ITキャリアパス

エンジニアのキャリアパスの種類は? 目標の決め方と職種別の事例も紹介

「エンジニアのキャリアパスにはどのようなものがあるの?」「目指すキャリアを実現するにはどう行動したら良い?」 このように、エンジニアのキャリアパスについて疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。理想の働き方を実現するには、まずはエンジニアにどのようなキャリアパスがあるのかを知り、目標に向かってどう行動すべきかを知ることが大切です。 この記事では、エンジニアが目指せるキャリアパスと、それを実現させるための手順、エンジニアの種類別のキャリア事例などについて紹介していきます。エンジニアとしてのキャリアアップを目指したい方は、ぜひ参考にしてください。

エンジニアがキャリアパスを考える重要性

エンジニアがキャリアパスを考えることで、今後必要になるスキルを把握できるだけでなく、就職・転職の際に企業とのミスマッチを減らせます。反対に、キャリアパスを考えないまま日々を過ごしてしまうと、勤続年数を重ねても年収が伸び悩んだり、理想の働き方が実現できなくなったりするでしょう。

エンジニアはキャリアパスの選択肢が多いため、自分の適性やスキルなどを考慮して方向性を決めることが大切です。自分のキャリアに納得して仕事ができるように、地に足をつけた将来像を思い描いてみましょう。

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エンジニアのキャリアパスの傾向

エンジニアのキャリアパスの傾向は、昔と現在で大きく変わってきているため、従来のイメージでキャリアパスを考えてしまうと、思ったような働き方ができないかもしれません。着実にキャリアを積んでいくために、エンジニアが選択できるキャリアやそのトレンドについて紹介していきます。

さまざまなキャリアを選択できる

昔は上流工程やマネジメント職を目指すのがエンジニアの一般的なキャリアパスでしたが、現在は希望や適性に合わせて、比較的自由にキャリアを選択できるようになりました。

エンジニアのキャリアパス

リーダーやマネージャーなどのマネジメント職だけでなく、技術的な専門性を追い求めるエンジニアも増えています。また、さまざまな企業がIT化を進めているため、転職というキャリアパスも選択可能です。新しい技術が続々と生まれているため、エンジニア需要のさらなる広がりも期待できます。

トレンドの移り変わりが早い

IT業界はトレンドの移り変わりが早いため、キャリアパスを考えるうえで流行り廃りを考慮することは重要です。経済産業省の調査によると、2020年以降は開発や運用保守といった従来型のシステム開発需要は低下して、2020年代後半にはAIやIoTなどの最先端分野の需要が、ITサービス市場の過半数を超えると予想されています。

エンジニアとしてのキャリアパスは、今後のIT業界の動向を視野に入れたうえで、柔軟に考えていかなければなりません。AIやIoTなどの分野は、ニーズは高まっているものの人材が足りていない状況なので、今のうちから経験を積んでおけば活躍の場を広げられるでしょう

また、DXも加速しているため、激しい変化に対応して、自ら考えて目的を達成できるエンジニアが必要とされています。市場ニーズを満たせる人材になるにはどうすれば良いかも含めて、キャリアパスを考えると良いでしょう。

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エンジニアが目指せる4つのキャリアパス

エンジニアが目指せるキャリアパスは、大きく分けて「スペシャリスト」「ゼネラリスト」「マネージャー」「フリーランス」の4つがあります。それぞれ求められる能力が異なるため、自分が目指している働き方や適性を鑑みて、キャリアパスを選びましょう。

エンジニアが目指せる4つのキャリアパス

以下では、4つのキャリアパスについて詳しく紹介していきます。

①スペシャリスト

ひとつの分野を極め、高い専門性を持っているのがスペシャリストです。プログラミング言語やIT業界への理解を深め、特定の分野の専門家として活躍するのは、キャリアパスが比較的ストレートで選びやすいでしょう。また、IT業界以外の知識も幅広く身につけておけば、仮に転職する際にも選べる仕事の幅を広げることができます。

