすることはなくなり、障害が起こった場合に備えている待機時間として業務時間内に空き時間ができます。

この空き時間はエンジニアにとってはスキルアップのチャンスです。空き時間をうまく使って資格の勉強や、新しい技術の勉強を行うことも可能です。

エンジニアとして業務を続けていくためには日々勉強を継続することが必要です。空き時間を上手く使って自己研鑽を行えるのもインフラエンジニアのメリットです。

ITシステムがある限り仕事はなくならない

今日ではITインフラを使わないアプリケーションはほとんどありません。逆にITインフラ前提でアプリケーション開発が行われることがほとんどです。ITシステムがある限りはインフラエンジニアの仕事は無くなりません。

また、シスコシステムズが発表した「Cisco Annual Internet Report」によるとインターネット人口とトラフィックは増え続けており、接続されるデバイスも今後も増え続けると予想されています。そのため、インフラエンジニアの需要は増えることが予想されます。

インターネットユーザー数

参考サイト:シスコシステムズ「Cisco Annual Internet Report(2018~2023 年)ホワイトペーパー

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インフラエンジニアの仕事の大変さ

ITインフラの構築や運用にはたくさんの人が関わり業務も多忙です。構築時にはたくさんの関係各所との連絡が必要になり、運用では障害が起こった際に非常に高い問題解決能力が求められます。ここではインフラエンジニアの業務における仕事の大変さについて紹介します。

連携する部署との調整業務は必須

ITインフラの構築には多数の関係各所との調整業務が必要になってきます。調整業務とは複数の人が一緒に行う業務をスムーズに行えるようにするための準備全般のことです。特にプロジェクトはチームで動いているため、複数の関係各所との認識合わせとスケジュールの調整は必須の業務です。

調整業務で具体的に行うことは「メール」と「打ち合わせなどの会議」です。「機器の搬入はいつにするか?」「テスト試験はいつにするか?」「お客様への承認はいつまでに必要か?」などプロジェクトで行う業務はすべてメールや会議で確定したことを元に動いています。

調整業務には、関係各所と円滑に業務を進めていくために高いコミュニケーション能力が求められます。

夜間の業務対応がある

ITインフラは止まらないことが前提のため、システムは24時間体制で監視が行われ、障害が起こった時には迅速に対応できるように備えています。システム障害は夜間であってもリアルタイムに対応しなければいけません。

システム障害の対応が必要になるパターンは、ユーザーからのシステムが使えないという連絡、または機器からの監視アラートの2通りです。夜間の場合は業務で使用されてないことが多いため、システムからの監視アラートから障害対応を行うことがほとんどです。

システムからの監視アラートを検知すると、24時間システム監視を行っている部署からすぐに担当のインフラエンジニアへ連絡が入ります。

夜間の障害対応を行うインフラエンジニアは、深夜の睡眠中であっても自宅からリモートで機器にログインして障害状況の確認をして復旧作業を行います。障害の影響度によっては、例え夜間であってもリアルタイムでユーザーや上司への連絡する場合もあります。

また、場合によっては復旧に時間がかかり夜間から朝まで対応することもあります。

障害時にはスピードが求められる

ITインフラが止まってしまうと、企業にとってはビジネスの機会を失い大きな損失になります。復旧に時間がかかりすぎると、システムを利用していた企業の損失は拡大し、場合によっては企業のイメージダウンや風評被害にまで発展する可能性もあります。そのため、障害時の対応は「スピード」と「正確性」が求められます。

ITインフラが完全に停止した場合は、障害の原因追及よりもまずはシステムを使えるようにすることが最優先されます。ハードウェア故障であればできるだけ短時間で、障害が起きた機器を正常に動作する機器に交換しなければなりません。

また、システム全体が何日も使えなくなるような大規模な障害になると、夜間や休日返上で復旧を行う場合もあります。

インフラエンジニアの仕事のやりがい

夜間の障害対応や関係各所との調整業務など大変な仕事もありますが、インフラエンジニアならではのやりがいもあります。

ここでは、インフラエンジニアの業務をやっていて良かったと思う、やりがいについて解説します。

最新の技術に携われる

ITインフラの構築は標準のネットワーク技術に加えて、メーカーが独自に開発したネットワーク技術を使う場合がほとんどです。

技術探求心の高いエンジニアにとっては、まだ使われていない技術を検証を繰り返しながら構築を行う楽しさを感じることもあるでしょう。そして、最新技術でシステムをリリースできた時の達成感はインフラエンジニアならではのやりがいです。

