
CCNAの合格点は? 試験改定後の傾向や勉強方法を解説
2022.04.27
インフラエンジニアの勉強を始めようと思っている人の中には「独学でインフラエンジニアになれるのか?」とか「独学で始めたいけど、何をしたらいいかわからない」と少し不安を感じている人もいるのではないでしょうか?
この記事では、独学でインフラエンジニアに必要な知識やスキルを身につけるための方法を紹介します。これからインフラエンジニアの勉強を始めようと考えている人はぜひ参考にしてください。
目次
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初めてインフラエンジニアの勉強を始める人は、どういった内容を学べばいいか理解するために、まずは主な業務内容と業務環境について理解しておきましょう。
インフラエンジニアはネットワークやサーバーを構築して管理するのが主な業務です。ネットワークやサーバーを外部の攻撃から守りシステムを安定して管理するためにはセキュリティの知識も必要になってきます。
また、ネットワークやサーバーを構築する環境は「オンプレミス」と「クラウド」の2種類に分かれます。
ネットワークやサーバーを構築したり運用する環境がクラウドになるか、オンプレミスになるかは業務環境によります。たとえば、社内の情報はセキュリティのために自社で管理ができるオンプレミスを選択して、それ以外の部分でオンプレミスで運用コストがかかるものはクラウドを使ってコストを削減することもあるでしょう。
そのため、インフラエンジニアとして業務をするためには、ネットワークやサーバーの構築と運用がただできるだけでなく、セキュリティに関する知識や技術も織り込まなければなりません。そのうえでオンプレミス環境とクラウド環境のどちらにも対応できる必要があるのです。
インフラエンジニアの仕事内容についてはこちらの記事で紹介しています。
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いま説明した通り、インフラエンジニアになるためには「ネットワーク」「サーバー」「セキュリティ」の3つの知識とスキルが必要になります。ここでは、これらの中でもまず最初に身につけておきたい最低限の知識とスキルについて紹介します。
独学を始めるにあたってどんなことを勉強したらいいか知るために、まずは、インフラエンジニアに必要な知識やスキルを理解しておきましょう。
インフラエンジニアとして業務をしていくためには、ネットワークやサーバーのITインフラ全般の知識は必要になります。さらにネットワークやサーバーを安全に管理していくためには、ITセキュリティの知識も当然必要です。ここでは、必要な知識をネットワーク、サーバー、セキュリティの3つの分野に分けて、それぞれ最初はどんな基礎知識を身につけたらいいか紹介します。
また、初めて独学をする人の中にはネットワーク、サーバーなどインフラエンジニアになるためには覚えることがたくさんありそうで不安になる人がいるかもしれません。しかし実際に業務をおこなっているインフラエンジニアでも、ネットワークに強いエンジニアや、サーバーに強いエンジニアなど自分の得意不得意はさまざまです。
そのため、最初からすべてを理解しようとするのではなく、自分の興味のあるところから勉強を始めてみるので良いでしょう。
初めてネットワークの勉強を始める人は「OSI参照モデルとTCP/IPスタック」「進数変換」「プロトコルの動作フロー」の3つを最初に理解しましょう。
ネットワークは同じ階層、同じプロトコル同士で通信するのが基本で、「OSI参照モデルとTCP/IPスタック」はネットワークを理解するためには最初に確実に理解しておかなければなりません。
「OSI参照モデル」はコンピュータの通信機能を7つの階層に分けた標準のモデルで、「TCP/IPスタック」はインターネットの通信で使用されている階層モデルです。業務では階層モデルの理解を前提に会話が飛び交います。
たとえば、ネットワークで障害が起こった場合に「L1はつながっているけど、L2で通信ができない」「ネットワークがつながっているけどアプリが通信できない」と連絡を受けてその障害の対応をするとします。この場合、どこの階層で問題が起こっているのか、障害の原因を調査するためには「OSI参照モデルとTCP/IPスタック」の知識は前提として必要になります。
そのほか、進数変換はIPアドレスを割り当てたりするときに必要になり、プロトコルの動作フローの理解はネットワークの通信を制御するために必要です。
サーバーはWindowsOS上で作られる場合とLinuxOS上で作られる場合の2つに分けられます。
WindowsOS上でサーバーを作る場合はマウスでクリックして設定するGUI(グラフィカル・ユーザー・インタフェース)ですが、LinuxOS上でサーバーを作る場合はコマンドで操作するCUI(キャラクタユーザー・インター・フェイス)です。そのため、LinuxOS上でサーバーを作る場合はLinuxコマンドを理解しておく必要があります。
また、サーバーを作る場合は「プログラミング言語を使った開発が必要になるサーバー」と「サーバーアプリケーションをインストールして設定するサーバー」の二種類に分かれます。インフラエンジニアが構築するサーバーは後者で、サーバーアプリケーションの知識が必要です。
