
CCNAの合格点は? 試験改定後の傾向や勉強方法を解説
2022.04.27
ITエンジニアを目指そうと考えている人の中には「AWSエンジニアはどんな仕事をするエンジニアなのか?」「AWSエンジニアになるためにはどんな知識や技術が必要なのか?」と考えている人もいるのではないでしょうか。
AWSエンジニアは一言で言えば、Amazonが提供するクラウドサービスである「AWSクラウド」を使ってITシステムをつくるエンジニアです。
この記事では、AWSエンジニアの具体的な仕事内容から、必要な知識や技術を身につける方法まで紹介します。AWSクラウドのスキルを身につけて、AWSエンジニアになろうと考えている人はぜひ参考にしてください。
キャリアアドバイザー
石川 未雪
企業の特性や受講生の要望を汲み取り、企業にとっても受講生にとっても良いマッチングができるよう就職活動をサポートしています。「誠実」をモットーに受講生が安心して就活に専念できるよう尽力しています!前職の精神科で培った「傾聴力」を活かし何でも相談できる存在になれるよう日々求職者に寄り添っています!
キャリアアドバイザー
杉田 早保
これまでの営業経験やキャリアコンサルタントの国家資格を活かし、効果的なコミュニケーションと問題解決力を培い、個々のキャリアの成長支援に情熱を注いでいます。「初志貫徹」をモットーに、自分らしく輝くキャリアパスを見つけるお手伝いをします。常に相手の立場に立ち、親身なサポートを提供できるよう努めています。
目次
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AWSの3つの特徴
まずは、AWSの主な3つの特徴について押さえておきましょう。AWSはAmazonウェブサービスが運営するクラウドで、クラウドにおけるシェアは世界一です。
誰でも使える重量課金制のサービスで、政府のITシステムが動くプラットフォームとしても採用されているクラウドサービスです。
ここでは、AWSについて3つの特徴をピックアップし、さらに詳しく紹介します。AWSエンジニアを目指している人は、AWSクラウドがどんなものなのかイメージをつかむところからはじめましょう。
AWSは、Amazonウェブサービスが提供するクラウドサービスで、シェアは世界一です。米国調査会社のCanalysが2023年第1四半期時点で発表した世界のクラウドシェアによると、AWSクラウドのシェアは全体の3割を占めています。
AWSは、クラウドという言葉があまり一般に知られていなかった2006年からサービスを開始しています。
当時は、自社でサーバーを購入して仮想環境を構築して仮想サーバーを立てるというオンプレミスが主流の時代でしたが、すでにインターネット上に仮想サーバーを構築できるクラウドサービスを提供しており歴史と実績があるのも特徴の1つです。
AWSは、企業利用、個人利用問わず誰でも使える従量課金制のサービスです。使用する場合は、利用者の環境に合わせてディスク容量、メモリ、CPUなど必要なリソースをカスタマイズして使えるので、使用量に応じた料金体系になっています。
ただ従量課金制といっても、サービスの内容によっては無料枠が設けられているサービスもあります。
また、リソースはいつでも変更でき、実際に管理してみてサーバーのCPUやメモリが思ったより必要だったと思えばすぐに増やすことができ、あまり使わないと思えば逆に減らすこともできます。
そのため、必要なリソースを理解して、使うリソースをコントロールすれば環境によっては無料または、格安で利用できるので、コストの最適化が柔軟にできるのも特徴のひとつです。
デジタル庁の発表によると、AWSは日本政府のITシステムにも採用されています。政府機関の重要なデータやアプリケーションが動くクラウドということで、高いセキュリティ基準が設けられているのです。
たとえば、Amazonウェブサービスによると、AWSが提供するITインフラは、クレジットカード情報の保護を確保するためのセキュリティ基準であるPCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)で一番高いレベル1に準拠するように作られています。
そのほか、国際的に物事の品質を定めている機関・ISOが定める各種の品質基準や、アメリカ合衆国が定める情報セキュリティのガイドラインにも準拠しており、セキュリティ面でも信頼性のあるクラウドです。
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AWSでは幅広いサービスが提供されており、インターネットでクラウドへアクセスすれば、Webブラウザ上でITインフラの構築から、Webアプリケーションの開発や運用まで、従来のITシステムの開発はすべてAWSだけでできます。
ほとんどのサービスはGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)でできるため、コマンド入力で設定する作業と比べると操作がシンプルです。
ここでは、AWSでできる主なことについて3つ紹介します。AWSとは何かが理解できたら、次はAWSクラウドでどんなことができるのか理解しましょう。
AWSでは、必要なリソースに合わせてネットワークの規模やサーバーのメモリやCPUを簡単に調整できて、柔軟にITインフラが構築できます。
