IT資格

CCNAとは|試験の難易度から合格するための勉強方法まで紹介

2021.10.14

「CCNAってネットワーク未経験でも合格できるの?」「CCNAを取得するにはどうすれば良いの?」などという疑問を抱いている人も多いのではないでしょうか。ネットワークと聞くととても難しそうと感じてしまい、自分にできるのか不安に思う方も多いでしょう。 ネットワークは、確かに専門的な知識を必要としますが、基礎から学ぶことで未経験の方でもチャレンジしやすい環境でもあり、今後もエンジニアのニーズがますます高くなる成長産業のひとつです。 この記事では、CCNAとはどのような資格なのか、受験に必要な情報や勉強方法をわかりやすく紹介します。

CCNAとは|世界共通のネットワーク初級資格

CCNAとは、アメリカのシスコシステムズ社が実施している世界基準の認定資格で、ネットワークエンジニアを目指す方の入門的な位置づけの資格です。

シスコシステムズ社は、ネットワークを提供するCiscoルーターやCatalystスイッチと呼ばれる通信機器において世界シェアの55%を占めている最大手です。

同社の認定資格であるCCNAは、基礎的な知識から実務に必要な機器の操作や実務に役立つ内容まで幅広く学ぶことができるため、ネットワークの知識を得るために最適な資格と言われています。

シスコ認定の初級技術者資格

CCNAは、ネットワークエンジニアを目指している未経験者や、すでに仕事に就いたうえで理解を深めてスキルアップや給与アップを目指しているエンジニアが取得すると役に立つ資格です。

シスコ認定資格

難易度は初級者向けの資格ですが、ルーターやスイッチに関する技術的な内容やネットワークの知識、通信の仕組みまで基礎的なことを幅広く学ぶことができます。

ネットワークの基礎とはいえ学ぶべき範囲が非常に多岐に渡るため、簡単に取得できる資格とは言えませんが、未経験の方も時間をかけて学ぶことで十分合格することができる資格です。

スキルが証明でき転職でも有利に

CCNAの試験範囲はネットワークエンジニアとして必要な知識や技術が網羅されているので、取得後は即戦力のネットワークエンジニアとして評価されるでしょう。

シスコシステムズのネットワーク機器は最大シェアを誇るため、企業や採用する人事の方にとっても、CCNAを持っているということはネットワークの仕事をするうえで必要な知識やスキルを持っている技術者であると判断しやすく、転職の際に有利に働きます。

市場価値が上がり年収アップも

履歴書や本人のアピールだけでは判断基準が明確ではないため、どのような知識と経験を持っているかは、第三者からすると判断しにくいことが多々あります。

たとえば、面接でネットワークエンジニアとして3年間仕事をしてきた経験をアピールした場合でも、高度なスキルで経験を積み重ねた方と基礎的な経験を積み重ねた方とでは、現在持っているスキルに大きな差があるでしょう。

そのため、エンジニア経験の長さだけでは評価を正確に判断することは難しく、企業側からすると市場価値がわかりにくい面があります。

一方で、CCNAやその上位資格であるCCNPなどを持っていると、エンジニアがどのレベルの知識やスキルを持っているかが明確になるため、自分自身の市場価値が上げやすく年収アップにもつなげることができるでしょう。

任される実務レベルやキャリアップの可能性は?

ネットワークエンジニアが行う主な業務は、「要件定義」、「設計」、「構築」、「運用・管理」、「保守」、「監視」の6つがあります。要件定義が最も高度な業務で、監視業務が比較的簡易な業務となります。

ネットワークエンジニアの6つの仕事内容

ネットワークエンジニアとして最初に配属されることが多いのは監視業務で、企業ネットワークが問題なく通信できているかを24時間体制でチェックしています。

ネットワークは、安全かつ安定して通信できるように設計されているので、基本的に障害が発生することは少なく、監視業務はネットワークの知識を持っていない方でも、マニュアル通りに対応することで業務を行うことができます。

