エンジニア就職

未経験OK! インフラエンジニアの年収と収入に影響する7つの要素

企業のIT化やDX推進が盛んになったことで、需要を高めたインフラエンジニア。ITインフラの設計や開発を担当するインフラエンジニアに関して、どのくらい稼げるのか気になったことはありませんか?

今回は、未経験でもなれるインフラエンジニアの年収と、年収1,000万円以上を超えるために、影響する要素や習得したいスキル、おすすめの資格などを解説していきます。

インフラエンジニアってどんな仕事? 

インフラエンジニアは、企業のIT基盤(インフラストラクチャ)の設計から構築、保守・運用までを行う職業です。

IT業界におけるインフラは「情報システムの稼働を支える基盤」にあたり、システムやアプリケーションを構成する要素のネットワークやサーバー、データベースなどを指します。

インフラエンジニアは、担当する仕事の技術領域によって以下の4種類に分類されます。それぞれの職種によって必要なスキルや知識、そして年収も異なります。

インフラエンジニアの職種

ネットワークエンジニアの場合は、要件に沿って通信機器同士の接続や最適なネットワーク設計や構築を行い、セキュリティエンジニアの場合は、セキュリティに配慮したシステム設計から保守・管理まで行います。

関連記事:インフラエンジニアとは|ITインフラ全般を支えるエンジニア

年収1000万円以上も目指せる! 

インフラエンジニアのなかには年収1,000万円以上を稼ぐ人もおり、ITエンジニアのなかでも実力が収入に結びつきやすい魅力的な職業といわれています。リクナビNEXTの調査でも、通信インフラ・構築(キャリア・ISP系)に関わるエンジニアなどが最高年収1,100万円を超えています。

ソフト系業種 平均年収 最高年収 最低年収
システム開発(Web・オープン系) 512 万円 1350 万円 150 万円
コンサルタント、アナリスト、プリセールス 652 万円 1320 万円 400 万円
システム開発(汎用機系) 508 万円 1200 万円 200 万円
通信インフラ設計・構築(キャリア・ISP系) 543 万円 1100 万円 300 万円
社内SE 510 万円 1100 万円 240 万円

参考サイト:リクナビNEXT「30代エンジニア2180人に聞いた平均年収の実態と満足度」

年収1,000万円以上を目指したい場合は、大手外資系企業への転職がおすすめです。なぜなら、年収レートが高い大企業ほど、ITインフラ設備のセキュリティ強化などを課題としているからです。

豊富な専門知識と高い技術を有するインフラエンジニアであれば、能力に応じた報酬が見込めます。とはいえ、大企業にいきなり転職するのはとても難しいでしょう。実務経験を積むのはもちろんのこと、常にスキルや英語力も磨きながらステップアップしていくようにしましょう。

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未経験でもインフラエンジニアになって稼げる? 

インフラエンジニアは、IT未経験でもなれる職業で必要な資格もありません。エンジニアという大きな括りのなかでも、インフラエンジニアはとくに転職がしやすいといわれています。ただし、IT未経験でインフラエンジニアになって稼ぐにはネットワークやサーバーに関する知識が必要不可欠です。

年収アップを目指すには、一定以上の知識とスキルを持っていることが最低条件となることを理解しておきましょう。

未経験インフラエンジニアの初年度年収

求人サイトなどで、未経験インフラエンジニアは月収25万円前後で募集されているケースが多くみられます。

初年度の年収にすると約300万円で、正社員であればここにボーナスなどが加算されます。企業によっては、「CCNA」などの資格を保有することで、未経験でも年収350万円以上が期待できます。

インフラエンジニアの初年度年収

年収1,000万円以上を目指せる職業ではありますが、実績や知識がものをいう専門職です。初年度の年収は高望みせず、働きながら年収アップに繋げるのが一般的であることを理解しておきましょう。