ネットワークを構築するためにVPC(Virtual Private Cloud)というサービスが提供され、それによりプライベートな仮想ネットワークが作れます。
さらにプライベートなネットワークに仮想サーバーを構築する場合は、EC2(Elastic Compute Cloud)というサービスを使って、ITインフラを構築できます。
また、仮想ネットワークの負荷を分散するためにELB(Elastic Load Balancing)というサービスもあるので、AWSのさまざまなサービスを組み合わせてシステムの要件に合わせて可用性やセキュリティを実現することもできます。
AWSでは、小規模なものから大規模なものまでさまざまなWebアプリケーションが開発できます。
一般的なWebアプリケーションが動くためにはサーバーが必要になりますが、 AWS Lambda(ラムダ)というサービスを使えばサーバーを構築する必要もないので、プログラミング言語だけでWebアプリケーションが作れます。
そのほか、アプリケーションを開発するための開発環境も開発者の好みに応じて柔軟に構築できます。
今までの開発環境の構築となると、プログラミング言語やWebフレームワークのインストールや、データベースのインストールから接続設定など、準備しなければならないことがたくさんありましたが、 AWSを使えばこれらの作業もブラウザ上で柔軟にできるのです。
AWSでは、クラウドで開発されたWebアプリケーションをそのまま、Webサービスとして運用でき、運用に必要な機能やツールもたくさん提供されています。
たとえば、Auto Scaling(オート・スケーリング)というサービスを使えば、アプリケーションの負荷に応じてリソースを最適化してくれたり、Amazon RDSというサービスを使えば、データベースのパフォーマンスの監視から自動バックアップやチューニングまで柔軟にできます。
そのほか、運用上通信量が増えて、サーバーが必要になったり、ネットワークの負荷を分散したい場合も、柔軟にネットワークにサーバーやロードバランサーを組み込んだり外したりすることができます。
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AWSエンジニアはAWSクラウドを使ってITシステムをつくるのが仕事です。主に「AWSを使った開発環境の設計・構築」「AWSで動くアプリケーションの運用」「オンプレミスからクラウド環境への移行」の3つの仕事をします。ここではこれらの3つの仕事について紹介します。
AWSエンジニアに必要なスキルを身につけるためには、どんな仕事をするのか理解することが大事です。どんな仕事をするのかイメージをつかむところからはじめましょう。
AWSエンジニアは、AWSクラウドを使って開発環境の設計や構築をします。開発環境の構築にはネットワーク、仮想サーバー、データベースの3つのITインフラが必要です。どんなネットワーク構成にして、どこに仮想サーバーやデータベースを配置するのか設定していきます。
また、AWSではネットワークからデータベースまでITインフラの構築を短時間でできるため、小規模なものになると開発エンジニアがITインフラの構築を兼任して、そのままアプリケーションの開発までおこなうこともあります。
AWSクラウドを使うことによって、 各専門のエンジニアを集めて設計や構築をしなければならなかったITシステムを、少人数または場合によっては一人でおこなうことも可能です。
できあがったアプリケーションをAWSでWebサービスとして管理するのもAWSエンジニアの仕事です。
アプリケーションをAWSで動かすためには、どこのサーバーに・どんなパッケージで・どんなファイル形式で保存して実行させるのかなど、適切な配置をしなければなりません。
また、アプリケーションを動かすために適切に配置する作業をデプロイと呼びますが、アプリケーションを正常にデプロイするためにプラスアルファでモジュールも必要であれば準備しなければなりません。
デプロイ後にテストや検証が正常に終われば、アプリケーションの運用が始まります。アプリケーションの運用が始まると、稼働状況の確認やシステムにかかる負荷などを監視して、障害が発生すれば、復旧作業がおこなわれます。
最終的にアプリケーションの運用はできるかぎり自動化されていきます。そのため アプリケーションの運用といっても並行して、効率化のために開発もおこなわれることになります。
クラウドが流行る以前のITシステムの環境は、自社でネットワーク機器やサーバーを購入して運用や保守をするオンプレミスが主流でしたが、運用や保守のコスト軽減のためにオンプレミスからAWSへシステムを移行する企業も増えてきました。
このような移行業務をサポートするのもAWSエンジニアの仕事です。
オンプレミス環境からクラウド環境へ移行する場合は、オンプレミス環境で動いていたアプリケーションのデプロイ、ネットワークやデータベースの再構築など、さまざまな業務要件を考慮しなければなりません。
移行は完了したら終わりではなく、オンプレミス環境のときと同じく業務ができるのか、パフォーマンスは上がっているのか、コストは削減できているのかなどが企業にとっては気になるところです。
そのため、オンプレミスからクラウド環境への移行は段階を踏んで、評価をしながら実行していく必要があります。
