CCNAの合格点は? 試験改定後の傾向や勉強方法を解説
2022.04.27
ネットワークエンジニアの雇用形態はさまざまですが、その中でも「派遣」という働き方についてよくわからないという方や、不安定な働き方であまり良いイメージを持っていない方もいるでしょう。しかし、派遣もうまく活用すればキャリアパスの成功につながります。
この記事では、ネットワークエンジニアとして派遣で働くことのメリットとデメリット、さらにはスキルアップやキャリアアップに役立つ派遣の利用方法も紹介します。
目次
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雇用形態は大きく「正社員」「派遣社員」「アルバイト」の3つに分けられます。正社員が自分の所属している会社の仕事をずっと続けていくのに対して、派遣社員は指定された派遣先の企業で決められた期間だけ仕事する点が大きな特徴です。
また、成果物に対して対価が支払われる「請負契約」と異なり、「派遣契約」では労働力に対して対価が支払われます。そのほかにも契約形態や給与の支払いなど正社員とは異なる点がいくつかあります。まずは、派遣の働き方全般について理解しましょう。
エンジニアとして派遣社員になると「派遣元会社」と「派遣先会社」の2つと関係をもつことになります。派遣元会社はエンジニアが所属する会社で、派遣先会社は実際に仕事をする会社です。
エンジニアは派遣元会社と雇用契約を結んで、派遣先会社で働きます。派遣先会社で働いた分に応じて、派遣先会社から派遣元会社へいったん派遣料が支払われ、派遣料から一定の経費を差引いた金額が派遣社員であるエンジニアへ給与として支払われます。
派遣元会社がエンジニアを派遣できるのは派遣先会社から求人がきた場合のみです。どのようなタイプのエンジニアを派遣できるかは派遣元会社に来た求人次第なので、会社によってはネットワークの仕事の派遣に強い会社や、Webの仕事の派遣に強い会社などそれぞれ強みが異なります。
派遣の働き方には、派遣元会社に決まった期間だけ所属して働く「登録型派遣」と、派遣元会社の正社員になって働く「常用型派遣」の2種類あります。契約期間の違い以外にも、正社員として雇用されるかや給与の計算方法など雇用契約の内容が大きく異なります。
ネットワークエンジニアとしてのキャリアパスを考えるうえでは非常に重要になってくるので、2つの違いについても理解しておきましょう。派遣で働く前にその会社がどちらの派遣をしているか理解したうえで求人に応募するようにしましょう。
登録型派遣は、登録だけであれば誰でも可能で、タイミングよく仕事があった場合に派遣元会社の期間限定の社員となって派遣先会社で業務します。登録型派遣は別の言い方をすれば期間限定の契約社員です。契約社員はアルバイトとは異なり、業務をしている間は社会保険、雇用保険などの各種保険については正社員と同様に加入します。
また、派遣先会社でエンジニアが必要なくなった場合は、派遣元会社と派遣先会社の派遣契約が切れ、それにともなって派遣社員と派遣元会社の雇用契約も切れるので、次の仕事を探す必要があります。
仕事がある場合は雇用保険にも加入するので、一定の条件を満たせば失業保険を受け取ることも可能です。
常用型派遣は、エンジニアと派遣元会社が正社員契約を結んで、派遣先会社で業務します。常用型派遣の会社は正社員雇用なので、正式な採用試験や面接があります。常用型派遣をおこなう会社はSES(システム・エンジニアリング・サービス)とも呼ばれ、派遣先会社から人材募集があった場合に必要な人材を派遣します。
登録型派遣と同じく、派遣元会社と派遣先会社の間は派遣契約なので、派遣先会社でエンジニアが必要なくなった場合には、派遣契約が切れます。しかし、エンジニアと派遣元会社は正社員契約なので雇用関係が残っているため、仕事がない間も会社の雇用契約に従って給与が支払われるため失業にはなりません。
派遣社員の給与形態
派遣社員の給与形態は「時給制」と「月給制」の2種類あります。登録型派遣の場合は時給制が多く、常用型派遣の場合は月給制の給与形態を採用するケースが多くなります。
時給制と聞くとアルバイトと同じように見えますが、エンジニアの場合はスキル次第で高額になります。また、夜間業務のある場合は基本時給に25%増しになったり、日曜祝日などの法定休日には休日割増賃金が発生します。
