CCNAの合格点は? 試験改定後の傾向や勉強方法を解説
2022.04.27
未経験からインフラエンジニアを目指している方にとって「資格」は気になる存在でしょう。
インフラエンジニアにとって資格は必須ではありませんが、幅広くスキルや知識が求められるインフラエンジニアにとって、資格は自身が持つスキルや知識が証明できます。特に未経験からインフラエンジニアを目指している場合、採用時に有利になります。
ここでは、資格を取得するメリットやおすすめの資格を紹介します。
目次
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「未経験からインフラエンジニアに転職したいけど、何を勉強すればいいかわからない」という悩みを持っている人は、まずは資格取得をめざしてみてください。資格を持っていれば未経験でも「知識がある」という証明になります。
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インフラエンジニアとして働くために、医師や公認会計士のように資格が必須ではありませんが、資格を所有しているとスキルの証明となるため、採用時にアピールポイントにできます。そのため、 未経験からインフラエンジニアになりたい人は資格取得がおすすめです。
また、資格は単にスキルの証明になるだけでなく、資格取得を目指して学んだ知識は、高度なスキルが求められる実務に活用できる応用知識となり、キャリアアップにつながります。そのため、 インフラエンジニアとしてキャリアアップしたい人も資格取得を目指してみてください。
インフラエンジニアの業務は、ネットワークやサーバーなど幅広い領域にわたります。さまざまなジャンルの資格を取得することで、インフラの各領域を体系的に学ぶことができます。
資格取得というゴールを定めることにより学習のモチベーションの維持にもつながるでしょう。
未経験からインフラエンジニアを目指そうと考えている人は、ITパスポート試験、LPICレベル1、ORACLE MASTER Bronze、CCNAなど、未経験者向けの資格を取得するところから始めることをおすすめします。
ITパスポート試験は広範な基礎知識が求められますが、LPICレベル1はLinuxに関する基本知識が求められ、ORACLE MASTER Bronzeはデータベースに関する基本知識が求められるというように、資格によって求める知識が異なるので、目指すべき方向性に合った資格の取得に取り組みましょう。
この記事では未経験からインフラエンジニアを目指したい人向けの初級資格も紹介していきますので、自分に合った資格を探してみてください。
未経験からエンジニアを目指したい人は、こちらの記事もおすすめです。
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資格の取得はキャリアアップにもつながります。応用技術者試験、ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト、情報処理安全確保支援士試験、AWS認定、CompTIA Cloud+などの上位資格を取得すれば応用的な知識も身につき、実務でのトラブルシューティングにも対応ができます。
データベーススペシャリストはデータベースの知識に特化しており、情報処理安全確保支援士試験はセキュリティの知識に特化しているなど、各資格は伸ばしたいスキルに応じて選びましょう。
インフラエンジニアの資格は、ネットワークからデータベースなど幅広いです。だからこそ、キャリアアップを目指して資格取得を考えている人は、自分のこれからのキャリアをしっかり考えたうえで必要な資格を選ぶようにしましょう。
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インフラエンジニアとして資格を取得することで、手当がつくだけでなく、確かなステップアップにつながるなど、さまざまなメリットがあります。知識やスキルの証明となる資格は、就職時だけでなく案件に配属される際の決め手にもなるでしょう。
この章では資格を取得するメリットについて「①スキルの証明になる」「②手当がつく」「③より幅広い業務を行うことができる」「④重宝される人材になる」の4つの項目に分け紹介します。
資格を取得することの大きなメリットのひとつとして、技術者として必要な知識とスキルを持っていることの証明となる点が挙げられます。
IT基盤を設計、構築、運用するインフラエンジニアは、時としてシステム全体に多大な影響を与えるネットワーク機器やサーバーを操作します。もし、システムやネットワークを止めてしまった場合は、サービス全体にも大きな影響を与えてしまいます。責任重大だからこそインフラエンジニアには確かな技術力が求められます。
最も重視されるのはこれまでの実績ですが、資格所有もスキルが証明できます。特に難易度の高い高度情報処理技術者試験は、持っているだけでも大きなアピールポイントとなります。
