CCNAの合格点は? 試験改定後の傾向や勉強方法を解説
2022.04.27
「CCIEってどのくらい取得が難しいの?」「勉強はどうすればいいのか」「取得すると年収はどのくらい?」などCCIEを取得したいけれど、どれくらい難しいのかわからず悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
CCIEは非常に難しい資格であり、強い覚悟と多くの困難を乗り越えなければ取得できないほど難易度の高い資格です。
この記事では、CCIEを取得するメリットは何か、試験の概要、取得するためのポイント、勉強方法について詳しく解説します。
目次
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CCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)は、ネットワーク分野における世界No.1のシェアを誇るシスコシステムズ社が認定するエキスパート(レベル4)資格です。
同社が認定する資格は5段階ありますが、レベル5の「アーキテクト」は新規に受験できないため、CCIEが実質的な最上位のネットワーク資格となっています。
CCIEは、ネットワークの知識やスキルが証明できる資格の中で最も取得困難であり、取得するとエンジニアとしてのほかの資格とは比べものにならないほどの価値を持っている資格です。
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CCIEを取得するとどのようなメリットがあるのか気になる人も多いでしょう。
CCIEを取得することで、ネットワークに熟知したスキルを持っていることや、どれくらい活躍できるのかを証明できるため、さまざまなメリットがあります。具体的には次の4つのメリットが挙げられます。
CCIEを取得したエンジニアは、実現が簡単ではないITサービスを形にできたり、重要なシステムのトラブルを素早く解決して被害を最小限抑えるなどの多くの場面でキーパーソンとして活躍しています。
そのため、CCIEを取得すると顧客や社内の人から非常に高い評価と信頼を勝ち取ることができるでしょう。
CCIEは、最上位の資格となっているため、ネットワークの高度な知識やスキルが証明できます。
そのため、経験を積んだエンジニアでも対応が困難なITシステムを設計したり問題を解決できる人材としてキャリアアップに役立てることができるでしょう。
たとえば少しの遅延や障害も容認できない金融機関や証券会社など、リアルタイムで大きな資金の送受信が必要な大規模ネットワークの設計や構築を担当する技術者として活躍できるでしょう。
あるいは豊富な知識を活かして、企業経営のアドバイザーとして方向性そのものに関与するITコンサルタントや大規模なプロジェクトを統括・指揮するプロジェクトマネジメントとして活躍するなどキャリアアップに大いに役立てることができます。
CCIEを取得すると年収アップが期待できますが、その理由は大きく3つあります。
①キャリアアップが望める
②エンジニアとしての価値が上がる
③資格手当のある企業もある
ひとつは先ほど解説したように、キャリアアップすることでそのポジションにふさわしい年収が得られる点です。CCIE取得によって担当する業務が高度になることで年収が相対的に上がることが期待できます。
次に自分の価値そのものが上がります。たとえば現在所属している会社での評価が上がる、もしくは、その会社で年収が上がらないのであれば、転職によって大いに年収を上げることができるでしょう。さらに実務経験とCCIEを武器にフリーランスエンジニアとして独立して活躍することも難しくないでしょう。
最後は資格手当などを設定している企業が多いので、取得すると月々の収入がその分増える可能性があります。特にCCIEは取得難易度の高さや市場価値から設定されている金額も高い傾向があります。
CCIEを取得すると、どのくらいの年収をもらうことができるのか気になる人も多いでしょう。
ネットワークの知識や資格、実務に役立つ「ネットワークエンジニアとして」のWEBサイト内にあるCCIEを取得したエンジニアの平均年収についてCisco Japanが大手転職サイト11社に調査した結果によると「平均年収はおよそ645万円から900万円」となっています。
参考サイト:ネットワークエンジニアとして「Cisco Japanが実施した給与リサーチした結果」
このように、現在より大きく年収が上げられるということもCCIEを取得する大きなメリットのひとつです。
CCIEを取得するとエンジニアとして大きな活躍の場が広がっているので、困難を乗り越えてでもCCIEを取得するモチベーションになるでしょう。
CCIEを取得できれば、高度なネットワークシステムを担当できる貴重なエンジニアとして第三者からも高い評価が得られます。
現在のIT業界は、慢性的な人材不足に陥っていて特に高度なITシステムを担当できる人材は重要が高い状況が続いています。そのため、自分のスキルと資格を武器にフリーランスになって活躍することも可能です。
たとえば、フリーランスエンジニアとして月100万円の契約を結んだ場合は、年収は1200万円と1000万円を超えます。実際に月100万円で仕事を受注することも決して不可能ではありません。
