CCNAの合格点は? 試験改定後の傾向や勉強方法を解説
2022.04.27
CCNAの取得を考えている方で「CCNAって他の資格と比べてどのくらい難しいの?」「どれだけ勉強したら合格できる?」といった疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
CCNAはネットワークエンジニアを初めとするインフラエンジニアのスキルアップ、キャリアアップを目指す方の入門資格といえる存在で、未経験から取得するためには3か月~半年近くの勉強時間が必要になります。
この記事では、今後CCNAの取得を目指している方に向けて、CCNAの難易度や他の資格との比較、勉強方法まで紹介していきます。
目次
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CCNAは、ネットワーク関連機器最大手のシスコシステムズ社が実施している、ネットワークエンジニアとしての技能を認定する試験です。CiscoルーターやCatalystスイッチに関する技術力が証明できるだけではなく、「TCP/IP」などの基礎的なネットワーク技術に関する知識の証明にもなります。
シスコ社製のネットワーク製品は、ネットワークの領域で幅広く導入されている製品なので、ネットワークの勉強をする場合は、シスコ社の製品が扱えるようになることが一番重要だといえます。
CCNA(Cisco Certified Network Associate)は、世界最大手のネットワーク関連機器メーカーであるシスコシステムズ社が実施する「Cisco認定資格」の一つです。
シスコシステムズ社は、IDC Japanによる2020年の国内ネットワーク機器市場においても、48.3%と半数近いシェアを押さえ不動の地位を確保しています。
参考リンク:IDC Japan「国内ネットワーク機器市場シェアを発表」
実際の現場においてもシスコシステムズ社の製品を取り扱うことは非常に多く、クラウド化が進んでいる現代においても、ネットワークの知識は必要不可欠ですし、シスコシステムズ社の製品がベースになっているといっても過言ではありません。
CCNAの試験難易度や有効な勉強方法については以下の記事で解説しています。
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Cisco認定資格には5つのグレードがあります。難易度の低い方から「エントリー(CCT)」「アソシエイト(CCNA)」「プロフェッショナル(CCNP)」「エキスパート(CCIE)」「アーキテクト(CCAr)」となっています。
CCNAは下から2番目に易しいアソシエイトレベルです。CCNA以外で同等レベルの試験にCisco Certified DevNet AssociateとCisco Certified CyberOps Associateの2種類が存在しますが、どちらもCCNAよりも発展的な内容となっているため、まったく別の認定アソシエイトと認識しておきましょう。
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CCNA試験は、PCを使ってオンラインで解答するCBT(Computer-Based Testing)方式で行われ、試験直後に合否が確認できます。試験時間は120分で、問題数は100問前後出題されるので、1問につき1分未満で回答していく早さが求められます。
試験問題は以下のさまざまな形式で出題されます。これらの中で最も多く出題されるのは「選択問題」です。
出題形式 | 回答方法 |
選択問題(単一選択) | 4問前後の選択肢から、正解を1つ選択する。 |
---|---|
選択問題(複数選択) | 6問前後の選択肢から、複数の正解を選択する。 |
入力問題 | 正解となるコマンドや値を入力する。 |
ドラッグ&ドロップ問題 | 複数の選択肢の中から、適切なもの同士をドラッグ&ドロップで結びつける。 |
改定前は、長文形式の「シナリオ問題」や実際にコマンド入力する「シミュレーション問題」がありましたが、2020年の改定以降は出題されていないようです。今後の改定で復活する可能性もあるため、受験前に最新の試験情報を確認しておきましょう。
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CCNAの資格を取得するメリットは大きく「就職・転職で有利になる」、「自分のスキルチェックができる」の2点あります。
CCNAを主催するシスコシステムズ社は、日本国内で見てもネットワーク業界で約半数のシェアを誇っているので、CCNAを取得していると世界で通用する一定のスキルがあることの証明にもなります。
