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プログラミングの将来性は? 業界の動向から言語選択まで徹底解説

プログラミングの将来性は? 業界の動向から言語選択まで徹底解説

就職活動や転職を考える際に、「これからの社会ではプログラミングで手に職を付けると有利だ」という話をよく耳にするかと思います。それと同時に、「プログラミングはAIの登場によって仕事が奪われて、今後はオススメしない」といった噂も聞くことがあるでしょう。

今回は、そんなプログラミングの将来性について、IT業界の動きも合わせて分かりやすく解説します。勉強するべきプログラミング言語の解説や、勉強方法についてもあわせて紹介しているので、ぜひ参考にして就活などに役立ててください。

目次

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プログラミングの将来性について

世界的に情報社会と言われるほどITの活用が進む中で、新しいサービスやアプリケーションを生み出すプログラミング技術は非常に注目されています。プログラミングを習得することでIT業界への就職を考える人も多いと思いますが、一方で今後の社会においてIT業界やプログラミングの将来性について不安に思う人もいるでしょう。

実際はプログラミングの将来性は非常に明るく、今後の社会ではエンジニアの就職は非常に有利な状況となります。ここで解説するプログラミングの将来性を確認して、安心してプログラミング習得をはじめていきましょう。

プログラミングに将来性がある理由

社会的な動きとしてITに関する分野は拡大傾向です。特に令和3年前後では新型コロナウィルスの影響などで、各企業がテレワークなどのIT化を推進するといった社会情勢もあり、情報通信などの分野においてプログラミングを活用する仕事が多く発生しています。

また、AIやIoTなどの組み込み分野などにおいては特に技術革新の動きが活発で、IT技術者の人材需要の伸びに供給が追い付いていない状況です。経済産業省の報告書にまとめられたAI分野における需要と供給の差のデータでも、2030年頃には100万人を超える人材が不足する結果になっているように、この分野のプログラマーなどの技術者は売り手市場といえます。

AI人材全体の需要についての試算結果

出展 : IT 人材需給に関する調査 – 経済産業省(2019年)

プログラミングによる副業について

在宅勤務やテレワークなどの推進が進み、プログラミング技術を活かして自宅で副業をするのが容易な社会になりつつあります。

ソフトウェア開発やシステム開発は作業をするために特別な材料などを必要としないので、テレワークに対応しやすく、自宅にパソコンがあってプログラミングができる人は、すきま時間を活用して開発を手伝うことで副収入を得ることができます。

プログラミング能力を活かして企業に就職して経験を積んだ後、自分の考えるサービスを生み出すために独立して起業して、自宅をオフィスとして新しい生活を始めることも可能です。

IT社会はプログラマーを必要としていて、新しい働き方によって個人が技術力を発揮して社会に貢献しやすい状況なので、プログラマーの将来は非常に恵まれた環境になってきています。

プログラミングの将来性がないという意見

AIなどにプログラミングの仕事を奪われるといった意見を耳にすることもありますが、AIに学習させたり、AIを使ってプログラムを構築させるためにも、プログラミングの技術が必要です。アプリケーションを作るためのプログラミング作業がAIに置き換わったとしても、AIを作り出すためのプログラミング作業はなくならないのです。

また、近年はインドやベトナムなどアジア各国の情報産業の成長は目覚ましく、日本でオフショア開発を活用してコスト削減などを図ることも多くなりました。仕事が減るのではと危惧する声もありますが、依頼先を統括するような新しい仕事も同時に生まれています。

同じ仕事に固執するのではなくプログラマーとして成長し続ける志があれば、プログラミング能力を使って幅広い将来性を確保できるでしょう。

IT人材の報酬は高くなっていっている

IT人材は需要が増え続けて供給が追い付いていないため、採用で提示される報酬額も高くなっていっている傾向です。技術者が足りない状況なので、報酬についても今後上がる傾向になることが予想できます。

求人に含まれる単語 前年比(求人数) 求人件数 最高提示年収
ブロックチェーン 4.2倍 1,099件 2,200万円
AI/人工知能/機械学習 2.2倍 19,959件 4,000万円
IoT/M2M 2.1倍 17,660件 4,600万円
自動運転 2倍 5,806件 2,100万円
フィンテック/FinTech 2倍 3,459件 4,000万円
サイバーセキュリティ 2倍 1,481件 3,000万円
ロボット工学/ロボティクス 1.8倍 1,372件 2,500万円
AR/VR/拡張現実/仮想現実 1.6倍 5,178件 2,499万円
データサイエンティスト 1.6倍 3,136件 3,900万円
データアナリスト 1.5倍 1,380件 2,000万円
ビッグデータ 1.4倍 8,202件 3,900万円
情報セキュリティ 1.4倍 4,838件 3,900万円
画像技術/画像処理/コンピュータビジョン 1.2倍 8,495件 2,000万円