CCIEはそれだけの価値と可能性を秘めている資格です。
CCIEは、世界共通の資格でありアメリカをはじめ全世界でネットワークのスキルが証明できるため、海外でネットワークエンジニアとして活躍することも可能になります。
また、試験はすべて英語で実施されるのでCCIEの資格を取得するためには英語スキルが必須です。世界の公用語である英語ができると、言葉の壁を気にせずに世界中どの国でもスキルを武器にエンジニアとして活用できるでしょう。
海外に拠点を移して仕事をおこなうことができるのも魅力のひとつであり、たとえばシリコンバレーに代表されるアメリカで最先端のITエンジニアとして働くことも決して夢ではありません。
CCIEを取得することでメリットとして現実的に一番感じられるのは年収アップです。
希少価値が高く、ネットワーク技術の高いスキルが証明される資格であるため、正社員であれば資格手当や、高い給料のもらえるポジションへの異動で収入アップを狙えます。
さらに、転職活動においても取得しているエンジニアが少ないため人事担当者からはほかのエンジニアよりも高い評価を得られることができ、大きな年収アップも狙えます。
また高いスキルを証明できるため、フリーランスとして仕事をする場合も単価の高いネットワーク案件を獲得しやすくなるなど、CCIEはその難易度の高さの分、さまざまなメリットが得られます。
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CCIEは、2020年2月に大幅な試験改定がおこなわれました。
改定対象になった試験として、アーキテクト(CCAr)がエキスパートレベル4からアーキテクトレベル5に変更になったこと、CCIE Routing and Swithchingが廃止され新しくCCIE Enterprise Infrastructureに変わりました。
そのほかの変更点としては、CCIEの必須科目として存在していた「CCIE Written Exam」が廃止され、同じトラックのスペシャリストコア試験に統一されたことです。
この章では、CCIE試験改定後の内容について詳しく解説するので、受験の際の事前準備に役立ててください。
改定後のCCIE認定試験は、「CCIE Enterprise Infrastructure」「CCIE Enterprise Wireless」「CCIE Security」「CCIE Collaboration」「CCIE Data Center」「CCIE Service Provider」の全部で6種類あります。
CCIE Enterprise Infrastructureは、旧CCIE Routing and Swithching の試験範囲を踏襲していて、主にルーティングスキルが証明できる試験です。
CCIE Enterprise Wirelessは、ワイヤレス(無線技術)、CCIE Securityはセキュリティ、CCIE Collaborationはテレビ会議などさまざまなコミュニケーションツール、CCIE Data Centerはデータセンター、CCIE Service Providerはサービスプロバイダと、それぞれの分野に特化した高度なスキルが証明できる資格となっています。
CCIEには認定資格が6種類ありますが、どの認定資格を取得するのが良いのか迷っている人もいるのではないでしょうか。
自分が取得したい資格が決まっている場合はその資格を取得すれば良いですが、決まっていない人はCCIE Enterprise Infrastructureがおすすめです。
CCIE Enterprise Infrastructureをおすすめする理由としては、ルーティングやスイッチングなど通信技術の中でもコアになるスキルが証明できることと、試験対策などの情報がほかの資格よりも多いため、勉強の準備や計画が立てやすいということが挙げられます。
また、単にCCIEといえばEnterprise Infrastructureのことであり、代表的な資格であるというのもあります。
CCIEを取得するためには、コア試験と呼ばれる筆記試験とラボ試験と呼ばれる実技試験の2段階に分かれていて、その両方に合格しなければなりません。
ただし、筆記試験であるコア試験に合格していなければラボ試験を受験できません。
そのため、CCIEの受験の流れは、下記の順番になります。
①コア試験を受験して合格する
②ラボ試験を受験して合格する
また、試験には前提条件はないので、下位資格であるCCNAやCCNPの資格を持っていない人でも受験できます。ただし、合格して認定を受けるには18歳以上であるという要件はあります。
それでは、コア試験とラボ試験について詳しく解説します。
コア試験は、CCIE試験の下位資格であるCCNPコア試験と同じ内容の試験となっています。そのため、試験範囲や問われる知識はCCNPに準拠した内容が問われます。
たとえば、CCIE Enterprise Infrastructureのコア試験である「Implementing Cisco Enterprise Network Core Technologies (350-401 ENCOR)」に合格するためには、次の6つの知識が問われます。
