エンジニア就職

IT業界への転職を徹底解説! 未経験から転職しやすい職種やポイントなど

2021.07.28

IT業界への就職・転職を考えている方の中には「未経験でもIT業界に転職できるの?」「IT業界で転職しやすい職種が知りたい」など、さまざまな疑問をもつ方も多いのではないでしょうか。 IT業界と一口に言っても、さまざまな職種があり、それぞれの職種によって転職の難易度が異なります。 この記事では、未経験でもIT業界に転職できるのか、転職しやすい職種やIT業界に向いている人の特徴など、詳しく解説します。また、未経験の方で、IT業界への転職を検討している方に向けて、転職成功させるポイントなども解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

未経験でもIT業界に転職できる理由

未経験でもIT業界に転職できるのだろうかと悩んでいる方もいるでしょう。結論からいうと、未経験であっても、IT業界に転職することができます。

IT業界は成長が激しく、エンジニアの需要が高いのに対して人手が足りていない、必須となる資格はないなどの理由から、未経験であってもエンジニアへ転職することができます。

それでは、それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。

需要が高く人手が足りていないから

経済産業省の平成30年度「我が国におけるデータ駆動形社会に係る基盤整備」によると、IT業界の市場規模が毎年2〜5%伸びる注意シナリオの場合に、2021年では約31万人、2030年では約45万人と人手不足であると予想されています。

IT人材需給に関する試算結果

参考サイト:経済産業省「IT人材需給に関する調査」

このようにIT業界は、今後も成長が見込まれている業界なのに対して、スキルや経験を有している人材が慢性的に不足しているため、未経験でも転職できる可能性が十分にあります。

もちろん、未経験者のどんな人材であっても、IT業界に転職できるというわけではありません。未経験者を受け入れる企業は、社内で育成する環境を整えていることが多いので、入社後も自分自身で学んで成長できるような意欲が高い人材かどうかが重要になります。

必須資格はないから

IT業界へ転職するために必須資格はありません。そのため、企業の募集要項に「必須資格」として何かしらの資格が指定されていなければ、採用される可能性があります。

たとえ資格を持っているからといって必ず採用されるというわけではなく、あくまでも募集要項にある条件をクリアする、付加価値として役立つものです。そのため、採用の場においてプラスアルファの評価になるものだと考えておくと良いでしょう。

ただし、年齢によって転職の難易度が異なるため、注意が必要です。20代前半の新卒や第二新卒まではポテンシャル採用が多い傾向にあるのに対し、20代後半や30代、40代になるにつれて未経験可の求人自体が減少してしまいます。

そのため、未経験からIT業界を狙う場合、20代のうちに転職した方が無難でしょう。

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メリットだらけのIT転職

未経験でもIT業界に転職できる理由がわかったところで、次はIT業界に転職するメリットを紹介します。

IT業界の仕事は、基本的にインターネット環境とパソコンさえあれば、どんな場所でも仕事ができるため、自分のライフスタイルに合わせて働くことができます。また、好きなタイミングで仕事ができる点もIT転職の魅力です。

そのほかにも、さまざまなメリットがありますので詳しく見ていきましょう。

IT業界に転職するメリット


成長している業界で将来性がある

IT業界は今後も発展を続けると見込まれており、IoT技術の発展などによってIT業界はもちろんのこと、他の業界でもIT技術は必須となりつつあります。

株式会社矢野経済研究所による、国内民間企業のIT市場規模の調査でも、2018年度では前年度比2.9%増の12兆5,050億円、2019年度では前年度比3.4%増、2020年度比では1.6%増と予測されており、IT投資に対する前向きな流れは、今後も続くといわれています。

国内民間IT市場規模推移と予測

出典:矢野経済研究所「国内民間IT市場規模推移と予測」

IT業界は何かと注目を浴びる業界であるため、日々の技術革新は今後も続いていくことでしょう。現在ある技術以外にも新しい技術が開発されて、新たなニーズも生まれると予想できるような将来性がある業界であることは、IT業界へ転職するメリットの一つでしょう。

