CCNAの合格点は? 試験改定後の傾向や勉強方法を解説
2022.04.27
プログラマーはプログラミング言語を使ってソフトウェアを作るエンジニア職で、将来なりたい職業としてランキングに入ることもある有名で人気がある職業です。
本気でプログラマーへの就職を考えている人の中には、仕事の将来性について詳しく知りたい方もいるでしょう。
今回はプログラマーの将来性について、変化し続けるプログラマーを取り巻く状況と、変化の中でも活躍し続けるために必要なことなどを徹底的に解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
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プログラマーは、今後の情報社会の中で必要とされ続ける仕事で、とても将来性が高い職種です。
プログラマーが活躍するIT業界は変化を続けて、技術の発展も目覚ましいため、プログラマーに求められるスキルや期待される働き方などには少しずつ変化はあります。ただし、噂されることがあるようにAIに仕事を奪われてしまうような心配は少なく、むしろソフトウェアに依存していく社会において今まで以上に活躍の場が増えるでしょう。
プログラマーは間違いなく必要とされ続ける仕事ですが、変化する周辺の状況にあわせて、勉強の仕方や仕事の進め方などには工夫も必要になってくるので、IT業界や社会の動きに興味を持って情報を集めていくことが大事です。
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プログラマーが活躍するIT業界は、進歩を続ける技術の影響もあり驚くべきスピードで変化を続けています。
ここでは、プログラマーの将来性を解説する前に、プログラマーという仕事やプログラマーが働くIT業界を取り巻く現在の状況について紹介しています。
プログラマーの仕事の環境がどのような状況であるかを知ることは、将来の予測をするうえでもとても重要なので、ぜひしっかり確認してみてください。
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インターネットやスマートフォンの普及が進むことで、私たちの身近な製品にまでソフトウェアが深くかかわるようになっており、これまで以上にソフトウェアを作る技術者の需要が高まっています。
IT業界で働くプログラマーは現代社会でとても一般的な仕事ですが、プログラマーをはじめとしたIT人材は不足傾向が続いており、特に日本では2021年の報告で76%以上のIT企業で人材不足という調査結果も出ています。
発展する私たちの社会のスピードに対して、それを支えるIT人材の育成は追いついておらず、現在のIT業界への就職は紛れもない売り手市場です。今後の将来において、プログラマーの就職についてはとても良い時期といえるでしょう。
ソフトウェアの制作方法には変化が続いています。
コンピューターへの命令を人が理解しやすい言葉で作れるようにしたプログラミング言語は、古くからソフトウェアの制作方法として使われてきました。そして、コンピューターの発展とともにプログラミング言語も進化を続けて、より効率的で直感的になり、短期間で高機能なソフトウェアを作ることができるようになってきています。
近年のプログラミング言語は、短期間で習得しやすいので、生産性も非常に高くなっています。
パソコンが普及したことで多くの人がプログラミングを学びやすくなり、インターネット上には学習者を支援する情報が溢れているように、現在はプログラマーに必要な技術を比較的簡単に習得できる状況になっています。
人件費が安い海外企業にプログラミングを委託するオフショア開発することで、全体的なソフトウェア制作費を抑える進め方は多くのIT企業でおこなわれており、この動きは今後も続く見込みです。
日本から中国やインドなどを中心に、アジア諸国のIT企業へプログラミング作業を外注するといったことは以前からおこなわれてきていましたが、近年諸外国におけるIT生産性が飛躍的に高まり、国内人件費が高騰していることもあって、オフショア開発はいっそう活発化しています。
日本人プログラマーが高い報酬を得るためには、習得が簡単なプログラミング言語スキルだけではなく、安く請け負う外国のエンジニアよりも高度な技術力があることを今以上に証明していく必要があるでしょう。
IT以外の業界からは、特にIT業界のプログラミングのような単純作業は早い段階でAIに置き換わるといったことが噂されたりすることがありますが、今のところはほとんど影響がないので、今後もしばらく多くのプログラミング作業に変化はないでしょう。