CCIE Enterprise Infrastructureの受験を目指すエンジニアであれば、このコア試験に合格できなくて困ることはないでしょう。
万が一不合格の場合は、試験日の翌日から15日間は受験ができないルールとなっていることに注意しましょう。
ラボ試験は、実機を使って与えられた課題通りに構築したりトラブルシューティングしたりする試験内容となっています。
たとえば、CCIE Enterprise Infrastructureのラボ試験は、3時間のシナリオと5時間のコンフィグレーションの2つに分かれています。試験範囲は設計から導入、運用、最適化にいたるエンタープライズネットワークのすべてが問われます。
また、ラボ試験の受験ポリシーとして次の4つは重要なので知っておきましょう。
• コア試験合格後、18ヶ月以内にラボ試験の1回目を受験する
• ラボ試験が不合格だった場合は、30日間は再受験できない
• ラボ再受験は、最後のラボ受験日以降12ヶ月以内に受験しなければならない
• コア試験合格後、3年以内にラボ試験に合格できなければコア試験は無効になる
これだけ見ると何が重要なのか疑問に感じる人もいるかもしれませんが、特に重要になるのがひとつ目の18ヶ月以内に受験しなければ再度コア試験からやり直しになるということです。
1年半という期間は普通に考えると余裕に見える期間ですが、CCIEを受験する人にとってかなり厳しい制約になるでしょう。
その理由は、この後の「目安の勉強時間」の項目で詳しく説明します。
ラボ試験を受けるためには、「ラボ試験会場の日程予約」と「試験料の振込」の2ステップが必要になります。
ラボ試験会場の日程予約はCCIEポータルからおこないます。試験会場は基本的に土日は休み、平日であっても他の受験者で埋まれば予約ができません。筆記試験に合格したら18ヶ月以内にラボ試験を受験しなければならないため、計画的な勉強は当然ですが、「勉強したのに予約ができずラボ試験を受けられなかった」という状況に陥らないようにしましょう。
試験料の振込は「CCIE Book your Exam」というサイトでおこないます。東京会場は以前は現金振込でしたが、2018年8月から支払いはクレジットカードのみとなっています。試験代は2023年6月時点では1600米ドルとなっています。
高額であるため、振込の場合はクレジットカードの限度額には注意したいところです。
CCIEの試験時間と出題形式については下記のとおりです。
コア試験 | ラボ試験 | |
---|---|---|
試験時間 | 120分 | 480分 |
出題形式 | コンピューター方式 (CBT方式) |
実技試験 |
受験申込 | 全国のピアソンVUE 試験センター |
シスコシステムズ指定会場 (CCIE Online) |
受験前提条件 | なし | なし |
受験言語 | 日本語、英語 | 英語 |
コア試験は120分、ラボ試験は480分にわたっておこなわれます。
試験申し込み先もそれぞれ異なっていて、コア試験は「ピアソンVUE」、ラボ試験は「CCIE Online」からそれぞれ申し込む必要があります。また、ラボ試験は東京でのみ受験できるので、遠方の人は前日には東京に移動しなければならないことに注意しましょう。
ラボ試験は、非常に難しいうえに480分と長い時間かけておこなわれる試験なので、気力・体力ともに万全の状態で試験に臨めるように自己管理をしっかりおこないましょう。
CCIEの受験料は、コア試験(筆記)の受験料が税込み49,280円となっています。
金額を見ると筆記試験としてはかなりの高額であることが確認できるのではないでしょうか。
また、ラボ試験(実技)の受験料は1600ドルです。2022年6月の為替相場は、1ドル135円前後で推移しているので計算すると216,000円が参考価格となっています。
そのため、コア試験とラボ試験の両方でおよそ26万円以上と受験料金がけた違いの高さとなっています。
CCIEは取得が難しい試験であり、一回で取得できる人はほとんどいないので、複数回受験することを考えると100万円近くかかる可能性がある試験といえます。
会社が費用を負担するなど金銭的補助がないと受験自体のハードルが高い試験です。
CCIEの合格率や合格者数は非公開となっているため合格率による比較はできません。しかし、CCIEは、シスコシステムズ社が認定する資格の中でも最高難易度の試験ですあり、シスコに限らずネットワークの試験の中で最も取得困難な資格と言われています。
CCIEの難易度を検討するために、そのほかの資格と比較してみます。
たとえば、国家資格にネットワークスペシャリストというレベル4に相当する取得難易度の高い資格の平均合格率は14%ほど。ここからも、その難しさがわかるでしょう。
CCIEの難易度は、ほかのシスコのプロフェッショナル以下のレベルの試験と比較して天と地ほど大きな差があり、合格のために高度なネットワーク技術の知識が必要になる筆記試験に加え、機器を設定するラボ試験の2つに合格しなければなりません。
特に、プロフェッショナル以下のレベルの試験に存在しないラボ試験は大きな難関です。また、問題は英語なので、まず英語の読解力が必要です。