例えば、サーバーとネットワークの仮想化をするVMware社のvSphere(ブイスフィア)やVMware NSX、L2ネットワークをシンプルに構築できるようにしたCisco社のFabric Extender(ファブリック・エクステンダ)など、ネットワーク技術の書籍だけでは理解や習得が難しいとされるメーカーの独自技術を、構築業務を通して経験できます。

さらに、新製品のリリースタイミングによっては、メーカーが新しく開発した最新の技術を導入して構築を行うこともあります。

大規模システムの構築で社会貢献ができる

ITインフラの構築業務には大規模な案件がたくさんあります。例えば、企業用のテナントビルでは必ずネットワークの構築業務があります。病院、ショッピングモール、その他企業のオフィスなど、ビジネス関連の建物には必ずLANの工事が存在します。特に高層ビルになるとオフィスとして借りる企業の数も多くネットワークも大規模になります。

その他、企業のデータセンター移設業務という仕事もあります。企業が業務で使っていたシステムを引っ越すため、機器の数やシステムの数など膨大です。また、24時間システムが動いている企業のデータセンター移設になると、いかに業務影響を最小限にしてシステムを切り替えるか綿密な設計が必要になります。

ビジネス用テナントビルのネットワーク構築や企業のITインフラの移設など、経済を支えている企業にとっては絶対になくてはならない社会インフラの構築に関わって、社会貢献が出るのもインフラエンジニアには大きなやりがいです。

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インフラエンジニアに必要なスキルを理解しよう

インフラエンジニアになるためには、ITインフラに関する幅広い知識と技術が必要になります。身につけなければならないスキルはたくさんありますが、少しづつできるところから始めて継続して勉強することが大事です。

ここでは、インフラエンジニアになるためにどんなことしたらいいか、業務を行うために必要最低限身につけておきたいスキルについて解説します。

未経験者の場合はネットワークからの勉強が必須

未経験からインフラエンジニアになるためには、ネットワークエンジニアを目指すが一番の近道です。

仮に未経験からサーバーエンジニアを目指す場合は、サーバーをネットワークに接続するためにネットワークの知識も必要になり、結果的にサーバーとネットワークの両方の勉強が必要になるため勉強範囲が増えます。

逆にネットワークエンジニアの場合は、ITインフラで実現する技術は主に経路制御、アクセス制御、トラフィック制御の3つで、これらを実現するために各プロトコルの動作フローを理解するという勉強方法で、サーバーエンジニアと比べて比較的勉強がやりやすいという特徴もあります。

また、どんなに優れたアプリケーションであっても、ネットワークが無いと使えません。ITインフラの最初の入口はネットワークであると言っても過言ではありません。未経験者の方は最初はネットワークから勉強を始めましょう。

関連記事:未経験からインフラエンジニアになるには|おすすめ理由や資格を解説

     未経験でもなれるネットワークエンジニア|売り手市場のインフラ業界

     初心者からできるネットワークの効率的な勉強方法|サイトや本も紹介

セキュリティの技術や知識は必須

セキュリティの設計をしないITインフラは存在しません。ITインフラを安定して運用するためには、セキュリティの知識と技術は必須になります。

ネットワーク上では、どことどこの通信を許可するか? サーバーには、どのユーザーにログインを許可させて、どの実行権限を与えるか? データベースへは、どのユーザーにアクセスを許可させて、どのデータベーステーブルへ実行権限を与えるか? すべてにおいてセキュリティの設計は必須です。

また、これらの機能を実現するためのプロトコルとしてAAAプロトコルというのがあります。AAAは、Authentication(認証)、Authorization(認可)、Accounting(アクセス情報の収集)の略で、セキュリティを実装する場合の基本になります。

内容
Authentication(認証) システムにアクセスするユーザーが正しいか確認する
Authorization(認可) アクセスしたユーザーの実行権限を制限する
Accounting(アクセス情報の収集) アクセスしたユーザーが行ったログを収集する

