CCNAの合格点は? 試験改定後の傾向や勉強方法を解説
2022.04.27
「ネットワークインフラって何?」「ネットワークとインフラは何が違うの?」などネットワークとインフラは、ITに詳しくない人からすると、どちらも同じだと思って使っている方も多いでしょう。
ドコモやKDDIなどの通信サービスを提供する企業をはじめ、インターネットを使って業務を行う企業によってネットワーク業務をインフラと呼んだり、ネットワークとサーバー両方の業務をあわせてインフラと呼んでいるケースがあります。
そのため、ネットワークエンジニアとインフラエンジニアとで、実際の業務範囲が理解しにくいと思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ネットワークとインフラの担当業務の違いをわかりやすく解説します。また、求められるスキルや勉強方法、おすすめの資格についても解説するので、自分に合ったエンジニアを目指すために参考にしてください。
目次
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インフラとは生活の基盤として重要な設備を表す言葉として使われています。
つまり、ITにおけるインフラとは、ITシステムを構成するサーバーやルーターといったような重要な機器やサービスのことです。
一方、ネットワークとは、通信技術を提供するために必要な機器や構成を表しています。つまり、サーバーやデータベースといった機器は対象外とし、ルーターやスイッチなどネットワークに必要な機器やサービスに限定したものです。
この章では、ネットワークとインフラの違いについて解説します。
インフラという言葉は「基盤」という意味で、生活を支える重要な設備のことを示しています。
生活に必要なインフラとは何かを思い浮かべてみると理解しやすいでしょう。
人間の生活になくてはならない重要な設備とは、「電気」「ガス」「水道」など欠かすことのできないサービスのことです。
インフラという言葉がつくことで、その言葉を構成するために必要な仕組みや設備のことと理解すると良いでしょう。
たとえば、「交通」インフラといえば、移動するうえで重要な「鉄道」「道路」などのサービスや設備のことです。
つまり、ITインフラといえば、ITシステムに関する重要な仕組みや設備のことで、ネットワーク機器やサーバー、インターネットのこととイメージするとわかりやすいでしょう。
ITシステムは大きく2つから構成されていて、アプリケーションとITインフラに分けられます。
アプリケーションとは、ある特定の作業を実行するために作られたソフトウェアのことを指します。
たとえば、表計算をするエクセルや文章を作るワード、画像を加工する編集ソフトなどサービスの利用者が直接操作するものが当てはまります。
一方、ITインフラは、そのアプリケーションを使うために必要となるPCやサーバーなどのハードウェアに加えて、インターネットやPCそのものを動かすために必要なWindowsなどのOS(オペレーティング・システム)などのソフトウェアに分かれ構成されます。
続いて、ITインフラについてさらに解説します。
ITインフラは、「ハードウェア」と「ソフトウェア」の2つから構成されています。
ハードウェアとは、物理的な装置やモノのことです。
たとえば、ルーターやファイアウォール、ロードバランサーなどのネットワーク機器をはじめ、サーバーやデータを保存する装置であるストレージ、普段使っているPCなどがハードウェアに該当します。
一方ソフトウェアは、物理的な装置を動かすための頭脳ともいうべき役割を担っています。
たとえば、PCを動かすために必要なWindowsなどのOS(オペレーティング・システム)や、ルーターやスイッチ、サーバーを動かすためのコンフィグレーションやOSなどがソフトウェアに該当します。
ITシステムのアプリケーションやITインフラのOSは、どちらもソフトウェアと呼ばれています。
ソフトウェアは、PCやネットワーク機器などの物理的な装置の中で、コンピューターに対して命令したりサービスを実行するために必要な指示を出すためのプログラムのことです。
すべての利用者が、プログラミングなどができるわけではありません。そこで、ある特定の場所をクリックするだけで、必要な結果を得られるようにするために存在するのがソフトウェアです。
たとえば、インターネットを開きたいと思ったら、Microsoft Edgeなどのブラウザのマークをダブルクリックすれば目的を達成できるようになっていて、裏では必要な処理が行われています。
