CCNAの合格点は? 試験改定後の傾向や勉強方法を解説
2022.04.27
私たちは、スマートフォンやパソコンを使って、インターネット上の便利なサービスを24時間いつでも利用できる社会に生きています。
アプリなどのソフトウェアをプログラマー達が作っているように、それらの動作環境であるネットワークやサーバーというITインフラは、インフラエンジニアが構築して、日々正しく動きつづけるように管理してくれています。
この記事では、ITインフラを支える技術職であるインフラエンジニアがどのような仕事をする職業なのかを紹介しています。
目次
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インフラエンジニアはIT業界の技術職の名称で、ITインフラを担当するサーバーエンジニアとネットワークエンジニアなどの総称です。
ITインフラには、ハードウェア(サーバー・記憶装置・ネットワークなど)、ミドルウェア(データベース・フレームワークなど)、それらの環境で作動するアプリケーションが存在します。
規模が大きなシステムでは、ネットワーク・データベース・サーバーに特化したエンジニアが業務を分けて受け持つこともありますが、規模が小さなシステムでは、ITインフラの構築として複数の異なる業務をひとつにして扱うこともあります。
ITインフラ運用業務はシステムの定期運用・障害対応が主な業務ですが、サービスを広げて充実させるための機能実装なども存在するので、サービス開発エンジニアとして区別されている業務も併せ持つこともあります。
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私たちの生活におけるインフラといえば交通網などですが、ITでのインフラはインターネットなどのネットワークです。
インフラエンジニアの仕事は一言で表すと「つなぐ」ことで、ITインフラの設計・構築・運用・保守に携わります。
担当によって仕事として処理する領域はサーバー・ネットワーク・セキュリティなどそれぞれ違っていますが、いずれも上流工程(設計・構築)と下流工程(運用)に区分されています。未経験から業界に入ると、たいていの場合は下流工程から始まり、数度にわたって少しずつ上流工程の経験を重ねながら、インフラエンジニアとしての高度な知識や経験をブラッシュアップしていく場合が多いです。
ITインフラの業務内容は複数の異なる分野に及んでいるため、通常は数人のエンジニアがお互いに協力して編成されたプロジェクトチームで業務をおこないます。多くの人で滞りなくひとつのプロジェクトを進行させるためには、情報を共有できる設計書を作ることがきわめて大切です。
設計書には顧客が実現を求めていることを受け入れながら、どういった機能を実装して、どういった性能を現実のものとするかということを書き記していきます。
設計の段階で細部にわたって注意が行き届くように、あらかじめ方法や順序を考えなければならないポイントは、ITインフラの性能・ITインフラの予算・プロジェクトの期間の3つです。
設計書を作る場合には、どういった性能で、どれほどの予算がかかり、どのくらいの期間が必要になるのかを知識や経験などに基づいて、結論を導き出さなければなりません。
ひとりでは全部に対応できない規模になるので、サーバーエンジニア・ネットワークエンジニアと互いに協力して、状況に合う適切な設計書を作ります。
設計書が完全に出来上がったら、実際にインフラを構築する仕事に取り掛かります。ここで言う構築とは、私たちが日々の生活の中で取り組んでいるパソコンの設定と同様だと考えてください。
パソコンを購入した際に自宅でケーブル類をつなげ、必要なソフトウェアをインターネットに接続して実際に使用できるようにしていくわけですが、こういった作業の規模を大きくしたものがインフラの構築となります。
構築作業の工程の例を挙げると、機器やソフトウェアの発注、機器を現場に運搬、機器の組み立て、配線の接続、ソフトウェアのインストール、正常に動くか動作テストといった順序です。
機器の組み立てや接続において、サーバーを物理的にネットワークへ接続する作業になるので、多種多様なインフラ機器の認識・理解も必須となります。
一連の苦労などは並々ではありませんが、とても価値や意義が大きな仕事で、構築に携わったITインフラが企業を形づくり、多くの人びとの生活をサポートしていきます。そのことをするだけの価値と、それにともなう気持ちの張りの度合いは推し量ることができないものですが、これで仕事が完全に終わったわけではなく、何を隠そうインフラエンジニアが責任をもって果たすべき極めて大切なつとめがここから始まります。
稼働しているIT機器は、ハードウェアのトラブル・設定ミスなどの好ましくない外的な影響を受けている問題やアクセスの集中など、ITインフラに深く関係するトラブルが絶えません。
それゆえに、ITインフラが特に変わったところがなく動いているかを、常に監視することもインフラエンジニアのもっとも必要で、重要視される仕事です。
トラブルが発生した際は原因の究明に取り組み、迅速に原状復帰するとともに、サーバーの負荷などを確かめながらキャパシティ管理も実施します。
キャパシティ管理とは、設計した際の稼働予測と、現実の場において稼働してからの稼働能力を比較して、キャパシティが十分でない場合は増加させ、過剰な場合は削減するなどを管理することで、一過性のアクセス集中が見込まれる場合にも対応しなければなりません。
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ネットビジョンアカデミーの特徴
インフラエンジニアの分け方には明確な定義がないので、場合によってはデータベースエンジニアやセキュリティエンジニアを含むこともあるほか、最近ではクラウドを専門に扱う技術職であるクラウドエンジニアを含める場合もあります。
基本的にはインターネットを含んだネットワークに関する技術者であるネットワークエンジニアを中心として、その周辺にあるソフトウェア動作環境を支える技術を一括りにしてインフラエンジニアと呼ぶことが多いようです。
インフラエンジニアを目標としているものの、携わる仕事についての全体的なイメージを思い描けないという人もいるのではないでしょうか。
インフラエンジニアとして携わる職種は、ネットワーク、サーバー、保守・運用、データベース、セキュリティの大きく5種類に分けられます。
どういった領域に興味や適性があり、どういった職種を目標としたいのかをはっきりと見てとれるようにしておくことが大切です。
サーバーは、一定のサービスを提供する役目を担う機器またはソフトウェアのことで、代表的なものには私たちが使うWebサイトを提供してくれるWebサーバーなどがあります。
私たちがスマートフォンから使うさまざまなアプリやサービスなどの多くでは、非力なスマートフォン上ではできない複雑な処理や大量のデータの管理などが、ネットワークにつながったサーバー上でおこなわれています。
