CCNAの合格点は? 試験改定後の傾向や勉強方法を解説
2022.04.27
「ネットワークエンジニアに勉強は必要?」「おすすめの勉強方法は?」などネットワークエンジニアになるにはどのような知識を学んで、勉強するのが良いのかわからず悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
ネットワークの勉強は、非常に多岐に及ぶ専門的な知識を学ぶ必要があるため、特に初心者にはなじみのない用語や仕組みの理解に苦戦するかもしれません。
そのため、勉強方法で迷ったり、勉強内容の難しさに挫折してしまう可能性もあるでしょう。
この記事では、ネットワークエンジニアに必要な勉強方法について解説するとともに、勉強に役立つおすすめの書籍やWEBサイト、資格を紹介するので参考にしてみてください。
目次
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ネットワークエンジニアは、ITサービスの中で通信技術を専門に扱う仕事です。主な業務内容は、上流工程と呼ばれる「設計・構築」と下流工程と呼ばれる「運用・保守」に分かれます。
ネットワークエンジニアの業務内容
上流工程は、ネットワークに関する知識以外にも、提案力やマネジメント、コミュニケーションスキルが求められる工程です。そのため、高度なネットワークエンジニアに求められる工程といえるでしょう。
また、下流工程は、マニュアルに沿って機器を操作したり、トラブル時に原因を特定したり、機器の交換をおこなったりします。手順が確立している業務もあるため、未経験でも対応がしやすい工程といえるでしょう。ただし、ネットワークの知識がないとトラブル時の原因特定に時間がかかり、ネットワーク停止の時間が長くなる場合があります。
そのため、下流工程でネットワークエンジニアとしての業務を学び、スキルを上げることで上流工程に携わるのが一般的なキャリアアップとなっています。
ネットワークエンジニアの仕事内容についてより詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてください。
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ネットワークは、ITサービスに欠かすことのできない通信技術です。そのため、通信がどのような仕組みでおこなわれているかを学ぶ必要があります。
通信の仕組みを理解するために、必要な知識やスキルをこの章で紹介します。ここで紹介する知識やスキルを学ぶことで、未経験でもネットワークエンジニアとして実際の業務で活躍しやすくなるでしょう。
効率よくエンジニアとして活躍するためには、実務をおこなう前に必要な知識やスキルを身につけることをおすすめします。
この中でも具体的には「TCP/IP全般の基礎知識」と「OSI参照モデル」について理解することが重要です。この2つの技術は、通信を理解するうえで非常に重要な基礎知識なので、最初に勉強するのがおすすめです。
基礎知識やスキルを学ぶことでネットワークエンジニアの仕事に活かすことが十分できるでしょう。そのあとは、将来必要とされるエンジニアになるために、ネットワーク設計やクラウドに関する知識やスキルを学ぶのがおすすめです。
TCP/IPは、コンピューターがネットワーク通信を実施する際に定められた世界共通のプロトコル(規約)の総称です。そのため、ITネットワークを構築するうえで最も重要な通信技術といえるでしょう。
私たちが異なるOSやハードウェアを使っていても通信できるのはTCP/IPがあるためです。逆に言うとTCP/IPがなければ通信できません。
たとえば、Windows10とMacOSでデータのやり取りができるのも、iPhoneとアンドロイドのスマホでやり取りできるのも、すべてTCP/IP通信に決められた共通のルールのもとでアプリや技術が開発されているためです。
このように、ネットワークを学ぶうえでTCP/IPの理解は必須といえるので、最初に勉強するのがおすすめです。
OSI参照モデルとは、コンピューターネットワークを形成して、さまざまなデータをやり取りするためのネットワーク世界標準の規則です。
OSI参照モデルは、ネットワーク通信をするために必要な機能を7つの階層に分けて、階層ごとに詳細にルールを定めています。
ネットワーク機器やサーバーなど世界中の装置と通信するための基準となっていて、ネットワークを理解するためにOSI参照モデルの勉強は欠かすことができません。