IT業界の平均年収が高い

IT業界は安定需要が見込めるため、平均年収が高めというメリットがあります。総務省統計局が発表している「産業別常用労働者1人平均月間現金給与額」の近年5年おいても、情報通信業は全体2位の賃金となっています。 

産業別 平均月間現金給与額 (2017~2021年)

参考資料:総務省統計局「日本の統計(産業別常用労働者1人平均月間現金給与額)」
 
また、IT業界では20〜30代の若い層が活躍しているため、成果を上げれば昇給や出世も早くできるでしょう。一定のスキルや経験があれば転職する際の条件交渉も比較的容易にできます。

手に職をつけて安定して働ける

将来性のある業界でスキルを身に着けることで安定して働けることもIT業界へ転職するメリットです。高いエンジニアスキルやプログラミングスキル、プロジェクトチームを率いた経験などを身に着けることで、市場価値を上げて長期間働くことができます。

そのためには、最新の技術を追いかけたり、今後トレンドとなる技術をいち早く取り入れたりすることが大切です。スキルアップやキャリアアップしたい場合には、常にアンテナを張っておくことが必須となるでしょう。


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IT業界へ転職するデメリットは? 

逆に、IT業界へ転職するデメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。

IT業界自体の歴史が浅いためか制度が整っていない企業も多く、変化の激しい業界であるため、スピード感についていくための努力が必要になります。

また、労働時間も増えやすい傾向にあるため、プライベートを充実させたい場合には、しっかりとしたスケジュール管理が必要です。

そのほかにも、以下のようなデメリットがありますので、それぞれ詳しく見ていきましょう。

仕事内容がイメージと異なる可能性がある

IT業界の職種といえば、エンジニアを思い浮かべる人も多いと思いますが、一口にエンジニアといっても、一日中パソコンの前に座ってプログラミングを行う仕事もあれば、デスクで書類とひたすら向き合って作業を行ったり、作業服を着てヘルメットをつけて作業を行ったりと、さまざまな仕事内容があります。

そのため、実際に入社した後にイメージと違ったと感じる方もいるかもしれません。想像していたイメージとのギャップがプラスであればいいですが、マイナスのギャップにならないためにも、転職前にしっかりと業界研究や企業研究をしておくと良いでしょう。

関連記事:ITエンジニアはどんな職種? 年収や仕事の魅力、業務内容を解説

夜勤が伴う可能性がある

一口にIT業界といっても、さまざまな職種が存在します。この職種によっては、夜勤が伴う可能性があります。

たとえば、インフラエンジニアの場合は24時間ネットワークが稼働していて、深夜の時間帯も人の手で監視する必要があるため、夜勤を伴う可能性があります。

また、システムエンジニアの場合、納期ギリギリになってしまい時間を確保するために徹夜の作業をしたりすることもあります。

最も転職しやすい職種は? おすすめIT業界

IT関連の職種で、最も転職しやすい職種を、業界別に紹介します。それぞれの仕事内容や、未経験で転職する場合に役立つ情報なども合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。


通信インフラ業界

通信インフラとは、インターネットに用いられている通信網やスマートフォンに使用されている通信回線、またそれらを運用するのに必要な設備のことを指します。通信インフラ業界は、電話やインターネット、光ファイバーなどの通信インフラを扱う業界で、固定通信や移動体通信、ISPなどが通信インフラ業界に含まれます。

次世代の通信システムである5Gが、通信インフラ業界の大きなトピックスとなっており、IoTの普及、VRやARといった最先端技術の実用化において欠かせない技術となっていることから、今後のIT成長を支える重要な業界です。

通信インフラ業界のおすすめ職種

関連記事:未経験からインフラエンジニアになるには|おすすめ理由や資格を解説

ネットワークエンジニア

IT業界で転職しやすい職種として、まず紹介するのは「ネットワークエンジニア」です。

仕事内容は、ネットワーク設計から要件定義、構築、保守や監視、運用など、多岐にわたりますが、大きく分けると「ネットワーク設計」「ネットワーク構築」「ネットワーク運用」「ネットワーク保守」と、4つに分けることができます。

