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Linux入門の決定版|導入から実用例まで役立つ情報を徹底紹介

Linux入門の決定版|導入から実用例まで役立つ情報を徹底紹介

ITに関連した書籍やWebサイトなどで、Linux(リナックス)の名前を目にすることがよくあります。Linuxは、Webサービスをはじめ、電子機器やゲーム機など非常に幅広い分野で使われることが多いので、最近はさらに注目されるようになってきています。

Linuxには、サーバーなどの特殊な環境で使われるものだけでなく、個人で快適に使うことを目的としたものもあるので、自分も使ってみたいと思う人も多いでしょう。

今回は、Linuxの入門情報として、導入から実用的な情報まで分かりやすく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

開く

Linuxとは

Linux(リナックス)はWindowsやMacのように、コンピューターを操作する際の基本的なソフトウェアであるOS(オペレーティングシステム)の一つです。

最近ではメールやサイト閲覧などの個人利用用途で使われるようになりましたが、古くからインターネットサービスのサーバー用途として使われることが多いOSの一つです

ここでは、Linuxがどういうソフトウェアであるかを簡単に紹介しています。

ちなみに以下の記事ではもう少し詳しくLinuxについて解説しているので、ぜひ読んでみてください。

関連記事:Linux(リナックス)って何|意味や用途を完全解説

OSの一種

LinuxはOS(Operating System/オーエス)の一つです。OSはコンピューターを動かすための基本ソフトウェアで、私たちが日常的に使うパソコンではWindowsやMacといった種類がよく使われます。

Linux上で自由に利用できる膨大な量のフリーソフトウェアとあわせて、GNU/Linuxと呼ばれることもあります。WindowsやMacといったOSにも、標準でさまざまなソフトウェアが付属していますが、Linuxでは多種多様なソフトウェアをインターネットを通じて後から自由に追加できます

Linuxはリーナス・トーバルズというフィンランドの大学生が開発者で、一般の人が開発に参加できる手法であるオープンソース形式を採用した成功事例でもあります。

UnixとLinuxの違い

Unix(ユニックス)はLinuxによく似たOSで関連書籍などを目にすることも多いため、これから勉強を始めようとする人はどちらを勉強すべきか悩むこともあるでしょう。

UnixはLinuxよりも古いOSで、企業によって制作されて厳密なライセンス管理がおこなわれています。Linuxは、ライセンス契約などに縛られないUnixに似たOSを作ろうとリーナス・トーバルズの手によって新たに作られたOSです

似ていても新しく作られたものなのでライセンスには抵触せず、作られたOSは広く無料で一般公開されたため、爆発的に使われるようになりました。現在でも中小規模のソフトウェアやサービスなどを中心に、自由で無料のLinuxの活用が盛んにおこなわれています。

Unixを使った特別なシステムを扱う予定でもない限り、これから勉強するのであればLinuxを選ぶのがオススメです。

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他のOSとは違う! Linuxの特徴3選

Linuxの主な特徴

LinuxはUnixに対抗して作られたという経緯はありますが、基本的にはコンピューターを動かすためのソフトウェアであるOSであり、WindowsやMacなどと同じような機能を持っています。

ここでは、そのほかのOSとは異なるLinuxの代表的な特徴を3つ紹介しています。Linuxはコンピューターを含めて全体を理解しやすい構造をしており、さらにビジネスシーンでの利用に優れた特徴が多いため、勉強するメリットの多いOSです。

①OSもソフトウェアもすべて「無料」

Linuxは、元々Unixのライセンス契約などの縛りから解放されようと有識者たちが力を出し合って開発が進められていました。現在も世界のエンジニアたちが力を注ぎ続けており、それらを無料で公開・共有し合っているという珍しいOSです。

その無料で共有する精神は、LinuxのOSだけでなくLinux上で動くさまざまなソフトウェアにも共通しており、私たち一般利用者は簡単なインストール作業だけで、世界中の便利なソフトウェアを無料で利用できます

無料であることは個人の利用でもとてもありがたいことですが、初期投資を抑えたいビジネスシーンではさらに重要度が高いので、IT企業が新しいサービスの提供にLinuxを採用する機会は増え続けています。

②個人利用だけでなく「サーバー」機能も備えた高機能OS

LinuxはOSとしてのコンピューターの基本制御機能とは別に、コンピューターをネットワークに接続してさまざまなサービスを提供するために便利な機能が多くあります。数多くある無料ソフトウェアの中には、特定のサービスを提供することに特化したサーバーソフトウェアも多く、それらは長年の実績で信頼性の高いものが多いのが特徴の一つです。

WindowsやMacなどにも類似した製品はありますが、勉強するための環境を用意するためにお金がかかることも珍しくないため、技術者の育成環境としてもLinuxは非常に優れています。

Linuxはサーバー機能が充実しており、特に最近は個人利用をより快適にしようとする動きもあり、ほかのOSに負けないような美しい画面で高い操作性をもったLinuxも登場してきています

③コンピューターの勉強に最適な「透明性」のある構造

最近のLinuxには、操作性や画面の美しさにこだわった種類も多くリリースされるようになっていますが、Linuxは本来コンピューターに近い部分まで操作できるOSです。見た目が同じように美しくても、最深部が操作不能でブラックボックスなWindowsやMacとは根本的に構造が異なります。

Linuxは、最初は表面上の美しさや便利な操作性でコンピューターを使うことができることに加えて、理解が深まっていけば徐々にコンピューターの動作原理に近づいていくこともできます