スペシャリストとしての具体的なエンジニアの役職には、「テックリード」や「CTO(最高技術責任者)」などがあります。テックリードはチームリーダーとして技術的なアドバイスをしたり、チームをまとめ上げたりするのが役割です。CTOは会社の技術部門全体をリードして、技術戦略の意思決定や技術チームに足りない人材の採用などをします。

②ゼネラリスト

幅広い知識やスキルを身につけて、さまざまな分野に対応できるのがゼネラリストです。PythonやPHPといった複数のプログラミング言語が使えたり、フロントエンド開発やインフラ設計など幅広い開発分野の経験があったりすれば、エンジニアとしての市場価値は高くなります。ゼネラリストになれるだけの実績を積むのは大変ですが、仕事の選択肢は大きく広がるでしょう。

ゼネラリストの具体的な役職には「PL(プロジェクトリーダー)」や「PM(プロジェクトマネージャー)」があります。システム設計から運用保守まですべての工程を取りまとめ、チームメンバーをマネジメントするのがおもな仕事です。開発職で経験を積みつつ、コミュニケーション力やマネジメント力を磨いてキャリアアップを目指しましょう。

③マネージャー

マネージャーは、チームや開発部署全体をまとめる管理職です。一般的には、PMとして個々のプロジェクトでマネジメント経験を積んだのちのキャリアとなります。エンジニアの採用や評価といった人事領域や、企業の技術的な意思決定にかかわるため、将来は経営に携わりたい人におすすめのキャリアパスです。マネジメントがメインのため、プログラミングなどの技術的な業務を担当する機会は少なくなるでしょう

マネージャーの具体的な役職には「エンジニアリングマネージャー」があります。職場環境の整備やメンバーのキャリアサポート、技術的負債の受け入れ・解消など仕事内容はさまざまです。マネジメント力はもちろん、主張を伝えられる言語化能力や交渉力なども必要とされます。

④フリーランス

フリーランスとは、企業に属さずに個人で仕事を請け負う働き方です。仕事の自由度が高く、受ける案件や働く時間は随時調整できます。また報酬に上限がないため、高いスキルが求められる案件をいくつもこなせば、高収入を得ることもできます

一方で、営業やスケジュール調整、経理などを自分でおこなわなければならず、苦労する面もあります。また、スキルがともなっていないと、そもそも仕事を受注できない恐れもあるでしょう。

自己管理能力やスキル力が低いと収入が安定しないリスクもあるため、独立するかは慎重に考えるのが良いでしょう。

エンジニア別のキャリアパス例

エンジニアが選択できるキャリアパスは多いため、具体的なイメージが湧かない方もいるでしょう。

ここでは、15種類のエンジニアについて、スペシャリストを目指す場合とゼネラリストを目指す場合のキャリアパス例を紹介していきます。現在の職種、あるいは将来目指したい職種の項目を参照して、キャリアパスの構築に役立ててください。

①開発エンジニアのキャリアパス

開発エンジニアの種類には、システムエンジニア、アプリケーションエンジニア、組み込みエンジニアの3つがあります。

各エンジニアが選択できるキャリアパスは、以下のとおりです。

システムエンジニア スペシャリスト 特定の分野に特化してキャリアチェンジする
ゼネラリスト PL、PMを目指す
アプリケーション
エンジニア
スペシャリスト 特定のアプリ開発に特化したエンジニアを目指す
ゼネラリスト PL、PMを目指す
組み込みエンジニア スペシャリスト 特定の技術に特化した組み込みエンジニアを目指す
ゼネラリスト PL、PMを目指す

以下では、それぞれのエンジニアごとのキャリアパスについて詳しく解説していきます。

システムエンジニア

システムエンジニアは、システムの設計から運用保守まで担当するエンジニアです。

スペシャリストを目指す場合は、AIやIoT、セキュリティなど特定の分野に特化したエンジニアになるキャリアパスがあります。特定のプログラミング言語を極めて、業界について詳しくなれば、その分野で欠かすことができない人材として重宝されるでしょう

ゼネラリストを目指す場合は、開発・マネジメント経験を活かしながら、PLやPMへキャリアアップしましょう。システムエンジニアよりもマネジメントする範囲が広がるため、リーダーシップやコミュニケーション力がさらに必要とされます。