出展 : 我が国におけるIT人材の動向 – 経済産業省(令和3年)

特にIoTやAI・人工知能関連の分野では、年収4000万円を超える求人もある状況なので、今後のIT社会で非常に重要視されていることが伺えます。

AIは技術面の研究が進み、今は技術力を人びとの生活に役立てるアイデアを実現していく段階になっているので、多くの企業がアイデアを形にするために技術者の確保や育成に力を入れています。この流れは10年から30年くらいの期間続くという意見が多いので、今からでもプログラミング習得をすれば、今後の社会でとても役立てることができるでしょう。

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将来性の高いプログラミング言語

プログラミング言語にはさまざまな種類があり、作成するソフトウェアの動作環境などによって使う言語を選びます。これからプログラミング言語の勉強をする場合は、できるだけ将来性のある言語を選択しましょう。

将来性の高いプログラミング言語

ここではIT業界の中で今後も将来性があると考えられているプログラミング言語を5つ紹介しています。それぞれの言語の特徴も合わせて紹介しているので、自分の状況に合わせて選んでください。

Python

Pythonは、特にAIの分野で注目されて、よく使用されている言語で、プログラミング言語の中で突出して将来性があります。Pythonには、AI分野に関して便利なライブラリやサンプルコードなどが多いので、今後のAIの活用を進める社会の中で重要な役割をすると考えられており、多くの企業がPythonを扱うことのできる技術者の育成や採用を急いでいます。

Pythonの得意分野は機械学習や計算処理といった分野で、アプリケーションやWebサイトの作成といった既存のソフトウェア分野においては、他のプログラミング言語のほうが有利だということをしっかり認識しておきましょう。

企業によってはPythonを使ったプロジェクトはまだ少ない可能性もあり、しっかりとした技術力を身につければ、自分がリーダーになれる可能性もあるので、今から習得をはじめるならPythonは非常にオススメです。

Java

Javaは古くからあるオブジェクト指向言語の一つで、現在はWebサイトの作成やAndroidのスマートフォンアプリを作るためなど、多くの分野で使われているプログラミング言語です。習得しておくことで、多くの企業で即戦力としての活躍が期待され、就職でも有利になります。

Javaは、動作対象とする環境とプログラミング言語の間に中間層を設ける構造になっているので、プログラミング作業中の環境面への考慮が緩和され、同じ言語で複数のプラットフォームのソフトウェアを製作できるという強力なメリットがあります。

現在のプログラミング言語の主流となっているオブジェクト指向の原点でもあり、プログラミング技術を学ぶにはとても優れた教材でもあります。これからプログラミング言語を学ぼうとする人全員にオススメできる優秀な言語です。

C言語

C言語は、プログラミング言語としてはJava以上に古く、OS(オペレーティングシステム)を作るためにも使われていた言語です。対象環境のすべてを制御するため、長いプログラムを書かなければならない反面、不可能なことがほとんどないのが特徴です。IoTなどの組み込み業界などでは、限られた環境で細かな機械制御を行う必要があるので今も活用され続けています。

スマートフォンアプリやWebサイトなどでは、生産性の面で他の言語に及ばない部分もありますが、高度な処理はC言語で作って、ライブラリ化して組み込むといった役割分担が行われています。

最近のプログラミング言語と比較して習得は難しいかもしれませんが、コンピューターの理解が深まるので、本格的にIT業界で活躍することを考えているのであれば、勉強しておきましょう。

JavaScript

JavaScriptは、厳密にいうとプログラミング言語ではなく、ブラウザという特定の環境で動くスクリプト言語に分類される言語です。ただし、Web業界ではサイト上でさまざまな動きを表現するために必須で、現在はもちろん将来的にも必要とされる言語の一つです。JavaScriptを使った作業はWebデザイナーでは対応が難しいので、論理的に組み立てることが得意なエンジニアが担当するのが通例です。

JavaScriptの習得は、プログラミング言語の中でも特に環境の準備に手間がかからず、パソコンさえあれば誰でも勉強を始めることができる手軽さが特徴の一つですが、自分が簡単にできることは、他の人も同じように簡単にできることであることを忘れず、他の人に負けない知識や経験を得るように、さらに努力するようにしましょう。

PHP

PHPは、Webサイトの制作で使われるプログラミング言語で、特にサーバー側での処理を担当します。Webサイトの制作ではJavaと使われ方が似ていますが、Javaよりも構造が単純で導入が容易という特徴があります。

サーバーからプログラミング言語の環境まですべてが無料で利用できるので、Webサイト製作を検討する際には一番最初に名前があがるようなプログラミング言語でもあります。

PHPの学習をするのであれば、同時にLinuxについても習得することをお勧めします。Linux上でWebサーバーを動かして、PHPでデータベースなどを操作するという構成は、近年のWebサイトで非常に多く用いられます。これら一連の構成について理解しておくと、特にWeb制作を手掛けるIT企業への就職には圧倒的に有利になるでしょう。

