IT仕事内容

プログラマーの仕事内容を徹底解説! | 具体的な業務から必要スキルまで

プログラマーは職種の名前としては非常に有名ですが、実際の仕事の内容については意外と知られていないようで、なんとなく「プログラムを作る人」というくらいの認識の人も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、プログラマーが具体的にどのような仕事をしているのかを、専門的な部分も含めて分かりやすく紹介しています。

これからプログラマーを目指そうという方はもちろん、現職のプログラマーの方にも有益となる情報が満載なので、ぜひ参考にしてみてください。

プログラマーの基本情報を知ろう

プログラマーの具体的な仕事内容を紹介する前に、まずはプログラマーについて基本的なことを確認しておきましょう。

一言でプログラマーといっても、IT業界のさまざまな分野で活躍する職種なので、人によって仕事の内容や取り組み方などが大きく異なっています。当然仕事の内容によって得られる収入にも大きく差があります。

ここではプログラマーという職業がどういうものかとともに、気になる年収についてはどのくらいなのかも見ていきます。

プログラマーとは|IT業界の製造者

プログラマーはIT業界において、ソフトウェアやシステムを実際に作る職種です。

ソフトウェアは、現在のIT社会には欠かせない便利なもので、私たちが普段から利用するインターネットやスマートフォンといったものには、多くのソフトウェアが利用されています。また、家電製品や車のような一見するとコンピューターに関係のないようなものにも活用されています。

そのようなソフトウェアを、頭の中で考えたアイデアの状態から実際の形にするのがプログラマーです。ITシステムの開発作業には材料も必要なく、パソコンさえあればできるので、夢のような製造者といえるでしょう。

平均年収は410万~430万円

プログラマーの平均年収は400万円強といったところです。これは日本の平均年収とほぼ同じで、かなり平均的な職種といえるでしょう。

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プログラマー 417万円 353万円 426万円 430万円

ITエンジニアの年収は、その人のスキルレベルによって大きな差があるのが特徴で、スキルレベルの高い人の中にはこの平均年収以上稼いでいる人も多くいます。逆に経験が浅い間はそれほど稼げない場合もありますが、働きながらスキルレベルが上がっていくにつれて、徐々に収入を上げていけるので、収入を気にする人は特に根気よく自身を高める努力が必要です。

高いスキルレベルを習得するということは、プログラマーとしての収入を上げることにもつながりますが、より高い収入を得られる高度なエンジニアへのキャリアアップも可能になります。

関連記事:プログラマーとは|仕事内容や年収から向いている人や資格まとめ

     プログラマーの平均年収は437万円|転職・独立で年収を上げる方法

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プログラマーの仕事の流れを把握しよう

まずはプログラマーの仕事の全体の流れを確認していきましょう。プログラマーはプロジェクト全体の製造部分を担当する職種なので、「指示通りに製造して納品する」という流れを繰り返す仕事になります。

プログラマーの仕事の流れ

ここでは、仕事の流れの中でプログラマーが実際にどのような仕事をしているのかを具体的に紹介します。製造工程である開発作業については、実際のプログラミング作業以外にもいろいろと仕事をすることになるので、それらについても合わせて紹介しています。

打ち合わせ

独立起業している方や個人で作業している人でない限り、プログラマーの作業は基本的に誰かの依頼や指示が来ることで始まります。依頼の形で最も多いのは「打ち合わせ」です。

打ち合わせの相手は、社内の上司の場合もあれば、社外の人も交えての場合もあり、自分以外に他のエンジニアも同席する場合などは、それぞれの役割を意識して打ち合わせに臨むことになります。

社内打ち合わせの場合は、明確なプログラム作業の指示をもらえることもありますが、社外の人との打ち合わせの場合は、会話の内容から実際に自分が行う作業を考えて、分からないところがあれば打ち合わせ中に確認して、自分が作業するために必要な情報を収集することが必要になります。

開発作業

プログラマーの最も重要な仕事でもあるプログラムを製造する開発作業は、プログラムコードをパソコンに入力する作業なので業界では「コーディング作業」ともいわれます。

複数人で一緒に同じプログラムを作る場合もありますが、基本的には一人でパソコンに向かって黙々と行います。

実際の開発作業では、プログラムを延々と作り続けるだけではなく、その前後や作業中にさまざまな仕事を並行して行っています。ここでは、そういったプログラミング以外の作業についても、どのような作業をしているのかを具体的に見ていきましょう。

