CCNAの合格点は? 試験改定後の傾向や勉強方法を解説
2022.04.27
近年、就職・転職の選択肢の一つとして「IT業界」に興味を持つ人が増えています。ITに関する知識がまったくない未経験の人の場合は「未経験からでもIT業界に入れるのか」「IT業界に挑戦したいけど何から始めればよいのかわからない」と考える人も多いのではないでしょうか。
この記事では、未経験からIT業界に就職するためにやるべきこと、注意点を解説します。また、未経験者におすすめの資格も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
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IT(Information Technology)とは、パソコンやスマートフォン、インターネットなどを使った情報技術のことです。これらのサービスを扱う業界が「IT業界」と呼ばれています。
IT業界は非常に幅広いので、扱う領域・技術によってさらに下記の5つに分けられます。
ここでは、それぞれの業界の仕事内容について解説します。
インターネット・Web業界は、インターネットを活用したサービスを主に提供している業界です。仕事内容は幅広く、Webサイトの作成やWebサービスの開発、ショッピングサイトの運営、コンテンツ配信など多岐に渡ります。
Webサイトは世界中の人が閲覧できるため、Webサイトを通して自社商品を世界中の人々に販売したり、企業サービスのPRをしたりなど、企業によってさまざまなやり方で自由にビジネスができるのが特徴です。
インターネット・Web業界は、Webサイトの作成などの企業が企業に対してサービスを提供する「BtoB」と、ショッピングサイトの運営など企業が個人に対してサービスを提供する「BtoC」の二つに分けられます。
通信インフラ業界とは、インターネット環境の構築やネットワークの運用・保守など、インフラ環境を構築する業界のことです。
たとえば、システムのネットワーク環境を構築したり、ネットワーク機器やサーバーを設置してインフラ環境を構築したりなど、安定した通信環境を構築するために幅広い業務をします。
私たちの普段の生活やビジネスにおいて、安定した通信環境は欠かせません。通信インフラ業界は、裏方として社会のインフラ環境を支える責任感・使命感が求められる仕事だといえます。
ソフトウェア業界は、パソコン内のソフトウェアの開発・販売に携わる業界です。ソフトウェアは主に「アプリケーションソフト」「OS(オペレーションシステム)」「ミドルウェア」に大きく分けられます。
アプリケーションソフトの代表例としては、文書作成ソフトの「Word」や表計算ソフトの「Excel」などが有名です。ソフトウェア業界では、インストール型のソフトウェアを開発したり、クラウドのサブスクリプション型のソフトウェアを開発したり、企業によってさまざまな仕事をします。
ハードウェア業界は、パソコン本体やキーボード、ディスプレイ、マウスなど、いわゆるハードウェアの開発・製造に携わる業界です。近年、IoTの普及によってインターネットと接続できるスマートフォンや家電、ゲーム機器などの需要が高まっています。IoTに対応している新しい製品開発などが今後おこなわれる可能性が高いので、非常に将来性がある業界だといえるでしょう。ハードウェア業界は、製品の開発・製造をする仕事と、製品の販売・営業をする仕事に分けられます。
情報処理サービス業界は、顧客の課題を解決するために、さまざまなIT技術を駆使したシステムやサービスの開発・提供をする業界です。システム開発や保守を担当する「SIer」企業と、企業にエンジニアを派遣する「SES」企業に大きく分けられます。
ただし、情報処理サービス業界の仕事は幅広いため、企業のシステムに必要なハードウェア・ソフトウェアの選定や機器調達、プロジェクトチームの編成など、一括しておこなう企業も多く見られます。
ソフトウェア業界では、顧客の課題をヒアリングする能力や提案力、課題解決に必要な機器・ソフトウェアの選定など、さまざまな知識が必要です。
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ここまで紹介したとおり、IT業界にはさまざまな仕事があります。それぞれ専門知識が必要で、仕事内容も多岐に渡るため、まずは自分が目指したい業種を見つけることから始めていきましょう。
ここでは、IT業界の代表的な職種を紹介します。
IT事務・ITサポートは、企業内のIT全般の事務作業やエンジニアのサポートなどをする職種です。電話対応や書類作成、メールなどの一般事務の仕事に加えて、自社製品のマニュアルを作ったり、システム開発・運用に関連する問い合わせをサポートしたりします。企業によって仕事内容や範囲は異なります。
IT事務・ITサポートの主な仕事内容
IT事務・ITサポートは、一般事務よりもITに関連する業務を多くおこなうため、ITに関する豊富な知識が求められます。基本的なビジネスマナーやPC操作などが身についていれば未経験でも始めやすいので、入社後に研修などを経て、自社製品の知識やITに関する基本的な知識を身に付けるパターンがほとんどです。