関連記事:Linux(リナックス)って何|意味や用途を完全解説

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プログラミングを習得してなれる代表的なエンジニア職

プログラミング言語を勉強して習得をした後は、いよいよIT業界への就職活動です。ここでは、プログラミングを覚えることで、どのような職種に就職できるのかを紹介しています。

以下がIT業界のエンジニアの簡単な分類です。

IT業界のエンジニア一覧

この分類の中で、すべてのエンジニアがプログラミング技術を使って仕事をしているわけではありません。IT業界に詳しくない人にも分かりやすいように、プログラミング技術を使うエンジニアについて、仕事内容も含めて以下に簡単に紹介しています。

各エンジニアの紹介には詳しく解説した記事へのリンクも置いてあるので、興味のある職種については、ぜひそちらも合わせてご覧ください。

プログラマー

プログラマーは、プログラミング言語を用いてソフトウェアを作るエンジニアのことで、プログラミング技術を最も使うエンジニア職です。

ソフトウェアの製造には欠かせない技術者で、プロジェクトの規模に合わせて数名から数十名がグループになって共同作業することも多く、グループを統括するほかの上級エンジニアの指示に従って日々の作業を行います。

プログラミングを行いながらさまざまな経験や知識を身に着けることで、より上流の工程を担当するエンジニアやグループのリーダーなどにキャリアアップしていくことが多い職種でもあります。

関連記事:プログラマーとは|仕事内容や年収から向いている人や資格まとめ

システムエンジニア

システムエンジニアは、ソフトウェア製造工程においてとても重要な設計を担当し、プログラマーなどの製造担当者と顧客の間の調整をしながらさまざまな決断を行うため、プロジェクト内でとても頼られるエンジニア職の一つです。

顧客と製造側の双方に最適な状態に調整するために技術的な知識も必要なので、プログラマーからキャリアアップして担当するようになるケースも多い職種です。

プログラマー以上に広い技術的な知識とともに、専門的な知識のない顧客とも円滑なコミュニケーションを取る能力が必要となり、プログラマーよりも多彩なスキルが求められますが、責任と同時にとても大きなやりがいや達成感を味わうことのできるのが魅力です。

関連記事:IT業界の花形 システムエンジニア | 仕事内容から年収まで解説

ネットワークエンジニア

プログラミング能力を使って仕事をするプログラマーの中から、特にネットワークについて専門的な技術力を身に着けた技術者は、ネットワークエンジニアにキャリアアップする場合があります。

ネットワークエンジニアは、ソフトウェア開発のプロジェクトにおいて、ネットワークに関する設計や構築といった作業から、サービス開始後の運用をサポートする仕事まで、とても広い工程を担当します。近年ではセキュリティに関する関心も高まっており、安全なネットワーク環境を作るネットワークエンジニアの需要は高まっています。

現在のIT社会におけるソフトウェアの多くは、ネットワークを活用しているものが多いので、ネットワークエンジニアの専門的な技術力が多くの企業で必要とされています。

関連記事:ネットワークエンジニアとは?仕事内容&必須スキルまとめ

サーバーエンジニア

ネットワークを介してさまざまなサービスを提供するソフトウェアの多くは、サーバーと言われる24時間動き続ける機器を使っています。サーバーが動き続けてくれているおかげで、人びとはいつの時間でも自由にサービスを利用できています。

サーバーを構築して、安全に稼働し続けるように保守や運用をサポートする役目を担う技術者をサーバーエンジニアと呼びます。

プログラマーとしてサーバーの機能を利用する側でさまざまなソフトウェア開発に関りながら、特にサーバーについて興味を持ったエンジニアがキャリアアップすることが多い職種で、実務ではプログラミングをそれほど使わなくなりますが、サーバーを使うプログラムについて考慮するために、プログラミングの知識は必要になります。

関連記事:サーバーエンジニアとは|仕事内容から必要なスキルまで徹底解説

データベースエンジニア

多くのサービスやアプリケーションなどが活用するデータを蓄積する「データベース」について、専門的な技術を持った技術者をデータベースエンジニアと呼びます。

プログラマーが作るソフトウェアはデータベースと関係しているものが非常に多いので、日々の業務の中でデータベースに関する知識や経験が蓄積されていきます。特にデータベースに関して学ぶことで、プログラマーからキャリアアップしてなることも多い職種です。

データベースエンジニアはデータベースを構築する作業だけでなく、データベースを操作するための専用言語であるSQLを習得して、データベースに関連した部分のプログラミングを担当することもあります。

関連記事:データベースエンジニアとは|仕事内容から必要なスキルまで徹底解説

プロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャー

ソフトウェア開発の一連の作業は、案件ごとにプロジェクトとして予算や人員をまとめ、リーダーが統括して完成に導いていくのが一般的です。

プログラマーは、最初はプロジェクトの作業スタッフの一人としてプロジェクトに参加しますが、技術的な知識だけでなく、他の作業スタッフや顧客との関係を構築して、広い分野に関して知識を持った人は、プロジェクトをまとめる役目に抜擢されることがあります。

プロジェクトのリーダーとマネージャーは、現場ではあまり厳密に区切られていないことも多いですが、マネージャーはリーダーの役目に加えて人員や予算に関しての管理責任を負うのが一般的です。

関連記事:プロジェクトマネージャー| 仕事・年収から役立つ資格まで解説!