プログラマーの開発作業

モジュール設計

モジュール設計はシステムエンジニアなどが行う全体の設計とは違って、具体的にプログラムを作成していくうえで、どのようなプログラムの構造にするのかを考える作業になります。具体的にどのようなプログラム部品が必要で、どのように組み合わせるのかといった、プログラムの全体を描きます。

モジュール設計によって、そのプログラムの最終的な品質や将来の拡張性など、重要な要素が決定します。プログラマーが複数いる場合は、経験が豊かな先輩や上司などが担当してくれる場合が多いでしょう。

単純なプログラミング言語の知識以外に、オブジェクト指向やMVC(Model View Controller)といった設計に関する知識が必要で、経験も問われる仕事です。

資料の確認

プログラマーは意外と文章を読むことも多い職種です。設計書や仕様書など、プログラム製造に関する資料を読み解かなくては、実際の作業を進めることができないので、パソコンに向かってプログラミングばかり書いているのではなく、さまざまな資料を読むといった作業を日常的に行っています。

また、作成するソフトウェアについて記載されている「プロジェクトの技術資料」以外にも、社内や取引先が作成した「技術に関係のない周辺資料」も把握しなければなりませんし、それ以外にも自身が使う開発環境に関するリファレンスや、プロジェクトで使用する他社が提供するサービスのAPI資料など、読まなければならない資料は尽きません。

コーディング

プログラマーのコーディング作業は、複数人で共同して作業することもありますが、そういった場合でも、作業自体は一人でパソコンに向ってプログラムを打ち込んでいく作業になります。

モジュール設計が十分に行われているプロジェクトでは、各部品を設計通りに組み立てる単純な作業になるので分担作業が行いやすくなり、圧倒的に作業期間を短くできることもあります。

プロジェクトによっては、設計からテストまでを細かいサイクルで繰り返す「アジャイル開発」と言われる開発手法がとられることもあります。安定性や拡張性などを考慮するよりも、とにかく早く動くものが必要な場合などにアジャイル開発の手法がとられ、現場によって程度が異なりますが、基本的には設計よりもコーディングを進めることを優先します。

プログラムへのコメント記載

プログラムの動作には一切関係ないですが、基本的にはどのプログラミング言語でも人間が読んで理解できる文章である「コメント」を入力できます。複数人で作業している場合は意思疎通のために特に必要ですが、一人で作業している場合でも最低限必要なコメントを記載しておくのがプログラマーの務めです。

バージョンアップや仕様変更などで、数か月や数年後にプログラムを読み直すことになる可能性があり、その際には短い期間で理解しなおす必要があります。分かりやすいコメントは理解を助けることになるので、バージョンアップの作業を自分以外が担当することも想定して、誰が読んでも理解できるようにコメントを記載しておくことが重要です。

デバッグ

デバッグ作業は、作成したプログラムが想定通りの動きをするか確認する作業です。経験の浅いプログラマーが担当することも多く、人が作ったプログラムを見ることで、多くの知識が得られる作業でもあります。確認するだけの作業は「テスト」といい、原因を突き止めて修正するまでの作業を含めて「デバッグ」といいます

問題が確認されると、プログラムを開発環境上で動かしながら「トレース」という機能を使って順次実行しつつ状況を確認して、エラー原因を特定します。

開発環境によって画面や操作方法などは異なりますが、基本的にこういったデバッグ機能は同じです。トレースができない環境では、値を出力するなどいろいろと工夫をして状況を確認します。

バージョン管理

日々のプログラム作成過程でプログラムの動作がおかしくなったり、最悪動かなくなるといったことも起こり得ます。そういったことを未然に防止するために、プログラマーは「バージョン管理」システムを利用しています。企業によってはプログラムのソースコードを管理することから、「ソース管理」と呼ぶ場合もあります。

古くはSubversionなどが広く用いられていましたが、現在はGitが多く利用されています。企業によって使うシステムが決まっている場合もありますが、基本的にはプロジェクトごとに決定されます。

バージョン管理システムでは最低でもプログラムに関するデータを管理しますが、資料や関連データもまとめて管理することもよくあります。

業務報告

プログラマーに限らず依頼を受けて仕事をする場合は、実施した作業の報告が必要になります。

業務報告として毎日報告をする場合もあれば、途中経過を進捗報告として会議などで共有して、それ以降の作業を再度調整するといった場合もあります。上司やプロジェクトの体制によって頻度や形式が異なります。