企業によっては資格取得を奨励しており、給与に手当がつく場合があります。手当は難易度ごとに定められていることがほとんどで、特に国家試験の高度情報処理技術者試験となると高い金額が設定されている場合が多いので、エンジニアにとっても大きなモチベーションのアップにつながるでしょう。たとえ小さな金額だったとしても、毎月の支給は積み重ねは長い目でみると大きな差となります。
資格取得時の一時金として「合格報奨金」を設定している企業もあるので、得た報奨金を新たな資格取得のための資金として活用することもできます。多くの企業が資格取得のためにさまざまなかたちでバックアップしているので、ぜひ有効活用しましょう。
インフラエンジニアの年収については以下の記事で解説しています。
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インフラエンジニアの業務は幅が広いので、たとえばサーバーエンジニアであっても、サーバーとネットワークは密接な関係にあるため、ネットワークの知識も必要となります。より幅広い業務を担当するためには、一つのジャンルにとらわれず幅広い知識が求められます。
近年はクラウド上にシステムを構築することも増えているため、必然的にクラウドの知識も必要となります。クラウドは「Amazon Web Services」や「Microsoft Azure」が主流なので、それぞれ専門の資格を持っていることでクラウド案件に携われる機会も増やすことができるでしょう。
さらにIT基盤の設計など上流工程に携わるエンジニアほど、すべてのジャンルに精通している必要があるため、各ジャンルごとに資格を学習することは効率よく知識を身に着ける手段といえます。
インフラエンジニアは、時にはシステム障害などトラブル対応に追われます。サーバーやネットワーク機器など、さまざまなIT機器で構成されるIT基盤のトラブル状況を正確にとらえて、的確に切り分けができる人材が求められているので、幅広い分野で資格を取得しているインフラエンジニアは重宝されます。
さらに上位の資格を取得して一つのジャンルに特化したエンジニアは、それぞれのジャンルのスペシャリストとして重宝され、より上流工程の案件に配属されるきっかけにもなります。
難易度の高い資格に合格するために「日々努力することができる」人材としての信頼も得られるでしょう。
インフラエンジニアのキャリアパスについては以下の記事で解説しています。
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ネットビジョンアカデミーの特徴
インフラエンジニアは、ITシステムを構成するサーバーやネットワークといったITインフラの設計から保守までおこなうエンジニアの総称です。
いわゆる上流工程に含まれる設計業務では、機器の選定や、サーバーやネットワークの構成を策定します。セキュリティ対策も設計の中で検討します。一方で、保守業務の仕事は、サーバーやネットワークの構築後に発生するトラブルに対し、適切な対処をおこなうこと。保守業務の中でも監視業務は、サーバーやネットワークの状態を確認することが主な仕事になるので、未経験者向きの仕事といえます。
インフラエンジニアは担当する技術領域によって「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」「データベースエンジニア」など多岐に渡り、近年は技術の発達により「Iotエンジニア」「クラウドエンジニア」「セキュリティエンジニア」など新たなジャンルのエンジニアも台頭してきています。
インフラエンジニアの活躍の場は広いので、職種により取得を目指す資格を選ぶ必要があります。
得意な分野がない場合は、ITパスポートから取得するのが良いでしょう。ITパスポートはITの基礎知識を広範囲に学べるので、業務範囲が広いインフラエンジニアの必要な知識に関わる部分もあり、試験の難易度も低いので挑戦しやすいです。
インフラエンジニアの業務範囲は広いので、少しでも得意な分野があれば得意な領域から資格を取得するべきです。たとえば、趣味においてLinuxで動くPCを作成したことがあればLPICから取得すると良いでしょう。
インフラエンジニアについて詳しく知りたい人は、こちらの記事も詳しくみてください。
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ネットワークエンジニアは、ネットワークの設計や構築をします。ネットワークの中には、ルーターやスイッチやアクセスポイントなど、各々の役割がある機器が存在し、用途に応じて使用できる知識が必要となります。また、IPアドレスやサブネットマスクなどの基本的な知識も業務において必須となります。さらに、現地に出向いてLANケーブルの配線をすることもあります。
ネットワークエンジニアとしての業務役立つ資格を取得したい場合は、これから詳しく解説するCCNAやCCNPがおすすめです。
数多くのクライアントが1つのネットワーク内でつながったとき、ネットワークエンジニアのやりがいを感じることができます。法人相手のネットワークの構築は規模が大きい仕事も多いですが、仕事を完成させた時は、ネットワーク内のすべてのクライアントを制御できた状態になり達成感も大きいです。