月給制の場合は、会社によっては1ヶ月の規定の勤務時間が決まっていて、勤務時間が下回ったときに日割りになって減給になったりします。
また、月給制の場合は残業時間が給与の中に入っていたりします。たとえば、残業時間20時間が給与の中に含まれる場合は、1ヶ月あたり20時間までは残業をしても残業代は支払われず、20時間以上の残業から残業代が支払われることになります。
派遣元会社と派遣先会社は3ヶ月単位で契約を更新します。場合によっては会社の締めのタイミングや業務の都合で契約更新の間隔が異なる場合もあります。
登録型派遣の場合は、派遣元会社と派遣先会社の契約更新のタイミングが、エンジニアと派遣元会社の契約更新のタイミングになります。常用型派遣の場合は、エンジニアは派遣元会社の正社員なので、派遣元会社と派遣先会社の契約更新のタイミングでは特に関与しません。
また、登録型派遣の場合は、派遣元会社と派遣先会社の間で契約が終わると、エンジニアと派遣元会社の雇用契約も終わりますが、スキルの高いエンジニアになると派遣先会社が別の仕事を用意して契約を更新することもあります。
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登録型派遣は仕事があったときだけ期間限定で働くため、不安定な働き方になるなどデメリットばかりに見えますが、もちろんメリットもたくさんあります。ここでは登録型派遣のメリットについて紹介します。
ネットワークエンジニアとしてスキルアップや給料アップするために、登録型派遣のメリットを理解して自分のキャリアパスに役立ててみましょう。
登録型派遣は登録だけであれば誰でもできます。派遣会社が持っている求人の種類もさまざまなので、初心者向けからハイレベルな仕事まで、自分のスキルに合った仕事を見つけることができます。
エンジニアとして仕事に就くためには資格や経験があれば良いですが、中には未経験からスタートするという方もいるでしょう。そのような場合は未経験者向けの求人を持っている派遣会社を利用するのもいいでしょう。
未経験者からネットワークエンジニアとして業務を始める場合は、CCNAなどのネットワーク関連の資格をもっていると、派遣会社から仕事を紹介されやすくなります。未経験者の方はぜひCCNAにチャレンジしてみましょう。
CCNAの難易度や勉強方法は以下の記事で詳しく解説しています。
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ネットワークエンジニアの登録型派遣で、かつ未経験者の場合は、ネットワークの監視や検証業務に携わる可能性が高いでしょう。これはネットワークの監視や検証業務の仕事が、それほど高いネットワークに関するスキルを必要としないためです。
しかし、最初はネットワークの監視や検証業務が仕事でも、そこで知識を伸ばし、ネットワークの構築や設計の仕事に派遣先を変更してもらえるよう努力することも可能です。
また、登録型派遣の未経験者であっても、最初からネットワークの構築や設計に携われるケースも存在はしています。どうしても早期からネットワークの構築や設計に携わりたい場合は、担当者に相談してみると良いでしょう。
前の仕事の経験を活かして転職することで、スキルアップや給料アップが狙えるのもメリットです。転職によって、いろいろな会社を経験することで、あらゆる会社の業務のすすめ方やノウハウを得ることができるので、自分の経験やスキルにつながります。
また、契約が終了したとしても経験者になるため、前の仕事の経験を活かして新しい派遣先会社で、今までやってきた仕事を評価してもらって給与アップを狙ったり、業務経験を活かしてさらに1つうえのスキルが身につく仕事を選んだりできます。
登録型派遣は仕事があったときだけ期間限定の社員として働くため、自分のタイミングで仕事をはじめることができます。たとえば、登録だけしておいて、自分に合った求人が出たときだけ働くことも可能です。
そのほかにも、朝早い仕事ではなく昼から出勤できる仕事や、週に5日勤務でなく3日や4日程度で時間に融通がきく仕事など、自分の生活スタイルに合わせて仕事を選択できます。
登録型派遣を使う場合は、転職アドバイザーに条件を明確に伝えることで、自分の条件にマッチした仕事を見つけることができます。