学歴よりスキル重視! 努力次第で年収アップできる

インフラエンジニアを募集している企業は、学歴よりもスキルを重視する傾向にあり、高卒でも働ける企業は数多くあります。

学歴を気にせず年収アップを目指せるのは、IT未経験者にとって大きなモチベーションとなるでしょう。また、昨今においてITインフラのスペシャリストであるインフラエンジニアは人材不足であるため、就職先が見つけやすい職業でもあります。

高学歴のライバルが多数いたとしても働く場が見つけやすいため、未経験でも稼ぎやすい職業といえるでしょう。必要なスキルを習得してしまえば、多くの企業で即戦力として働ける人材となれます。

未経験からインフラエンジニアを目指すなら資格があると有利

同じ未経験のインフラエンジニアであっても、特定の資格があるかないかで転職先の選択肢や初年度の年収に差が生まれます。

たとえば、大手ネットワーク機器ベンダーであるCiscoシステムズ認定資格の「CCNA」は、転職活動で有利になる資格です。「CCNA」を持っていることで転職先の選択肢が増えるだけではなく、収入も優遇される傾向にあります。

資格を持っていることで、一定以上の知識とスキルもった人材であると証明することができます。努力の成果を認めてもらいたい場合には、資格取得が有効な手段となることを覚えておきましょう。

まずはネットワークエンジニアを目指すのがおすすめ

インフラエンジニアのなかでも、ネットワークエンジニアはIT未経験者が目指しやすい職種といわれています。ネットワークエンジニアは、インターネット通信の設計から構築、運用・監視までを担当するエンジニアです。顧客やプロジェクトチームの人間と円滑なコミュニケーションを図れる能力も問われます。

向上心とコミュニケーション力を備えた人材であれば、未経験でもネットワークエンジニアになれるケースは多々あります。まずは、ネットワークエンジニアになって実務で経験値を積み、他の技術領域に関するスキルアップをしながらキャリアアップを目指すのがおすすめです。

関連記事:未経験でもなれるネットワークエンジニア|売り手市場のインフラ業界

CCNAならITインフラの基礎から学べる

ネットワークエンジニアを入り口としてキャリアアップする場合、Ciscoシステムズ認定資格「CCNA」の取得がおすすめです。

CCNAは、ネットワーク機器の世界的に大きなシェア率を誇るCiscoシステムズ社による認定資格なので、世界に通用する資格としてIT未経験者にもおすすめです。

「CCNA」試験を取得することで、TCP/IPの基礎知識やCisco社のネットワーク機器に関する知識と操作技術が証明できるので、ネットワークの業務を円滑にこなせるようになるでしょう。自身のスキルを外部にアピールすることにも有効です。

市場価値の高い資格のため、未経験からインフラエンジニアを目指すなら取得するべき資格です。

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インフラエンジニアに求められるスキル

インフラエンジニアはITに関する基礎知識だけではなく、ネットワークやサーバーなどのITインフラに関するスキルが求められます。

たとえば、ネットワークは「TCP/IP」と呼ばれる通信のルール、サーバーはOSの主流である「Windows」「Linux」「UNIX」などを正しく扱えるスキル、データベースはデータを引き出すための「SQL言語」の知識などがが要求されます。

インフラ構築においては、ネットワーク機器の配置や接続を適切に行わなければなりません。その際、予算内に収まるかどうかを見極めるのも重要な役割です。

チーム単位で活動することが多いインフラエンジニアには、スキル以外にもコミュニケーション力やマネジメント能力が必要となってくるでしょう。

インフラエンジニアになる5つの魅力・メリット

インフラエンジニアは、未経験者でも努力次第で稼げる魅力的な職業であり、以下のようなメリットがあります。

インフラエンジニアになる5つの魅力・メリット

DX推進が進む日本において、ITインフラの土台を支えるインフラエンジニアは社会的に求められる職業です。需要の高さから仕事がなくなる心配は今のところなく、平均年収が高いこともインフラエンジニアが選ばれる理由の一つです。