また、ネットワークのトラブルは日常でも時々あり、ネットワークに詳しいと人に頼られる機会も増えることも魅力の1つです。
ネットワークエンジニアについてさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事をチェックしてください。
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サーバーには、DNSサーバー、メールサーバー、Webサーバー、データベースサーバーなど多くの種類があり、必要なサーバーを状況に応じて設定できる知識が必要となります。また、Windwosサーバーで構築する場合と、Linuxサーバーで構築する場合では状況がまったく異なり、たとえばWindwosサーバーはコストが発生しますが、LinuxサーバーはOSについては無償で構築できるなど、サーバーに関する周辺知識も知っておく必要があります。
サーバーに関する知識を得たい場合は、Linuxサーバー構築につなげられるLPICレベル1、LPICレベル2、LPICレベル3などの資格がおすすめです。
サーバーエンジニアは、近年ではクラウドサーバーの登場により、従来にはなかったスタイルのサーバーに触れることができるなど、最新の技術に携われる点が魅力です。また、クラウドサーバーに限らず、サーバーに使われるOSもアップグレードを重ねており、サーバーエンジニアは繰り返し新しい環境に携わることができます。
最新の技術に携われる点は全てのエンジニアに共通して言えることですが、IT技術の中でもサーバーの技術は進歩が目覚ましく、サーバーエンジニアは進歩する技術と伴に仕事ができ、とてもやりがいがあります。
サーバーエンジニアについては、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
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データベースエンジニアはデータベースの設定やチューニングなどをします。現代では多くのデータが扱われ、最適なデータを提供するためには、データベースエンジニアが重要な役割を果たします。データベースにアクセスして、データの取得や、登録、更新、削除などをするSQLの理解は必須のスキルとなります。
ORACLE MASTERを通して学んだデータベースやSQLに関する知識は、データベースエンジニアとしての業務につながります。
現代ではビッグデータとも呼ばれる程大きなデータが扱われる中で、データベースエンジニアはその中心としてデータを操作できることに仕事としてのやりがいを感じることができます。
また、データベースエンジニアの魅力は、SQLが使いこなせるようになる点です。SQLはプログラミングの中に埋め込む形で使うこともあり、もしプログラマーに転向したいと思った時にSQLの知識を足掛かりにできたりします。このようにSQLが使えることで、選択肢が広がります。
IoTエンジニア、クラウドエンジニア、セキュリティエンジニアもインフラエンジニアに含まれます。
IoTエンジニアはモノにインフラ環境を構築し、たとえば車や家電についてネットワークにつながるようにすることなどが仕事になるので、ハードウェアの知識もあったほうが良いといえます。
次に、クラウドエンジニア。現代は、クラウドと呼ばれるネットワーク上のサービスを使う環境が進んでおり、クラウドエンジニアはこのような環境を扱う作業になります。また、AmazonによるクラウドサービスであるAWSや、GoogleによるクラウドサービスであるGCPの知識も併せて身に付けると良いでしょう。
そして、セキュリティエンジニアは、たとえばファイアウォールを構築して、外部からの不正アクセスに対する対策をすることで、インフラ環境を守る役割を果たします。
情報処理安全確保支援士試験を通して学んだセキュリティに関する知識は、セキュリティエンジニアとしての業務につながります。
セキュリティエンジニアについてさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事を読んでください。
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インフラエンジニアに求められる知識とスキルは、大まかに「ネットワーク」「サーバー」「データベース」「セキュリティ」「クラウド」の5つのジャンルに分けられます。
特に「セキュリティ」「クラウド」に関しては近年技術が飛躍的に進歩したことにより台頭してきたジャンルなので、比較的新しい製品やサービスに関しての知識をキャッチアップすることも重要となってきます。
ここではそれぞれのジャンルごとに、実際どのような業務がおこなわれていて、どのような知識とスキルが必要とされているのか紹介します。
さまざまなIT機器をつなぐネットワークに関する知識は、インフラエンジニアにとって必須です。中でもイーサネット、ルーティング、TCP/IPの知識はネットワーク機器を扱ううえで絶対に押さえておきたい知識です。
ネットワークに関しては、論理的な思考が必要となります。監視業務はインフラエンジニアの登竜門的な業務となりますが、トラブルを正確に把握して、論理的に説明することが求められます。