ネットワークエンジニアの登録型派遣の求人では、応募者の要件にCCNAなどのネットワーク関連の資格を指定されていることがあります。こういった場合は、資格取得者が高い確率で採用されます。
登録型派遣の求人では、派遣先会社の正社員が業務をマネジメントして、派遣元会社の社員が実際のエンジニア業務をするスタイルが多くなります。エンジニアとして即戦力のスキルを持った人材が必要になるため、資格を持っているエンジニアは採用されやすくなります。
資格を取得することで採用されやすくなり、仕事に参加することでエンジニアとしての業務経験も積めるため、スキルアップしやすくなるでしょう。
ネットワークエンジニアにおすすめの資格はこちらで解説しています。
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登録型派遣のメリットは、自分の生活スタイルに合った仕事を選ぶことができる点にあります。登録型派遣はテンポラリースタッフとも呼ばれ、その名前の通り「一時的なスタッフ」です。正社員で就業すると、仕事が生活の中で最優先になる場合もあり得ますが、登録型派遣のあくまで一時的な働き方では、生活の中で仕事が最優先になるのは考えにくいです。
このため、登録型派遣は自分の生活スタイルを最優先にして仕事をすることができます。また、正社員では兼業が就業規則で禁止されている場合もありますが、登録型派遣は仕事の掛け持ちもおこないやすいです。仕事の掛け持ちをすれば、収入面を上げ生活スタイルを向上させることもできます。
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登録型派遣は、好きなときに仕事を始められたり、時間に融通のきく仕事を紹介してもらえるなどメリットがある一方で、デメリットもあります。特に仕事があったときだけ働くという仕組みのため、不安定な働き方になってしまうというのが一番のデメリットになるでしょう。
期間限定で雇用するため、登録型派遣特有のシステムがエンジニアのスキルアップにはデメリットになる場合もあります。
登録型派遣は、仕事があったときだけエンジニアを雇用するので、エンジニアは正社員ではなく期間限定の契約社員です。派遣先会社と契約がなくなれば雇用契約も切れるため、エンジニアの育成や教育などスキルアップのためにお金をかけることはほとんどありません。
いつどのような仕事があるかわからない状態でエンジニアを育成するよりも、求人が発生したときにスキルがマッチしたエンジニアを募集して派遣する方が利益を出すために効率がいいので、エンジニアに対する手当がどうしても薄くなってしまいます。
派遣元会社と派遣先会社の契約が切れると、エンジニアと派遣元会社の契約も切れるので、次の仕事が見つからない場合は無職になってしまう可能性があります。登録型派遣でも契約が切れた場合は、前の仕事を考慮して仕事を紹介してもらえる場合がありますが、それでも新しい仕事が見つかるという保証はありません。
同じ求人に複数の派遣会社からエンジニアが紹介された場合は、採用されるためには他のエンジニアと競争しなければなりません。そのほか、どのような内容の求人が出るかわからず、経験やスキルによっては自分に合った仕事をなかなか見つけられないこともあります。
無職の期間が長くなってしまうと、次の仕事に応募したときに、採用担当者に未経験という印象を持たれたりスキルアップしてないと受け止められたりして、新しい仕事に就くのが難しくなります。万が一、仕事が見つからなかった場合は、資格取得や新しい技術の勉強をして自己研鑽を続けるようにしましょう。
派遣社員が現場のエンジニア業務をして、顧客との打ち合わせや要件定義といった上流のマネジメント業務は派遣先会社の正社員がおこなうスタイルがほとんどなので、登録型派遣ではマネジメントのスキルや経験を積むのが難しくなります。
派遣会社によってはマネジメント関連の求人を持っている場合もありますが、少ない求人数に対して応募者も多くなるため、マネジメント関連の仕事に採用される確率は下がります。
ただ、現場によってはエンジニアとしての業務やスキルが認められて、派遣社員であってもリーダーなどのマネジメントを任せてもらえる場合もあるので、日々自己研鑽を続けてスキルアップに努めましょう。