最深部まで操作可能な透明性の高い構造をしたLinuxは、特にこれからITやコンピューターについて理解を深めようとしている人にとって最適な教材です。

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Linuxの使い方を学ぶメリット

Linuxはビジネスでの活用に有利な点も多いOSではありますが、使い方を覚えておくとビジネス以外でも役に立つことが多いです。

ここでは、Linuxの使い方を学ぶことのメリットとして、代表的な点を紹介しています。

Linuxが注目され始めてから時間は経っていますが、現役で使われている技術で将来性も非常に高く、特にIT業界を目指す人にオススメです。また、セキュリティーなどの知識も深まるため単純にパソコンに詳しくなりたいという人も勉強してみても良いでしょう。

動作が軽いので古いパソコンを活用できる

長く使っているパソコンは、徐々に性能が足らなくなって、何をするにも処理に時間がかかるようになったりします。そういった少し性能の劣っているパソコンも、Linuxを導入することで再活躍させることができます

Linuxを使える状態にするために、インストール作業とともにネットワークやインターネットといった基本的な設定をする必要があるので、Windowsなどと比較するとLinuxの導入には少し難しいところはあります。

しかし、困難を乗り越えて人と違ったパソコンを使っているという達成感や優越感もあるので、ぜひ勉強しながらLinuxの導入にチャレンジしてみてください。

知識や経験が評価されエンジニア職への就職に有利

IT業界では、ソフトウェアやサービスの提供のためにLinuxが頻繁に使われています。Linuxの知識や経験がある人は、エンジニアの業務で即戦力を期待されるので、就職にも有利です。

特に、Linuxが使われることが多いITインフラ業界は、今後の社会で非常に重要視されていて、国や企業などで技術者の育成や採用が活発化しているため、IT業界の中でも非常に将来性が高い分野です

近年ではITインフラ以外にも、小型の電子機器やスマートフォンなどにもLinuxが使われることも多くなってきています。ますます業界の注目度は高まっているので、これからIT業界に入ろうと考えている人は、勉強しておくと知識が役立つ機会も多いでしょう。

関連記事:未経験からインフラエンジニアになるには|おすすめ理由や資格を解説

今後の社会に重要なセキュリティ意識が高まる

LinuxはほかのOSと比較して特に現代のIT社会に非常に重要なセキュリティに関する機能がしっかりしています。

特に、サーバーのようなネットワークを通じて不特定多数の人がアクセスするような環境では、データの扱いや通信経路などでの細かなセキュリティ設定が欠かせず、長い年月をかけて世界中の人たちが知恵を出し合いながらLinuxの堅牢な環境を作り上げてきています。

Linuxを学習していく過程で、OSの機能やサーバーソフトウェアの設定などの非常に高いセキュリティ意識を知ることができるので、今後の社会や自分の生活の中での、大事な情報を守る考え方やその具体的な手法について学んでいくことができるでしょう

Linuxを扱う代表的なエンジニア職

Linuxを扱う代表的なエンジニア職

IT業界のエンジニアは、いろいろな立場や仕事でLinuxを使っています。

ここでは、Linuxを扱うエンジニアを紹介するとともに、それぞれのエンジニア達がどのようにLinuxを使った仕事をしているのか、分かりやすく解説をしています。

Linuxを勉強して覚えた知識が、どのように仕事に活かせるのかを知ることで、勉強内容や勉強の進め方などに役立ててください。

サーバーエンジニア:サーバーソフトウェアの構築や設定

サーバーエンジニアは、数多くあるエンジニア職の中でも特に頻繁にLinuxを使います。

サーバーエンジニアの仕事は、新しいサービスで使うサーバーの構築や、すでに稼働状態のサーバーが正しく動き続けるように保守や運用のサポートです。

インターネットなどを通じて特定のサービスを提供するサーバーには、無料のLinuxが導入されるケースが非常に多いので、サーバーエンジニアが仕事でLinuxを操作する機会が増えています。

サーバーエンジニアはLinux上で各種コマンドを使って、サーバーを構築するために設定ファイルを修正したり、データのバックアップなどの保守作業をします。Linuxの基本的なコマンドとともに、サーバーソフトウェアの細かな設定に関する知識も必要になるため、サービス全体を理解するためにネットワークやセキュリティの知識も必要になる職種です。

サーバーエンジニアについて詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。

関連記事:サーバーエンジニアとは|仕事内容から必要なスキルまで徹底解説

ネットワークエンジニア:通信やセキュリティの設定・管理

ネットワークエンジニアは、ネットワークの設定や管理などでLinuxを操作することが多い職種です。

ネットワークエンジニアは、サービスで使うネットワークを設計構築して、正しく動き続けるように運用保守をします。近年のソフトウェアサービスではインターネットを中心としてネットワークが使われることが多いので、ネットワークエンジニアは多くの企業で必要とされている注目の職種でもあります。

ソフトウェアサービスのサーバーにはLinuxが採用されていることも多いので、ネットワークエンジニアもLinuxのコマンドも使いながら各種作業をします。ネットワークはセキュリティについての重要な役目を担うため、Linux環境での関連したコマンドや設定についても詳しい知識が求められます。

ネットワークエンジニアに未経験から挑戦してみたい人は、こちらの記事も読んでみてください。

関連記事:未経験でもなれるネットワークエンジニア|売り手市場のインフラ業界

プログラマー:制作に必要なデータの配置やログ確認など

プログラマーにはさまざまな仕事の種類があり、すべてのプログラマーが共通してLinuxを日常的に使うわけではありません。しかし、最近のソフトウェアではインターネットなどのネットワークを使ったサービスという形態も増えてきており、プログラマーがLinuxと触れ合う機会も多くなりました。

プログラマーがおこなうLinuxの代表的な操作には、プログラミングの作業に必要になるデータをLinuxサーバーに配置したり、実行したプログラムの結果を調べるためのログ確認作業などがあります

サーバーエンジニアなどほかのLinuxに詳しい人に協力してもらえる場合もありますが、自分の個人的な作業を効率よく進めるために、Linuxについて勉強しているプログラマーも多くいます。

プログラマーの仕事については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:プログラマーとは|仕事内容や年収から向いている人や資格まとめ