IT営業は、自社のIT製品・サービスを顧客に提案・販売などをする職種です。顧客の課題解決のためのヒアリングや解決策の提案、製品導入後のサポートなど幅広い仕事を担います。一般的な営業職よりもITに関する豊富な知識が必要になるため、専門性が高い営業職だといえるでしょう。
IT営業の主な仕事内容
IT営業の仕事はさまざまな顧客と対話する機会が多いため、顧客のITに関する知識・理解度に応じて、専門用語を多用せずにわかりやすく説明する能力が必須です。また、社内のエンジニアとやり取りをする機会も多いため、正確な情報伝達やプレゼンテーション能力なども求められます。
プログラマーは、顧客の要望を反映した設計書をもとにプログラミング言語を活用してシステムやアプリケーションなどを作る職種です。PC画面と長時間向き合いながらコードを打ち込む機会が多く、エラーを解決するために格闘したり、決められた期限内に成果物を完成させたりなど、高い技術力と正確な作業が求められます。
プログラマーの主な仕事内容
プログラミング言語は何種類もあるため、未経験からの場合は、まずは一つのプログラミング言語の基本構文を習得することから始めなければなりません。また、基本的なPC操作はもちろん、プログラムをPC内で動かすために、OSやミドルウェアに関する知識も必要です。
プログラマーの仕事内容についてさらに詳しく知りたい人はこちらの記事も読んでみてください。
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システムエンジニアは、顧客に適したシステムの提案や設計などをするエンジニアです。顧客がどのようなシステムを作りたいのかをヒアリングして、要望・課題などをシステム仕様書にまとめていきます。作った仕様書をもとにプログラマーへ指示を出したり、必要に応じてテストを実施したりするのがシステムエンジニアの主な仕事です。
システムエンジニアの主な仕事内容
システムエンジニアは、ITに関する基本的な知識に加えて、顧客のサービスや業界に関する知識や、顧客の要望を適切に汲み取れるヒアリング能力・提案力が求められます。
システムエンジニアの仕事内容についてさらに詳しく知りたい人はこちらの記事も読んでみてください。
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サーバーエンジニアは、ITインフラに欠かせないサーバーの構築や運用・保守などを担当するエンジニアのことです。サーバーにはWebサーバーやメールサーバー、ファイルサーバーなど、さまざまな種類があります。サーバーエンジニアは、適切な台数のサーバーを設置したり、スペックや処理能力などを検討したり、セキュリティを考慮したうえでさまざまな業務をおこないます。
サーバーエンジニアの主な仕事内容
仮にサーバーが故障した場合は、企業サービスを一時的に停止させなければいけなくなる可能性もあるため、サーバーエンジニアの仕事は非常に重要です。責任が大きい職種ですが、その分大きなやりがい・達成感を得られる職種だといえるでしょう。
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ネットワークエンジニアは、システム内のネットワークの構築や運用・保守を担当するエンジニアを指します。システム内のサーバーや企業の端末はすべてネットワークで接続されています。ネットワークエンジニアは、ルーターやスイッチなどのネットワーク機器やケーブルを駆使してネットワーク環境を構築するのが主な仕事です。
ネットワークエンジニアの主な仕事内容
ネットワークエンジニアの仕事は幅広く、顧客が求めるシステムをヒアリングしてネットワークを構成する「設計・構築」と、構築したネットワークシステムを安全に動かすためにネットワーク機器の設定変更や修理対応などをする「運用・保守」に大きく分けられます。
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データベースエンジニアは、データベースの開発や設計、運用・保守を担当するエンジニアです。企業内にはさまざまなデータが保存されており、データを有効に活用したうえでビジネスをすることが求められています。データを有効に活用するためには、必要なデータを必要なときに瞬時に取り出せるようにする必要があり、そのシステムを構築するのがデータベースエンジニアの主な仕事です。
データベースエンジニアの主な仕事内容
また、企業の課題解決や営業戦略に対して、必要なデータを集めたり、どのように活かせるのかを提案するのもデータベースの役割になります。そのため、OracleやMicrosoft SQL Serverなどのデータベース製品に関する知識に加えて企業サービスに対する理解も必要な職種です。
クラウドエンジニアとは、クラウド環境内でシステムの設計や構築、管理をするエンジニアです。前述したサーバーエンジニアやネットワークエンジニア、データベースエンジニアの仕事をクラウド上でおこなっていきます。
クラウドエンジニアの主な仕事内容
近年、クラウドでインフラ環境を構築する企業が増えているため、需要が高まっているエンジニア職の一つだといえるでしょう。クラウドエンジニアにはサーバーやネットワーク、データベースなどの知識に加えて、AWSやAzure、GCPなどのパブリッククラウドの知識が必要です。