CCNAを持っているとネットワークの知識やルーター、スイッチの操作を理解していることになるので、上位業務である保守や運用・管理業務を最初から任せてもらえる可能性が高まるでしょう。

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CCNAの試験内容

試験内容が改訂される前は9つの分野に細分化されていて、それぞれ別の資格として認定されていましたが、統合されたことでCCNAを取得すると9つの分野の知識とスキルを持っていることの証明になったので大変お得になりました。

その分、学ぶべき内容が多くなって試験範囲が広くなったため、試験問題数の増加にともない試験時間も増えましたが、出題形式に変更はなく回答方法も今までと変わりませんので、回答に対する対策までは必要ありません。

CCNAに前提資格はない

CCNAを受験するための前提資格や条件はないので、誰でも受験することができます。ただし、年齢制限で13歳未満は受験できず、13歳から17歳までの未成年者は保護者の同意を得て受験および資格を取得することができます。

シスコシステムズは、受験を推奨するを「1年以上のシスコソリューションの実装および管理経験」、「基本的なIPアドレス指定の知識」、「ネットワークの基礎に関する深い理解」の方向けの試験として案内しています。

ネットワークの実務経験や基礎知識を持っている方が受験する資格であるように見受けられますが、未経験者の方が取得するのが不可能なわけではありません。簡単ではないことは確かですが、しっかり学ぶことで合格することができます。

9分野が統合されてお得! CCNAの試験範囲

CCNAは、2020年2月に大幅に変更されました。以前は専門分野ごとに「CCNA Routing & Switching」、「CCNA Cloud」、「CCNA Collaboration」、「CCNA Data Center」、「CCDA」、「CCNA Industrial」、「CCNA Security」、「CCNA Service Provider」、「CCNA Wireless」の9つがあり、単にCCNAというとRouting & Switchingのことでした。

CCNA試験の変更内容

これらの9つの資格がCCNAに統合されたことで、セキュリティや無線のスキルも持っていると認定されるため、ネットワークのスキルを包括的に持っている技術者であると認定される大変お得な資格となりました。

CCNAの出題範囲

一方で試験範囲が広がり、「ネットワークの基礎(20%)」、「ネットワークアクセス(20%)」、「IPコネクティビティ(25%)」、「IPサービス(10%)」、「セキュリティの基礎(15%)」、「自動化とプログラマビリティ(10%)」の6つの分野から出題されることとなりました。
※()内は出題の比率

試験時間は120分

CCNAの時間試験は120分で100問程度が出題されます。1問1分ほどで回答しなければならないため、初めて受験する方の中には不安になる方もいるのではないでしょうか。

たとえば、ある問題で時間を使いすぎてしまい焦ってペースを乱してしまうと、冷静に回答できなかったり全問回答できなかったりする可能性がありますので、あらかじめ時間配分を決めておくことが重要となります。

改訂前の試験は、90分で50~60問でしたので時間配分に少し余裕がありましたが、問題数が倍近くに増えているため、1問あたりに使える時間は相対的に減ってしまいました。

そこで、試験では問題文を読んだらすぐに回答していく必要がありますので、苦手な分野を作らないように満遍なく勉強すること、感覚をつかむために回答の練習をしたうえで試験に臨むのが良いでしょう。

出題形式はCBT

試験は紙で行う試験ではなく、PCを使って問題を表示し解答を入力するCBT(Computer-Based Testing)方式で行われます。以下のさまざまな形式で試験問題が出題されることになります。

・選択問題(単一、複数選択)
4~6問ほどの選択肢の中から、正しい回答を1つまたは複数選択します。
・出力問題
Ciscoコマンドを入力された結果を見て、何を示しているか回答します。
・ドラッグアンドドロップ問題
マウスでドラッグアンドドロップして正しい順番に並べ替えたり適切なものを組み合わせます。
・シナリオ問題
ネットワーク構成が表示されたシナリオ形式の問題で、想定される結果を回答していきます。
・シュミレーション問題
シュミレーターを使ってネットワーク機器を操作して、Ciscoコマンドを入力して要件を満たします。