「サーバーアプリケーションをインストールして設定するサーバー」には、DNSサーバーやWebサーバーなどがあります。DNSサーバーを構築する場合のサーバーアプリケーションにはBindやPowerDNSがあり Webサーバーを構築する場合はApacheやnginxなどがあります。
最初はネットワークでよく使われるDNSサーバーやWebサーバーの知識から身につけるとよいでしょう。
セキュリティは非常に奥が深いですが、インフラエンジニアが実装するセキュリティは「どことどこを通信させて、誰にアクセス許可を与えて、どんな実行権限を与えるか」が基本になります。
具体的には、ネットワークのセキュリティであれば「どのIPアドレスとどのIPアドレスを通信させるのか、または拒否させるのか」、サーバーのセキュリティであれば「どのユーザーにログインを許可させて実行権限をどこまで与えるのか」が基本になります。
そのほか、セキュリティの実装には通信における暗号化の知識も必要になります。暗号化にはたくさんのアルゴリズムが存在しますが最初は「共通鍵暗号方式」「公開鍵暗号方式」「デジタル署名」の3つの知識から習得すると良いでしょう。
キャリアアドバイザー
杉田 早保
未経験者の場合、ネットワークの仕組みやなぜ通信ができるのかといった基本的な部分が理解しにくいといった声が多く聞かれます。
まずは「OSI参照モデル」という7つの階層があることに加えて、階層ごとの役割について理解することが重要です。ネットワークは7つの階層が適切につながることで成り立っています。
ここを理解しておけば、ネットワーク通信の仕組みが理解でき、さらに通信できない際に「どこの階層で問題が起こっているのか」がわかり、通信ができなくなっている原因を見つけることが簡単になります。
知識を身につけたら、どんな技術スキルが必要かも併せて理解しましょう。インフラエンジニアには、ネットワークやサーバーの知識だけでなく構築するスキルも必要です。
ここではインフラエンジニアになるために最初に身につけておきたい4つの技術スキルについて紹介します。
また、ここで紹介する4つの技術スキルは、実際にインフラエンジニアになったあともその後のキャリアパス実現のための軸になります。インフラエンジニアになったあともここで紹介する4つの技術を中心に勉強を続けて、さらに技術スキルの幅を広げていきましょう。
オンプレミスの環境でネットワークを構築する場合は、CiscoやJuniperなどネットワーク機器メーカーから販売されているルーターやスイッチなどを設定して作っていきます。クラウド環境だとAWSではVPCやELBなどのサービスを使ってクラウド上にネットワークを作っていきます。
そのため、CiscoやJuniperなどネットワークの構築でよく使われる製品の設定スキルや、クラウド環境でITインフラを構築する場合に使われるサービスの設定スキルが必要です。
またこの場合はコマンドや方法の丸暗記では正しく「身につけた」とはいえません。それぞれのプロトコルがどんな動作をしているか技術的に理解するようにしましょう。そうしてはじめて正しく設定スキルを身につけたといえます。
サーバーを構築する場合は、まずはサーバーアプリケーションのインストールから始まります。インストールする際はWindowsにインストールするのか、Linuxにインストールするのか、インストール前に、OSに対応するバージョンや種類を確認しなければなりません。
なぜならインストール方法はWindowsとLinuxで大きく異なるからです。Windows Server はGUIでインストールしていきますが、Linuxの場合はインストールから設定まで、コマンド操作とテキストファイルの編集です。そのため、Linuxの場合はLinuxコマンドのオペレーションスキルは必須で身につけなければなりません。
Linuxの知識やスキルを身につけたいと考えている人は、LinuxのOSに関する知識とコマンド操作を習得できるLPICの勉強を始めるのもいいでしょう。
LPICで身に付くスキルや勉強方法については以下の記事で詳しく解説しています。
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クラウド環境でサーバー構築する場合、そもそもあらかじめ決まった仮想環境が準備されているため、インスタンスを起動するだけでサーバー構築の環境が整います。しかし、オンプレミス環境で新しくコンピューターにサーバーを構築する場合は、仮想環境を作るところから始まるため、仮想OSのインストールや設定スキルが必須になります。
1台のコンピューターに1つのサーバーを立てるということは基本的にせずに、リソースを有効活用するために、1台のコンピューターに仮想OSを入れて、仮想OS上にそれぞれのサーバーに必要なリソースを割り当てて複数運用するのが一般的です。そのため、仮想化の構築から仮想OSの設定のスキルが必要です。
そのほか、開発環境に必要なミドルウェアなどを準備するのもインフラエンジニアの業務範囲です。
キャリアアドバイザー
杉田 早保