セキュリティエンジニアとは、企業のインフラ環境を守るセキュリティに特化した業務をするエンジニアのことです。近年、企業のセキュリティの脆弱性を突いた悪質なサイバー攻撃が増えています。一度でもサイバー攻撃の被害に遭うと企業は多大な損害を受けるため、日々高いセキュリティ体制の下で安全に管理しなければなりません。
セキュリティエンジニアの主な仕事内容
セキュリティエンジニアは、これらのサイバー攻撃を未然に防ぐのが主な役割です。必要なセキュリティ製品・システムを導入したり、セキュリティに配慮したシステム設計などを提案したり、幅広い仕事を担います。
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「未経験からエンジニアに転職したいけど、何を勉強すればいいかわからない」という悩みを持っている人は、まずは資格取得をめざしてみてください。資格を持っていれば未経験でも「知識がある」という証明になります。
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ネットビジョンアカデミーの特徴
IT業界といえば「常にPC画面と向き合って仕事をしている」「専門的な知識がなければできない」といったイメージを抱く人も多いでしょう。しかし、実際のIT業界はこれらのイメージとは異なります。
ここでは、あまり知られていないIT業界の実態について解説します。
「IT業界で働いている人はみんな高い年収を得ている」といったイメージを抱いている人も多いと思います。しかし、実際のところは、一人ひとりの年収は企業規模や職種によって大きく差があるのが現状です。
IT業界の中で高い年収を得ている人は、誰にも負けないスペシャルなスキル・専門知識や豊富な実務経験を必ず持っています。はじめから高い収入を得られるわけではないことは認識しておきましょう。さまざまな現場で実務経験を地道に重ねていって、専門知識を身につけることで、より高収入を得られる現場に参画できたり、就職・転職できたりします。
キャリアアドバイザー
杉田 早保
やはり大手の企業の人が年収が高くなります。ただ、企業に属して就業していくのであれば、年収にも上限があります。業界としてはソフトウェア業界とハードウェア業界が、慢性的に人手が不足しているので、若干年収面での条件を良くしている場合もあります。
IT業界全体の特徴として、企業に属するだけでなく、自分で起業したり、フリーランスで独立するケースが多い傾向にあります。起業したり独立すれば年収には上限がないので、仕事をこなせばこなすだけ収入があがります。
一方で、社員数が数名の小規模なベンチャー企業が高額な年収でスペシャリストを募集したりする場合もあります。つまり、IT業界は自分の努力次第で貪欲に年収を上げていける業界だといえます。
IT業界はITに関する実務経験がなければ入れないと思われがちですが、実際は「未経験OK」の求人も多く存在します。IT業界未経験からでもIT業界に入ることは十分にできます。未経験OKの求人は、IT事務・ITサポートやIT営業、ネットワークシステムの監視業務などの求人に多く見られます。
ただし、未経験OKとはいっても、IT営業の場合は過去に別の業界での営業経験があったり、IT事務の場合は事務職の経験があったりなど、何かしらアピールできる自身の経験などがあったほうが採用される可能性は高くなるでしょう。
IT業界といってイメージする姿として個人個人がそれぞれのPCで黙々と作業している姿をイメージされる人も多いかもしれません。実際の現場では、個人で働くことはほとんどなく、チーム単位で業務をしているケースが大半です。
たとえば、システムの運用・保守の現場では一つの設定ミスがシステムに大きな影響を与える可能性があります。そのため、二人一組で確認しながらミスなく一つひとつの作業をすることが求められています。基本的に個人の裁量で働けるケースはほとんどないので、チーム内でチームの方針やルールに従って仕事をする点は認識しておきましょう。
チーム単位で働くということもあるので、 IT業界ではコミュニケーション能力が重視されています。チーム内のメンバーと円滑にコミュニケーションが取れることで、チームで遂行するべき作業を正確かつスピーディーに実行できます。たとえば、アクシデントがあった際に上司にすぐに報告する、わからないことがあったら自分なりに調べたうえで質問するといったことが必要になります。
コミュニケーションをとる方法は多様化しており、対面での報告・連絡などやチャットでの進捗報告、 Zoomでのオンラインミーティングなどが挙げられます。
キャリアアドバイザー
石川 未雪
ソフトウェアを開発する場合も、インフラを構築する場合もコミュニケーション能力は実務でとても役に立ちます。ソフトウェアを開発する際に、十分なコミュニケーションが取られず、ユーザーが望まない形のソフトウェアが生まれたら、そのソフトウェアはほとんど無価値です。仮に、そのソフトウェアに技術的に優れたコーディングがなされていても意味がありません。
このように、コミュニケーション能力が仕事をしていくうえでの土台となります。顧客が望むソフトウェアやインフラなどについて、理解して仕事を進めていくうえで、コミュニケーション能力が極めて重要です。
IT業界では、メンバーをまとめるマネジメントの能力も重視されています。チームで仕事をするうえでメンバーの意見をまとめたり、社内全体で決まったことをチームメンバーに共有したりなど、いわゆるまとめ役を担うメンバーの存在が欠かせません。