問題に対する対処を行った場合などは、作業報告書のような書類を準備しなければならないこともあります。書類と合わせて口頭で関係者に状況を報告する場合もあれば、メールで資料を送付するだけといった簡単な作業で済む場合もあります。

新人の間は頻繁に報告を求められる傾向にありますが、信用が高まるとともに徐々に頻度も減って、長い期間で仕事を任されるようになるでしょう。

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プロジェクト内のほかのメンバーとの関係

個別の開発作業は一人で行うことが多いですが、ソフトウェアを最初から最後まで一人の力だけで製作することはほとんどなく、基本的にはプロジェクトでチームを編成して作業します。

ソフトウェア開発のプロジェクト規模によってはプログラミングを行わない人がいることも多く、メンバーはそれぞれ異なった役割を担当します。

ここでは、プロジェクトにはどのような人が参加していて、その人たちとプログラマーはどのような仕事のやり取りをするのかを具体的に紹介します。

システムエンジニアとの関係

プロジェクトにシステムエンジニアがいる場合、プログラマーは作成するソフトウェアの設計方針などの指示を受けて作業します。使用する開発環境や他社サービスのAPIなどを含め、大枠の設計に関わる部分の指示を受けて、細かなモジュール単位の設計などをプログラマーが行います。

大きな規模のプロジェクトの場合は、他のプログラマーチームと打ち合わせすることもあります。自分たちが作っているプログラムとは別のプログラムが作られていて、最終的にはそれらを結合して目的のソフトウェアを完成させます。結合部分の設計は、他のプログラマーと共同で行うことになり、多くの場合はシステムエンジニアなどが仲介します

システムエンジニアに興味のある方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。

関連記事:IT業界の花形 システムエンジニア | 仕事内容から年収まで解説

そのほかのエンジニアとの関係

データベースエンジニアやネットワークエンジニアなど、専門的なエンジニアがいるようなプロジェクトの場合は、システムエンジニアもプロジェクトに入っていることが多く、基本的にはプログラマーはシステムエンジニア経由でやり取りをすることになり、直接的な関りは比較的少なめになります。

優秀なシステムエンジニアがいるプロジェクトでは、特にプログラマーの手が煩わされず、システムエンジニアの判断で物事が決められていって、プログラマーは結果を聞いて作業に注力できます。逆に不慣れなシステムエンジニアやプロジェクトリーダーの場合は、プログラマーにも質問されることも多く、作業時間が圧迫されがちです。あらかじめ回答を準備するなどの対策をして、円滑なプロジェクト進行に協力しましょう。

関連記事:ネットワークエンジニアとは?仕事内容&必須スキルまとめ

     データベースエンジニアとは|仕事内容から必要なスキルまで徹底解説

画像や音などの素材作成スタッフとの関係

プロジェクトには、プログラムを作成しないエンジニア以外のメンバーが参加していることも珍しくありません。作成するソフトウェアで画像や音などのデータを使う場合は、データを作成・管理するようなメンバーが参加しています

プログラマーは必要なデータの形式やサイズなどを伝えて、作ってもらったデータをソフトウェアに組み込みます。組み込み後に問題があれば、状況を伝えて修正を依頼します。

汎用的な形式をつかわずに独自の形式を用いる場合は、独自形式へ変換するプログラムやツールを作るのもプログラマーの役目です。変換作業をプログラマーが行うのか製作スタッフが行うのかは打ち合わせで協議します。

プログラマーが使うプログラミング言語について

どのプログラミング言語を使うかは、プロジェクトによって変わります。自分がそのプログラミング言語を使用できるかで、プロジェクトに参加できるかが決まる場合もあります。設計に携われるようになると、自分が得意な言語を選択できるような場面もあります。

ここでは、各プログラミング言語がどのような場面で利用されているのかも紹介しています。これからプログラマーを目指そうと考えている方は、自分のイメージする仕事にあったプログラミング言語を勉強するのが良いでしょう。

プログラマーが使うプログラミング言語

プログラミングを独学で行う際に役立つ情報をまとめた、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。

関連記事:プログラミングを独学で身につける方法とは|効率的な勉強方法を解説

Java

Javaは、古くからあるプログラミング言語で、現在でも多くの場面で利用されています。Webで使用されることも多いですが、最近は特にAndroidのアプリ開発で使用することが多くなっています。

Javaの言語思想は非常に優れていて、コンピューターとプログラムの間に設けた中間層が環境による差を吸収してくれるため、プログラムが環境を意識することが少なくて済み、多くの環境でJavaのプログラムを利用できます。