Webエンジニア:Webサーバーの設定やWebプログラムの配置など

Webエンジニアは、サーバーエンジニアに次いでLinuxと触れ合う機会が多い職種です。

Webエンジニアの仕事はWebサイト全体を作ることです。Webサイトの見た目に関する仕事とサーバーに関する仕事に大きく分かれていて、特にサーバーに関する仕事では日常的にLinuxを使うことになります。

Webサイトでは、Webサーバーとともに大量のデータを効率よく管理するためにデータベースサーバーも同時に扱うことが非常に多いので、WebエンジニアにはWebの知識に加えてデータベースの知識も必要とされます。

サーバーに関する仕事では、Linuxコマンドを使いながらWebサーバーの設定を書き換えたり、出来上がったWebプログラムをサーバー上に配置して動く状態にするといった作業がおこなわれます

Webエンジニアに興味がある人は、こちらの記事も参考にしてみてください。

関連記事:Webエンジニアとは|仕事内容から必要なスキルまで徹底解説

システムエンジニア:Linuxを含んだシステム全体の設計

システムエンジニアは、ソフトウェア制作の中で設計という上流工程を担当する職種です。顧客や制作関係者と打ち合わせを繰り返しながら、最適なソフトウェアを作るためにさまざまなことを判断して決定していきます。

近年のソフトウェアではインターネットやサーバーを使うことも多いので、システムエンジニアには判断材料として、ネットワークやLinux、各種サーバーなどの基本的な知識が必要になることも多くなっています

また、システムで問題が発生したときには、状況を的確に判断するために、自身がLinuxコマンドを入力して状況確認することもあります。各専門分野については担当エンジニアの方がより詳しい知識がある場合も多いですが、システムエンジニアはLinuxを含めて広く全体的に理解しておく必要がある職種です。

システムエンジニアについて詳しく知りたい人は、こちらの記事もおすすめです。

関連記事:IT業界の花形 システムエンジニア | 仕事内容から年収まで解説

目的に合わせてLinuxを選ぼう

Linuxを勉強することを決めたら、早速自宅のパソコンにインストールして使ってみたくなるでしょう。

実際にLinuxをパソコンに導入しようと調べてみると、Linuxにはたくさん種類があることに驚く人もいるかもしれません。あまりに多くの種類がありすぎて、どうやって選べばよいのか困る人も多いでしょう。

ここでは、Linux入門者の人が迷わないように、分かりやすく選び方を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

最初にマウス操作かキーボード操作か選ぼう

私たちが日常的に使っているWindowsやMacでは、基本的にマウスで画面上の項目を選択して必要なときにキーボードから文字を入力して操作しますが、LinuxにはキーボードからLinuxへの命令を入力して操作して、結果についても画面に文字で表示されるという方法が準備されています。

キーボードからの操作は面倒ですが、画像や装飾などの画面情報量を大幅に削減できるので、コンピューターに無駄な負荷がかからなくなり、人がコンピューターの画面を見ることに重要度が高くないサーバーのような、特定の用途での利用に適しています

自分がどのようにLinuxを使おうと考えているかによって、まずは操作方法を決めましょう。

サーバーとして使うならキーボード操作の「CUI」

Linux上でサーバー機能などを使うことを目的としている場合は、キーボード操作を選びましょう。

キーボードで操作する形式は、文字によって利用者に情報を伝えることからCUI(Character User Interface)と呼ばれます。コンピューターを操作するために美しい画面は必要ないため元々OSは基本的にCUIでしたが、より直感的で効率よく操作することを目的として、後からWindowsのような画面体系が作られました。

勉強を進めていくと、CUI環境だけでなく必要に応じて綺麗な画面でマウスによって操作する方法も学ぶことができます。操作方法を含めてすべてのことを理解していくことができますが、勉強には時間もかかることになるので、最終的な目標を考えながら自分にあった方法を選びましょう。

個人利用なら直感的に使えるマウス操作の「GUI」

メールやサイトの閲覧など、個人での利用を考えている方はマウス操作を選びましょう。

利用する人がわかりやすいように画面に情報が表示され、利用者がマウスなどを使って直感的に操作できる形式は、グラフィカルに情報が表示されていることからGUI(Graphical User Interface)と呼ばれます。

GUI環境では、Linuxの難しい技術を覚える必要が少ないので、WindowsやMacなどと同じように直感的に操作できます。画面の表示のされ方などは異なるので最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、少しずつ慣れてきて徐々に自分に使いやすい環境にしていくことは、とても楽しくやりがいがある作業になるでしょう。

最終的にはサーバー機能を勉強しようと考えている人も、最初の入り口は使いやすいGUIを選んでLinuxの基本的なことを理解して、後からCUI環境に挑戦するのも一つの方法です。

画面の見た目や将来性から使うLinuxを決めよう

Linuxは、WindowsやMacのように1種類ではなく実にさまざまな種類があり、それらは「ディストリビューション」と呼ばれます。ディストリビューションは、利用者が使いやすいような画面表示に特化していたり、サーバーとして安定性を重視するなど、それぞれ作られた経緯や目的が異なっています

Linuxを使い始めようと考えている人は、どのディストリビューションを使っていくか考えましょう。

ここでは、Linuxの代表的なディストリビューションの傾向を簡単に紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

系統 特徴 主なディストリビューション
Debian系 美しいデスクトップと便利なアプリが多い完全無料環境 Ubuntu、Linux mint
RedHat系 有料でサポートを得られる種類もあり、
安定性と信頼度の高い環境
RedHat、CentOS、Fedora

個人利用目的ならDebian系がオススメ

近年では、Linuxを個人利用用途で使うことを想定して、快適で美しい環境構築を目指したディストリビューションが多くあります。中でも完全無料を掲げているDebian(デビアン)から派生しているUbuntu(ウブントゥ)や最近ではLinux mint(リナックス ミント)なども活気があり、とても便利なアプリケーションも整備されています。