トラブルの原因を突き止めて切り分けをするためにも、いったん頭の中で情報を整理する必要があるため、論理的な思考が必要となり、同時に焦らず冷静さを保つメンタル的な強さも求められます。
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インフラエンジニアはサーバーを扱うため、OSの知識が必須です。OSはWindowsとLinuxおよびUnixに大別され、企業によって採用しているOSは違いますが、どのOSも広く普及しているためすべてのOSを扱えることが望ましいです。
特にLinuxは業務サーバーとして利用頻度が高く、コマンドラインでの操作が必要になるため、Linuxのコマンドについて学習しておきましょう。
また、サーバーを正確に保管、運用するスキルが重視されます。サーバーはちょっとした操作ミスによって取り返しのつかない障害が発生する場合があります。サーバーのトラブルはサービス全体に影響を与えることも多々あるため、ミスをしない正確な操作が求められます。
Linuxについて知りたい人は、こちらの記事も読んでみてください。
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データベースはORACLE製品やSQLServer、MySQL、PostgreSQLなどデータベースソフトを操作するスキルが必要となります。データベースを操作するためにSQL言語を覚えることは欠かせません。
また、多くのデータベースは「関係データベース管理システム(RDMBS)」という仕組みにより作られているため、RDMBSへの理解も必要です。
データベースに関しては、やはりSQL言語を駆使してデータベースを操作できることが必須です。データベースはその名のとおり、企業の重要なデータが納められているため、サーバー同様に正確な操作が必要です。また、トラブルに備えたバックアップに関するスキルも求められます。
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攻撃者(クラッカー)からの不正アクセスやDoS攻撃を防ぐためにも、IPSやWAFなどセキュリティ機器や、暗号化や認証技術についての知識が必須となります。
また、日々変化を遂げているサイバー攻撃の手段や、マルウェアの動向をキャッチアップする必要もあります。
セキュリティに関して必要なスキルは、SIEMなどのセキュリティ関連のツールを操作するオペレーターとしてのスキルや、セキュリティ事故発生時にログを解析して、状況を把握するアナリストとしてのスキルまで多岐に渡ります。
さらにはサイバー攻撃から企業のネットワークを守るため、リスクを分析し適切なセキュリティ対策を施せるスキルが求められています。
昨今はパブリッククラウドであるIaaS上にITインフラを構築する手法が主流となりました。主要なIaaSは「Amazon Web Services(AWS)」「Microsoft Azure(Azure)」「Google Cloud Platform(GCP)」で、クラウドコンピューティングサービスに対する知識が必要です。
クラウドに関しては、クラウドコンピューティングサービス上にサーバーを構築して、アプリケーションを導入する知識が必須となります。さらに「Infrastructure as Code」や「DevOps」などクラウドサービスを運用するための技術の理解も必要です。
未経験からインフラエンジニアを目指す人は、未経験者向けの資格取得を目指すと良いです。未経験者向けの資格は、国家資格とベンダー資格ともにあるので、目的に合った資格を選びましょう。
おすすめの資格は次の5点です。各資格について、詳細に紹介します。
未経験からインフラエンジニアを目指す人向けおすすめ資格 | |
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国家資格 | ベンダー資格 |
・ITパスポート ・基本情報技術者 |
・CCNA ・LPIC / LinuC-1 ・ORACLE MASTER Bronze |
IPA主催の「ITパスポート試験(IP)」はその名のとおりIT業界への入門的な位置にある資格です。エントリーレベルの資格でありITの基礎知識やオフィスツールの活用方法など、エンジニアとしての技術というよりはITの常識を学べます。
ITパスポートはエンジニアだけではなくITに新たに携わる新社会人も対象とされており、受験者は年々増えています。そのため、内容はエンジニアとしては「知っていて当たり前」の知識ということもあり、IPA主催の資格の中では難易度が最も低いので、着実にゼロから学んでいきたいというエンジニア未経験者は、まずはITパスポートから取得しましょう。
ITパスポートとは? | |
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資格種類 | 国家資格 |
ITスキル標準(ITSS) | レベル1 |