では、どのくらいの平均年収を得られるのか、次項で詳しくご紹介していきます。

インフラエンジニアの年収について

インフラエンジニアは、数あるエンジニア職のなかでも比較的年収が高い部類となっています。なぜなら、資格の取得や実務経験を積むことで能力が評価されやすい職業だからです。

また、大きなプロジェクトにとってインフラエンジニアは欠かせない存在であり、責任感がともなうことも年収の高さに影響しています。

では、技術領域によって異なるインフラエンジニアの年収を詳しくご紹介していきましょう。

インフラエンジニアとそのほかのエンジニアの年収比較

インターネット通信サービスなどに携わるインフラエンジニアと、そのほかのエンジニアの年収を比較してみます。

求人ボックスの情報によると、インフラエンジニア(正社員)全体の平均年収は549万円、セキュリティエンジニアの平均年収は579万円と、プロジェクトマネージャに次いで最も高い年収となっています。そのほかのエンジニアの平均年収と比較すると以下のようになります。

DODA マイナビ転職 平均年収.jp 求人ボックス
ネットワークエンジニア 455万円 439万円 655~800万円 549万円
サーバエンジニア 463万円 439万円 549万円
データベースエンジニア 500~1000万円 547万円
セキュリティエンジニア 600万円 579万円
システムエンジニア 473万円 445万円 550万円 494万円
プログラマ 417万円 353万円 426万円 430万円
プロジェクトマネージャ 664万円 591万円 601万円
WEBエンジニア 419万円 387万円 490万円 548万円
組み込みエンジニア 474万円 466万円 458万円

インフラエンジニアの初任給の相場としては22万円程度ですが、インフラエンジニア全体の平均年収で見ると、上記のように高い水準に位置します。

技術別インフラエンジニアの年収

インフラエンジニアは、技術領域によって平均年収が異なります。平均年収が最も高い傾向にあるインフラエンジニアは、セキュリティエンジニアです。次に年収が高いのはデータベースエンジニア、そしてネットワークエンジニア、サーバーエンジニアと続きます。

インフラエンジニアの平均年収

年収アップを狙うには、キャリアアップの登竜門となるネットワークエンジニアで実務経験を積んで、データベースエンジニアやセキュリティエンジニアへ転職するのが一般的です。

求人ボックスの情報を参考にして、それぞれの平均年収や主な業務内容についてご紹介していきます。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアの平均年収は約533万円で、インフラエンジニアのなかでは最も平均年収が低い傾向にあります。ただし、スキルや保有する資格によって年収に大きな差が生まれやすい職種です。

ネットワークエンジニアは、コンピューターネットワークの設計から保守・監視までを担当します。たとえば、ルータやスイッチなどのネットワーク機器の接続や設定、不具合が起こった際の迅速な対応などがネットワークエンジニアに求められます。

知っておきたいのが、同じネットワークエンジニアでも業務範囲によって年収が異なるという点です。設計・構築などの経験とスキルが必要とされる「上流工程」と呼ばれる業務と、「下流工程」と呼ばれる運用・保守・監視に分けた場合、上流工程の方が年収は高くなります。

より高い年収を望む場合は、まず設計・構築に必要な知識やスキルを身につけていきましょう。

関連記事:ネットワークエンジニアの年収は? 年収を上げる方法も解説

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは主に、Webページ・メール・ファイルなどのデータを格納するサーバーの設計や運用を行う職種です。サーバーの定期的なアップデートや不具合の対処も行います。

平均年収はネットワークエンジニアと同じ約533万円です。社会のIT化が進んだ現代において、サーバーの障害は社内・社外ともに重大な損害となるため、大きな責任とプレッシャーを背負うことになります。