インターネットの情報をブラウザで閲覧したり、メールの送受信のような個人での利用を想定したLinux環境の場合は、Debian系のディストリビューションを選びましょう。Windowsにも負けないほどの洗練された画面を提供してくれるLinuxが多くあります。

WindowsやMacと比較すると、些細な設定などでOSの知識が求められる場面もありますが、分からないところを一つずつ勉強して覚えていくことで、LinuxやOSについても少しずつ理解が深まっていくでしょう。

エンジニアを目指すならRedHat系を選ぼう

エンジニアを目指すのであれば、迷わずRedHat(レッドハット)系のディストリビューションを選びましょう。

RedHatは、RedHat社が提供している有名なLinuxディストリビューションで、WindowsやほかのOSのように、導入後に有償でサポートを受けられるので、ビジネスシーンでは採用されることも比較的多くあります

一方で、RedHatとほとんど同性能でありながら無償のCentOS(セントオーエス)などもIT業界では人気で、中小規模のWebサーバーなど多くのサービスで導入されています。

Linuxをサーバー用途で使う場合は、すべての操作をコマンド入力でおこなうCUI環境で使います。エンジニアを目指すのであれば、多くのコマンドを実際に使ってみて知識を増やして、可能であれば個人でサーバー構築を実践することで、できるだけ多くの経験をしておくのが良いでしょう。

Linuxを使う準備をしよう

Linuxの勉強を始めて最初につまずく問題の一つに「Linuxを動かす環境を用意するのが大変」ということがあります。

Linuxのために新しいパソコンを用意するのか、レンタルサーバーなどを契約してリモートで使う環境を用意するのか、かかる費用や手間を想像して、勉強をなかなか始められないこともあるでしょう。

ここでは、そんなLinux環境についての問題を解決することができる、無料でお手軽な方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

無料でLinuxのための環境を作れるVirtualBox

Linuxの環境を準備する場合にオススメなのが、Oracle VM VirtualBoxという無料のソフトウェアです。

VirtualBox(バーチャルボックス)は、Oracle社が無償で提供している仮想環境構築用のソフトウェアで、Windows、Mac OS Xなどのさまざまな環境で利用できて、日本語にも対応しています。

VirtualBoxの主な特徴
開発元 Oracle
対応OS Windows、Mac OS、Linux、Solaris x86
料金 無料
日本語対応 あり

VirtualBoxを使うことで新しいパソコンなどの環境を準備する手間も費用も必要ないため、日常的に使っているパソコン上にLinuxを導入するための仮想的なコンピューターを準備することができます。

仮想コンピューターの実行というパソコンに追加の負荷がかかるため、本格的なサービスの提供などには不向きですが、個人的な勉強などで使うには問題もないので、手間も少なくおすすめです

仮想コンピューター(VM)にLinuxをインストールしよう

VirtualBoxで作成できるVM(Virtual Machine/仮想コンピューター)は、ただのデータですが、VirtualBox上でコンピューターを模倣するだけの情報を蓄えています。

VMを作った直後は何の動作もしませんが、電源を入れたり切ったり、ネットワークに接続するといったハードウェア的な設定をVirtualBox上で操作できます。VMの電源を入れてコンピューターを制御する基本ソフトウェアであるOSをインストールすると、Windows上に別のOSが動いている状態が作れます。

この機能を使ってVMにLinuxをインストールすれば、普段使っているパソコン内に、Linux環境を簡単に準備できます。

VMを使えば複数のLinux環境を簡単に切り替え可能

Linuxに初めて触れる場合は、特徴のあるさまざまなディストリビューションに目移りして、いろいろな種類を試してみたくなる場合がありますが、そんな悩みもVirtualBoxで解決できます。

新しいパソコンを準備したりレンタルサーバーを契約する場合と比較して、VirtualBoxは圧倒的にお手軽で、クリック操作で簡単に新しいVMを作れます。使ってみたいディストリビューションごとにVMを作ってしまえば、切り替えながら違いを確認したり、気分によって使うOSを変更することもできます

VirtualBoxは、無料でお手軽に環境を用意できるため、IT業界でもプログラマーの制作工程での仮サーバーや、技術的な検証をするテスト環境などで頻繁に使われています。

Linuxを使い始める前にこれだけは覚えよう!

ここでは、Linuxを使い始めの方に、入門として最初に覚えた方が良い基本的な情報として、ユーザーやデータといったLinuxというOSの基本的な構造について簡単に紹介しています。これからLinuxの勉強をしていく中で、つねに必要になる知識なので、しっかりと理解しておきましょう。

イメージをより具体的に理解するためにも、書籍やネットの情報を読むだけではなく、実際に動くLinuxを操作しながら確認していきましょう。

厳密なユーザー管理

Linuxは複数のユーザーが共同で使うことも想定したOSで、ユーザー管理や権限設定などの機能が豊富です。

インストール直後のLinuxでも、ユーザーによって使えるコマンドや閲覧できるデータなどに大きな制限がかかっています。この制限によって、一般的なユーザーの操作でOSの動作に重大な問題が発生することを防いでいます

ユーザーの権限設定は環境によっても異なるため、書籍などで覚えたコマンドを使おうと思っても上手くいかないことがあるので、まずはLinuxの厳密なユーザー管理について、しっかりと理解しておきましょう。

ログイン

Linuxシステムを使うためには、登録されたユーザー名とパスワードを入力してLinuxにログインする必要があります。

Linuxでのログインユーザーは、セキュリティ上非常に重要な意味があるので、信頼している人であっても簡単にログイン情報を開示したりしないように注意しましょう

ログインしたユーザーによって、利用できるコマンドや閲覧できるデータの制限が異なるのが一般的です。一般的なユーザーがシステム全体を停止するような危険な操作ができないようにするため、IT企業や学校などで使われる場合にも、細かく設定して管理するのが一般的です。