マネジメントの能力を身につけるためには、日頃からチームメンバーと分け隔てなく対話をすることやメンバーそれぞれの考え方や性格などを把握する必要があります。たとえば、学生時代に部活やアルバイトなどでまとめ役を経験したことがあれば、そのときの経験を活かせるでしょう。
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「未経験からエンジニアに転職したいけど、何を勉強すればいいかわからない」という悩みを持っている人は、まずは資格取得をめざしてみてください。資格を持っていれば未経験でも「知識がある」という証明になります。
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ネットビジョンアカデミーの特徴
未経験からIT業界へ入ることは十分にできますが、誰もがIT業界に向いているわけではありません。この章では、IT業界に向いている人の素質を3つ紹介します。
素質とはいっても後天的に身につけられるものばかりなので、普段の生活の中でこれらを身につけられるように意識してみてください。
前述したとおり、IT業界はチームメンバーと協力したうえで作業をする必要があるため、周りの人と円滑に対話できるコミュニケーション能力がある人が向いています。
特にほかのメンバーから「この人とは仕事がしやすい」「相談・連絡がスムーズで仕事がスムーズに進められる」と思われることが非常に大切です。コミュニケーション能力とはいっても、プライベートの範囲まで無理に仲良くする必要はありません。
コミュニケーション能力を高めるために大切なのは「相手への気遣い」です。仕事の状況などを見て「自分が何をすればチームメンバーが助かるのか」「どのようにすれば全員が仕事がしやすくなるのか」をつねに考えることで、適切なコミュニケーションをとれるようになるでしょう。
論理的な思考力があることもIT業界で働くうえで大切な素質の一つです。特にエンジニア職の場合は、システムのエラーを解決しなければいけないシーンも多く、何が原因でエラーが起きたのかを調査して、適切な解決方法を取る必要があります。そのため、物事に対して深く考察できる人や、自分なりの意見を提案できる人がIT業界の適性があるといえるでしょう。
論理的な思考は先天的なものではないため、実務経験を通してでも十分に身につけられます。普段から「なぜこのエラーが発生したのか」「どのようにして解決したのか」などのパターンを頭に入れることが大切です。
IT業界は技術の移り変わりなどがあるため、常に最新技術を勉強して、ビジネス面に反映させなければなりません。そのため、学習を継続できる能力が重要です。学習を継続すれば、今の現場に必要な知識が身につくのはもちろんですが、自身のキャリアアップや年収アップにもつながるメリットがあります。
普段の業務で必要になる技術などのみを学習するのも一つの手ですが、資格取得にチャレンジすれば、さらに学習を継続する習慣も自然に身につけられるでしょう。
キャリアアドバイザー
杉田 早保
たとえば、プログラミング言語はアップデートを重ね、仕様も変更する場合があります。このような場合に、学習を継続せず、いつまでも古い理解のままプログラミング言語を使用していると、プログラミング言語のアップデートの恩恵を受けることができません。
インフラについても、近年ではクラウド環境が主流となり、物理的な機器を使用するオンプレミスの環境は減っています。このため、インフラエンジニアはクラウド環境について学習していかないと、今後ますます仕事が減る傾向があります。
このように、IT業界では学習を継続できることは極めて重要です。IT業界で必要な学習内容は、好奇心がそそられおもしろい内容も多いので、固く考えず自分のペースで学習を継続していくと良いでしょう。
IT業界にはさまざまな職種があるため、IT業界に入りたいけどどの業種を選ぶべきか迷う人も多いでしょう。
そこでこの章では、本人の適性によっておすすめのエンジニア職を紹介します。ぜひ参考にしてください。
タイプ別おすすめのエンジニア
物事を論理的に考えるのが好きな人や、苦にならない人におすすめなのが「プログラマー」です。プログラマーの仕事では、バグを見つけて修正する作業や、システムの設計書通りに動くのかを試すテストなどをします。
また、プログラマーのメインの仕事でもあるコードを書く作業では「いかに効率化できるか」「後からでも変更しやすくなるのか」などを計算したうえでおこなわなければなりません。普段から物事を論理的に考えることが習慣化されている人であれば、プログラマーの仕事も苦にならず、意欲的に取り組めるでしょう。
機械に触れることが好きな人におすすめの職種は「ネットワークエンジニア」か「サーバーエンジニア」です。どちらの職種も企業内のサーバーやネットワーク機器を操作する機会が多く、必要に応じて機器の設定や故障対応などもおこないます。
システムの規模が大きくなればなるほど、企業内のサーバーやネットワーク機器の台数も増加します。そのため、普段から機械に触れることが好きな人にとっては、企業内に管理されている何十台もの機械に触れられることは魅力を感じるでしょう。
キャリアアドバイザー
石川 未雪
ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアの魅力は、社会の根幹とも言える業務に携わることができる点です。ネットワークやサーバーは一般社会の中で、当たり前のように活用されており、ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアの仕事はその中心となる仕事なので、とてもやりがいがあります。
また、ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアに必要な技術は日進月歩しています。このため、成長する技術とともにネットワークエンジニアやサーバーエンジニアも成長していける点が魅力です。近年ではネットワークエンジニアにプログラミングスキルが求められるケースが増えており、貪欲に技術の範囲も広げていくことができます。
最新技術に興味がある人や最新技術を活用した仕事をしたいと考えている人におすすめなのが「クラウドエンジニア」です。オンプレミスのインフラ環境をクラウドに移行する案件は年々増加しており、クラウドに関する知識を持ったエンジニアは重宝されるでしょう。クラウドエンジニアとして仕事をするためには、AWSやAzure、GCPなどのパブリッククラウドに関する知識が不可欠です。
特にAWSはIaaSパブリッククラウド市場において約5割の高いシェア率を誇っています。AWSは常に最新のサービスが続々と追加されているため、AWSの知識を身につけることでクラウド市場の最新技術に関する知識も身につけられるでしょう。
キャリアアドバイザー
杉田 早保
クラウドエンジニアの魅力は、近年主流となったクラウドに関する業務に携わることができる機会が多い点です。クラウド環境では、見えない場所にあるサーバーやアプリケーションにアクセスするので、イメージしづらい部分もありますが、クラウドエンジニアとしてクラウドに関する業務に携わることができると、クラウドに対する理解がとても深まります。
今後クラウド環境のニーズはますます増えていくと予想されるので、それにともないクラウドエンジニアのニーズもますます増えていくでしょう。ニーズが増えれば、仕事をしていくうえでの条件も良くなる可能性がある点にも、クラウドエンジニアの魅力があるといえるでしょう。
Web制作に携わりたい人におすすめな職種は「フロントエンドエンジニア」です。フロントエンドエンジニアの仕事自体は比較的新しい仕事であり、企業のWebサイトやサービスの実装などを担当します。ほかにも、企業のWebサイトをデザインしたり、HTMLやCSS、JavaScriptなどでコーディングしたりなど、高い技術力が求められる仕事だといえるでしょう。
近年のWeb制作の現場では、フロントエンドエンジニアという括りではなく、デザイナーやコーダー、マークアップエンジニアと役割を細分化して、フロントエンドエンジニアを上位職・マネジメントをする役割とする現場が多く見られます。
営業をメインにやっていきたい人や、営業経験がある人におすすめなのが「セールスエンジニア」です。セールスエンジニアの仕事は、企業内のサービスやIT製品を売るのが主な仕事です。企業内のサービス・製品に関する専門知識はもちろん必須ですが、顧客と円滑に対話したり、課題を考慮したうえで適切な解決策を提案したりなど、コミュニケーション能力が一番に求められる職種です。
初対面の人と話すのが苦ではない、過去に営業経験がある人などは、セールスエンジニアの仕事でこれらの経験を活かせるでしょう。
大規模なシステム開発に携わりたいと考えている人におすすめの職種が「システムエンジニア」です。システムエンジニアの仕事は「設計」「構築」「運用」「保守」などに分けられます。どのフェーズの仕事でも、大規模なシステムに携わって仕事していることに魅力を感じる人が非常に多いです。
また、システムの規模が大きいほど、システムを構築する期間が長くなり、さまざまなチームのメンバーと協力したうえで仕事をしていきます。さまざまな苦労を乗り越えた分、システムを完成させたときの達成感を味わえるのがシステムエンジニアならではの大きな魅力です。
IT業界の「未経験可」の求人は多くあるとはいえ、最低限求めているレベルはあります。下記の3つは最低限身につけておきましょう。
それぞれ詳しく解説します。
まずは、基本的なPC操作が十分に身についていることが求められます。どの仕事をするにしてもパソコンを使うことがほとんどです。加えて未経験の場合は、資料作成やデータ入力、議事録作成などから任されるケースが多く見られます。
これらの作業をスムーズにおこなうためにも、ショートカットキーを駆使して資料作成やデータ入力などの作業をスピーディーにおこなったり、ブラインドタッチで文字をスムーズに打ったりなどは最低限身につけておきましょう。
ハードウェアやソフトウェアの基本的な仕組みを理解しているかも非常に重要です。これらの基本的な知識が身についていれば、さまざまなタイプのサーバー・ネットワーク機器の仕組みや操作方法を覚えられたり、企業で使っているソフトをスムーズに操作したりできるようになります。
ハードウェアに関しては突き詰めて覚える必要はないため、PCにどのような部品が組み込まれているのか、どのような仕組みで動いているのかを押さえておくと良いでしょう。ソフトウェアに関しては、WordやExcel、PowerPointなど「Microsoft Office」のソフトウェアを一通り使いこなせるようにするのがおすすめです。