アプリケーションエンジニア

アプリケーションエンジニアは、スマホアプリやWebアプリ、業務アプリなどさまざまなアプリを開発するエンジニアです。

スペシャリストとしてのキャリアの一例に、iOSやAndroidなどのスマホアプリに特化したエンジニアになるキャリアがあります。スマホアプリの需要は年々高まっていますが、専門のエンジニアが少なく売り手市場なので、高待遇の求人が豊富です。もちろんスマホアプリに限らず、自分の興味関心が強いアプリケーションに特化しても良いでしょう。

ゼネラリストとしては、マネジメント力を身につけて、PLやPMへのキャリアアップを目指せます。プログラミング言語や業界知識の幅を広げ、開発できるアプリの種類を増やすのも良いでしょう。

組み込みエンジニア

組み込みエンジニアは、PCや家電、産業用ロボットなどに機能を組み込むエンジニアです。

スペシャリストになるには、特定の機能に特化した技術を身につけることが求められます。たとえば、高性能のカメラを作る場合は、シャッタースピードや手ぶれ補正、顔認証など各分野に精通したエンジニアが必要です。一つの技術を極めることで、製品開発に欠かせない人材となれるでしょう。

ゼネラリストとしては、他業種に挑戦して開発スキルの幅を広げたり、PLやPMとして開発チームをまとめたりするキャリアを選択できます。高い開発スキルを複数持ち、チーム全体を技術的にサポートできるゼネラリストになれば、エンジニアとしての希少性を高められるでしょう

②Webエンジニアのキャリアパス

Webエンジニアの種類には、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの2つがあります。

各エンジニアが選択できるキャリアパスは、以下のとおりです。

フロントエンド
エンジニア
スペシャリスト デザインもできる
フロントエンドエンジニアを目指す
ゼネラリスト ・Webディレクター、PMを目指す
・フルスタックエンジニアを目指す
バックエンド
エンジニア
スペシャリスト ・データベースエンジニアを目指す
・クラウドエンジニアを目指す
ゼネラリスト ・PL、PMを目指す
・フルスタックエンジニアを目指す

以下では、それぞれのエンジニアごとのキャリアパスについて詳しく解説していきます。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、WebサイトやWebサービスにおいて、顧客から見える部分を開発するエンジニアです。

スペシャリストを目指すならばプログラミングスキルだけでなく、UI・UXやデザインなど、Webコンテンツ作成に必要なスキルを身につけましょう。通常デザイン部分はデザイナーが担当しますが、デザインスキルがあればコンテンツ作成のすべての工程を1人で担当できるようになります。そうすることで、フォントや行間などの細部にも気を配った、エンドユーザーが使いやすいコンテンツをコーディングできるようになるでしょう

ゼネラリストとして目指せるキャリアは、WebディレクターやPMなどです。Webディレクターは、企画の立案や進捗管理のほか、エンジニア・デザイナー・ライターなどWebコンテンツ作成に携わるメンバーをまとめ上げます。WebディレクターやPMを目指すには、ディレクションやサーバーサイドのスキルを身につけましょう。

さらに、プログラミングやミドルウェアなど幅広いスキルを身につければ、フロントエンド・バックエンド・インフラなどシステム開発に必要な工程がすべて担えるフルスタックエンジニアも目指せます。

バックエンドエンジニア

バックエンドエンジニアは、WebサイトやWebサービス内の、顧客には見えない部分を開発するエンジニアです。

スペシャリストとしてのキャリアには、データベースに特化したデータベースエンジニアや、クラウドに特化したクラウドエンジニアなどがあります。データベースはWebサイト上に表示するための情報を格納する場所であり、データベースに蓄積されたデータを分析することで売れ筋商品や購入者層などを知ることが可能です。クラウドはWebサイトのインフラ構築に必要なもので、Webサイトの安定した運用を実現できます。これらの開発分野に特化するのがスペシャリストです。

ゼネラリストとしてのキャリアには、PLやPMがあります。セキュリティやネットワーク、インフラ、フロントエンドなど幅広いスキルや知識を身につければ、フルスタックエンジニアも目指せるでしょう