サーバーが24時間動いているため、私たちはいつでもさまざまなサービスを利用できています。
サーバーエンジニアの仕事は、システムの開発中にはソフトウェアで使うサーバーを設計構築して、システム稼働後にはサーバーの運用保守を担当します。
サーバーの設計構築作業では、機器の構成を考えて必要な機材を調達して、サービスを提供するために設定します。
運用保守においては、蓄積されたデータのバックアップや定期的なメンテナンスなど、長期間に渡って安定したサービスを提供するための作業をしています。
サーバーエンジニアについてもっと詳しく知りたい人は、ぜひ以下の記事もご覧ください。
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ITインフラといえばネットワークといっても過言ではないほど、ネットワークは現代のIT社会では欠かすことのできない技術となっています。
ネットワークと聞くと一般的にはインターネットのことを想像してしまいますが、インターネットを含めてコンピューターや機器を接続するための通信全般を意味しており、重要なデータを外部から守るために通信経路を制限するなど、現代の情報社会において非常に重要な役目を担っています。
広く使われているインターネット技術は、地球の裏側の情報を手元のスマートフォンで得られるくらい身近なものとなりましたが、IT業界で扱うネットワークはインターネット技術だけではありません。
代表的なものには、社内で使うイントラネットと呼ばれるローカルエリアネットワークなどがあり、機器と機器を接続する技術全般をネットワークと呼びます。
ネットワークエンジニアの仕事は、サービス開始前にはネットワークの設計構築を担当して、サービス開始後は運用保守を担当します。
ネットワークの仕事の中には、接続して利用できるようにする設計構築と、稼働中のネットワークをサポートする運用保守の仕事があり、どちらもセキュリティについて非常に重大な役目を担っています。
運用保守では、利用者の増大にともなってネットワークを拡充したり、セキュリティに関する更新をするなど、安定したネットワークの維持を担当します。
ネットワークエンジニアの仕事に興味のある人は、もっと詳しく解説した以下の記事もぜひご覧ください。
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保守・運用エンジニアは言葉通りの意味でシステムの保守・運用を受け持ち、システムの不具合修正や小規模の機能追加の対応、システム障害が発生しないようにと対処するための監視を日々継続しておこなう仕事が中心です。
万に一つの確率でシステムが正常でないことに気づかず、障害が発生してしまった場合は、最も小さい限度に抑制するための原状復帰対応をします。
保守・運用エンジニアはシステムの開発工程のうち、上流工程についてもしっかりと理解しており、ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアの認識・理解も兼ね備えているので、システムをすべて考慮に入れた見地で管理できるのです。障害検知と対応・キャパシティ最適化・障害予防などといった共通の知識で管理して、例外なくシステム監視や障害対応を実施できる環境を整備して業務に携わっています。
企業が持つ非常に多いデータを保存したデータベースを管理する業務に携わるのがデータベースエンジニアで、具体的な仕事は設計・開発、管理、運用に区分されています。
設計・開発は、リレーショナルデータベース管理システムを使って、データを保管する方法やキャパシティをいろいろな角度からしっかり考えて開発する業務です。
管理は、データベースに格納されている情報を長い期間にわたって保存するために最適な処理方法を選ぶと同時に、不正アクセス・情報漏洩防止といったセキュリティ関連も網羅します。
運用は、動いているデータベースのデータ破損に備えて予備のデータを複製しておいたり、データベースにアクセスする権限・可能な作業範囲に関する権限を管理する業務です。
データベースの管理に必須とされるSQLの性能などが十分発揮できるようにうまく使えることは言うまでもなく、それぞれのデータベース製品に対する理解も必要です。ビッグデータ時代におけるデータベースはありとあらゆるビジネス活動には欠くことはできず、将来的にもさらに時代の要請が高まるものと予測されています。
情報セキュリティに関する豊富な経験と優れた能力を持つ人物として、サイバー攻撃やシステムエラー発生による情報漏洩の危険性をあらかじめ防止するためのセキュリティシステムの提案・構築に携わるのがセキュリティエンジニアです。
システムにおける安全上の欠陥を詳しく調べあげて事実を明らかにする脆弱性診断や、ネットワーク機器などの挙動とアクセスログを常時監視して、サイバー攻撃の検知と分析をするSOC(Security Operation Center)、コンピューターシステムなどにセキュリティ事故が発生した際に対応するCSIRT(Computer Security Incident Response Team)などはセキュリティエンジニアが受け持つ代表的な業務です。
エンジニアとしての認識・理解やスキルだけでなく、顧客から解決するべき問題のヒアリングをすることも多いため、他者と円滑に意思の疎通ができる高い能力が求められます。
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ネットビジョンアカデミーの特徴
インフラエンジニアの仕事は、ほかのITエンジニアのようにプログラミング作業をするわけではないため、仕事の進め方や作業内容で異なることが多くあります。特に一人の技術者としてキャリアを伸ばしやすい特徴が多いので、将来性にとても恵まれている職種です。
ここでは、実際の作業についてだけでなく、エンジニアとしての業界の立場や仕事の流れなどにも触れつつ、具体的にどのような違いがあるのか主な特徴を紹介しています。
ネットワークやサーバーの技術は安定や安全を第一にするため、インフラ分野はIT業界の中でも技術革新が比較的緩やかです。
インフラの設計構築は、研究や活用方法が十分検討されて実績も多くある技術を武器にさまざまな環境を作り出す仕事なので、インフラエンジニアの技術力はその知識量や実績の数と表現してもよいでしょう。
技術革新が激しいほかの分野のエンジニアは、覚えた技術がすぐに新しいものに置き換わって技術の習得し直しが必要な反面、次々と目新しいソフトウェアを産み出す楽しみがある仕事です。
一方で、インフラエンジニアの仕事は、信頼度の高い技術のもとに着実な作業を積み上げていく、とても安定感のある仕事です。落ち着いて日々の業務をしながら着実に経験を伸ばしていくことができる環境が多いでしょう。
担当するインフラに問題が発生してしまうと、サービス全体すべてが止まってしまうという大きな責任を負うことになりますが、当然その重大な役目には大きな報酬が支払われる傾向があります。