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プログラマーの種類と気になる給与を紹介! 

同じプログラマーという職種であっても、仕事の内容によっていくつかの区分に分けられます。プログラマーの区分として代表的なものについて、以下にその求人の給与の例を合わせて紹介します。

DODA 転職会議 求人ボックス
オープン系・WEB系 413万円 402万円 428万円
汎用系 401万円 433万円
システム・ソフトウェア関連 467万円 411万円 433万円
制御系 425万円 397万円 461万円

ここでは、プログラマーの種類について、それぞれどういった仕事を担当しているのかを解説しているので、自分の目指しているプログラマーが、どの種類に該当するのかを確認してみてください。

オープン系・Web系プログラマー

オープン系とは、広く一般的に入手できる環境におけるソフトウェアを作る分野を指しており、Web系はその中のインターネットのWebに限定した分野です。単純にオープン系と表現する場合は、Webと同じ分類で扱われることも多いです。

Webサイトには、サービスを提供するサーバーがあり、サーバー内には扱うデータを管理するためのデータベースシステムがあることも多いので、Webプログラマーの多くは、サーバーやデータベースに関しての基本的な知識があるのが一般的です。

また、Web系の中には、サイト上での細かな動きの表現に特化したエンジニアもいて、そういった技術者はサーバーなどに触れる機会は少なく、逆に各種ブラウザの特徴や見た目の効果を演出する方法などに多くの知識を持っています。

汎用系

汎用機とは、企業専用の環境や特定の閉じられた環境において、その中だけで使われるシステムや機器を指した言葉です。それら特定のシステム向けに対して機能の追加や保守運用にはプログラマーが必要になります。

汎用系プログラマーは、一般的に使われていない環境上で動くソフトウェアを作るため、プログラミング技術とともに、その環境や使われる業務に関しての詳しい知識が必要になります。

Web系のような派手な動きなどは少なめで地味な反面、技術の流行などに流されることは少なく、非常に手堅い業務を継続的に行っていくことができる分野でもあります。

システム・ソフトウェア関連

パソコンやスマートフォンのアプリなど、私たちの生活にはさまざまなソフトウェアが使われています。Web系とは違い、これらの便利なソフトウェアを作るのがシステム・ソフトウェア関連のプログラマーの仕事です。

ソフトウェアの内容によって、使うプログラミング言語なども異なることもあり、プログラマーとして対応できるプログラミング言語の数が、対応できる仕事の分野の数に比例します。企業によっては、技術者の得意な分野に絞って営業や提案をする場合もあるでしょう。

業務分野としても、官公庁などの堅い分野からゲームのような分野まで広く、通常の場合プログラマーが働く企業や取引先などで扱うソフトウェアの傾向が決まります。

制御系

制御系は、古くは工場のロボットの制御をするプログラム(FA)などを指すことが多い言葉でしたが、近年では家電や小さな電子機器などに組み込まれるソフトウェアを作ることを指すようになりました。

IoTやAIなど、特に注目されている技術の活用が研究されているように、国の行政や企業などの投資が盛んな分野でもあります。AIに仕事を奪われるのではと囁かれるソフトウェア業界の中でも、特にエンジニアの将来が明るい業界でもあります。

細かな電子機器の限られた環境の中で、求められた機能を実現するソフトウェアを作るプログラマーには、繊細で確実な製作技術が必要になります。制約が多い中でのプログラミングは容易ではありませんが、ネット上に広がる膨大な可能性と比較すると、逆に狭いから取り組みやすいといった側面もあります。

就きたい仕事から勉強するプログラミング言語を決めよう!