ドキュメント作成能力は必須

インフラエンジニアのどのフェーズであってもエクセル、ワード、パワーポイントを使ったドキュメント作成が必ず発生します。

設計・構築ではパワーポイントでユーザーに説明をする資料を作ったり、ワードやエクセルで設計書を作成したり、機器のパラメータ管理をエクセルで行ったりと実機を触る時間以外は常に何かしらのドキュメントの作成や更新の業務です。

場合によっては実機に触る時間より資料作成に使う時間の方が長いこともあります。

また、設計・構築の業務で作成されたドキュメントは構築したシステムと同様に成果物として納品対象になるため、ドキュメント作成はエンジニアにとって重要な業務です。

その他、システムの運用においても各種管理がシステム化されてない場合は、事務作業はエクセル、ワード、パワーポイントを使った業務になり、ドキュメント作成能力はエンジニアには必須のスキルになります。

ネットワークやサーバーなどの製品の知識も必要

ITインフラの構築にはネットワーク技術だけでなく、ネットワーク機器の製品ごとの知識も必要になります。各製品にはそれぞれ独自のデフォルト設定が最初に入っており、機器の設定前にはそれらを把握する必要があります。

例えば、デフォルトのログインパスワードがある場合は、パスワードを知らないとログインをできずに設定ができなかったり、機器を使うためにライセンスを有効にしないと使えなかったり、製品について理解しておかないと設定前の段階で作業が止まってしまいます。

メーカーのサイトや公開されているナレッジを確認して、普段から製品についての情報を拾って製品知識を深めるのも大事です。

サーバーエンジニアはネットワークを含め幅広い知識が必要

インフラエンジニアの中でもサーバーエンジニアの業務は他のエンジニアより広範囲で幅広い知識が必要になります。

サーバーの構築は主に「あらかじめでき上がったサーバーアプリケーションのインストールと設定で動くサーバー」と「プログラミング言語などを使って開発が必要なサーバー」の2種類に分かれます。

前者は、DNSサーバー、FTPサーバー、メールサーバーなどがあり、設定ファイルをカスタマイズしてサーバー構築を行います。構築のためにはプロトコルの詳細な動作まで理解した上で各パラメータの設定を行う必要があります。

後者のサーバーには、Webサーバー、アプリケーションサーバー、データベースサーバーがあり、サーバー構築には開発が必要です。また、この3つのサーバーは連携して動く「Webの3層構造」と呼ばれて、今日のWeb開発の必須の技術になっています。

サーバーエンジニアは、どんなサービスが動くかを理解したうえで、プログラムやデータベースが正常に動く環境を構築しなければなりません。開発が必要なサーバーの構築には、どのようなサービスが動いているかを理解して、ライブラリやモジュールなどを含めた開発に必要なミドルウェアの知識が必要になります。

サーバーの構築には標準の通信プロトコルの詳細な動作の知識、サーバー上で開発されるサービスの知識、そしてサーバーをネットワークに接続するためのネットワークの知識など、サーバーエンジニアには幅広い知識が求められます。

ハードウェアの幅広い知識が必要

サーバーエンジニアにはハードウェアの知識も必要です。サーバーは家庭用のPCとは違い、要件や用途に合わせてメモリ、HDDやSSDなどのストレージ、各管理用のモジュールの基盤をカスタマイズして購入するのが普通です。

新規にサーバーを購入した場合は、場合によってOSのインストール前に内部の物理的な配線を行う必要があります。

そして、配線が完了したらCPU、メモリ、ハードディスク、NICなどを管理するBIOS(バイオス)の設定が必要になります。OSの起動順序、ストレージのRAIDの設定、CPUの仮想化の対応有無など各設定を行います。その他にもサーバーとして動作させるコンピュータの場合はハードウェアの設定段階から不要な設定はリソース節約のために無効にします。

BIOSの設定を間違えると、後でOSのインストールからやり直す必要がある項目もあるので注意が必要です。

サーバーの内部の配線は初心者の方には難しそうに見えるかもしれませんが、内部の構造は市販の組み立てのパソコンと同じです。コンピュータのハードウェア部分の勉強も兼ねて、パソコンを組み立ててみるのもいいでしょう。