もう少しかみ砕いていうと、仮想環境でサーバーを構築することによって、仮想サーバーの容量を柔軟に拡張できたり、物理サーバーに障害が発生した際にすぐに仮想サーバーに切り替えて運用できたりなど、運用面で多くのメリットが得られます。
さらに、仮想環境であれば1つの管理画面から複数のサーバーを管理することもできます。近年、仮想化を実現する技術や製品は増えています。だからこそインフラエンジニアにはこれらの技術や製品の特徴を理解して、柔軟に現場に活用することが求められつつあるのです。
近年はITインフラの構築にクラウドサービスを使うケースが増えてきています。そのため、インフラエンジニアにはクラウド上でネットワークやサーバーを構築するスキルも必要になります。
クラウドの中でもAWSを使うケースが多くなっているため、AWSクラウドを使ったITインフラの構築スキルはもっておくべきといえます。
AWSではさまざまなサービスが提供されていますが、最初はVPCでネットワークを作って、EC2を使ってサーバーを作るところからはじめると良いでしょう。
また、令和3年に総務省が発表した「企業におけるクラウドサービスの利用動向」によると、企業のクラウド利用率は増加傾向にあるので、クラウドを使ったインフラ構築のスキルは今後ますます求められるでしょう。
クラウドを使ったITインフラの構築スキルを身に付けておくとインフラエンジニアとしての仕事の幅も希少価値も大きく上がるので積極的に身につけていきましょう。
クラウドエンジニアの将来性や年収についてはこちらで解説しています。
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「未経験からインフラエンジニアに転職したいけど、何を勉強すればいいかわからない」という悩みを持っている人は、まずは資格取得をめざしてみてください。資格を持っていれば未経験でも「知識がある」という証明になります。
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結論から言うと、独学でインフラエンジニアになることはできます。しかし独学にはメリットとデメリットがあります。
何をメリットやデメリットと感じるかは個人の環境によりますが、ここでは独学のメリットとデメリットについていくつか例を挙げて紹介するので、初めてインフラエンジニアを勉強する人は自分の環境と合わせて参考にしてみてください。
独学のメリットといえばやはり自分の裁量で好きなように勉強ができることです。スケジュール管理から勉強の方法まですべて自分のペースでできるため精神的にもプレッシャーを感じることなく、気楽な気持ちで勉強ができます。
スケジュール的にちょっと間に合わないと感じれば自分の好きなようにスケジュール変更もでき、疲れたときはいつでも休むことができます。
また、スケジュールを特に立てなくても、自分が楽しく勉強をやりたい、のんびりやりたいなどといった、目標設定も自由です。
独学のメリットについて例を挙げてさらに詳しく解説します。
時間に縛られずに自分の好きなタイミングで勉強ができるのは一番の大きなメリットでしょう。特に自分の裁量で時間を有効活用して勉強ができるため、自分の努力次第で勉強の効率をアップすることもできます。どんなスケジュールを立てるかも自由です。
たとえば、平日の昼間に仕事をしている人であれば勉強時間は平日の夜または土日に限られてきます。そんな時にいつ勉強しようか、平日の夜は仕事で疲れたから勉強を土日にすると自らの都合やタイミングを鑑みてスケジュールを立てることができるのです。そのほか、朝の通勤時間の電車の中で勉強したり、会社の昼休みの時間を使ったりと、自分の空いた時間を有効活用ができるのは独学の大きなメリットです。
初めて何かを勉強するときはやはり教材選びがポイントになってきます。前提知識がある人とない人では、使う教材の難易度も変わってきます。使う教材を自分の勉強の度合いに合わせて自由に設定できるのもメリットです。
たとえば、ITインフラに関してまったく知識がないので自分のレベルにあった入門レベルの教材を自由に選びたい人や、前提知識はないけれども最初から難易度の高い教材に挑戦してハイレベルな知識やスキルを身につけたいと考えている人などさまざまな考えの人がいるでしょう。独学の場合、個人の方向性に合わせて合う教材を選択できるのです。
また、インターネットで勉強したい人や書籍で勉強したい人など、勉強のスタイルも人それぞれ異なります。自分の好きな媒体を選択できるのもメリットといえます。
キャリアアドバイザー
石川 未雪
独学の場合、基本的にわからない箇所があれば自分の力で解決しなければなりません。自分が知りたい答えがどの教材のどこのぺージに載っているかなどを瞬時に探したり、わからない問題に対して自分なりに仮説を立てたりなど、工夫しながら学習を進めなければなりません。
このような「自己解決力」を身に付けられる点も独学のメリットだといえます。
独学は自分の好きな時間で、好きな教材で勉強ができるというメリットもありますが、逆にそれがデメリットになる場合もあります。