③インフラエンジニアのキャリアパス

インフラエンジニアの種類には、サーバーエンジニア、ネットワークエンジニア、クラウドエンジニア、データベースエンジニア、セキュリティエンジニアの5つがあります。

各エンジニアが選択できるキャリアパスは、以下のとおりです。

サーバーエンジニア スペシャリスト より専門性の高いサーバーエンジニアを目指す
ゼネラリスト ・インフラエンジニアを目指す
・PL、PMを目指す
ネットワークエンジニア スペシャリスト ・ネットワークスペシャリストを目指す
・セキュリティエンジニアを目指す
ゼネラリスト ・インフラエンジニアを目指す
・PL、PMを目指す
クラウドエンジニア スペシャリスト より専門性の高いクラウドエンジニアを目指す
ゼネラリスト ・PL、PMを目指す
・クラウドコンサルタントを目指す
データベースエンジニア スペシャリスト ・データベーススペシャリストを目指す
・データサイエンティストを目指す
ゼネラリスト PL、PMを目指す
セキュリティエンジニア スペシャリスト ・セキュリティアナリストを目指す
・セキュリティアーキテクトを目指す
ゼネラリスト ・セキュリティコンサルタントを目指す
・CISOを目指す

以下では、それぞれのエンジニアごとのキャリアパスについて詳しく解説していきます。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、サービスを提供するコンピューターの設計・構築をするエンジニアです。

サーバーに関する知識を増やすことで、サーバー負荷の分散、仮想化、大規模インフラ設計などに対応できるサーバーのスペシャリストを目指せます。DX推進にともない、既存のサーバーを根本から見直して再構築できるスキルが求められているため、専門性の高いサーバーエンジニアは非常に需要があります。また、サーバーの設計・構築はどの業界も共通する部分が多いため、幅広く活躍できるでしょう。

ゼネラリストとしては、インフラエンジニアやPL・PMを目指せます。インフラエンジニアになるには、ネットワークやクラウドの知識も習得し、インフラ全般の業務を担えるスキルが必要です。PL・PMになるには、サーバー構築についてアドバイスできるくらいのスキルや、メンバー管理などのマネジメント力を身につけましょう。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、インターネットに接続するための回線を設計・構築するエンジニアです。

スペシャリストには、ネットワークの専門性を極めたネットワークスペシャリストや、ネットワークの安全を守るセキュリティエンジニアなどがあります。ネットワークスペシャリストを目指すなら、IPA主催の「ネットワークスペシャリスト」の資格を取得しましょう。セキュリティエンジニアになるには、ネットワークセキュリティやセキュリティ関連の法律について学ぶ必要があります。

ゼネラリストを目指すなら、サーバーやクラウドなどの構築を満遍なくできるインフラエンジニアや、チームのマネジメントをするPL・PMなどがあります。インフラエンジニアが担当するインフラ構築には、ネットワーク・サーバー・クラウドに関する満遍ない知識が欠かせません。

サーバーとネットワークが接続することで情報を提供できるようになり、クラウド化することでネットワークの運用効率が上がります。複数の分野に精通したエンジニアは需要が高いため、幅広い知識を身につけましょう

クラウドエンジニア

クラウドエンジニアは、クラウド環境上のネットワークやサーバーを構築するエンジニアです。

クラウドの形態(SaaS、PaaS、IaaS)への理解を深めることで、クラウドをカスタマイズできるクラウドのスペシャリストを目指せます。システムやサービスによってはスムーズにクラウド化できない場合があるため、システムごとにカスタマイズできるスキルは重宝されます。近年はクラウド化を進める企業も増えているため、さまざまな業界で活躍できるでしょう。

ゼネラリストとして目指せるのは、チームをまとめるPL・PMです。また、より経営者に近い立場で業務に携わり、顧客へクラウドの提案や説明などをするクラウドコンサルタントも目指せます。

データベースエンジニア

データベースエンジニアは、情報の集まりであるデータを構築・管理するエンジニアです。

スペシャリストには、データベースの構築・セキュリティ管理や技術支援まで担えるデータベーススペシャリストや、データの収集・分析をするデータサイエンティストなどがあります。データベーススペシャリストを目指すなら、IPA主催の「データベーススペシャリスト」の資格を取得しましょう。データサイエンティストになるには統計学について学び、データ分析によって企業の課題を解決できるスキルが必要です。