プログラミングは機械的な作業と思われることも多いですが、どのようなものを作るのかは人が考えることで、ソフトウェアは利用者や技術者たちのさまざまな関係から誕生します。現在のAIは過去のデータに基づいて結果を予測したり、効率の良い方法を考案するといったことが得意で、その活用方法についてもまだまだ研究段階です。
AI技術が発展した後もプログラマーとして活躍することを考えるのであれば、今のAI技術にも興味を持って情報を集めることで、人としての得意分野を活かした働き方を心掛けていきましょう。
新型コロナウィルス感染症の拡大にともない、テレワークや在宅での作業が推進されてきましたが、総務省は感染防止以上に地域の活性化などにもテレワークは有効と考えているため、今後も国の施策として推し進める方針です。
各企業がテレワークを導入することで、インフラ関係を中心にIT業界には新しい仕事も増えています。
またプログラミング作業は、自宅にパソコンなどの機器さえあれば、ほかの職種の仕事と比較してもテレワークに対応しやすい仕事です。働きやすい環境で多くの仕事に恵まれることになるため、テレワークの推進がおこなわれていく社会の動きは、IT企業のプログラマーにとっては追い風といえる状況です。
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エンジニア診断ツールでわかること
日本国内では、ソフトウェア産業などの技術分野はIT(Information Technology)として知られています。ITは日本語で情報技術のことで、私たちが日常的に見かける単語としても、とても馴染みのある言葉です。
ここでは、ITに代わって近年頻繁に使われるようになってきているICTやIoTといった言葉について紹介しています。これらの言葉からも、私たちの生活する社会は大きな変革の途上にあって、その中心にはインターネットを中心とした通信技術があることが分かります。
DXはDigital Transformationのことで、古くはIT化と呼ばれていた情報技術の活用や導入による業務改善の発展形で、ビジネスプロセスなど業務全体に情報通信技術を取り入れることで、社会全体の産業形態をより良いものにしていこうという取り組みです。インターネットのような通信技術を中心として、世界や日本政府が積極的に推し進めています。
IPA(情報処理推進機構)は、DXの取り組みをまとめたDX白書2021という文書をインターネットで公開していて、一般の人が閲覧できます。IT企業やプログラマーの仕事の将来について興味のある方は、就職を希望する企業の情報などに限らず、国や業界全体の動向なども調べるようにすると良いでしょう。
近年政府では、情報処理の技術分野について述べる際に、ITではなくICTという言葉をよく使っています。ICTとは、Information and Communication Technologyのことで、日本語に訳すと情報通信技術となります。IT(情報技術)にCommunication(通信)が加わっていることからもわかるように、特にインターネットなどの通信技術を使った産業やサービスのことを指しています。
私たちの生活する社会は、コンピューターの普及によって大きく生活水準を向上させてきましたが、現在もインターネットの普及にともなう大きな変化の途上にあります。世界的にもITではなくICTと表現することが多くなっており、今後の社会での通信分野への高い注目度がわかります。
IoTとは、Internet of Thingsの略語で、日本語では「モノのインターネット」と訳されます。腕時計のような身近な電子機器などを始め、さまざまな計測機器などでもインターネットの通信技術を使うことで、製品や産業にこれまでとは異なる価値を付加して、デジタル化した新しい社会を実現しようとしています。
機器内の限られた小さな空間だけで機能するのではなく、インターネットを使うことで世界中の情報を機器で使ったり、逆に世界中の機器の情報を収拾することができるため、さまざまな分野での活用が研究されています。
IT企業とともに各電子機器メーカーも新しい製品を次々と開発して、IoT機器は急速に普及している状況なので、日本政府も力を入れている分野です。
出典:総務省「令和2年版 情報通信白書|IoTデバイスの急速な普及」
5Gは5th generation(第五世代)と呼ばれる通信システムの新しい技術のことです。
