IT仕事内容

プログラマーとは|仕事内容や年収から向いている人や資格まとめ

「プログラマーって具体的には何をしているの」「プログラマーとシステムエンジニアの違いって何」などという疑問を持っている人は多いのではないでしょうか。 この記事では、プログラマーの仕事内容や気になる年収、プログラマーになるために必要なスキル・資格について説明していきます。

プログラマーとは|求められたように動くプログラムを作る

プログラマとは、仕様書に基づいてプログラミングを行い、設計通りに動くプログラムを作る職種のことです。ソフトウェアやアプリケーションといったIT社会で使われているシステムやサービスをプログラミング言語を使って作るのが仕事です。

使用するプログラミング言語は、動作させる対象の環境が変わると違うものを使わなければならないことが多く、使用できるプログラミング言語の数が多いほど、多くの仕事に従事することが可能となります。プログラミング言語だけでなく、作成したプログラムが動作する環境についても知識があることが望ましいでしょう。

平均年収は410万~430万円

プログラマの平均年収は400万円強といったところです。これは、その他の職種と比べてやや低めです。

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プログラマ 417万円 353万円 426万円 430万円

ただ、幅広い知識を持っているプログラマは、多種多様なお仕事に絡んでいくことができるので、スキル次第で年収も高くなります。

知識のない人が勉強しながらプログラムを作成すると非常に時間がかかってしまいますが、既に知っていることであれば、無駄な時間がかからず素早く仕事を完了することができます。また、プログラムミスをして修正を余儀なくされるといった再作業を繰り返していると、仕事が進まず会社は儲からないので結果的に給料も上がりません。

会社にもよりますが、良いプログラムを書いて、素早く完全なものを納品する優れたプログラマは高収入な場合が多く、逆に時間ばかりかかってしまうプログラマだとあまり稼げないかもしれません。

関連記事:プログラマーの平均年収は437万円|転職・独立で年収を上げる方法

プログラマの需要と将来性

プログラマは、現在非常に需要のある職種です。今は、アナログだったものがデジタルに、そしてオンラインへと社会が変革していっている時期です。そこには多種多様なソフトウェアが必要になってきます。

ユーザーとして使っている人はあまり意識しないかもしれませんが、提供されているコンテンツの多くは、その作成過程でも様々なソフトウェアが活用されていることが多く、一つのコンテンツには思った以上に多くのソフトウェアが絡んでいるものです。

新しいコンテンツを作るために需要があるのはもちろんですが、すでに使われているソフトウェアの更新も行う必要性もあるので、プログラマは常に不足している時代です。社会からコンピュータやインターネットなどがなくならない限り、今後も常に必要とされる職種でしょう。

関連記事:プログラミングの将来性は? 業界の動向から言語選択まで徹底解説

プログラマとSE(システムエンジニア)の違い

SEという名前だけは聞いたことがある人も多いかもしれません。SEと書いて「エスイー」と読み、システムエンジニア(System Engineer)のことを指します。システムエンジニアとプログラマは同じ職場で働いていることが多いですが、その仕事の内容はまったく異なります。

プログラマとSE(システムエンジニア)の違い

システムエンジニアは、作成するシステムの全体像を「仕様書」と呼ばれる文章として書き起こし、作業者に指示を出る職種です。サービスに必要なものを正しく理解したうえで、どのような技術を使い、どのようなエラーが想定されてどうやって避けるかといったことを判断する能力が必要となります。

「仕様書」には、実装するシステムの内容と共に、プログラマが実際にプログラムを作る際に必要となる情報もまとめます。そのため、プログラマがどういった情報が必要なのかも理解しておく必要があります。

また、技術的な知識の他に、会社の中と外を繋ぐコミュニケーション能力も重要になります。

関連記事:システムエンジニアとプログラマーの違いは?平均年収や将来性を比較

その他のITエンジニア

プログラマやシステムエンジニア以外にもIT業界を支えるエンジニア職はたくさん存在しています。専門でその分野のスペシャリストになる人もいれば、兼業して様々な分野に関わるような人もいます。

自身である分野のスペシャリストを目指して勉強し、率先してそういった仕事を請け負っていくことで、名実ともに特定分野のエンジニアとなっていく場合もありますが、多くの会社では、自分に与えられた仕事をこなしていっていると、そのうちに特定の分野に強くなったりするものです。