マネジメント力を身につければ、PL・PMなどのゼネラリストも目指せます。システム開発やプロジェクト全体を管理するのは大きな責任がともないますが、上流工程に携わることで、エンジニアとしての価値が上げられるでしょう

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、外部の攻撃からシステムを守るために、セキュリティの設計・構築をするエンジニアです。

スペシャリストには、サイバー攻撃の手法解析やトラブル対応をするセキュリティアナリストや、サイバー攻撃に強いシステムを開発するセキュリティアーキテクトなどがあります。セキュリティアナリストは、世界中のサイバー攻撃の情報を収集し、常に最新の情報を提供できるスキルが必要です。海外の事例を解析するためには、英語や中国語などの外国語を習得することも求められます。セキュリティアーキテクトには、最新の攻撃手法を加味し、セキュリティ設計できるスキルが必要です。

ゼネラリストとしては、顧客の情報セキュリティの課題を解決するセキュリティコンサルタントや、組織内における情報セキュリティの最高責任者であるCISO(Chief Information Security Officer)などが目指せます。企業のIT化が進んでセキュリティへの関心が高まっているため、セキュリティ関係の仕事の需要は今後も高まるでしょう

④そのほかのエンジニアのキャリアパス

そのほかのエンジニアの種類には、プロジェクトマネージャー、ITコンサルタント、フルスタックエンジニア、データサイエンティスト、社内SE、テストエンジニア、フィールドエンジニア、セールスエンジニア、サポートエンジニア、ブリッジSEなどがあります。

各エンジニアが選択できるキャリアパスは、以下のとおりです。

フルスタックエンジニア スペシャリスト テックリードを目指す
ゼネラリスト PL、PMを目指す
データサイエンティスト スペシャリスト グロースハッカーを目指す
ゼネラリスト PL、PMを目指す
社内SE スペシャリスト 特定の分野に特化してキャリアチェンジする
ゼネラリスト PL、PMを目指す
テストエンジニア スペシャリスト テスト自動化エンジニアを目指す
ゼネラリスト 品質コンサルタントを目指す
セールスエンジニア スペシャリスト 開発エンジニアを目指す
ゼネラリスト ・PL、PMを目指す
・ITコンサルタントを目指す
フィールドエンジニア スペシャリスト 組み込みエンジニアを目指す
ゼネラリスト セールスエンジニアを目指す
サポートエンジニア スペシャリスト ・システムエンジニアを目指す
・社内SEを目指す
・フィールドエンジニアを目指す
ゼネラリスト セールスエンジニアを目指す
ブリッジSE スペシャリスト CTOを目指す
ゼネラリスト ITコンサルタントを目指す

フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアは、システム設計や開発、運用保守までを1人で対応できるマルチエンジニアです。ネットワークやサーバーなどのインフラ知識に加え、フロントエンド・バックエンドの開発ができるため、エンジニアとして幅広く活躍したい人が目指すキャリアです

スペシャリストとしてのキャリアには、テックリードがあります。テックリードはコードレビューなどをおこない、チームメンバーの技術の底上げに貢献する業務です。フルスタックエンジニアには幅広いIT知識が必要ですが、さらに各分野の専門性を高めることでテックリードにキャリアアップできるでしょう。

ゼネラリストとしては、マネジメントをするPLやPMがあります。ほかのエンジニアよりもシステム開発に関する知見が広いため、プロジェクト全体を考慮した適切なアドバイスができるでしょう。また、扱えるプログラミング言語やスキルを増やして、活躍できる業界を広げるのも良いでしょう。

データサイエンティスト

データサイエンティストは、アルゴリズムや統計を用いてビッグデータを分析するエンジニアです。

スペシャリストとしてのキャリアには、市場ニーズを読み取り、データ分析によって製品やサービスを成長させるグロースハッカーがあります。マーケティングに興味がある人に適した職種です。