これまでの通信とは比較にならない程高速にデータを伝送できるため、通信速度が原因で実用的な製品の開発が難しかったARなどさまざまな分野で、5Gネットワークを使うことによる新製品の開発やサービス品質の向上が期待されています。
ICTやIoTについての国やIT企業の取り組みや技術的な研究成果が、高速な5Gネットワークによって人びとに提供されるような社会が目前に迫っているため、ソフトウェア制作現場にはプログラマーを中心にITエンジニアの技術力が必要とされています。
プログラマーは、今後の社会で活躍が期待されている職種の一つです。
現代は、AIやIoTなどの最新技術を含めて第四次産業革命とも呼ばれる技術の変革時期で、新しい技術を活用して人びとの生活やさまざまな社会の改善に役立てようと、国や企業が力を入れています。
ソフトウェア開発は今後の社会でも必要とされ、制作の中心でもあるプログラマーにはいっそうの活躍が期待されています。
ここでは、特に社会的にIT技術者への期待が高まっている分野について紹介しています。
テレビやインターネットの情報などで、AIという言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。
AI(Artificial Intelligence/人工知能)は古くから研究がおこなわれていましたが、近年のインターネットの普及や高性能なコンピューターなどによって、膨大なデータを計算することができ、人間では難しい判断や時間のかかるデータ分析などで活用するための研究が急速に進んでいます。
AI分野は完成した一つのソフトウェアではなく手法の一つにしか過ぎず、AIを活かした製品や仕組みは今まさに研究されています。ソフトウェアの技術であるAIの活用を進めるために、プログラマーのようなエンジニア達の活躍が期待されています。
医療機器やさまざまな計測機器がネットワークに接続することで、今までとは比較にならない大量のデータを収拾することが可能になったため、今後のIT産業には、それらのデータを効率よく活用する技術力が求められています。
私たちの身近なところでは、生活を便利にするために眼鏡や時計といった機器がインターネットに接続することで、大量のデータを活用したさまざまな製品が作られるようになってきています。
国や企業などでは、発電所や太陽光発電の計測機器をインターネットに接続することで、より効率的なエネルギー管理を実現しようとするなど、社会的な取り組みが進められています。
より小型化して高性能になった電子機器の中の限られた領域で動くソフトウェア制作のために、より高度な技術を持ったプログラマーやエンジニアが必要とされています。
関連記事:将来性抜群のIoTエンジニアとは? 仕事内容やスキルを解説
プログラマーが将来も活躍し続けるために優れた技術力や広い人脈があることは重要な要素ですが、それらは突然手に入るものではありません。
将来も活躍できるプログラマーやエンジニアでありつづけるためには、日々の仕事や生活の中での考え方や取り組み方が大事です。
ここでは、発展していくIT業界とともに自分を高めていくポイントを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
プログラマーの仕事は、制作目標と期間を与えられて、黙々とプログラミング作業をするといった繰り返しになることもあります。
単純作業に特化して生産性を高めることが重要視されることもありますが、将来エンジニアとしてより活躍することを考えるのであれば、人とのかかわりを大事にして、相手へ最大限の配慮をすることを惜しまないようにしましょう。
短期的には、相手への配慮によって自分の作業期間を圧迫するなどの苦労があるかもしれませんが、相手から得られる信頼こそ自分の将来に最も重要なものと考えましょう。
人との深い信頼関係を築くことができていれば、AIに仕事を奪われる不安なども少なくなり、仕事も楽しくやりがいがあるものになるでしょう。
プログラミング作業などでパソコンや技術資料にばかり集中していると、人との交流を後回しにしたり、相手に対して難しい技術用語を使って自分の技術力の高さをアピールしようとしてしまいがちです。
プログラマーにはコミュニケーション能力が必要と言われますが、これは単に会話が得意という意味ではなく、相手が理解できるように会話して意思疎通が円滑にできることを意味しています。
技術力を誇示するのではなく、相手のレベルに合わせて会話で使う言葉を適切に選ぶといった冷静で的確な判断ができれば、相手からの信頼が得られるでしょう。
近年はオンラインの会議や音声のみで通話するといった機会も増えているので、相手の理解度などを判断しにくいこともあり大変ですが、確認の頻度を高めるなど自分なりの工夫をしていきましょう。