特定の分野に強いエンジニアには、以下のような職種が存在しています。いくつか簡単に紹介してみましょう。

プログラマ以外のITエンジニア

関連記事:エンジニア全16種類の一覧|年収から適性までわかりやすく解説

WEBエンジニア

Webに関連するサービス全般を担当するエンジニアを「WEBエンジニア」と呼びます。Webサービスというと、ホームページなどのウェブサイトを想像する方も多いかもしれませんが、最近では動画配信サイト、ショッピングサイト、SNSといった双方向のやりとりが動的に行われるサービスも増えています。

例えばショッピングサイト(EC)では、在庫や価格などがまとめられた膨大なデータベースがあり、そこから閲覧者が見たい情報を取り出して画面に表示する、といったプログラムの仕様書作成から構築までを担当するのがWEBエンジニアです。

ネットワークエンジニア

直感的には分かりにくいかもしれませんが「ネットワークエンジニア」は、その名前の通りインターネットなどの「ネットワーク」を作ったり、安定稼働するように保守するエンジニアです。

ソフトウェアやアプリケーション、WEBサイトなどは実際に目に見える形での成果物がありますが、ネットワーク自体は目に見える成果物がありません。そのため裏方に近い分野ですが、通信速度などでシステム全体のパフォーマンスに非常に大きく影響するため、重要度が高い部分です。

インターネットが社会にとって必要不可欠なものとなった現代では活躍の場がとても多いのですが、知名度が低いからか現場では常に人が足りないイメージがあります。

通信インフラを担うため、作業ミスがあると致命的なことが多く緊張感があります。責任感のある分野のため、いわゆるIT業界の派手さがないですが、一方で年収は他のエンジニアよりも高い傾向にあります。

地味で怖いけど稼げるエンジニアの一つといってもいいでしょう。

サーバエンジニア

Webページの中身や商品の情報、顧客情報などサービスを提供するためのデータを保管している機械がサーバです。そんなサーバ側の設計やプログラミングに関わる人たちのことを「サーバエンジニア」と呼びます。

インターネットを使ったサービスでは、インターネット通信を使って必要な情報をやり取りすることが一般的です。そういったサーバを構築するのがサーバエンジニアのお仕事です。

Webサーバやメールサーバといった既にあるサービスを提供するサーバを構築することが多いですが、場合によっては新しく独自のサーバや通信プロトコル(手続き)などを、ネットワークエンジニアと協力して作り出すこともあります。

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プログラマの仕事内容と種類を把握しよう

それでは、プログラマになったらどのようなお仕事をすることになるのか見ていくことにしましょう。会社によって色々ですが、一般的には朝から晩まで年中プログラミングをしているわけではありません。プログラマが、実際にどんな仕事をしているのかを、簡単に紹介します。

また、プログラマという職種の中には、どのような種類があるかも紹介します。

プログラマの仕事内容の全体像を把握しよう

プログラマの基本的な仕事内容はプログラミングですが、プログラミング作業の前後には他の作業も伴います。

具体的には、以下のような流れが一般的です。

プログラマの仕事の一般的な流れ

打ち合わせの相手は、お客様や社内などさまざまです。どのようなものを作ることを目指すのか、どういったスケジュールで進めていくのかをチーム全体で共有します。

プロジェクト全体で行う場合もありますが、場合によってはもっと細かな進捗会議のようなものもあります。進捗会議では、現在の完成度(進捗)を報告して、必要があれば追加で指示を受けます。

打ち合わせで決まった内容が完了し、成果物を提出すれば、その仕事は完了です。

プログラミング

プログラミングは、打ち合わせで決まった内容や、提供された仕様書や設計書に沿って、プログラムを作る作業です。

重要なのは、決められた機能を、決められた時間で作り上げることです。プログラマになって日が浅い人は、期限があることに慣れておらず、最初は緊張したり焦ったりすることもあります。

過去に作ったことがあるものなら作業時間が読みやすいですが、大体は新しいものを作ることになるため、確実な作業時間というのは中々測れないものです。こればかりは、経験で段々と精度をあげていくことになるでしょう。

