CCNAの合格点は? 試験改定後の傾向や勉強方法を解説
2022.04.27
IT業界は多くの人が憧れる将来性のある業界です。その中でも「システムエンジニア」は有名な職業で人気も高いです。
システムエンジニアという職業に興味を持っている方の中には「興味はあるけど結局どういう仕事をしているかはよくわからない」と悩む人も多いのではないでしょうか。
この記事では、システムエンジニアの仕事内容や、向いている人の特徴、どうすればなることができるのかについて解説していきます。
目次
開くあなたにはどれが向いてる? 今すぐエンジニア診断してみよう
「エンジニアになってIT業界で働きたい」
「エンジニアに興味はあるけど、種類が多すぎて自分に向いてる職種がわからない」
そんな悩みを解決するのが、「エンジニア診断ツール」です。
「エンジニア診断」はたった12の質問に答えるだけで、あなたに向いているエンジニアを診断。
診断結果には仕事内容の概要も掲載しているので、自分に合ったエンジニアについて詳しく知って、エンジニア就職に一歩近づきましょう。
システムエンジニア(SE)とは「顧客のニーズに応えたシステムを設計する仕事」です。
具体的には、顧客の抱えている問題・課題についてヒアリングし、それを解決するためのシステムを設計し、チームで協力して開発します。自分の開発したシステムが実際に顧客を助けていることに、大きなやりがいを感じる仕事です。
スマートフォンの普及によりIT技術が身近になった現代では「最新技術を扱うのがかっこいい」「給料が高いイメージ」といった理由で、多くの人がSEに憧れを抱いています。
SEは将来性があり非常に需要の高い職業です。IT業界の市場規模は今もなお拡大中で、代表的な職業であるSEの需要もさらに増えています。
今後もIT技術の成長に伴い重宝されることが予想され、将来性のある職業といえます。需要の高さゆえに好待遇を期待できますが、同時に人材不足が問題になっているのが現状です。
経済産業省の調査結果によると、需要の高さに供給が追いついていないことが判明しており、需要が最も低い場合でも2030年には約16万人、需要が最も高い場合は約79万人のIT人材が不足すると予想されています。また「IT人材白書2020」によれば、技術の進歩に伴い求められる人材のレベルが上がっていることも、人気に対し人手が不足している原因です。
人材不足の状況が続くと、より需要が上がり待遇がさらに良くなることも考えられますが、一人ひとりに降りかかる業務量が増加する恐れもあります。
参考サイト:経済産業省「IT人材需給に関する調査」
関連記事:システムエンジニアの明るい将来性|仕事内容から将来の展望まで解説
経済産業省の調査結果によると、SEの年収は500~700万円と、業界内でも高めになっています。下の表は、主な転職メディアにおける年代別の平均年収の一覧です。
平均年収 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | |
DODA | 422万円 | 366万円 | 486万円 | 548万円 | 591万円 |
マイナビAGNET | 443万円 | 395万円 | 505万円 | – | – |
マイナビ転職 | 445万円 | 393万円 | 483万円 | 551万円 | – |
転職会議 | 506万円 | 379~468万円 | 539万円 | 573万円 | – |
平均年収.jp | 550万円 | 314~391万円 | 429~490万円 | 550~616万円 | 655~660万円 |
給料BANK | 466~613万円 | 324万円 | 372万円 | 480万円 | – |
関連記事:システムエンジニアの平均年収は約569万円|年収を上げる方法とは
国税庁の調査結果による、日本の給与取得者の平均年収は436万円なので、全体で見ても給料の高い職業です。IT業界でも高い需要を誇り、専門的なスキルを求められる職業のため、その分待遇がいい傾向にあります。
また、SEとして実績を積んでいくことで、さらなる上位職にキャリアアップすることも可能です。SEのキャリアパスについては記事の後半で解説してあるため、ぜひ参考にしてください。
参考サイト:経済産業省「我が国におけるIT人材の動向」