登録型派遣のデメリットは、無職になる可能性があることも含めたリスクがあることです。登録型派遣では、契約期間が満了すれば派遣元が派遣社員と契約を更新する義務はありません。
これに対して常用型派遣の場合は、使用者から従業員を辞めさせるためには解雇する必要がありますが、解雇するためには正当な理由が必要など、簡単にはできません。このため、特段の理由も必要なく契約終了の可能性がある登録型派遣は、常用型派遣に比べると身分保障が低いといえます。
社会情勢が悪くなると、雇用調整のために登録型派遣の就業機会を減らされる可能性もあります。登録型派遣で仕事をしていく場合は十分注意するのが良いでしょう。
常用型派遣は、派遣元会社の正社員となって働くため安定して働けるというメリットがあります。そのほかにも正社員として働くことで、エンジニアとしてスキルアップするために会社からいろいろなバックアップを受けられることがあります。
特に、安定した給与をもらい続けることができるなどの待遇面が、登録型派遣と違って大きなメリットです。ここでは常用型派遣の社員として働くことで得られるメリットについて紹介します。
登録型派遣は期間限定の契約社員ですが、常用型派遣の社員は無期契約の正社員なので、正社員ならではの待遇面があります。たとえば、交通費が出たり、ボーナスが出たり、各種手当などが給与に反映されます。そのほかにも正社員は法律的には簡単に解雇できない制約があります。
また、場合によっては企業年金に加入している会社もあり、今後支給額が下がるといわれている年金の手厚いサポートも受けられるなど、会社特有のさまざまな福利厚生を受けられるのが大きなメリットです。
登録型派遣は派遣先企業と契約が切れると無職になってしまいますが、常用型派遣では派遣先企業と契約が切れて次の仕事が見つからない「待機期間」でも給与が支払われます。ただ、待機期間は仕事をしていないため給与の全額が支払われるとは限らず、会社によって決まっている割合で支給されます。
また、仕事をしていない待機期間中は会社が次の仕事を探してくれるため、空いた時間を使って資格の勉強をしたり、新しい技術の勉強を始めるなどして自己研鑽することも可能です。
あくまでも会社によりますが、常用型派遣で派遣先がない場合は、社内の仕事に就業できることもあります。この場合、待機期間にならず給料も全額得ることができ、会社としても仕事をさせることができるので、双方にメリットがあります。
ただ、社内の仕事もなく、なおかつ派遣先もない場合は、最大3か月程度の待機期間が発生します。待機期間は自由時間ではないので、会社業務に関する知識やスキルの向上に努める必要があります。待機期間では、1分1秒を無駄にせず必死でスキルアップし、少しでも自分の価値を向上させ、仕事に就業できるよう最善を尽くすようにすると良いでしょう。
ただし、そもそも一切仕事がないということはあまりないので安心してくださいね。
常用型派遣の社員は正社員なので、会社は社員にスキルアップしてもらって、高単価の仕事を獲得して利益を出したいと考えています。そのため、会社の成長のためにも社員教育などさまざまなバックアップを準備しています。
たとえば、資格取得者に一時金を支給したり、給与に手当として反映したり、新しい技術を取得してもらうために研修などの教育費用を負担してくれることもあります。
業務における実績やスキルアップに対して給与や待遇面で、登録型派遣では得られないさまざまなメリットがあるのも大きな特徴です。
常用型派遣のメリットは、正社員として働けるため一定の身分保障がある点です。登録型派遣のように、契約期間が満了して新たな契約がなければすぐに無職となることはないので、一定の安心感があります。
注意点としては、常用型派遣も終身雇用を前提とした雇用ではない点です。正社員であることにあぐらをかかずに、積極的に日々スキルアップに努め、何が起きても自分も守れるようにしておくと良いでしょう。
常用型派遣は、仕事内容自体もスキルアップにつながる内容が多いので、仕事で学べることはすべて吸収するぐらいの強い気持ちで仕事に取り組むと、自分にとって大きなメリットにつながります。
正社員としてさまざまなバックアップが受けられるという大きなメリットがたくさんありますが、一方で会社のために別途働かなければならないなどのデメリットもあります。