特別なユーザー「root」

Linuxシステムをインストールした直後など、ユーザーの登録が一件もないときにもLinuxを操作できる絶対的な権力をもったユーザーを「root」と呼びます。このユーザー情報が漏洩してしまうと、そのシステムは第三者に完全に掌握されてしまうので、Linuxシステムにおける最大の機密事項といえます

rootユーザーは、Linux上のすべての操作や設定などの操作ができるため、Linuxを個人で使う際などは、rootでログインして操作してしまいたくなりますが、自分のパソコンを守るためにも必ず一般ユーザーを作成して利用する習慣をつけましょう。

階層構造のデータ管理

Linuxのデータ管理は、WindowsやMacなどでも採用されている階層構造になっています。

基本的にすべてのデータはファイルとして扱われ、それらは必ずいずれかのディレクトリに収納されているという構造なので、ほかのOSを使ったことがある人は、Linuxのデータ管理についての理解がしやすいでしょう

ここでは、Linuxの基本的なデータ管理構造について少し詳しく紹介しています。ほかのOSとは違うLinux独自の仕組みについても解説しているので、自分の知っているデータ管理構造と比較しながら、Linuxについての理解を深めるのに役立ててください。

ファイル

ファイルは、Linuxを含めたOSのデータ管理構造の基本で、データそのものを記録しています。

ファイルにはさまざまな形式があり、中でも人が読むことができるテキスト形式のファイルはLinux上でも多く扱われ、各種サーバーの設定ファイルなどもテキスト形式が多いです。Linux上で一般的に使うコマンドは人が読むことができないバイナリ形式で扱われ、実行可能なファイルとしてLinux上に存在しています

Linuxには、ファイル名の最初が「. (ピリオド)」で始まるファイルが多く登場します。これらは不可視(隠し)ファイルと呼ばれるもので、ユーザー個別のログイン処理など狭い範囲に影響する設定ファイルなどで頻繁に用いられます。

ディレクトリ

Linuxのディレクトリは、WindowsやMacのフォルダに該当するもので、ファイルやディレクトリを格納できます。

Linuxでは、WindowsやMacなどのようにマウスで画面上のデータをクリックして操作するのではなく、コマンドで操作することが多いため、以下のような表現方法が使われることが多くあります。

Linuxでよく使われるディレクトリ表現 表現されるもの
「.」(ピリオド1つ) 自分自身のディレクトリ
「..」(ピリオド2つ) 1つ上のディレクトリ

ファイルの一覧を見た後にコピー操作をする場合などには、この指定方法を使うとコマンドが簡潔になり間違いにくいため、非常に便利です

綺麗なGUIで画面表示されている場合でも、画面上のディレクトリの名前がこのように表記されていることは珍しくないので、コマンド入力を使う予定がない人も覚えておくとよいでしょう。

リンク

Linuxのリンクは、WindowsのショートカットやMacのエイリアスのような、ファイルやディレクトリへのつながりを示すデータです。Linuxのリンクにはハードリンクとシンボリックリンクという形式があります

ショートカットやエイリアスといったほかのOSの類似機能に近いのはシンボリックリンクで、多くのサーバーシステムなどで使われるほか、個人の利用などで利便性のために気軽に作られることも多い形式です。

一方ハードリンクは少し特殊で、リンクを作った後で元のファイルを消しても、変わらずリンクは機能し続けて元のファイルが参照できる形式です。データを参照するハードリンクがすべて削除されると、データ本体も削除されます。

Linuxに登場するリンク 特徴
ハードリンク リンク元のファイルを消してもリンクが使える。
すべてのハードリンクが消えると元のデータも削除される。
シンボリックリンク リンク元のファイルを消すと参照できなくなる。

ユーザーごとのデータに対する権限「パーミッション」

Linuxのファイルシステムでは、すべてのデータ(ファイルやディレクトリ等)に対して、パーミッションという権限情報が付与されています。

Linuxのパーミッションは、所有者・所有グループ・そのほかに対して読込・書込・実行の権限を設定した情報です。実際には以下の例のように、所有者だけが操作でき、それ以外は読込(閲覧)のみが許可され、書込(更新)や実行ができないような設定がおこなわれます。

所有者 所有グループ その他
読込 書込 実行 読込 書込 実行 読込 書込 実行
1 1 1 1 0 0 1 0 0

Linux上では、冗長な0や1で表現するのではなく、人間が読みやすいように半角英数で表現したり、コマンドなどの指定では入力数が少なくて済む8進数3桁の数字(上記例では744)で表現されることも多いですが、すべて同じ意味です。

半角英数でのパーミッション表記
読込 r
書込 w
実行 x

Linuxの基本操作を紹介! 導入直後にすぐ使えるLinuxコマンド

Linuxでは、難しい操作に限らずファイルの中身を見たりする簡単なことをおこなうものまで、さまざまな種類のコマンドが用意されています。

数多くあるコマンドは覚えて使っていくと徐々に複雑なことが簡単にできるようになっていきますが、覚えるのには時間もかかります。ここでは特にLinux入門者のために、インストール直後のLinuxを操作する際にすぐに役立つ代表的なコマンドを紹介しています。最初はここで紹介するコマンドを使いながら、Linuxの操作に慣れていきましょう。

以下の記事では、エンジニアが現場で使うLinuxコマンドについて、もう少し詳しく紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。

関連記事:現場で使えるLinuxコマンドを習得しよう|就活方法まで徹底解説

自分の居場所を確認する「pwd」

インストールが終わってログインした直後などは、何をどうしたらいいのか右も左も分からなくて困ることがあります。

そんなときに便利なコマンドが、自分の居場所を確認できる「pwd」です。

pwdコマンドを実行すると、画面上に自分のいる場所であるカレントディレクトリが表示されます。ログイン直後に実行すると、自分のホームディレクトリと言われる/home/[username]と表示されることが多いでしょう。