出題範囲 | ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系から出題され、 ITにおける広範な基礎知識が出題 |
出題形式 | CBT方式 |
受験料 | 7,500円 |
この資格がおすすめな人 | これからエンジニアを目指そうとしている人、IT業界に入ろうと考えている人 |
ITパスポートについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
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IPA主催の「基本情報技術者試験(FE)」は基礎的なレベルなので、ITエンジニアにとって登竜門的な位置づけとなる資格です。エンジニア未経験者におすすめの資格ですが、ITパスポートよりは難易度が高く、高度な問題が出題されるため合格率も25%前後を推移しています。
基礎とはいえ、学習することによりエンジニアとしての「土台」を築くことができます。
インフラエンジニアとしての高度な知識まで問われるわけではありませんが、取得できれば確かな基礎力をを証明することができます。
基本情報技術者試験とは? | |
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資格種類 | 国家資格 |
ITスキル標準(ITSS) | レベル2 |
出題範囲 | プログラミング、ネットワーク、 データベースなど広範囲に出題 |
出題形式 | CBT方式 |
受験料 | 7,500円 |
この資格がおすすめな人 | これからエンジニアを目指そうとしている人 |
上位資格 | 応用情報技術者試験 |
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ネットワーク関連機器で最大手のシスコシステムズ社が実施するネットワークエンジニアの技能を認定する試験で、世界共通基準のため知名度も高いです。
エントリー、アソシエイト、スペシャリスト、プロフェッショナル、エキスパート、アーキテクトと6つのグレードがあり、その中でもアソシエイトレベルに属する「CCNA」が最も有名です。ネットワーク機器に関する技術力の証明だけでなく、TCP/IPなどネットワークの基礎知識を持つことの証明にもなります。
CCNAを取得するメリットはCisco機器を一定のレベルで使いこなせる証明になる点です。ネットワークエンジニアの仕事ではCisco機器を扱う機会もありますが、Cisco機器は操作が特徴的なので、Cisco機器を使える人材は重宝します。
また、CCNAはネットワークに関する一定の知識やスキルの証明にもなりますので、Cisco機器を扱わない仕事でも役に立ちます。
CCNAとは? | |
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資格種類 | ベンダー資格 |
ITスキル標準(ITSS) | レベル2 |
出題範囲 | ネットワークの一般的な知識に加え、Cisco社製品の操作に必要な知識が出題 |
出題形式 | CBT方式 |
受験料 | 36,960円(2022年10月現在) |
この資格がおすすめな人 | ネットワークの未経験者や、Cisco社製品の知識向上が必要な人 |
上位資格 | CCNP |
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Linux技術者認定 LPIC / LinuCは、NPO法人LPIまたはLPI-Japanが運営する資格で、Linuxについてのスキルや知識が証明できます。Linuxは広く普及しているOSのため、Linuxを扱うスキルが証明できるこの資格は、インフラエンジニアとして価値のある資格です。
3段階のレベルに分けられており、レベル3ではさらに、環境、セキュリティ、クラウドの分野ごとに試験が存在します。合格率は公開されていませんが、LinuC-1が50%前後、LinuC-2が20%前後、LinuC-3は15%前後の合格率といわれています。前提条件として上位の試験を受験するためには、下位の資格取得が必須となるのでレベル1から順番に取得していきましょう。
Linux技術者認定 LPIC / LinuC-1とは? | |
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資格種類 | ベンダー資格 |
ITスキル標準(ITSS) | レベル1 |
出題範囲 | Linuxに関する基本知識が出題 |
出題形式 | CBT方式 |
受験料 | 36,960円(2022年10月現在) |
この資格がおすすめな人 | Linuxの未経験者やサーバーエンジニア向けの入門資格 |
上位資格 | LPIC / LinuC-2、LPIC / LinuC-3 |
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LPIC(エルピック)はLinux技術者の認定資格の一つで世界標準の資格です。IT業界に転職を考えている方、経験者でもスキルアップ...