インフラエンジニアとして経験が浅いころは、数十人を対象としたITインフラの整備などを担当して収入も一般的な平均年収程度であることが多いですが、知識や経験が増えるにしたがって、徐々に数千人数万人といった大規模な情報インフラを扱えるようになっていきます。
規模が大きなサービスのインフラを担当すると責任も増大しますが、大規模なサービスを支えているという自負や達成感を味わうことができます。大きなサービスを担当した実績によってさらに頼られるようになっていくため、キャリアを伸ばしている実感が得やすい職種です。
インフラエンジニアの年収は、ほかのIT業界の技術職と同じように、どのくらいのスキルレベルがあるかによって大きく変化します。対応できる分野が多いので、より専門的な知識がある人は、年収1000万円を超えるような人もいる職種です。
インフラエンジニアの初年度年収は300万円ほどで就職してすぐに高収入になる職種ではありませんが、長い時間を掛けて着実に自身の技術力を高めながら、確実に自分の年収も高めていくことができる職種といえます。
これからの情報社会ではITインフラは人びとの生命線でもあり、国や企業から非常に重要視されています。
各企業内でもインフラを扱う専門的な技術者の確保や育成が急速に進んでいる状況なので、IT業界の中でも特に将来性の高い技術職といえるでしょう。
ネットワークやサーバーに関する知識は必須で、企業にアピールできるよう、CCIE・LinuC・ORACLE MASTER・応用情報処理技術者といった上位者向けの資格を取得することを推奨します。さらに価値を高めるため、クラウドに関するスキルを習得するとともに、技術の最新トレンドに敏感でいるべきでしょう。
IT系ニュースサイトに登録したり、雑誌・書籍を読むことで、IT技術に関連した最新の情報を迅速に得られます。
また、SNSはセルフプロモーション(自己PR)の主流となっているため、名高いエンジニアをフォローしたり、フォロワーのブックマークを確かめることで、最新の質が優れたトレンドをキャッチアップできるでしょう。
インフラエンジニアの年収についてもっと詳しく知りたい人は、ぜひ以下の記事もご覧ください。
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インフラとしてのネットワークやサーバーは単体で何かを成すものではなく、必ず何かとつながります。接続先の担当エンジニアを始め、多くの人たちと会議などで何度も話す機会があるため、仕事を続けていくと広大な人脈を形成できる仕事です。情報インフラはソフトウェアの種類によらず必要なこともあり、非常に多くの分野のエンジニアたちと交流します。
顧客と技術者をつなぐ役目を果たすシステムエンジニアやプロジェクトマネージャーと比較すると、より技術面でエンジニアと密接な関係性を築くことができる特徴があります。エンジニアとの人脈を構築しながら、その交流の中で別の分野の技術についても知識を増やしやすいので、総合的な技術力を高めやすい環境にあるとも言えるでしょう。
サーバーやネットワークの構築作業は、プログラミングなどほかのITエンジニアの作業と比較すると短期間で終わることも多いので、空いた時間にさらにほかのプロジェクトにも携わることができる場合があります。
複数のプロジェクトに同時に参加すると、仕事の進め方や日程の調整など大変になることもありますが、より多くの人とかかわりながらさらに技術的な経験も積むことができるため、エンジニアにとって非常にありがたいことです。
アプリケーションエンジニアはプログラミングなど自分の作業が手一杯で複数プロジェクト参加が難しいことも多いですが、インフラエンジニアは複数のプロジェクト参加によって経験や人脈を積み上げやすいので、実績の数やキャリアを伸ばしやすいという特徴があります。
ソフトウェアの対象となる業種や分野によって、プログラミングにはさまざまな知識が必要になることがありますが、サーバーやネットワークのインフラには影響はほとんどないので、インフラエンジニアはどんな業種のソフトウェアの仕事にも携わりやすいという特徴があります。
仕事の過程でその業界の知識を得ることもできるため、技術的な知識だけでなく広い見識を養うこともできるでしょう。
各業界にはいろいろな特徴があり、インフラエンジニアとしてその分野の人たちと交流をしていくことで、新しい発見や楽しい経験をすることは、仕事をしながら人生を豊かにしてくれることにもなります。長く続けていくほどとても広い分野に精通して、より頼られる人に成長できるでしょう。
設計に従って、実際に動くサーバーを作っていく作業を「構築」と呼びます。構築作業は各エンジニアが別々に作業して、各作業完了後に他のインフラ要素などと合わせて動作確認するのが一般的です。
インフラエンジニアの業務内容には、実際に持ち込んだ機器の組立・取付、ソフトウェアの導入から設定までに携わる構築作業があります。こういった業務内容であるため、ITエンジニアとしての基本的な技術を学べることも、インフラエンジニアのメリットです。
構築工程から、システムの正常動作を保守・監視する運用業務を経験しながら、設計・開発などの上流工程を任されるようになっていくので、プロジェクトをマネジメントすべき立場へとキャリアアップしていくことが可能になります。
ITエンジニアとしての、基本的な知識やスキルを習得するために有利な職種といえるので、未経験から目指そうと考えている人にも向いている職種といえるでしょう。
インフラエンジニアはIT業界の技術職なので、仕事をするためには技術的なスキルが必要になります。プログラマーのようにプログラミング言語を習得する必要はほとんどありませんが、インフラに特化した専門的な知識が多く必要です。
ここでは、インフラエンジニアに必要になる技術について代表的なものを紹介しているので、これから目指そうという人はぜひ勉強する内容を決めることなどに役立ててください。
入門する際に必要となるのはITの基礎知識で、コンピュータの基本的な構成・プログラムが動作する仕組みなどを習得します。
加えて、インフラを成り立たせる要素として、サーバー・プロトコルとは何かといった知識は言うまでもなく、現場で利用される独自のツールや機器の設定に関連する知識も習得する必要があるのです。また知識だけではなく、現実の場においてインフラの設定を行うための作業にも触れておく必要があるでしょう。
習得すべき優先順位が高いスキルは、携わる業務によって変わってきますが、幅広く応用が可能なスキルとしてコマンド操作や、バッチファイル・シェルスクリプトの作成、システム障害へ対応できるスキルが挙げられます。
インフラエンジニアの中でも、特にネットワークエンジニアにはネットワークの知識が絶対的に必要になります。サーバーエンジニアでも、サーバーはネットワークに接続して使われるものなので、基本的な知識は必要です。