近年は仮想化技術を用いたクラウドサーバーを扱う企業が増えてきたことで、Amazonのクラウドサービス「AWS」などの知識が要求されるようになっています。年収アップを目指す場合には、クラウドやネットワークに関する幅広い知識を身につけていきましょう。

関連記事:サーバーエンジニアの年収は465万円|年収を高める方法を解説

データベースエンジニア

データベースエンジニアは、主にデータベースへのデータ保存と引き出しをスムーズにできるシステムの構築・運用を担当します。

平均年収は、ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアよりも高い約560万円で、月給換算にすると約47万円です。

データベースの知識を生かして、経営戦略に役立つデータ収集と分析を行う「データサイエンティスト」になると、企業の中枢にかかわるとてもやりがいのある仕事といえます。

データベースエンジニアへのキャリアアップを目指したい場合は、データベースの設計・開発スキルやSQL言語をマスターする必要があることを覚えておきましょう。

関連記事:データベースエンジニアとは|仕事内容から必要なスキルまで徹底解説

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、主にサイバー攻撃を防ぐためのセキュリティシステムの設計から運用を行います。ITシステムが発達した現在において、セキュリティエンジニアの需要はとても高い状況にあり、平均年収もインフラエンジニアのなかでもっとも高い約573万円です。

ネットワークやサーバーとセキュリティ関連の専門知識が要求されるのはもちろんのこと、IT関連の法律にも詳しくなければセキュリティエンジニアは務まりません。インフラエンジニアのキャリアパスにおいて、セキュリティエンジニアは目指すべき一つのゴールといえるでしょう。

関連記事:セキュリティエンジニアの年収は低い? 高い? 1000万円を目指す方法も

保有資格別インフラエンジニアの年収

インフラエンジニアは、保有する資格に応じて数十万円以上の年収差が生まれます。平均年収.JPの調査による、インフラエンジニアの年収に影響する資格の一例と年収相場は以下のとおりです。

保有する資格 年収相場
CCIE 550~750万円
LPIC 450~650万円
CCIE 550~750万円
CCIE 550~650万円

参考サイト:平均年収.JP「インフラエンジニアの職種別平均年収」

たとえば、Cisco社の上位認定資格の「CCIE」は年収に大きく影響します。CCIEを保有すれば、一般的なインフラエンジニアよりも100万円以上高い年収にも期待できるでしょう。

資格によって試験難易度が変わるため、まずは難易度の低い資格から選んで着実にステップアップしましょう。

地域別インフラエンジニアの年収

インフラエンジニアは、活動する地域によって平均年収に大きな差が生まれます。平均年収が最も高い地域は関東地方で、年収相場は約512万円です。逆に最も低い地域は九州・沖縄地方で年収相場は約434万円となります。

求人ボックスが集計した、インフラエンジニアの地域別の年収トップ5がこちらです。

都道府県 年収相場
神奈川県 616万円
東京都 578万円
千葉県 524万円
埼玉県 523万円
栃木県 463万円

参考サイト:求人ボックス「インフラエンジニアの仕事の地域別給料」

※2021年8月24日時点の情報

年収の地域格差が生まれる理由としては、大都市圏への産業分布の集中が挙げられます。年収1,000万円以上のインフラエンジニアを目指すなら、関東圏の企業への転職がおすすめです。

男女別インフラエンジニアの年収

インフラエンジニアの年収は、女性より男性の方が優遇されています。求人募集・転職サイトdodaが調査した「平均年収ランキング」のデータでは、男性のネットワークエンジニア・サーバーエンジニアの平均年収は約476万円、女性の場合は約373万円となっています。

インフラエンジニアは慢性的な人材不足に悩まされている職業のため、女性でも勤務先の選択肢は豊富です。実力をもった女性のインフラエンジニアが、一般男性の平均年収を超えるケースも珍しくありません。