プログラマーの仕事にはいろいろな種類がありますが、それぞれの仕事の内容によって使うプログラミング言語が異なることに注意しましょう。プログラマーを目指してプログラミング言語を習得しても、就いた仕事で使えない知識とならないように、自分が目指す仕事で使えるプログラミング言語を選びましょう。

ここではIT業界に入ろうと考えている方に向けて、どのような仕事でどのプログラミング言語が使われているのかを紹介しているので、ぜひ参考にして勉強する言語を選んでください。

制作対象のソフトウェア プログラミング言語
Webサイト サーバー Java・PHP
クライアント(サイト上) JavaScript
Windows C#
スマートフォンアプリ Java・Swift
AIなどの最先端技術 Python

Webサイトを作成するエンジニアには2種類ある

Webサイトと一言で表現しますが、技術的にはサイトをサーバー上で生成する際のプログラミング言語と、ブラウザに表示された後のサイト上での動作を実現するプログラミング言語の2種類が同時に使われて、一つのWebサイトになっています。

規模が小さなソフトウェアの場合は、同じエンジニアが両方を担当することもありますが、それぞれ専門のエンジニアが担当することが多いでしょう。使用するプログラミング言語が異なるだけでなく、そのプログラムが動く環境も異なっているため、必要となる周辺の技術知識も異なります。

以下の分類を理解すると、採用などでWeb系プログラマーを募集している企業でも、習得条件に提示されているプログラミング言語の情報から、どちらのエンジニアを募集しているのかを判断できるようになるでしょう。

サーバー-クライアント

サーバーでサイトを動的に作り出すJava・PHP

Webサイトを利用者が閲覧しようとすると、Webサーバーにアクセス要求が届きます。その要求を理解して、必要なWebサイトを作り出して利用者に返すのがWebサーバーの役目です。

Webサーバー上でサイトを作り出す一連の動作には、JavaやPHPといったプログラミング言語が使われています。近年では、日本人が開発したプログラミング言語であるRubyなども使われる機会が増えています。これらのプログラミング言語には、サーバー上でのデータベースの操作やWebサイトの提供をするためのさまざまな機能が備わっていて、Webサイト構築に非常に適しています。

サーバー側のプログラマーを目指す場合は、プログラミング言語の知識だけでなく、Webサイトの構造やデータベースに関する基本的な知識も合わせて身に着けるようにしましょう。

サイト上で細かな動きを表現するJavaScript

Webサイトがブラウザに表示された後に、マウスの操作に応じて情報がポップアップ表示したり、検索候補を表示したりといった機能を実現するためには、JavaScriptというスクリプト言語が使われます。

JavaScriptはコンピューターの制御をするプログラミング言語とは異なり、ブラウザという限られた環境で使うことのできる言語です。複数あるブラウザで同じ動きを実現するのが難しいこともありますが、人に直接視覚的に感動を届けることができる部分のソフトウェアでもあり、とてもやりがいのある仕事です。

パソコンとメモ帳のようなエディタさえあれば無料で勉強することもできる言語でもあるので、興味のある方はまずは自分のパソコンで実践してみましょう。

WindowsのエンジニアならC#を選ぼう

業務で幅広く活用されるWindows上でのソフトウェアを作り出すプログラミング言語の主流はC#です。Windows上のソフトウェアを開発している企業への就職を考えている場合は、迷わずC#を勉強しましょう。

C言語と同じCという文字が名前に入ってはいますが、言語としてはJavaに近いオブジェクト指向言語です。言語としても比較的新しく、理解しやすい構造なので、基本から概念を理解して知識を積み上げましょう。Microsoftの開発環境であるVisual Studioはとても洗練されて使いやすく、今は無料で利用できるバージョンもあります。

C#を勉強する場合は、より効率的で安全なソフトウェアを作るために、環境であるWindowsや.NET Frameworkについても合わせて勉強するようにしましょう。

スマートフォンアプリならJavaとSwift

多くの人が日々スマートフォンで使っているさまざまなアプリもプログラマーが作っています。スマートフォンは、動作するOSによって開発環境やプログラミング言語が異なっていて、AndroidはJava、iPhone(iOS)ならSwiftを使って作るのが一般的です。

JavaはWebのサーバーサイドでも使われる言語でもあるので、これからプログラミング言語を習得しようとする人にはオススメの言語です。

Swiftは、iOSだけでなくMac上で動くアプリケーションも作成できて、習得すると有利な場合もあるでしょう。

スマートフォンアプリの開発は、スマートフォン端末の機種による挙動の差に悩まされることも多いですが、環境さえ整えれば個人で製造から配信まで行うことができるプラットフォームでもあります。

最先端のAIなどに関わりたいならPythonを習得しよう

IT業界の中で、最も注目されて将来性があると言われる分野にはAIがあります。近年特に研究が進み、一般的に使いやすいAIに関する技術情報も増えているので、IT業界以外でもAIを活用したさまざまなアイデアを実現するために技術者の確保や育成が急がれています。

Pythonは、AIに関連したライブラリやサンプルなどが多く、言語としても機械学習などの計算が得意な特徴があるので、この分野では特に活用されています。

今後新しい画期的なソフトウェアや製品を生み出そうとする場合などでは特に必要となる可能性が高く、最先端の技術に関わっていきたいと考えるのであれば、迷わずPythonを選びましょう。とても進化の速度が早い業界でもあるので、世界の動きに注目して、最先端の情報を活かす努力をしましょう。