ネットワークは、通信技術を一言で表しており、厳密には形のあるものではありません。しかし、ネットワークをつなぐためには必ず物理的なモノが必要になるため、ハードウェアの一種と捉えて良いでしょう。
ネットワークサービスを提供するためには、ネットワークという通信を繋ぐ技術が必要であり、そのために物理的な「モノ」を使って構成する必要があります。
ネットワークに必要な「モノ」とは、ルーターやスイッチ、ファイアウォールなどの物理的な機器があります。また、機器同士を繋ぐ光ファイバーやLANケーブル、電源、機器を固定するラックなども該当します。
ネットワークそのものは、アプリケーションでもソフトウェアでもなく、ITインフラの土台なる通信技術を提供する環境の総称ですが、ハードウェアの一種として捉えると理解しやすいでしょう。
ITインフラを構成するハードウェアは、ネットワークのほかにパソコンやスマートフォン、サーバーやストレージなどの物理的な機器も含まれます。
パソコンやスマートフォン、サーバー、ストレージ、テープ、ネットワークなどのハードウェアは、それぞれ上図のような役割を担います。
ネットワークは、さらに「LAN」と「WAN」という2つの区分で構成されています。
LANとは、Local Area Network(ローカルエリアネットワーク)の略で、限られた範囲で使うためのネットワークのことです。
企業は、業務上必要な情報やデータのやり取りをネットワークを使っておこなっていますが、重要な情報や機密データを多く取り扱っています。
会社内で勤務する従業員のみが利用できるネットワークを、特に社内LANと呼んでいます。
WANとは、Wide Area Network(ワイドエリアネットワーク)の略で、広い範囲のネットワークを表しています。一般的にはインターネットのことと理解して良いでしょう。
WANは、離れた場所にあるLAN同士をインターネットを通して相互に接続できます。
LANは、WANに接続することで、インターネットを通して世界中の企業や個人とやり取りできるようになります。
LANとWANの関係性についてもう少し説明を加えると、離れた場所にあるLAN同士を相互接続するのがWANの役割となっています。
ネットワークは基本的にWANとLANの二つで構成されています。そしてWANとLANの接続に欠かせないのが「ルーター」です。一般的なルーターには、WANとLANの差し込み口がそれぞれ用意されています。WANとLANがそれぞれ接続されていることによって、社内の部署ごとの通信だけではなく、社外とのやり取りも可能になるのです。
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ネットワークは、主に「コンピューター」「ネットワーク機器」「伝送媒体」の3つから構成されています。
コンピューターは、PCやサーバーなどサービスを使ったり提供するために必要なものです。
ネットワーク機器は、ルーターやスイッチなどサービスを使うために必要なデータを転送する装置のことであり、伝送媒体は、コンピューターとネットワーク機器を接続するために必要な光ファイバーや無線の電波をいいます。
この章では、コンピューターとネットワーク機器について解説します。
ソフトウェアは、データベースやWindowsやMac OSなど「形が無いもの」です。コンピューターと呼ばれるパソコンやスマートフォン、サーバーなどは「形があり実在する物」といった違いがあります。これらのコンピューターを動かすために、ソフトウェアの適切な動作がかかわっている、という関係性であると理解すると良いでしょう。
パソコンやスマートフォンは、個人が使うように作られているコンピューターです。
仕事としてパソコンを使うためには、エクセルやワードなどのビジネスソフトやアプリケーションをインストールして、いろいろな業務に活用します。
スマートフォンやパソコンを個人で楽しむために使うときは、動画やインターネットを見たり、SNSやLINEなどアプリをインストールして使いますよね。
パソコンやスマートフォンは、ネットワークインフラを通して個人同士、あるいは個人や企業、企業同士をつなぐ役割を果たすために必要なツールです。
サーバーは、企業や個人がインターネットを通してサービスを提供するための機器です。
サーバーにはさまざまな種類があり、メールサーバーやWebサーバー、仮想サーバーなどがあります。
利用者が快適に利用できるようにするため、サーバーの用途によって必要な機能や性能が異なります。特に重要なサービスを提供するサーバーは障害が発生してもサービスを提供し続けられるように、高速に通信できるようにしたり二重化して負荷を分散するような構成が必要でしょう。