IT業界は実力社会であるため、性別に関わらず努力次第で高年収を目指せます。

年代別インフラエンジニアの年収

インフラエンジニアの年収は年齢と比例して高くなる傾向にあり、実績や実力がものをいう職業であることがわかります。

20代 30代 40代 50代
DODA 376万円 529万円 615万円 738万円
マイナビAGNET 376万円 554万円
マイナビ転職 380万円 474万円 549万円
転職会議 344~527万円 527万円 595万円
平均年収.jp 373~465万円 511~583万円 655~734万円 531~786万円
給料BANK 348万円 432万円 540万円

長年実務経験を積んできたベテランのインフラエンジニアは、給料面で優遇されやすく、転職で年収アップを実現させるチャンスもあります。

努力が年収に反映されやすい職業であるため、若い頃から将来のビジョンを持って活動するのがキャリアアップの秘訣です。

エンジニアは同年代でも収入格差が大きい

ITエンジニアは同じ30代、40代であっても大きな収入格差が生まれるケースがあります。

リクナビNEXTのTech総研が調査した「エンジニアのソフト系職種の年収分布」によると、30歳で年収250万円の人もいれば、年収800万円の人もいることがわかります。

30代前半の平均年収・最高年収・最低年収の分布

参考資料:リクナビNEXT Tech総研「30代エンジニア2180人に聞いた平均年収の実態と満足度」

この収入格差は、職種によって躊躇にあらわれます。たとえば、運用・監視・保守を担当するエンジニアよりもプロジェクトマネージャーの方が年収は高い傾向にあり、200万円以上の年収差がつくケースもあります。

職種以外にも、年収に影響する要素は多々あるため、次の章で詳しく説明していきます。

どこで差が出る? インフラエンジニアの年収に影響する7つの要素

実力社会のIT業界で働くなら、高年収というステータスを得たいと考える人は多いでしょう。インフラエンジニアの年収に影響する要素は、職種を含めて7つあります。

インフラエンジニアの年収に影響する7つの要素

年収1,000万円超えのインフラエンジニアを目標にしている方は、自分に足りない要素を洗い出して、一つずつ課題をクリアしていきましょう。

①就職・転職先の企業

企業の規模や業種は年収を大きく左右する要素で、大企業ほど収入が優遇されます。インフラエンジニアは多種多様な企業が求める貴重な人材であるため、求める企業は数え切れません。特に最近では、インフラ設備とセキュリティ強化を急務とする大企業も目立ちます。

もちろん、高年収を提示する大企業ほどライバルが多くなるのも事実です。実力を証明できる実績や資格の有無が就職・転職の成功の鍵となることを理解しておきましょう。

②コミュニケーション能力

インフラエンジニアで年収アップを目指すなら、高いコミュニケーション能力が必要不可欠です。

ネットワーク設計や構築をするにあたり、顧客との打ち合わせはかならずあります。そこで、顧客のニーズを満たせる的確な提案やアドバイスができるエンジニアに高い需要があり、評価も得られやすいのです。

プロジェクトの規模が大きくなるほど、チーム単位で行動する機会が増えます。高単価の案件をこなしたければ、円滑なコミュニケーションを図れる人間に成長しましょう。

③役職

インフラエンジニアで経験と実績を積み重ねていくと、役職を与えられて年収アップにつながるケースがあります。たとえば、リーダーシップを発揮してプロジェクトを仕切るマネージャーは、一般的なエンジニアより給料が優遇されるでしょう。

豊富な専門知識とスキルを備えたスペシャリストや、アドバイザーとして高い能力を発揮できるITコンサルタントも年収アップを見込める役職です。

スキルアップだけでは役職を上げるのが困難なため、数年にわたる実務経験で着実に前進していきましょう。

関連記事:インフラエンジニアのキャリアパスとは|必要なスキルと資格を解説

④働き方(会社員・フリーランス)

会社員で働くかフリーランスで働くかで、期待できるの年収の幅が大きく変動します。ITフリーランスの案件情報サイトのレバテックが公開した「フリーランスのインフラエンジニアの年収」では、2021年2月時点で約768万円となっています。