コンピューターネットワークのシステム構築や保守管理などを行う役割を担っていますが、プログラミングコードを記述する作業はなく、運用工程では決められたルールの中で作業をすることが多いため、IT業界未経験者でも転職しやすい職種となっています。

ネットワークエンジニアの仕事は、まずヒアリングから始まるため、コミュニケーション能力が必要になります。必須となる資格はありませんが、CCNAなどのネットワークに関する資格を持っていると転職の際に役立ちます。

関連記事:未経験でもなれるネットワークエンジニア|売り手市場のインフラ業界

サーバーエンジニア

未経験からでも活躍する方が多い職種である「サーバーエンジニア」も転職しやすいおすすめの職種です。

サーバーエンジニアは、コンピューターシステムを運用するためのサーバーについて、設計、構築、運用、保守を担当する役割を担っています。未経験の場合は、サーバーの運用保守や構築補佐から始めることが多いです。

仕事で必要となるのは、Windows ServerやMac OS、Linux、UNIXといったOSに関する知識で、どのOSに対しても広い知識があることが望まれます。必須資格はありませんが、LPICやCCNAといった、OSやネットワークに関する知識があることを証明できる資格を持っていると転職の際に役立ちます。

インターネット・Web業界

インターネット・Web業界は、インターネットを利用したサービスやインターネット上でサービスを提供する企業が分類されます。インターネット広告やSNS、ポータルサイト、検索エンジン、ECなど多岐にわたります。

パソコンだけではなく、スマートフォンの普及によって、より市場規模は拡大を続けており、SNSやソーシャルゲームなどの分野でもさらなる発展が見込めるでしょう。

インターネットやWeb業界の中でも特に転職しやすい職種を紹介していきます。

インターネット・WEB業界のおすすめ職種

Webエンジニア

「Webエンジニア」は、Web上で利用されるシステムやアプリケーションなどの設計や開発、プログラミングを行うエンジニアです。Web構築で担当する範囲において、フロントエンジニアとバックエンドエンジニアの2つに分けられます。

フロントエンジニアとは、Webサイトやアプリケーションの画面といった、目に見える部分や、利用者がシステムと接する部分の設計やコーティングを行います。一方、バックエンドエンジニアは、サーバーやデータベースといった利用者に見えないシステムの裏側の構築を行います。

Webエンジニアとして働く場合は、JavaScriptやPHPといったプログラミング言語や、htmlやcssといったマークアップ言語の知識が必要となります。そのため、未経験からの転職であっても、言語について学習しておくと良いでしょう。

Webデザイナー

IT業界で人気の職種でもあり、おすすめな職種が「Webデザイナー」です。

Webデザイナーとは、クライアントに依頼されたWebサイトのデザインを行う仕事です。クライアントとWebサイトをどのような方向性にしていくのかというコンセプトを話し合ってから、Webサイトの構築から配置やロゴなどの配置といった細部までのデザインを行います。

未経験からでもWebデザイナーになることは可能ですが、転職活動を行う前にデザインの勉強をしたり、趣味でサイトやアプリを作ったりすることをおすすめします。パソコンやイラストソフト、コーティングについて学んでおくと良いでしょう。

未経験可という募集であっても、実務経験がなくても良いという意味で、最低限のスキルは求められるケースが多いからです。

ソフトウェア業界

ソフトウェア業界とは、さまざまな場面で使用されるソフトウェアを開発する業界です。

ソフトウェアとは、コンピューター上で処理を行う、さまざまなプログラムのことを指します。パソコンにインストールされている文字入力ソフトや表計算ソフトは、幅広く利用されているソフトウェアの代表格です。また、家電製品や自動車といった、ハードウェアとともに使用されるソフトウェアも存在します。