IT業界では、AIやIoT、5Gなどの最新技術を用いて事業をする企業が増えています。未経験の状態であっても、これらの技術に関心を持つことが大切です。普段からAIやIoTを活用した事例や、5Gを事業にどのように活用したのかなどのニュースなどはチェックする習慣をつけておきましょう。
AIやIoT、5Gなどの基本的な知識を身につけることによって、参画できる現場の選択肢が増える可能性が高くなります。まずは、これらの技術がどのような技術なのかは最低限把握しておきましょう。
前述した「未経験可」の求人に応募できるほどのレベルに到達するためには、どのような行動をとれば良いのでしょうか。選択肢は「書籍や学習サイトなどで独学する」か、「ITスクールで学ぶ・アドバイスをもらう」のどちらかになります。
それぞれ解説していきます。
基本的なPC操作やハードウェア・ソフトウェアの知識、AIやIoT、5Gなどの最新技術などは、書籍や学習サイトなどを使えば、独学で学べます。独学の場合は、自身のペースで進められるのが大きなメリットです。また、知識だけではなく、自身で調べる力も養えるでしょう。
ただし、独学する場合にはモチベーション維持に苦しんだり、挫折したりするケースが多く見られます。自身のペースで進められるのはメリットですが、強い意思がなければ学習を継続すること自体が難しくなります。
効率よく「未経験可」の求人に応募できるほどのレベルに到達したい人におすすめなのが、「ITスクール」の活用です。ITスクールで学んだり、ITスクールの講師からアドバイスをもらったりすることで、「未経験可」の求人に応募するための知識を効率よく身につけられるでしょう。
特に未経験からIT業界を目指す場合は、何から始めればよいのかわからない人が大半です。ITスクールで相談すれば、自分が今やるべきことを把握できるので、効率的な学習計画も作成できるようになるでしょう。
キャリアアドバイザー
石川 未雪
ITスクールは、独学と並行して活用するのがおすすめです。ITスクールを活用すればカリキュラムに沿って効率的に学習できますが、学習できる範囲はカリキュラムに記載された範囲が前提となります。
これに対して、独学で勉強すれば、学べる内容は無限です。書きたいだけのプログラムを書いて勉強したり、作りたいだけのネットワークを作って勉強できます。また、好きなときに好きなだけ勉強できる点も、独学の特徴といえるでしょう。
このため、ITスクールの長所と独学の長所を併用して勉強することがおすすめとなります。ITスクールでは、あまりにカリキュラムに逸れた質問を講師にするのは控えた方が良いですが、ITスクールで個人的に勉強仲間に出会えた場合は、カリキュラムにない話もどんどんしてみると良いでしょう。
先ほど解説した「基本的なPC操作」「ハードウェア・ソフトウェアの基本的な仕組み」「AIやIoT、5Gなどの最新技術」の3つに加えて、「資格の取得」もおすすめです。資格を取得すれば、その資格に関する知識を持っていることを客観的に証明できて、就職・転職の際に良いアピールポイントになります。
目指したい職種 | 資格名 |
---|---|
IT事務・IT営業 | MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト) |
プログラマー | PHP技術者認定初級試験 |
サーバーエンジニア | LinuC レベル1 |
ネットワークエンジニア | CCNA(Cisco技術者認定アソシエイト) |
データベースエンジニア | ORACLE MASTER Bronze |
クラウドエンジニア | AWS認定試験 Cloud Practitioner |
セキュリティエンジニア | 情報セキュリティマネジメント試験 |
この章では、IT業界未経験の人におすすめの資格を7つ厳選して紹介します。
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)とは、マイクロソフト社が実施しているWordやExcelなどのオフィス製品に関する利用スキルが証明できる資格のことです。IT事務・IT営業を目指したい方向けの資格です。
MOSはスペシャリストレベル(一般)とエキスパートレベル(上級)に分かれています。未経験の場合は、まずはスペシャリストレベルからの受験がおすすめです。合格率に関しては公式の発表はありませんが、スペシャリストレベルの場合は、約80%の合格率となっています。
「MOS」の特徴 | |
---|---|
出題内容 | WordやExcelなどのオフィス製品を利用するために必要な知識 |
レベル | レベル1 |
合格率 | 約80% |
難易度 | WordやExcelなどを使い慣れている方であれば受かりやすい |
PHP技術者認定試験とは、一般社団法人 PHP技術者認定機構が運営している民間資格です。特にプログラマーを目指したい方向けにおすすめの資格となっています。PHPはWeb系のプログラミング言語の一つであり、シンプルな構文になっているため、未経験からでも比較的習得しやすいでしょう。
PHP技術者認定初級試験は、PHP技術の習熟度を測る試験です。また、PHP技術者の育成も目的としています。試験は「初級試験」「上級試験(準上級試験)」「認定ウィザード」の3つがあり、未経験の場合は「初級試験」から受験することがほとんどです。初級の合格率は70%とされていますが、現役のエンジニアも多く受験するため、未経験の場合はこの数字よりも難易度は高くなるでしょう。
