エンジニア就職

ネットワークエンジニアの志望動機とは|面接のポイントから例文まで紹介

ネットワークエンジニアの志望動機とは|面接のポイントから例文まで紹介

「ネットワークエンジニアの志望動機はどう作れば良いの?」「面接ではどのようにアピールするのが効果的?」など、ネットワークエンジニアを目指している方の中には、志望動機をどのように作れば良いのか、面接のときにどのような受け答えをすれば良い印象を持ってもらえるか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

ネットワークエンジニアに必要な資質は、どの企業にも共通しているので、ポイントを押さえたうえで自分の強みと経験を上手に企業にアピールできるようにしましょう。

この記事では、ネットワークエンジニアの志望動機の書き方やアピールすべきポイント、志望動機例を紹介します。

目次

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高須 莉喜

キャリアアドバイザー

高須 莉喜

企業の特性や要望を汲み取り、適切なマッチングができるよう受講生の就職活動を幅広く支える。モットーは誠実・丁寧。受講生に対し安心して活動が出来るよう丁寧な対応を心がけている。高校時代に棒高跳びで日本代表に選抜されるなど、粘り強く努力を積み重ねていける強みを活かし、求職者・企業に寄り添っている

狩野 航大

リクルーティングアドバイザー

狩野 航大

企業と受講生を繋ぐ架け橋として、主に企業担当者とのスケジュール調整や企業ニーズのヒアリングをおこなう。受講生から企業へのニーズのヒアリングや面接練習も担当し、多くの人材を企業へ輩出している。10年以上続けているバレーボールで習得した粘り強さを武器に、求職者の方へ寄り添う姿勢から信頼を得続けている

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ネットワークエンジニアの志望動機で重要な5つのポイント

ネットワークエンジニアの志望動機を作成するうえで重要なポイントが5つあります。

ネットワークエンジニアの志望動機で重要な5つのポイント

初めに「IT業界に転職したいと思ったきっかけ」ですが、IT業界にはたくさんの仕事があるので、その中でネットワークエンジニアになりたいと思った動機を明確にしておくことが重要です。

次になぜ「その企業で働きたいのか」「入社後はどのように貢献したいか」を応募する企業のビジョンと結びつけて説明します。

最後に「将来どのようなエンジニアになりたいか」と応募する企業のキャリアパスが一致していることをアピールすることで、どの企業にも納得してもらえる一貫性のある志望動機を作ることができるでしょう。

①なぜIT業界に転職するのか

未経験者の方はもとより、現在ネットワークエンジニアの方であっても最初にIT業界に興味を持った理由を深堀りしましょう。

正直な気持ちを思い起こしたあと、興味を持ったきっかけからなりたいと願う熱意が伝わるように肉付けしていきます。

SNSやクラウド、5Gをはじめ、自動運転や仮想通貨などネットワークを必要とするサービスを使っていた方なら、きっかけとして利用しやすいでしょう。

どのような仕組みでサービスが提供されていて、将来どのような可能性が広がっているのか知っておくと、転職してエンジニアを目指す理由として説得力のあるものになります。

未経験者の方は特に面接で良く聞かれる内容なので、根底の部分として思いを整理しておくことが大切です。

②なぜネットワークエンジニアになりたいのか

IT分野の中にはさまざまな業務があるので、ネットワークエンジニアになりたい理由を明確にしておく必要があります。

ネットワークエンジニアになりたいと思ったきっかけと具体的なエピソードとが一致していること、それがサーバーなど他のエンジニアではなくネットワークでしか達成できない理由であると企業が納得できるようにします。

そのためにはネットワークとサーバーの違いを理解しておく必要があるので、サーバーの知識もある程度抑えておくとより安心でしょう。

サーバーエンジニアは、東京や大阪という街を快適で魅力的にして企業や住む人を増やすことに責任を持つ仕事ですが、ネットワークエンジニアは、東京と大阪を結ぶ線路や空港を作り、快適で安全に移動できるようにして利用客を増やすことに責任を持つ仕事といったイメージです。

サーバーエンジニアの仕事内容はこちらで詳しく解説しています。

狩野 航大

リクルーティングアドバイザー

狩野 航大

普段の生活の中でネットワークの重要性を感じた具体的なエピソードがあれば、「ネットワークエンジニアになりたい理由」として説明がしやすくなります。たとえば、2022年7月に日本国内で起きたKDDIの大規模なネットワークでは、多くの人々が不便な思いをして、ニュースでも大きく取り上げられました。