ソフトウェア業界のおすすめ職種

プログラマー

「プログラマー」は、仕様書と呼ばれる設計図をもとに実際にプログラミングをしてシステムを作っていく仕事です。スマホのアプリケーション開発やオンラインショップのシステム構築、家電製品に組み込まれているIoTなど、さまざまな種類が存在し、分野ごとに求められるスキルが異なります。

また、作ったシステムが仕様書通りに動くかどうか、テストするのもプログラマーの仕事です。仕様書を見ながら、作ったシステムが予期せぬバグやエラーによって、意図した動きをしないときの原因究明して修正します。

プログラマーとして働くためには、プログラミングスキルが必要となるため、独学やスクールなどで学んでから転職活動を行う方が良いでしょう。

関連記事:未経験からプログラマーになれる?|おすすめ言語や面接対策を紹介

システムエンジニア

「システムエンジニア」の仕事内容は、システムの要点定義から設計、構築やテストなど多岐にわたります。プログラマーとは違い、メインでプログラミングを行うのではなく、システムをどのような仕様にするのか、どのような工程で開発していくのかを考えるといった、上流工程と呼ばれる業務が中心です。

顧客のニーズにマッチしたプログラム設計や開発を担当し、事務作業も多いため、集中力に自信がある方にもおすすめな職種です。

システムエンジニアになるための必須資格はありませんが、自らのスキルを示す資格が複数あります。たとえば、情報処理技術者などの資格を取得しておくことで、転職の際に活用できます。

関連記事:システムエンジニアになるには|必要な知識から就活までを完全網羅

ハードウェア業界

ハードウェア業界とは、パソコンやサーバーなどのコンピューター、ストレージや印刷機などの周辺機器、ネットワーク機器や家電、ゲームなどの電子機器本体など、幅広い製造の開発や販売する業界です。目に見える製品を作っている業界だと理解するとイメージしやすいでしょう。

ハードウェア業界では、新しい製品が次々と発表されていることもあり、今後も順調に伸びていくと考えられます。

ハードウェア業界のおすすめ職種

組み込みエンジニア

常に人材不足の状態である「組み込みエンジニア」も、未経験でもなることができるおすすめの職種です。

家電製品や機器などに搭載されている制御システムの開発などを行う仕事です。具体的には、Wi-Fiルーターのような一目でわかるシステムを搭載しているものから、テレビや冷蔵庫などのように、IoTによってインターネットに接続が可能となった家電製品を作る際に活躍します。

主にC言語やアセンブリ言語を扱うため、これらの言語を扱うことができれば、組み込みエンジニアとして働くことができますが、未経験者の場合には相応の努力が必要です。

また、ETECやOCRES、エンベデッドシステムスペシャリストなどの資格を取得することで、自身が持っているスキルを可視化できるため、転職の際に有利に働きます。

テストエンジニア

IT業界で転職しやすい職種には、「テストエンジニア」というものもあります。テスト計画の策定やテスト設計、テストの実施、テスト結果の確認などを担います。簡単に説明すると、システムや製品が問題なく動作するかどうかといった品質を検証する専門家です。

テストエンジニアは、開発エンジニアとは違い、未経験でもテスターから仕事を始めることが可能です。未経験からの転職の場合には、ExcelやWordなどの基本的なパソコンスキル、システム開発やアルゴリズムの理解などが求められます。

そのため、テスト作業の経験を積んで知識を得て、開発言語に関わるテストを実行するというように、段階を踏みながらスキルを身につけていくと良いでしょう。

情報処理サービス(SI)業界

情報処理サービス(SI)業界とは、企業が抱える問題や課題を、ITの力で解決していく業界のことです。あらゆる業界や企業の業務をスムーズにすすめるための独自システムを、企画から運用まで一環して請け負います。

デジタルトランスフォーメーションが、企業戦略や商品開発に必須だとされて以来、成長率が高く、特にBtoCサービスを展開している企業から注目を集めています。

中でも、ユーザーの購買行動や移動履歴、Webサイトの訪問導線などを分析したデータを重要視する企業が増え、自社だけではノウハウが足りないからと、情報処理サービス業界を頼る傾向が高まっています。