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エンジニア診断ツールでわかること
AWSエンジニアに必要な知識
AWSエンジニアの仕事内容を理解したら、次はAWSエンジニアとして業務をするためにどんな知識が必要になるか理解しましょう。AWSエンジニアとして仕事をするので、当然AWSの知識は必要になりますが、実はほかにも必要とされる知識があります。
ここではAWSエンジニアに必要な知識について紹介します。ITエンジニアを目指している人からすると必要とされる知識がたくさんあって驚くかもしれませんが、知識は日々の勉強や自己研鑽の積み重ねが必要になります。
まずは、できるところからコツコツと勉強を継続していく意思を持ちましょう。
AWSエンジニアはAWSで提供される各種サービスを使ってITシステムを作るため、AWS全般の知識は必要になってきます。
たとえば、ネットワークを作る場合はVPCを使って、仮想サーバーを構築する場合はEC2を使うなど、さまざまな用途に応じてどんなAWSのサービスを使ったら良いのか熟知しておかなければなりません。
また、AWSのサービスは20以上のジャンルで200以上のサービスが用意され、新しいサービスも、技術の進歩とともに追加されて増えています。
すべてのサービスを最初から完全に理解することは不可能ですが、自分がどの技術分野でAWSエンジニアとして仕事をするのか把握したうえで、その中で主要なAWSのサービスの知識から深めていきましょう。
AWSクラウドでも、ITシステムを作るためには土台となる通信環境を整えなければならず、ITインフラの知識は絶対に必要です。
ITインフラの知識の例
たとえば、AWSクラウドで何かのアプリケーションを動かすためにも最初はITインフラの構築をしなければなりません。ITインフラの知識は必要になります。
またオンプレミス環境からクラウド環境への移行をするケースでも、オンプレミス環境で動いているネットワークやサーバーの動作を理解できなければ、AWSでどんな機能を実現したらいいかわかりません。
そのために、ネットワークやサーバーに関する基本的な知識は前提として必要になるのです。
AWSエンジニアとして仕事をするためのITインフラに関する知識は、インフラエンジニアの勉強をすることで習得できます。
未経験からAWSエンジニアを目指そうと考えている人は下記の記事でインフラエンジニアの勉強について紹介しているので参考にしてください。
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AWS上では最終的には何かのWebアプリケーションを実行させることを目的にしているので、AWSエンジニアにはWebアプリケーションの知識も必要になってきます。
Webアプリケーションを開発するためには、プログラミング言語やWebフレームワークの知識が必要です。
実行して管理するためには、AWS環境でアプリケーションのデプロイに関する知識から、アプリケーションがどんな動作をしてどんな通信をするのかまで理解しなければなりません。
アプリケーションの通信は無数にあるため、すべてを知識として習得することは困難ですが、Webアプリケーションの知識を深めるためは、Web通信の基本であるHTTPプロトコルの勉強から始めると良いでしょう。
AWSは使った分だけ使用料がかかる従量課金制なので、ストレージの容量や、通信データ量に関する知識が必要です。
ITシステムの運用をオンプレミスでおこなうのか、クラウドでおこなうのかを決める1つのポイントとしてコストが挙げられます。
クラウドを使ってどんなに便利になっても、ストレージの容量やデータ量を無視して使いすぎて、オンプレミス環境以上にコストがかかればAWSを使うメリットがなくなってしまいます。
AWSのメリットを最大限に活かすためにもAWSエンジニアにはストレージやデータ容量に関する知識は必要です。
そのほか、データを扱うためには限られた人だけが使用できる「機密性」や、正確なデータが保護されるという「完全性」、いつでも安全な通信で使うことができるという「可用性」の3つがセキュリティに関する知識も必要です。
キャリアアドバイザー
杉田 早保
サービスに関する知識以外でAWSエンジニアに重要な知識は、クラウドに関する知識です。AWSはクラウド環境上で動作するので、前提としてのクラウドに関する知識が必須となります。クラウドとは簡単に言うと、インターネット上のコンピューターやアプリケーションを利用することですが、この部分の理解が不足している場合、必ず理解するようにしておくと良いでしょう。
また、AWSではデータベースとしてAmazon RedShiftがよく使われますが、Amazon RedShiftについての知識もAWSエンジニアにとって重要です。OracleやSQL Serverなどを使い慣れている人の場合、それらとAmazon RedShiftの特性の違いなどを理解しながら活用すると良いでしょう。
AWSエンジニアとして業務をするためには、身につけた知識を使い、設計や構築、運用などができなければなりません。AWSエンジニアの作業はすべてWebブラウザ上でおこなうので、技術スキルを身につけるためには、AWSサービスを積極的に触って体系的に理解するのがポイントです。
ここでは、AWSエンジニアが具体的にどんなことができなければならないのか必要な技術スキルについて紹介します。