たとえば、自分の好きな時間で勉強する場合は当然時間の管理は必要で、好きな教材で勉強する場合も、自分で選んだ教材が本当にインフラエンジニアを目指すのに合っているのか、知ろうと目線では判断できないケースもあるでしょう。
特に初めてインフラエンジニアの勉強を独学で始める人にとっては、正しい方向に努力できていない場合があるかもしれません。ここでは独学をする場合のデメリットの具体例について紹介するので、これからインフラエンジニアの勉強を独学で始めようと思っている人は参考にしてみてください。
自分の好きな時間で勉強ができるということは、勉強のスケジュールから目標の達成まではすべて自己責任でおこなわなければいけません。そのため自己管理能力が低い場合は目標を達成できずに終わることもあります。
たとえば、平日の夜は忙しいから毎週土日に勉強しようと決めていても、土日になると平日の仕事の疲れが溜まって「今週は休んでまた来週の土日から勉強しよう」とか、どこかで自分に対する甘えが出てくる可能性もあります。そのほか、目標を立てても購入した教材を理解できずに予定通り勉強が進まなくなる場合もあるでしょう。
何か目標を達成するためには、無理のないスケジュール管理と根気強く努力するための自己管理能力が必要です。
好きな教材で勉強ができるというメリットが逆にデメリットになる場合もあります。最初の教材選びで失敗をしてしまうと時間や労力を大きく無駄にしてしまう可能性があるのです。
たとえば、自分の知識レベルに合わせた教材を選ばないと、内容を理解できずに勉強が進まなくなるかもしれません。逆に、教材に書いている内容を確実に理解して、思ったより簡単に勉強が終わってしまった場合は「本当にインフラエンジニアとしての必要な知識が身に付いているか?」「本当に正しい勉強方法だったのか?」と疑問に思う人もいるでしょう。
特に前提知識がない状態から独学で勉強を始めると、正しい勉強方法になっているか判断が難しいでしょう。
独学のデメリットとして一番大きいのはわからないことがあった場合の解決方法をどうするかでしょう。
インターネットでわからないことを調べて解決ができたり、わからないことを質問できるようなエンジニアの友達などがいればいいですが、そういったことができない場合は独学がデメリットになる可能性があります。
まったく知らないことを初めて勉強する場合は、新しい用語や技術を理解して知識として定着させていかなければなりません。さらに勉強を続けるためには覚えたことを使って、応用力を養って高度な知識を身につけていかなければなりません。勉強が行き詰まると知識も応用力もつきません。独学を始める場合は、わからないことがあったときに自分で問題解決ができるかよく考えてから実行しましょう。
キャリアアドバイザー
石川 未雪
過去に受験勉強や資格勉強の経験があまりない人の場合、独学での勉強が失敗しやすくなる傾向があります。
学習経験があまりない人の場合は、合格するためにどの程度の勉強時間が必要なのか、学習内容をどれくらい理解しておけばよいのかを把握できないのが理由です。独学での勉強を効率的に進めるためには、受かった人がどれくらいの時間勉強をしたのかや、どのような方法で勉強したのかなどの情報をまずは収集する必要があります。
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独学でインフラエンジニアになるための勉強方法には大きく分けて「書籍で勉強する」「サイトで勉強する」「勉強会に通う」「実機を使って勉強する」の4つあります。
ここではそれぞれの勉強方法の特徴について紹介します。独学で勉強を始めようと考えている人は、自分の環境と合わせて最適な勉強方法を見つけましょう。
インフラエンジニアに必要な勉強についてはこちらの記事で紹介しています。
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独学をするうえで一番オーソドックスな方法です。書籍で勉強する場合の一番の特徴は、手元に書籍があれば場所や時間を選ばず自分の好きなときに勉強ができることでしょう。ただ、参考書は一冊数千円から場合によっては1万円を超えるものもありそれなりに高額です。書籍選びで失敗しないために、購入する前は内容を一読しきちんと読み進めていけるか、よく中身を確認して購入しましょう。
ITインフラの勉強では最初は用語の理解と技術フローの理解がかなり大事になってきます。初めて独学をする人で書籍を購入する場合は、ボリュームがあって高度な内容がたくさん書かれている書籍よりも、最初は図や絵などを用いてわかりやすい言葉で解説されているものを選びましょう。
サイトで勉強する場合は、有料サイトと無料サイトのどちらを使うか迷うところです。有料サイトは有料である分非常にためになるものばかりですが、無料サイトの中にもエンジニア経験豊富な人の技術ブログや、YouTube などの動画サイトで技術解説をしているものもあるので、有料サイトや市販の書籍に負けないような高いクオリティのサイトもたくさんあります。
ただし、無料で閲覧できるサイトは運営者の裁量で公開されているため、いつ閉鎖になるかわかりません。良いサイトだと思ってブックマークをしたとしても、知らない間にサイトが閉鎖になることも考えられます。また場合によってはサイト自体が管理されてないこともあります。サイトが正しく管理されているとは限らず、記載されている情報の信憑性に欠ける場合があります。さらにサイト自体がそもそも管理されてない可能性もあり、場合によっては知らない間に閉鎖されることもあります。