情報処理サービス(SI)業界のおすすめ職種

ITコンサルタント

「ITコンサルタント」は顧客が抱えている問題をIT技術を駆使して解決するという役割を担っています。理論的思考能力はもちろん、広範で深い専門知識や俯瞰的な視点、コミュニケーション能力が求められます。

ITコンサルタントは、高度な専門知識やスキルが求められますが、未経験では絶対に手が届かない職種というわけではありません。

ITコンサルタントの採用においても、ポテンシャル採用というものが存在するため、活用できる資格を取得したり、独学やスクールで事前に学んでおくとスムーズな転職活動が行えることでしょう。

セールスエンジニア

「セールスエンジニア」は日本語では、技術営業といわれることもあるように、販売を目的とする営業職と作業をする技術職、両方の要素を持っています。フィールドアプリケーションエンジニアなどとも呼ばれ、経験を重ねたエンジニアが、得意分野を活かして営業面でも活躍できます。

未経験からの転職は難しそうに思えますが、営業能力がすでにある場合、エンジニア経験の有無は問わずとも、プログラミングなどの知識を持っていると可能性が高まります。

ITスキルが必要になるため、スクールや独学で事前に学習しつつ、営業力を高めておくと良いでしょう。

IT業界に向いている人の4つの特徴

未経験からでもIT業界に転職できますが、誰でも転職できるというわけではなく、向き不向きがあります。

IT業界に向いている人の4つの特徴

自分が、IT業界に向いているかどうか確認してみてください。

他人と話すのが好きな人

IT業界で働いている人は、一人で黙々と作業を行うイメージが強いかもしれません。しかし、実際にはチームで作業を行うことが多いため、コミュニケーション能力が必要となります。

仕事仲間とコミュニケーションをとる必要があるため、「進捗を具体的に報告する」「トラブル対応の状況や、すでに試したことを分かりやすく伝える」「上司の指示を的確に理解できる」といったスキルが必要です。

営業職ほどのコミュニケーション能力は必要ありませんが、コミュニケーション能力が高い人の方が重宝されるという傾向があるので、他人と話すのが好きな人ほど、IT業界への転職に向いています。

仕事仲間だけではなく、クライアントとのコミュニケーションも必要になる場面が多いです。そのため、誰でも理解できる言葉で相手と円滑にコミュニケーションがとれると、IT業界に限らず、ビジネスをするうえで重宝されるでしょう。

新しいものに触れるのが好きな人

IT業界は、日々技術が進歩し続けており、また、トレンドも変化しています。これまではスタンダードだとされていたものがいつの間にか古くなってしまい、新しい手法がスタンダードになっていることも珍しくありません。

そのため、新しいIT技術にワクワクしながら情報を集めたり情報を交換したりできるのが理想です。新技術や新言語を使ってみたいと思え、一から学習することが苦にならないなど、何でも楽しみながら扱う姿勢が大切です。

このことから、新しいものに触れるのが好きな人、分からないことはどんどん調べ、その知識を自分の中に取り込みたいという好奇心や知識欲が旺盛な人ほどIT業界に向いているといえます。

新しいもの、知識や技術などにアンテナを張り、自ら学ぶ姿勢を取れると、技術の移り変わりが激しいIT業界でもスキルアップしながら働き続けることができるでしょう。

課題や問題の原因を考えるのが得意な人

どんな仕事でも、困難な場面はあります。いつも人手が足りていたり、課題や問題が解決できるようにマニュアルが整備されていたりといった、恵まれた職場とは限りません。

特に、IT系の仕事では、突発的なトラブルなど日常茶飯事です。毎日のように起きるトラブルに対して、短い日数の中、少ない人員でどうやって対処するのか、試行錯誤や工夫を重ねて困難を乗り越えなければなりません。

システム開発やITコンサルタントなどの場合、企業の改題解決のために業務に取り組むことが多く、システム障害などが急に生じた場合には、コツコツと復旧作業を行わなければなりません。