通信はどんなに複雑で高度な技術が開発されたとしても、実際に動かすための基本的な仕組みはOSI参照モデルに準拠しなければ利用できないので、OSI参照モデルを理解できれば、ネットワーク通信の仕組みは理解できたといっても過言ではありません。
たとえば、仕事に必要なメールを取引先に送信したときを例に、仕組みを簡単に説明します。
メッセージを書いて送信したあと、取引先の担当者に届くまでに、送信者側からOSI参照モデルの第7層から第1層まで順番にデータが変換されて、データは第1層を伝って相手に届きます。
受け取った相手側では、逆に第1層から第7層に順番に変換されることで、はじめて人間の目でメッセージを読むことができるという流れです。
ネットワークエンジニアとして仕事するのであれば、ネットワーク設計に関する知識やスキルを勉強するのが良いでしょう。ネットワーク設計は、ネットワークエンジニアの仕事の中で最上位に位置する仕事です。
設計は、顧客が求めるネットワークシステムを形にする仕事なので、要求に見合うネットワーク機器や必要な機能、ルーティング、物理や論理構成、IPアドレス設計などさまざまな情報を洗い出して、一つ一つ漏れなく設計する必要があります。
非常に高度なネットワークの知識とスキルを持っていなければ担当できないので、担当できるエンジニアが不足しているのが現状です。
設計できるスキルを磨くことで、ネットワークエンジニアとしての価値が上がり、多くの顧客が抱えている課題を解決しやすくなります。そのため、ネットワーク設計は必ず勉強しておきたいところです。
現在のITシステムは、必要なときに必要な場所でサービスを利用できるクラウド化の流れが加速しています。クラウド化とは、自社で管理していたデータなどをインターネット上でサービスをおこなっている外部事業者に移管することです。
クラウド化が進む背景には、クラウドサービスが持つさまざまなメリットが、現在のライフスタイルや企業運営に合致していることが挙げられるでしょう。クラウド化により自分で高価な機器やハードウェアを購入する必要がなくなるため、コスト削減効果があります。
また、クラウド化により必要な資料やデータはインターネット上にあるため、アクセスできる環境があれば場所を選ばず仕事ができます。テレワークで家庭と仕事の両立や自然豊かな場所で生活しながら働きたいなど、ライフスタイルを重視した働き方に対応できるメリットがあります。
このような背景から今後もますますクラウド化への流れが加速していくことが予想されているため、将来需要が高い技術であるクラウドを勉強するのがおすすめです。
ITインフラ環境を支えるエンジニアとして、非常に重要になるのがトラブル解決を即座にできるスキルです。
ITインフラにおいてトラブルが発生すると、顧客や顧客の先にいる利用者などがシステムを使用できないなどの影響が出てしまいます。このような場合は、その影響を最小限に抑えるため、いち早く状況を把握し、原因を特定して、対応することが求められます。
もちろん、そもそもトラブルが発生しても影響が出ないようなネットワークを設計するのは大切ですが、絶対にトラブルが起こらない・悪影響が出ないというネットワークを構築するのはかなり難しいです。だからこそ、万が一トラブルが発生したときに迅速に対応することが重要なのです。
このスキルを磨くためには、日頃から顧客のネットワーク環境を理解して、通信の流れを意識することが大切です。このように日頃から通信の流れを意識することで、ネットワークの知識を高められ、トラブル時も即座に対応ができます。
ネットワークエンジニアとして働く際は、ネットワークの知識やスキルなどの技術も重要ですが、顧客と円滑なコミュニケーションをとれるヒューマンスキルも重要になります。
仕事においては、顧客から依頼された課題を期日までに用意するために、いつまでに何を用意するかや、誰に何をしてもらう必要があるかなど、段取りや調整を考えて業務をしなければなりません。顧客とこまめなコミュニケーションを取ることは必要不可欠です。
そのため、普段から期日から逆算して何をいつまでにするのか、そのために誰に依頼が必要かなどの段取りや調整することを意識してみると良いでしょう。そうすることで段取りや調整できるスキルを磨くことができます。
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ネットワークエンジニアにおすすめの勉強方法として、「参考書で勉強する」「WEBサイトで勉強する」「スクールに通って勉強する」の3つがあります。
ネットワークエンジニアになるためには、大きく3つのステップがあります。