無料サイトで勉強する場合は、そのサイトの更新頻度を確認したり、どのくらいの期間運営されているか、どんな人が運営しているかなど、管理状態を確認することも必要です。
こういったリスクを踏まえ無料サイトを使った独学が不安な人は、有料の勉強サイトを使うのが得策でしょう。
企業や団体が主催しているハンズオンセミナーなどに参加するのも良いでしょう。中には無料で開催しているものもあるので、ぜひ検索してみてください。また、セミナーは勉強の場としてだけでなく、講師やエンジニアの人と話すことができるので、業界情報を取得する機会にもなるので積極的に参加しましょう。
また自分の身の回りにインフラエンジニアの経験者の友達がいれば積極的に質問してみるのも良いでしょう。気心が知れた友達であればわからないこともたずねやすいはずです。さらに誰かと勉強することで自分が知らなかった知識を得たり、逆に覚えたことを自分が相手に伝えることが知識の確認になり、それが知識の定着につながります。
知識と技術スキルの両方をセットで習得できる勉強方法です。直接、自分でコマンドを実行してプロトコルの動作を確認できるので、そのほかの知識ベースの勉強方法よりも確実にスキルアップができます。
ただし、勉強を始めるためには環境の準備が必要になります。 ネットワークの勉強をするのであればルーターやスイッチが必要で、サーバーの勉強をするのであればLinuxサーバーやWindows Serverを構築できる環境が必要になります。
初めて独学をする人には少しハードルが高い勉強方法ですが、環境構築からネットワークやサーバーの構築まで、とにかく最初から自分でITインフラを作りながら勉強したいと考えている人はこちらの方法を選ぶのも良いでしょう。
キャリアアドバイザー
杉田 早保
この4つの中でおすすめな勉強方法は、書籍で勉強する方法です。オーソドックスな方法ではありますが、資格試験で問われる基本的な知識を効率的に身に付けられるメリットがあります。
書籍だけでは自分が理解しにくい箇所や苦手な分野に関しては、動画サイトを参照したり、勉強会に参加したりなど、別のやり方で理解を深めると良いでしょう。たとえば、書籍では基本的な知識を身に付ける、動画サイトや勉強会で知識を深めるといった形で勉強の目的や自分の理解度に応じて柔軟に利用するのがおすすめです。
インフラエンジニアの勉強に役立つ書籍
書籍で勉強しようと考えている人の中には、最初はどの技術分野の、どんな本を購入すればよいか迷っている人もいるのではないでしょうか。初めて勉強する場合は、技術用語をわかりやすい言葉で丁寧に解説されていている書籍を購入するのが良いでしょう。
ここでは初めてITインフラの勉強をする人のために、ネットワーク、サーバー、セキュリティのそれぞれの技術分野の知識を習得するためのおすすめの最初の1冊に加えて、ITインフラのシステム運用の知識を身につけるための書籍も紹介します。
「マスタリングTCP/IP入門編」はネットワークの知識を習得するために最初に読んでおきたい一冊です。こちらの書籍では初めてネットワークの勉強をする人のためにTCP/IPについて基本的なところから解説されており、初心者の人にとってはネットワークの基礎知識を固めるために最適な内容になっています。
そのほかの技術解説では、ルーティング技術に加えて、Web、ファイル転送、メール転送などネットワークでよく使われるアプリケーションの通信から、セキュリティの基本的な部分についても触れています。
また、こちらの書籍は技術解説から入るのではなく、コンピューターとネットワークの発展の歴史から先に紹介されており、ネットワーク技術の背景についても知ることができます。
「新しいLinuxの教科書」は、Linuxを触ったことのない人が、初めてLinuxの勉強をするための最初の一冊です。こちらは、Linuxの環境構築から丁寧に解説されているので、まったくLinuxを触ったことがない人でも、本の内容に従って準備すればLinuxの環境を構築できます。
本書はLinuxでよく使われる基本的なコマンドについては一通り網羅されています。さらに自動化をするためのシェルスクリプトの作成方法や、Gitについても紹介されており、実務でLinuxを触る人にとっても役立つ内容となっています。
Linuxに慣れるためには、できるだけ自分で手を動かしてLinuxのコマンドに慣れることが必要です。本書を見なくてもコマンドが打てるように何度もコマンドを実行して反復練習をしてみましょう。
「イラスト図解式 この一冊で全部わかるセキュリティの基本」は初めてITセキュリティを勉強する人へのおすすめの1冊です。セキュリティ技術についてイラストや図を用いて初心者の人にもわかりやすく解説されているのが特徴です。またセキュリティを理解するための前提になるネットワークの基本的な技術についても解説されているので、「マスタリングTCP/IP入門編」とセットで読むと理解がさらに深まるでしょう。