まずは、ネットワークがあることで何ができるのかや、ネットワークがなくなるとどのような点が不便になるのかを把握しましょう。ネットワークが普段の生活の中でどのように役立っているのかを理解できれば、ネットワークエンジニアになりたい理由を明確に説明できるようになります。

③なぜその企業で働きたいのか

ネットワークエンジニアを募集している企業は数多くあるので、その中からなぜその企業で働きたいのか理由を考えます。

希望する企業の情報から理念や経営方針、育成、キャリアパスにいたるまで徹底的に収集して、その企業独自の強みや方針を見つけます。

たとえば、キャリア形成で一貫したキャリアアップができる、中途採用の方がどのようなスキルを身につけることができるのかなど、その企業に魅力を感じたところを見つけるのが良いでしょう。

ネットワークに障害があれば休日深夜に対応することもあるので、緊急時には休日返上で駆け付けたりすることを理解しておくと良いでしょう。そのため、労働環境が良いことを伝えたい場合は、その企業を志望する動機としては良い印象を持ってもらえない可能性があるので、他の動機にもうひとつ添えるという形でワークライフバランスに力を入れていることも魅力的として伝える形が良いでしょう。

④入社後はどのように貢献したいか

企業に求めることが整理できたら、自分は希望する企業に何を提供できるのかを同時に考えましょう。入社後にネットワークエンジニアとしてどのように貢献したいかを説明することが重要となります。

そのためには、自分が培ってきた実務経験や強みを、希望する企業でどのように活用していくことで貢献できるかを具体的に説明する必要があります。

また、未経験者の方でもCCNA資格を持っていると、企業に貢献できることをアピールしやすいでしょう。CCNA資格を持っているということは、ネットワークエンジニアとしてに必要な知識やスキルを持っていることの証なので、企業が育成の時間と費用を削減できること、即戦力に近い形ですぐに業務に取り組むことができると貢献度をアピールすることができるでしょう。

⑤将来どのようなネットワークエンジニアになりたいか

将来どのようなネットワークエンジニアになりたいかという具体的なビジョンを志望動機に盛り込んでおくと高評価を得ることができるでしょう。

たとえば、将来スペシャリストとして活躍したいという目標を持っていた場合、希望する企業にキャリアパスがあることを確認したうえで、自分の経験や強みを活かして貢献できることを伝えて、その延長線上にスペシャリストとして活躍できる将来像があると熱意や積極性をアピールしましょう。

大げさすぎる内容はかえって良くない印象を与える恐れがあるので、自分の強みのひとつと結びつけて具体的に説明できるようにすると安心でしょう。

将来のビジョンに言及すると、採用する側に自社で長く働けると判断してもらえるとともに、どのような人物であるかも伝えることができるので、企業が求めている人材像と一致していることを盛り込むと良いでしょう。

高須 莉喜

キャリアアドバイザー

高須 莉喜

この5項目の中でもっとも重要なのが「⑤将来どのようなネットワークエンジニアになりたいか」という点です。将来のビジョンが明確になっている応募者は企業側から見て魅力があります。

「ビジョンがある=そのビジョンという目標達成のために頑張れる人材」ともいえるので、自身が将来どのようなネットワークエンジニアになりたいのかをまずは考えるようにしましょう。

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志望動機を書く前にやるべきこと5選

志望動機を書く前にやるべきこと5選

志望動機を書く際には、事前に必要な情報を調べて整理してから、ひとつのストーリーを完成させるように作りましょう。

志望動機を作るのが難しいと言われているのは、多くの方が質問の流れを想定して最初に質問されるであろう内容から考えてしまうためです。つまり、志望動機からはじまって、その企業を志望した理由と入社後どのように貢献できるのか、目指す将来像という流れで組み立てようとするためです。

そのため、ゴールから逆算して考えるようにできれば、自分自身も企業も納得できる志望動機を完成させることができるでしょう。

目指す将来のビジョンを明確にしてから、どのような経験をどの企業で積むことで達成できるのかを考えていくようにしましょう。

ネットワークエンジニアになって転職に失敗しない方法は以下の記事で解説しています。

IT業界の全体図を把握しよう

ITは「Information Technology」の略で、情報の取得や伝達や保存、加工といった情報技術すべてのことを表しています。近年は、IoT=モノのインターネット(Internert of Things)やICT=情報通信技術(Information and Communication Technology)などITの在り方が進化・変化してきています。