プログラマー就職で有利になる資格

プログラマーになるための就職活動において、IT資格を所持していることは必須ではありませんが、合格率を上げるためにとても有効な手段の一つです。

就職活動では、初対面の人に自分を理解してもらう必要がありますが、資格を持っているとそれだけで能力が証明できます。また、資格の取得に向けて努力をした取り組みについても、採用後の能力向上を期待されて評価される傾向にあります。

プログラマー就職で有利になる資格

ここでは数多くあるIT関係の資格の中から、プログラマーの就職活動で特に有効なものを紹介しているので、それぞれ確認をしてぜひ取得を検討してみてください。

ITパスポート

ITパスポートは、IPAが実施するIT技術者の国家資格の中で最も低いレベル1に該当し、取得が最も容易な分類とされています。

出題範囲には、技術的にそれほど詳しい内容が含まれませんが、経営面などを含めてIT企業で必要となる広い分野が含まれており、取得すると情報処理産業の一般的な基礎知識が備わっていることが証明できます。

すべて選択式の問題なので、しっかりと過去問などで傾向の把握と対策してから受験すれば、業界未経験の人でも十分合格を狙える資格でもあるので、これからIT業界に入ろうと考えている方は、ぜひ取得を検討してみましょう。勉強の過程で、IT業界の全体的な知識が身につき、就職した後の日々の業務の中でも役立つでしょう。

ITパスポート試験について興味のある方は、もっと詳しく解説した以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:ITパスポートの勉強時間はどのくらい?|効率的な勉強方法を解説

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、IPAの実施するIT技術者の国家資格の中ではITパスポートの上位に位置するレベル2に該当し、より専門的な内容が含まれるようになります。試験の形式はすべて選択式となっていますが、試験範囲にはデータベースやプログラミング言語など技術的な内容が含まれます。

非常に歴史も長くIT業界の中での認知度も高く、とても信頼性が高いため、これからIT業界に入ろうという方だけでなく、プログラマーとして数年業界で働いた経験のあるエンジニアの方にも取得をオススメします。就職試験の際だけでなく、働き出した後のプロジェクトの人選などを含め、さまざまな局面で有利になることがあり、企業によっては資格の所有が給与に影響する場合もあるでしょう。

基本情報技術者試験の勉強方法などについて詳しく解説した以下の記事も確認して、ぜひ取得を検討してみてください。

関連記事:基本情報技術者試験の攻略ガイド|日程から勉強方法まで完全網羅

CCNA

IPAの実施する国家資格だけがIT技術者の資格ではありません。ソフトウェアを提供している企業が独自に認定試験を行うベンダー資格の中には、IT業界からの信頼が厚い資格がいくつかあります。

就職活動で特に有効な資格の一つである「CCNA」は、ネットワーク製品などを提供するベンダーであるCISCOが執り行う認定試験の中で、最も基本的な区分の資格です。

近年のソフトウェアは、スマートフォンアプリなどを含めてインターネットなどのネットワークを活用することが多いので、プログラマーには言語の知識と合わせてネットワークに対する知識も必要とされています。CCNAの資格には、プログラマーがネットワークに関して必要となる知識がすべて含まれているため、企業からも非常に信頼されています。

CCNA試験に合格するための勉強法など、詳しい解説をしている以下の記事もぜひ参考にして、取得を検討してみてください。

関連記事:CCNAとは|試験の難易度から合格するための勉強方法まで紹介

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、IPAの実施するIT技術者試験の中で、基本情報技術者試験の上位のレベル3に該当し、難易度が高い資格です。試験形式も、選択式の午前の試験に加えて、午後には記述式の試験が行われるため、IT技術に関して簡潔な文章で伝える能力も必要になります。

ある程度IT開発現場での経験がある人を対象にした試験ではありますが、しっかりと勉強すれば、在学中でも十分合格を狙える内容でもあります。

IT業界の中でも取得している人は多くはありませんが、資格の認知度は高く、所有しているエンジニアは基礎的な技術力だけでなく、その技術を広く活用する知識や経験を有していると認識されます。IT企業への就職活動でこの資格を持っていることは、他の受験者よりも圧倒的に有利になるでしょう。

応用情報技術者試験に合格することは簡単ではありませんが、勉強方法などについて詳しく解説した以下の記事を参考に、ぜひ挑戦してみてください。

関連記事:応用情報技術者試験の攻略ガイド|難易度から勉強方法まで完全網羅

オススメの勉強法3選

プログラマーとしてIT業界に就職するためにプログラミング言語を勉強するには、いろいろな方法がありますが、ここでは特に有効な勉強方法を3つ紹介します。

多くのIT企業の入社試験では、基礎学力を試される筆記試験と、人間性や技術的な知識を問われる面接が行われます。企業にもよりますが、エンジニアの採用では筆記試験よりも面接を重要視する傾向にあります。技術的な知識だけでなく、勉強する姿勢やIT業界への興味、リーダーシップの経験など、積極的にアピールすることが重要です。