不安要素がある場合はそこを先に解決しておく方法や、全体の流れを先に作り終えてから細かな部分を作るなど、リスク回避の方法は人それぞれです。

テスト

プログラミングが終わったら、すぐに納品して終わりではありません。作成したシステムが要求された仕様通りに動作するかを確認します。この過程をテストと言います。

テストは非常に奥が深く、手法も様々ですが、プログラマは最低限自分でできる限りのテストを行うのがマナーです。テスト手法の一つとして、実際に動作させながら、異常な状態を発見して直す作業を繰り返すことをデバッグと言います。

デバッグ作業が終わると、プログラミングをする環境とは別の環境で動作を確認したりします。これは、別のプログラマが担当したり、テスターと言われる専門の方が行ってくれる場合もあり、プロジェクトや会社組織の形態などによって様々です。

デバッグの出来が悪く、品質が粗悪な状態で次のテスト工程に回ってしまうと、プロジェクト全体の遅延につながるため、プログラマは自身でできる限りの問題を解消する必要があります。

関連記事:プログラマーの仕事内容を徹底解説! | 具体的な業務から必要スキルまで

プログラマの種類

汎用系プログラマ

ここからは、いくつかプログラマの種類の紹介をしていきましょう。

個人で使っているパソコンで動くソフトウェアではなく、企業などでは大規模な基幹システムなどを「汎用機」と言われる大型のコンピュータで動作させていることがあります。その汎用機におけるシステムについての機能追加や、仕様変更などに対応したプログラムを構築するのが「汎用系プログラマ」です。

一般的な幅広い知識ではなく、特にそのシステムについての深い知識を要求され、運用中のものに対する修正なので、責任も重大です。

プログラミング言語としては、「C言語」や「Java」なども使われていますが、長い期間運用しているシステムなどでは古い言語である「COBOL」などが使われていることもあります。

オープン系プログラマ

汎用系プログラマが、企業内で使われる汎用機というクローズドな環境でのプログラミングを行うのに対し、「オープン系プログラマ」は、個人で使用しているような、いわゆる一般的なパソコン上でのプログラミングを行います。

汎用系プログラマに対しての総称的な意味合いで区分けされることが多い印象です。また、後述するWebプログラマもオープン系プログラマとして分類されることもあります。

広義では、一般的に入手可能な環境(PCやブラウザ、ルーター等ネットワーク機器含め)で動作するソフトウェアを構築するプログラマ、といった意味で使われます。

Web系プログラマ

「Web系プログラマ」は、その名の通りWebシステムを構築するプログラマです。Web系プログラマは、Webサーバ側とWebクライアント側(一般的にはブラウザ)の2種類のプログラムに分けることができます。

サーバ側では、サーバ上に保管されている膨大なデータに対し、クライアントの要求に合わせてデータを抽出したり修正したりといった操作をプログラムによって実現します。

クライアント側では、ブラウザ上でクリックやスクロールなどが起こると、特定の動作を行うようなプログラムを行います。

サーバ側では「Java」や「PHP」などの言語が使われるのに対し、クライアント側(ブラウザ側)では「Java Script」などのスクリプト言語が一般的です。

制御系プログラマ

家電製品や電子機器などには、機械と一体化する形でソフトウェアが含まれていたりします。そのような機器を動かすためのプログラムを作るのが「制御系プログラマ」です。機器に一体化して組み込まれていることから、「組み込み系プログラマ」と分類されることもあります。

汎用系プログラマよりも、さらに閉じられた特定の環境下で、制約だらけの中で要求された機能を実現させる必要があります。

例えばエアコンなどでは、温度を取得することができる機器から情報を取り出し、設定温度と比較し、高すぎる場合は冷房を開始するように機器に対して指示を出す、といったプログラムによる制御を行います。

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キャリアパスはシステムエンジニアかプロジェクトマネージャー

プログラマとして経験を積んでいき、プログラムについての知識が広くなり、経験も豊富な状態となっても、プログラマとして働き続けるというのも一つの道ではありますが、プログラマとしての経験を生かして、さらに活躍できる職種もあります。