今や私達にとっては当たり前であるネット検索、通販、SNSでのやり取りのすべてがIT技術によって支えられているだけではなく、電力や水道、交通、鉄道などの生活インフラもITで管理されているので、ITとは「人間の生活を豊かにするために必要な技術」であると捉えることも間違いではないでしょう。

IT業界のエンジニア一覧

IT業界の中でも、通信基盤を担う「インフラ業界」やインターネットを使ったサービスを提供する「WEB業界」などによってエンジニアの種類や仕事内容も変わってくるため、前提としてIT業界の全体図を知っておくと良いでしょう。

エンジニアの種類についてはこちらで詳しく解説しています。

ネットワークエンジニアの主な業務内容

ネットワークエンジニアの主な業務内容は、「設計」「構築」「運用」「保守」「監視」に分けることができます。

ネットワークエンジニアの6つの仕事内容

設計は、顧客からヒアリングした要望をもとに、サービスを提供するために必要な技術や構成、機器を決める業務です。

構築は、機器や必要なソフトウェアとコンフィグの設定、ケーブルや電源の配線の敷設などを行います。ケーブルや電源の敷設は外部の業者と連携しながら進めていく業務です。

ネットワークが完成したあとは、運用、保守、監視へ業務を引き継ぎます。

運用は、顧客の利用登録の管理やサービスの変更による設定の追加・変更などを行って、快適に利用していただける環境を維持する業務です。

保守は、障害が発生した際にトラブルシューティングや復旧を行うのが業務内容です。

監視は、ネットワークに問題がないかを24時間体制で監視して、障害が発生した場合に切り分けや管理者へ報告します。

狩野 航大

リクルーティングアドバイザー

狩野 航大

たとえば、設計・構築などの業務を志望する場合、「大規模なシステムの設計業務に携わりたい」「多くの人とかかわり合いながら1つのシステムを構築したい」といった形で志望動機へ盛り込むと良いでしょう。

ただし、現実的に未経験からいきなり設計・構築の業務に携わるのは非常に難しく、現実的ではありません。

そのため「運用・保守や監視の業務でシステムエラーに対して迅速に対処できるようにしたい」「まずはシステムの仕組みを深く理解したい」といった形で志望動機を述べられると、「将来を見据えて現実的に行動できる人」として高く評価してもらえるでしょう。

ネットワークエンジニアの仕事内容についてはこちらで詳しく解説しています。

自己分析をして適性や志望動機を固めよう

自己分析をして、どのようなスキルや経験を持っているのかを整理しましょう。

実務経験がある場合は、どのようなポジションのもとでネットワークに対して責任を負っていたのか、機器の知識やスキル、トラブルシューティングに関する経験があるのかといった具体的なアピールポイントを整理しましょう。

また、未経験の場合、採用時に重要視されるのがエンジニアとしての適性があるかです。ネットワークエンジニアとして重要な資質として、「コミュニケーションスキル」「責任感」「新しい情報を自ら進んで学ぶ姿勢」といったものがある人材かどうかが大切なので、未経験者の方でも適性を踏まえて志望動機を作ることで面接を有利に進めることができるでしょう。

企業研究をしよう

企業研究をして、自分が目指す将来像を達成することができるか確かめることが大切です。

企業研究をするメリットは、調べていくうちに自然とネットワークを提供する企業の知識が蓄積されていくとともに、自分が本当に入社したい会社かをじっくり考察できたり、他社と比較検討しやすくなります。

自分が求める環境を提供してもらえるのかを確認しながら企業理解も深まり、他の企業ではなく当社を志望した理由を聞かれたときに具体的に説明することができるでしょう。

また、企業の特徴を把握することで、その企業がIT業界の中でどのような立ち位置にいるのか、どのような人材を求めているのかという人物像も見えてきますので、ふさわしい人材であることをアピールするためのポイントを捉えやすくなります。

過去の経験を仕事にどう活かせるかを考えよう

志望動機の中でも重要なことは、過去の経験を仕事にどう活かせるかを説明することです。そのためには、仕事を通じて何を実現したいかを明確にする必要があります。

仕事を通じて実現したい目標がある人は、企業に対して熱意を伝えることができますが、自分が入社した後にどのように活躍したいのかをうまく伝えられない人は、熱意が伝わりにくく企業が欲しい人材として見てもらえません。