そのため、課題や問題の原因を考えるのが得意な人や、課題解決までの作業をやり遂げる能力がある人は、IT業界に向いているといえます。

目標に向けた地道な繰り返しが得意な人

IT業界に携わる人、特にエンジニアとして働いている人は、複数の業務をマルチタスクでこなしているというイメージを持っている人もいるでしょう。しかし、実際には地道な作業が多く、基本的にエンジニアの存在は裏方となります。

そのため、目立たなくても日々コツコツ作業できる人、目標に向けた地道な繰り返しが得意な人が最適なのです。

IT業界で仕事すると、常に分からないことにぶつかります。分からないことを分かるようにする、未解決を解決に導くといったことが仕事なので、目標に向けた地道な繰り返しが得意な人、好奇心や知識欲が旺盛な人も向いているといえるのです。

未経験からIT業界に転職するためのポイント

未経験からIT業界に転職しようと検討している人は、事前にポイントを理解しておくことをおすすめします。

転職するためのポイントを理解して実践することで、IT業界未経験での転職を成功させる可能性が高まります。より良い企業への転職も可能になりますので、ここでしっかりとポイントを押さえておきましょう。


まずは自分に合っている業界・職種を見つけよう

未経験からIT業界に転職する場合、まずは自分に合っている業界や職種を見つける必要があります。

IT業界には、「通信業界」「インターネットやWeb業界」「ソフトウェア業界」「ハードウェア業界」「情報処理サービス業界」など、さまざまな業界に分類され、職種も豊富にあります。それぞれの業界や職種の特徴をしっかりと理解した上で転職活動を進めることが重要です。

自分に合っていない、向いていない業界や職種に転職すると、ストレスを感じながら仕事を行うことになり、パフォーマンスが落ちてしまう可能性が考えられます。そのため、まずは自己分析を行い、自分に向いている業界や職種を見つけることが大切です。

自分ができることや得意なこと、苦手なことを知るために、自分一人で考えたり、信頼のおける家族や友人、同僚などに意見をもらうのも良いでしょう。

ITの基本的な知識は事前に予習しておこう

IT業界未経験での転職であっても、最低限度の業界知識は身につけておきましょう。エンジニアの職種ごとに使用する知識やスキルも異なるので、どのような人材が求められているか、どのような知識が必要となるか事前に確認しておきましょう。

Web業界やインフラ業界など、業界ごとの仕事内容や働き方を理解していることで、イメージと違った職種に就職することを防げますし、面接でも事前に調べているアピールをすることができます。

ただし、業界に対する間違った知識を披露してしまうと、就職後にイメージとのギャップで辞めてしまうのではないかと企業側に心配され、かえってマイナスポイントになってしまうので注意しましょう。

資格を取っていると有利

IT業界未経験者の場合は、資格を持っていると転職の際に有利になります。少なくともIT業界に興味があって応募したことや、IT関連の仕事をするうえで会話が成立する程度の基礎知識があると伝える効果があります。

IT業界未経験者におすすめなのが、「ITパスポート」「基本情報技術者試験」などの国家資格や、「CCNA」や「LPIC」など各種ベンダー資格のうち初級のものです。

初級レベルの資格としては以下のようなものがあります。

IT業界未経験者におすすめな初級資格

これらを参考に、資格を取得しておくと転職の際に有利になるでしょう。

面接では熱意とポテンシャルをアピールしよう

IT業界においても、成長性や潜在能力を重視して行われる「ポテンシャル採用」というものが存在します。

企業にとって、即戦力となる人材を採用した方がメリットが大きいように思えますが、即戦力のみを重視してしまうと、経験の浅い若い世代や未経験の人などを採用することができません。そのため、若い世代の積極的な採用目的としてポテンシャル採用を実施するのです。

ポテンシャル採用では成長性や潜在能力を重視されるため、熱意があるかどうか、価値観の軸が明確であるかどうかを見られます。そのため、自己分析と業界や企業研究を行い、意気込みが伝わる面接にするべく、事前準備をしっかりしておきましょう。