最難関のラボ試験では複数のネットワーク構築の課題が与えられ、設定を完了するために何十行ものコマンドを投入しなければならなかったり、複雑なネットワーク構成で実務でもほとんど使われないレアなネットワーク技術の設定をさせたり、奇問のような課題もあるため、シスコ製品の設定方法についてかなり深く知っておかないといけません。
受験すると決めたなら、かなり本腰を入れて勉強に臨みましょう。
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CCIE取得に必要な知識は「英語力」と「5年から7年の高度なネットワークの実務経験」の2つです。
試験に合格するためには英語が必須なので、はじめに英語ができなければ受験すらできません。また試験にチャレンジする推奨要件として、5年から7年ほど高度なネットワークの実務経験を有しているエンジニア向けの試験となっています。
CCIE試験はほかのCiscoの認定試験と異なり、対応している言語は英語のみとなっているため、合格には英語力が重要です。
たとえば試験の問題はすべて英語で書かれていて、さらに試験会場のアナウンスや何か疑問点があったときに監督官に質問するときも英語を使って確認する必要があります。
このように、試験に関することはすべて英語でおこなわれるため、リスニングやヒアリングなど最低限の英語力がなければ試験に合格することはできないでしょう。
ただでさえ難しい試験問題がすべて英語で書かれていていることに加えて、要点を把握して機器を設定したりトラブルの内容を確認してトラブルシューティングを正確におこなわなければなりません。
シスコシステムズ社が推奨している受験対象者は、5年から7年の高度なネットワークの実務経験を有しているエンジニアとなっています。
これは単に5年から7年ネットワークの実務経験があるという意味ではありません。いかに高度なネットワークを担当してきたか、どのようなポジションで実務経験を積んできたかが重要になります。
CCIEの試験範囲をカバーするだけの幅広い知識とスキルを身に付けることができたエンジニアでなければ太刀打ちできないでしょう。
CCIE Enterprise Infrastructureにおいて、「CCIE Enterprise Infrastructure(v1.0)ラボ試験の内容」でシスコシステムズ社が試験範囲を公開しているので、一度確認してみてその難易度を見てみることはおすすめです。
CCIEの合格に必要な実務経験を得るためには、実務の中で設計から構築まで自分で直接手を動かして、実機の設定から確認まで一人でおこなえるようになっておかなければいけません。
最低でも、自由にネットワーク構成を作れて、通信の制御をおこないながら柔軟にルーティングを切り替えて、トラフィック量の制限を行うQoS設定はできるようになっておきたいところです。
さらに、シスコ製品に関する深い知識の習得と、ほかのネットワーク機器メーカーに存在しないCisco独自のネットワーク技術の設定や確認もできるようになっておく必要があります。
CCIEを取得するためのポイントとして何があるのか気になる人も多いのではないでしょうか。
押さえるべきポイントは次の4つです。
これまで説明してきたようにCCIEは取得が非常に難しい資格であるため、少しでも合格率を高める工夫をして試験に臨むのがおすすめです。
また、勉強を始める前に、まずは目標や目的を明確にし、勉強を継続できる環境を整えておくことも大切だといえるでしょう。
この章ではポイントについてそれぞれ詳しく解説します。
CCIEは、コア試験(筆記試験)とラボ試験(実技試験)の2つに合格することで認定が受けられます。
そのうち、コア試験については該当するCCIEの下位資格であるCCNPを取得すると免除できます。
該当するCCNP資格とは、たとえばCCIE Enterprise Infrastructureの場合は、CCNP Enterpriseの資格を取得している必要があるという意味です。
そのため、CCNP Securityの資格を持っていたとしてもCCIE Enterprise Infrastructureのコア試験の免除とはならない点に注意しましょう。
CCIE取得の負担を少しでも軽くするためにも、先に該当トラックのCCNPを取得するのがおすすめです。
CCIEを取得するには、プライベートや人付き合いなどを自粛して時間を確保して、合格するまでやり通す必要があります。
CCIEは最上位の資格であるため、その難易度に伴って必要な勉強時間も膨大になります。途中で諦めてしまうと、それまで勉強してきた時間が無駄になってしまうため、まずはCCIEに挑む理由を最初に明確にすることからはじめましょう。
会社から強い指示があったのか、将来目指すエンジニアに必要だからなのか、年収を上げたいからなのかなどどのような理由からCCIEの取得が必要になったのかを考えます。理由が明確であればあるほど、モチベーションとなるでしょう。
CCIEを取得するためにはいつまでに合格するというゴール目標を決めて取り組みましょう。
たとえば、「2年後に合格する」など明確な目標を設定することでゴールから逆算した学習計画が作れます。
2年後にラボ試験に合格するためには、1年半後から半年は苦手な箇所の再確認と総復習に充てる、1年半後までには試験範囲のすべての勉強を終えている、勉強開始から3ヶ月は英語を勉強するというような大きなスケジュールが作れます。