設計思想として重要な「オブジェクト思想」の源流ともいえる言語でもあり、学べることも多く、これからプログラムを勉強しようとする人には誰にでもおすすめできる言語です。

Objective-C / Swift

スマートフォン開発ではAndroidにはJavaが使われるのに対して、iPhone(iOS)開発はObjective-CやSwiftを利用します。両言語ともiOSだけではなく、Macの開発言語でもあります。

iOSアプリの開発がObjective-Cで行われるのが一般に広まった後にSwiftがリリースされたため、プログラマーは急遽Swiftも習得することになり、現在は順次移行が進められているといった状況です。

新しくiPhone開発を始めようという方は、Objective-CではなくSwiftから勉強を始めるのが良いでしょう。ただし、iPhoneの古いアプリはObjective-Cで書かれているものも多く、時間と相談しながら可能なら両方知識を得ておくのが良いでしょう。

PHP

Web開発を行う言語はたくさんありますが、その中でも特にWebのサーバーサイドの開発に多く採用されている言語の一つがPHPです。Webサービスではデータベースを使うことも多く、データベースと親和性の高いPHPが非常に適していることが要因の一つです。

PHPは主にサーバーの内部の情報を扱う部分を構築する言語なので、サービスの表面より心臓に近い部分の担当言語といえます。

この言語はWebエンジニアを目指す人には広くオススメできますが、その場合は言語の習得だけでなく、データベースやネットワークについても並行して知識を得るようにしておいたほうが、プログラマーとしていっそう活躍できるようになるでしょう。

Ruby / Perl

Web開発の現場では、PHP以外にも利用される言語がたくさんあります。その中でも、古くはCGIと言われるWebサイトを構築するために利用されていたPerlという言語や、高い生産性から最近注目を浴びている日本で作られた言語のRubyは、特に採用されることが多い言語です。

PHPが総合的なWebサーバーのプログラムを構築するのに対して、Linux環境でShell Scriptの延長としてプログラムを作る際に使うこともある、小回りの利く言語として非常に便利な言語でもあります。

Rubyプログラマーは高い効率でWeb開発を進めていますが、PHPは大規模なシステムなどでの採用事例も多く、類似した製品プロジェクトでは、依然としてPHPが選択される傾向が強い状況でもあります。

JavaScript

Webサービスの派手な部分の担当であるスクリプト言語のJavaScriptは、テキストエディタさえあればすぐに実践してみることができる、非常に勉強しやすい言語です。Javaと名前は似ていますが、まったくの別言語なので混同しないように注意しましょう。

Webサイトの数だけJavaScriptの仕事があるといっていいほどで、業界でも非常に需要が多いのが特徴です。

テキストエディタで作れるくらいなので技術的には容易そうに思えてしまいますが、OS上で動くネイティブアプリケーションとは違って、複数あるブラウザ環境で同じように動かす必要があるといった難しさがある言語でもあります。

Python

最近になって非常に注目されるようになったプログラミング言語にPythonがあります。PythonはAI関連の分野で広く利用されていることもあって、AI開発競争が激化する現代では、特に脚光を浴びています。

AIに関する技術資料はPythonでサンプルコードが提供されていることも珍しくなく、AIエンジニアを目指す人でなくても、AI分野に携わるプログラマーは習得が必要になります。

言語としてAIに特化しているというわけではなく、元々数学的な計算を得意としたプログラミング言語でもあるため、複雑な計算が必要な研究開発の部門など、AIを含めた最新の科学技術に関連した技術者を目指す場合は、Pythonの習得を検討するのが良いでしょう。

C言語 / C++言語

最近はC言語の使用頻度が低くなりつつありますが、プログラミング言語としては非常に長い歴史を持っています。今でも、デバイス関連などコンピューターに近い低レベル層の制御が必要な場面では現役で利用される言語の一つです。

他のプログラミング言語では制御不能な領域を扱えることも多く、最終手段としてC言語でライブラリ作成して問題を解決することもあります。最後の切り札となり得る非常に強力な言語ですが、最近の言語と違って便利な機能も少なく、すべてのことをプログラマーが面倒を見なければならないため、あまり生産効率が高い言語とは言えません。習得にも大変な労力が必要となります。

C言語の習得をすることは大変ですが、その過程でコンピューターに関する深い知識を得ることができるでしょう。

プログラマーが使用するOS環境

プログラマーはITエンジニアですが、使用する機材は基本的には一般に市販されているパソコンと変わりありません。もちろん開発するための環境なので相応に性能の良いものを使用するのが一般的ではありますが、普通のWindowsやMacといったOSを利用します。