「PHP技術者認定初級試験」の特徴 | |
---|---|
出題内容 | PHP技術に関する問題 |
レベル | レベル1 |
合格率 | 約70% |
難易度 | 未経験者の場合、数か月試験対策を行えば合格できる |
LinuCとは、Linuxに関する専門知識が証明できる民間資格です。サーバー構築・運用業務ではLinuxを使うことが多いため、サーバーエンジニアを目指したい方向けにおすすめの資格です。
LinuCは、レベル1〜3に分かれており、レベルが上がると同時に難易度もアップします。レベル2を受ける条件としてレベル1の合格が義務付けられているため、まずはレベル1の取得から始めていきましょう。LinuCの合格率は非公開となっていますが、65〜75%程度の合格率で合格点となっています。
「LinuC レベル1」の特徴 | |
---|---|
出題内容 | Linuxに関する基本的な知識やコマンド、システム管理など |
レベル | レベル1 |
合格率 | 65〜75% |
難易度 | 未経験者の場合、数か月試験対策を行えば合格できる |
Cisco技術者認定は、シスコ社が認定するネットワークのスキルが証明できる資格です。ネットワークエンジニアを目指したい方向けにおすすめの資格となっています。
Cisco技術者認定は「エントリー」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「エキスパート」「アーキテクト」の5つがあります。その中でも未経験者向けの資格になっているのが、エントリーの「CCT」と、アソシエイトの「CCNA」になります。CCNAのほうが難易度は高くなりますが、未経験であっても十分に合格できる試験です。
CCNAの試験の合格ラインは全体の75%となっており、合格率は25〜30%となっています。
「CCNA(Cisco技術者認定アソシエイト)」の特徴 | |
---|---|
出題内容 | ネットワークに関する基本的な知識やシスコ機器の操作方法、セキュリティなど |
レベル | レベル2 |
合格率 | 25〜30% |
難易度 | 実務経験者であっても、数か月に渡って試験対策を行わなければ合格は難しい |
キャリアアドバイザー
杉田 早保
CCNA取得のための勉強のコツは、実機を使って勉強することです。CCNAの学習範囲は卓上の理論だけでは理解が進まない場合があります。実機を使って勉強することは、一見遠回りな勉強方法にも思えますが、体で覚えることができるので、自然と理解ができるのです。
実機を使って感覚をつかんだ後は、座学の勉強にいったん戻っても良いでしょう。しかし、座学の勉強で詰まった場合は、また実機を使った勉強にしましょう。このサイクルで学習することがおすすめです。
また、実機を使って勉強すると実務に出てからも業務に対応しやすいので、相乗効果があります。逆に、実機を使わず座学のみで勉強した場合は、実務に出てから苦労する場合があります。
CCNAについてさらに詳しく知りたい人はこちらの記事も読んでみてください。
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ORACLE MASTERとは、日本オラクル社が運営しているOracle Databaseを扱うための技術力を認定する資格です。データベースエンジニアを目指したい方向けの資格となっています。ORACLE MASTERでは、データベースの管理や運用、SQLの技術などが問われます。
ORACLE MASTERの試験は、「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の4つあります。下位の資格から順に取得する必要があるため、まずはエントリーレベルであるブロンズの試験から受験していきましょう。ブロンズの試験は、全70問のうち、約65%の正解率が必要です。ORACLE MASTERの受験者数・合格者数は非公開となっていますが、ブロンズの場合は40〜60%程度の合格率だと言われています。
「ORACLE MASTER Bronze」の特徴 | |
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出題内容 | データベースの管理や運用、SQLの技術 |
レベル | レベル1 |
合格率 | 40〜60% |
難易度 | 実務経験者であっても、数か月に渡って試験対策を行う必要がある |
AWS認定試験は、AWSに関する専門知識が証明できる資格で、クラウドエンジニアを目指したい人におすすめです。AWS認定試験は、基礎コース・アソシエイト・プロフェッショナルの3つに分かれています。
未経験の場合は、最もやさしいレベルである基礎コースの試験から受けるのが一般的です。基礎コースの試験である「Cloud Practitioner(クラウドプラクティショナー)」は、合格率などは公開されていません。難易度としては、AWSを学びたい未経験者が試験対策して合格できるくらいのレベルだと言われています。
「AWS認定試験 Cloud Practitioner」の特徴 | |