プログラマーは、プログラミング言語を使ってコンピューターに命令する以外にも、ソフトウェア制作の仕事全体では、顧客との交渉やスケジュールなどでさまざまな想定外のことが起こります。
多くの場合は上司やプロジェクトマネージャーなどが問題の対処にあたって解決しますが、自分にできるところはしっかりと考え、相談したうえで対処していくようにしましょう。
重要なのは問題の対処について考えることで、その習慣をつけられると物事に対する視野を広げることができます。
考える習慣はシステムエンジニアなどの上流工程で必ず必要になる資質であるだけでなく、考えて行動した結果として経験したことは、上流工程の実務で問題解決の判断材料として必ず役に立ちます。
人件費が安い海外企業にプログラミングを委託するオフショア開発をする企業も増えています。そのため、自分の知っている技術的な知識が業務にといては十分だとしても、現状に満足することなく、つねにIT分野に興味を持ち続けて、技術力を高めていく必要があります。
そのためにも、新しいことに挑戦し続けることが大切です。新しい技術に興味を持って触れ合っていけば、自然と自分の技術力も高まっていきます。広い分野への対応力はエンジニアとしての強みであり、得意な分野によって将来キャリアアップできるエンジニア職などの選択肢も広がるでしょう。
高い技術力を得るために何かをじっくり勉強するのもよい方法ですが、時間もかかってしまいます。ここでは仕事をしながら自分の技術力を高めていく方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
プログラマーの仕事を長く続けていると、類似したソフトウェアの制作が続き、徐々に同じことの繰り返しのようになる場合があります。
一度作ったプログラムを活用することで、制作にかかる時間を短縮して仕事の効率は高くなりますが、その繰り返しをしているだけでは、新しい技術を習得していくことは難しいでしょう。同じような仕事をしている中でも、新しい技術や使ったことのない技術を積極的に取り入れていこうとする姿勢が大事です。
実績のあるプログラムを活用するのとは違って、新しいことを取り入れると事前確認や動作検証など余分なコストが発生してしまうため、プログラマー自身の仕事を苦しくする選択ですが、その過程の中から貴重な経験と知識が身に付いていきます。
かかわったことのない業種の仕事や、扱ったことのない技術を中心としたソフトウェア制作など、プログラマーとして仕事をしていると未経験分野のさまざまな仕事に出会う機会があります。
自分が経験のしたことのない分野の仕事は、リスク回避の観点からかかわらないようにしようと防衛本能が働いてしまうことも多いですが、将来の自分のためにその恐怖心を乗り越えて、できるだけ挑戦していきましょう。自分が経験したことのないピンチは、新しい技術や問題解決能力が習得できるというチャンスでもあります。
自分の将来にむけて、仕事の中で挑戦をすることで、少しずつ自分自身を成長させていきましょう。
プログラマーやエンジニアの将来に向けて大事なのは、言われたことや指示されたことだけを実行する機械的な人材にだけはならないように注意することです。
自分では十分な仕事をしたつもりでいても、言われた仕事をするのは当たり前のことで、それだけでは相手の評価は高めることはできません。相手が依頼している以上の成果を出して、相手を良い意味で驚かせることができれば、それはきっと次の仕事などの将来につながります。
指示をしている人と自分の受け取り方には違いがあるものです。認識をできるだけ擦り合わせて相手の要求通りに仕事をした場合でも、わずかな認識のずれから評価は下がるので、言われたこと以上の成果を出すのが当たり前と考えて、将来の自分のために今の自分に厳しくしていきましょう。
プログラマーとして、指定されたソフトウェアを作るのは当たり前の仕事です。将来を考えて相手からの評価を高めるためには、それ以上の成果を出さなければなりません。
品質が高く利用者に配慮したソフトウェアが提供できれば評価を高めることができます。
具体的な方法としては、利用者や顧客が必要と思われる機能を別途作ったり、拡張性を十分に担保するなどが取り組みやすいですが、そうするとプログラマー自身の仕事量は増えてしまうでしょう。
顧客が予算や期間で悩んでいる際などにも、プログラマー視点で提案できることがないか、しっかり一緒に考えましょう。技術的な解決方法の案を提示して支えることで信頼が得られるので、その行動が将来の仕事につながることもあるでしょう。