ネットワークの知識としては、ネットワーク機器やコンピューターなどの物理的なネットワーク接続を含むハードウェアに関する分野と、通信でデータを送受信する技術的な定義である「プロトコル」や関連したソフトウェアに関する分野があり、これらの知識はインフラエンジニアの仕事であるネットワークの設計構築から運用保守のどの工程でも必要です。
利用者のセキュリティ意識は高まり続けているため、安全なネットワークを構築するのに有効な機器や設定などについて、より高い技術力や知識が求められてきています。
サーバーエンジニアはサーバーを専門に扱う技術者なので、各種サーバーについての知識や技術力が必要です。
IT業界で使うサーバーという言葉は、「サービスを提供する役目を持った機器およびソフトウェア」の意味で、サーバーエンジニアにはハードウェアとソフトウェア両方の知識が必要になります。
サーバー機器を動く状態に設定するためには、物理的なコンピューターの接続に加えてサーバーOS(オペレーティングシステム)の設定が必要です。そのうえで、OSの中に必要となるサーバーソフトウェアを入れて各種動作を設定します。
サーバーOSやサーバーソフトウェアはバージョンアップされることもあるので、適切なサービス提供をするために、バージョンによる違いなども把握しておく必要があります。
インフラの世界には近年少しずつですが変化が起きています。仮想化技術が発達するにしたがって、物理的なサーバー機器を使わず、仮想的なサーバーを間借りするようなクラウド方式の活用が進んでいます。クラウドサービスの代表的なものにはAmazonが提供しているAWS(Amazon Web Services)などがあります。
インフラエンジニアには、従来のサーバー設定で必要だった知識とはまったく別の、クラウドサービス内での仮想サーバーの設定知識が求められるようになってきています。
最近では、クラウドに特化した技術者をクラウドエンジニアと呼ぶようになるくらい、今後の情報インフラの世界でのクラウドに対する注目度は高いので、インフラエンジニアには既存の技術力に加えてクラウドについても知識を高めていくのがよいでしょう。
インフラエンジニアが構築する情報インフラは、正しいデータだけではなく、悪意のあるデータや操作まで運ぶ可能性があるため、セキュリティは必ず必要になる技術分野です。
不正なアクセスや大量の通信妨害などに対抗する措置をネットワーク上でおこなって、サーバーに侵入されたとしても操作が簡単にできないように厳しい権限の制限を設けるなど、インフラエンジニアは不測の事態を限界まで想定して、適切な事前措置をしなければなりません。
インフラの技術の活用が進み、多くの技術者が知識や技術力を向上していくと、皮肉なことに悪意のある技術者たちの技術力もまた向上します。インフラエンジニアには、つねに警戒心を持ってセキュリティについての最新情報を追い続けて、安心した情報通信経路を確保する技術力が求められ続けるでしょう。
インフラエンジニアは、ほかのエンジニアとはソフトウェア開発で扱う技術は異なりますが、エンジニア職として同じように技術力とコミュニケーション能力が必要になる職種です。
インフラエンジニアの扱う情報インフラは、ソフトウェアやサービスの中心に位置することもあるので、ほかの技術職以上に確実で間違いのない慎重な正確の人ほど適性があるといえるでしょう。
ここでは、インフラエンジニアの仕事に向いている人について、代表的な特徴を紹介します。
他のエンジニア職と同じく、インフラエンジニアにも論理的な思考は欠かせません。
目標をしっかりと見すえ、達成するために何が必要なのかを考えて最適な手法を導き出さなければ、エンジニアの仕事は完了しません。
特に、インフラは動作環境でもありソフトウェアの実行に欠かすことができない要素でもあるため、各エンジニアの仕事が円滑に進められるように、細かな達成目標を設けて着実に進める必要があります。インフラには必ず相手がいるため、自分都合の思考だけではなく相手と合わせて論理的に積み上げる考え方が必要になるという特徴があります。
目標と期限に対して計画を立てて実行できる人は、エンジニア職への適性があるといえます。
慎重な性格や確認を怠らない性格の人は、インフラエンジニアに向いているでしょう。
情報インフラはソフトウェアの動作環境そのものなので、欠陥があるとソフトウェア全体にとって致命的となります。インフラエンジニアの仕事は、ほかのエンジニア以上に慎重で確実な仕事が求められ、企業やプロジェクトにもよりますが、より安全に進めるために二重三重の確認体制をとることも珍しくありません。
ただし、規定の期限(納期など)に間に合わせることは必須条件なので、慎重になりすぎて時間をかけすぎないことも大事です。期間内でできる範囲で慎重に実行するか、期間を延長してでも慎重に実行するかの判断は、システムエンジニアやプロジェクトマネージャーの仕事なので、自分で勝手に判断せず人との相談や確認も慎重におこなうことが重要です。
技術職なのに体力が必要と聞くと違和感を感じる人も多くいるかもしれませんが、インフラエンジニアには意外と体力が必要になる局面もあります。
もちろんインフラ以外を担当するエンジニアでも、納期が近くなって実装が遅れているときなどは、厳しい環境で仕事をするために体力勝負となる場合もありますが、インフラエンジニアの運用保守の仕事では、障害の緊急対応などが含まれていることが一般的です。障害を早期に復旧するために夜勤になったり、大量の人員が投入されることも珍しくないので、通常業務の中で体力が必要な局面が比較的多いという特徴があります。
夜に強い人や、連続して何かを続けられる体力があるような人は、インフラエンジニアに必要な適性があるといえるでしょう。
ネットワークエンジニアの夜勤事情について詳しく解説している以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
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インフラエンジニアの仕事はほかのアプリケーションなどとつながるサーバーやネットワークを作り上げる役目でもあり、接続相手を担当するエンジニア達と必ずさまざまなコミュニケーションを取ることになります。
会話が得意という意味ではなく、相手の技術者と分野を超えて円滑な意思疎通をとることができるという意味で、インフラエンジニアには高いコミュニケーション能力が求められます。知らない人に何かを説明するのが得意な人は、エンジニアにとても向いています。
インフラエンジニアは多くのプロジェクトで面識のない人とも交流することが多いので、初対面の人とも短い期間で良好な関係を築くのが得意な人も、インフラエンジニアへの適性があるといえます。
情報インフラ技術は、ほかのIT技術と比較して比較的技術革新が緩やかな業界ではありますが、インフラエンジニアにとってもIT分野への興味は重要な適性要素の一つです。
設定したサーバーやネットワークには必ず接続相手があり、その相手の技術は目まぐるしく変化し続けています。接続相手に変化があると、提供するインフラの最適解も当然変化してきます。