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出題内容 | AWSに関する基本的な知識、クラウドの概念、セキュリティ |
レベル | レベル1 |
合格率 | 非公開 |
難易度 | 未経験者の場合、数か月試験対策を行えば合格できる |
情報セキュリティマネジメント試験とは、情報セキュリティマネジメントに必要な基本的な知識・スキルを認定する国家試験のことです。2016年から「情報処理技術者試験」の新たな試験区分として開始された試験になります。
情報セキュリティマネジメント試験の内容は、情報セキュリティ管理や情報セキュリティ対策などが中心となっているため、特にセキュリティエンジニアに必要な知識が問われる試験だといえるでしょう。試験自体は上期(6月頃)、下期(12月頃)の年2回実施されています。
「情報セキュリティマネジメント試験」の特徴 | |
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出題内容 | 情報セキュリティ管理や情報セキュリティ対策 |
レベル | レベル2 |
合格率 | 53.2%(令和3年度実績) |
難易度 | 国家試験の中では難易度は高くはないため、適切な学習と試験対策で十分に合格は可能 |
資格の選び方や注意点についてさらに詳しく知りたい人はこちらの記事も読んでみてください。
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未経験者がIT業界を目指す際には、注意すべき点がいくつかあります。この章で紹介する注意点を把握しておかないと、IT業界へ入ったときにギャップを感じてしまうでしょう。主な注意点は下記の3つです。
それぞれ詳しく解説します。
IT業界にはさまざまな企業がありますが、法定時間を守らずに働いていたり、厳しいノルマを課したりなど、いわゆる「ブラック企業」が存在します。このようなブラック企業に入社してしまうと、精神を病んでしまったり、働けない状態になってしまったりするためできる限り避けたいでしょう。
事前に募集要項に書いてある勤務時間や残業時間などを確認したり、口コミサイトに登録してその企業で実際に働いていたことがある人のリアルな情報を入手したりして判断するようにしましょう。
ブラック企業を避けるためのチェックポイント
IT業界というワードだけ聞くと華やかなイメージを連想する人も多いですが、実際には地味な仕事も多く存在します。地味な仕事は必ずどの職種にもあるという点は認識しておきましょう。
たとえば、IT営業の場合は、自社製品を販売するために一日のうちに何社も渡り歩いたり、プレゼン資料を夜通し準備したりすることがあります。ネットワークエンジニアの場合は、機器同士のケーブルをつなげるために狭いところに潜り込んできつい体制で作業をするケースもあります。
働き始めてからすぐに自分がやりたい仕事ができるわけではない点は認識しておくようにしましょう。
どの職種で働くとしても、AIやIoT、5Gなどの最新技術を使う機会は多いでしょう。これらの技術は常に進化しているため、IT業界で働く以上はこれらの技術について日々学習する必要があります。
特に現場で使われているプログラミング言語は、技術の移り変わりが非常に早いので、普段からこれらの情報に関してアンテナを張り、業務で必要な技術に関しては常日頃勉強していくことが大切です。IT業界で働き続けるためには、学習を継続できるかがキーになるといえるでしょう。
IT業界に興味を持つ人の中には、未経験からでもIT業界に入れるのかと不安に感じる人が多く見られますが、やるべきことを実践すれば未経験からでも必ずIT業界に入れます。
採用率を高めるためにおすすめなのが、資格の取得です。資格があることでその資格に関する専門知識が証明できて、就職する際の良いアピールポイントになります。
また、試験対策を円滑に進めるためにおすすめなのがITスクールの活用です。ITスクールでは資格取得に必要な学習カリキュラムが整備されているため、迷わずに学習できる点がメリットです。また、学習する際に困ったことがあれば適切なアドバイスをもらえる点も大きな魅力です。資格を取得して、IT業界への就職を実現させましょう。
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飯塚 寛也
2022.04.27
2022.01.24
2022.01.12
2020.09.09
2020.07.03
2020.06.19
2020.06.11
2020.06.04
ソフトウェア業界は未経験から挑戦しやすい業界の1つです。理由は、ソフトウェア業界に必要なプログラマーの数が慢性的に不足しているためです。このため、未経験者に対するソフトウェア業界のプログラマーのポジションの募集がしばしばあります。
実際に、未経験者がプログラマーの募集に応募し採用されることもよくあるのですが、継続するかどうかは別問題です。プログラマーとして採用されても、開発の現場の求めるスキルに追いつかず、試用期間で契約が終了してしまう場合も現実的によくあります。実は、これがプログラマーの数が慢性的に不足している理由です。
そのため、プログラマーとして生き残るために、必死でプログラミングの勉強をしたり、業務でわからないことがあれば自主的に調べて補うなどの努力も一定必要であることは覚えておきましょう。