AWSエンジニアに必要な技術スキルとして最も大事なのは、AWSで提供されるサービスを使いこなすスキルです。
ただ、AWSでは20以上のジャンルと200以上のサービスが提供されているため、最初は自分がAWSエンジニアとして業務をするメインの技術分野のサービスを使いこなせることを目指しましょう。
AWSの分野ごとのサービスの例
このリストを見ればわかるように、AWSで提供されるサービスはたくさんあります。自分が担当する分野のサービスはどれか、きちんと調べて選んだうえで、コツコツと使いこなして理解していきましょう。
AWSでITシステムが動くためには、前提としてAWS上でITインフラの構築が必要です。そのためAWSエンジニアにはITインフラの設計や構築のスキルが必要になります。
ネットワークでどんな通信を実現させるのか、サーバーはCPUやメモリをどれだけ確保するのか、データベースはどんな構造にするのか、ストレージの保存容量はどれだけ確保するのかなど、それぞれ実現するために各種サービスを使って設定できなければなりません。
また、ITインフラを構築する場合はネットワークもサーバーもセットで理解しておかなければなりません。
そのため未経験からAWSエンジニアを目指そうと考えている人は、CCNAやLPICなどITインフラに関する資格の勉強をして、基礎的な技術スキルを固めてAWS でのITインフラを構築することをおすすめします。
AWSは使った分だけ使用料が取られる重量課金制なので、AWSエンジニアにはコストを削減するためにストレージや通信データ量の管理スキルが必要です。
また、AWSがいくら安定しているといっても、自分たちでシステムを管理していない以上、AWSが障害になってしまえば自分たちで使っているデータにアクセスできなくなったり、最悪消失するという可能性もあるでしょう。
そのため、障害になってもデータを使用できるように迅速にデータをバックアップに切り替えたりリカバリするスキルが必要です。そのほか、データの保護や 暗号化などセキュリティを意識した管理スキルも前提として必要です。
AWSエンジニアに必要なスキルを身につける勉強方法
AWSエンジニアとして仕事をするためには、AWSに関する必要な知識から、AWSでシステムを作れる技術スキルを身につけなければなりません。そのためにはどんな勉強方法で知識や技術を身につけるかがポイントです。
ここではAWSエンジニアに必要な知識や技術を身につけるための勉強方法を3つ紹介します。AWSエンジニアを目指している人は参考にしてみてください。
AWSを直接操作して書籍とセットで勉強する
AWSエンジニアに必要なスキルを身につけるためには、AWSのサービスを積極的に触って体系的に習得するのが一番です。
まずは、市販の書籍とセットでAWSのサービスを使ってみましょう。書籍は1冊数千円と少し高価ですが、専門家監修のもとで信頼性のある情報で勉強が進められます。
そのほか、AWSでは実際にAWSサービスを触りながら勉強ができるチュートリアルが公開されています。公開されているチュートリアルはすべて無料で閲覧でき、かなりのボリュームが提供されて質量ともに充実しています。
ただし、中には英語でしか提供されていないチュートリアルもあります。英語に抵抗がない人であれば、書籍なしでもチュートリアルとセットで勉強を進めるのもいいでしょう。
AWSの勉強におすすめの書籍
サイトで勉強する
インターネットには、有料無料問わず優良な勉強サイトがたくさんあるため、サイトで勉強するのもいいでしょう。中には、YouTubeなどでエンジニアがAWSのサービスを触りながら実践的に解説してくれている動画サイトもあります。
専門的な文章を読むのが少し苦手な人で、誰かにわかりやすく噛み砕いてゆっくりと解説してほしいと考えている人は動画サイトを選ぶのも良いでしょう。
また、勉強で行き詰まったときのためにエンジニアや講師のサポートが欲しいという人は、有料の勉強サイトを使うのも1つの方法です。また、有料の勉強サイトは使用料金やサービスの質がピンキリです。自分に必要な環境に合わせて選んでみましょう。
AWSの勉強におすすめのサイトの例
スクールで勉強する
効率的に学習をしたいと考えている人におすすめの方法です。スクールに通えば勉強に必要な環境はすべてそろっています。
独学で勉強を始めるときのように、どんな環境を準備したら良いのかネットで検索して環境構築に時間がかかってしまったということもありません。また、カリキュラムが準備されているためどんなことを勉強すれば良いかピンポイントで学習が進められます。
勉強でわからないことがあれば講師にすぐに質問できるので、問題解決も早くなり効率的に勉強が進められます。ただしスクールは有料であることが多いです。
自分に必要な知識や技術を習得できるためのカリキュラムが準備されているのか、スケジュールや料金などが妥当か、考慮して選びましょう。
キャリアアドバイザー
石川 未雪
AWSを直接操作して書籍とセットで勉強する勉強法がもっともおすすめです。直接操作してみることで実務に近い経験をすることができるので、もっとも実戦的で効率的な勉強法と言えるでしょう。
書籍には想定通りの結果などが掲載されている場合がありますが、直接操作してみると書籍とは異なり想定外の結果が生じる場合があります。そのような場合、例えば環境設定で何かケアレスミスをしていないかなど、原因調査をしっかりおこなうようにするべきです。