読み書きレベルの英語力も必要

ネットワーク機器の国内シェアは、海外製品が多い傾向にあります。2019年に日経クロステックが行ったネットワーク機器利用調査によると、ルーターとファイアウォールのベスト3のシェアはヤマハとNECを除けばすべて海外のメーカーです。

また、IDC Japan株式会社の調査による国内のネットワーク機器市場の支出額別では、シスコシステムズが全体の50%以上を占めており、海外メーカーのシェアが高いことがわかります。

順位 ルーター(※1) ファイアウォール(※1) ネットワーク機器支出額(※2)
1位 ヤマハ(27.0%) フォーティネット(34.7%) シスコシステムズ(51.6%)
2位 シスコシステムズ(17.8%) パロアルトネットワークス(19.1%) ヤマハ(5.3%)
3位 NEC(12.3%) シスコシステムズ(12.7%) NEC(4.9%)

参考サイト(※1):日経クロステック「ネットワーク機器 利用実態調査 2019」

参考サイト(※2):IDC Japan株式会社「国内ネットワーク機器市場 ベンダー別 支出額シェア実績、2019年」

ITインフラの構築や運用で製品の動作仕様や機能について確認する場合、日本語のマニュアルで解決できない場合は、英語のマニュアルや海外サイトを読む必要があります。

また、国内のナレッジだけで解決できない場合は、最終的には海外の本社への問い合わせを行うことになり、その場合は当然、英語でメールを作成するので、読み書きレベルの英語力が必要になってきます。

各種ツールのオペレーション能力が必要

ITインフラの構築や運用を行っていくためには、各種ツールを使いこなす必要があります。

ネットワーク機器にログインして設定を行うためには、ターミナルソフトの操作が必須になります。ターミナルソフトは「Putty」や、日本人が開発した「Teraterm」が比較的よく使われます。また、最近はGUIで設定を行えるネットワーク機器も増えてきており、その場合はChromeやFireFoxなどのブラウザで機器にログインします。

その他にも、ネットワークの障害時にネットワーク上に流れるパケットを取得して解析をするための「Wireshark」や、サーバー上のファイルをやり取りするための「WinSCP」や「cyberduck」などのFTPツールなどもよく使われます。

また、エクセルやテキストエディターも立派なツールです。ネットワーク機器のコマンドをエクセルの関数を使って生成したり、テキストエディターで特定の文字の置換や検索などを行ったりします。

インフラエンジニアの業務では、用途に応じて各種ツールを効率よく使いこなす能力も必要です。

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インフラエンジニアが持っていると有利なスキル

インフラエンジニアとして業務を行っている方、または未経験者であっても将来的にスキルアップを目指している方もいるでしょう。

ここでは、インフラエンジニアとして持っていると将来的にスキルアップしやすい有利なスキルについて紹介します。

コミュニケーション能力を高めよう

業務を行う上で必要なコミュニケーション能力は2つあります。「対面で口頭で行う会話」と「文章でやり取りするメールやチャットの会話」です。コミュニケーションと言えば、会議や打合せなど対面で行う場面でのコミュニケーションが重視されがちですが、「文章でやり取りするメールやチャット」のコミュニケーション能力も重要です。

特に、社内でコミュニケーションツールにチャットを利用している場合は文章でリアルタイムに会話が行われます。できるだけ短い文章で、わかりやすく相手に要件や要点を伝える必要があります。

対面でのコミュニケーション能力だけでなく文章でのコミュニケーション能力も高めましょう。

プログラミングができるとスキルアップしやすい

インフラエンジニアでもプログラミングができるとスキルアップの幅が広がります。

例えば、運用業務で毎日同じ機器にログインして、同じコマンドを実行してログを取得するような定型業務は、プログラミングで自動化しておけば作業の効率が上がります。

そして、自動化により空いた時間で他の業務を行うことで、自身のパフォーマンスが高まり、他のエンジニアよりスキル的にリードできます。

また、セキュリティエンジニアを目指す方は、ITインフラのスキルに加えてプログラミングのスキルは必須になります。Dos攻撃などのネットワークのリソース消費を狙った攻撃を除けば、外部からの攻撃のほとんどが悪意のあるプログラムやコマンドの実行です。