「SEもプログラマーもシステムを作る仕事で、どっちも一緒じゃないの?」と思う方もいるでしょう。SEもプログラマーも同じ職場で働いていることは多いですが、その仕事内容はまったく異なります。
SEはシステムを設計するのが主な仕事です。システムを作るうえでその全体像を「仕様書」として文章に書き起こします。そして、その仕様書をもとにSEから指示を受けて、プログラムを作成してシステムを構築していくのがプログラマーの仕事です。
プログラマーも仕様書の内容を理解しなければならないため、SE同様に専門的な知識が必要になりますが、SEはプログラマーに指示を出す立場のため、専門的な知識だけでなくマネジメントスキルも必要になる高度な仕事です。
そのため、プログラマーとして経験・実績を積むことで、SEへのキャリアアップを目指す人も多くいます。
関連記事:システムエンジニアとプログラマーの違いは?平均年収や将来性を比較
システムエンジニアの種類を分かりやすく分類! 派生した職種も紹介
SEの働き方には、大きく分けて「客先常駐型」と「自社開発型(社内SE)」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。SEを目指す場合は、それぞれの特徴を理解し、自分はどちらの働き方が合っているか考えておくことが大切です。
ここでは、それぞれの働き方の特徴について解説していきます。
「客先常駐型」は、取引先の会社のオフィスや作業場で仕事をする働き方です。自分の所属している会社から技術者として、取引先会社に出向する業務形態です。
取引先の会社がデータを社外に持ち出したくないというセキュリティ上の関係や、社外でのシステム開発が困難な場合に客先常駐型で働きます。
客先常駐型はさまざまな現場を体験することができ、社外の人とも多く関われます。多種多様な業務の経験や現場で構築した人脈は、SEとしてキャリアを積むうえで役立つ可能性が高いです。
一方で、環境が頻繁に変わることにストレスを感じる人も中にはいます。取引先の会社での仕事のため、気を遣う場面も多く、人によって向き不向きが分かれるでしょう。
「自社開発型(社内SE)」は、自社の社内で仕事をする働き方です。自社開発型は他社と取引するのではなく、所属している自社のためのシステムを製作するため、業務も自社内で取り組むのが一般的です。
客先常駐型のようにさまざまな環境を体験するのは難しいですが、その分自社への理解を深めることができます。ユーザーは同じ会社の社員のため声が届きやすく、仕事が評価されやすいのも特徴です。
また、ユーザーが身近な分開発スケジュールを調整しやすいこともメリットとして挙げられます。勤務先が頻繁に変わることもないため、ワークライフバランスを構築しやすいでしょう。
自分の適性が分かる!今すぐエンジニア診断してみよう
「エンジニアに興味はあるけど、種類が多すぎて自分に向いてる職種がわからない」
そんな悩みを解決するのが、「エンジニア診断ツール」です。
エンジニア診断ツールの特徴
「エンジニア診断」はたった12の質問に答えるだけで、あなたに向いているエンジニアを診断。
診断結果には仕事内容の概要も掲載しているので、自分に合ったエンジニアについて詳しく知って、エンジニア就職に一歩近づきましょう。
ここまで解説したように、顧客のニーズに合わせたシステムを設計し、チームで協力して開発を進めるのがSEの仕事です。SEの仕事内容を大きく分けると6つの段階があります。
ここでは、各段階ごとに内容を詳しく解説していきます。
システムの開発において、まずは「要求分析・要件定義」を実施します。
顧客がどのような悩み・問題を抱えているかヒアリングを行い、求めているニーズを分析するのが「要求分析」です。そこで確認したニーズを満たすために、どのような機能を持ったシステムを作ればいいか明確に定義するのが「要件定義」になります。
ここで正確にニーズを確認できなければ、顧客の求めるシステムを作ることができません。そのため、システムの完成形がイメージできるレベルの専門知識だけでなく、顧客のニーズを引き出すヒアリング力も大切になります。
一般的なSEのイメージとは遠く、地味な業務に思うかもしれませんが、ユーザーに満足してもらえるシステムを作るためには、非常に重要な業務です。
「要求分析・要件定義」で顧客のニーズが確認できたら、システムの「基本設計」を実施します。