これらの出題形式を確認できるチュートリアルがCiscoのWebサイトで公開されています。
参考サイト:Cisco Certification Exam Tutorial Videos

すべて英語ですが、動画を見ると非常に参考になりますので試験前に一度見ておくと良いでしょう。

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受験方法や申込み方法

CCNAをはじめ多くのIT系の資格試験は、ピアソンVUEという会社で受験します。受験するためにはピアソンVUEにてユーザー登録を行い、WEBから試験予約をします。

試験はいつでも受験可能で、テストセンターによっては土日祝日も試験を受けることができます。試験会場となるテストセンターは日本全国にありますので、自分の都合の良い会場を選ぶことができます。

会場と日時が決まったら、受験料の支払い手続き行い申し込みが完了します。

CCNAの受験料と支払い方法

CCNAはベンダー資格と呼ばれる資格で、国が主催している国家資格と異なり受験料は33,600円(税別)とかなり高額になります。ベンダー資格とは、ベンダーと呼ばれるIT関連のハードウェアやソフトウェア製品の製造を提供している企業が、製品の操作方法や保守方法などの知識や技術スキルを持っていることを認定する資格です。

試験 金額(税抜) 金額(税込)
CCNA ¥33,600 ¥36,960

申し込みは基本的にオンライン上で行い、試験日を決めた後で受講料の支払い方法を「クレジットカード」もしくは事前購入している「バウチャーチケット」など複数の支払い方法から選ぶことができます。「現金」で支払いたい場合は、テストセンターによって支払い方法が異なりますので事前に確認しましょう。

バウチャーチケットは、企業やITスクールのCCNA取得支援を行っているところで受験料の割引や無料で受験することができる専用チケットのことですので、一度確認してみると良いでしょう。

CCNAの申し込み方法

試験を申し込むためには、ピアソンVUEにユーザー登録する必要がありますので手順を解説します。

1. ログイン用のアカウントを作成して、IDナンバーを取得します。
2. プライバシーポリシーへの同意が求められますので、同意します。
3. Cisco IDについて聞かれますので、「いいえ、Cisco IDを知りません」を選択します。
4. 名前(FirstNameとLastName)をローマ字で入力します。
5. Eメールアドレスを聞かれますが、ここを間違えると試験会場の確認ができなくなりますので注意しましょう。
6. ローマ字と数字で連絡先を登録します。
※会社名は、会社の住所を登録したい場合にのみ入力し、個人の住所を登録する場合は、会社名は「空欄」のままで大丈夫です。
7. 電話番号は、該当する国番号と電話番号を入力します(日本の国番号は+81)
8. 通信の設定では希望言語で「日本語」を選択します。
  ここは日本語で連絡先の登録ができますので、日本語住所の登録を選択します。
9. Ciscoによるアンケートが依頼されますが、回答しなくても大丈夫です。
10. 秘密の質問を登録します。忘れないようにメモしておきましょう。
11. 入力後に右下の完了をクリックすると、アカウント作成が完了します。

アカウントの登録が終わりましたら申し込みすることができます。

関連記事:CCNA試験の申し込み方法

試験日は随時、試験会場は全国のテストセンター

申込の期限は特になく、随時試験の申し込みができるようになっているので、受験したいと思ったときに申し込むことができますが、試験会場が埋まってしまうこともあるので、ご自身の勉強スケジュールなどを把握しながら決定すると良いでしょう。

土日祝日でも受験可能となっていますが、テストセンターによって開催日が異なるので、申し込みたい会場は前もってチェックしておきましょう。日本全国に100以上あり希望の場所で受験することができますが、土日は予約が埋まっていることが多いため、希望会場を複数確認しつつ早めの予約を心掛けましょう。