世界的にも約55%のシェアを誇っているほど、CCNAは全世界で認定されている資格なので、アメリカでもネットワークに対する基礎知識を持っている人材と判断されます。
インフラエンジニアに必要な資格は以下で詳しく紹介しています。
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CCNAを取得することで、ネットワークに対して一定の知識があることの証明になるため、就職・転職時に有利に働きます。
プログラミング言語と異なり、ネットワークは自分で挙動を確かめながら学習を進めることが難しいため、未経験者が取得を目指そうとすると難易度は高くなります。未経験からエンジニアに転職する際に「未経験にも関わらずCCNAを取得した」として意欲と実行力が評価されるポイントになるでしょう。
また、すでにエンジニアとして働いている方であれば、CCNAで問われるレベルは実務では当たり前な点も多いため、取得しておくことで、ネットワークの領域をきちんと理解して業務できるという証明になります。
ネットワークエンジニアとして転職する際に失敗しない方法は以下の記事で詳しく解説しています。
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CCNA取得することで、ネットワーク関連のスキルを客観的に証明することができます。
たとえば、WEBアプリであれば特定の言語を使ってアプリを作ることで、自分のスキルを証明できますが、ネットワークやインフラ領域は簡単に成果物を作れるわけではないため、自身のスキルを証明することが難しくなります。
そのため、ネットワーク領域では資格を保有することで、自身の知識レベルを証明することが一般的です。
ネットワークに関する実務的な基礎知識を持っていることを証明するためにも、CCNAは非常に有効です。
CCNAはネットワークの基礎知識を習得できる資格で、就職や転職、スキルチェックだけでなく実務においても役に立ちます。たとえば、CCNAはネットワークの構築や運用でよく使われるシスコ製品に関する知識が習得できるため、ネットワークエンジニアの業務では資格勉強で得た知識が役に立ちます。
さらに、CCNAで得た知識はエンジニアの業務に限らずネットワークの業務全般で役立ちます。たとえば、通信キャリアのコールセンターや事務、ネットワーク機器関連の販売や営業、プロジェクトマネージャーなど、ネットワーク関連の業務ではコミュニケーションを取るためにはどうしてもネットワークの知識が必要になります。
そのため、円滑なコミュニケーションをおこなうためにCCNAの勉強で得たネットワークの知識が役に立ちます。
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CCNAはシスコ技術者認定の中では入門的な位置づけの資格で、難易度としては下から2番目のITスキル標準レベル2に該当します。CCNAより下の資格に入門向け資格の「CCT」がありますが、日本語化されていないので事実上の入門的な位置づけの試験がCCNAとなっています。
ここでは、CCNAとほかのIT系の資格を比較しながら、ITスキルを評価するための指標である「ITスキル標準」や合格率からどのレベルの難易度なのか解説していきます。
CCNAは入門的な位置づけの資格で実務経験がなくても取得することができるため、Cisco技術者認定の中では難易度はそこまで高くありません。CCNAの合格点や合格率は公表されていないため、純粋に難易度を算出することは難しいですが、CCNAの合格体験記の点数や同じレベルの試験の合格率から算出してみます。
IT系試験に役立つサイト「Ping-t」の合格体験記の傾向から、だいたい825点がとれたら合格する可能性が高いようです。試験は1000点満点で最低点が300点となっているので、75%くらい正解すれば合格できるようです。
同じITスキル標準レベル2に該当する基本情報技術者試験の合格率が25%前後であることを考慮すると、だいたい25%から30%ほどの合格率でしょう。
CCNAの合格点については以下の記事で解説しています。
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2020年2月にCCNAを含むシスコ技術者認定試験の改定があり、試験範囲が増えたため以前よりも難易度が上がりました。
今まで10の専門分野に分かれて行われていた試験内容が、新試験ではひとつに集約されて、セキュリティや自動化なども試験の範囲に含まれるようになりました。旧試験範囲と比較してルーティングやスイッチングに関する範囲は減りましたが、一方でセキュリティや無線、自動化に関する出題比率が増加しています。