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ORACLE MASTER(オラクルマスター)は、データベース製品世界シェアNo.1のOracleデータベースを提供する日本オラクル社が運営する資格試験で、データベース技術者にとって必要な知識とスキルを有していることが証明できます。
前提条件として上位の試験を受験するためには、下位の資格取得が必須となるので「Bronze(ブロンズ)」から順番に取得していきましょう。
ORACLE MASTER Bronzeとは? | |
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資格種類 | ベンダー資格 |
ITスキル標準(ITSS) | レベル1 |
出題範囲 | 主にOracleデータベースに関する基本知識が出題 |
出題形式 | CBT方式 |
受験料 | 32,340円(2022年10月現在) |
この資格がおすすめな人 | データベースの未経験者 |
上位資格 | ORACLE MASTER Silver、ORACLE MASTER Gold、 ORACLE MASTER Platinum |
キャリアアップを目指すインフラエンジニアは、応用的な知識が求められる資格や、特定分野に特化した資格の取得を目指すと良いです。キャリアアップにつながる資格は、国家資格とベンダー資格ともにあるので、目的に合った資格を選びましょう。おすすめの資格は次の6点です。各資格について、詳細に紹介します。
キャリアアップを目指したいインフラエンジニア向けの資格 | |
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国家資格 | ベンダー資格 |
・応用技術者試験 ・ネットワークスペシャリスト ・データベーススペシャリスト ・情報処理安全確保支援士試験 |
・AWS認定 ・CompTIA Cloud+(CV0-003) |
IPA主催の「応用情報技術者試験(AP)」は基本情報技術者試験の上位に位置する資格です。上流工程へステップアップを目指しているインフラエンジニアにおすすめです。
ITパスポート、基本情報技術者は試験は一環して四肢択一式ですが、応用情報技術者試験(AP)は午後の試験が記述式となるため難易度が高くなります。
応用情報技術者試験とは? | |
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資格種類 | 国家資格 |
ITスキル標準(ITSS) | レベル3 |
出題範囲 | システム開発に関しての技術的な問題だけでなく、 品質管理や経営戦略など幅広い問題が出題 |
出題形式 | 午前は択一、午後は記述式 |
受験料 | 7,500円(2022年10月現在) |
この資格がおすすめな人 | 上流工程へステップアップを目指しているインフラエンジニア |
応用情報技術者試験についてさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事をチェックしてみてください。
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近年におけるデジタルトランスフォーメンションの急速な拡大、IT人材不足などの背景から、高度なスキルを持つITエンジニアの市場価値は...
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IPA主催の「ネットワークスペシャリスト試験(NW)」はネットワークに特化した高度試験で、応用情報技術者試験(AP)よりも難易度が上がります。ネットワークに関して構築、保守をできるスキルがあることを証明する試験のため、2019年の合格率は14,4%と難易度は非常に高くなります。
高度試験は午前試験も二部で構成され、午後試験ではネットワークに関しての構築、運用、保守から設計など上流工程まで幅広く範囲に含まれており、記述式のため論理的な回答も求められます。
試験の難易度は非常に高いですが、もし取得することができれば、インフラエンジニアとして市場価値を高めることができます。
ネットワークスペシャリストとは? | |
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資格種類 | 国家資格 |
ITスキル標準(ITSS) | レベル4 |
出題範囲 | ネットワーク構築に必要な知識だけでなく ネットワーク上のセキュリティやVPNのような比較的新しい技術についても出題 |
出題形式 | 午前は択一、午後は記述式 |
受験料 | 7,500円(2022年10月現在) |
この資格がおすすめな人 | 市場価値を高めたい、ネットワークのスキルを重視するエンジニア |
IPA主催の「データベーススペシャリスト試験(DB)」はデータベースに特化した高度試験で、ネットワークスペシャリスト試験(NW)と同様に難易度が非常に高くなります。