このようにいつまでに何をするという明確な目標を立てることで、合格に必要な勉強に集中して取り組むことで密度の濃い勉強ができるでしょう。
計画があれば途中でこのまま続けていて大丈夫なのかという不安に襲われたり迷ったりすることもなく合格まで取り組むことができるでしょう。
CCIEを取得するためには、家族や職場の協力を得ることも重要です。CCIE取得のための勉強時間は、周りの協力がないと確保できないという人もいるでしょう。
そのため、事前に家族や職場の上司、同僚にCCIEを受験することを伝えて同意を得て協力をお願いするのが良いでしょう。CCIEとは何か、なぜ取得する必要があるのか、取得後どのようになるのかを丁寧に伝えて協力をお願いしなければなりません。
会社の上司や同僚も同様で、協力を得られれば担当業務の調整や本人以外が対応できる緊急のトラブル対応を変わってもらうなど勉強時間の確保に充てられるでしょう。
CCIE試験は、ネットワークに関するすべての知識やスキルが問われるわけではなく、試験範囲は事前に公表されています。
受験者の中にはCCIEを取得しているエンジニアは、ネットワークすべてに精通しているエキスパートであるというイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。
CCIEホルダーとしてネットワークのことで知らないことや対応できないことがないように一通り学んでおいた方が良いと考える人もいるかもしれません。
もちろん一通り勉強しておくことに越したことはありませんが、CCIEに合格するために試験範囲以外のネットワークの勉強はしなくて大丈夫です。
あくまでCCIEを取得することを目標に絞ることで、効率よく勉強を進めることができます。実際にCCIEを取得してから、必要なネットワークの知識を補完するようにしましょう。
CCIEの合格だけが目的であればCCIEの試験範囲だけを勉強すれば良いですが、ネットワーク資格の最高峰であるCCIEを取得したエンジニアとして、実務で高いパフォーマンスを発揮することが周囲から求められることを考えれば、CCIEの範囲外の技術スキルも身につけておくべきです。
しかし、CCIEの勉強を始めると試験範囲以外のネットワークの勉強まで手が回らなくなります。
CCIEに合格するために必要なネットワークの知識量は、技術とマネジメントの知識が必要なネットワークの国家資格の最難関であるネットワークスペシャリストと比較すると、ネットワークスペシャリストと同等以上の知識量が必要です。
さらに、CCIEではラボ試験もあり、いざ勉強を始めると複数の機器に何度も大量のコマンドを投入して、機器の設定方法、動作確認、技術フローの詳細確認の繰り返しになり、ネットワークの設計や構築の実務で行う設定作業とほとんど変わりません。
そのため、平日の昼間にネットワークの業務で機器の設定作業をおこなっている人は、仕事が終わって勉強する場合は、夜は再び別のネットワークの業務をしているようなものです。
夜の勉強時間を確保して試験範囲以外のネットワークの勉強をするのは、ほとんどの人は手が回らないでしょう。
CCIE合格のためには、効率的に勉強して試験範囲内をメインに勉強することをオススメします。
CCIEに合格するためには、多くの困難を乗り越えるための時間と努力が必要です。そのため、CCIEを取得するには次の3つの心構えを持って臨みましょう。
CCIEの取得には長期戦になることがわかっているので、2年や3年といった長い期間ひたすら勉強し続けなければならない人もいるでしょう。
長い時間が掛かる覚悟と合格するまでやり遂げるという強い決意を持たなければなりません。
また、毎日継続して勉強し続けることが重要なので、どのように時間を確保するのかもあらかじめ決めておかなければならないでしょう。
CCIEを取得するためには、多くの人が数年に渡って勉強し続けなければならないでしょう。そのため、長期戦になることを覚悟しておかなければなりません。
仕事が終わって家に帰ってきたら勉強して、休日も一日中ひたすら勉強するという生活を数年間続けることになります。
この日常を続けることがどれだけ難しいか、社会人として働いている人ならば理解できるでしょう。
CCIE取得のために長い期間が必要になるうえで、どのようにモチベーションを保つようにするのか、長く続けているとどうしても勉強が捗らない日もあるため、どのように気分転換するのかも必要でしょう。
CCIEを取得するための勉強期間はどれだけシスコ製品について精通しているかによって変わってきます。
たとえば、長くネットワークエンジニアとして活躍してる人でも、実務でシスコ以外の製品をメインに使っている人であれば、CCIEのラボ試験の勉強でかなり時間を使うことになり、数年の勉強時間が必要です。
逆に、英語の知識があり、実務でネットワークの設計や構築までシスコ製品を触って、機器の設定から確認まで一人でできるエンジニアで、土日を含めて勉強時間を十分確保できる人であれば最短で1年くらいで合格は可能でしょう。
また、実務でシスコ製品を触ってるエンジニアでも、あまり複雑なネットワークの設計や構築をしていないエンジニアや、マネジメント業務をメインにおこなっている人で実機の操作に慣れてないという人は、合格のために数年の勉強期間は覚悟が必要です。
学んだことを身に付けるには毎日勉強を積み重ね、繰り返し学ぶことで知識を固めましょう。