Cisco技術者認定試験は2020年に内容が変更されています。変更点については以下の記事で解説しています。
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CCNAはこれからネットワークの基礎知識を習得したいと考えている未経験者向けの資格です。さらに、ネットワークの業務1年目の人でも、未取得の場合は会社から取得を勧められる資格の1つです。
合格するためにはネットワークの基礎知識に加えて、シスコ製品に関する知識が必要になるため業務でシスコ製品を触っている方であれば難易度はそれほど高くないです。逆に未経験からCCNAを取得するのは簡単ではありませんが、未経験から合格している人もたくさんいるため、計画を立てて勉強すれば合格をすることができます。
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CCNAはネットワークエンジニアになるための入門的な位置づけにあり、未経験者や若手のエンジニアが多く取得する資格です。
CCNAとよく比較される資格として「ITパスポート」「基本情報技術者」「ネットワークスペシャリスト」「CompTIA Network+」「LinuC」などが挙げられます。CCNAとそれぞれの資格を比較しながら難易度を確認していきましょう。
「ITパスポート」は国家資格なので難しい印象という印象を受けるかもしれませんが、IT系の資格の中でも最も難易度が低い部類です。「ITスキル標準」でも最も簡単なレベル1になっているように、就職活動ではそこまで役立つ資格ではありません。
ここ5年の合格率でも、約40〜60%と合格率が高い傾向にあるので、比較的取得しやすい資格と言えるでしょう。
平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 令和1年 | 令和2年 | |
合格率 | 48.30% | 50.40% | 51.70% | 54.30% | 60.30% |
CCNAと比較すると、ITパスポートよりもCCNAの方が難易度は高いといえます。
ITパスポートを取得するために必要な時間や勉強方法については以下の記事で解説しています。
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「基本情報技術者試験」はITパスポートよりも難易度が高く、「ITスキル標準」ではレベル2に位置する国家資格です。ITパスポートとは異なりプロブラミングの知識を求められるので、実際にITシステムを開発や運用するエンジニア向けの資格となっています。
年間10万人以上が受験し、合格者のうち6~7割が経験年数5年未満の若手層であるように、ITエンジニアとして働き始めた人が最初に目指す資格のような位置付けです。
平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 | 令和元年度 | |
合格率 | 25.8% | 26.6% | 22.1% | 25.6% | 25.7% |
基本情報技術者試験は年2回の試験実施で例年の合格率は20〜30%程度なので、CCNAと比較すると難易度は同じくらいか、基本情報技術者試験の方がやや高いといえるでしょう。
基本情報技術者試験の攻略方法や日程について知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
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「応用情報技術者試験」は基本情報技術者試験の上位のレベル3に位置する国家資格です。ITを活用した戦略を立案できたり、システムを設計や開発ができる中級〜上級レベルの資格になります。
基本情報技術者試験と比べると、記述式の長文問題が追加されるため、論理的な思考、言語力、文章力が求められる点で難易度があがっています。
平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | |
合格率 | 21.0% | 21.0% | 23.1% | 22.3% | 23.5% |
例年の合格率は20%前半程度なので、CCNAよりも難易度は高いですが、試験範囲がデータベースやマネジメントなど多岐に渡るため、ネットワーク分野に特化したCCNAとは出題範囲が異なる点に注意しましょう。
応用情報技術者試験の攻略方法や日程について知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