攻撃を受けた場合にどんなプログラムやコマンドが実行され、それによってどんな動作になるかを理解して対処する必要があるため、プログラミングスキルは必須になります。

クラウドの知識や技術があるとスキルアップしやすい

ITインフラの構築には、データセンターに機器を持ち込んで構築するオンプレミスと呼ばれる方法と、AWSやAzureなどのクラウド上で構築する方法の2種類あります。

令和元年の総務省の通信利用動向調査によると、企業のクラウドが利用進んでいることがわかります。そのため、ITインフラの構築をクラウドで行えるインフラエンジニアの需要はますます高まると予想され、クラウドの知識や技術があるインフラエンジニアはスキルアップしやすいと考えられます。

クラウドサービスの利用状況

参考サイト:総務省「令和元年通信利用動向調査の結果」

また、クラウドは従量課金制ですが、個人でもクラウド上でネットワークやサーバーを構築することが可能です。インフラエンジニアとしてさらにスキルアップを考えている場合は、積極的にクラウドを触って勉強しておくのもよいでしょう。

インフラエンジニアを目指すならまずは資格を取ろう

未経験からインフラエンジニアを目指す方にとって、資格を取るというのは有効な手段です。ここでは、インフラエンジニアになるならぜひ取得しておきたい資格を紹介します。資格取得と勉強で得た知識を実務で活かして、さらにスキルアップをして行きましょう。

関連記事:インフラエンジニアに資格は必須? 11個のおすすめの資格も紹介

     ネットワークエンジニアにおすすめ資格一覧|年収や難易度まで紹介

シスコシステムズ認定資格

ネットワークエンジニアを目指す方向けの資格です。アメリカのネットワーク機器メーカーのシスコシステムズ社の認定資格で、ネットワーク関連の資格としては非常に人気のある資格です。標準のネットワーク技術の知識と、Cisco機器を使った設定知識を問う実機ベースの試験内容です。

資格のグレードランクは下から順番に「エントリー(CCT)」「アソシエイト(CCNA)」「プロフェッショナル(CCNP)」「エキスパート(CCIE)」「アーキテクト(CCAr)」の順に難易度が上がります。未経験者の場合はCCNAの合格から目指す方が多いです。

簡単な資格ではありませんが、ネットワークの基礎知識を身に付けるために、まずはCCNAの合格を目指しましょう。

関連記事:Cisco技術者認定資格とは? 種類・難易度と受験方法を解説

LPI認定資格:LPIC

サーバーエンジニアを目指す方向けの資格です。カナダの非営利団体LPI(Linux Professional Institute)認定の資格で、Linuxのスキルを証明するための世界標準の資格です。

Linuxの基本的な操作からサーバー構築、セキュリティ、仮想化技術まで幅広い内容で、Linuxに関する知識と技術を習得できる資格として非常に人気があります。8年連続で取得したい資格第1位という実績もあります。

資格のグレードランクは3段階になり、「Level-1」「Level-2」「Level-3」の順に難易度が上がります。サーバーエンジニアになりたい方は最初はLinuxの基礎知識を身につけるために、LPIC Level-1の合格を目指しましょう。

関連記事:LPICとは|取得で身につくスキルとメリットから勉強方法まで解説

マイクロソフト認定資格

Windowsで知られているマイクロソフトの認定資格です。マイクロソフト製品の知識と技術を証明する資格です。

資格体系は、入門者向けの「Fundamentals 認定資格」、実務者向けの「ロールベースの認定資格」、専門分野や教育期間向けの「その他の認定資格」に分かています。今まで設けられていた「MTA」「MCSA」「MCSE」「MCSD」のグレードランクは2020年6月30日に廃止されました。

改定後の資格の内容は、ITインフラはWindowsServerやSQLServerなどの製品の技術ベースでなく、マイクロソフトのクラウドであるAzureがベースになっています。また、業務のポジション別に資格が準備されているのも特徴です。

今後、クラウド上でのITインフラの構築は需要が増えると予想されます。Azureを使ったITインフラのスキルの証明として、セキュリティエンジニア向けにロールベースの認定資格の「Azure Security Engineer Associate」が準備されています。

ネットワーク、仮想、システムリソースなど難易度は高いですが、スキルアップのためにこちらを目指すのも良いでしょう。

AWS認定資格

AWSクラウドを運営するアマゾンの認定資格です。資格のグレードランクは下から順番に「基礎コース」「アソシエイト」「プロフェッショナル」の順に難易度が上がります。

また、それとは別に「専門知識」という枠があります。「専門知識」については受験の前提条件に「基礎コース」「アソシエイト」「プロフェッショナル」のどれか1つの認定を受けている必要があります。