ファイルやプログラム、データなどを管理して、多くの端末からアクセスを受けてサービスを共有できるコンピューターがサーバーの役割です。
ルーターは、ネットワーク同士を繋ぐ役割の機器です。
LANとLANをつないだり、LANとインターネット、インターネット同士を接続するために必要となる機器で、ネットワークにおける重要な中継基地としての役割があります。
ネットワークは、ルーターによって分けられていて、たとえばあるLANから別のLAN、インターネットにアクセスするためにはルーターが必要です。
つまり、ルーターがなければ異なるネットワークにある別のLANとは通信できませんし、インターネットを使うこともできません。
そのため、ネットワークにおいて重要な役割を持っている機器だといえます。
スイッチは、複数のデバイスを束ねてまとめることができる装置です。複数のデバイスを束ねたスイッチをさらに別のスイッチで束ねて、大きなネットワークを作ることができます。
デバイスとは、PCやプリンター、サーバーなどの物理的な装置のことで、さまざまな装置をネットワークに接続させるためにスイッチが使われています。
スイッチは、それぞれの装置を有効に活用するためのコントローラーとして機能していて、ネットワークを通してそれぞれのデバイスが互いに効率良く通信できるように制御しています。
また、一般的にはルーターの下に接続して、多くのPCや装置の中継基地として使われることが多いでしょう。
ファイアウォールは、インターネットからの不正アクセスやサイバー攻撃からネットワークを守る機器です。
自社のサーバーや重要なデータを外部から不正にアクセスして盗まれてしまうと、大きな被害を被ることになるでしょう。
近年の情報資産の価値は非常に高いことから、万が一不正アクセスによって情報漏洩したり、サイバー攻撃を受けてサービスが提供できなってしまうと大きな損失にもつながります。
たとえば、クレジットの不正利用や個人情報漏洩による損害賠償、インターネットサービス停止による機会喪失による莫大な損失が発生してしまいます。
そのため、ファイアウォールはインターネットと自社サーバーのあるネットワークとの境界に設置して、外部からの攻撃を監視・制御して、内部ネットワークを守っている重要な機器です。
ロードバランサーは、特定のサーバーやファイルなどに通信が集中したときに、サービスの低下や利用そのものができない状況が発生しないように負荷を分散できるネットワーク機器です。
たとえば、利用者が集中し10万人が一斉アクセスした場合は、そのまま10万ものアクセスが1台のサーバーに集中すると、処理できずに遅延が発生するでしょう。
さらに状況が悪化すると、高負荷にサーバーそのものが耐えられずシステムダウンしてしまう可能性もあります。
そのため、ロードバランサーは、1台のサーバーに通信負荷が集中しないように複数台のサーバーに交互にアクセスを割り振ることで、1台あたりのサーバーの負荷を適切に分散させることができます。
負荷を分散させることで、レスポンス(応答)を向上させることができます。
ネットワークは、ここで紹介した機器が相互接続することによって成り立っています。それぞれの機器に役割があり、機器が故障してしまったり、接続できていない箇所が発生したりすると、LANやWANの構成も必然的に難しくなります。
ネットワークを構成するうえで、どの機器がどのような役割があるのかを最初に理解しておけば、ネットワークが接続されている仕組みを理解しやすくなるでしょう。
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「未経験からネットワークエンジニアになりたい」と思っている人は、資格の取得がおすすめ。なぜなら、資格があるとスキルの証明になり、就職への近道になるからです。
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ネットワークインフラを提供し支える企業には、一般的にキャリアと呼ばれる通信を提供する企業やインターネットへの接続サービスを提供しているISP(インターネットサービスプロバイダ)と呼ばれる企業があります。
ネットワークインフラを担当するエンジニアは2つあり、ネットワークに特化したネットワークエンジニアとITシステム全体を担当するインフラエンジニアです。
ネットワークインフラを提供する有名企業
ネットワークインフラを提供する企業は数多くありますが、通信サービスで有名な企業に「KDDI」「NTT」「ソフトバンク」「楽天」の4社があります。