就職活動は自分を営業することと同じなので、数ある応募者の中から自分を選んだ場合にどのようなメリットがあるかを「過去の経験を仕事にどう活かせるか」でアピールしましょう。

今後ますますIT化が進み、それにともなって新しい課題や必要な技術も多岐に渡ると考えられるので、進化し続けるネットワークに適応していける人材であること、課題に対して困難な場面も責任を持って解決できることを伝えましょう。

狩野 航大

リクルーティングアドバイザー

狩野 航大

どんな仕事でも丁寧におこなわなければならない作業や正確にミスなく遂行しなければならない作業があることでしょう。そのような作業に対して真摯に取り組んだり、一生懸命取り組んだりした経験があれば、ネットワークエンジニアの仕事で活かしやすくなります。

ネットワークエンジニアの仕事は、ITインフラを支えている存在であるため、どんなに簡単な作業であっても正確にミスなく実行することが求められるからです。このような業務への取り組み方も過去の経験です。一度自分のこれまでの働き方を振り返ってみてください。

将来の具体的なビジョンについて考えよう

キャリアパスは、ネットワークエンジニアを目指している根幹の部分なのでが重要です。自分がネットワークエンジニアになって何を成し遂げたいのかという将来像を、希望する企業で業務経験を積み重ねて達成するキャリアパスと結びつけて明確にしておく必要があります。

実際に仕事をやってみたら、思っていた業務と違っていたということは良くあることです。将来の具体的なビジョンを明確にしたうえで、ネットワークエンジニアのキャリアプランと合っているか事前に把握できていれば、ミスマッチを防ぐことにもつながるでしょう。

希望する企業では、自分が成長していくうえで必要なスキルが学ぶことができるのか、ビジョンを実現できる環境は整っているのか、仕事のスタイルは自分の考えと一致しているのか、残業時間はどの程度まで許容できるかなどについても考えておくと良いでしょう。

キャリアパスはスペシャリストかマネジメントか

ネットワークエンジニアには、大きく「スペシャリスト」と「マネジメント」2つのキャリアパスがあります。

ネットワークエンジニアのキャリアパス

スペシャリストは、特定の分野に特化したスキルを持っているネットワークエンジニアのことです。ネットワークという仕事を深く極めて豊富な知識と経験を持った職人のことです。

ネットワークの製品はさまざまなメーカーが出しており、ネットワーク機器に提供できるサービスや操作方法も異なるので、CiscoやJuniperなど特定製品のスペシャリストとして経験を積んでいく道です。

社内外からCiscoの経験豊富なエンジニアと認められるようになると、高度なCiscoの案件を依頼されるようになりスペシャリストへ上り詰めることができるでしょう。

マネジメントは、プロジェクトマネジメント(PM)やITコンサルタントといった、技術を極めるのではなく、ネットワークの豊富な知識や技術、実績をもとに管理や企業経営の方向性を提案するエンジニアのことです。

マネジメントを目指すには、最初は現場で下流工程からネットワークエンジニアとして経験を積み、プロとして必要な知識や技術を学びながら将来的には顧客との認識合わせといった上流工程に携わりつつプロジェクト全体を管理する役割にシフトしていきます。

業務としては、顧客との交渉、作業を行うチームの編成、進捗管理などがあり、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力などを磨いていきます。

高須 莉喜

キャリアアドバイザー

高須 莉喜

キャリアパスを考える際には、過去におこなった経験がある仕事を振り返ってみて、自分の好きなことや興味があること、得意なことから考えるようにしましょう。そのような観点でキャリアパスを選べば、日々意欲的に働くことができ、生産性が高い仕事をおこなえるためおすすめです。

ネットワークエンジニアの仕事内容は非常に幅広く、どのようなキャリアパスを選ぶのか、自身で選択できる点が大きな魅力です。

たとえば、技術を突き詰めたり、現場で手を動かす方が好きな方は「スペシャリスト」のキャリアパスがおすすめです。逆にチームメンバーをまとめるのが得意だったり、他部署のメンバーともかかわりながら仕事をしたいという方には「マネジメント」のキャリアパスを選ぶと良いでしょう。

ネットワークエンジニアのキャリアパスについては以下の詳しく紹介しています。

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ネットワークエンジニアとして求められる適性

ネットワークエンジニアとして求められる適性

ネットワークエンジニアとして求められる適性は、技術的な知識や経験以外にも「コミュニケーション能力」「業務に対しての責任感」「学習意欲」の3つがあります。

顧客をはじめ自社内の他部署や外注、配線業者などさまざまな関係者と調整や連携しまければならず、ひとつのチームとして一緒に業務を行っていく必要があるので、コミュニケーションスキルや調整能力が必要となります。