参考サイト:テストセンター一覧

また、試験日はキャンセル規定に則して取り消すこともできるので、人気の会場の場合は先に希望日時で抑えておいて、準備不足や都合が悪くなったらキャンセルするという方法も視野に入れて、臨機応変に対応していきましょう。

合格発表日と再受験ポリシー

合格発表は、試験を最後まで回答した後すぐに結果がわかるようになっていて、画面上に合否が表示されます。合格者には、試験の約1ヶ月後くらいに登録した住所に合格証が届きます。

不合格となってしまった場合は、再受験ポリシーとして受験日の翌日から起算して5日間は同一の試験を受験することができません。

再受験日は、試験終了後に受け取るスコアレポートと呼ばれる用紙に記載されています。たとえば、「再受験日:20-Aug-2021」と書いてあれば、2021年8月20日から受験することができるという意味になります。

CCNAの有効期限と更新方法

CCNAの有効期間は3年で、更新しないと取得した資格が失効してしまい履歴書や職務経歴書に記載できなくなってしまうので、失効する前に更新するようにしましょう。

CCNAの有効期限と更新

更新方法は、「アソシエイトレベル試験」、「プロフェッショナル コンセントレーション試験」、「テクノロジーコア試験」、「CCIEラボ試験」の4つのうち、いずれかひとつに合格することで更新することができます。

CCNA試験を受験し合格するのも良いのですが、エンジニアとして実務を行いスキルアップや給与アップを目指す場合は、「プロフェッショナル コンセントレーション試験」または「テクノロジーコア試験」に合格すると、CCNAの更新と併せて上位資格であるCCNPの取得要件も満たせるのでおすすめです。

「CCIEラボ試験」は、CCNPの上位資格であるだけでなく、試験難易度が格段に跳ね上がるので、CCNA更新のために受験するのは現実的とは言えません。

CCNAの難易度

CCNAの合格点は公表されていませんが、一般的には825点から850点を取れば合格できると言われています。また、合格率も同様に公表されていませんが、おおよそ55%から60%と言われています。

合格率を見ると比較的合格しやすい印象がありますが、改定されたCCNAは出題範囲が広くなり、以前と比べて難易度が上がったので、現在の合格率は少し下がっているかもしれません。

もちろん仕事をしながら勉強する方も多いと思いますが、試験対策に必要な勉強時間も多くなったことを意味しているので、資格取得までの長い期間をコツコツ取り組めるように計画的に進めていきましょう。

ITスキルはレベル2

CCNAは、シスコ技術者認定試験における難易度区分としては下から2番目のITスキル標準レベル2に該当する試験です。

CCNAのITスキル

CCNAの一つ下の入門資格としてCCTがありますが、日本語化されておらず実質的に受験することができないため、ネットワークエンジニアになるための事実上の入門的な位置づけの試験がCCNAで、未経験者や初級エンジニアが取得すべき資格となっています。

ある程度のネットワークの知識と実務経験を積んでいる方が受験を推奨されている試験ではありますが、実務に役立つうえにネットワークについて幅広く知識とスキルを学ぶことができます。

広い試験範囲をカバーする必要がありますが、問われる内容は比較的浅いところなので、勉強して試験に臨むことで未経験者の方も合格できます。

関連記事:CCNAの難易度を他のIT資格と比較しながら解説|勉強方法も紹介

CCNAの合格点は825~850点

CCNAの問題はランダムに出題されるため、仮に同じ会場で誰かと同時に受験していたとしても紙の試験のように出題内容が同じではなく合格点も変わります。受験する方にとっては、何点取れば合格できるのか目標が見えず戸惑ってしまう方もいると思います。

CCNAの合格点

試験は1000点満点で最低点が300点となっていますが、合格点ラインは公開されていません。そのため、正確な合格点を把握することが難しいですが、IT系試験に役立つサイト「Ping-t」に投稿されている受験体験記の点数を見ると、おおむね825~850点くらいと考えられます。

また、1問何点と決まった点数ではなく、問題によって配点が異なっているので、8割ほど取れていたとしても、不合格になってしまう可能性があることを覚えておきましょう。

関連記事:CCNAの合格点は? どのくらい勉強する?