データベースの技術を活用しシステムの開発、運用、管理、保守をおこなうスキルの証明となるので、データベースに特化したエンジニアや、更なるステップアップを目指す中堅のエンジニアにおすすめの資格です。
高度試験は午前試験も二部で構成され、午後試験では、データベースに関しての記述式となるため、合格率も15%程度と低くなります。企画、要件定義、開発から運用、保守まで幅広く出題されます。
正規化や排他制御、SQL言語など技術的な要素や新技術の動向もおさえておく必要があります。
データベーススペシャリストとは? | |
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資格種類 | 国家資格 |
ITスキル標準(ITSS) | レベル4 |
出題範囲 | データベースの構築や運用や保守などに関し、必要な内容が出題 |
出題形式 | 午前は択一、午後は記述式 |
受験料 | 7,500円(2022年10月現在) |
この資格がおすすめな人 | データベースのスキルを重視するエンジニア |
上位資格 | CCNP |
IPA主催の「情報処理安全確保支援士試験(SC)」はサイバーセキュリティ分野においての日本初の国家資格で、実践的な知識と技能を有する人材の育成を目的として誕生しました。
情報システムの企画、設計、開発、運用におけるセキュリティを確保するための知識を問う試験で、特別な受験資格はありません。合格者はセキュリティに関して知識とスキルを有しているとして経済産業大臣から合格証書が交付され、所定の手続きをおこなうことにより「情報処理安全確保支援士(登録セキスぺ)」の資格保持者となることができます。
情報処理安全確保支援士試験とは? | |
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資格種類 | 国家資格 |
ITスキル標準(ITSS) | レベル4 |
出題範囲 | 情報セキュリティに関する内容 |
出題形式 | 午前は択一、午後は記述式 |
受験料 | 7,500円(2022年10月現在) |
この資格がおすすめな人 | セキュリティのスキルを重視するエンジニア |
AWS認定は、クラウドサービスであるAWS(Amazon Web Service)の認定資格です。AWSはクラウドサービスの中でも国内シェアトップのため、AWSに関する専門知識とスキルを有してることの証明となるAWS認定は就職や転職に役立てることができます。
AWS認定資格は、ベーシック、アソシエイト、プロフェッショナルの3段階に分けられた試験と、より専門知識を証明する5つの専門知識認定で構成されています。ベーシックレベルである「クラウドプラクティショナー」でも6ヶ月間の基礎的なAWSクラウドと業界知識が必要とされており、決して難易度が低い資格ではありません。
AWS認定とは? | |
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資格種類 | ベンダー資格 |
ITスキル標準(ITSS) | レベル1~3 |
出題範囲 | AWSを運用したり構築するために、必要な知識やスキルに関する内容が出題 |
出題形式 | CBT方式 |
受験料 | ベーシックは11,000円、アソシエイト16,500円、プロフェッショナル33,000円(2022年10月現在) |
この資格がおすすめな人 | AWSのスキルを重視するエンジニア |
CompTIA Cloud+認定資格は、クラウドの運用や提供など、クラウドサービスに携わるITエンジニアが必要とされるスキルに関して理解を評価する認定資格です。合格率は非公開のため不明ですが、難易度はIPA主催の高度試験よりも低いと推測されます。
AWS認定があくまでAWSにフォーカスを当てた資格とすれば、CompTIA Cloud+は製品やサービスに捕らわれず、汎用的なクラウド全般に関する知識を証明できる資格です。標準的なクラウドに対する理解、クラウドにかかわるネットワークやストレージの実装するスキルを有することを証明できます。基幹システムをクラウド化する企業は年々増えており、クラウドに移行し運用できるスキルは今後も需要が増え続けていくでしょう。
CompTIA Cloud+とは? | |
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資格種類 | ベンダー資格 |
ITスキル標準(ITSS) | レベル1 |
出題範囲 | クラウド環境において、エンジニアに必要な知識から プロジェクトマネージャーに必要なスキルも出題 |
出題形式 | CBT方式 |
受験料 | 46,284円(2022年10月現在) |
この資格がおすすめな人 | クラウド環境のスキルを重視するエンジニア |
インフラエンジニアの資格を取るための勉強方法
資格を取るための勉強方法として、スクールに通う方法、市販の教材で学習する方法、実機で学習する方法が挙げられますが、それぞれの勉強方法は学習者のレベル、費やせる時間やコストの状況により、最適な方法を選択すると良いでしょう。ここでは、3つの学習方法について詳しく説明します。