既に少し紹介したSE(システムエンジニア)もその一つですが、合わせてプロジェクト全体の進捗を管理するプロジェクトマネージャーについても紹介します。

プログラマのキャリアパス

システムエンジニア

プログラマの知識や経験があるシステムエンジニアは非常に強力です。仕様の打ち合わせをしている時に、そのプログラムの作成にかかる時間を瞬時に見積もることができるからです。経験がないシステムエンジニアだと、事務所に戻ってプログラマに確認をしてから、実装にかかる期間を改めて連絡することになるでしょう。

開発にかかりそうな期間と締め切りスケジュールが乖離しているか判断できると、打ち合わせ時点スケジュールの後ろ倒しや実装方法の変更をすることが可能です。

また、プログラムで簡単に実現が可能かを判断できれば、お客様に提案して、より良いソフトウェアに仕上げることでも貢献できます。お客様から深く感謝され、プロジェクト全体が進めやすい状態になるでしょう。

関連記事:システムエンジニアの種類を分かりやすく分類! 派生した職種も紹介

プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダー

開発プロジェクトには、プロジェクトマネージャー(PM)やプロジェクトリーダー(PL)と言われる管理職があります。片方だけだったり役割を兼任していたりする場合もありますが、マネージャーはプロジェクトの計画と完遂に責任を持ち、リーダーはその実行についての責任を持つ、という分担が多いでしょう。

スケジュールはもちろんのこと、予算や人員構成などすべてを管理します。プログラマを経験していると、プログラミングに必要な人員やテストに必要な期間などの見積もりをより的確に算出できます。

ただし、プログラミングをすることはなくなり、メール・電話・会議などのコミュニケーションが中心で、コンピュータの使用は資料を作成する程度になるのが一般的です。プロジェクトを動かしている実感と凄まじい達成感と共に、強烈な重圧のある、やりがいのある役職です。

関連記事:プロジェクトマネージャー| 仕事・年収から役立つ資格まで解説!

プログラマに向いている人の3つの特徴

これからプログラマを目指そうと考えている方に向けて、自分に適性があるのかどうかを簡単に確認できるように、プログラマに向いている人の特徴を3つほど挙げます。

英語が分からなければダメなんじゃないかとか、数学が得意じゃないとダメなんじゃないかとか、色々と想像してしまいそうですが、プログラム自体はそんなに難しいものではありません。ただ、プログラマとして成長していくためには、いくつか素質のようなものが必要になります。

特に、以下のような特徴がある人はプログラマに向いているでしょう。

プログラマに向いている人の特徴

①いろいろなやり方で試すのが好きな人

プログラムは、一本道で答えが出る暗記科目のようなものではなく、どちらかというと、いくつもの解き方がある数学のようなものといえます。一つの機能を実装する場合でも、その方法は無数にあったりします。

ある程度定石のようなものが存在する場合もありますが、実装後に問題があれば別の方法に置き換える、といったようなことは日常的に行われます。

また、似たようなお仕事があった場合に、違う方法も試してみたりするのも重要です。これによって各方法のメリット・デメリットが把握でき、そのままプログラマとしての糧になります。プログラマとして経験をどれだけ積めるかは、やり方をいくつ試すことができるかにかかっています。

②集中力があって我慢強い人

どんな仕事でも集中力が必要ですが、特にプログラマは集中していなければ仕事になりません。無の状態から、脳内で考えていることをコンピュータに打ち込んで新しいものを創造する仕事なので、脳は常にフル稼働しています。

そこで大事になってくるのが、我慢強いことです。必死に組み立てたプログラムが、実際に実行すると、予想と違う動きとなってしまい、その論理が崩れてしまうことは珍しくありません。

その際に、どうすれば改善できるのかを考えられなければ、永遠にゴールにはたどり着けません。業界的には「問題解決能力」として非常に重要視されます。

ゲームなどで理不尽に強い敵と戦うことになっても、諦めず何とか工夫してクリアまで進められるような人は、きっとプログラマに向いているでしょう。

③新しいものが好きな好奇心旺盛な人

汎用系や制御系などは環境が特殊ですが、プログラミングを行う対象である一般的なコンピュータの世界は日進月歩、とにかく凄まじい勢いで成長し続けています。

新しいものが生まれると、その新しいもので動くソフトウェアや、その周辺に必要になるものが生まれ、それらはまだこの世の中に存在していないため、すぐに仕事として社会に出回りやすいものです。