実務でも、設定してみたが想定通りにいかないことはしばしばあります。想定外の結果に対処できるようになると、スキルがかなりついたと言うことができるでしょう。
未経験からAWSエンジニアになるために最初に取得したい資格
未経験からAWSエンジニアになるためには、資格を取得するのも有効な方法です。AWSエンジニアとして業務をするために必要な知識を習得するためには資格勉強が一番の近道です。
どんな知識を身につけたら良いかわからない人や何を勉強したらいいかわからない人は、最初は基本的な知識を習得するために資格取得を目指すことをおすすめします。
ここでは未経験からAWSエンジニアを目指そうと考えている人のために、最初に取得しておきたい資格を3つ紹介します。
AWSクラウドプラクティショナーは、Amazonウェブサービスが認定するAWSの基本的な知識が習得できる資格です。AWSエンジニアを目指そうと考えている人は、まず一番最初に取得しておきたい資格です。
試験の内容はAWSに関する概要がほとんどで、セキュリティやコンプライアンス、料金体系に関する問題も出ます。そのほか、AWSで基本的によく使われるVPC、EC2などのサービスに関する基本的な知識を問う問題も出ます。
難易度の高い資格ではありませんが、AWSをまったく触ったことがない人にとっては少しハードルが高い資格です。知識習得のためには、まずはAWSのサービスを自分で触りながら勉強してみましょう。
CCNAはアメリカの大手ネットワーク機器メーカーであるシスコ社が認定するネットワークの基礎知識が習得できる資格です。AWSでITインフラを構築するためにはネットワークの知識が必要です。
特に、ネットワークをつくるためのAWSサービスであるVPCを設定するためには、ネットワークの基本的な知識を習得しておく必要があります。
ネットワークはすべてのITシステムの根幹です。今日では通信しないアプリケーションはほとんど存在しません。
つまりネットワークがないとアプリケーションは動かないので、AWSエンジニアに限らずITエンジニアとしてネットワークの知識は必須になっています。
CCNAについてさらに詳しく知りたい人は、下記の記事で詳細について解説しているので参考にしてください。
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数あるIT系の資格の中でも、ネットワークの分野で特に有名な資格がCCNAです。ネットワーク機器の製造、販売において圧倒的なシェア率...
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LPICはカナダに本拠地を置くLPI(Linux Professional Institute)が運営するLinuxの基礎知識が習得できる世界標準の資格です。LPIC Level-1はLinuxの基本的なコマンド操作やネットワーク設定が習得できます。
AWSで仮想サーバーを構築するためにEC2を使う場合はLinuxの基本的な知識が必要になるため、LPICで学んだ知識が役に立つでしょう。
そのほか、AWSエンジニアに限らず、インフラエンジニアや開発エンジニアなど、Linux環境は何らかの形でほとんどのエンジニアが触る機会があります。未経験からITエンジニアを目指そうと考えている人なら、まず最初に取得しておきたい資格です。
LPICについてさらに詳しく知りたい人は下記の記事でも解説しているので参考にしてください。
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キャリアアドバイザー
杉田 早保
AWSは、Amazon Linuxというオペレーションシステムが主に活用されます。このため、Linuxサーバーの知識はAWSエンジニアにとって必須です。AWSでも、複雑な処理はコマンドラインで操作する必要があり、Linuxのコマンドは使いこなせる必要があります。そのため、Linuxサーバーについて学べるLPICはAWSエンジニアにとって役に立ち、評価されます。
また、AWSで設定するに当たって、GUIで設定できたとしても前提となるネットワーク知識がないと、GUIが示している内容が理解できないことがあります。ネットワークの設定は環境によってまったく異なるので、必要な環境に適した設定ができるスキルを持っていないとAWSが宝の持ち腐れになる可能性があります。そのため、ネットワークについて学べるCCNAはAWSエンジニアにとっても役に立ち、評価されます。
ここではAWSエンジニアになるための3つの方法について紹介します。AWSエンジニアになるためには、何かのエンジニア経験を得て転職するのが比較的成功しやすいですが、未経験であっても上位のAWSの資格を取得することでAWSエンジニアになることはできます。
どんな方法を経てAWSエンジニアになるかは、それぞれの経験やスキルによりますが、これからAWSエンジニアになろうと考えている人はここで紹介する方法を参考にしてみてください。
実務でAWSを使うわけなので、AWSのサービスを使いこなせるスキルが証明できる資格は非常に有効です。
ただし、より実践的なスキルを証明するために、プロフェッショナルレベルに位置する「AWS Certified Solutions Architect」や「AWS Certified DevOps Engineer」の資格を取得しておくほうが採用に大きく近づきます。