接続相手に最適なインフラを提供するためにも、IT分野全般に関してどのような動きが起こっているのか興味を持って情報収集できる人のほうが、仕事で活躍できるでしょう。
ITインフラ技術自体も新しいサーバーソフトウェアやネットワーク機器なども登場してくるので、それらに興味を持って楽しく取り組める人はインフラエンジニアに向いています。
IT業界のエンジニアにはさまざまな種類がありますが、インフラエンジニアのキャリアパスは、プログラミングを使ってソフトウェアを作るエンジニア達とは少し違っており、特に技術や人をつなぐ方向に伸ばしていきやすい特徴があります。
ここでは、インフラエンジニアとして経験を積んでいった先には、どのようなキャリアパスがあるのか代表的な例をいくつか紹介します。
インフラエンジニアとして経験を積んでいきながら、さらに高い技術を身に付けていく形は、最も代表的なインフラエンジニアのキャリアパスです。エンジニア職では、技術を極めていくキャリア形成はとても一般的で、技術力の向上とともに着実に収入も上がっていって、非常に安定感があるのが特徴です。
この道を選ぶのであれば、技術についてしっかりと原理を理解して、より高度な活用方法と効率の良い運用方法をつねに追い求めていきましょう。
他のインフラエンジニアよりも優れた技術力があることが非常に重要ですが、ともに一つのソフトウェアやサービスを作り上げるエンジニアや企業などと親密な人脈があることも重要です。より高度な仕事でエンジニアキャリアを伸ばすためにも、技術力だけではなくエンジニアとしての能力全体を伸ばしましょう。
インフラエンジニアは、サーバーやネットワークというソフトウェアの中心的な役割を担う部分を担当するため、ほかのエンジニア以上にプロジェクト全体を捉えながら仕事をします。全体的な知識や技術力を高めながら、ほかのエンジニアとの人脈を形成していくと、システム全体を設計する立場であるシステムエンジニアへのキャリアアップもできます。
システムエンジニアの設計業務では、インフラに限らずソフトウェア全体のシステムを設計することになるため、インフラエンジニアとして働いている間にも興味を持って幅広い知識を身に付けていくことが大事です。
知識不足で解決できない問題に対しても、専門の技術者に相談したり、顧客と調整するといった臨機応変な対応ができるように、信頼できる人脈を作っておくことはとても大切です。
システムエンジニアについてもっと詳しく知りたい人は、ぜひ以下の記事もご覧ください。
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インフラエンジニアはその役割の関係で全体を見渡すことが多いので、プロジェクト全体をつなぐ立場であるプロジェクトマネージャーの視点に共通していることが多くあります。
プロジェクトを管理するプロジェクトマネージャーには、技術的な知識だけではなく、お金の動きを理解して正しく判断する能力も必要になります。機械の調達や人の動員にはコストもかかることを意識しながら、予算やスケジュールと調整しつつプロジェクトの完了を目指す仕事です。
正しい判断能力を養うために、インフラエンジニアとして自分の業務に取り組みながら、自分のかかわっているプロジェクトがどのように調整・管理されていっているのかを見て、理解できない部分は確認するなどの工夫をしていきましょう。
プロジェクトマネージャーに興味のある人は、ぜひ以下の記事もご覧ください。
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インフラエンジニアのキャリアパスには、IT技術の活用やIT資産の運用をアドバイスする立場であるITコンサルタントの道もあります。
ITコンサルタントになるためには、広い技術的な知識があることは絶対条件ですが、自分の技術力を正しく評価してくれるような、信頼関係を築けている人脈があることは非常に重要です。
インフラエンジニアとして仕事をしながら、顧客のことをしっかりと考えて行動して、確固たる信頼関係を築いていきましょう。自分の担当分野ではない相談にも親身になってともに解決に向けて努力すると、顧客からの信頼も得やすく、さらに頼られて何でも相談される関係性になっていくと、ITコンサルタントへの道も拓けてきます。
問題解決の過程でも技術的な内容も含めて広い知識が身に付くので、自分の仕事の境界を気にせず、できる限り顧客や周りの人のために動きましょう。
インフラエンジニアの仕事では実力が重要視され、特別な資格はほとんど必要になりませんが、国の仕事などは一部例外もあります。
インフラエンジニア就職に有利な資格一覧 | |||
---|---|---|---|
資格名 | 試験種類 | レベル(ITスキル標準) | 試験内容 |
基本情報技術者試験 | 国家試験 | レベル2 | IT分野全般について |
LPIC | ベンダーニュートラル試験 | レベル1~レベル3 | サーバーエンジニア (Linuxシステムの構築・運用・ 保守の技術力を問う) |
AWS認定 | ベンダー試験 | レベル1~レベル3 | アマゾンのクラウド サービス(AWS)について |
Microsoft認定資格 | ベンダー試験 | レベル1~レベル4 | サーバーエンジニア (Windowsシステムの構築・ 運用・保守の技術力を問う) |
シスコ認定資格 | ベンダー試験 | レベル1~レベル4 | ネットワークエンジニアについて |
オラクル認定資格 | ベンダー試験 | レベル1~レベル3 | オラクルデータベース の運用・管理など |
就職においても資格が必須条件になることは稀ですが、資格を所持していると自分の技術力を確実に伝えられるので、正しく評価してもらうことに役立てることができます。
ここではインフラエンジニア就職において有効な資格をいくつか紹介しているので、就職を考えている人はぜひ資格取得についても検討してみてください。
数あるIT関連の資格の中でも、特に全般的に広い知識や見識が証明できる「基本情報技術者試験」は、インフラエンジニアに限らずIT業界へ入る人すべてにおすすめできるとても優秀な資格です。
この資格は未経験の人でも、勉強の過程でIT業界全般の知識を深めることができて、試験はすべて選択形式なので、過去問などでしっかりと知識をつければ取得難易度もそれほど高くはありません。
情報インフラに優れた技術が証明できる資格ではありませんが、就職試験などでは情報産業全般について広く理解していると評価され、就職後もプロジェクトの人選や初対面の人への技術力の証明になるなど、仕事で役立つ場面も多いでしょう。
以下の攻略ガイド記事も参考にして、ぜひ取得を検討してみてください。
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「基本情報技術者試験は、エンジニア就活する上で有効?」「基本情報技術者試験をとると、どんないいことがあるの?」エンジニアを目指す人...