まずは基礎知識をつけることが最優先です。知識がないことには業務内容も理解できず、仕事をおこなえません。しかし、勉強とは知識を覚えるだけでは弱く、本当に身についているかといわれるとそうはいえません。きちんと知識を覚え定着させるための勉強ステップについて解説していきます。
この章では、それぞれ具体的な勉強方法について解説するので、参考にしてみてください。
ネットワークエンジニアとして働くためには、まず基礎知識をつける必要があります。基礎知識がないと、ネットワークエンジニアの仕事を理解できず、業務を遂行できません。
また、顧客とのコミュニケーションもできないため、まずは基礎知識をつけることから始めましょう。
おすすめの基礎知識を得るためにはいくつかの方法が挙げられます。詳しくはこのあと解説していくので、自分に合った方法を選んでみてください。
基礎知識を得たら、実際に身についているか確認する必要があります。多くの人が知識の吸収だけで「勉強ができた」と思いがちですが、実際に手を動かしてみると実は勉強した通りにまったくできなかった、なんてこともあるものです。
また、機器やバージョンによって操作方法が異なることもあり、参考書などで得た知識を応用して、実機を操作しなければならない場面も出てきます。だからこそ実践として実機を触り、得た知識をうまく使えるようにすることをおすすめします。
実践で知識が身についたことを確認できたら、最終確認として資格取得を目指しましょう。資格を取得すると、企業や取引先にネットワークエンジニアのスキルがあることをアピールしやすくなります。
その結果、エンジニアとしての評価や信頼度が上がるのです。インプットした知識を実際に使いこなせるまでになった人は、次はぜひ資格の取得を目指しましょう。
ネットワークを学ぶために最もオーソドックスといえるのが参考書を購入して勉強する方法です。参考書はネットワークの専門家が監修しているため、必要な知識やスキルを体系的に学ぶことができます。
そのため、参考書のはじめのページから終わりまで読み進めるだけで必要な知識が身に付くというメリットがあります。
また、インターネットがつながらない場所でも勉強できるうえに、持ち運びもそこまで困難ではないため、自分の好きな時間に自分のペースで勉強できるのもメリットのひとつです。
具体的にどのような書籍を使って勉強すれば良いか、おすすめの書籍を3冊紹介します。
初めてネットワークエンジニアの勉強に取り組み、そこで参考書を使う場合は、知らない単語が多く出てくるため理解しにくい場合が多いでしょう。よくあるのが1つ1つの章を完璧にして次に進もうと勉強をおこなうことですが、これはあまり効率的ではありません。
それよりもまずはネットワークエンジニアに必要な知識の全体のイメージが必要です。そのために、一度わからない箇所を完璧にする前に参考書を一周して全体感を理解してから各章の勉強をしてみることをおすすめします。
全体イメージができることで、今自分が学習している内容がネットワークのどの分野かわかるため、効率よく学習を進められます。
ネットワークの勉強で重要なTCP/IPの勉強に最もおすすめの書籍が「マスタリングTCP/IP 入門編」です。マスタリングTCP/IPは、初心者にもわかりやすいので、最初から順番に読んでいくだけでTCP/IPのすべてがわかる参考書となっています。
ネットワークを勉強するうえでバイブル的な存在の書籍なので、知っている人も多いでしょう。この本では、ネットワークの基礎から学びつつ、TCP/IP基礎知識からプロトコルの深い内容までトータル的に学ぶことができます。
この本1冊を読んで勉強するだけでTCP/IPは大丈夫といえる内容になっているのでおすすめです。
「3分間ネットワーク基礎講座」は、ネットワークの基礎や概要を勉強するうえでおすすめの書籍です。特にネットワークをこれからはじめて勉強する人や堅い内容の参考書が苦手という人に向いています。
博士と助手が会話形式でネットワークについて説明する形で解説が進行して、読者は会話を読んでネットワークの知識と理解を深めていく流れになっています。
ネットワークの起源からはじまり、コンピューターがどのような仕組みで通信しているのか、そして徐々にネットワークの仕組みについて語られていくため、理解しやすいのが特徴です。
この本で勉強すると、ネットワーク通信のイメージをつかむことができるようになっているでしょう。
「インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門」は、ネットワーク設計業務の勉強におすすめの書籍です。