基本設計は、顧客から引き出したニーズを満たすために必要な、システムの基本的な設計をする業務です。具体的には、表示されるデータの内容やシステムの操作方法、ニーズを満たすために搭載する機能といった、ユーザーが使う部分の設計します。
ユーザーはITの専門的な知識があるわけではないため、いかにわかりやすいデザインに設計するかが重要になる業務です。
「詳細設計」では、基本設計で決まったシステムに搭載する機能を実現するための設計をします。基本設計ではユーザーが使う外部の設計をするのに対し、詳細設計はシステムで使う機能を構築する技術や仕組みなど内部を設計する業務です。
設計した内容を文章として書き起こしたものが「仕様書」です。この仕様書をもとに、次の「開発業務」でプログラマーに指示を出します。
詳細設計で設計ミスやプログラマーとの意思疎通ミスが起きてしまうと、基本設計を満たさないシステムが完成してしまいます。SEの考えが伝わるように、詳細設計もなるべくわかりやすく設計することが重要になります。
「開発業務」では、詳細設計で決まった内部の構成を実際に作成していきます。詳細設計で作成した仕様書をもとに、プログラマーに指示を出し、システムを開発する業務で、機能や仕組みを構成するプログラムを作成する、いわゆるプログラミングのことを指します。
顧客に迷惑をかけないために、開発業務はスケジュール通りに進めることが重要です。そのため、プログラマーとの協力が大切で、チーム全体のマネジメント能力が必要な業務になります。
基本的にはプログラマーがプログラミングを担当し、SEは指示を出すのがメインの業務ですが、場合によってはSEもプログラミングを担当することもあります。
「テスト業務」では、作成したシステムが設計通りに問題なく動作し、不具合がないか確認します。ユーザーが実際に使用する状況を想定し、なるべく近い環境でテストを行います。テストの結果、不具合がなく設計通りの機能が実装されていれば、システムを顧客に納品し取引完了です。
もし顧客への納品後に不具合が見つかると、多大な迷惑をかけ、信頼を失ってしまいます。テスト業務で不具合があった場合は、原因を究明して解決しなければいけないので、不具合が見つかった場合を想定して、なるべく余裕をもってスケジュールを立てておくのも、SEの大切な業務です。
取引が完了しても、システムによっては「保守・運用業務」を実施する場合があります。
具体的には、完成したシステムを運用し、トラブルが発生した場合には対応して復旧させる業務です。また、安心してシステムを運用できるよう、日常的なメンテナンスを実施する場合もあります。
取引が完了したからといって、その顧客と今後関わりがないとは限りません。再び仕事を依頼されるよう、日ごろから良好な関係を築いておくことが大切です。取引が終わった後のアフターケアも、SEの重要な業務になります。
30秒で結果がわかる! エンジニア診断を無料で受けよう
「エンジニア診断ツール」を使うと、12の質問に答えるだけで、8種類のエンジニアの中から一番自分に向いているエンジニアがわかります。
さらに、「エンジニア診断」は無料で受けられて、診断結果には向いているエンジニアの仕事内容が記載されているので、自分の適性をその場で理解することが可能です。
「エンジニア診断」を活用して、エンジニア就職に一歩近づきましょう。
SEとしてそのまま活躍することも可能ですが、経験を積んでいくことで身についた実力を発揮して、より活躍することのできる職種にキャリアアップすることも可能です。
その分さらに高度なスキルが必要になりますが、上位職にキャリアアップすることでより重要な仕事を経験でき、待遇面も良くなります。
ここでは、SEのキャリアパスとして代表的な3つの職種を紹介していきます。
一つ目は「プロジェクトマネージャー」です。プロジェクトマネージャーは、システムを開発するプロジェクト全体を統括します。
SEが現場でプログラマーに指示を出すのに対し、プロジェクトマネージャーは全体のスケジュールや人員管理を行い、プロジェクトの進捗をコントロールするのが仕事です。
基本的にSEとは上司と部下の関係で、管理職にあたります。専門的な知識・スキルを発揮する場は減りますが、SEよりさらに高いコミュニケーション能力・マネジメント能力が求められる役職です。
関連記事:プロジェクトマネージャー| 仕事・年収から役立つ資格まで解説!