Linuxの操作に慣れてくると、権限を持ったほかのユーザーに入れ替わったりすることも多く、そういった場合にはよく自分の居場所がわからなくなるため、エンジニアなども仕事の中で頻繁にこのコマンドを使って確認します

自分の居場所のファイル一覧を表示する「ls」

lsコマンドは、実行するとファイルやディレクトリの一覧を表示します。

lsと入力して実行すると、自分の居場所(カレントディレクトリ)の一覧を表示しますが、別の場所(ディレクトリ)を指定することで、自分の居場所以外のファイルやディレクトリの一覧も見ることもできます。

これから特定のファイルをコピーしたり編集したりするといった場合に、ファイルがあることを確認する目的でこのコマンドを使うことも多く、コマンドの実行結果に含まれるファイルサイズやパーミッションの情報などを確認するといった目的でも頻繁に使われるコマンドです

Linuxのデータ状況を把握できてとても便利なコマンドでもあるので、Linux入門として最初に覚えるコマンドにオススメです。

自分の居場所を変更する「cd」

操作したいファイルが別の場所にあることが分かった場合などに、自分の居場所を変更する必要があれば、「cd」コマンドを使いましょう。

サーバーの設定ファイルやOSの動作を決めているファイルなどは、Linuxファイルシステムの中の決められた場所に保管されています。ログイン直後の自分のホームディレクトリなどからそれらのファイルを操作することもできますが、毎回のコマンド実行でファイルの場所を長々と入力する手間が、cdコマンドを使って移動することで軽減されます

cdコマンドは、pwdやlsとは違って、移動先のディレクトリ名を指定する必要があるので、指定せずに実行してしまうとエラーが表示されます。エラー表示は環境によっては英語で表示されたりすることはありますが、cdコマンドの失敗くらいでLinux全体が壊れてしまうようなことはないので、恐れず実行して失敗から学んでいきましょう。

ファイルの中身を見る「cat」

lsコマンドでファイルの存在を確認してcdコマンドで目的の場所にたどり着くことができれば、ファイルに対する操作の準備は万全です。

ファイルの中身を確認するにはいろいろな方法がありますが、最も単純にファイルの中身を画面に表示するオススメのコマンドは「cat」です。catコマンドにファイル名を指定すると、ファイルの中身が最後まで一気に画面上に表示されます

設定ファイルのような人間が読むことを想定したテキストファイル以外をcatコマンドで表示してしまうと、画面に読めない文字や記号が表示されてしまうので、知っているファイルや自分で作ったファイル以外を指定する場合は注意しましょう。

ファイルをコピーする「cp」

WindowsなどからLinuxにファイルを複製して使いたい場合などには、Linuxの「cp」コマンドが便利です。

cpコマンドは、ファイルのコピーを実行します。コピー元のファイルとコピー先を指定する必要があるため、lsやcdといった基本的なコマンドや、ファイル管理構造についての理解が進んでから挑戦するのが良いでしょう。

Linuxの勉強を進める中で、新しいサーバーの設定を試す場合などに、元の設定ファイルをcpコマンドで複製することでバックアップを取っておくと、失敗した場合にもとに戻すのが簡単になるのでオススメです。この方法は、熟練したエンジニアなどもリスク回避のために頻繁に使います。

Linuxを使いこなそう! ネットワークとサーバーの入門

Linuxについて基本的な操作ができるようになったら、少しずつLinuxに関連した技術的なことも勉強していきましょう。Linux環境では、メールやサイトの閲覧のような個人的な利用を考えている場合でも、何か問題が発生した場合などには、問題解決のために技術的な知識が必要になることがあります。

ここでは、Linuxを使い始めたばかりの方が苦労することが多いネットワークについての便利な基礎知識と、サーバーの勉強をしていこうという方へのオススメのソフトウェアを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

導入から使える「ネットワーク」に関する基礎知識

インストールが終わって起動したLinuxにログインできると、達成感もあり感動しますが、早速使ってみようとブラウザを起動してみても、何も表示されなくて困ることはよくあります。

インストール直後のLinuxが思ったように動かない原因はさまざま考えられますが、インターネットに関連した問題の場合は、ネットワーク設定に原因があることが多いです

ここでは、Linuxのインストール直後のさまざまな問題解決に役立つネットワークの基本的な知識を紹介しています。ネットワーク技術は、Linuxという環境に縛られることがなく世界共通なので、覚えておくと役に立つことが多いでしょう。

ドメイン名とIPアドレスの関係「DNS」

DNSとは、Domain Name Systemの頭文字をとった名称で、私たちがWebサイトなどのURLなどで使うドメイン名と、ネットワーク情報であるIPアドレスを変換(解決)するために使われるシステムのことです。

私たちがインターネット上のサービスを使う際には、通信機器やOSがDNSの処理を自動的におこなってくれるので意識することはありませんが、DNSに関する処理ができない場合は、ネットワークケーブルがつながっているのにブラウザでWebサイトが表示されないといった症状を引き起こします。

DNSが処理できない原因としては、Linuxのネットワーク設定でプロバイダやルーターなどの接続情報が正しくないか、ネットワーク設定の中にあるDNSサーバーの項目が正しくないことが考えられます。前者の場合は、インターネットに関するすべての通信ができない状態で、後者の場合はIPアドレスを指定した場合は通信が可能という点で、問題を切り分けることができます。