新しい技術や新しい人気のサービスなどに興味を持って触ってみることができる人は、そういった仕事が発生した時に、他の人より円滑に話を進めることができることが多く、現場でも有利になることが多いでしょう。

プログラマになるために必要な3つのスキル

プログラマになるためには、絶対的に必要となるスキルがあります。勘違いされている方も多くいらっしゃるかもしれませんが、プログラミング言語だけ知っていれば、誰でもプログラマになれるわけではありません。

ここまででも少し触れた部分でもありますが、プログラマだからといって、延々プログラミングを行っているわけでもありませんし、そもそも思った通りに物事が進まないことだってあるわけです。

ここでは、そのようなプログラマにとって必要となるスキルについて紹介します。

プログラマになるために必要な3つのスキル

関連記事:未経験からプログラマーになれる?|おすすめ言語や面接対策を紹介

①論理的思考(ロジカルシンキング)

プログラマは、物事を組み立てて一つの目的となるものを完成させます。しかし、予想と異なる動作となってしまった時には、どの点が問題であるのかを突き止めて修正していかなければなりません。

やみくもに予想して修正してみるのではなく、確実に一つずつ問題を絞り込んで修正する必要があります。なぜなら、その修正によってさらに問題が複雑化してしまい、一層修正が難しくなることさえあるからです。

このデバッグ作業は、プログラマの仕事の中でもかなり重要なもので、この部分の作業の正確さなどが、プログラマの能力を決めると言っても過言ではありません。そのため問題解決能力の高さは、他の職種以上に重要視される傾向にあります。

正攻法でダメなら、時には発想を変えて別のアプローチを試すなど、柔軟な応用力も必要となります。

②コミュニケーション能力

意外と思われますが、プログラマでもコミュニケーションの能力は重要です。プログラムを作成できるというのは、プログラマならできて当たり前とみなされる部分でもあるので、コミュニケーション能力でプログラマの優劣が判断されることさえあります。

コミュニケーションをとる場面としては、最初の仕様打ち合わせや、仕様の調整などが発生した局面、それに問題が発生した場合の原因の説明など、意外と多くあります。場面によって相手は上司だったり、お客様だったりと様々です。

分かりやすい説明が必要とされる状況で、自分の土俵の専門用語を多用してしまうような会話能力しかないプログラマだと、聞いている関係者は呆れてしまうでしょう。

適切な場面で、適切な言葉で、相手が必要としている情報をまとめて伝えることができるコミュニケーション能力は、プログラマにこそ必要です。

③ソフトウェアやアプリケーションなどのプログラミングスキル

最後に、基本的なことですがプログラミングのスキルはもちろん、プラットフォームごとの特性やAPIなどの知識も必要です。プログラミング言語の文法のようなものは当然ですが、設計的な知識は特に重要です。

「ただシステムが動けばよい」という発想ではなく、未来を見すえて「どのように作っておけば、どういう変更に強い構成となるか」とか、「問題の切り分けを簡単にするためにはどのようにすべきか」などを並行して考えることができるプログラマは重宝されます。こういう設計ができる人は、すぐにリーダー的なポジションに押し上げられることでしょう。

設計を正しく行うためには、その言語の習得度合や、危険予測の能力、そして経験からくる危機回避のための知識など、総合的なものが要求されます。

プログラマになるためには?

プログラマを目指す読者の方には、まず何から始めるのがよいのか悩む方も多くいらっしゃることでしょう。

現在は、インターネットなども含め、情報が様々なところにあり、それらを活用することで、色々な勉強方法をとることができます。

ここでは、それらの方法の紹介と共に、各勉強方法のメリット・デメリット、そしてどういう方がその方法を取るべきなのかについて、分かりやすく紹介します。

プログラマになるための勉強法
関連記事:プログラミングを独学で身につける方法とは|効率的な勉強方法を解説

①書籍を使って独学で勉強する

まったくの初心者で、これからゆっくり習得していこうといういう方は、プログラミングの基礎的な知識を、書籍から得るのが良いでしょう。

細かな言語の決まり事を習得しつつ、この言語は何ができるのかを幅広く理解することも重要です。慣れてくると、書籍の目次を見るだけで、その言語の大枠を捉えることができるようになります。プログラマを目指すのであれば、全体像を的確に把握し、更に細かなところを掘り下げるという癖をつけるのは、非常にオススメです。