いずれの企業もネットワークサービスの基盤となる通信を提供する大企業です。
また、インターネットサービスを使うためには、ISPに接続する必要があります。ISPを提供する企業も数多くありますが、有名な企業として、「BIGLOBE」「IIJ」「ニフティ」「NTTコミュニケーションズ」の4社があり、インターネットを使うためには、いずれかの企業と契約してサービスを使っています。
通信は物理的な「モノ」ではないため意識している人は少ないと思いますが、なくてはならない重要なサービスを提供しています。
IT業界の職種や年収については以下の記事で詳しく解説しています。
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ネットワークエンジニアとインフラエンジニアの違いを聞かれると、説明しづらいと思っている方も多いのではないでしょうか。
この2つの仕事の大きな違いは、担当する業務の領域が異なることです。
ネットワークエンジニアは、主にネットワークの領域に特化した専門のエンジニアとして仕事をするので、ルーターやスイッチ、ファイアウォールなどの機器を主に担当します。
一方インフラエンジニアは、ネットワークだけではなく、サーバーやセキュリティ、データベース、クラウドなどインフラ全般を担当領域として仕事するので、業務範囲がかなり広くなります。
ネットワークエンジニアとインフラエンジニアについてそれぞれ解説します。
ネットワークエンジニアとシステムエンジニアの違いは以下の記事でも詳しく解説しています。
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ネットワークエンジニアは、顧客がネットワークを快適に利用できる環境を作り、ネットワークサービスを提供するエンジニアです。
主な業務内容は、ネットワークの設計や構築、運用、保守、監視を行います。
顧客が求めるネットワークシステムを実現するため、要望を整理し設計します。設計した後は、実際の構成に落とし込み構築します。
構築が完了したらネットワークシステムを顧客に納品します。納品したあとに顧客がみずからネットワークシステムを運用したり保守することはなく、契約したネットワークエンジニアが業務を担当します。
顧客が求めるサービスを提供するために、設定の追加や変更や異常がないか24時間監視し続けて、障害が発生したら機器を交換して復旧させます。
ネットワークエンジニアの仕事内容や必要なスキルについてはこちらの記事で紹介しています。
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インフラエンジニアは、ITシステムに関するサービス全体の環境を担当するエンジニアです。
業務内容は、設計や構築、運用、保守、監視するため、担当する業務と工程の概要は、ネットワークと同じと捉えて良いでしょう。
インフラエンジニアは、ネットワークに加え、サーバーやデータベース、セキュリティといったITインフラを担当します。
そのため、求められる知識やスキルがネットワークエンジニアと比べて格段に多くなるでしょう。
たとえば、障害が発生した場合は、ネットワーク領域に障害が発生していたとしても、原因がネットワークにあるとは限りません。サーバーが原因でネットワークに影響を及ぼす障害もあるため、担当するエンジニアは、多角的な視野から原因の特定が必要になるなど高度な知識とスキルが必要でしょう。
ネットワークエンジニアからインフラエンジニアになるためには、サーバーやクラウド、セキュリティ、データベースなどの、ネットワークではないもののネットワークに関連する知識やスキルが一通り求められます。
特にこの中でもサーバーに関してはネットワークと近い領域での仕事になるため、知識やスキルの習得は必須です。ネットワークエンジニアからインフラエンジニアになる場合は、まずはサーバーに関する知識を身に付けてから、徐々にクラウドやセキュリティ、データベースなどの知識を身に付けていくステップが良いでしょう。
インフラエンジニアの種類や仕事内容については以下の記事で詳しく解説しています。
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ネットワークは、専門的な知識が必要になる業務であるため、これからエンジニアを目指すために何から手を付ければ良いのかわからない方も多いでしょう。
勉強する方法には、「インターネットを使って学習サイトで学ぶ」「ネットワークの専門書籍を購入して勉強する」「スクールに通って勉強する」の3つがあるので、それぞれ紹介します。