関連記事:CCNA受験者にこそ見て欲しい|DNSを解説します

IPアドレスを自動付与する仕組み「DHCP」

Windowsなどからネットワーク経由でファイルをコピーする際などに、Linux側のIPアドレスが必要になることがあります。

IPアドレスはOSのネットワーク設定などで固定で指定することもできますが、インストール直後のLinuxなどでは自動で割り振られていることが多いです。ネットワークに接続された機器に対して自動的にIPアドレスを付与する仕組みをDHCPと呼び、通常Linuxではなくネットワーク上のルーターなどの機器が実行しています

DHCPでの自動的なIPアドレス付与はとても便利ですが、サーバー用途でLinuxを使いたい場合などには、IPアドレスが変わる可能性があることに不便を感じることもあるでしょう。Linux上の設定で固定のIPアドレスにすると、Webサーバーの勉強などにも便利です。

つながっていることを確認する便利なコマンド「PING」

Ping(ピング)は、ネットワークの疎通確認に使われるコマンドです。

Pingは、Linuxだけでなくネットワークに関して広く使われるコマンドで、WindowsやMacなど環境が変わっても使われるほか、アプリやゲームなどでも通信状況を示すために画面にPingの結果を数字で表示している場合もあります

Pingコマンドは、IPアドレスを指定することで対象に単純な通信データを送信します。受け取った相手は、送り元に同じように単純なデータを送り返すことになっていて、その応答時間で通信状況を確認できるので、返答の有無で対象の死活も確認できます。

インストール直後のLinuxで、早速メールなどを使おうと思っても上手くいかない場合など、身近な機器とのネットワーク接続を確認することなどに使うことで、問題の絞り込みなどに役立てることができます。

Linux入門におすすめのサーバーソフトウェア

Linuxには非常に優れたサーバーソフトウェアが多くあり、それらは無料で利用できるので、IT業界ではLinuxをサーバー用途として使うことが多くなっています。

サーバーについての知識があると個人で実現できることが格段に増えるので、知識を活かしてエンジニアを目指すといった将来の選択肢も広がるでしょう

ここでは、特にこれからLinuxの勉強を始めようとする方にオススメのサーバーソフトウェアを紹介しています。ここで紹介するサーバーはすべてIT業界でも使われることが多く、信頼も実績もあるもので、将来役に立つ知識にもなり、困った場合の解決法も多く見つかるものばかりなので、Linuxでのサーバー入門に最適です。

Webサーバーの代表格「Apache」

LinuxはIT業界ではWebサーバーとして頻繁に使われます。「Apache(アパッチ)」はLinuxの有名なWebサーバーソフトウェアで、長い歴史もあって動作もとても安定しているので、Webサーバーの代表格といえるくらい採用率が高いので、Webサーバーの勉強にもオススメです

Apacheは非常に軽快なサーバーでもあり、VirtualBoxの仮想サーバーのような低スペックなコンピューター上でも少ない負荷で動かすことができます。

Apacheを使ってWebサーバーを構築することで、PHPやJavaといったWebサイト構築に使われるプログラミング言語を勉強する環境も手に入ります。サーバーの動作確認のためにも基本的なプログラミング知識があると便利なので、ぜひ挑戦してみましょう。

軽快で高速なデータベース「MySQL」

LinuxをWebサーバーとして使う場合などに一緒に使われることが多いサーバーソフトウェアに、データベースがあります。

MySQL(マイエスキューエル)はLinux上で使われることが多いデータベースソフトウェアの一つで、圧倒的に速度に定評があります。ブログシステムとして有名なWordPressのような製品や、Twitterなどの大規模サービスなどでも使われていますが、MySQLを商用利用する場合はライセンス表記が必要になるため注意しましょう。

Linuxを使った環境には「LAMP(ランプ)」という非常に有名な構成があり、Linux/Apache/MySQL/PHPの頭文字から命名されています。MySQLを含めたこの構成は、無料で大規模なデータを扱うWebサイトを構築できるため、IT業界では頻繁に使われます。

データベースを操作するには、Linuxのコマンドとは別にSQLコマンドを覚える必要があります。SQLについて詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。

関連記事:SQLとは|基本構文からエンジニア就活まで徹底解説!

高機能でライセンスフリーなデータベース「PostgreSQL」

Linux上のデータベースは、MySQL以外に「PostgreSQL(プスグレエスキューエル)」も使われることが多いです。

PostgreSQLは非常に高機能なうえに、MySQLの商用利用した際のライセンス表記のような制限もなく、自由にサービスを構築できるため、個人法人問わず多くの人に使われています

将来を考えた場合MySQLとPostgreSQLのどちらを勉強するべきかは非常に難しい問題で、IT企業でもどちらのデータベースを使うかはさまざまな要素から慎重に判断されています。

データベースサーバーの設定などは異なりますが、データを操作するSQLについては共通なので、SQLの勉強をする目的であれば、どちらを使ってもほとんど違いはありません。

入門から脱却! Linuxに詳しくなるためのポイント

念願のLinux環境を手に入れて少しずつ使い方を覚えていっても、思ったように知識が増えていかず、いつまでも初心者と同じような気持ちに焦ることがあるかもしれません。

Linuxに詳しくなるためのポイント

ここでは、自分はLinuxを使えるのだと自信をもって言えるような熟練者になるために、どのように勉強を進めていけば良いのかを紹介しています。ぜひ参考にして入門から脱却して、人からLinuxについて頼られるくらいの詳しい知識をつけていきましょう。

使ったことのないコマンドなどに挑戦していく

同じことの繰り返しをするのではなく、つねに新しいことにチャレンジし続けることで、どんどん世界を広げていきましょう。

実行したことのないコマンドなどを調べて実際に使ってみると、それまでのLinux操作が便利に改善されたりすることもあります。また、同じコマンドであっても、普段は使わないオプションを試してみると、面倒な手続きが簡略化されて作業効率があがることもよくあります。

Linux上では関連性のあるコマンドやデータも多いので、知識が深まれば深まるほどOS全体の理解度は劇的に高まっていきます。

思い切って別のディストリビューションをインストールしてみたり、人が構築したLinuxに触れると、自分の分からないことや知らないことと出会えることがあるので、自分の理解度を試したい場合などにはぜひ試してみてください。