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ネットワークスペシャリストはネットワークに関する国家資格の最高峰です。ネットワークの設計に加えて、セキュリティやマネジメントなどの幅広い知識も問われます。
CCNAと比較しても、ネットワークスペシャリストの方がレベルは高く、試験範囲もネットワークだけではなく、ハードウェアやソフトウェアなどのIT全般に関する知識が必要になります。
平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 | 令和元年度 | |
合格率 | 14.60% | 15.40% | 13.60% | 15.40% | 14.40% |
ネットワークスペシャリストの合格率は13〜15%で、特に午後の記述問題が合否の分かれ目になります。
ネットワークスペシャリストの試験難易度や勉強方法については以下の記事で解説しています。
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「CompTIA Network+」はIT業界団体の「CompTIA」が主催するネットワークの知識・技能を認定する試験です。CompTIA認定資格は国際認定資格で、IT業務における実践力や応用力を評価するものなので、世界中で200万人以上に取得されている信頼性の高い認定資格となっています。
試験範囲はネットワークの概念やセキュリティ、トラブルシューティングなどネットワークに関する幅広い知識に特化した内容が多く幅広いですが、学習期間1ヶ月程度で合格している方が多いので、難易度はCCNAよりも易しいといえるでしょう。
「LPIC」および「LinuC」は「Linux」という主にサーバーで使われるOSのメーカーが認定している資格です。Linux系のOSに対する基礎知識を習得していることが証明できます。
Linuxは国内のサーバーの約8割で使われているOSでもあり、特に外部に公開するWEBサイトやWEBアプリケーションの場合はLinuxが採用されることが非常に多いので、実務でサーバーを取り扱う場合は、Linuxの知識は避けて通れません。
グレードランク | ITスキル標準レベル | 実務レベル | 実務内容 |
---|---|---|---|
LPIC Level-1 | レベル1 | 初級者 | サーバの運用 |
LPIC Level-2 | レベル2 | 中級者 | サーバの設計・構築 |
LPIC Level-3 | レベル3 | 上級者 | サーバ連携の設計・構築 |
Level-1であれば暗記で解ける問題が多く、コマンドを覚えておけば取得しやすい資格なので、難易度としてはCCNAのほうが難しいといえます。
LPICとLinuxの概要や勉強方法いついては以下の記事で解説しています。
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ここからはCCNA取得に向けた具体的な対策について解説していきます。
CCNAの対策をするうえで、資格取得に必要な学習時間や、学習が必要なジャンルを知ることは必須といえます。効率よく資格を取得できる勉強法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
改訂前のCCNA試験では約160時間が勉強時間の目安でしたが、2020年の試験の改定で難易度が上がったので、現在では200時間程度の勉強時間が目安となっています。
毎日3時間学習した場合は約3ヶ月、毎日2時間勉強したとして約4ヶ月の学習期間が必要です。ネットワークの知識がない未経験の方は1.5倍から2倍の勉強時間が必要になる可能性もあるので、注意してください。
個人によって勉強量は異なるので、計画的に勉強できる時間を確保することを意識しましょう。
改定後のCCNAは「ネットワーク基礎」「ネットワークアクセス」「IPコネクティビティ」「セキュリティ基礎」「自動化とプログラマビリティ」の6つの分野で構成されています。
それぞれの分野から10〜25%の割合で出題されるように、特に出題範囲の大きな偏りはないため、上記6つの分野を満遍なく勉強する必要があります。
合格に必要な正答率である75%を解答するためには、6つの分野のうち1つでも苦手分野があると難しいので、全体的に勉強しましょう。万全を期すためには、すべてのカテゴリで9割以上理解できるようにしておいた方が良いでしょう。
CCNAの勉強で最初につまずく項目としては、ネットワークの基礎で勉強する階層モデルの考え方と進数計算です。