場合によってはエンジニアとしてのスキルアップと会社の成長が一致しないこともあり、スキルアップしても思うように給与が上がらないということもありえます。ここでは常用型派遣のデメリットについて紹介します。
常用型派遣は登録型派遣と比べると給与が上がりにくいのが特徴です。たとえば、登録型派遣で次の仕事の時給が前の仕事より500円上がった場合は、1ヶ月の勤務時間を160時間として、月8万円アップしたことになり年収ベースだと100万近く上がったことになります。
しかし、常用型派遣だと1年でこれだけの給与アップをすることはほぼないので、登録型派遣と比べて大きな給与アップを狙うのは難しくなります。
ただし、登録型派遣で給与アップするためには相応のスキルも必要になるので、前の仕事より給与が上がるかは、能力と派遣先会社の評価次第です。登録型派遣は場合によっては次の仕事が見つからないというリスクもあり、収入がゼロになる可能性もあるということは理解しておきましょう。
マルチなスキルを身に付けて、ネットワークエンジニアからフルスタックエンジニアになると給与も上がります。フルスタックエンジニアはネットワークの領域に限らず、インフラやシステムの領域など広範囲に対応します。インフラはインフラエンジニアが、システムはシステムエンジニアが担当する場合が多いですが、必ず担当者を分けなければならないわけではありません。
一人のフルスタックエンジニアがネットワークとインフラとシステムを担当できれば、一人で3人分の仕事ができるため、会社としてはとても助かります。仕事だけではなく独学での勉強も必要にはなりますが、エンジニアとしてできる範囲のさまざまなスキルを身に付けて、より専門性が高い仕事に派遣されるようになれば給与アップもできます。
常用型派遣は正社員なので、会社の方針に従って業務をこなす必要があります。場合によっては、自分の目指していたキャリアパスが実現できなくなるような業務を命じられることもあるでしょう。
たとえば、運用や保守をやっていたネットワークエンジニアが、設計や構築の業務に携わりたいと思って準備していたとしても、交代要員が準備できずに運用や保守をずっとやらざるを得ないということもありえます。そのほかにも、そもそも会社が運用をメインにやっているため、設計や構築の求人が来ないということもあります。
常用型派遣の社員として就職する場合は、その会社でどのような業務をおこなっているエンジニアがいるのか、どのような強みがあるかなど、自分のキャリアパスを実現できるかを確認しておきましょう。
ネットワークエンジニアのキャリアパスについてはこちらの記事で解説しています。
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常用型派遣では、「帰社日」と呼ばれる社員が集まって交流する日を設けていたり、派遣先での業務状況を報告するなど、現場の業務時間外にしなければならない会社の雑務が発生する場合があります。
たとえば、現場でどのようなことをしたか週単位や月単位で報告書を作ったり、所属会社の会議に参加したり、現場の業務とは別に自社の仕事を時間外でおこなうなどのケースがあります。
正社員という立場なので、現場の実務とは別に自社の仕事もする必要があるため、苦痛に感じるエンジニアもいるかもしれません。また、中には業務時間外を有効活用しスキルアップのために時間を使いたいと思う方もいるでしょう。会社と不一致が起こらないように、自社の業務についても面接で確認できると良いでしょう。
派遣元の雑務が発生しても、あくまでそれは派遣元の業務であり勤務時間内におこなわれることが多いです。また、給与が簡単に上がるわけではない点と必ずしも自分の希望のキャリアが実現できるわけではない点は、おそらく派遣であれ何であれどんな仕事をしていても直面することです。
現状に不満を言うのではなく、近い未来に自分の希望を実現できるようひたむきにスキルアップなどに取り組んだ方が良いでしょう。
たとえば自分の希望とは異なり、ネットワークに関するプログラムを書く業務をおこなうこともあり得ます。しかしネットワークエンジニアにも、業務に直接かかわることは少ないですがプログラミングスキルはあったほうが良いです。だからこそこのような場合でも、プログラムを修得できる貴重な機会であると、前向きに捉えて取り組めると良いでしょう。
常用型派遣、登録型派遣にはそれぞれのメリットとデメリットがあるので、エンジニアとしてどのような派遣会社を選んだらいいか迷う方もいるでしょう。