本書はセキュリティ技術について広範囲にわたって基礎的な部分を中心に解説しています。VPN技術から暗号化や認証技術など、さらにはサイバー攻撃の手法についても解説されています。
そのほかにもセキュリティ技術の解説だけでなく、セキュリティ診断やシステムを攻撃から守るための方法についても書かれているため、セキュリティの運用についても役立つ内容となっています。
「入門 監視 ―モダンなモニタリングのためのデザインパターン」はネットワークの運用や監視をするための知識やノウハウを得られる1冊です。タイトルは入門と書かれていますが、ネットワーク、サーバー、セキュリティ、アプリケーションなどシステム監視について広範囲に渡って解説されており、運用や監視について幅広い知識が習得できます。一つ上のシステム運用の知識を身につけるためには最適の一冊です。
本書は技術だけでなく、監視のための統計学やビジネスとの関連性についても記載されています。システムの運用で高度なログ解析をする場合は統計学の知識が必要になるため、こちらの書籍では監視に必要な統計の基礎知識についても書かれています。監視とビジネスの結びつきについても解説されており、システムの運用がいかに大事であるかということを改めて教えてくれます。
独学を考えている人はサイトを有効活用するのも一つの方法です。インターネットには無料でありながらも有益な情報をたくさん公開しているサイトがたくさんあります。中には市販の書籍よりも質も量も越える優良サイトもあります。
ここではネットワーク、サーバー、セキュリティの勉強に役立つ無料サイトを紹介します。サイトを使って独学で勉強を始めようと考えている人は参考にしてみてください
「ネットワークエンジニアとして」はネットワークの業務をしたことある人であれば一度は絶対に見たことがある定番のサイトです。有益なネットワーク技術の情報が数多く公開されています。内容はCisco技術を中心に扱っていますが、F5やJuniperなどほかのネットワーク機器メーカーの技術についても紹介されています。
また、機器の設定例なども紹介されているので実務でも役に立つ内容となっています。そのほか、CCNAやネットワークスペシャリストなどのネットワーク関連の資格対策のための技術解説や問題なども用意されており、ネットワークのスキルをアップするためにブックマークしておきたいサイトのひとつです。
ネットワークスペシャリストの試験難易度については以下の記事で紹介しています。
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「エンジニアの入口」は、Linuxをはじめて勉強するのに役立つサイトです。Linuxの実行環境の準備から紹介されており、初心者の人にもわかりやすく解説されています。さらに、こちらのサイトはLinux コマンド集というページが準備されており、市販の書籍を越えるボリュームになっています。
Linuxは大きく分けてRedhat系とDebian系に分かれますが、こちらのサイトは両方のディストリビューションについて紹介されているので、それぞれの環境に合わせて勉強できます。そのほか、Linux技術者の認定資格であるLPICの練習問題も準備されているので、資格勉強にも役立つ内容となっています。
「ここからセキュリティ」は基本情報処理などのIT系国家資格を運営しているIPAの公式サイトです。内容はセキュリティベンダーやSIerなどから提供されたセキュリティに関する情報のまとめサイトになっており、頻繁に更新されてコンテンツの量は膨大です。
実例に基づいた技術解説やサイバー攻撃への対策方法などがたくさんの企業から最新情報が提供されているため、セキュリティエンジニアの業務をしている人にとっても役立つ内容となっています。そのほかセキュリティベンダーが主催するセミナー情報なども公開されているので、積極的に参加してセキュリティの勉強に役立てましょう。
セキュリティエンジニアに必要な知識の勉強方法は以下で紹介しています。
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インフラエンジニアの知識を増やすためのおすすめの資格
資格勉強をすることで新しい知識を習得できるので、インフラエンジニアの知識を増やすために資格を取得するのも有効な方法です。特に未経験者の人は、資格を取得することで自身の知識やスキルの証明になり、面接官からは目標に向かって努力ができる人という評価も得られ転職の大きな足掛かりにもなります。自分の中で、ITインフラの知識が定着したと思ったら積極的に挑戦しましょう。
ここでは初めてインフラエンジニアの勉強をする人のために、ITインフラの基礎知識が身につけられる資格を紹介します。
アメリカのネットワーク機器メーカーであるCiscoシステムズの認定資格です。CCNAはネットワークの基礎知識を固めるためには最適な資格で、ネットワークエンジニアをはじめ、そのほかのネットワーク関連の業務をする人には非常に人気がある資格です。
ネットワーク技術の基本的な知識に加えて、Ciscoのルーターやスイッチを使ったネットワークの構築方法や管理方法までを習得できます。Ciscoの製品はネットワークの構築業務でも非常によく使われるため資格取得で得た知識をそのまま業務に活かすこともできます。