CCNAの合格率は25~30%

CCNAの合格率も公式に発表されていませんが、同じITスキル標準レベル2に該当する基本情報技術者試験の合格率が25%前後であることを考慮すると、だいたい25%から30%ほどの合格率でしょう。

数字を見ると高いように見えますが、CCNAはネットワークをはじめとしたITエンジニアを目指す方の登竜門的な資格であるため、試験対策用の書籍やWEBサイト、ITスクールのカリキュラムが充実していて知識を積んで受験している方が多く高い合格率につながっています。

難易度は改訂するたびに試験内容が難しくなっており、出題範囲の変更なども随時行われていますので、CCNAの現在の難易度は、合格率の数字に見えるほど簡単な試験ではないと考えておいた方が良いでしょう。

CCNAは200時間以上の勉強が必要

CCNAの取得に必要な勉強時間は、200時間が一つの目安となっています。ネットワークの実務経験があれば、試験対策に重点を置くことで思ったほど時間がかからず取得することも可能ですが、未経験者は基礎知識から学ぶことになります。

基礎知識とはいえ簡単には理解しにくいという難しさがあるので、毎日数時間は勉強するという覚悟をもたないと取得までにかなりの時間がかかってしまうでしょう。

毎日2時間勉強したとして約4か月かかる見込みですが、個人によって勉強量は異なるので、計画的に勉強できる時間を確保することを意識しましょう。

改訂前のCCNA試験が約160時間だったので、セキュリティ分野など統合によって学ぶことが増えた分、合格のハードルが高くなってしまいましたが、あくまで基礎的な内容が問われるので繰り返し勉強して理解を深めていきましょう。

次のスキルアップを目指すならCCNP

CCNAを取得後は、設計や構築など上流工程を担うエンジニアへとスキルアップを目指すためには、上位資格であるCCNPの資格を取得しましょう。CCNPは、ネットワークプロフェッショナル資格なので、CCNAと比べてより深い知識と実務経験が必要になります。

CCNAは3年で失効するので、その間に実務経験を積みながらCCNPの取得を目指すのがキャリアアップのためにも効果的です。

ネットワークエンジニアがスキルアップや年収アップを目指すうえでは、運用や保守業務よりも設計、構築に携わり経験を積むことが必要不可欠です。上流工程の実務経験とCCNPを取得してスキルを証明することで、プロジェクトリーダーやマネジメントはもとよりITコンサルタントなど経営戦略に関わるキャリアパスも歩むことができるでしょう。

関連記事:CCNPとは|年収・難易度から勉強方法までを実例付きで解説

CCNAの3つの勉強方法

CCNA試験の勉強方法としては「参考書と問題集を活用する方法」、「WEBサービスを活用する方法」、「スクールを利用する方法」の3つの方法があります。

CCNAの3つの勉強方法

重視したい点によりますが、選ぶポイントとしては1人でコツコツ勉強するのが苦にならないかどうかや、ネットを活用して勉強して自分で調べながら進めるのが良いか、用意されたカリキュラムや一緒に勉強する方と情報交換しながら学ぶのが良いかで考えると良いでしょう。

関連記事:CCNAに合格できる勉強法とは|おすすめの参考書・サイトも紹介

①参考書と問題集を活用して独学で学ぶ

参考書と問題集を購入して独学で取得する方法です。コツコツと決まった時間を確保したうえで集中して勉強できて、わからないことは自分で調べて解決できるという方に向いています。

メリットは、費用を安く抑えられることで、自分のペースで自由にカリキュラムを組み立てて取り組むことができます。

独学の場合は、使用する参考書と問題集選びが非常に重要になるので、以下のおすすめの参考書と問題集を参考に選んでみてください。

1週間でCCNAの基礎が学べる本
1週間でCCNAの基礎が学べる本 第3版 (一週間)
ネットワークの基礎を学ぶことができる参考書です。図解入りで説明されていて丁寧でわかりやすい解説がついているのが特徴で、ネットワーク未経験者が読むと参考になる本です。