プログラマーの仕事には厳密な設計書が準備されていたり、製作期間が著しく短いこともあるため、品質や機能を高めて信頼を高めることが難しい場合もあります。その場合にも、諦めずに相手の評価を高めるため、納品の期日や相手に対する返答などを早めるといった最大限の努力をしていきましょう。
プログラマーの仕事で納品期日を早めることは困難なことが多いですが、ソフトウェア部品の再利用化を進めるなど、少しでも作業期間を短くする努力は続けていきましょう。
成果物の納品期日だけでなく、メールやさまざまな相手とのコミュニケーションについても、できるだけ早く対応していけば、相手からの信頼を高めることに役立てることができます。プログラミングなどの自分の作業が忙しいときも、忘れず細やかな対応を心掛けましょう。
プログラマーには、品質や期日などで評価を高めることが難しい仕事もあります。そんなときでも、自分の将来のために相手の評価を高める努力を諦めないようにしましょう。
方法が見当たらず困ったときでも評価を稼ぎやすいのが、納品物の量を増やす方法です。
納品物や提出物を、プログラム単体で送付して終わりにするのではなく、設計書や関連書類などを印刷して一式まとめての納品にしたり、要件に含まれていないテスト結果書などまで付けることで、相手に配慮した丁寧な対応という評価を得られることがあります。
量で煙に巻くという見方もできますが、意外とIT業界では評価を高めるための常套手段として使われます。どうしても仕事の内容で工夫が難しい場合は、最後の手段としてできることがないか考えてみましょう。
プログラマーの技術力の中心はプログラミング能力です。習得しているプログラミング言語の数が対応できる仕事の種類に直結するので、将来のことを考えて新しい言語を習得しようと考えているプログラマーも多くいます。
ここでは、数あるプログラミング言語の中でも、特に将来性が高い言語を紹介しているので、ぜひ学習する言語の選択などに役立ててください。
Python(パイソン)は、記述するプログラムコードの量が少ないので、人が読みやすいプログラミング言語で初心者の人にもおすすめです。
さらに、AI分野で使われることが多く、現在最も注目を集めています。AI分野の開発はPython以外のプログラミング言語でもできますが、Pythonで使える非常に便利で強力なライブラリ(再利用できるプログラム部品)が多いので、それらを使うためにPythonで開発が進められることが多くなっています。
これからの将来におけるAI分野の活用や発展を考慮して、新しく習得するならPythonを選ぶという現役エンジニアの意見も多くなっているようで、これからプログラマーを目指してプログラミング言語の勉強を始めようという人には最もオススメの言語です。
Java(ジャバ)は、古くから使われているプログラミング言語で、作ったプログラムの再利用性が高いので、対応環境が広いという特徴があります。現在の私たちの身近なところでは、AndoridのスマートフォンやWebサイトの制作などで使われており、多くのIT企業の現行業務に欠かすことができない言語です。
プログラミング言語としてはネットワークやデータベースとも親和性が高く、初心者も広い分野の技術を習得していくことが簡単で、IT業界での実用的な技術も身に付けられるため、これからプログラミング言語の勉強を始めようと考えている人にはオススメです。
プログラミング言語の中でも抜群に汎用性が高いので、転職する際などにも継続して技術力を活かしやすいのもJava言語の魅力の一つです。
C(C++)言語は、現行プログラミング言語の中でも特にコンピューターに近い不便な言語で、生産性が特別高い分野があるわけでもありません。制作するプログラムコードは非常に長くなるので、最近の言語に比べると読みづらく、初心者が勉強するのは大変な言語です。
C言語の最大の特徴は、コンピューターの原始的な部分を操作できることで、特定の用途に特化して生産性を高めた最近のプログラミング言語と違って、コンピューター上のソフトウェア制作において不可能なことがほとんどありません。環境に制限の多い組み込み分野で広く使われ、IoT分野の発展とともに将来性も高い言語です。
見た目が派手な最近のアプリなどを作るのには向いていませんが、習得するとほかの言語の理解がとても簡単になるので、これからプログラミング言語を勉強しようと考えている人にもオススメの言語です。
プログラマーはプログラミング以外にも数多くの技術を使います。IT技術には膨大な分野があるうえに、すべての技術が凄まじい速度で進化を続けているため、エンジニアの勉強には終わりがありません。