また、緊急時やトラブル、想定外のことが起きることがあるので、最後まで粘り強く対応する責任感の強さと、IT分野は進化が著しく現状の知識やスキルが数年もしないうちに廃れてしまうので、常に進化に合わせて自ら進んで学習する意欲があることが望まれています。

チームで連携できるコミュニケーション能力があるか

ネットワークの業務を行うためには、非常に多くの人と関わる必要があります。

ネットワークのスキルや知識を活用して仕事を一人で行うことはほとんどなく、顧客をはじめ施設の施工業者、配線、電源、運搬など足回りと呼ばれる業務を行う方々、ネットワーク機器を取り扱うベンダー、同じチームのメンバーやサーバー、データベースなどの他部署のエンジニアなどさまざまな方と関わりが必要となるので、コミュニケーションスキルは必須といえます。

また、上流工程になれば顧客の要望に応えるシステムを構築するためにも、顧客から要望を丁寧に引き出すこともコミュニケーションを通じて達成することとなります。

コミュニケーション能力は、エンジニアの経験がなくても身に付けることができるため、他業種から転職するときにもアピールしやすいポイントになります。

志望動機で積極的にアピールすれば、未経験の方でもかなりの高評価として受け止められるでしょう。

業務に対しての責任感があるか

ネットワークに問題が発生すると、接続しているすべてのシステムが停止してしまい莫大な損失につながる可能性があります。

ネットワークは、トラブルが起きても最小限の被害に抑えることができるように設計されていますが、それでも想定外のトラブルは起こります。

トラブルシューティングは、迅速かつ慎重な対応や、責任感を持って最後まで解決に導く忍耐強さも必要となるので、その資質があるかをこれまでの仕事に対する取り組み方や考え方、正確な情報を整理して理論的に顧客へ説明責任を果たすことができるかが重要なため、責任感の強さをアピールすることで、何かあっても安心して任せられる方として受け止められるでしょう。

ネットワークやサーバーに関する知識や学習意欲があるか

ネットワークやサーバーに関する知識や経験を積み重ねてネットワークエンジニアとして働いていくと、身に付けたスキルが数年も経たないうちに過去のスキルとなってしまい、現在必要な知識として通用しなくなってしまうことが多くあります。

スマートフォンを例にたとえると、毎年のように新製品が発売され、新しい付加価値や操作方法も進化しているので、数年前のスマホの知識や操作を熟知していても風化して市場価値がなくなってしまい、最新の知識とスキルを持った人が常に求められているようなイメージです。

通信技術やエンジニアも同様なので、ネットワーク未経験者の方でも自ら資格を取得したり最新情報を把握する学習意欲がある姿勢は企業から歓迎され、ネットワークエンジニアとして活躍できる可能性と将来性があることを示すことができるでしょう。

高須 莉喜

キャリアアドバイザー

高須 莉喜

未経験者の場合、特に「コミュニケーション能力」はアピールしやすい部分でしょう。コミュニケーション能力があれば、わからない部分を先輩社員に質問してすぐに解決できたり、チーム内の作業をスムーズに進められたりするメリットがあります。

ネットワークエンジニアの業務では、専門用語でやり取りする機会も多く、未経験者と先輩社員の間で理解度に差があるケースがよく見られます。同じ認識を持って作業を円滑に進めるためにも、わからない用語や仕事内容に対し、すぐに質問して解決するコミュニケーション能力が重要なのです。

このようなコミュニケーション能力を持っていれば、企業側の立場からしても一緒に働きたいと思ってもらいやすくなるでしょう。

未経験からのネットワーク資格はCCNAがおすすめ

経験者と未経験者とでは現在持っている知識やスキルが異なるので、経験者の方が即戦力の点では有利に働きます。

経験の差を補ってアピールとして活用できる手段がCCNA資格の取得です。

CCNAは、ネットワークの知識やスキルを持っていることが証明できる資格なので、未経験者の方は特に取得しておくと転職に有利になるでしょう。

資格を持っていない経験者と、資格を持っている未経験者を比較したときに、資格を取得していることで自らが学ぶ姿勢を持っていると評価されやすいので、将来性を考慮して経験者よりも評価されて採用を勝ち取ることができる可能性もあるでしょう。