インフラエンジニア向けの最初の資格としては、アソシエイトの「Solutions Architect」があります。クラウドの需要増加に伴って取得を目指す方も増えています。クラウドのスキルを身につけるためには最初はまずこちらを目指しましょう。

国家資格|ネットワークスペシャリスト

ネットワークエンジニアの最高峰の国家資格です。毎年の合格率が14%前後と難易度の高い資格ではありますが、ネットワークエンジニアを極めるならぜひ取得したい資格です。合格にはネットワークの知識の他にコンピュータの基礎理論から、マネジメント、経営まで幅広い知識が必要になります。

また、未経験者の方でも合格が出ていますので、これからネットワークエンジニアを目指す方であっても、計画的に勉強をすることで合格は可能です。毎年4月の第3日曜日に実施されますので、受験勉強をする気持ちでこの試験に合格して、ネットワークエンジニアとしてキャリアアップをしましょう。

関連記事:ネットワークスペシャリスト試験とは|難易度から勉強方法まで紹介

インフラエンジニアのための役立つ参考書

インフラエンジニアになるためには、ITインフラについての理解が必須です。そのために参考書で知識を蓄えるのも大切です。初心者の方は途中で挫折しないように、専門用語が多すぎず、難易度が高すぎないような1冊を最初に選ぶ必要があります。

ここでは、インフラエンジニアを目指す方が良いスタートを切れるために、一番最初に読むべき技術参考書について紹介します。

ネットワークエンジニアのための参考者

マスタリングTCP/IP 入門編

マスタリングTCPIP―入門編―

まったくネットワークを知らない人が、通信の基礎を理解をするための最初の1冊です。難しいプロトコルの話から入るのではなく、ネットワークとは何かということをコンピューターの歴史的な背景から入り、一般の方でも理解できるように説明されています。

入門編なので、さらに知識を深めたい方は応用編にチャレンジしましょう。

サーバーエンジニアのための参考者

新しいLinuxの教科書

新しいLinuxの教科書

サーバーエンジニアにとって必須のLinuxのスキルを高めるための最初の1冊です。Linuxのコマンドについての解説だけでなく、VirtualBoxを使ったLinuxの環境構築まで解説されているので、Linuxを操作しながら学べます。

その他、シェルスクリプト、バージョン管理システムまで解説されており、Linuxの実践に使える知識とオペレーション能力がセットで身につく内容になっています。

データベースエンジニアのための参考者

SQL ゼロからはじめるデータベース操作

SQL ゼロからはじめるデータベース操作

データベースを最初から勉強するための1冊です。ビッグデータ活用のためにはNoSQLのデータベースも必要ですが、最初はSQLを使ったリレーショナルデータベースの構築から始めましょう。

Oracle、MySQLなど複数のデータベースで動作確認した結果に基づいてSQLコマンドが紹介されています。環境構築用のCD-ROMもついますのでデータベースを作ってSQLを実行しながらデータベースを学べます。

インフラエンジニアを目指すならネットワークエンジニアからはじめよう

インフラエンジニアの中でもサーバーエンジニアにはネットワーク、仮想化などの知識は必要になり、データベースエンジニアにはサーバーとプログラミング言語の知識が必要になります。

サーバーエンジニアやデータベースエンジニアは必要とされる知識や技術が広範囲になり、必要とされる知識の中にはネットワークの知識も含まれます。未経験でインフラエンジニアを目指す方は最初はネットワークエンジニアを目指しましょう。

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記事の監修責任者

飯塚 寛也
エンジニアとして移行調整・NW更改作業・クラウドシステムの設計・構築等を手掛ける。 入社2年目でネットワーク最高資格であるCCIEの筆記試験に合格。 人材開発室にてCCNA/CCNPの勉強会を50回以上開催、100名以上の合格者を輩出し、スクール事業の礎となる。
株式会社アプエンテ 職業紹介責任者(010-190717133-004)
情報処理技術者試験 ネットワークスペシャリスト試験(第NW-2021-04-00112号)
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