ここでは、今後の社会や多くのIT企業で、特に必要とされる分野を紹介しているので、ぜひ勉強内容の決定などに役立ててください。
現在のプログラマーが頻繁にかかわる分野の1つにネットワークがあります。
近年のソフトウェアは、インターネットを中心としたネットワークを使うものが多いので、プログラマーはネットワークに関連したプログラムを作る機会が非常に増えています。
プログラムの中からネットワークを使ってデータの送受信をするような場合にも、ネットワークの知識があると、安全で効率的なプログラムを作ることに役立てることができます。
注目されているITインフラ分野の中心的な位置づけであるネットワークに関する技術者は、国や多くのIT企業で必要とされているので、いま勉強して知識をつけておけば、将来のキャリア構築にも有利になるでしょう。
情報社会と言われるくらい大量の情報(データ)に囲まれた私たちの生活では、データを効率よく管理するためのデータベースシステムが頻繁に使われています。
AmazonのようなEC(電子商取引)サイトや各種動画サイトなどでも使われており、大量のデータを遅延なく利用者に届けるために、多くのエンジニアが活躍しています。プログラマーの仕事としては、制作するプログラムの中からデータベースにアクセスして、データの抽出や保存のような処理を実現します。
現在の多くのソフトウェアでデータベースが使われているため、データベースに関する技術力がある人材はIT企業での即戦力と評価されることも多くなっています。AIやIoT分野を中心としたビッグデータの管理や分析活用などで将来性も高いため、ぜひ知識を増やしておきたい分野です。
私たちが日常的に使うWebサイトは、テレビや新聞に加えて情報通信手段として非常に重要な役目を担うようになっています。作られたWebサイトはスマートフォンから利用できるので、ほかの国の人とも瞬時に情報を交換できるプラットフォームとして、より画期的で利便性の高いサービスが求められ続けるでしょう。
すべてのプログラマーがWebに関する仕事をするわけではありませんが、今後のソフトウェア制作の中ではプラットフォームとしてのWebは非常に重要なので、ぜひ勉強しておきたい分野です。
非常に簡単に利用できる技術ですが、実際にはネットワーク通信やサーバーといった複数の技術の組み合わせで実現されているため、勉強の過程で現在主流となっているインフラ技術の多くを学ぶことができるでしょう。
プログラマーとして働くことに資格は必須ではありませんが、自分の技術力が高いことが証明できるIT資格は役に立つ場面が多くあります。企業によっては資格の取得を支援する制度があることも珍しくなく、どの企業でも技術力を高める努力をする人材は高く評価されます。
ここでは、プログラマーとして高い技術力を身に付けて活躍しつづけるために、取得を検討したい将来性の高い資格を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
IPAが実施しているIT系国家資格の中には、プログラマーとして基礎的な知識が証明できる基本情報技術者試験があり、就職などさまざまな場面で有利に働くので、プログラマーとしてIT企業を目指している人にはぜひ取得することをオススメします。
プログラマーの将来を考えるのであれば、さらに上のレベルの応用情報技術者試験の取得を目指しましょう。
応用情報技術者試験には記述式で回答する問題が含まれているので、技術に関する設問に対して簡潔に自分の言葉で回答する能力も必要です。この資格は高い技術が証明できるだけでなく、さらに上の高度情報技術者試験に分類されるIT資格の午前の試験を免除される特典もあるので、将来難易度の高い資格試験に挑戦していくことにも役立つ、とても将来性の高い資格です。
関連記事:応用情報技術者試験の攻略ガイド|難易度から勉強方法まで完全網羅
プログラマーの仕事の中ではさまざまな分野の技術が必要になります。特に近年のソフトウェアで扱うことの多いネットワークに関する技術力が証明できる資格に、CISCO社の認定資格があります。
ネットワーク関連の国家資格にはネットワークスペシャリストがありますが、非常に難易度が高い資格なので、取得するには十分な実務経験とともに応用情報技術者試験以上の専門的な知識が必要です。
CISCO認定資格には、受験者の技術力にあわせて段階が設けられているため、勉強を進めていきながら徐々に高度な資格に挑戦できるようになっています。ITインフラを扱う技術力が証明できる資格は非常に将来性も高く、プログラマーとしての日々の仕事にも役立つため、非常にオススメの資格です。