ネットワークエンジニアにおすすめの資格はこちらで確認できます。

ネットワークエンジニアの志望動機例

ネットワークエンジニアの志望動機として、どのようなことをアピールするのが良いかわからない方も多いのでないでしょう。

志望動機は現在の立場によってアピールすべきポイントが異なるので、IT業界の経験者と未経験者、学生の方がどのような志望動機を作れば良いか参考例を紹介します。

また、他の業界では通用する可能性がありますが、実はIT業界では良くない志望動機事例も紹介するので、参考にしてみてください。

IT業界未経験者の例

「現在家電量販店で販売員を行っています。接客において通信やパソコンの知識は必要ですが、ITに関する深い知識までは求められない環境の中で今後のキャリアを考えると強い不安を抱くようになりました。

ネットワークエンジニアを志した理由は、接客において通信技術の仕組みを学ぶうちに、ネットワークが将来的にも必要とされる技術であることを知りましたので、ネットワークを通じて生活を豊かにするエンジニアとして活躍したいと思い志望いたしました。

御社は、エンジニアの成長に必要な環境が整えられているだけでなく、スペシャリストやマネジメントへのキャリアパスを重視する社風に魅力を感じましたので、必要なスキルは率先して身につけ、高い技術力を持つネットワークエンジニアとして経験を積み将来スペシャリストとして活躍し御社に貢献したいと考え応募いたしました」

未経験者の方の志望動機のポイントは、①未経験分野にチャレンジしようと思ったきっかけと②将来像をはっきり伝えたうえで、③必要な知識は自ら学ぶ姿勢とコミュニケーションや調整能力と④責任を持って最後まで取り組める人材であることを絡めて高い適性があることをアピールすることです。

未経験からネットワークエンジニアになる方法はこちらで解説しています。

IT業界経験者の例

「現在派遣社員としてIT関連のヘルプデスクの業務を行っています。

あるとき、障害対応のためにネットワークエンジニアの方々が作業をされていて、責任を持って業務に取り組む姿勢を実際に見たときに、社会インフラを支えるネットワークエンジニアのやりがいと重要性に感銘を受け私も目指したいと思いました。

CCNAを取得し、ネットワークエンジニアに必要な基礎スキルを身につけて、社会インフラを支える企業で活かしたいと考えています。

御社はIT業界の中でも公共事業に力を入れており、業務を通じてエンジニアとして経験を積み、将来大規模な社会インフラを支えるエンジニアへとキャリアアップが可能な点も魅力を感じましたので、率先して知識や経験を積みエンジニアとして活躍して御社へ貢献したいため応募しました」

経験者の方の志望動機のポイントは、①具体的にどのようなエンジニアになりたいのか、②なぜその企業を選んだのか理由が明確になっていることで、③ミスマッチがなく長く勤めてもらえる人材であると安心してもらえるようにアピールすることです。

学生の例

「志望動機は、大学でITの利便性と楽しさを知ったことがきっかけです。プログラミングに関する授業を受けたときに、コマンドにより処理を自動化することを体験しました。

単純な作業を切り出してプログラムにより自動化するという経験は、ITへの興味が高まりもっと学びたいと思うようになりました。

その後、大学内の無線LANやサーバーなどの設備を使用するようになると通信の仕組みに興味を持ち、そのときにネットワークエンジニアという職種があることを知り調べていくうちに目指したいと思いました。

ネットワークエンジニアになるためにはCCNAを取得して、ネットワークの知識やスキルを学ぶ必要がありましたので勉強して資格を取得いたしました。

御社に入社することができれば、プログラミングとネットワークの知識の両方をより深めることができ、インフラエンジニアとして社会に役立つITインフラを構築するエンジニアとして活躍することができる環境がありますので、インフラエンジニアを通じて御社に貢献したいため応募いたしました」

学生の方の志望動機のポイントは、①必要な知識は自ら学ぶ姿勢と描く②将来像が希望する会社にマッチしていることをアピールすることです。1から育てるに値する人材かどうかを見られることになります。

良くない例

「スマートフォンやパソコンなど今やインターネットを活用したサービスが必要不可欠になっています。

ITインフラはますます発展し、生活に役立つ技術が進化していく中で、通信の仕組みに興味を持ち、調べていくうちにネットワークエンジニアになりたいと思いました。

今後は、利用する側から生活に役立つ通信を提供する側になって社会に貢献したいと思いました。

御社は、ネットワークエンジニアの知識を基礎から身につけることができる研修制度があり、未経験の私はこの研修制度に魅力を感じました。研修で学んだ知識やスキルを活かして御社に貢献したいと考え応募いたしました」