ネットワーク設計の知識やスキルに必要である「VLAN設計」「アドレス設計」「冗長化」「仮想化」などを、実際の構成例をもとに図解で解説しているのが特徴です。設計にかかわったことがない人でも読みやすく、理解しやすい内容にまとめられています。
ネットワーク設計を目指す人向けの書籍なので、ネットワーク初心者向けの書籍ではありません。ですが、初心者が勉強したとしても設計に必要な知識や構成のイメージをつかむことができるほど内容が良くまとまっています。
ネットワークを設計するために必要な業務の流れや設計の考え方、目的などはこの1冊で十分といえるほどの内容となっています。運用や構築から設計へのキャリアアップを目指す人の勉強に役立つでしょう。
「1週間でCCNAの基礎が学べる本」は、CCNAの資格取得のための書籍です。資格取得に役立つ本ではありますが、ネットワークの基礎知識を学べるためネットワークエンジニアになるためにも読んでおくと良いでしょう。
ネットワークが学べる書籍では文面が読みづらいものが多いですが、この書籍は文章表現が易しく、初めてネットワークを学ぶ人には読みやすい内容となっています。
専門的な単語も丁寧に解説しているため、スムーズに知識を得られるような特徴があります。
初めてネットワークを学習する人や基礎を身につけたい人におすすめの書籍です。
基礎知識を学ぶ方法の1つにインターネット上にある学習サイトの利用も有効です。たとえば、「ネットワークエンジニア 勉強 おすすめ サイト」などと検索すれば、非常に多くのWebサイトが表示されるので、検索したサイトの中から勉強することができます。
一方で、サイトの数が非常に多く内容にもバラつきがあるのも事実です。中には精度の低い情報サイトも存在していて、調べたらがっかりした思いを経験した人も多いのではないでしょうか。
そこで、どのサイトを使って勉強するのが良いか知りたい人も多いと思うので、おすすめのサイトを紹介します。
「3分間ネットワーキング」は、先ほど書籍でも紹介した「3分間ネットワーク基礎講座」のWEBサイトです。かなり昔からある有名なサイトなので、知っている人も多いかもしれません。
このサイトでは、ネットワークの基礎から順番に学ぶことができるため、ネットワーク初心者におすすめです。
ネットワークの知識に必要な情報は網羅されているため、第1回目から読み進めていくだけで体系的に勉強できるようになっています。
一方で、博士と助手による会話形式で読み進める中で、ところどころ笑いに走ったり掛け合いなどがあるので、ネットワークについて純粋に勉強するのが好きな人には少し不向きな内容かもしれません。
そのため、ネットワークを楽しみながら気軽に勉強したいという方に向いているサイトです。
「ネットワークエンジニアとして」のサイトは、ネットワーク初心者から実務経験者まで幅広く勉強できるサイトです。このサイトは、ネットワークエンジニアが勉強すべき内容と情報が非常によくまとまっているのが特徴です。
また、自分のネットワークの理解度にあわせて勉強できて、資格取得や実務にも非常に役に立つ情報がわかりやすく解説されています。
サイトはシンプルに作られていて、訪れた人が確認しやすい構成なので、このサイトで勉強すればネットワークエンジニアに必要な勉強は十分であるといえるでしょう。
ネットワークの勉強をこれからはじめる人にも、エンジニアとして仕事に携わっている人が勉強する場合でも役に立つサイトとしておすすめです。
「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典は、ITにかかわる知識を広く解説している有名なサイトです。ネットワーク以外でもサーバーやデータベースなどのインフラや、Webなどのわからない用語も簡単に理解できます。
ページの最初に簡単な意味の要約があるため、知らない用語が出てきたときに最初に調べるサイトとしておすすめです。
ネットワークに関する基本的な技術の仕組みを学ぶことができるサイトです。他サイトと比べるとやや専門的で正確な解説がされているので、より深く勉強したいときにおすすめです。
ネットワークエンジニア向けの勉強会に参加して学ぶ方法もあります。最近はITエンジニア向けの勉強会が増えてきていることもあるので、インターネットで検索すると情報サイトを簡単に見つけられるでしょう。
ただ、ネットワークエンジニアに必要な知識は難しいものが多いので、独学ではつまずく可能性が高いです。