単純に年収の額だけを見れば、フリーランスの方が優遇されているといえるでしょう。ただし、社会保険料や税金面で異なる点が多いため、どちらの働き方の方も一長一短といえます。

⑤資格

インフラエンジニアは技術力が重視されるため、スキルが証明できる資格を取得することで収入が優遇されるケースが多くあります。

収入に影響する資格で代表されるのが、Cisco技術者認定資格やLPI認定資格です。インフラエンジニアになるために資格は必須ではありませんが、自身のスキルや努力を客観的にアピールできる材料になります。

就職・転職する際に年収が優遇されやすい資格については、後述の「インフラエンジニアの年収アップにおすすめの資格」で詳しく紹介します。

関連記事:インフラエンジニアに資格は必須? 11個のおすすめの資格も紹介

⑥職種

高年収にこだわるなら、職種選びは真剣に考えなければなりません。インフラエンジニアは「ネットワーク」「サーバー」「データベース」「セキュリティ」という技術領域で職種が分かれます。

インフラエンジニアとしてのキャリアをスタートさせる際は、ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアが選ばれやすい職種ですが、収入面ではデータベースエンジニアやセキュリティエンジニアの方が優遇されます。

最終的になりたい職種を定めてキャリアパスを形成していきましょう。

⑦業種

勤務先の業種別で平均年収を見ると、金融・保険系の年収が優遇されている傾向にあります。リクナビNEXTの調査による「【勤務先の業種別】ソフト系の平均年収・最高年収・最低年収」で公開されている情報の一部がこちらです。

ソフトウェア・ネットワーク系の業種 平均年収
金融系・保険系 744万円
外資系SIer(Nler)
コンサルティングファーム
689万円
通信系 571万円
コンピューター
通信機器
OA機器関連メーカー
568万円
インターネット関連系 563万円
ソフトウェア・情報処理系 471万円

参考サイト:リクナビNEXT「30代エンジニア2180人に聞いた平均年収の実態と満足度」

就職先や転職先を選ぶ際には、業種別の平均年収の傾向はしっかりチェックしておきたいところです。業界の景気や社会のニーズによって変動することも理解しておきましょう。

インフラエンジニアの年収アップにおすすめの資格

インフラエンジニアのキャリアアップと年収アップに、資格は欠かせないものです。しかし、年収に影響する資格が数多く、何を選んでいいかわからない人も多いのではないでしょうか。

そこで、年収アップにおすすめする資格を、以下の7種類に絞って紹介していきます。

インフラエンジニアの年収アップにおすすめの資格

ベンダー資格とは、IT関連製品の製造や販売をする企業が設けた資格です。該当する企業の製品に特化した試験内容で、実務スキルの裏付けになります。新製品が発売され続けるため、数年ごとに更新期限が設けられていることが一般的です。

一方で、国家資格は特定の製品に特化しない試験内容になっており、一度合格すれば永久に失効することがありません。

各資格の特徴や取得するメリットを解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:インフラエンジニアに資格は必須? 11個のおすすめの資格も紹介

①Cisco技術者認定資格(ベンダー資格)

Cisco技術者認定資格は、コンピューターネットワーク機器の製造と販売を行う世界最大の企業Ciscoシステムズによるベンダー資格で、多くのインフラエンジニアが取得を目指しています。

試験は、以下の5種類のグレードに分けられています。

シスコシステムズ社認定資格

出題分野は、ネットワーク設計・構築やクラウドサーバー、セキュリティなどと幅広いので、特定の分野に絞った受験対策をしましょう。Cisco社の製品は多くの企業が導入しているため、資格を取得すれば即戦力となれる人材であることを効果的にアピールできます。