書籍を使って勉強する場合は、「必ず実践すること」も重要です。プログラムというのは、実際にやってみると想像していないことが起こる世界です。書籍には書いていないエラーに悩まされたり、環境面でもっと違うものが必要だったり、それらの経験がすべてプログラマとしての糧になります。 途中で投げ出さず解決できるまでやりましょう。

②WEB学習サービスで勉強する

最近はWEB上で、様々なプログラミングに関する学習サービスが展開されています。ある程度の金銭も必要になりますが、中には現役のエンジニアの方に指導してもらえたりといった、貴重な経験を得られるものもあったりします。

カリキュラムがしっかりしているところでコツコツ実力を伸ばすのもよいでしょう。自分の学習スタイルに合ったコースが選べ、自分の歩みの速度に合わせて能力を向上していけます。

書籍とは違い、困ったときに人に相談するということもできるため、問題を説明する能力や、指示を理解する能力など、実際にプログラマとして働き出してからも有用な能力を合わせて身に着けられる可能性があります。

③ITスクールに通って勉強する

既にプログラマとして働く意思が固く、実践的な技術を手に入れたい人などは、ITスクールという選択もあります。これは、上述の2つとは異なり、職業訓練に近いようなものも多く、実際の現場で役に立つプログラミングを指導してもらえる可能性があります。

同じプログラミングなのに現場で役に立たないものがあるのかと疑問に思うかもしれません。プログラミングと一言で言っても、その分野はものすごく広く、中にはなかなか仕事として使うことがないようなものも多くあります。

ITスクールでは、そんな中から「よく使われる分野」に絞って教えてくれることが多い印象です。また、実際にサービスを組み立ててみる実践作業を行う場合もあり、現役のプログラマが活用することもあるようです。

プログラマにおすすめの資格まとめ

プログラマという職種は、現場では基本的に「実力至上主義」の世界ではありますが、これからプログラマになろうとするときの履歴書や、プロジェクトに参加するときのスキルシートなどに記載できると有利になる資格もあります。

面接官や取引先の方が、相手の所有する資格を見て第一印象を決めてしまうこともあるので、資格は重要といえます。ここでは保有していると有利な資格について紹介していきます。

資格名 プログラミング言語 資格タイプ 運営元
情報処理技術者試験 - 国家資格 経済産業省
C言語プログラミング能力認定試験 C言語 民間資格 サーティファイ認定試験
Javaプログラミング能力認定試験 Java
Oracle Certified Java Programmer ベンダー資格 Oracle
PHP技術者認定初級試験 PHP 民間資格 PHP技術者認定機構
Ruby技術者認定試験制度 Ruby Rubyアソシエーション
Python3エンジニア認定基礎試験 Python Pythonエンジニア育成推進協会

情報処理技術者試験

どんな場面でも無難にある程度効果があるのが、国家資格の「情報処理技術者試験」でしょう。この資格は、持っているプログラマや関連職種の人が多いのも特徴です。出会ってすぐに「基礎的なことは分かっている方」という印象を与えてくれる効果が期待できます。

また、情報処理技術者試験の扱う範囲は、とても一般的で広い分野に渡るもので、特定分野に特化したものが含まれていないため、技術面で偏りがないというアピールも期待できます。プログラマの中には、とても拘りの強い方も多く、そういう方は特定分野に特化した資格を提示してくることが多いからかもしれません。

C言語プログラミング能力認定試験

プログラミング言語と言えば「C言語」、という時代はすでに過ぎ去った感はありますが、それでも言えるのは「すべての言語はC言語に通ずる」ということです。

今は、各種オブジェクト指向言語やスクリプト言語など多くの言語が選べる時代です。ですが、これらの文法やオブジェクトの基本的な構造などは、C言語に由来して名づけられているものが多く存在しています。