プログラマーが使用するOS環境

開発に使用するパソコンは、会社に与えられる場合もあれば、希望を汲んでもらえる場合もあるでしょう。作成するプログラムによっては、特定の環境が必要な場合もあり、担当する仕事が決まっている場合は、その仕事に対応した環境を与えられます。

Windows

プログラマーが最も使用しているOSは、OSシェアが最も高いWindowsです。Windowsの開発環境では、iOSアプリ以外はほとんどが作成できます。

広く一般的に流通しているOSでもあり、使用方法を特別に教育する必要がほとんどないことも導入を後押ししています。開発作業だけでなく、資料などを含めてほとんどのファイルを取り扱えることも利点として挙げられます。

プログラマーだからといって特別なWindowsを使っているわけではないですが、プログラマーは効率を重視するために、一部の機能をショートカットキーで呼び出したりなどするため、同じOSなのにまるで違うOSのように素早くいろいろな操作が行われることに驚くこともあるでしょう。

Mac

プログラマーが使用するOS環境はWindowsに続いてMacも比較的多めです。特に現在はiPhoneアプリ開発で必須でもあり、スマートフォン開発している企業などでは多くのMac機器が導入されています。画像関連の作業などでもよく使用されるOS環境でもあります。

Macはとても分かりやすいOSではありますが、Windowsしか触ったことがないと扱いに困ることもあったりします。特にいつも使用するWindowsのアプリがないことに苦労することは、現場でよく目にする光景です。

Macを使用するうえでは、特にWindowsとのファイル連携時にはファイルがおかしくなったり文字化けしたりするので、どういう特性があるのかをよく理解しておきましょう。

Linux

Linuxを開発環境として常時使用しているプログラマーは少数派です。システムエンジニアやネットワークエンジニアという役割の人の中には、現場でプログラムに近い作業を行う場合などに使用することもあります。

Linux環境は、個人の環境としてではなく、サーバーの環境として使用されていることが多く、それらを操作するために利用する場面が多いです。

現在は、WindowsやMacからリモートで接続してLinux環境を使用することが容易で、個人の環境をLinuxにする必要はほとんどありませんが、サーバーのプログラムを構築するWebエンジニアやそれに準ずるプログラマーは、頻繁にLinux環境とも触れ合うことになるので、基本的な操作に慣れておくのが良いでしょう。

関連記事:Linux(リナックス)って何|意味や用途を完全解説

比較しよう! プログラマーのメリットとデメリット

プログラマーはITエンジニアの中でも有名でもあり、2chなどの匿名掲示板などでも頻繁にいろいろな体験談や噂などが飛び交っています。多くの人はそういった噂が真実かを知る術もなく、転職を考える場合に不安になることもあるでしょう。

ここでは、そのような噂も含めて、わかりやすくプログラマーという職種のメリットとデメリットについて紹介をしていきます。

プログラマーのメリット

プログラマーの最大のメリットは、年中快適な部屋の中で、座ってコーヒーでも飲みながらできるデスクワークの仕事であることでしょう。打ち合わせなどで外出することもありますが、作業中は一人の世界に没頭できます。

また、孤独な仕事のように思われることもありますが、大規模なプロジェクトなどでは一つのものを複数人がお互いに助け合って作業することも多くあります。同じメンバーの仲間とは戦友のような固い絆が生まれる仕事でもあります。

そして何といっても、プログラムという製造物には特殊な材料が必要なく、頭の中を書き出すことで新しいものを生み出せるというのが最大の楽しい部分です。パソコンとアイデアさえあれば人の役に立つことができて、お金を生み出せることが実感できます。

プログラマーのデメリット

プログラマーはとにかく納期に追われます。現実には予定通りに行かないことも多く、残業や休日出勤してでも仕上げなければならない場合もあるのが最大のデメリットといえるでしょう。

残業や休日出勤の扱いがひどい企業やプロジェクトは噂になったりします。企業に入社する前に勤続年数を調べるなどで、その企業が安心できる体制かをよく見極めるのが重要です。始める前から条件が非常に悪い仕事もあり、そういう仕事を請けた営業や会社への不満が募ることもあります。開発と営業が対立するという構図はIT業界でもよくあります。

また、プログラマーは特に座りっぱなしで仕事をするため、運動不足になりがちで、腰や目に疾患を抱えてしまう場合もあります。適度にストレッチしたり、目を休めるなどの工夫をしましょう。