地道に毎日コツコツと勉強することが最も効果的なので、毎日勉強する時間を確保することが重要です。
時間を確保するには、会社への通勤中に勉強すると良いでしょう。たとえば片道1時間かかるとしたら往復で2時間参考書を読む時間に使えます。
日々の生活の中で少しでも勉強できる時間を見つけて、コツコツと継続することが大切です。
CCIEの取得は非常に困難を極めることが見込まれています。
はじめのうちは、取得したあとのキャリアビジョンなどを考えてモチベーションを高く保って勉強していたとしても、半年・1年と続けているうちにあまりの大変さに途中で挫折してしまう可能性があります。今より収入を増やしたい、会社の指示だから仕方なくという程度の気持ちではなおさらでしょう。
そのため、CCIEを合格するまで絶対にやり遂げるという強い決意を持つことが必要です。
仕事をしながら勉強を中心とする生活を送ることがどのくらい困難かということと、合格したあとどのような未来を描いているのかを明確にします。そのうえでどんなに困難でも途中で投げ出さず、1度や2度不合格になっても合格するまで何度でも受験するという気持ちを最初に持つことが重要です。
CCIEの取得に役立つ勉強方法には何があるのか気になる人も多いでしょう。資格取得に有効な勉強方法は次の4つです。
CCIEの取得のハードルを上げている理由のひとつが英語のみで試験がおこなわれることです。そのため、試験を受けるにははじめに英語を勉強しなければなりません。
次にCCIEの勉強に役立つ参考書を使って試験範囲に必要な知識を細部にいたるまで理解しなければなりません。
また、WEBサイトには最新情報や勉強に役立つサイトがあるので、これらの情報にも目を通しておきましょう。もし独学での勉強に不安を感じるときは、専門学校に通って勉強するという方法もあります。
CCIEの勉強は真っ先に英語を勉強する必要があります。
英語ができなければ試験対策に使う参考書での勉強ができませんし、CCIEの情報が記載されたWEBサイトも英語で書かれています。本番の試験でも、会場の中は日本ではなく海外にいるというイメージを持って臨むのが良いでしょう。
英語でしか情報を確認できない環境であり、英語ができなければ受験することさえかなわないため、勉強だけでなく普段から意識して英語に慣れ親しむようにしましょう。
もちろん英語のリスニングやリーディングが問題なくできるという人は英語の勉強をしなくても大丈夫です。
英語が苦手だったり、英語の勉強と言われても何をどうすれば良いのか悩む人も多いでしょう。
確かに英語を勉強に関しては、こうすれば英語が理解できますという有効な方法は確立されておらず、人それぞれ効果的な勉強方法は違います。たとえば、文法から学ぶと上達が早い人もいれば、実際に会話を通して学ぶ方が上達が早い人など個人の適性によって大きく異なるでしょう。
そのため、自分はどのやり方が合っているのかわからない人や時間を少しでも短縮したい人は英会話スクールに通うことも検討しましょう。
もちろん費用がかかることやスクール選びも重要なので、費用に見合う効果が得られるかはきちんと検討しなければなりません。
CCIEの取得に役立つ試験対策本を使って勉強する方法です。CCIEの書籍は洋書ばかりですが、コア試験は日本語で書かれた対策本も発売されています。
コア試験は、CCNPコア試験と同じ試験となっているため日本語で受験できますが、もしCCNPを取得せずにCCIEを目指す場合は、勉強や試験を通して少しでも英語に触れておくためにコア試験を英語で受験するのが良いでしょう。
では具体的にどのような参考書がおすすめなのか気になる人も多いでしょう。
CCIEの代表的な資格であるCCIE Enterprise Infrastructureの勉強に役立つ参考書を紹介します。
CCIEを取得するためには、はじめにコア試験(筆記試験)に合格しなければなりません。
コア試験の勉強に役立つ書籍は、「CCNP and CCIE Enterprise Core ENCOR 350-401 Official Cert Guide」がおすすめです。シスコシステムズ社公式の参考書であり試験範囲を網羅しているので、こちらの書籍に書かれている内容を一通り理解しましょう。
試験に必要な情報はこの書籍にまとめられているため、最初のページから最後のページまで順番に読み進めていくだけで良く、この書籍を使って勉強すればコア試験の対策として十分役立つでしょう。
書いてあることがわからない箇所は、必要に応じて調べたり別の専門書を購入するなどして知識を補完しましょう。
CCIE Enterprise Infrastructureラボ試験の中心にして重要なルーティングについて学ぶことができる参考書です。
全部で2部構成になっていて、「Routing TCP/IP, Volume 1 (2nd Edition)」と「TCP/IP, Volume II: CCIE Professional」の2冊に分かれています。どちらもCCIEで問われるルーティングについて詳しく解説されている参考書で、タイトルの通りTCP/IPを中心としてルーティングの深い知識を学ぶことができる書籍です。
試験対策に特化している書籍ではありませんが、CCIEのルーティングに役立つ書籍として重宝できる書籍となっています。