ネットワークはITインフラに必要不可欠な領域なので、インフラエンジニアとして年収アップを狙うなら、優先して取得を狙いたい資格です。

関連記事:Cisco技術者認定資格とは? 種類・難易度と受験方法を解説

②LPI認定資格(ベンダー資格)

LPI認定資格は、NPO法人「Linux技術者認定機関LPI」による、Linux技術者のスキルを認定する資格です。世界認定の資格は「LPIC(エルピック)」、日本国内向けの認定資格は「LinuC(リナック)」と呼ばれます。

試験は、Level1〜3までのグレードに分かれています。グレードが最も低いLevel-1では、世界トップのシェア率を誇るOS「Linux」の基本操作やシステム管理に関する内容が出題されます。グレードが上がると、Sambaを駆使した混在ネットワークのシステム設計や構築、保守に関する専門知識も問われます。

Linuxは世界トップのシェア率を誇るため、資格取得により多くの企業への就職、転職の道が切り開けるようになるでしょう。

関連記事:LPICとは|取得で身につくスキルとメリットから勉強方法まで解説

③ORACLE MASTER(ベンダー資格)

ORACLE MASTE(オラクルマスター)は、「日本オラクル社」のデータベース管理システムを高い技術力で取り扱えることを証明できる資格で、オラクル製品のデータベース管理ソフトとSQLの習熟度が問われます。

オラクル製品は、現在国内においてトップシェアを誇るので、ORACLE MASTERを取得することで、多くの企業のデータベースを扱える技術者であることの証明になります。

また、SQLの基礎知識とリレーショナルデータベースの構造も身につくため、インフラエンジニアとして一段回成長できるのも大きなメリットです。

④マイクロソフト認定資格(ベンダー資格)

Microsoft社によるマイクロソフト認定資格は、「Windows Server」や「Azure」に関する知識とスキルを有する人材であると証明できるベンダー資格です。

「Windows Server」に特化した資格は2021年2月以降廃止され、現在は主にクラウドサービスの「Azure」から出題されています。クラウドサーバーの需要が高まった現在において、市場価値の高い資格の一つです。

サーバーエンジニアで年収アップを狙うなら取得しておきたい資格であり、国内シェア率トップのサーバーの知識を幅広く習得できます。

⑤AWS認定資格(ベンダー資格)

AWS認定資格は、Amazon社のクラウドコンピューティングサービス「AWS(Amazon Web Services)」のスキル・技術・専門知識が証明できる資格です。

AWSを使いこなせることで、ビッグデータを用いた解析・分析、アプリケーションの構築などが可能になり、ITインフラに関する技術領域が一気に広がります。

試験はレベルに応じて、初級の「クラウドプラクティショナー」、中級の「アソシエイト」、上級の「プロフェッショナル」、専門分野に関する「専門知識」の4種類に分かれています。

まずは、基礎スキルの証明となるクラウドプラクティショナーの取得を目指すのが一般的です。

企業のクラウド化が加速する現在において、AWS認定資格は非常に需要の高い資格です。オンプレミスに限定された構築だけを行っていたインフラエンジニアにとって、大きなスキルアップになるでしょう。

関連記事:クラウドエンジニアとは|高い将来性と年収からキャリアパスまで解説

⑥ネットワークスペシャリスト試験(国家資格)

ネットワークスペシャリスト試験は、情報処理推進機構(IPA)が設けた情報処理技術者の高度なスキルを証明できる国家資格で、情報処理技術者試験のなかでは最も高いレベルに位置づけされています。

合格することでネットワーク全般の専門知識を有する人材として扱われ、大規模なネットワークの構築から運用、監視までを高水準でこなせるため、就職や転職で高年収の勤務先を選びやすくなるでしょう。

ベンダー試験とは異なり、ネットワークスペシャリストは国家資格のため、国内において強い効力を持ちます。試験の難易度は高いですが、将来的に大企業で働きたい人は目標にすべき試験です。