プログラマーに求められるスキル

会社の上司や経営陣がプログラマーに求めているスキルがどういったものかを紹介します。プロジェクト編成でプログラマーを選ぶ場合や、採用の際にも同じようなスキルを求めて人材を選別することになるので、プログラマーを目指す人達はぜひ参考にしてみてください。

プログラマーに求められるスキル

プログラマーは人数が多い職種でもあり、新しいプロジェクトを立ち上げる際には、大勢の中から適した人が選ばれます。割の良い仕事や楽しい仕事に割り振ってもらえるようにするためには日々の努力が必要になります。

技術的な知識

プログラマーのスキルで、最も重要視されるのは「技術的な知識」です。当然ですが、作成するプログラムを作る技術を持ってないプログラマーは、プロジェクトメンバーの選択肢から除外されてしまいます。類似したソフトウェアを開発する場合には、過去に経験したことがある人を配属した方が効率が良いと判断されるため、過去の実績もよく考慮される傾向にあります

アルゴリズムに関する知識は問題への対処能力に直結していることもあり、多くの処理アルゴリズムに精通している人はメンバーに選ばれやすくなります。また、開発に使えるAPIなどの知識が豊富な人は重宝されます。他社サービスの便利な機能などの使い方を知っていると、即戦力として頼りにされます。

コミュニケーション能力

技術力に次いで重要視されるのは「コミュニケーション能力」です。一人で作業するのにコミュニケーションなのかと疑問に思われるかもしれませんが、作業の前後には上司や顧客とのコミュニケーションが必要で、相手の説明を理解して、相手に理解できるように説明する会話能力が求められます

プログラマーの中には、自分と同じ技術レベルの人と話すときのように、専門用語を並べて話してしまう人もいますが、相手のことを考えて、適切な言葉を選ぶことが重要です。技術的に詳しいことをアピールしようとすると、逆効果になることもあるので注意しましょう。

会話能力に長けた人は、人からも信頼され、プロジェクト内でも頻繁に頼られるでしょう。

向上心

仕事に対して向上心を持って取り組むことは非常に重要で、多くの人から評価されます。プロジェクトの人選でも、多くのことを学びとりそうな人材は、できれば投入しておきたいでしょう。

プログラミングのような技術的な分野だけに限らず、何にでも興味を示す人は、会話の過程で多くの人と良好な関係を築くことができます。人と良い関係を築き、新しい仕事に繋げる努力をするなど、会社の利益に対して前向きに取り組む姿勢が、プログラマーには求められます。

向上心のある人は、プログラマーとしても成長していって、上流の工程である設計に関わったり、上級のエンジニア職にキャリアアップするなどの変化につながっていきます。そしてエンジニアとして高い給与をもらえるようにもなるでしょう。

未経験者必見! プログラマー採用で重視されること

新卒の方でプログラマーを検討していたり、他の職種からプログラマーへの転職を考えている人も少なくないでしょう。多くの企業でソフトウェアやシステム開発の需要があるため、プログラマーの求人は多い傾向にあります。

ここでは、プログラマー採用へ挑もうとしている方々に向けて、採用する側の人たちがどのような点を重視しているのかを紹介しています。すべての企業が必ずこの通りとは限りませんが、同じような着眼点で採用している企業は多いと思われるので、ぜひ参考にしてみてください。

筆記試験は基礎学力の確認

筆記試験は一次試験として実施されることが多いですが、これはプログラマーの実力を測る目的ではなく、単純に基礎学力を確認するための手段や、人数が多い場合のふるいとして実施されていることがほとんどです。

採用されるためには筆記試験を乗り越えなければなりません。プログラマー採用に限らず、基礎的な学力については、最低限を身に着けておく必要があります。

企業によっては設定された点数を超えていなければ、次の段階に進むことができないこともありますが、応募人数が少ない場合などはより適性がある人を採用するために、筆記試験の結果が悪くても面接してもらえる可能性もあります。学力不足が心配でも、諦めず挑戦してみましょう。

面接で試されるプログラマーへの適性

プログラマーやエンジニアの採用試験では、面接試験がすべてといっても過言ではないほどで、自身の考え方と、その考えの伝え方が重要です。

技術的な知識についての質問もされますが、質問された技術を習得していなくても問題ない場合も多いです。知らない場合でもその点についての考えだったり、知らないことへの対応力が試されています

だからといって技術的な知識がなくて良いということではありません。知識を得ための姿勢は評価対象であることも多く、知識がないことに対する開き直りは厳禁です。向上心やコミュニケーション力をしっかりアピールしましょう。