こちらの志望動機は一見すると問題ないように見えますが、研修制度に魅力を感じたという動機は、受け身な姿勢だと受け取られてしまうでしょう。ネットワークエンジニアに必要な資質の一つとしても自ら進化し続ける技術を習得していく姿勢が求められていますので、経験者、未経験者を問わず必要な知識は自ら習得していく姿勢が求められています。

無料で選考書類の添削をしてくれる転職エージェントが便利

多くの方がスキルや経歴を整理して何度も試行錯誤して応募書類を作り込んでいると思いますが、それでもどうしても自分視点となってしまうことがあります。

そこで、応募書類を第三者に見てもらうことで、自分では気づくことができなかったより良い経験やスキルなどを発見してもらうことができるでしょう。

コミュニケーションスキル、調整力、将来性などアピールの見せ方については、数多くの求職者の志望動機に目を通してきているプロともいうべき転職エージェントが便利です。

転職エージェントの中には、無料で職務経歴書などを添削してくれるだけでなく、面談を通してエンジニアに必要な自分の魅力を教えてくれるサービスもあるので、書類がうまく作れず悩んでいる方や良く作り込めたと思っている方も利用してみるのが良いでしょう。

ネットワークエンジニアの面接対策と成功するための5つのポイント

面接対策と成功するための5つのポイント

ネットワークエンジニアの面接では、エンジニア特有の質問に対する対策をしっかり立てておくことが重要です。

また、自分を良く見せようとして嘘をつくと追加質問されて見抜かれてしまうのでやめましょう。事実をもとにアピールしやすい経験を具体的に説明できると、理路整然と説明できる人という印象を持ってもらえます。

質問の中でネガティブなことも聞かれるので、正直に話しつつもプラス思考で結論をまとめられるようにすることが大事なポイントです。

一方、就職するうえで待遇面や残業については非常に気になる方が多いと思いますが面接の場で確認するのは避けましょう。

①質問事項を想定してイメージトレーニングしておこう

想定される質問はある程度決まっているので、何度もイメージトレーニングして自信を持って答えられるように準備をしておきましょう。

「志望動機」「転職理由」「将来像」「これまで最も大きな困難とそれをどう克服したか」「最後に質問はありますか?」の5つは質問される可能性が高く、高評価を得るためにも抑えておくことと良いでしょう。

・志望動機
その企業でなければならない理由、企業と自分の方向性がマッチしていること、自分が会社に入って貢献できることを盛り込みましょう。

・転職理由
企業側のリスクは、採用したあとにすぐに辞められてしまうことなので現在勤めている企業の不満は避けて、前向きな転職理由を述べるようにしましょう。

・将来像
将来像は、具体的に述べられるように5年後、10年後にどのようなエンジニアを目指しているのかを事前にまとめておくと良いでしょう。

・これまで最も大きな困難とそれをどう克服したか
ネットワークエンジニアの仕事は難解なトラブルが起こるので、最も困難だったことは何で、どのような切り口から解決にいたったのか具体的に説明できるのが望ましいです。

・最後に質問はありますか?
最後の逆質問もアピールのチャンスなので、やる気や熱意が伝わるような質問を用意しておくと良いでしょう。

②質問に対して嘘をつかずに正直に話そう

採用担当者は数多くの人材を面談してきているので、それまでの経験から自分は完璧に突き通せたと思っているウソでも見抜かれると思った方が良いでしょう。

面接の目的の1つは、履歴書や職務経歴書に書かれていることが本当かを確認することにあります。

面接官はウソを見破ろうと思って質問するわけではありませんが、答えに不自然さを感じる部分があると、追加質問して真偽を確かめようとします。深堀されるうちにだんだん答えにつじつまが合わなくなっていきます。

追加質問がなくても、一貫性がなければその時点でばれているので、質問には正直に話し良くない点は素直に認めたうえで、指摘していただいたことを反省する素直な姿勢で臨んだ方が好印象につながるでしょう。

③自分の経験は抽象的にせず具体的に話そう

ネットワークエンジニアとして業務していくうえで役に立つスキルの中から、自分がこれまで培ってきた自分の経験を活かせるものを具体的に伝えると好印象を持っていもらえるでしょう。