キャリアパスは人によって違いがあるため、合う合わないがあります。ここでは自分に合った派遣会社を選ぶコツを紹介するので、これから派遣会社を選ぼうと考えている方は参考にしてください。
派遣会社を選ぶ場合は、自分のキャリアパスに合った案件を紹介してくれるかを一番のポイントにして選びましょう。自分のキャリアパスに合った求人があったとしても、エンジニアのスキルがマッチしないために紹介してもらえないこともあります。
また、派遣会社によってネットワークの求人をたくさん持っている会社や、Web開発の求人をたくさんもっている会社など強みはさまざまです。登録型派遣の場合は求人内容がネット上で公開されているので、どのようなエンジニアの求人があるか確認してみましょう。
常用型派遣の場合は求人が公開されてないことがほとんどなので、ホームページや面接でどのようなエンジニアの仕事に強みがあるか確認しましょう。
仕事を探している段階では、できるだけ早く新しい仕事に就きたいでしょう。そうなると、応募から面談まで迅速な対応をしてくれる派遣会社を選ぶのも大事です。応募から面談まで対応が早い会社は、エンジニアのスキルにマッチした求人をたくさんもっているということになります。
逆に応募してもなかなか面談の連絡が来ない場合は、スキルにマッチした求人が見つからないか、対応そのものが遅く採用に関するマネジメントができてないということも考えられます。
そのほか、対応が遅い場合は派遣先会社の方で選考に迷って遅くなっていることもあります。その場合でも進捗連絡をしてくれたり新しい提案をしてくれるような、丁寧な対応をしてくれる派遣会社を選ぶのが良いでしょう。
求人を紹介する際に業務内容を詳しく説明できる派遣会社は、エンジニアのキャリアパスやスキルを理解したうえで、その人に合った求人を紹介してくれる可能性が高いでしょう。
特にエンジニアでないとわからないような詳細な業務要件まで説明をしてくれると、仕事を始めるにあたってどのようなスキルが必要か明確になって求人を選びやすくなります。
求人を紹介してもらう場合に、どれだけ内容を説明してもらえるかは担当のアドバイザーや営業次第です。そのほか、派遣先会社から出された求人内容の情報が元々少ない場合もあります。
スキルと仕事のミスマッチが起こらないためにも、担当のアドバイザーや営業に自分のスキルとキャリアパスをあらかじめ明確に伝えることも必要です。
エンジニアとして業務を続けていくためには日々自己研鑽して、成長をしていかなければなりません。そのためには、エンジニアのスキルアップの環境が整っている会社を選ぶことが大事です。たとえば、資格手当がついたり、教育や研修が充実している派遣会社を選ぶと自身の成長も早くなり、エンジニアとしてもやりがいを感じられるでしょう。
また、ネットワークエンジニアの場合は実務ではたくさんのネットワーク機器を設定します。機器は1台1台が非常に高価なため、個人で機器の実装スキルを身につけるためには限界があります。そのため、会社にラボがあったり、社内で機器の貸し出しができたり、実機を触って勉強できるような環境がある会社を選ぶというのも重要です。
このなかでももっとも重要なのは、各種手当が充実している会社を選ぶことでしょう。というのも、ネットワークエンジニアの場合は、会社に入るまで以上に会社に入ってからどれだけスキルを伸ばせるかが重要になります。
会社の資格手当や研修制度など、利用できるものはすべて利用し、単に日々会社の仕事をこなすだけではなく、貪欲に自分のスキルアップにつながることに挑戦していくようにするべきです。だからこそそんな姿を応援してもらえるような各種手当が充実している会社であることが重要となるのです。
会社員であることに受け身にならず、つねにアグレッシブな姿勢を持ち、主体的な姿勢で仕事や自己研鑽に取り組めるような会社を選びましょう。
常用型派遣は安定しているが大きな給与アップ狙うのが難しく、登録型派遣は不安定な働き方になるがスキル次第では大きな給与アップが狙えたりとメリットとデメリットがそれぞれあります。
ネットワークエンジニアとしてスキルアップや給与アップを狙うためには、それぞれのメリットをうまく活用することが大事です。ここでは派遣会社を有効に活用する方法を紹介します。