二つ目は「ITコンサルタント」です。ITコンサルタントは、顧客の抱える問題をIT技術で解決することを提案します。
前述したSEの業務の「要求分析・要件定義」と似ていますが、顧客のニーズの範囲が大きく異なる仕事です。
SEはあくまで業務や作業のうえでの問題をIT技術で解決しますが、ITコンサルタントは顧客の会社の経営や仕事全体の効率化・改善を行うための提案をします。
IT技術に関する専門知識だけでなく、生産・物流・財務など会社を経営するうえでのさまざまな知識が必要です。また、こちらの提案を相手に理解してもらえるように伝える必要があるため、高いコミュニケーション能力・ヒアリング力が必要になります。
三つ目は「ITスペシャリスト」です。ITスペシャリストは、IT分野の特定領域において特化した専門家のことを指します。
扱う領域は、システム管理、データベース、ネットワーク関係とさまざまです。SEやプログラマーがシステムの開発業務にあたる際、ITスペシャリストは自分の専門領域を担当し、開発スタッフたちをサポートします。
プロジェクトマネージャーやITコンサルタントが、SEよりもコミュニケーション能力などのヒューマンスキルが求められる職種なのに対して、ITスペシャリストはより専門的な面で特化した、技術的なスキルが求められる職種になります。
エンジニア診断を受けて最初の1歩を踏み出そう!
エンジニアになるかどうか悩んでいる人は、まず「エンジニア診断ツール」を活用するのがおすすめです。
「エンジニア診断」を使うと、どのエンジニアに自分が向いているのか、簡単に理解することができます。約30秒で診断できるので、気軽に利用してみてください。
エンジニア診断ツールでわかること
SEを目指すうえでまず初めに必要なのは「専門的な知識・スキル」と考える人は多いかもしれませんが、その前にまず性格・考え方の面で適性があるかを確認することが重要です。
SEに適性がある人には、いくつか共通する特徴があるので、これからSEを目指す方は、自分は当てはまっている特徴があるか確認して、参考にしてみてください。
何か物事を考える際に、道筋を立てて考えるのが好きな人は、SEに向いています。
SEは顧客のニーズをヒアリングして、ただそれを解決するシステムを考えるだけではありません。システムを制作するうえで、どのように作ればいいか、どのように制作の指示を出せばいいか、常に結果にいたるまでの道筋を考える必要がある仕事です。
そのため、どんな作業をしているときでも、その意味を考えながら取り組む必要があります。道筋を立てて物事を考えることが好きな人は、そういったSEの仕事にも楽しんで取り組むことができるでしょう。
常に前進する向上心のある人も、SEに向いています。IT業界はすさまじい勢いで進化していく業界なので、SEはIT技術を扱う専門家として、常に最先端の知識・スキルを身につけておく必要があります。
一つのことを覚えて満足してしまうと、IT業界の流れにはついていけません。大切なのは、新しい知識を貪欲に求め、自分の成長につなげることです。
新しい情報がどんどん舞い込んでくる環境を、ハードと感じる人もいますが、常に前進する向上心があれば、そんな環境を楽しむことができるでしょう。
チームで行動するのが好きな人も、SEに向いています。
SEの仕事は一人で完結するものではなく、必ずプログラマーをはじめとしたメンバーとチームを組んで取り組む仕事です。
個人で取り組む仕事と、チームで取り組む仕事は当然勝手が違います。チーム内のほかのメンバーのミスを連帯責任として被ることもありますが、全員で協力して仕事をやり遂げたときの達成感はとても大きいです。
そういった達成感を感じることができるのも、SEの魅力のひとつです。そのため、チームで行動するのが好きな人は、SEの仕事を楽しむことができるでしょう。
SEはさまざまなスキルが必要な仕事です。専門的なスキルだけでなく、人間関係を構築するためのヒューマンスキルも必要になってきます。
SEを目指す場合は、必要なスキルをあらかじめ理解しておくことが大切なので、ぜひ参考にしてください。
一つ目は、お互いの意思の疎通をスムーズに行うための「コミュニケーション能力」です。
一般的にSEはパソコンと向かい合っているイメージが強く、コミュニケーション能力はあまり必要ないと思われがちですが、実際は多くのコミュニケーションの場があります。そのため、必ず身につけておくべき重要なスキルになります。