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LPICは、サーバーでよく使われるLinuxというOSに関する認定資格で、LPIという機関が発行しています。Linuxの認定資格としては最大規模で、サーバー業界の認知度も高いので、サーバーに関して高い技術力を証明することに役立てることができます。
社会的にも情報インフラへの注目度が高まっている傾向があり、企業によってはこの資格の取得に向けた奨励金や給与への手当金制度がある場合もあります。
特にサーバーエンジニアはLPICの知識をそのまま仕事に活かしやすいので、就職時点で取得している人は、即戦力として大いに期待されるでしょう。これからの情報インフラ分野で活躍をすることを考えるのであれば、ぜひ取得を検討したい資格の一つです。
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独自のサーバーやネットワークを構築するオンプレミス構成から、徐々に仮想化技術を活用したクラウドの利用が広がり、それにともなって仮想化技術についての技術力が証明できる認定資格も登場してきています。
AmazonのAWS(Amazon Web Services)は操作画面は難解ですが設定できる項目が多いので、柔軟な仮想サーバーを構築することが可能で、業界の中で活用する機会が非常に多くなっています。
AWSの操作について熟練した技術者であることをAmazonが証明するAWS認定資格は近年非常に注目されており、今後のIT社会ではいっそう有効度が高まるでしょう。
特にこれから数年の間は、企業で既存のサーバー構成をクラウド移行しようと検討する可能性も高いので、AWS認定のようなクラウド知識を持った技術者は、採用段階で注目されて有利となるでしょう。
サーバー業界でLinuxと双璧を成すのが、私たちが一般的に使っているWindowsのサーバーOSです。Microsoft社が認定するMOSという資格には、Azureなどサーバーの仮想化に関する技術分野が含まれているものがあり、これらはインフラエンジニアとしての技術力を証明するのに役立てることができます。
Linuxと比較するとWindowsのサーバーは社内のサーバーや限定的な利用者に向けたサービスで使われることが多い傾向にありますが、導入に費用がかかる反面信頼も厚く、サーバー業界でもいまだ根強い人気があるOSです。
特にサーバーエンジニアを目指す人はLinuxとWindowsの両方どちらも扱えると担当できる仕事の幅が広がることもあり就職試験では非常に有利になるので、面接で熱意や技術力を伝えるとともに、ぜひIT資格の取得で実力を証明しましょう。
ネットワークに関するIT系資格の中で、就職で役立つ資格としてはCISCO社の認定資格が挙げられます。
CISCO社のネットワーク機器はITインフラの中で活用されることが非常に多いため資格の認知度も高く、資格に含まれる技術的な知識には実用的なものが多いので、就職試験では即戦力としても期待されて、効果が非常に高いのが特徴です。
CISCOの認定資格にはいくつかの段階が設けられており、未経験の人やこれからIT業界に入ろうという人は、まずはCCNAの取得を検討するのが良いでしょう。勉強の過程でネットワークに関する基本的な知識が習得できて、合格すれば就職にも有利になるため、インフラエンジニアを目指すうえでの無駄がまったくありません。
ネットワークに特化した資格なので、ITインフラに対する関心や熱意を伝えることにもなり、インフラエンジニア就職ではとても効果的です。
CCNP試験ではネットワークの領域でも、水準が高い認識・理解を習得しているかどうかが試されます。
実際の業務で必要とされるスキルと同程度であることから、実務に有用なスキルを習得しているかを問われていると考えていいでしょう。
ネットワークの応用的な知識に関する問題では、複雑な内容が出題されるので、ある程度の認識・理解・スキルがないと難しいでしょう。CCIEの筆記試験は、CCNPと同様なものが使用されてされているので、難易度は同程度ですが、ネットワークの知識を実際の事柄に当てはめて用いる知識が要求されています。
難易度に大きく影響を及ぼしているのはラボ試験で、CCNPと比較すると難易度がかなり高くなっているのです。
CCNAについてさらに詳しく解説した以下の記事も参考に、ぜひ取得を検討してみてください。
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サーバーエンジニアの仕事ではデータベースを扱うことが非常に多いため、データベースに関する技術力が証明できるOracle MasterというIT資格もオススメです。
Oracle社はデータベースソフトウェアの一つを提供しているベンダーですが、Oracle Masterの資格の中にはデータベース全般の技術が広く含まれているため、データベースの技術力が一定以上あることが証明できます。
Oracle Masterには難易度によっていくつかの段階が設けられていて、自分の実力にあった資格に挑戦できます。高い技術力を得ることができれば、インフラエンジニアからデータベースエンジニアなどへの転職にも役立つほか、サーバーエンジニアとデータベースエンジニアを兼務するなどで、大きな仕事と報酬を受け取ることにもつながるでしょう。
エンジニアの就職においては、経験者の技術力や過去の実績などが高く評価されることが多いので、未経験の人は合格率を高めるために努力や工夫をしっかりとおこないましょう。
ここでは未経験からインフラエンジニアを目指す場合に、合格率を高めたり将来のキャリアのためにオススメの方法をいくつか紹介しているので、ぜひ参考にして就職活動に役立ててください。
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サーバーエンジニアやネットワークエンジニアの求人では、運用保守要員を募集していることがあります。未経験の状態でインフラエンジニアを目指す場合には、運用保守に必要になる基本的な知識を身に付けてから、運用保守要員を募集している企業から就職先を選ぶことで、合格率を高められます。
運用保守の仕事は設計構築と違って、まだ存在しない新しいものを考えて作り上げるのではなく、既存のシステムを理解して決められた作業をすることが多いので、未経験でもできる内容がほとんどです。