2冊分とかなりのボリュームになっていますが、ネットワークの根幹にかかわる技術として時間を掛けてでも理解しておきましょう。
「MPLS Configuration on Cisco IOS Software (Networking Technology)」は、MPLS(Multi-Protocol Label Switching)の基礎から応用まで網羅された参考書です。
MPLSとは、ラベルと呼ばれるタグを使ったパケット転送技術のことです。MPLSは、CCIE Enterprise Infrastructureの試験でMPLS運用やL3VPNなどを中心に深い知識が問われるため、この書籍を使って理解を深めるために勉強するのが良いでしょう。
MPLSについて一通り勉強できるため非常に役立つ一冊といえます。
「End-to-End QoS Network Design」は、QoS(Quality of Service)の基礎から応用まで網羅された参考書です。
QoSとは、ネットワーク通信の品質を管理する仕組みです。たとえば、通信に優先順位を付けて重要なデータをいち早く正確に通したり、帯域が圧迫されそうになると制御して遅延を防止したりする技術です。
CCIE Enterprise Infrastructureの試験では、サービス品質の一環としてQoSそのものが問われるうえに、VPNなどQoSをどのように活用するかなど、そもそも必要ないのかなど幅広くスキルが求められる技術です。
そのため、この書籍で基礎から一通り勉強できるためおすすめの一冊です。
「IKEv2 IPsec Virtual Private Networks」は、IKEv2 IPsecの基礎から応用まで網羅された参考書です。
IKEv2(Internet Key Exchange) IPsec(Security Architecture for Internet Protocol)とは、VPNで使われるIPsec用の認証済みのキー情報を提供するプロトコルのことです。IKEv2とIPsecはそれぞれ異なる技術ですが、一緒に使われるためIKEv2 IPsecとしてIP層で安全なパケット通信に使われている技術です。
簡単に言うと、各パケットの安全性を担保するために認証および暗号化して、ネットワーク通信量に強力なセキュリティを提供する技術といえます。
CCIE Enterprise Infrastructureの試験では、IKEv2 IPsecはVPNと合わせて重要なセキュリティ技術として必要な知識です。
IKEv2 IPsecは仕組みも難しいので、この書籍で基礎から一通り勉強し直すことで知識を固めるのに役立つ一冊でしょう。
CCIEに必要な情報や知識をWEBサイトを使って勉強する方法です。
数あるWEBサイトの中でも特にCCIEの取得に役立つWEBサイトとしては、「シスコラーニングネットワークジャパン」と「ネットワークエンジニアとして」の2つがおすすめです。
シスコラーニングネットワークジャパンは、シスコシステムズ社がシスコ認定技術者のためのコミュニティサイトとして提供しています。
ネットワークエンジニアとしては、シスコシステムズ社が認定している資格のCCNAやCCNPに役立つ情報やネットワーク技術について役立つ知識を紹介している有名なWEBサイトです。
「シスコラーニングネットワークジャパン」のWEBサイトは、シスコシステムズ社が認定者のためのコミュニティサイトとして、あらゆる情報を日本語で提供しています。
シスコの試験勉強をしている人やすでに認定資格を持っているエンジニアの人が、ディスカッションフォーラムやブログにアクセスし他のユーザーと情報交換や情報共有ができます。
CCIEに関する有益な情報を確認できるだけでなく、自己学習に役立つ教材や練習問題などのコンテンツも充実しています。
たとえば、CCIE Enterprise Infrastructure向けのCCIE情報サイト「The Cisco Learning Network」は英語のみとなっていて日本語では提供されていませんが、英語の勉強もかねてCCIE試験に活用してみてください。
「ネットワークエンジニアとして」のWEBサイトは、CCIEに役立つ情報を確認できるサイトです。CCNAやCCNPなどシスコシステムズ社が認定している資格に役立つ情報が体系的にまとめられていて内容も充実しています。
また、ネットワークエンジニアとして仕事をしているときに実務に役立つ情報も多く提供されているのが特徴です。
CCIEの情報に関しては多いとは言えませんが、それでも有益な情報を確認できるためCCIEの勉強とあわせて確認してみるのがおすすめです。
CCIEを独学で取得することが本当に可能なのか不安を感じたり、効率的に勉強したいと考えている人もいるでしょう。その場合は、専門学校に通って勉強するという方法があります。
CCIEに対応している学校に通って勉強することで、必要な知識を専門の講師から学んだりカリキュラムに従って効率良く勉強をおこなうことができます。
事前に自分で書籍を調べて準備しなくてもよいため、用意された教材を使って少しでも負担を減らして学びたいという人は検討してみるのも良いでしょう。