スクールに通う最大のメリットは対面で勉強できるため、疑問点などに柔軟な回答を得ることができる点です。ネットワークやサーバーの設定を行って学習する中で、テキストには掲載されていないような予期せぬエラーが起きることもあります。また、環境の微妙な違いによって結果が変わってくることもあり、初心者の人であるほど、柔軟な対応が難しい場合が生じます。
ですがスクールに通えば、テキストのみでは理解しにくい内容や環境の微妙な違いについても、対人による柔軟な指導の下で、きめの細かい学習が可能になります。
またスクールの中で同じ資格を目指す仲間にも出会うことができるので、切磋琢磨できる環境にあります。加えて、自宅では勉強に集中できない人もスクールの中では集中力を高めることができます。
スクールに通うメリットとしては、時間的にも場所的にも拘束されるので、必然的に学習以外のことができない状況に自分を置けることも挙げられます。また、スクールは入校前に無料で相談することができる場合も多いです。まずはスクールのことを良く知りたい人は一度カウンセリングを受けてみると良いでしょう。
書籍で勉強する場合は1度購入した書籍を返品して別の書籍に変えるようなことはできませんが、スクールはカウンセリングで相談しながら勉強の方向を決めていけることがメリットです。
資格を勉強するための参考になる、市販の教材は数多く出版されており、これらをもとに独学で勉強することもできます。市販の教材はインターネット上で購入することもできますが、可能であれば直に教材を見てご自身に合った教材か確認するとより良いです。
市販の教材で勉強する場合は、時間や場所を選ばずに学習できるので、忙しい人には特におすすめの勉強方法といえます。コスト的にも、教材費だけで済むので安いですが、疑問点などが生じたときも自力で解決しなければならないケースも出てくる点は注意しましょう。
時間やコストに余裕があるのであれば、市販の教材での学習と並行してスクールに通うことがおすすめです。市販の教材での学習の長所と、スクールに通うことの長所織り交ぜて勉強できれば、相乗効果はとても高くなります。
ネットワークやサーバーは自宅でも構築できるので、実機を用いて勉強することもできます。ただ前提として構築スキルが必要なので、初心者向けの勉強方法ではなく、キャリアアップを目指す方向けの勉強方法といえるでしょう。
実機にかかるコストは資格によって異なり、たとえばCCNAのための勉強にCisco社製品を用意したい場合は比較的高価な実機を購入する必要があるので、注意が必要です。また、実機がある環境で勉強することになるので、時間や場所を選んで学習する形になります。
このように実機で勉強する場合には、留意点も挙げられますが、実機で勉強する内容は実務に直結する可能性がとても高く、実践力を養いながら勉強するためにはとても効果が高いという大きなメリットがあります。
未経験の場合は、目に見える実績がないため採用面接の際もアピールが難しくなりますが、資格を取得していれば、経験がなくとも技術に対して一定のスキルと知識を持っていることが証明できます。
採用時にネットワーク運用の経験がなかったとしても、CCNAを持っていれば必要な知識を備えていると判断してもらえるので採用される可能性が高くなるでしょう。
エンジニアになった後も資格手当が出るだけでなく、上位の資格を取得することがステップアップにつながり、自身の可能性をどんどん広げていくことができます。複数の資格を取得していると転職時も間違いなく有利に働くため、着実に資格を取得していきましょう。
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「未経験からインフラエンジニアに転職したいけど、何を勉強すればいいかわからない」という悩みを持っている人は、まずは資格取得をめざしてみてください。資格を持っていれば未経験でも「知識がある」という証明になります。
ネットビジョンアカデミーなら知識0からでも、資格をとって優良企業へのエンジニア転職が可能です。インフラエンジニアの登竜門といわれる王道資格「CCNA」を取得してエンジニアデビューしましょう。
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飯塚 寛也
2022.04.27
2022.01.24
2022.01.12
2020.09.09
2020.07.03
2020.06.19
2020.06.11
2020.06.04
未経験者でも資格を取得すると、エンジニアとして採用される可能性が高まります。資格を持っていると業務に関連する知識はあり、知識に対して貪欲である姿勢の証明は確実にできます。
また、資格を勉強する際に実機を用意して勉強して、実戦に活かせるような勉強の仕方をすると、さらにスキルが高まります。資格を持っているとスキルの証明になりますが、ワンランク上を目指すならどのようなプロセスで資格を取得するかという点も意識すると良いでしょう。