階層モデルは、たくさんありますがCCNAで勉強する階層モデルは「OSI参照モデル」と「TCP/IPスタック」の2つが中心です。ネットワークは、同一階層、同一プロトコルで通信をおこなうのが基本で、階層モデルの考え方が理解できないとその他の項目を理解できなくなってしまいます。
さらに、進数計算についてはネットワークの住所を表すIPアドレスで必要になります。ネットワークの世界ではIPアドレスの情報を使って通信をおこなったり、通信を制御したりするため進数計算がスラスラできないとネットワークの設計から機器の設定ができません。未経験者は最初にネットワークの基礎で勉強をする階層モデルと進数計算を確実に理解しておきましょう。
CCNAの勉強方法には、自力で勉強する「独学」と、講師から教えてもらう「ITスクール」の2つあります。
独学は自分で学習計画を立てながら参考書やウェブサイトを使って、一人で勉強を進める勉強方法です。なるべく費用を抑えたい人や、自分で時間を区切って勉強するのが得意な人におすすめの方法です。
スクールに通う場合は、スクールが用意してくれた教材やカリキュラムに沿って勉強を進めていけるので、一人で学習を進めていくのが苦手な人におすすめの方法です。独学よりは費用がかかってしまいますが、困ったときに講師のサポートが受けられる点が最大のメリットです。
ここでは順番にそれぞれのメリットについて説明します。
独学の場合は、おもに参考書を使って学習を進めるか、サイトを使って学習を進める方法の2通りあります。
参考書を使って勉強することで、正確な情報が手に入ったり、教科書を公式が出している場合もあるので、試験対策しやすいなどのメリットがあります。試験改定で試験範囲が変わることもあるため、参考書は常に最新のものを買うようにしましょう。
学習サイトとしては、「Ping-t」と「@network Cisco」の2つが有名です。どちらのサイトもウェブ上で問題集ができるので、参考書で学習をしてからサイトで問題演習するという流れが良いでしょう。
CCNAはいつでも受験できる資格ですが、受験料が36,960円と非常に高いので、何度も繰り返し受験できるような資格ではありません。1度不合格になれば約8万円、2度不合格になれば約12万円もの出費になってしまいます。
現役のエンジニアも含めた合格率が約3割程度なので、しっかりと対策して受験しないと不合格になる可能性は十分にあります。一発合格するための最短ルートは、スクールに通って講師に教えてもらうことで体系的に知識をつける方法です。未経験者はできる限り受験回数を減らすためにもスクールに通うことをおすすめします。
特にネットワークは通信という目に見えない情報を扱う性質上、自分自身で理解するのにも限界があるので、誰かに教わる環境があるだけで理解度を高めることができておすすめです。
CCNAに受かるためのスクール選びの一番最初のポイントは、在籍講師がCCNAの資格取得者かそれ以上の上位資格取得者であるか確認しましょう。 CCNAに合格するためにスクールに通うので、講師がCCNAの取得経験がなければ受講者は不安でしょう。さらに資格取得者に加えてエンジニアの経験者であればなお良いでしょう。
その他、CCNAを勉強するので、シスコ製品に触れる環境が整っているかも確認しましょう。いつでも実機に触って設定や確認を行える環境があればCCNAの勉強もはかどります。そして、どれくらいの受講期間で合格を目指せるか、さらに対面で受講するのか、リモートで受講出来るかなどの受講環境も確認しましょう。
CCNAは受講料が高いので、不合格になって思わぬ出費をしてしまわないために、ITスクールに通うことをおすすめします。
また、ネットワークはプログラミングと異なり、自分でネットワーク環境を構築することがかなり難しい分野です。もちろん無料で環境を構築する方法はありますが、かなり専門的なので未経験で使いこなすのは難しいでしょう。
スクールに通えば、学習用の環境構築の方法なども教えてもらえるだけでなく、体系的に知識をつけられるため、より一発合格の可能性を高めることができます。
独学の方法が分からない未経験者はITスクールに通って、時間とお金を無駄にせず一発合格を目指しましょう!
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飯塚 寛也
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CCNAを勉強することでネットワーク構築でよく使われるシスコ製品の知識が得られるため、資格勉強で得た知識が業務でそのまま役に立ちます。さらに、シスコ製品以外のアラクサラ製や日立製などの他社のネットワーク機器でも、設定や確認をするためのコマンドがシスコ製品とよく似ているものもあるため、CCNAで得た知識があれば他社製品を業務で使う場合でも応用が効きます。