また、同じCCIEを目指す仲間と出会えるというメリットもあるので、情報交換したりわからないときはお互いに協力したりして長い苦労をともにすることでモチベーションが上がるということもあるでしょう。
しかし、相当な費用がかかることから出費に見合う効果が得られるかを十分検討しましょう。
CCIEを取得したあと、資格の有効期間は3年となっています。その3年間の間に更新できなかった場合は、CCIEが失効してしまいます。
CCIEの更新方法は、「指定された試験に合格する」または「試験合格および継続教育 (CE)で更新する」という大きく2つの方法があります。
なお、CCIEの更新方法についてシスコシステムズ社の「再認定ポリシー」を確認すると最新の情報が確認できます。
いずれの方法で更新するのが良いのか、どのような内容なのかそれぞれ具体的な更新方法について解説します。
指定された試験に合格して更新するには次の4つの方法があります。
4つの更新方法を見ると、4つ目の「テクノロジーコア試験の1つに合格して、プロフェッショナルコンセントレーション試験の1つに合格する」という方法が最も更新難易度が低い方法でしょう。
たとえば、CCIE Enterprise Infrastructureに合格したとして、その認定日から3年以内にCCIEコア試験(350-401 CCNP and CCIE Enterprise Core ENCOR)とプロフェッショナルコンセントレーション試験(300-410 CCNP ENARSIなど)に合格することでCCIEをさらに3年間認定が受けられることになります。
また、「エキスパートレベルラボ試験または実技試験の1つに合格する」方法は、CCIE Enterprise Infrastructureを取得したあと、たとえばCCIE Securityの取得することで更新できます(ただし3年以内に合格しなければ失効します)。
CCIEの取得難易度を考えると、更新目的で別のCCIEトラックを目指すという方法はおすすめとは言えません。
もう1つの更新方法として、必要なクレジット数の継続教育 (CE)を受講したり、指定の試験に合格し継続教育を受けてCCIEを更新するという方法があります。
継続教育とは、シスコ技術者認定資格を取得した人が、特定の継続教育プログラムを受講し認定を受けることにより資格の再認定が受けられる仕組みです。以前の再認定方法のように、試験に合格するだけではなく新しい形の更新方法として追加された制度となっています。
受講する継続教育ごとにクレジットが設定されていて、たとえばCCIE Enterprise Infrastructure向けのコースのひとつで「Cisco High-End Lab Bootcamp 1- Switching, IGP, BGP, MPLS, IPsec (HELBC1)」を受講すると40 CEクレジットを獲得できます(費用は462,000円で5日のコースとなっています)。
費用に余裕があれば、先ほどのような40 CEクレジットの継続教育を3回受講し認定を受けることでCCIEを更新できるようになっています。
短期間の準備で更新することを考えれば「継続教育を利用して更新」するほうが良いですが、多額の費用がかかるのがデメリットです。もし、会社負担で利用することができればこちらを利用する方がベストです。
逆に、費用が気になる、ネットワークの知識量に自信がある、試験のための勉強時間を確保できる人は、数万円の試験代で済む「試験のみで更新」を選択すると良いでしょう。
また、エンジニアとしての知識や技術を維持する点から考えれば、誰かから知識や技術を教わって習得したい人や独学に自身がない人は「継続教育を利用して更新」を選択すれば、トレーナーからネットワーク技術を教わることができるのでこちらの方法を選ぶと良いでしょう。
逆に、独学で自走することに自信がある人であれば「試験のみで更新」を選択すると良いです。
CCIEについて概要や必要な知識、取得するためのポイントについて理解できたでしょうか。
CCIEはネットワーク分野における最高峰の資格です。取得するためには、長期間にわたり勉強し続けなければ合格できないような非常に難易度の高い資格です。
もちろん苦労に見合うだけの価値がある資格となっているので、ネットワーク分野のエキスパートとして国内だけでなく海外でも活躍できるエンジニアとして証明できるでしょう。
CCIEを取得して最高峰のネットワークエンジニアを目指しましょう。
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飯塚 寛也
2022.04.27
2022.01.24
2022.01.12
2020.09.09
2020.07.03
2020.06.19
2020.06.11
2020.06.04
CCIEはネットワーク全般の高度な知識を問う筆記試験と、技術スキルが試されるラボ試験の両方に合格する必要があるため、合格するとCisco機器を深く理解して、高度なネットワークの設計や構築スキルを持っているネットワークエンジニアとして認められます。
さらに、実技試験は英語でおこなわれるため、合格することで英語に関する読解力があり、海外製品が多いネットワーク機器のマニュアルを理解して自走できるエンジニアとしても認められます。
どちらにせよかなり希少なエンジニアとして、需要が高い存在になれることは間違いないでしょう。