今回紹介する勉強法は、面接試験での評価につながりやすいものばかりなので、ぜひ実践してみてください。

①独学でひたすら勉強する

プログラミング言語などの技術的な知識は、書籍やネットの情報などから比較的容易に入手できます。就職を検討している企業で使われている技術などについて徹底的に調べ、その分野に関する知識を集めて、できるだけ自分の手で実際に経験をしましょう。

この方法で勉強する場合は、成果が具体的に分かりやすい資格の取得を最終的な目標にするのがオススメです。面接においても、勉強したという言葉だけでなく、成果として資格があることで評価を確実なものにできます。

独学での勉強では知識に偏りが出てしまいやすいので、現役のエンジニアが所属するコミュニティに参加するなどで、自分のやり方や考え方を客観的に見つめ直すように気を付けましょう。

関連記事:プログラミングを独学で身につける方法とは|効率的な勉強方法を解説

②インターンやアルバイトで現場を学ぶ

IT企業の中には、プログラマーを正規雇用ではなくアルバイトで募集していたり、就職活動をしている学生に向けてインターンシップで企業の仕事を体験する機会を提供している場合があります。プログラミングなどの知識に不安があったとしても、勇気を出してアルバイトやインターンシップに積極的に参加してみましょう。

応募してくる学生やアルバイトの知識不足については企業側も承知のうえなので、作業内での教育や指導なども十分に考慮されていることも多くあります。知識や経験不足を認識したうえで、謙虚に指導を受けながら仕事をしていくことで、IT企業内での仕事を実際に体験するという貴重な経験を得ることができます。

この方法で勉強をすると、業界関係者とのコミュニケーションの中から得られるものも多く、採用においてはこの行動力も必ず評価されます。

③プログラミングスクールを活用する

独学での勉強が続かなかったり、インターンシップなどに抵抗があるような人には、プログラミングスクールがオススメです。

プログラミングスクールでは、自分の目標とするIT企業への就職に有利な資格の取得をサポートしてもらうことができるだけでなく、就職面接の練習や企業の斡旋をしてくれる場合もあります。IT企業への就職に向けての勉強や面接対策など、必要なことがすべて含まれているので、何から手を付けていけば良いのか悩むような人には特に便利です。

スクールにはいろいろな種類があり、用意されているカリキュラムや必要となる費用や期間が異なっているので、自分の条件に合うスクールをしっかり見定めましょう。プログラマーとしてIT企業に就職するという明確な意思があるのであれば、プログラミングスクールを選ぶことで悩みをすべて解決できるでしょう。

将来性のあるエンジニアになるために心掛けるべきこと

IT業界やプログラマーの将来性は明るいからといって、慢心したり最新技術の習得を怠ると、動きの速い業界から取り残されてしまうこともあるので、エンジニアは常に向上心を持って業務に取り組みしていかなければなりません。

将来的にも長く活躍できるエンジニアであるために、ここでは日頃の業務の中で気を付けておくべきことを紹介します。

将来のために心掛けるべきこと

取り残されてから勉強し始めるのではなく、普段の仕事に対する考え方や取り組み方を工夫することで、将来のキャリアアップにも繋げていくことができるので、ぜひ参考にしてみてください。

人とのつながりを大事にしよう

プログラマーやそのほかのエンジニアも、ソフトウェアという無機質なものを作り出す技術者ですが、作ることを決めるのも作る作業をするのも人間なので、人びとが協力し合って一つのソフトウェアやサービスが生み出されていることを忘れてはいけません。

自分にない能力を持っている人と協力することで、個人の技術力だけでは作り上げることができないサービスや製品を生み出すことが可能になるのです。

ソフトウェア制作のプロジェクトでは、エンジニア以外にもさまざまな役割の人たちが参加していて、顧客はITとは関係のない業種なことも多いでしょう。そういった人たちとの関わり合いを大事にして、お互いに助け合うことで、強力な信頼関係を築いていきましょう。将来的に、その人たちと新しい仕事をすることに発展することもあるでしょう。

新しい技術に興味を持とう

技術者として生きていくためには、時代に取り残されるのが最も危険です。進歩の目覚ましいIT技術の世界では、日々新しい技術が開発されているので、そういった新しい技術やガジェットなどは興味を持って触れるように心掛けましょう。

すべての新製品について誰よりも詳しくなることは簡単ではありませんが、慣れてくればその製品の長所や中核となる技術について、短い時間で理解できるようになってきます。そういった知識を蓄えることは、日々の業務での活用や、業界の動向を推測することに役立つでしょう。

プログラミングについても、新しい開発環境やフレームワークのバージョンアップなどについては特に注意して情報を集め、それらの活用方法を常に考えることで、自分の仕事が常に進化し続けるように心掛けましょう。