AWSの資格の例
そして、AWSの資格で勉強した知識を活かすためにも採用に応募する場合はAWSに関する開発案件を扱っている企業に応募しましょう。
AWSエンジニアになるわけなので、オンプレミス環境の案件しか扱ってない企業に就職してもせっかく取得したAWSの資格を活かすことができなくなってしまいます。
未経験からAWSエンジニアになるためには、まずはAWSの上位資格の取得を目指しましょう。
AWSを含めてクラウド関連の資格について詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。
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今日ではクラウドの需要が増えているので、オンプレミス環境からAWSを利用したクラウド環境へITシステムを移行したいと考える企業が増えています。
インフラエンジニアとしてオンプレミス環境からAWSへの移行業務を経験できれば、AWSエンジニアに必要な知識や技術を身につける良い機会になります。そのため、インフラエンジニアを経るのもAWSエンジニアになるための道の1つといえるのです。
また、インフラエンジニアとして培ったオンプレミス環境におけるネットワークやサーバーの設計や構築のスキルは、AWSでITインフラを構築する場合にも役立てることができます。
オンプレミス環境とAWS環境で扱うシステムは違っても、根底にあるネットワークやサーバーの基本的な技術は同じです。
インフラエンジニアとしての知識や技術があれば、あとはどんなやり方をすれば設定ができるのかを知るだけで体系的にAWSの操作が習得できます。
インフラエンジニアについてさらに詳しく知りたい人は、下記の記事も参考にしてください。
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システムエンジニアやWebエンジニアなどの開発エンジニアを経験してAWSエンジニアに転職するというのも1つの方法です。今日では、AWSのサービスを使うことで効率的に短期間でアプリケーションを開発できるという観点から、AWSクラウドでアプリケーションを開発する機会が増えています。
アプリケーション開発がAWS環境であれば、必然的にAWSのサービスを使うため、実務経験を通してAWSエンジニアのスキルが身につけられるでしょう。
まずはAWSをその企業で使っているか確認したうえで、開発エンジニアになることから始めましょう。そこで経験を積み知識や技術を身に付けて、AWSエンジニアになるのも手です。
キャリアアドバイザー
石川 未雪
インフラエンジニアを経験してからAWSエンジニアになることが、最も近道だと思います。インフラエンジニアとしての業務経験は、AWSエンジニアの業務に必要な業務知識に直結している部分も多いです。
また、近年ではインフラエンジニアの業務としてオンプレミスよりクラウド環境の業務の方が増えており、AWS自体については未経験であってもGCPのようなほかのクラウドのプラットフォームでの業務経験がある場合があるでしょう。
また、採用する側としてもインフラエンジニアの経験者であれば、AWSエンジニアとしても即戦力と判断する場合が多いと思います。このため、極めて現実的で有効な転職の仕方であると言えるでしょう。
仕事には誰でも向き不向きがありますが、AWSエンジニアに向いている人の特徴もあります。
どのエンジニアであってもITに関する知識や技術は必要になりますが、AWSは技術の進歩が早いためAWSエンジニアとして業務を続けていくためには、いかに技術の進歩についていくかがポイントになってきます。
ここではAWSエンジニアに向いている人の特徴について3つ紹介します。AWSエンジニアを目指している人は、自分自身の適正と合わせて参考にしてみてください。
AWSは技術の進歩にともなって、新しいサービスがどんどん追加されていきます。そのため新しいことに積極的に挑戦をして、適応力が高い人はAWSエンジニアに向いています。
何年もAWSの実務経験があるエンジニアでも、新しく出たAWSのサービスについては最初から勉強しなければならず、そのサービスを有効活用して、できるだけ早くITシステムの設計や構築に役立てるスキルを身につけなければなりません。
また逆に、今まで使っていたAWS のサービスがなくなったり別の新しいサービスに統合されるということももちろんあります。 その場合も、新しい環境に積極的に挑戦して適応していかなければなりません。
AWSエンジニアは、複数のAWSサービスを組み合わせてさまざまなITシステムを作っていきます。システム構築の過程で思ったように動かず、不具合が発生することももちろんあるでしょう。
そのときに、わからないことを積極的に調べて勉強することに前向きな人もAWSエンジニアに向いています。
ITシステムの構築では、人為的なミスでなくとも、環境によってはバグが発生してしまったり、異なる技術の組み合わせによってうまく動かないということもあります。
経験したことのないトラブルが発生しても積極的に調査して、新しいことを勉強して問題解決する姿勢はエンジニアとして業務を続けていくためには必要です。