SEは顧客やプログラマーを初めとした、社内外の多くの人と関わる仕事です。人と関わる仕事は、その相手と円滑にコミュニケーションをとり意思の疎通をしなければ、順調に進めることができません。
もしもコミュニケーションがうまくとれないと、顧客にシステムの説明をしてもうまく伝わらず、プログラマーに的確な指示を出すこともできないため、仕事を進めることは困難です。
二つ目は、相手の話に耳を傾け、そこから本質を引き出す「ヒアリング力」です。
「要求分析・要件定義」では、顧客のニーズを正確に引き出さなければなりません。もしここで少しでも認識に違いが生じると、そのままシステムの設計・開発に移ってしまい、最終的に顧客が欲しかったものとは異なるものを作ってしまいます。
そうなると、もう一度時間やコストをかけての作り直し、もしくは取引不成立となって信頼を失ってしまいます。
そのような事態に陥らないためにも、ヒアリング力はSEにおいて重要なスキルです。ただ話を聞くだけではなく、常に頭で考えながら要点を理解することが大切になります。
三つ目は、システムを設計・開発するうえで必要になる「専門的な知識・スキル」です。IT技術の専門家であるSEは、もちろんその分野の知識・スキルが必要になります。
また、IT技術は日々進化しているため、常に最先端のスキルを身につけておく必要があります。いつまでも古い技術に頼っていると、競合他社よりも劣るシステムしか作れず業界内で生き残ることができません。
プログラマーへの指示や顧客へのシステムの説明もできなければならないため、人に教えることができるレベルでIT技術への理解が必要です。
四つ目は、チームを引っ張りプロジェクトを管理する「マネジメント能力」です。
SEはプログラマーに指示を出す立場なので、スケジュール通りにプロジェクトを進めるために的確な指示を出すマネジメント能力はSEに必須のスキルです。
プログラマーは基本的にSEの指示のもと業務に取り組みます。SEの指示が悪いとチームもうまくまとまらず、順調に仕事を進めることは困難です。
また、業務を進めていくうえでトラブルが発生することもあります。そうなると臨機応変にその場で計画を組み直し、指示を出すことが必要です。
五つ目は、英語を読む・書く力の「英語力」です。英語力がないとSEになれないわけではありませんが、身につけておくと必ず役立ちます。
常に進化を続けるIT技術は基本的に海外から発信されます。それらの文献・資料は英語で記載されており、日本語版が出るころにはすでに最新とは言えなくなっています。
そのため、英語力を身につけておけば最新技術を学ぶ際に大いに役立てることが可能です。また、IT企業は外資系も多いため、そういったところへ就職を目指す場合は英語力があると優位に働きます。
いざSEを目指そうと思っても、専門性の高さから「未経験ではSEになることができないのでは?」と悩む人もいるでしょう。
未経験からSEを目指すのは決して無謀なことではありませんが、それ相応の努力や順序は必要です。
ここでは、未経験からSEになるためにはどうすれば良いかを詳しく解説していきます。
関連記事:未経験でシステムエンジニアになる方法|必要スキルや就活対策を解説
システムエンジニアになるには|必要な知識から就活までを完全網羅
システムエンジニアの志望動機の作成方法|事前準備が作成の肝になる
未経験からSEを目指す場合は、まずは自分で専門知識を勉強してプログラマーを目指しましょう。プログラマーとして経験を積み、徐々に設計などのスキルを身近に学んで身につけていくことで、SEにキャリアアップするのが一般的な方法です。
プログラマーも専門知識が必要な仕事ではありますが、SEよりは未経験で募集している企業も多くあります。
関連記事:プログラマーとは|仕事内容や年収から向いている人や資格まとめ
専門的な知識・スキルを独学で勉強する場合は、参考書を使用するのがオススメです。参考書は細かな解説から応用的な内容まで、すべて詳しく解説してあります。プログラミング初心者でもわかりやすく、独学でも充分学ぶことが可能です。
独学で学ぶ際は、ただ本を読むのではなく、実際に自分のパソコンで実践してみましょう。頭で理解しても実際の作業ではうまくいかないことも多いため、学んだことはひたすらアウトプットしていくことが大切です。
実践方法についても、基本的に参考書で解説されています。書店に行けば初心者用の書籍もたくさんあるため、まず勉強を始めようと思ったら参考書を使ってみましょう。
関連記事:プログラミングを独学で身につける方法とは|効率的な勉強方法を解説
独学で勉強する以外に、ITスクールに通って専門知識を学ぶ方法もあります。