IT業界に転職するための3つの方法

IT業界に転職するための主な方法としては、「転職サイトを利用する」「転職エージェントを利用する」「ハローワークを利用する」などがあります。

上記以外にも、「知人の紹介」や「企業のサイトから直接応募する」といった方法もあるので、どうしても受けたい意中の企業がある場合には、会社のホームページにある採用ページをチェックしてみるのも良いでしょう。

次に、一つずつ特徴からメリットやデメリットについて紹介します。各方法によって特徴は異なりますが、すべて無料で利用できますので、自分にピッタリな方法を見つけてみてください。


転職サイトを利用する

転職サイトは、自分のペースで転職を行いたいときに便利なサービスです。職種や勤務地、キーワードなどから、自分の条件に合った求人を検索できます。希望職種や業界が明確になっており、自分のペースで転職活動をしたい人に向いているといえます。

インターネット環境さえあれば、さまざまな情報から自分自身が望んでいる求人を、いつでも自由に検索することが可能です。また、動画や画像から、企業のイメージが分かるというメリットもあります。

一方デメリットには、求人数が多すぎて転職先へのイメージが定まっていない場合には探しきれないことや、書類選考や面接で落ちた場合に、落ちた理由のフィードバックがないため次に活かせないことなどです。

転職エージェントを利用する

転職エージェントは、人材紹介サービスの一つで、豊富な業界知識や頼りになるカウンセリングなど、IT業界や転職に慣れていない人にとって役立つサービスです。客観的なアドバイスやサポートを受けながら転職活動を行いたい人に向いているといえます。

転職者の適性や経験にマッチした企業を紹介してくれるというメリットがあります。また、履歴書や職務経歴書の作成や、面接の際に役立つ方法などもアドバイスしてくれ、一般には公開されていない非公開求人が多数あるといったメリットもあります。

一方デメリットには、自分に合わないと感じる求人を紹介されたり、キャリアアドバイザーとの相性が合わない恐れがあったりすることです。また、自分のペースで転職活動を行えないため、活動期間をある程度定めておく必要があります。


ハローワークを利用する

ハローワークは、厚生労働省が全国500カ所以上に設置している公共職業安定所です。住んでいる地域で就職したい人におすすめです。

職業紹介や就職支援などのサービスを無料で行っており、求人を出す費用がかからないため、中小企業を中心に、さまざまな企業からたくさんの求人が集まっています。

公共施設のため、誰でも利用でき、気軽に求人を検索したり相談したりすることができるというメリットがあります。また、仕事と子育ての両立を目指す女性向けのマザーズハローワークや、若者の就労をサポートするわかものハローワークなど、特化型のサービスも存在します。

一方デメリットには、求人情報に掲載されているのは必要最低限で、社風などを知りたい場合にはホームページなどで別途調べる必要があることや、地域密着の求人が多く、都心にある大手企業の求人が少ないことが挙げられます。

20代のうちにIT業界に転職しよう! 

IT業界の成長に対して、今後も人手不足が予想されるので、未経験者でも転職することは可能です。ただし、未経験からのIT転職は成長のポテンシャルを加味しての採用が多いため、年齢を重ねてしまうと就職が難しくなっていきます。転職を考えている方は20代のうちにIT業界に転職することをおすすめします。

今回紹介した転職しやすい業界や職種を参考に、自分に合った業界や職種を見つけて、未経験からIT業界に転職するためのポイントを参考に転職活動を行ってください。そうすることで、IT転職を成功させる可能性がグッと高まることでしょう。

転職に迷ったらやってみよう!【エンジニア診断】

記事の監修責任者

飯塚 寛也
エンジニアとして移行調整・NW更改作業・クラウドシステムの設計・構築等を手掛ける。 入社2年目でネットワーク最高資格であるCCIEの筆記試験に合格。 人材開発室にてCCNA/CCNPの勉強会を50回以上開催、100名以上の合格者を輩出し、スクール事業の礎となる。
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