Webサービスは機能が追加されれば、それだけ運用のコストが上がります。そのためWebサービスの運用は常に効率化が求められ、AWSエンジニアには自動化のためのプログラムの作成や、AWSのツールを使った業務効率化の能力も求められます。
Webサービスはリリースされて運用が始まっても、ユーザーのニーズに応えたり機能強化のために、必要な機能は逐次追加されたり不要な機能を削除されたりして、運用と開発はずっと並行でおこなわれます。
そのため、肥大化するWebサービスをいかにシンプルかつ効率的に機能を追加をしながら管理するかがAWSを使いこなすポイントになります。
また、業務効率化や自動化をする際にプログラミング言語を使った開発が必要になると思う人もいるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
プログラムを書くとそのコードを保守していかなければならず、場合によっては技術負債という形で運用のコストが増える場合もあります。
そのためAWS エンジニアには、プログラミングをしなくても、AWSのサービスや便利なツールを使って、運用に負担をかけずにシンプルに自動化や業務効率化をするための企画力や発想力も必要になってきます。
AWSエンジニアの将来性
クラウドを使って運用コストを下げたり、業務効率化をしたいと考える企業はたくさんあり、これからもクラウドの需要は増えると考えられます。そのため、AWSエンジニアは社会からますます必要とされ、いま以上に将来性のあるエンジニアになっていくでしょう。
ここではAWSエンジニアの将来性を、今後も需要が増えていく理由や年収の観点から紹介します。
総務省が令和3年度に発表した情報通信白書によると、企業のクラウドサービスの利用状況は年々増加傾向にあるので、今後もクラウドの需要は大きく増えるでしょう。
また、クラウド導入後の企業に効果があったかについては導入した企業の8割以上が効果があったと回答しています。
このように、クラウド導入によってビジネスにおいて何かしらの価値を感じている企業がかなりいることがわかります。今後も企業のクラウド導入は増えていくことが見込まれる以上、AWS エンジニアの求人もそれに伴って増えるでしょう。
AWSを含めクラウドを扱うエンジニアの求人は、ほかのエンジニアと比べて年収が高くなる傾向にあります。求人ボックスで「AWSエンジニア」と検索すると 6月時点での求人の平均年収は628万円で、中央値は500万円台となっています。
また、同じく求人ボックスで「クラウドエンジニア」で検索した場合の平均年収は597万円となっています。
ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアの平均年収が450万で、日本人全体の平均年収が400万円台であることと比較すると、AWSエンジニアを含め、クラウドにかかわるエンジニアの年収がかなり高いことがわかります。
便利なAWSサービスをビジネスに活かしたいと考える企業はたくさんあるため、AWSの新しいサービスを使いこなせるスキルを身につけることで希少価値の高いエンジニアになれます。
AWSで提供されるサービスは進歩が早いので、新しくリリースされたばかりのAWSのサービスは、現役でAWSを触っているエンジニアであっても最初から勉強して、そのサービスを使いこなせるようになって技術の進歩についていかなけれないけません。
そのため、使われた実績が少ない新しいサービスを使いこなせるようになっておくと、その技術の需要が増えたときに自身のエンジニアとしての市場価値は大きく上がります。
AWSエンジニアには、リリースされたばかりのAWSの新サービスの技術を誰よりも早く習得して、ほかのエンジニアにない希少価値の高いエンジニアになれるメリットがあります。
キャリアアドバイザー
杉田 早保
AWSのシェアは右肩上がりです。AWSはかなり高い可能性で、今後ますます需要が伸びて行くと思われます。現役エンジニアとして、EC2で仮想サーバーを構築する場合は、GUI上で作業を進めることにより、1時間程度で仮想サーバーを構築できるので、生産性も高くAWSはとても良いものであると感じています。
オンプレミスの場合、サーバーを物理的に配置するだけでも1時間かかり、そこから設定を始める場合もあったので、目覚ましい技術の進歩であると感じています。
AWSのシェアは右肩上がりである反面、実務でAWSを使いこなせるAWSエンジニアの数はまだまだ不足している状況です。このような状況の中で、AWSエンジニアの将来性はとても高いと言えるでしょう。
最新のクラウド技術を使えるAWSエンジニアになった後のキャリアパスにどんなものがあるのだろうかと疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
もちろん、そのままAWSの技術を極めてスペシャリストになるという方法もありますが、そのほかにもクラウド技術の進歩に伴って生まれた、DevOpsエンジニアやSRE(Site Reliability Engineering)を目指す方法もあります。
ここでは、AWSエンジニアのキャリアパスの中でもクラウド技術の進歩にともなって、今後需要が増えると考えられるエンジニアについて紹介します。
AWSは技術の進歩に伴って、最新の技術が使えるサービスがどんどん追加されていきます。そのためAWSのサービスを極めて、AWSスペシャリストとしてスキルアップを続けるキャリアパスがあります。