最終的には設計構築の工程も担当できるようになることを目指して、運用保守の仕事をしながらサーバー機器やソフトウェアがどのように使われているのかを確実に理解するために、わからないところは上司や先輩に確認して、自分の技術力をさらに高めていきましょう。
IT業界のエンジニア募集の中には、条件の項目などに未経験者も採用することを明記している場合があります。未経験可として求人を出している企業では、採用時点では適性で人材を判断して雇用して、採用後に必要な教育制度を設けていることも多いため、インフラに興味があり基礎的なことが理解できていれば、十分採用される可能性があります。
この方法で大事なのは、就職の面接試験などで適性があると判断されることなので、インフラへの熱意や意気込みもしっかりとアピールしましょう。インフラに関連したCCNAなどの資格取得は非常に有効なので、自身の実力を高めてぜひ取得を検討してみてください。
就職先を選ぶ段階で企業のホームページなどで情報を調べると、得意な領域や目指している方向性といった、将来的な傾向を把握できます。世の中に提供している領域が異なると、要求される認識・理解も変化して、将来的にキャリアアップできる領域や方向性もある程度決まってくるのです。
自分が目標としているイメージに近い企業を選択できるように、できる限り詳細に就職を希望する企業の情報を調べましょう。企業のホームページでは、これまでにリリースしてきた自社製品などを実績として掲載しているページが設けられている場合があります。
自社製品をリリースすることをどの程度重視しているかどうかは、インフラエンジニアの将来に大きな影響がある要素だからです。
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インフラエンジニアには、ネットワークならびにサーバーに関連する認識・理解はとても必要で欠かせません。。
そのため、まず最初にサーバーもしくはネットワークに関連する職種で、未経験であっても必要な人材を集めている企業へ積極的に応募して、そこで実際の具体的な仕事に携わりながら知識や技能などを得ることをおすすめします。
まったくの未経験からの転職であったとしても、優れた経験を重ねて増やしていけます。
どちらからエンジニア業務を始めたとしても、サーバーもネットワークのどちらの仕事もすることが可能になっているのが、インフラエンジニアの理想とされるあり方と考えるのがいいでしょう。
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エンジニアの技術力を高めるサポートしてくれるITスクールでは、仕事で役立つ技術を教えてくれるだけでなく、就職に有利になるIT系資格の取得をサポートしてくれることが多いので、就職という目標が明確なのであればとても時間効率に優れています。
ITスクールの中には、技術力向上のサポートに加えて、就職先の斡旋や面接の練習などまでサポートしてくれる場合があるので、自分に合ったスクールを選びましょう。
特にIT業界が未経験の場合は、技術力だけでなく面接で質問されることに不安があったり、就職先の選び方で悩むことも多いですが、サポートのプロであるスクールの方々に支えてもらえることはとても心強く、目指すエンジニア就職に全力を尽くせる環境になるので非常にオススメです。
一見するとどのスクールも似通った特徴ばかりですが、各々のスクールがオリジナルの取り組みを進めています。
スクールを選ぶうえで料金はとても大切なことですが、安価な料金だけを基準にしてスクールを選ぶことはかなり危険です。
通学しようと考えているスクールは価格だけでなく、授業・講師・サポート内容が料金に見合っているかどうかを基準に選ぶといいでしょう。自分に合っているスクールを選ぶために、カリキュラムの内容も、見落とせないポイントのひとつです。
特に、学びたいことが曖昧な人は担当者に対して、実現したいことを率直に伝えてみることで、スクール側が実現したい目的を把握でき、適切なカリキュラムを組んでくれるでしょう。
インフラエンジニアになるためには、技術の習得や就職試験の対策などさまざまなことが必要になりますが、特にIT業界が未経験の場合などは具体的にどのようなことを実施していけば良いのか悩むことも多いでしょう。
ここでは、インフラエンジニアとして仕事ができるようになるためには、どのようなことに気を付けていくべきなのか、重要な点をわかりやすく紹介しているので、ぜひ参考にして役立ててください。
現代はIT社会と言われるくらいITの活用は進み、技術に関する情報も書籍やネットなどで比較的簡単に多くの情報を入手できます。インフラエンジニアを目指すのであれば、それらの情報を読んで理解したつもりになるのではなく、必ず自分で触ってインフラ(ネットワークやサーバー)がどういうものかを体験することが大事です。
サーバーやネットワークの機器を実際に準備するのは大変ですが、現在はレンタルサーバーなどのサービスも多くあり比較的安価にインフラに関する環境が準備できるので、勉強にかける費用と相談しながら、できるだけ多くのことに触れてみましょう。
実際に触れてみると、思い通りに行かないことなども発生して、それらの解決を含めた実体験を通して知識が確実なものとなり、苦労を乗り越えるその過程は実際の仕事でも必ず役立ちます。
サーバーやネットワークの構築について勉強する場合には、仕事で実際に使われることが多い実用的な技術から習得しましょう。
実際の業務を想定しWebサーバーなどを構築しながら、その過程で勉強を進めていくと、作業に必要な知識を得られるだけでなく、どの程度の時間がかかる作業なのかも把握できるとともに、出来上がったサーバーをほかの勉強に役立てることもできるため、とてもオススメです。
IT業界が未経験の場合は、インフラエンジニアの業務の想定が難しいことなどもありますが、今はネットなどでも情報を収集できるのでそれらを自分で調べたり、業務に即した知識を教えてくれるITスクールを活用するのも良いでしょう。
技術的なことだけではなく、普段の生活や仕事の中でもさまざまなことを確認する習慣を付けましょう。
インフラエンジニアの仕事は、2重チェック三3重チェックしても足りないくらい、確実性がとても大事な仕事です。インフラエンジニアを目指すのであれば、何事でも失敗がないように、正確で几帳面な進め方を心掛けましょう。