書籍やWebサイトは情報が豊富に記載されていますが、仮にわからない箇所が出てきた場合自分で調べて解決する必要があります。解消できれば問題はありませんが、人によっては自力で理解できないということもあるでしょう。その点勉強会に参加すると、わからない箇所があったときもすぐに質問できる環境が整っています。知識をつける方法として勉強会で学ぶのも良いでしょう。この章では、おすすめの勉強会を2つ紹介するので、参考にしてみてください。
Connpassは、ITエンジニア向けの勉強会を取り扱っている情報サイトです。ITエンジニア全般を取り扱っているので、ネットワークエンジニア向けの勉強会を見つけることができるでしょう。
ネットワークの知識やスキルを持っていない初心者から、実務経験を積みステップアップを目指したい上級者向けの勉強会までさまざま取り扱っています。
勉強会にかかる費用ですが、無料の勉強会もあれば有料の勉強会もあり、著名な講師が主催するものから、有資格者ではあるが無名の人まで幅広く開催されています。
また、実際に会場に行く方法やオンラインで開催している場合もあるので、自分が参加したい内容や対面が良いのかオンラインが良いのか確認して参加するのが良いでしょう。
TECHPLAYもITエンジニア向けの勉強会を取り扱っている情報サイトです。勉強会の仕組みや参加方法についてはConnpassと同じです。
しかし、登録している講師や開催される勉強会の内容は異なるので、自分が学びたい勉強会がConnpassになくてもTECHPLAYで見つかる場合もあるでしょう。
会場やオンラインでの勉強会のいずれの方法でも、わからないことを直接確認できるというメリットは得られるので、独学で勉強していて煮詰まってしまったり、同じ受講生同士で交流を広げることもできるのが魅力のひとつです。
自分が得たい知識やスキルに見合った勉強会かは講師や内容によってバラつきがあるため、カリキュラムを確認したり講師の実績や参加者の口コミなど確認したうえで申し込むことをおすすめします。
ネットワークエンジニアの仕事を通して実践で学ぶのもおすすめです。実務を通して学習することで、どのような仕組みで通信がおこなわれているか、ネットワークの重要性をじかに体験できます。
このとき、企業間ネットワーク構築のための知識を身につければ、ネットワークエンジニアとしての基礎知識は網羅されているといえます。そのために、実機としては企業間ネットワークが構築できるようにルーター、L3スイッチ、L2スイッチを2台ずつ準備することをおすすめします。
実際に配線しネットワーク機器を設置したりして、物理的なネットワークを学習しましょう。また、ネットワーク機器にログインして状態を確認したり、Pingを打って通信が正常におこなわれていることを繰り返して、企業ネットワークの基礎を学ぶこともできます。また、運用、保守、監視業務では、手順書に沿って決められた内容を順番通りに繰り返し作業することで、よりネットワークの理解が深まるでしょう。
このように実務を通じて学習することで、ネットワークエンジニアに必要な知識をより得られます。
ここでは、ネットワークエンジニアとして最低限実務で実践しておくべきスキルについて紹介します。
ネットワークエンジニアに必要な知識を得ることは大切ですが、実機の操作ができないと実際の現場では即戦力にならない場合があります。
ネットワークエンジニアは、経験を積むことで設計やクラウド化できるスキルなどの知識で業務をおこなえます。実際に経験を積む前に、まずは実機の操作をし、意図した動きをさせるという疑似的な経験を積むことが大切です。
未経験者であれば、多くの人が運用・保守対応をおこなうこととなるでしょう。現場で迅速に業務に取り掛かれるよう、実践を通してネットワークエンジニアの業務を身につけてください。また、実践することで知識の定着化にもつながります。ぜひ、実機を用いて実践することをおすすめします。
ネットワークエンジニアのキャリアパスを考えた場合に、ネットワーク設計を担当できる知識やスキルを身に付けるのが良いでしょう。ネットワーク設計の知識やスキルは、設計を担当しなくても学ぶことができます。
たとえば、運用や監視を担当するエンジニアとして手順書通りに仕事をしているときでも、ルーターの設定を見てどことどのような通信をおこなうための設定が入っているのか、IPアドレスの範囲をなぜこのように区切る必要があるのかなど疑問に思うことが重要です。
また、LANや組織全体の構成図とを照らし合わせて、実際に通信がどこを経由してどこと通信されているか全体から見ることでイメージをつかむことができるでしょう。