関連記事:未経験からプログラマーになれる?|おすすめ言語や面接対策を紹介

プログラマーの仕事で評価されるポイント4選

プログラマーとして働くと上司やプロジェクトマネージャーなどからは仕事の成果を評価されます。ここではプログラマーが評価される際に、どのような点が評価対象となっているのかを紹介します。

プログラマーの仕事で評価されるポイント4選

すでにプログラマーとして働いている人や、これからプログラマーを目指そうと考えている方は、どういうことに気を付けて仕事をしなければならない職種なのかを知って、自身の行動を決める参考にしてもらえればと思います。

①成果物の品質

プログラムや資料の品質が良いことは何よりも重要ですが、これは完璧であって当然のものなので、評価されるためには期待される以上のものとする必要があります。

プログラムは設計通りに正確に作るため、基本的に減点評価となります。そういった評価を得ることが難しそうなプログラムの製造作業でも、完璧な品質のものを予定より早く完了すると加点評価されやすくなります

資料についてはプログラムと違って、成果物の内容が決まっているものではないことも多いため、内容が分かりやすくまとまっているものは当然評価されます。実は量が多いことも評価につながることもあるので、最終手段として文章量を増やすのも有効な場合があります。

②円滑な対人関係

社内・社外問わず、対人関係が円滑な人は評価されます。円滑に進めるために、必要な補足資料を事前に準備するなど、配慮ができる人は特に評価されやすい傾向にあります。重要な立場の人が出席している場合などは特に注意するべきでしょう。

会議以外でも、付帯業務などで対応が速い人も評価されます。プログラマーはずっと自分の席に座って作業していて、他の人や社内のことに無頓着な人も多くいるのですが、そんな中で他人に気を配ったり清潔な社内を保とうと貢献している人などは目につきやすく、そういったところを上司たちはよく見ているものです。

こういったことが自然とできる人は、プロジェクトにいるだけで、円滑で和やかな空気になりやすく、プロジェクトが綺麗に完了できます。

③教育

教育するプログラマーは大変評価され、上司だけでなく、特に経営に近い役職の人たちからの評価が高くなる傾向にあります。企業の将来を考えて行動する経営陣にとっては、社員教育は非常に重要な要素です。

基本的に先輩も後輩も同じプロジェクトで共同作業します。特別な教育期間などではなく、仕事の過程で必要な教育をして後輩の育成に貢献することは、教育コスト削減をしながら実践経験が積める最高の教育方法で、企業にとっては利益に大きく貢献していることになります。

プログラマーの業務として教育が含まれていないことも多いので、教育をしていないからと減点されることは少ないのですが、逆に教育を行えばその分加点評価される対象となりやすいので、ぜひ実践していくことをオススメします。

④自己投資・作業効率化

業務を効率化するために、勉強をしたり作業効率を上げる工夫を行うプログラマーは、教育と同じく企業利益の向上に貢献したとして評価されます。

得意とするプログラミング能力を生かして、何度も行う作業をツールを作成して自動化するといった改善を行うと、劇的に作業効率が向上します。忙しいなか改善することは難しいですが、必要性や具体的な改善方法を上司やプロジェクトマネージャーに提案するだけでも評価につながります。

提案しても聞き入れてもらえない場合もありますが、その場合も腐らず、提案の問題点を考えましょう。多くの場合は上司などの方がコスト意識などで優れていて、提案する側はその問題点に気づけていないことが多いです。次はもっと良い提案をしようと考える向上心は、大変評価されます。

プログラマーからIT業界で上を目指すには

IT業界で働くエンジニア職の多くは、元はプログラマーから始まって日々研鑽を積み重ねることで、高い給料をもらう上級職にキャリアアップしていくことが多いです。

ここでは、プログラマーの仕事の中で、日々どういった勉強をしていくと、どのようなキャリアアップにつながっていくのかを紹介します。現職プログラマーの方やプログラマーを目指す方は、取り組み方や勉強内容を考える際にぜひ参考にしてください。

プログラマーのキャリアパス

得意な分野を追求しよう

プログラマーをしていると、おもしろいと思える分野の仕事に出会えることがあります。興味がある分野や好きな分野の技術的な知識について、誰にも負けないくらい詳しく勉強しましょう。

すでに関わっているプロジェクトの仕事でも役立てることができますが、今後の仕事においても、似たような仕事が発生したときに、真っ先に頼られるようにもなり、プログラマーの仕事も充実してきます。