関連記事:Cisco技術者認定資格とは? 種類・難易度と受験方法を解説
CCNAは、CISCO認定資格の分類の中では入門に位置付けられ、ネットワークに関しての基本的な技術力が証明できる資格です。
エンジニアとしてITインフラに高い技術力が証明できるという効果は強くありませんが、ITインフラに興味があり努力していると評価され、特に人材の将来性を十分に考慮する場面であるIT企業への就職活動などで高い効果が見込まれます。
より高度な技術力が証明できる資格に挑戦する前に、まずはネットワークの入門資格であるCCNAの取得を目指しながら、ITインフラ分野の基礎知識をしっかりと確認しておくとよいでしょう。
CCNAは、特にこれからIT業界やプログラマーを目指そうという人にオススメの資格です。
関連記事:CCNAとは|試験の難易度から合格するための勉強方法まで紹介
CCNPは、CISCO認定資格の中でCCNAよりも内容が高度で難易度も高い資格で、国や一部のIT事業の中での必須条件になることもあるような、業界信頼度の高い資格です。
取得するためには、ネットワークに関する専門的で実用的な知識が必要になるとともに、現代社会で非常に重要視されているセキュリティについても高度な知識が求められます。
プログラマーの日常業務で使う以上の専門的な知識が含まれますが、今後の社会におけるITインフラを支える技術者であることが証明できる効果の高い資格なので、将来上流工程の職種や専門的なエンジニアを目指す場合にも役に立つでしょう。
将来ITエンジニアとして高いキャリアを築いていきたいと考えるのであれば、CCNPはぜひ取得を検討したい資格の一つです。
関連記事:CCNPとは|年収・難易度から勉強方法までを実例付きで解説
Oracle Masterは、データベース関連のIT資格で、Oracle社が認定しています。
IT業界の仕事ではデータベースを扱う機会が非常に多いので、プログラマーの日常的な業務の中でもデータベース関連のプログラミングは頻繁におこなわれます。
ネットワークを通じて大量のデータを扱うソフトウェアの構成は、AIやIoTも含めて今後も長く使われ続けることが見込まれ、データベースは今の仕事だけでなく将来的にも非常に安定した技術分野です。
データベースソフトウェアの提供元でもあるOracleが運営している資格ですが、一般的なデータベースに対する技術力がある資格と評価される傾向が強いので、データベースの設計構築や高度なSQLを扱う技術力がある人材として、就職や転職などでも高い効果が見込まれる資格です。
関連記事:SQLとは|基本構文からエンジニア就活まで徹底解説!
プログラマーとして知識や経験を積んだ先には、非常に多くの選択肢があります。
ここでは、特に将来性の高いキャリアパスとして、代表的なエンジニア職を紹介しています。各エンジニアの仕事にどのような知識や経験が活かせるのかを合わせて紹介しているので、ぜひ勉強の進め方や日々の仕事への取り組み方などに活用してください。
システムエンジニアはソフトウェア制作の中での設計を担当する技術職で、顧客や制作担当者とさまざまな協議を繰り返しながら、制作の具体的な方法や計画を立案していきます。IT業界では、プログラマーからキャリアアップしている人も多い職種です。
プログラマーとしての技術的な知識や経験に加えて、相手の立場になって考えたり、相手との理解が深まるように会話する能力が必要になるので、プログラマーの仕事の中でも相手に配慮した交渉や報告などで経験を積みながら自分を高めていきましょう。
システムエンジニアの物事をまとめる仕事は、現在の顧客の状況や対面での会話における表情なども重要な判断要素になり、過去の事例から最適解を予測することに長けたAIで模倣することが非常に難しいので、将来も安定した仕事が見込まれる職種のひとつです。
関連記事:IT業界の花形 システムエンジニア | 仕事内容から年収まで解説
インフラエンジニアとは、複数のエンジニア職をまとめた名称で、ネットワークを中心としたソフトウェアやサービスに関連した技術を専門的に扱う技術職のことです。
技術分野の進歩が早いこともあって、インフラエンジニアの分類方法は現代でも一定ではなくさまざまな方法がありますが、ここではインフラエンジニアの中心的な役割を担う代表的な職種を紹介しています。
ITインフラは、クラウドの活用が進むなど技術的な変革の最中ではありますが、今後のICT(情報通信技術)の発展の中で非常に重要な分野で、高度な技術力をもったエンジニアの活躍が期待されています。