「C言語の構造に由来しているなら、この言語にもこういった構造があるはず」という予想は、現場での作業時間をかなり短縮してくれます。

また、C言語は自力駆動する場合がほとんどです。昨今主流なフレームワークありきの言語では解決が難しい問題の最終手段として、低レベルな部分をC言語で制御して解決するということは、今でも行われています。

実用レベルで使いこなせる人が減ってきている印象ですが、C言語ができると現場で本当に頼りになります。

Javaプログラミング能力認定試験 / Oracle Certified Java Programmer

迷ったなら「Java」を勉強しましょう。Javaは、その思想が崇高で、リリースされてから広がるまでにかなり時間がかかった言語ではありますが、現在はその思想・構造が世界とうまく噛み合って、とても幅広い分野で利用されている言語です。

スマートフォンではAndroidの主要言語ですし、Webサーバや、場合によってはクライアントサイド、デスクトップアプリケーションまで、どんなプラットフォームにも適応できる強みがあります。

また、オブジェクト指向という基本的な設計思想を学ぶのにも役立つでしょう。広く使われていることもあって、環境面においても便利なツールなどが幅広く流通していることも利点の一つです。

PHP技術者認定初級試験

Webの世界に浸かりたいなら、多くのサービス構築に使われている「PHP」がお勧めです。無償で手に入り、勉強しやすく、データベースなどとの親和性も非常に高いうえ、開発元の更新やサードパーティーのツールなども非常に活発です。

ただし、PHPはあくまでWebサービスの構築に特化しているということには注意が必要です。PHPでWeb以外が作れないわけではありませんが、少なくともその選択が現場でされることは少ないでしょう。Webの世界は独特なので、PHPを習熟したプログラマでも、他のプラットフォームへ転向しようとすると、かなりの勉強が必要になります。

習熟が容易な分ライバルが多いことにも、しっかりと留意しましょう。

Ruby技術者認定試験制度

世界には様々なプログラム言語がありますが、その中でも日本人が作った言語で広く使われているのが「Ruby」です。

Rubyはオブジェクト指向言語で、スクリプト言語という特徴があり、なによりも「記述が少なくて済む」ということから、開発効率が高いと評判の言語です。現在では、Webサービスの構築からスマートフォンアプリなども含めて、幅広く活用できる言語となっています。

まずは触りやすいRubyでプログラミングの世界を垣間見て、そこからさらにステップアップしていくのもいいし、そのままRubyで生きていくのも自由です。WebアプリケーションのフレームワークとしてのRuby on Railsなどは、導入事例も増えてきており、書籍も様々なものが見つかるでしょう。

Python3エンジニア認定基礎試験

Pythonは、組み込み開発、WEBアプリケーション、デスクトップアプリケーションなどで利用される言語です。また、最近何かと話題の人工知能や機械学習の分野では、Pythonが使われているケースが多く今人気の言語とも言えるでしょう。

言語としての特徴では、文法がとても単純で、だれが書いても同じような感じになり可読性が高いです。教育言語としても利用されることが多い言語でもあります。

また、他の人が読みやすくてきれいなコードの構文が採用されているので、初心者でも読みやすく構成されています。他の言語ではコーディングする人によって癖が出てきますが、それがないのは一つの魅力といえます。

IT業界の職種を詳しく調べて自分にあったエンジニアを目指そう

ここまでプログラマについて、仕事内容や必要なスキルなど様々な観点から紹介をしてきましたが、興味のある職種は見つかったでしょうか。

一言でプログラマと言っても、本当に様々な分野があることがお判りいただけたのではないでしょうか。プログラマだけではなく、エンジニアとして幅広くIT業界を見渡しながら、自分自身はどういったエンジニアに向いているだろうかと見つめてみるのもいいでしょう。

ぜひ、自分自身にあったエンジニアを目指して、最初の一歩を踏み出していきましょう。

転職に迷ったらやってみよう!【エンジニア診断】

記事の監修責任者

飯塚 寛也
エンジニアとして移行調整・NW更改作業・クラウドシステムの設計・構築等を手掛ける。 入社2年目でネットワーク最高資格であるCCIEの筆記試験に合格。 人材開発室にてCCNA/CCNPの勉強会を50回以上開催、100名以上の合格者を輩出し、スクール事業の礎となる。
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