実用的な技術を勉強する

IT業界で使われるLinuxを想定して、サーバーソフトウェアを中心に業務で役に立つ技術を勉強していきましょう。公開Webサーバーを構築するなどを具体的な目標として、そのために必要な学習を進めると、業務に役立つ知識を一連の流れで習得できるのでオススメです

Linuxを使ったシステムでは、LAMP(Linux/Apache/MySQL/PHP)という構成がよく使われます。これはWebサービス提供に必要とされるサーバー構成で、構築することでECサイトのような大量のデータを扱うWebシステムを動かすことができます。

何が実用的な技術かわからず迷ってしまう人は、まずは上記のような有名な構成からチャレンジしてみるのが良いでしょう。

原理を確実に理解していく

LinuxのCUI環境は、コマンドや設定など一文字違っただけでも正しく動かないほどに融通が利かず不便な環境ですが、コンピューターが何を理解してどう動くのかを理解しやすい環境でもあります。

コマンドや設定の一つずつがコンピューターやソフトウェアに対してどのような効果や影響を与えるのかを確実に理解していきましょう。理解を深めるためには、何にでも疑問を持つことが重要なので、当たり前に使えていることなどにも興味を持って調べていくようにするのがオススメです。

Linuxへの理解が深まっていくと、OSに限らず電子機器全般の挙動について想像ができるようになっていくため、ソフトウェア制作業務の中で発生するさまざまな問題を分析して、エンジニアとして臨機応変で柔軟な問題解決にも役立つでしょう

知識がついてきたらIT資格にも挑戦しよう!

Linuxを使いながらいろいろなことを学んで自信がついてきたら、自分の技術力が証明できるIT資格にも挑戦してみましょう。

IT資格を取得しておくと、エンジニアの就職などでも有利になるほか、IT企業によっては在職中に資格を取得することで給与に手当金が付与される場合もあるなど、役立つことが多いのでオススメです。

ここでは、Linuxやネットワークに関連した資格を紹介しているので、ぜひ取得を検討してみてください。

世界的なLinux技術者の証「LPIC」

LPICは、LPI日本支部が運営しているIT資格試験です。類似したLinux関連のIT資格の中では、世界的な知名度が高いという特徴があります。

LPICの資格試験には3つのグレードが用意されていて、基本操作から専門的な分野まで、自分の技術力に合わせた試験に挑戦できるようになっています。

LPICグレードランクの一覧

Linuxの知識が証明できる資格として非常に強力で、特に外資系など海外企業との取引が多いIT企業などの就職などでは絶大な効果が期待できます。ある程度Linuxの操作に自信がついてきたら、まずは最初のレベルから挑戦してみましょう。

関連記事:LPICとは|取得で身につくスキルとメリットから勉強方法まで解説

日本国内で信頼度の高い「LinuC」

Linuxの資格試験として、LPICと並んで有名な資格に「LinuC」があります。

LPICが世界的に認知度の高いLinuxの資格であるのに対して、LinuCは日本国内でLinuxを扱う仕事に最適化された資格になっています。

LPICとLinucの違い

運営しているLPI-Japanは2018年にLPICの運営をやめた後、新しい技術者認定試験としてLinuCを開始しました。LinuCにはLPICと同じように3つの難易度が設けられていて、試験で出題される分野に共通点も多くなっています。

就職の採用などでは、LinuCはLPICよりも特に国内での実用的な知識があると判断される場合もあるので、これから日本のIT企業への就職を考えている人などには特にオススメの資格です

ネットワーク技術者の登竜門「CCNA」

Linuxの関連分野についての技術力が証明できる資格があると、就職試験などでは幅広い仕事に対応できる人材と評価されることが多いので、できるだけ検討してみましょう。

Linuxに関連した分野は多いですが、近年注目されているITインフラに関する資格として、CISCO社がおこなっているCCNAなどが特にオススメです。

CCNAはネットワークについての基礎的な理解が証明できる資格で、同社が実施している資格の中では入門的な位置づけではありますが、ネットワークエンジニアのような専門的な技術職以外にも、プログラマーなどエンジニア職全般で評価される資格となっています

関連記事:CCNAとは|試験の難易度から合格するための勉強方法まで紹介

CISCOの認定試験には、CCNA以外にも難易度によっていくつかの段階が設けられていて、より専門的な技術力があることも証明できるようになっています。

シスコシステムズ社認定資格

興味がある方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。

関連記事:Cisco技術者認定資格とは? 種類・難易度と受験方法を解説

まずはLinuxに触れるところから始めてみよう

Linuxの勉強は、コンピューターやOSのことを理解することに非常に役に立ち、IT企業などへの就職にも有利になります。何よりも新しい環境でパソコンと触れ合うことは楽しいものです。

今回紹介したVirtualBoxなどを使うことで、面倒な環境面に関する問題を乗り越えれば、今使っているパソコンに簡単にLinuxの環境が作れます。実際に触れて楽しむことで勉強に対する意欲も高まるので、いろいろ考えて悩むのではなく、まずは最初の第一歩を踏み出してみましょう。

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記事の監修責任者

飯塚 寛也

エンジニアとして移行調整・NW更改作業・クラウドシステムの設計・構築等を手掛ける。 入社2年目でネットワーク最高資格であるCCIEの筆記試験に合格。 人材開発室にてCCNA/CCNPの勉強会を50回以上開催、100名以上の合格者を輩出し、スクール事業の礎となる。
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株式会社アプエンテ 職業紹介責任者(010-190717133-004) 情報処理技術者試験 ネットワークスペシャリスト試験(第NW-2021-04-00112号) Cisco認定試験 CCNP Enterprise 認定/CCNA

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