ネットワークの勉強をして知識が定着したら、まずはCCNAの資格取得を目指しましょう。
CCNAに合格するための勉強方法は以下で詳しく解説しています。
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Linuxの知識とオペレーションのスキルが習得できる資格です。資格のグレードランクはLevel-1からLevel-3の順に難易度が上がっていきます。Level-1はLinuxの基本的なオペレーションに関する問題がほとんどで、Linuxコマンドと、システム内のファイルの扱い人についてどれだけ理解できているかが合格のポイントになります。
Level-2からはサーバー構築に関する問題が出るので、Linuxコマンド以外にもサーバーアプリケーションの設定ファイルに関する知識が必要になってきます。Linuxサーバーの構築スキルを証明したい人はLevel-2まで取得しましょう。
LPICの難易度や基本情報を知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
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AWS クラウドの基本的な知識が習得できる資格です。位置付けとしては入門レベルで、初心者の人が最初に受ける資格となっています。ネットワークを作るためのサービスであるVPCや、サーバーを作るためのEC2などの各種AWSサービスに関する問題が出題されます。そのほか、認証やAWSのコスト管理に関する問題も出力されます。
ネットワークやサーバーのAWSサービスの問題が出題されるので、前提知識としてネットワークとサーバーの知識が必要になります。そのため、はじめてインフラエンジニアの勉強をする人は、CCNAやLPIC Level-2でネットワークやサーバーの知識を固めてこちらの資格に挑戦するのも良いでしょう。
クラウドエンジニアにおすすめの資格は以下で紹介しています。
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AWSクラウドプラクティショナーは、ネットワークやサーバーなどのインフラに関する知識があれば、AWSの仕組みや概念などが理解しやすくなります。
そのため、まずはインフラエンジニアの基本となるネットワークに関する基本的な知識を身に付けられる「CCNA」か、サーバー構築に関する知識を身に付けられる「LPIC Level-1」のどちらかを取得するようにしましょう。
LPICはコマンドに関する問題など暗記問題が多く出題されるため、CCNAよりも難易度は低くなります。インフラ系の資格を早く取得したいといった事情があるのであれば、まずは難易度が一番低い「LPIC Level-1」の受験がおすすめです。
インフラエンジニアとして業務をするためには知識だけでなく実践力が必要になります。勉強で得た知識を使って、ネットワークやサーバーを作って実践力を高めましょう。
実践力を高めるためには自分で手を動かして作ってみるのが一番です。ここではインフラエンジニアの実践力を身につける方法を紹介します。
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ネットワークやサーバーを実際に自分で作ってみることで、実務に入ったときにすぐに仕事を覚えられたり、エラーの原因をすぐに発見できたりなど、さまざまなメリットが得られます。
自分で接続作業を実施することで、ネットワークやサーバーがどのような仕組みで動いているのかを正しく深く理解できるようになります。
実務では設定や接続方法などについて試す機会はそこまで多くはありません。そのまま現場で実践するのみなので、インプットだけでの勉強では、実際に手を動かす際に心配になる人も多いでしょう。
また、ネットワークやサーバーの構築や設定などは方法やパターンが非常に多いため、自分で作ってみた方が習得も早くなるでしょう。
ネットワークの実践力を身につけるために、最初はルーターやスイッチを設定してネットワークを作ってみましょう。
ネットワーク機器を設定するとなると気になるのはどうやって環境を準備するかですが、ネットワーク構築でよく使われるCiscoやJuniperなどのネットワーク機器はメルカリやヤフオクなどで数千円ほどで購入できます。それ以外には、ルーターやスイッチの中古を販売しているネットワーク機器の専門店から購入する方法もあります。
そのほか、機能は限定されますがCiscoから無料で提供されている「PacketTracer」というソフトを使えばパソコン上でルーターのコマンドを実行できるため、実機を購入することなくネットワーク構築の練習ができます。
PacketTracerのダウンロード方法は以下の記事で解説しています。
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PacketTracerダウンロード方法
PacketTracerのダウンロード 1. 下記URLをクリック https://www.netacad.com/ja/cour...