ITスクールではプロの講師のサポートのもとでプログラミングに取り組むことが可能です。実際にシステムを制作する実践的な講義もあり、わからないことも講師に質問することですぐに解決できます。
また、ITスクールによっては就職先の斡旋までサポートしてくれるところもあり、学ぶ内容次第でプログラマーではなく、いきなりSEとして就職することも可能です。
ITスクールは有料のところも、条件付きで無料のところもあります。教える内容・レベルもスクールによってさまざまなため、自分の目的に合わせて適したところを探しましょう。
IT業界に関する資格はさまざまなものがあり、持っているとプログラマー・SEへの就職に役立ちます。
未経験からIT業界へ就職する場合でも、IT資格を持っていれば実力の証明になり、プラスの評価につなげることが可能です。また、企業によっては資格の取得自体を実務経験とみなし、未経験の枠組みから外してくれる場合もあります。
もちろん資格の取得は簡単ではなく、それ相応の努力と時間が必要です。資格の取得を目指す場合は、自分の今後のスケジュールを考えてから行動しましょう。
IT業界への就職を有利に進めるために資格を取得したいと考えていても、SEに関連性のある資格について詳しく分からない方も多いのではないでしょうか。
関係のない資格を持っていてもあまり効果はないため、あらかじめどの資格を持っておくと有利に働くか知っておく必要があります。また、将来的にSEになった後に取得することで、待遇面アップにつなげることも可能です。
関連記事:システムエンジニアと資格の関係|おすすめ資格や勉強法も解説
「基本情報技術者試験」はIT業界への登竜門として人気な国家資格で、年間での受験者数は10万人を超えています。受験資格がなく誰でも受けることができ、独学でも充分合格を狙うことが可能です。
試験内容はITエンジニアとしての基礎知識を問うものになっています。プログラミングをはじめとしたIT技術の知識だけでなく、プロジェクトを進行するうえでのマネジメントに関する問題も出題され、出題範囲は幅広いです。
SEを目指す場合、まず初めに取得すべきおすすめの資格になります。
関連記事:基本情報技術者試験の攻略ガイド|日程から勉強方法まで完全網羅
「応用情報技術者試験」は、「基本情報技術者試験」の上位に位置する資格になります。こちらも受験資格はなく、独学で取得を目指すことも可能です。
試験内容としては、高度IT人材となるための応用的な知識・技能を問うものになっています。基本情報技術者試験同様、問題の出題範囲が幅広いです。
すでに基本情報技術者試験を取得している、もしくは高いレベルで知識を身につけている自信があれば、挑戦してみると良いでしょう。
関連記事:応用情報技術者試験の攻略ガイド|難易度から勉強方法まで完全網羅
「システムアーキテクト試験」は、上級エンジニアであることを証明する国家資格になります。難易度が高いのが特徴で、前述した2つよりも高難易度に位置づけされた資格です。
システム開発における設計や開発の知識が全面的に問われる内容で、実際のSEの業務に関する問題が出題されます。
誰でも受験することはできますが、かなり専門的で高難易度な資格で、その分取得していると評価が上がり、待遇面の向上にもつながります。
関連記事:システムアーキテクトとは|国に認められた上級システム設計者の証
SEの仕事内容や向いている人の特徴、どのようにすればなれるのかについて理解できたでしょうか。
SEは待遇がよく、今後の将来性もある人気の職業ですが、なるためには専門知識をはじめとした、さまざまなスキルが必要になる高度な職業でもあります。
まずはIT業界について理解し、専門知識を身につけることが大切です。しっかり勉強し、憧れのSEを目指しましょう。
あなたにはどれが向いてる? 今すぐエンジニア診断してみよう
「エンジニアになってIT業界で働きたい」
「エンジニアに興味はあるけど、種類が多すぎて自分に向いてる職種がわからない」
そんな悩みを解決するのが、「エンジニア診断ツール」です。
「エンジニア診断」はたった12の質問に答えるだけで、あなたに向いているエンジニアを診断。
診断結果には仕事内容の概要も掲載しているので、自分に合ったエンジニアについて詳しく知って、エンジニア就職に一歩近づきましょう。
飯塚 寛也
2022.04.27
2022.01.24
2022.01.12
2020.09.09
2020.07.03
2020.06.19
2020.06.11
2020.06.04