こういったことを繰り返していくと、その分野に特化した上級エンジニア職へキャリアアップしていく道が拓けてきます。特定の技術分野のスペシャリストへの転向としては、ネットワークエンジニアやデータベースエンジニアへのキャリアアップが多く見られます。

関連記事:ネットワークエンジニアとは?仕事内容&必須スキルまとめ

     データベースエンジニアとは|仕事内容から必要なスキルまで徹底解説

プロジェクトの運営を学ぼう

先輩や上司がまとめてくれるプロジェクトの進め方などについて、興味を持って知る努力をしましょう。

スケジュールの立て方やリスク回避のための予防策など、プロジェクトを管理する方法を学んでいくことは、自分の仕事の計画を立てて進めることにも活用ができて、日々の仕事にやりがいや達成感なども増えるでしょう。

こういった物事の進行についての知識や経験が培われていくと、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーといったキャリアアップにつながっていきます。

技術的な職種ではなくなっているように見えるかもしれないですが、ソフトウェア開発の現場であることは変わらず、プロジェクトにはプログラマーも参加しています。現職時代の経験を活かして、プログラマーが働きやすい計画を立案できるでしょう。

関連記事:プロジェクトマネージャー| 仕事・年収から役立つ資格まで解説!

人脈を大事にしよう

社内だけでなく、社外の顧客との関係も大事にしましょう。プロジェクトに直接関係がなくても、顧客のためにできることはできる限り協力するなどで、信頼を得ることが大事です。プロジェクト進行の中でも、きっとプログラマーに有益な形で返ってきますし、プログラマーが不利な立場に追い込まれた場合でも、顧客が味方についてくれるかもしれません。

このような信頼関係を築いて関係を大切にする人は、長い期間をかけて大きな人脈を持つことになります。

人脈を多く持ったプログラマーは、その顧客の担当営業に近い仕事を任されることから始まり、技術的な分野も受け持つシステムエンジニアなどにキャリアアップしていきます。顧客企業の紹介などで、転職してITコンサルタントといったキャリアアップにつながる可能性もあります。

関連記事:IT業界の花形 システムエンジニア | 仕事内容から年収まで解説

利益を追求しよう

プログラマーは開発業務がメインの作業者ですが、自身の仕事の範囲だけでなく、プロジェクト全体の目指す方向性や、ビジネスモデルなどについても理解してみましょう。

プログラマーの人件費などはビジネスにおける初期投資であることが多く、プロジェクトは完了した後で売り上げや利益を生む構造になっているので、その全体像や進め方を学んでおくと良いでしょう。

何度となくビジネスの流れを見ていくと、そのうち自分なりのビジネスを思いつくこともあるかもしれません

新しい行動をすることはエネルギーも必要ですしリスクもありますが、思いついたビジネスを社内で提案して新規プロジェクトを起こしたり、独立起業してチャレンジすることで、きっとやりがいのある楽しい人生になるでしょう。

楽しくてやりがいのあるプログラマーを目指そう!

プログラマーの具体的な仕事にはプログラミングという技術的な要素がありますが、基本的にはパソコンを使って行うことができる普通のデスクワーク職の一つです。納期に追われるなどの厳しい側面もありますが、新しい技術と触れ合い続けて、頭で考えたアイデアをパソコンに入力して商品やお金に換えることができる夢のような仕事でもあります。

とても楽しくてやりがいがあり、そしてこれからのIT社会で将来性も十分なプログラマーはオススメの職種です。

今回の紹介を参考にして、ぜひプログラマーを目指してみましょう。

未経験の人がプログラマーを目指す際に、必要となる情報をまとめてある以下の記事もぜひ参考にしてみてください。

関連記事:未経験からプログラマーになれる?|おすすめ言語や面接対策を紹介

転職に迷ったらやってみよう!【エンジニア診断】

記事の監修責任者

飯塚 寛也
エンジニアとして移行調整・NW更改作業・クラウドシステムの設計・構築等を手掛ける。 入社2年目でネットワーク最高資格であるCCIEの筆記試験に合格。 人材開発室にてCCNA/CCNPの勉強会を50回以上開催、100名以上の合格者を輩出し、スクール事業の礎となる。
株式会社アプエンテ 職業紹介責任者(010-190717133-004)
情報処理技術者試験 ネットワークスペシャリスト試験(第NW-2021-04-00112号)
Cisco認定試験 CCNP Enterprise 認定/CCNA
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