CCNA 200-301 Official Cert Guide Library
CCNA 200-301 Official Cert Guide, Volume 1
英語が得意な方には、こちらの参考書がおすすめです。シスコの公式なCCNAの参考書なので、この一冊で試験範囲はカバーされています。

シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301
シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301
参考書と問題集が一つになっている本で、合格点を取るために必要な基礎知識を効率よく学ぶことができます。

徹底攻略Cisco CCNA問題集[200-301 CCNA]対応
徹底攻略Cisco CCNA問題集[200-301 CCNA]対応
試験に応用できる実践的な問題が収録されているので、問題集を繰り返し解いて間違ったところを参考書で確認して見直していくと効果的な学習ができるでしょう。

②WEBサービスを活用して独学で学ぶ

ネット上にはCCNA取得に役立つWEBサイトがあるので、スマホやタブレットがあれば、すき間時間を有効活用して取り組むことができます。時間を有効に使うことができるので、勉強する習慣が自然に身に付くのがメリットです。

以下の3つの学習サイトは、参考書と同程度のクオリティで学習ができるのでおすすめです。

CCNAイージス
CCNAイージス
CCNAイージスは、CCNAの試験範囲をすべて網羅した参考書のWEB版ともいえるサイトです。

技術的な解説もあり、CCNAの合格に必要なネットワークの知識と技術力を身につけることができるでしょう。また、ネットワークエンジニアの仕事で必要な技術を項目ごとに解説していますので、実際の仕事にも役に立つでしょう。

3分間ネットワーキング
3分間ネットワーキング
ネットワークの知識を体系的に学ぶのに適した内容となっています。かなり昔からある有名なサイトのため、現在のCCNA対策としては少し向いていませんが、未経験者がネットワークとは何かを基礎から学ぶうえでわかりやすいでしょう。

Ping-t
Ping-t
WEB上で試験と同じように問題を見て回答していくので、実戦さながらの対策に役立つサイトです。

解説を読めば、なぜその答えなのかどこが間違っていたのかがわかるので、総復習に向いていたり、問題もカテゴリごとに分類されているため、使い勝手が良いのが特徴です。

③スクールを利用して講師のサポートで学ぶ

スクールに通ってネットワークの知識を深く理解しているIT専門の講師のもとで勉強する方法です。

スクールで勉強するメリットは、専門家の作ったカリキュラムで効率的に勉強ができて、専任の講師が個人に合わせてわかりやすく教えてくれるので安心して学ぶことができる点です。

わからないことはその場で直接講師に質問できるので、資格取得だけではなく取得後の実務に活かせる技術を学ぶことができるのも魅力です。一緒に勉強する仲間もいるので、情報を交換したり交流が持てるのもメリットになるでしょう。

また、勉強の内容だけでなく就職サポートをしてくれるスクールもあるので、エンジニアとしてのキャリアパスについても相談できるので高いモチベーションで勉強に集中することができます。

関連記事:【受講料0円!】現役スクール生に聞いてみた!ネットビジョンアカデミーの『ココ』がいい!

CCNAを受験する際の注意点

CCNAは技術の進化とともに試験内容が変わり、国家資格の試験と異なって変更が早く頻度も多いのが特徴です。

そのため、勉強をはじめる前に試験に変更点がないか確認すること、会場の受験できる上限に達する前に予約することを心掛けるとともに、試験当日は身分証明書を提示しなければ試験そのものを受けることができないので、WEB試験ならなではのルールを忘れずに取り組みましょう。

CCNAを受験する際の注意点

試験情報が更新されていないか確認しよう

CCNAの試験内容や試験の範囲は随時改訂されていて、大幅な変更の場合はシスコシステムズのWEBサイトで周知されているので、受験前に試験情報が更新されていないかを確認してから申し込むようにしましょう。