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また、実機の購入や環境を準備するのが不安という人は、こういった必要な機器がすべてそろっているITスクールを選ぶという方法もあります。
サーバーのスキルを身につけるためにはLinux環境を作って自分でサーバーアプリケーションのインストールと設定してみるのが一番です。Linux環境を作る方法は「WSLを使う」「仮想OSを使う」「AWSを使う」などさまざまな方法があります。
一番簡単な方法は、windows上で仮想環境とセットでLinuxの環境が準備できる「WSLを使う」方法です。完全無料なので Microsoft の公式ページに従って作ってみましょう。
そのほか、仮想OSを使う場合は「VirtualBox」や「VMware Workstation Player」などの専用の仮想OSのソフトをWindowsにインストールして、その上にLinuxをインストールする必要があります。WSL を使う場合より少し難易度が高いですが、仮想について勉強を始めたいという人はこちらに挑戦するのも良いでしょう。
Linux環境が準備できたらサーバーアプリケーションをインストールしてサーバーを構築してみましょう。最初はよく使われるDNSサーバーやWebサーバーの構築から始めると良いでしょう。
Linuxの導入方法やコマンドについては以下で詳しく解説しています。
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AWSでITインフラを構築するためには、AWSでアカウントを作ってマネジメントコンソールで操作ができるよう準備しなければなりません。
AWSではたくさんのサービスが提供されていますが、最初はネットワーク構築用のVPCや、サーバー構築のEC2から始めると良いでしょう。また、AWSではブラウザ上で簡単に Linux 環境が準備できるので、サーバー構築の実践力アップにもおすすめです。
注意する点はAWSは従量課金制なので、使った分だけ料金が掛かります。費用が不安という人は無料枠があるので、こちらをうまく使うと良いでしょう。
キャリアアドバイザー
杉田 早保
この中で最も着手しやすい方法は、AWSでのインフラ構築です。AWSでのインフラ構築の場合、ルーターやスイッチなどの機器購入やLinux環境の準備など手間が掛かる作業は発生しません。
さらに、AWSには無料枠があり、AWSに関する情報も検索すればネット上にたくさんアップされています。これらを参考にすれば、AWSによるITインフラをスムーズに構築できるでしょう。
初めてインフラエンジニアの勉強を始める人の中には、独学で最後までやり遂げられるか不安になる人もいるのではないでしょうか。もし独学に不安を感じているならITスクールに通うという選択肢もあります。
独学で一番不安になることは、わからないことがあったときに1人で問題を解決できずに勉強が止まってしまうことでしょう。スクールに通えば専門のIT講師がいるので、わからないことがあればすぐに質問をして問題解決ができるため、効率よく勉強ができます。
また、IT講師がエンジニア経験者であれば、転職を考えている人にとっては業界情報を聞ける良い機会にもなり、知識や技術以外にも得られるものがたくさんあります。
キャリアアドバイザー
石川 未雪
ITスクールでは、資格取得やインフラエンジニアへの就職・転職に向けてのサポートなど、さまざまなサービスを提供しています。
独学の場合はわからないことを自分で解決する必要がありますが、スクールでは講師陣に質問することで問題解決までの時間を大幅に削減できる点が魅力です。
さらに、受講期間も決まっているため、限られた期間で集中して取り組めるといったメリットもあります。独学での勉強に不安を感じている人は、ぜひスクールの利用を検討してしてみてください。
インフラエンジニアになるためにはネットワークやサーバーなど幅広い知識とシステムを作るための実践力が必要になります。独学で目標を達成するためには、無理のないスケジュール管理と継続していくための強い意思と実行力が必要です。
独学で勉強を始める前に、「適切な時間を確保できるのか」、そして、「わからないことがあっても根気強く積極的に調べて解決していく覚悟があるか」よく考えて勉強を始めましょう。
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「未経験からインフラエンジニアに転職したいけど、何を勉強すればいいかわからない」という悩みを持っている人は、まずは資格取得をめざしてみてください。資格を持っていれば未経験でも「知識がある」という証明になります。
ネットビジョンアカデミーなら知識0からでも、資格をとって優良企業へのエンジニア転職が可能です。インフラエンジニアの登竜門といわれる王道資格「CCNA」を取得してエンジニアデビューしましょう。
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飯塚 寛也
2022.04.27
2022.01.24
2022.01.12
2020.09.09
2020.07.03
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2020.06.11
2020.06.04
キャリアアドバイザー
石川 未雪
インフラエンジニアの業務内容は、「設計・構築」と「運用・保守」の2つのフェーズに分けられます。オンプレミス環境やクラウド環境でネットワークやサーバーを構築するのが「設計・構築」の仕事です。そしてすでに構築されたネットワークやサーバーが正常に動作しているかどうかの監視や機器故障の対応などが「運用・保守」の仕事になります。
新しいものを「設計・構築」する仕事は、一からネットワークを作る分非常に難易度が高いといえます。そのため、未経験者であればまずは「運用・保守」の仕事を通して、ネットワークやサーバー、セキュリティに関する基本的な知識を身に付けることから始めることがほとんどです。