自分のスキルにマッチした求人を紹介してもらうためには、つねに最新版の職務経歴書を準備しておきましょう。登録型派遣の場合は、職務経歴書が古くなってしまうと派遣会社から、もう仕事を探してないと思われたり、またはすでに利用していないと思われて仕事を紹介してもらえなくなる場合があります。
また、常用型派遣の場合でも職務経歴書を最新にしておくことで会社がどの仕事に配属したらいいかわかりやすくなり、スキルとマッチした仕事ができます。
常用型派遣でも登録型派遣でも派遣契約はいつ切れるかわからないため、いつでも新しい仕事を探す準備ができるように職務経歴書はできるだけ最新にしておきましょう。
登録型派遣はネット上で求人が公開されています。自分のスキルに合った仕事や高単価な仕事など、いつどのタイミングで良い求人が出るかわかりません。自分のキャリアパスに合った求人が出たときに、すぐに応募ができるように定期的に求人情報を確認しましょう。
また、条件の良い求人は当然のようにたくさんエンジニアが応募し、その中で採用されるエンジニアはごくわずかです。採用されるためにエンジニアとしてのスキルを磨くことも大事ですが、自分に合った求人を早く見つけて迅速に応募することも必要です。
自分に合った仕事を見つけるために、できるだけたくさんの種類の求人情報を定期的に確認するようにしておきましょう。
スキルが足りないと感じて応募を諦めるよりは、まずは興味のある求人には積極的に応募するようにしましょう。どんな求人でも応募しないと採用される可能性がゼロになってしまいます。
また、スキル不足で選考に落ちると思った求人でも面談をしてもらえることもあります。面談が実現すれば、スキルアップのために何が必要か面談で採用担当者から直接聞ける機会にもなるので、興味のある仕事には積極的に応募しましょう。
そのほかにも、求人に積極的に応募することで派遣会社に仕事を探しているエンジニアという認識を持ってもらえるので、別の仕事を紹介してもらえる可能性があります。
未経験からネットワークエンジニアとして働くことは可能ですが、業務を始めるためには必要最低限身につけておくべきスキルがあります。
ここでは、未経験からネットワークエンジニアを目指そうと考えている方のために、必要最低限身につけておきたいスキルを紹介するので、最初はここで紹介するスキルを身につけることを目標に勉強を始めましょう。
ネットワークエンジニアに必要な知識とスキルは以下の記事で詳しく解説しています。
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ネットワークエンジニアとして働くためには、まず最初にネットワークの基本的な知識が必要です。特に、「OSI参照モデル」や「TCP/IP」といったコンピュータの通信モデルの理解や、2進数8進数などの「進数計算」、「プロトコル」の動作フローの理解などは一番最初に理解しておきたい内容です。
初めてネットワークの勉強をする方には、「OSI参照モデル」や「プロトコル」という言葉が何のことかわからないと思います。はじめはこれらの用語が何を意味してるのか、参考書を読み返してもスッキリと理解できないこともあるでしょう。ネットワークの勉強では、用語を単に暗記するのではなく、先に全体像をつかんでから各用語を関連付けて理解するという方法で勉強しましょう。
用語を関連付けて理解することで1つの用語だけでは理解できなかったことが見えてきます。最初は暗記するのではなく、参考書を見ながら何度も繰り返し理解することを心掛けましょう。そうすることで知識の定着も早くなります。
ネットワークを効率的に勉強する方法はこちらで詳しく紹介しています。
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現場の先輩社員としては、ネットワークの知識は用語レベルでもあると良いと感じています。正直なところ、もっている知識量以上に、ネットワークの知識を向上させたいという思いが客観的に感じられるほどに強いことの方がとても重要です。未経験者でスキルが低くても、ネットワークのことが知りたくてしょうがないというタイプの人はスキルアップが早いです。