ネットワークを勉強する方法
具体的なネットワークの勉強方法はこちらの記事で理解することができます。
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「インターネットを使って学習サイトで学ぶ」「ネットワークの専門書籍を購入して勉強する」方法は、独学で勉強を進めていきたい人や、自身で勉強する習慣がすでに身に付いている人におすすめの方法です。
ネットワークに関して詳しく解説している学習サイトや書籍は世の中にたくさんあります。まずは初心者でも理解しやすいように、図や絵などを用いてわかりやすく解説しているサイトや書籍を選び、知識の習得状況に応じて選ぶツールの難易度も上げていきましょう。
そもそも勉強することが苦手だったり、一人での勉強に不安がある人には「スクールに通って勉強する」方法がおすすめですよ。
情報サイトは数多くあり、どのWebサイトを使って学習するかが重要になることから、有用なサイトを見極める目が必要となるでしょう。
上手く利用できれば、費用をかけずにネットワークの知識を身に付けることができます。
ネットワークの基本的な仕組みや概要を学ぶ目的であれば、Webサイトを活用するだけで十分な場合もあります。
一方で、現在は情報が溢れすぎているという側面もあるため、ネットワークのキーワードで検索しても自分が必要とするサイトを探す手間と判断が必要なことは理解しておきましょう。
また、ネットワークに関する用語を調べたい人やエンジニアとして業務している人が、ネットワークをより理解するのに役立つサイトをそれぞれ紹介します。
ネットワークインフラを担当するには、ネットワークをはじめITインフラ全体に関わる非常に多くの専門的な知識を学ぶ必要があるでしょう。
専門用語の中には、なんとなく知っているけれど、あらためて聞かれると分かりやすく説明できない用語がある方もいるのではないでしょうか。
こちらの「「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典」のWebサイトでは、用語を検索すると簡潔かつわかりやすい解説を確認できます。
たとえば、「OSI参照モデルって何?」と聞かれ、なんとなく理解しているけれど、確認してみたいときは活用すると非常に役立つでしょう。
ネットワークエンジニアとして仕事をするうえで、業務に役立つ有名なWebサイトが、こちらの「ネットワークエンジニアとして」です。ネットワークの知識が浅い初級エンジニアから上級エンジニアまで、業務に役立つ情報がわかりやすくまとまっているのが特徴です。
確認したい知識を体系的に学ぶことができるだけでなく、ピンポイントで学びたい情報も確認できるようになっています。
ネットワークエンジニアとして業務している人の中には、すでに活用している人も多いでしょう。
また、実務に役立つ知識だけでなく、CCNAをはじめシスコシステムズ社の資格取得に必要な知識も学ぶことができる非常に汎用性の高いWebサイトとなっています。
次に書籍を購入して勉強する方法を紹介します。
書籍で勉強するメリットは、専門家が監修していることから情報の信頼性が高く、必要な知識がよくまとまっている点です。
そのため、特に意識することなく最初から順番に読み進めていくだけで知識を身に付けることができるでしょう。Webサイトのように必要な知識と不要な知識を取捨選択するという手間を省くことができます。
しかし、どんなに素晴らしい内容が書かれた書籍でも、自分に合っていなければ期待した成果を得ることが難しくなってしまいます。
また、わからない箇所は自分でインターネットを使って調べて知識を補完したり、別の参考書を購入して理解を深める必要があるため、効率的に必要な部分だけではなく、網羅的にしっかり勉強したいという人は書籍で勉強してみるのはいかがでしょうか。
おすすめの書籍を2冊紹介しますので、自分に合った書籍を選ぶ参考にしてみてください。
はじめてネットワークを勉強する方や概要を学びたい方向けの書籍として、「ネットワークはなぜつながるのか」が良いでしょう。
こちらの書籍では、「インターネットになぜつながるのか?」について、その仕組みが非常にわかりやすく書かれています。ネットワークの知識のない方でも理解できるようにやさしく書かれているだけでなく図を多く用いて、視覚を通して理解できるように非常によくまとまっています。
一方、いくら理解しやすいといっても一度読んだだけで理解できるという意味ではありませんので、理解できるまで読み進めてみてください。