インフラエンジニア全体について興味のある方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。
関連記事:インフラエンジニアとは|ITインフラ全般を支えるエンジニア
インフラエンジニアの中で、サービスを実際に提供するサーバーを扱う技術職はサーバーエンジニアと呼ばれます。サーバーエンジニアは、サービスに必要になるサーバー機器やソフトウェアを設計構築して、運用状態のサーバーを保守管理するといった仕事をします。
サーバーエンジニアには、信頼性の高い安定したサーバーソフトウェアを効率よく安全に使う知識が必要になるため、プログラマーとは技術分野が異なるように感じる人も多いかもしれません。しかし、有名なサーバーソフトウェアもプログラムのひとつなので、プログラムの知識はサーバーの挙動を理解するのに役立てることができます。
プログラマーとしてサーバーを利用する側のプログラムを作るだけでなく、サーバーがどのような処理で利用者の要求を処理しているのかに興味を持ち、実際にサーバーの設定などを経験していくと、サーバーエンジニアへのキャリアアップに役に立つでしょう。
関連記事:サーバーエンジニアとは|仕事内容から必要なスキルまで徹底解説
ネットワークは、ITインフラの中でも現代の生活に特に欠かすことのできない重要な技術分野です。インターネットやスマートフォンの普及にともない、世界中の情報が瞬時に伝達されるようになったことで、格段に私たちの生活水準や利便性が向上しています。
ネットワークエンジニアは、通信に使われるネットワークを構築して、正しく動き続けるように保守運用をする技術職で、特に通信経路を安全なものとするためのセキュリティの知識が求められる仕事です。
プログラマーとしてほかの機器やサーバーと通信するプログラムを作る機会は多いですが、近年のプログラミング言語はネットワークを考慮せず制作できてしまうことも多いので、ネットワークエンジニアを目指すのであれば興味を持って動作原理を理解するようにしていきましょう。
関連記事:ネットワークエンジニアとは?仕事内容&必須スキルまとめ
サーバーとネットワークによって構築されたITインフラの中を飛び交う大量の情報を効率よく管理するために、現代のソフトウェアサービスでは頻繁にデータベースが使われます。
データベースエンジニアは、データベースシステムの設計構築とともに運用保守を担当する技術職で、Webサービスや企業内の販売管理システムなど、とても広い分野のソフトウェアを担当します。
プログラマーとしてデータベースを使って情報を保存・抽出するといったソフトウェアを作る機会は多いので、仕事をしながらデータベースの基本的な知識や経験を得ることは難しくないでしょう。
データベースエンジニアを目指すのであれば、データの単純な取り扱い技術だけでなく、長期間にわたって不特定多数に品質の良いサービスを提供し続けるための、より効率的で拡張性の高いデータベース構築方法について興味をもつことで、改善提案などの行動をしていくと良いでしょう。
関連記事:データベースエンジニアとは|仕事内容から必要なスキルまで徹底解説
Webサイト構築の仕事はIT業界の中でWeb系と分類され、多くの企業が情報発信や新しいサービスの提供のために人材を必要とし続けている分野です。ソフトウェアの外観の重要度が高いので、制作にはエンジニアとともに多くのWebデザイナーが活躍しています。Webに関連した仕事は人びとの目に触れる機会が多く、とても達成感ややりがいがあるでしょう。
Webプログラマーには大きく2種類があり、サイトの表面的な動きを実現するフロントエンドエンジニアと、サーバー上でサイト全体の構築やデータベースなどを扱うバックエンド(サーバーサイド)エンジニアに分類されます。
プログラマーからWebエンジニアを目指す場合は、技術的な側面ではインフラに関連した分野の知識をつけながら、デザインについても興味を持つようにしていきましょう。動きの速いWeb業界は、エンジニアを成長させる要素も多いので、やりがいに溢れています。
関連記事:Webエンジニアとは|仕事内容から必要なスキルまで徹底解説
プログラマーとして将来も活躍し続けるためには、今後の社会で注目されている分野や、必要とされている技術に興味を持って触れ合い続けることが重要です。
今後オフショア開発やAIの活用が進んだとしても、高い技術力をもったエンジニアとして対抗できるように、ぜひ今回紹介した将来性の高い技術やIT資格などを参考にしながら、少しずつでも自己投資をしていきましょう。
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