AWSは2023年時点では、クラウドシェア第1位です。そのためクラウド技術を使ったエンジニアとしてステップアップするために、AWSの技術を究めることは大きな価値があります。
さらに、AWSは認定資格を設けており、AWSの実務経験とセットで上位のAWS認定資格を取得することでAWSエンジニアとしての市場価値は大きく上がります。
クラウドの需要は増加傾向にあるので、クラウドシェア第1位のAWS技術をより専門的に身につけてステップアップするというのも良いでしょう。
クラウドはAWSだけではありません。AWS以外にも、Microsoftが運営するAzureや、Googleが運営するGCP(Google Cloud Platform)などほかにもいくつかあります。
AWSエンジニアとしてある程度AWSの経験を積んだら、ほかのクラウド技術も習得して仕事の幅を広げてクラウドエンジニアとしてステップアップするキャリアパスもあります。
たとえば、業務でMicrosoft製品を使った開発をメインにおこなっているエンジニアであれば、Microsoftが運営するAzureの技術を新たに習得するというのも良いでしょう。
また、Googleが運営するGCPは機械学習に関するサービスが豊富なので、AIエンジニアを始めデータ分析関連の技術を習得したいと考えている人はAWSの次はGCPの勉強を始めるというのもキャリアパスのひとつです。
2023年時点ではAWSがクラウドのシェア第1位ですが、クラウドのシェアは世の中の技術の需要にともなって大きく変動していきます。今後の技術動向を見極めて、AWS以外のクラウド技術を習得するキャリアパスをもつのも良いでしょう。
クラウドエンジニアについてさらに詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてください。
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AWSでは、さまざまな便利なサービスが提供されています。これらのサービスを有効活用して迅速に開発することで、安定したWebサービスを管理するための技術スキルを身につけて、DevOps(デブオプス)エンジニアとしてステップアップするのも1つの方法です。
DevOpsエンジニアには、クラウド技術を使った開発の迅速化が求められます。Webサービスは開発が終わってリリースされた後も、管理しながら機能の改善をして、さらに新しいサービスの開発もおこなわれると数多くの仕事が並行で進められます。
だからこそ開発と運用の両方のスキルを持ったエンジニアの需要は今後ますます増えていくでしょう。
AWSエンジニアになったら運用と並行してどんな方法で開発すれば、スピードや効率を上げられるか勉強してDevOpsエンジニアを目指すのも良いでしょう。
SREはGoogleが提唱したエンジニアで、Webサイトの信頼性を向上するための技術スキルを持ったエンジニアです。
サイトの信頼性向上のためには、ユーザーのための迅速なサービス改善や、使いたいときにいつでも利用できる可用性など、ユーザーの利便性を第一に考えたサイト運営が求められます。
ユーザーの利便性を考えたサイト運営のためには、ユーザーのために使いやすい便利な機能を迅速に追加することが必要です。
そのため、DevOpsエンジニアと同じく迅速な開発スキルが求められ、さらにサイトを訪れるユーザーが何を求めているかを解明するために、データ分析のスキルも必要です。
エンジニアとしてさらに大きくステップアップするためにはWebサイトの開発や運用をただ単にできるだけでなく、運用後のサイトの信頼性を向上させるための知識や技術も必要です。
AWSエンジニアになったら、どのようにしたらサイトの信頼性が向上できるか勉強して、Webサイトの発展に貢献できるSREを目指すのも良いでしょう。
AWSは技術の進歩にともなって、新しいサービスがどんどん追加されていきます。そのため最新のAWS技術を使いこなせるAWSエンジニアは、クラウドの需要増加とともにますます求められます。
さらに、コストの面から考えてすべてのITシステムをAWSクラウドで管理する企業もあります。そうなるとAWSエンジニアは必要不可欠になり、希少価値が大きく上がります。
ITエンジニアを目指している人は、将来性のあるAWSエンジニアになって大きなステップアップを実現しましょう。
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飯塚 寛也
2022.04.27
2022.01.24
2022.01.12
2020.09.09
2020.07.03
2020.06.19
2020.06.11
2020.06.04
キャリアアドバイザー
石川 未雪
「ITインフラ構築」「Webアプリ開発」「Webサービス運用」について、AWSを使うとGUI上で作業ができるため、エンジニアの作業が楽になります。この点が、AWSを使うことで得られる大きなメリットです。
例えば、EC2で仮想サーバーを構築する場合は、GUI上で作業を進めることにより、慣れてくると1時間程度で仮想サーバーを構築できる場合があります。
また、仮想サーバーなので、物理的なスペースを用意する必要がなくクラウド上で作業ができます。このことにより、物理的なサーバーを構築する場合より、AWSによりサーバーを構築したほうが、効率的に作業を進めることができる場合があります。