インターネットを使うために、普段私たちがクリックしているその裏で何が行われているのかが理解できるようになります。
ネットワークを本格的に学ぶためのバイブル的存在として有名な書籍が「マスタリングTCP/IP―入門編―」です。
昔からある非常に有名な書籍のため、知っている方も多いでしょう。
TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)とは、インターネット通信やイントラネット通信で最も使われている通信プロトコルです。
TCP/IPは複数存在する通信プロトコルの代表的な存在であり、通信プロトコルの総称として良く使われています。
マスタリングTCP/IPでは、通信に必要な知識が非常によくまとまって書かれていて、この本を繰り返し読むことで通信の仕組みについて理解を深めることができるでしょう。
Webサイトや書籍を使って独学で勉強する習慣がなかったり苦手な方は、スクールに通う方法があります。
独学では、必要な情報を自分で取捨選択したり、わからないことは自分で調べる必要があることに加えて、勉強時間の確保やスケジュールの管理まですべて自分で行う必要があります。
スクールに通えば必要な教材は事前に用意されていて、わからないことは専門の講師に確認できます。
必要な知識を効率的に学ぶことができるので、短期間で学ぶことができるメリットがあります。
デメリットは、Webサイトや書籍を使って勉強する場合と比べ、費用が数十万円と高額になってしまうことでしょう。また、スクールは数多くあるので、スクール選びも重要となります。
いろいろな分野に幅広く対応しているスクールではなく、ネットワークを専門に学ぶことができるスクールを選ぶと良いでしょう。
「ネットビジョンアカデミー」は、ネットワークやインフラに特化したスクールです。
ネットビジョンアカデミーでは、「経験豊富な講師が作ったカリキュラムのもとで効率的に学ぶことができる」「実務に役立つ知識が身に付く」「100社以上の提携会社の中から就職すると無料となる」という3つのメリットがあります。
ネットワークインフラの知識とスキルを持っている選任の講師から直接学ぶことができるうえに、カリキュラムも講師が監修しているので、実務に役立つスキルも効率よく学ぶことができるでしょう。
また、100社以上の提携会社のいずれかに就職した場合は、スクールの費用が無料となります。
提携している会社には、大手ネットワークやインフラ事業と直接取引している将来性の高い企業が多く含まれているのも魅力のひとつです。
ネットワークインフラでおすすめの資格
ネットワークインフラの仕事をするうえで、知識やスキルに役立つ資格としてネットワークでは「CCNA」、サーバーでは「LPIC/LinuC」、データベースでは「ORACLE MASTER」の3つを取得するのがおすすめです。
いずれの資格も、その領域を代表する有名な資格であり、実務に役立つ知識やスキルを学ぶことができます。
この章では、それぞれの資格について解説します。
ネットワークでおすすめの資格はシスコシステムズ社のCCNAです。
シスコシステムズ社は、ルーターやスイッチなどネットワーク機器の世界最大のシェアを誇る企業で、ネットワークといえばシスコシステムズというくらい有名な企業です。
CCNAは、シスコ社の機器を扱う専門的な資格であると同時に、ネットワークに関する一般的な基礎知識を学ぶことができるのでおすすめです。
また、2020年に試験の改定が行われたときに、ネットワークに加えて、セキュリティやワイヤレスといった知識やスキルも学ぶことができます。
ネットワークやインフラエンジニアの登竜門的な資格として、最初に取得するのが良いでしょう。
シスコ社のルーターやスイッチなどのネットワーク機器は、ネットワーク関連の現場で非常に多く使われています。それもあって、CCNAの取得が案件に参画する条件になっているところも珍しくありません。
CCNAを取得できると、知っている機器を用いて仕事をすることになるため、業務への慣れは格段に速くなるでしょう。また参画できる案件の選択肢が多くなることは、収入面などでより良い条件の現場を選ぶことも可能にします。CCNAは仕事やキャリアアップに直結するため、ぜひ取得することをおすすめします。
CCNAの難易度や有効な勉強方法はこちらで解説します。
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「CCNAってネットワーク未経験でも合格できるの?」「CCNAを取得するにはどうすれば良いの?」などという疑問を抱いている人も多い...