ゼネラリストとしてのキャリアには、PLやPMがあります。プロジェクト全体をマネジメントするほか、分析結果をビジネス上の課題へ翻訳する役割が求められます。データサイエンスの活用領域は広いため、さまざまな業界の知識を増やすのも良いでしょう

社内SE

社内SEは、自社システムを開発するエンジニアです。

社内SEが選べるキャリアパスは複数あり、ネットワークやセキュリティ、アプリ開発、AI開発など、業務のなかで興味のある分野の知識やスキルを深めれば、特定の分野のスペシャリストを目指せます

PLやPMなどのゼネラリストを目指すならば、チームをまとめるのに必要なリーダーシップやマネジメント力を磨きましょう。PLやPMになると顧客とかかわる機会が増えるため、コミュニケーション力や課題解決能力も必要になります。

テストエンジニア

テストエンジニアとは、IT製品やソフトウェアなどに組まれたプログラムに、エラーや設計ミスがないか確認するエンジニアです。

スペシャリストには、テストを自動化して業務効率アップに貢献するテスト自動化エンジニアがあります。テスト自動化エンジニアを目指すには、自動化ツールを作るためにプログラミング技術を磨く必要があるでしょう。

ゼネラリストには、製品やサービスの品質改善を支援する品質コンサルタントがあります。開発チームメンバーの品質に対する意識向上を支援するため、マネジメント力が必要です

セールスエンジニア

セールスエンジニアとは、顧客に向けて自社製品やサービスを技術的な視点からアピールするエンジニアです。

スペシャリストのキャリアには、システムやサービスの開発に特化した開発エンジニアがあります。システムエンジニアやアプリケーションエンジニアなど、携わりたい分野に必要なプログラミング言語や開発環境について学び、希望するキャリアを実現させましょう

ゼネラリストには、PL・PMやITコンサルタントがあります。セールスエンジニアとして培ったコミュニケーション力・課題解決能力を活かし、さらにマネジメント力を身につけてキャリアアップを目指しましょう。

フィールドエンジニア

フィールドエンジニアとは、直接現場に赴いて通信障害や機器の不具合に対応するエンジニアです。

スペシャリストとしてのキャリアには、製品そのものの制作に携わる組み込みエンジニアがあります。プログラミングスキル、ソフトウェア・ハードウェアの知識を身につけ、製品を制御する仕組みづくりができるようになるとよいでしょう

ゼネラリストには、自社製品を売り込むセールスエンジニアがあります。フィールドエンジニアとして培った製品への知識とコミュニケーション力を活かし、さらにセールストーク力を磨けばキャリアチェンジを目指せるでしょう。

サポートエンジニア

サポートエンジニアとは、製品やサービスに対するユーザーからの問い合わせに対応するエンジニアです。

スペシャリストには、システムエンジニアや社内SEがあります。どちらもプログラミングなどのシステム開発技術を身につけることでキャリアを目指せます。また、サーバーなどのハードウェア機器の扱いを学べば、フィールドエンジニアも目指せるでしょう。

ゼネラリストには、セールスエンジニアがあります。セールスエンジニアになるには、プログラミング技術だけでなく、製品を売り込むための営業力や、コミュニケーション力が必要です。

ブリッジSE

ブリッジSEとは、システム開発を海外に委託したプロジェクトにおいて、自社スタッフと海外スタッフの橋渡しをおこなうエンジニアです。

技術スキルをさらに高めれば、CTOなどのスペシャリストを目指せます。ブリッジSEは海外のIT事情に触れる機会が多いため、トレンドを把握すれば経営に活かせるでしょう

ゼネラリストには、ITコンサルタントがあります。ITコンサルタントとして顧客企業の課題を解決する場合も、ブリッジSEとして海外で学んだITの最新事情などをもとに、適切なアドバイスができるでしょう。

エンジニアのキャリアパスを決める手順

キャリアパスを決めるといっても、なんとなく頭で考えるだけでは形になりません。後悔のないキャリアパスにするためには、正しい手順を知ったうえで道筋を具体化することが重要です。