最初は時間がかかってしまう確認作業も、習慣にしていくことで徐々に時間を短縮したり効率を上げる方法が見えてくるものです。自分なりに工夫した確実な方法や考え方は、就職の面接や現場の仕事で高く評価されるでしょう。インフラエンジニアを目指す人はぜひ少しずつでも挑戦してみてください。
インフラエンジニアの業務ではプログラミングをする機会は多くありませんが、プログラミングについての知識は役に立つことが多くあります。
特に、自分が構築したインフラ(サーバーやネットワーク)の動作確認する際などに、人の手を借りることなく自分でできると、業務にかかる時間や人的コストを大幅に削減できるので、現場ではとても重宝されます。
他の人が設定したものを確認することにも使えて、ほかの技術者からの質問に回答することにも知識が役立つ場面は非常に多いので、インフラに関する技術的な知識を習得するだけではなく、できれば少しでもプログラミングの世界に触れましょう。
エンジニアの就職試験では筆記試験と面接試験がおこなわれることが多く、その中でも特に面接試験は重要です。企業側もエンジニアとしての適性や、現在の技術力を見極めるために、面接を複数回おこなうなど力を入れていることも多くあります。
経験者の場合には、スキル・技術を確かめるための技術面接が実施されることが多いので、経験をアピールするには、自分が開発したものを提示することが効率的です。開発する際に使った言語や開発に費やした期間などを洗い出して、面接で問いかけられたら答えられるようにしておきましょう。
未経験から採用する場合は、入社後に研修を実施することを前提条件とした採用の企業が多いため、進んで物事をなしとげようとする気持ちや、他者と円滑に意思の疎通ができる能力などをアピールするのが効果的です。
IT関連の認識・理解は遅かれ早かれ必要となるので、独学であっても勉強しておくことは大切です。必要な知識や資格などを習得するためには言うまでもなく、仕事に対する意識の持ち方や旺盛な意欲をアピールするのに効果が高いでしょう。
インターネットはこれからの社会では欠かすことができない重要な情報インフラなので、ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアは、IT業界の技術職の中でもとても将来性が高い職種です。
インフラエンジニア就職に成功した後も、活躍し続ける技術者であるために慢心することなく自分を高める努力をしていきましょう。ここではインフラエンジニアになった後に、どのようなことに努力していくのがよいのかを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
インフラエンジニアの仕事は、安定している反面、同じことの繰り返しのようになる傾向があるため、十分な技術さえあれば勉強して新しい技術を習得しなくても、日々の仕事に支障がないこともあります。
将来的にもっと高度な仕事にかかわったり、高い収入を得たいと考えるのであれば、同じ仕事の繰り返しであっても、新しいことに少しずつでも自己投資していきましょう。
使ったことがない機能や設定を使ってみるという比較的簡単な挑戦から、少し大変ですが扱ったことのない機器やソフトウェアを仕事で使えるレベルに習得するなどを積み重ねていくと、長いエンジニア人生の中で格段に技術力が高まるようになります。
IT系の資格の中には、取得が非常に難しいとされているものがいくつかあります。
国家資格の中では高度情報技術者資格に分類されている「ネットワークスペシャリスト」や「データベーススペシャリスト」といった資格は、インフラエンジニアにとって非常に名誉ある資格です。
仕事をしながらの勉強は大変ではありますが、日々の業務の経験を活かして、技術力を形として証明できる資格取得に挑戦してみましょう。
また、ネットワークに関しての難関資格には国家資格だけでなく、CISCOのCCNPなども挙げられます。知識が豊富な優れた技術者であることが証明できるCCNPは、高度な情報インフラ整備の仕事における条件になるほど信頼性の高い資格なので、ぜひ取得に挑戦してみましょう。
これらの難関資格について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
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ネットワークやサーバーという自分の担当だけではなく、ほかのエンジニアが担当している分野についても興味を持って知識を付けていきましょう。特に将来的にはクラウドなどの活用がさらに進むことも予想されるので、少しずつ形態が変化していくITインフラ業界に取り残されないように、広く深い知識を身に付ける努力が必要です。
知識が多くなってくれば、サーバーエンジニアとネットワークエンジニアを兼務できるなど、現場での仕事も増えて報酬も高まり、確実にエンジニアキャリアを伸ばしていくことができます。
自分の技術力を高めるためだけでなく、興味を持ってほかのエンジニアと交流をとることは、人脈形成にも大いに役立ちます。インフラエンジニアの仕事は、ネットワークと同じように人とつながって始めて形になる仕事なので、人とのつながりもしっかり大事にしていきましょう。
インフラエンジニアの仕事は、人に頼られソフトウェアやサービスを支えるとてもやりがいのある楽しい仕事です。
少し地味に感じる部分も、陰ながら支えている実感と大きな仕事の達成感なので、実際になってみるとまったく違った印象になるでしょう。これからのIT社会ではインフラに関する技術職は将来性も高いので、本当にオススメの職種です。
必要になるスキルを習得して、ぜひインフラエンジニアを目指していきましょう。
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仕事内容を細かく分けた場合、クラウドエンジニアや保守・運用エンジニアも同じインフラエンジニアとしてあげられます。
クラウドサービスが登場したことで、自社で物理的なインフラを調達・管理するオンプレミスから移行する需要が増加しました。そのクラウド環境の構築・クラウド環境への移行などを専門とするのが「クラウドエンジニア」です。
また、「保守・運用エンジニア」はシステム開発における上流工程についても理解しており、ネットワークエンジニア・サーバエンジニアのスキルもあるため、統合的な観点で保守・運用業務に携わっています。
このようにインフラエンジニアの分類は複雑で、より需要のある領域に限定して、専門化したエンジニアも存在しているのです。