アピールするときに抽象的だと面接官にも伝わりにくく、理論的に説明できない人と思われてしまいます。

未経験者や学生の方であれば、自分の強みを活かせる経験を具体的に説明できるようにしておくことがおすすめです。

ネットワークエンジニアに求められているスキルは「コミュニケーションや調整能力」「最後までやり通す責任感の強さ」「必要な知識は自分から積極的に学ぶ姿勢」の3つです。

狩野 航大

リクルーティングアドバイザー

狩野 航大

そもそもネットワークエンジニアは論理的に説明できる能力が非常に重視されています。たとえば、ネットワークエンジニアの仕事の一つに「障害対応」があります。

障害対応をおこなう際には、「いつエラーが起きたのか」「どのような対処をしたのか」「いつ復旧したのか」などを関係者に説明したり、レポートなどでエビデンスとして残したりする必要があります。

こうして論理的に説明することが求められているネットワークエンジニアだからこそ、志望動機などの回答においても抽象的ではなく理論的な説明が求められているのです。志望動機の内容だけでなく、こういった話し方や話の構成の面からも適性をアピールできるようにしましょう。

④ネガティブな話の結論はポジティブにしよう

退職理由をはじめとしてネガティブな質問をされることも多いでしょう。転職しなければならない理由を説明した後に、ポジティブに締めくくることができるものを1つ選び説明できるようにしましょう。

たとえば、「現在の企業ではネットワークのみを重視している方針ですが、私はインフラエンジニアのスペシャリストとして活躍したいため、御社ならキャリアパスがあるので転職を決意しました」という感じです。

「毎月80時間くらい残業することが常態化していて休日出勤も多いためワークライフバランスの良い環境で働きたい」など、ネガティブな質問に対してネガティブなまま受け答えが終わってしまうと、正当な理由だったとしても企業側に良い印象は持ってもらえません。

ネガティブな質問は、自分を前向きに採用したいと思われていると思い、採用して大丈夫ですと安心してもらえるようにポジティブに持っていくことが必要となります。

⑤給料面や残業時間についての質問は避けよう

就職や転職において内定をもらったあとに入社するべきか判断するためにも、給料面や残業時間は重要な内容なので、求職者がもっとも気になる部分であると考えている方も多いのではないでしょうか。実際その通りなのですが、面接の場で質問するのは良くありません。

給与や待遇の質問をすると、給与面や残業時間が多いことに不満を持ちやすい人と思われてしまい、ネットワークエンジニアの仕事を理解していないと不満を抱えて辞める可能性があるとみられてしまうでしょう。

ネットワークは24時間365日稼働しており、休日や深夜に業務することが多々あるとともに、重要トラブルが発生すれば解決するまで連日徹夜する可能性もあるので、この手の質問は避けるのが無難です。

ネットワークエンジニア特有の志望動機のポイントを押さえて面接に挑もう!

ネットワークエンジニア特有の志望動機は、作成が難しくどのように作れば良いのか悩んでいる方も多いと思います。逆に必要なポイントを押さえて面接に挑むことで、他のライバルよりも採用されやすくなるでしょう。

必要な知識やスキルが専門的であり、誰にでも適性がある仕事ではないので、需要が多い成長産業であるにも関わらず慢性的に人材が不足しています。

そのため、ネットワークエンジニアの面接のポイントとしては、円滑なコミュニケーションスキルがあること、責任感が高いこと、自ら成長するための努力を惜しまない姿勢を持っていることの3つのポイントを抑えて、想定される質問に対して具体性を持ったひとつのストーリーのように組み立てることができれば高評価につながることでしょう。

一度軸となるべき志望動機を作っておくことで、企業に応じて少し変えて利用もできるので、イメージトレーニングを繰り返して自信を持って面接に挑みましょう。

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記事の監修責任者

飯塚 寛也

エンジニアとして移行調整・NW更改作業・クラウドシステムの設計・構築等を手掛ける。 入社2年目でネットワーク最高資格であるCCIEの筆記試験に合格。 人材開発室にてCCNA/CCNPの勉強会を50回以上開催、100名以上の合格者を輩出し、スクール事業の礎となる。
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株式会社アプエンテ 職業紹介責任者(010-190717133-004) 情報処理技術者試験 ネットワークスペシャリスト試験(第NW-2021-04-00112号) Cisco認定試験 CCNP Enterprise 認定/CCNA

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