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サーバーで使われているOSの多くはLinux(リナックス)です。
そのため、インフラエンジニアとしてサーバーの知識やスキルを学ぶうえで、Linux技術者の認定資格LPICを取得するのがおすすめです。
LPICは、世界標準の資格でありサーバーにおける登竜門的な資格なので、インフラエンジニアを目指すうえで必須の資格といえるでしょう。
LPICとLinuCの違いは、運営団体が異なっていて別の資格です。
LPICは世界で認定されている共通の資格であることに対して、LinuCは日本で通用する国内向けの資格と考えるとわかりやすいでしょう。
いずれもLinux技術者の認定資格であり、試験の難易度や問われる知識はほとんど変わりません。
LPICの概要や有効な勉強方法はこちらで解説します。
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LPICとは|身につくスキルとメリットから勉強方法まで解説
LPIC(エルピック)はLinux技術者の認定資格の一つで世界標準の資格です。IT業界に転職を考えている方、経験者でもスキルアップ...
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ORACLE MASTER(オラクルマスター)は、データベースの知識とスキルを学ぶことができる資格です。
データベースで世界最大のシェアを誇るオラクル社の認定資格で、ITインフラの重要なデータベースを扱う知識とスキルを持っていることが証明できます。
データベースといえばオラクル社というほど有名な企業のため、ネットワークインフラの業務をするうえで取得すると役立つ資格でしょう。
データベースは、ネットワークやサーバーと異なり、データベースに関する知識だけでなくSQLなどのプログラミングの知識とスキルが必要です。
データベースを最適化しチューニングするためには、適切に実行させサービスを提供する必要があります。そこで、プログラミングによって着実に命令と制御が行われるようにしています。
ネットワークやサーバーと比べると取得難度が高くなっていますが、取得できればエンジニアとしての価値が高まるでしょう。
ここで挙げた3つの資格をすべて取得できれば、インフラに関する専門知識を持った人材として強いアピールができるでしょう。
しかし、短期間に一気に3つの資格を取得するのは現実的ではありません。今までに何らかの資格取得した経験がない人の場合、自信を付けるといった意味で難易度が低い資格からチャレンジしていくのも良いでしょう。
難易度としては、LPIC/LinuCが最も易しく、次にCCNA、ORACLE MASTERの順番となります。この順番を目安にして、資格取得のスケジュールを組んでみてください。
ネットワークとインフラの業務領域の違いや、必要な構成要素について理解できたでしょうか。
ネットワークもインフラもITシステムの土台として重要な業務で、サービスを提供する企業は、誰もが知っている大企業ばかりです。
そうした企業と関わり、仕事をするために必要な知識やスキルを学ぶ方法とおすすめの資格について紹介しました。
エンジニアとして長く求め続けられる人材となるために、より幅広い知識やスキル、最新情報を学び続けていく姿勢が重要でしょう。
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ネットビジョンアカデミーの特徴
飯塚 寛也
2022.04.27
2022.01.24
2022.01.12
2020.09.09
2020.07.03
2020.06.19
2020.06.11
2020.06.04
ITインフラは、PCやサーバー、ネットワーク機器などのハードウェアと、WindowsなどのOSなどのソフトウェアで構成されており「ITシステムの土台」となっているものです。
一方のネットワークは、光ファイバーやLANケーブルなどでハードウェアのPCやサーバー、ネットワーク機器などをつなぐために欠かせないものです。
つまり、ITインフラ(ハードウェア+ソフトウェア)が「ITシステムの土台」で、ネットワークが「ハードウェアの土台」といえます。