関連記事:ネットワークスペシャリスト試験とは|難易度から勉強方法まで紹介

⑦情報セキュリティマネジメント試験(国家資格)

情報セキュリティマネジメント試験は、IPAによる情報処理技術者試験のなかで、初級のレベル2に該当し、安全な情報セキュリティの構築・維持などに関する知識が問われます。

さまざまなリスクやトラブルに対して適切に対処できる判断力が必須であり、試験に合格することで、多種多様な業種において情報セキュリティリーダーとして活躍できます。

企業の機密情報をサイバー攻撃から守るセキュリティエンジニアを目指したい人に、おすすめの試験です。

インフラエンジニアの将来性は? 

現在のIT業界は平均年収が高水準であり、インフラエンジニアにも高い需要があります。

注目したいのが、国内ITインフラの市場規模です。IDC Japanによる国内ITインフラストラクチャサービス市場予測でも、2020年は新型コロナウィルスの影響もあり1兆7,053億円(前年比1.7減)でしたが、2021年以降は回復の兆しがあり、2025年には1兆8,702億円まで伸びると予測されています。

国内ITインフラストラクチャサービス市場 支出額予測

参考資料:IDC Japan「国内ITインフラストラクチャサービス市場予測を発表」

業界全体の景気から、インフラエンジニアの活躍する場が失われる可能性は低い状況です。

人材不足により高い需要が見込まれる

企業のIT化やDX推進が盛んに行われるなかで、IT人材の不足はいまだに解決にいたっていません。

インフラエンジニアの需要は高く、クラウド化を進める多くの企業が欲しがっている人材です。そのため、今後インフラエンジニアを目指す人は、従来のオンプレミスのサーバー設計・構築だけではなく、クラウドサーバーの扱いに慣れておくことをおすすめします。

現代の社会のニーズに応えられるスキルを効率よく身につけることで、将来的、高年収のインフラエンジニアとして活躍できる可能性が高まるでしょう。

AIに仕事を奪われる可能性も低い

AI技術の目まぐるしい発達により「インフラエンジニアは活躍する場を失ってしまうのでは?」と不安に思う方も多いでしょう。

しかし、オックスフォード大学のマイケルオズボーン准教授の論文では、AIが発達してもITインフラがなくなる可能性は低いと示されています。

高度な技術と豊富な知識をもったインフラエンジニアは、AI技術の発達では補えない貴重な人材です。これからは、クラウドや仮想化に関する知識やスキルを有することで、より一層需要の高いエンジニアとなることができるでしょう。

関連記事:IT業界の将来性はない?今後も需要のあるエンジニアとは?

     ネットワークエンジニアの将来性は?|必要な7つのスキルを解説

インフラエンジニアは年収アップも目指せて将来性ある仕事

未経験でもなれるインフラエンジニアは、実力が年収に反映されやすいやりがいのある仕事です。スキルや知識の習得、資格取得が年収アップにつながり、実務で経験値を積めばキャリアアップも目指せます。

近年、サーバーのクラウド化が加速したことで、クラウドサーバーに精通するインフラエンジニアの需要も高まっている状況です。努力次第で、年収1,000万円を超えるインフラエンジニアになることも夢ではありません。

高年収のインフラエンジニアを目指すなら、年収アップにつながるスキルや資格の取得にチャレンジしましょう。

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記事の監修責任者

飯塚 寛也
エンジニアとして移行調整・NW更改作業・クラウドシステムの設計・構築等を手掛ける。 入社2年目でネットワーク最高資格であるCCIEの筆記試験に合格。 人材開発室にてCCNA/CCNPの勉強会を50回以上開催、100名以上の合格者を輩出し、スクール事業の礎となる。
株式会社アプエンテ 職業紹介責任者(010-190717133-004)
情報処理技術者試験 ネットワークスペシャリスト試験(第NW-2021-04-00112号)
Cisco認定試験 CCNP Enterprise 認定/CCNA
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