エンジニアのキャリアパスを決める手順

以下では、エンジニアのキャリアパスを決める手順を、4ステップに分けて紹介していきます。

①自分が目指したい方向性を決める

まずは、自分が目指したいキャリアの方向性を決めましょう。大まかな方向性として、ひとつの道を極めるスペシャリストになりたいのか、幅広い業務を担うゼネラリストがいいのか、マネージャーとして人材育成や経営に携わっていきたいのか、といった選択肢があります

すぐに方向性が定まらない場合は、過去に携わった仕事内容を思い出してみましょう。そのなかで楽しい・やりがいがあると感じたこと、つらい・苦手だと感じたことを掘り下げていけば、方向性を決める指針になるでしょう。

たとえば一つの仕事に没頭する方が楽しい・やりがいがあると感じるのであれば、その道を極めるスペシャリストが向いているでしょう。一方で、一つの仕事だけに没頭するのが性に合わず、さまざまな領域にチャレンジしたいと感じるのであれば、幅広い業務に携われるゼネラリストの方が向いています。

方向性が決まれば、それを軸としてキャリアパスを考えやすくなります。自分と向き合う良い機会でもあるため、じっくり考えてみてください。

②自分の持っている知識やスキルを分析する

次に、自分のキャリアを棚卸しして、自己分析してみましょう。これまでかかわってきた業務を振り返り、身につけた知識やスキルを紙に書き起こして言語化します。

キャリアを深掘りしていけば、持っている知識やスキルだけでなく、その先にある自分の強み・弱みがはっきりします。次のステップへ進むためにも重要な作業なので、自分のことをしっかりと分析しましょう。

③目指すキャリアに必要なスキルを把握する

自己分析できたら、目指すキャリアに必要なスキルと自分の持つスキルを比較してみましょう。スペシャリストを目指すには業務への理解が足りない、マネージャーを目指すにはマネジメント経験が不足しているなど、足りない知識やスキルが浮き彫りになるでしょう

足りないスキルが多すぎると、目指すキャリアに到達するまでに時間がかかるかもしれません。今の経験やスキルを活かしたい場合は、この時点でキャリアの方向性を見直すことも検討しましょう。

④目標を実現するまでの道筋を考える

③の工程で把握したスキルをもとに、目標を実現するための道筋を考えます。

目指すキャリアと自分のスキルにギャップがなかった場合は、目標実現に向けた行動に移りましょう。具体的には希望のキャリアを目指せるよう上司に相談してみる、転職に向けて準備を始めるなどです。

目指すキャリアと自分のスキルにギャップがある場合は、キャリアアップのためにまずは足りていないスキルを補う努力をすべきです。必要なスキルを身につけられる業務やポジションが社内にある場合は、積極的に携わっていきましょう。

未経験からキャリアを積むならネットワークエンジニアがおすすめ

未経験からエンジニアとしてのキャリアを積むならば、ネットワークエンジニアがおすすめです。ネットワークエンジニアはキャリアパスとして選べる職種が多いので、自分の適性を鑑みてキャリアを選択できます。また、実務経験がなくてもできる仕事からスタートすることが多いため、未経験でも比較的挑戦しやすい職種といえます。

ネットワークエンジニアとして経験を積み、より上位の職種へキャリアアップすれば、年収アップも見込めます。

キャリアパスを考えて理想のエンジニアを目指そう!

エンジニアは自分の持つ知識やスキルを棚卸ししてキャリアパスを考えることで、理想の働き方が実現できるようになります。まずはスペシャリストやゼネラリストなど、目指すキャリアの方向性を決め、目標を実現させるために足りないスキルは何かを分析しましょう。スキルを磨く努力をすれば、着実に目標へと近づきます。

未経験からエンジニアを目指すならば、選択できるキャリアが多いネットワークエンジニアがおすすめです。ネットワークエンジニアへの就職・転職をサポートするITスクールもあるので、ぜひチェックしてみてください。

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記事の監修責任者

飯塚 寛也
エンジニアとして移行調整・NW更改作業・クラウドシステムの設計・構築等を手掛ける。 入社2年目でネットワーク最高資格であるCCIEの筆記試験に合格。 人材開発室にてCCNA/CCNPの勉強会を50回以上開催、100名以上の合格者を輩出し、スクール事業の礎となる。
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