比較的簡易な変更の場合はアナウンスされることはほとんどありませんので、公式サイトに情報がない場合は、Ping-tの受験体験記で試験内容の変更に関するレビューがないか、出題傾向に変化はないか、問題が追加されていないかなどもあわせて確認しておくと安心して受験することができるでしょう。

試験会場は早めに予約しよう

試験会場は全国に100以上あるので、いつでも受験できるという利便性の良さがありますが、土日祝など休日も対応している会場は遠い受験者からも申し込みが殺到しやすくなっています。そのため、自分が受けたい日に会場が満席で受けられなかったということが良くあります。

テストセンターで受けられる試験はCCNAだけではないので、多くの受験者が何らかの試験を受けていることに加え、学生向けのSPI試験なども行われているので、多くの学生によって当面席が確保されているということもあります。

試験の24時間前まではキャンセルが可能で、試験前日になるとメールによる通知が届く仕組みとなっています。

試験準備ができてから会場を予約しようとすると予約できなくなってしまう可能性があるので、事前に予約を入れておいて、都合がつかなくなったら早めにキャンセルするという方法も活用してみてはいかかでしょうか。

試験には本人確認証を忘れずに持参しよう

試験を受けるときは、受付で受験者本人で間違いないかどうかを証明する本人確認が行われます。本人確認に必要な書類として身分証明書が2種類必要となりますので、事前に用意しておいて忘れずに持参するようにしましょう。

たとえば、運転免許証と健康保険証の仕組みあわせで提示するのがオーソドックスです。そのほか、本人確認に必要な書類は下記のサイトから確認することができます。

参考サイト:ピアソンVUE「本人確認書類について」

試験会場によって証明書として利用できるものが異なることがありますので、不安な場合は事前に会場に確認しておくと安心です。万が一、身分証明書を持っていかなかった場合は、試験を受けることができないので、試験当日は受験票とあわせて必ず携帯していることを確認しましょう。

本番試験は問題を飛ばすと戻れないので注意しよう

CCNA試験は次の問題に進んでしまうと戻れないので、答えに迷ったりわからない問題があったときに、後で戻ってゆっくり回答を考えるということができない試験になっています。

紙の試験と異なり確実にわかる問題から解いていくという方法が使えないので、わからない問題が出てもその場で回答しなければならない点に注意しましょう。

ただし、戻れないからといって答えに迷う問題に固執してしまうのも1問に1分程度の回答時間を考えると現実的ではないでしょう。

次に進むと戻れないということを理解したうえで、選択問題は問題文を読んですぐに回答を導き出すことができるようにしておくことが合格のポイントとなるので、一度試験のシュミレーションをして回答方法を知っておくと安心できるでしょう。

ネットワークエンジニアを目指すならCCNAを取得しよう!

CCNAを取得するとさまざまなメリットがあり、実務でも非常に役に立ちます。資格を取得することで第三者に対して知識やスキルを証明できるので、市場価値を上げることにもつながります。

ネットワークをはじめとしたIT技術者は、その専門性の高さからこれからますます成長する仕事でありながら人材不足が続いているので、必要な知識を持っているエンジニアは、収入アップとともにキャリアアップも有利にできたりと高く評価されます。

難易度が高くなっているCCNAだからこそ、取得すると市場価値をアピールできる材料になるだけでなく、実務経験が加わることでより高いニーズに応えられるエンジニアとして重宝されることになるでしょう。

さらに、上位資格を取得していくと日本だけでなく外資系の企業で世界中で活躍することもできるので、ネットワークエンジニアへの最初の一歩としてCCNAを取得しましょう。

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記事の監修責任者

飯塚 寛也
エンジニアとして移行調整・NW更改作業・クラウドシステムの設計・構築等を手掛ける。 入社2年目でネットワーク最高資格であるCCIEの筆記試験に合格。 人材開発室にてCCNA/CCNPの勉強会を50回以上開催、100名以上の合格者を輩出し、スクール事業の礎となる。
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