資格試験などを通して知識を身につけていくうちに難解な内容に出会うこともありますが、めげずに知識を磨き続けていけば、「ネットワークはおもしろいな」と思えるときがやってきます。入社前も入社後も、できる範囲でかまわないので、決して途中で投げ出さず、確実に知識を身に付けていくというスタンスを持ち続けるようにしてください。
CCNAはアメリカのネットワーク機器メーカーのシスコシステムズの認定資格で、ネットワークエンジニアの登竜門的な資格です。
2021年に調査会社のIDC Japanが発表した国内ネットワーク機器市場シェアの結果でもシスコシステムズが全体の半分近くのシェアを占めているように、ネットワークの構築においてもシスコのルーターやスイッチが非常によく使われます。
参考リンク:IDC Japan「国内ネットワーク機器市場シェアを発表」
ネットワークエンジニアとして業務を始めるためには、ルーターやスイッチの設定は最初に確実に身につけるべき必須のスキルです。CCNAを勉強することでネットワークの基礎知識のほかにも、シスコのルーターやスイッチを使ったネットワークの構築のついての知識も身につけることができます。ネットワークエンジニアを目指している方は、CCNAの合格を目標に勉強をはじめましょう。
CCNAの難易度や勉強方法について知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
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数あるIT系の資格の中でも、ネットワークの分野で特に有名な資格がCCNAです。ネットワーク機器の製造、販売において圧倒的なシェア率...
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コミュニケーションは「対話でのコミュニケーション」と「文章でのコミュニケーション」に分かれます。
近年ではリモートワークの普及にともなって、チャットやメールでの文章でのコミュニケーションも重要になりました。文章でやりとりする場合は、対話でのコミュニケーションと比べて、伝えたいことを簡潔にまとめて伝える能力が必要です。また、文章を作るためにはタイピングのスピードも必要です。
特に、タイピングに慣れていないと、頭の中で簡潔に文章をまとめていても入力に時間がかかってしまい、本来の業務に影響が出ることもあります。タイピングの苦手な方は下記のサイトで練習しましょう。
関連リンク:寿司打
ネットワークエンジニアの業務は実機を触っている時間以外は、ほとんどがワード、エクセル、パワーポイントなどオフィスソフトを使った文書の作成や管理です。
特に、ネットワーク機器の設定値を管理するための資料としてエクセルがよく使われます。ネットワークの運用業務では、設定変更されるたびにエクセルでルーターやスイッチの設定値を更新することで、メンバー同士で資料を共有しながら機器を管理していきます。
また、顧客向けなどの説明用資料ではパワーポイントがよく使われているので、図を使ってわかりやすく説明できるような資料作成の能力も必要です。
派遣といっても、契約社員として働く「登録型派遣」と、正社員として働く「常用型派遣」の2つがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。未経験からネットワークエンジニアを目指す方は、実務経験を積むために派遣を有効に活用してみるのも良いでしょう。
ネットワークエンジニアの働き方は人それぞれ多種多様ですが、キャリアパスを実現するための一つの手段として捉え、派遣のメリットをうまく活用してスキルアップを目指しましょう。
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2020.06.11
2020.06.04
ネットワークエンジニアの仕事の中でも、テクニカルな要素が高い仕事は常用型派遣がおこなう場合が、逆にテクニカルな要素が低い仕事は登録型派遣がおこなう場合が多いです。なぜなら、常用型派遣は長期雇用を前提として就業する場合が多いためです。
どちらが働きやすいかという観点については、正社員として長期的に働いていきたい場合は常用型派遣の方が働きやすいですが、ほかにフリーランスの仕事なども持っていて一時的に仕事をしたいような場合は登録型派遣の方が働きやすいといえます。どちらにせよケースバイケースで自分のやりやすい働き方を選ぶと良いでしょう。