ソフトウェアビジネス自体を理解しよう

技術的な知識だけでなく、開発しているソフトウェアが社会に対してどのような貢献をしていて、どういった利益を得ることで成り立っているのかを理解しましょう。

将来的にソフトウェア製造の技術がAIなどで自動化される社会になったとしても、ソフトウェアやサービスを考えるのは人間の仕事であることは変わりません。社会に必要とされるサービスを考案し実現するためのビジネスモデルを考案できる人に成長できていれば、間違いなく生き残っていけます。

最初は自分の上司や先輩のエンジニアなどから現場の仕事を学ぶことで精いっぱいかもしれませんが、興味を持って仕事をしていれば、徐々に情報も集まり、知識も増えていくでしょう。将来のことを考えて、少しずつでも理解していくようにしましょう。

プログラマーを目指す人によくある質問

プログラマーは、プログラミング言語を用いてソフトウェアを作るので、デスクワークが多い仕事の一つです。ソフトウェア開発の中では、製造作業に直結しているため、規模や開発期間に応じて人数が必要になる職種でもあります。

多くのプログラマーがIT業界で働いているので、ネットなどにも多くの情報がありますが、IT業界の外からは分かりにくいこともあるようで、さまざまな質問を目にします。特に代表的な質問についての回答を以下に紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

女性でもなれますか?

プログラマーは、極端な力作業をする仕事でもなく、女性でも問題なくなることができます。IT企業には残業が多いなどといった悪い印象もあるようで、そういった理由で敬遠されてしまうこともあるようですが、最近はどの企業も働きやすい環境づくりに力を入れている傾向にあり、ブラック企業と言われるひどい待遇の会社は少なくなっています。

IT業界ではまだ男性の比率が高い傾向にありますが、特にWeb関連の分野では女性技術者も多く活躍しています。特にサイトの動きを担当するWebプログラマーには、動けば良いと考える純粋なエンジニアよりも、男女問わずデザイン的なセンスがある人の方が向いているでしょう。

女性がIT業界へ転職する場合のメリットなどについて、詳しく解説した以下の記事も、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:女性がネットワークエンジニアで働くメリットとデメリットを徹底解説

35歳定年説は本当ですか?

エンジニアやプログラマーは35歳が定年だと言われることがありますが、実際にはそんなことはありません。何歳になってもプログラマーとして頼られているエンジニアの方も多くいます。

プログラマーに限らず、向上心がなく同じ仕事を繰り返している停滞状態は衰退しているのと同じなので、段々と新しい技術が理解できなくなり、仕事を続けていくのも難しくなるでしょう。IT業界は特に動きの早い分野なので、新卒で就職したあとも勉強していないと、35歳になったころには使われる技術が入れ替わり、既存の知識だけでは対応が難しくなっているかもしれません。

向上心を持って仕事に取り組むことで、より高度なエンジニアへキャリアアップしていくこともできるでしょう。IT業界の中にもいろいろな楽しい分野があるので、興味があるものだけでも追いかけていきましょう。

未経験や他の業種からの転職でも大丈夫ですか?

IT業界やプログラマーが未経験の状態でIT企業に就職することが可能かといった質問は本当によく耳にしますが、「問題なくなれる」と断言できます。知識不足が心配かもしれませんが、現場のプログラマーでも分からないところは調べながら対応するので、完璧にすべてを記憶している人はほとんどいないでしょう。IT技術に興味があり、真面目に仕事をする普通の人であれば、未経験でも別業種からの転職でも問題ありません。

ただし将来性のことを考えると、年齢は若い方が有利なこともあるので、転職などで検討している場合は、決断したらできるだけ早く行動しましょう。転職の場合は技術的な点だけでなく、前職でのリーダーシップの経験などは採用時に重要な判断材料とされることがあるので、面接などで積極的にアピールしましょう。

関連記事:IT業界への転職を徹底解説! 未経験から転職しやすい職種やポイントなど

将来性抜群のプログラマーを目指そう!

IT業界の未来は明るく、将来性が豊かなプログラマーは、これからの時代でとても必要とされる職種です。プログラマー人口は不足傾向が続く見通しなので、今からでも勉強して技術を身に着けることで、就職する企業の選択肢を増やすことができるでしょう。

今は簡単にプログラミング言語の勉強をはじめてみることができるので、少しでも興味があれば、ぜひ材料なしで新しい製品を産み出す夢のようなプログラミングの世界を体験してみてください。

その一歩からはじめて、今後の社会で必要とされているプログラマーを目指していきましょう。

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記事の監修責任者

飯塚 寛也

エンジニアとして移行調整・NW更改作業・クラウドシステムの設計・構築等を手掛ける。 入社2年目でネットワーク最高資格であるCCIEの筆記試験に合格。 人材開発室にてCCNA/CCNPの勉強会を50回以上開催、100名以上の合格者を輩出し、スクール事業の礎となる。
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