できれば、ネットワーク設計書を閲覧してわからないことは上位者に直接聞いて理解を深めることを繰り返すことで、設計に必要な知識やスキルを学びましょう。
クラウド化の流れが加速しているので、企業ネットワークをクラウド化するために勉強するのがおすすめです。既存のネットワーク環境からクラウド化するには、現状のネットワーク環境を把握するところからはじめます。
次にクラウド環境へ移行するために、クラウドの設計、構築、運用、保守を担当します。そのため、クラウドを担当するエンジニアの基本的な業務の流れは、ネットワークと同じと考えて差し支えないでしょう。
クラウドに関する独自の知識やスキルが必要になるので、アマゾン・ドットコム社のAWSに代表されるクラウド化に必要な勉強をすると良いでしょう。
AWSなど無料で構築できるクラウド環境がいくつもあるため、実際に勉強した知識をクラウド環境で試して意図した動きになるかまで確認できると、クラウド化できるスキルが身につけられたといえるでしょう。
クラウドや、クラウドを扱う専門家であるクラウドエンジニアについてこちらの記事で詳しく解説しています。
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ここまでの知識を身につけてきたら、勉強の総仕上げとして資格を取得する方法もあります。
資格取得によって、企業や顧客などの第三者へその人が持っている知識とスキルをアピールできるからです。ここからは、ネットワークエンジニアが取得すべきおすすめの資格を紹介するので、参考にしてみてください。
ネットワークエンジニアに最も役立つ資格がCCNAです。CCNAは、アメリカのシスコシステムズ社が認定している世界標準の資格です。
シスコシステムズ社は、同社のネットワーク機器の取り扱いやネットワークサービスが提供できるエンジニアであることが証明できるうえで、5段階のレベルに分けて認定しています。
CCNAは、アソシエイトのレベル2に該当して、ネットワークの基礎知識を習得し同社の製品を使ったネットワークの運用・保守・監視業務を担当できるレベルであることが証明できる資格です。
同社はネットワークに必要なルーターやスイッチにおいて、世界ナンバー1のシェアを持っているので、ネットワークにかかわる人なら誰もが知っている有名な企業です。
CCNAは、ネットワークの基礎から同社が提供するネットワーク機器を操作するための知識やスキルを学ぶことができるため、ネットワークエンジニアが最初に取得するべき資格としておすすめです。
CCNAについて詳しく知りたい人はこちらの記事も読んでみましょう。
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CCNPは、先ほど紹介したCCNAの上位資格であり、プロフェッショナルのレベル3に該当します。大規模ネットワークの運用やネットワークの設計や構築業務といった上流工程へキャリアアップを目指すエンジニア向けの資格となっています。
そのため、ネットワークエンジニアで運用や保守、監視業務を担当していて、将来上流工程である設計や構築を目指したいと考えている人が勉強して取得するのがおすすめです。
CCNPでは、ネットワークに関する広く深い知識とスキルを勉強できますが、その他セキュリティやワイヤレスをはじめネットワークの知識やスキル以外の重要な技術を学ぶことができるのも取得するメリットです。
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LPICは、Linuxに関する知識やスキルを持っていることが証明できる資格で、3つのグレードに分かれています。
LinuxはオープンソースのOSなので、非常に信頼性が高く、企業や個人が自由に利用できることからサーバーなどで広く使われています。そのため、LPICの勉強をすると、Linuxサーバーに関する基礎から管理者として業務をするうえで必要になる知識やスキルを身に付けることができます。
LPICは、CCNAと同様、世界基準の資格のためエンジニアとしての業務を幅を広げインフラ全般を担当するインフラエンジニアを目指すうえで必要な知識です。ネットワークの勉強とあわせて学んでおくのがおすすめです。
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クラウドサービスの中でも特にAWSは、誰もが知っているアマゾンドットコムが認定している資格で、仮想サーバーの作成やWebサイトの運用、ビッグデータ分析などさまざまな知識やスキルを学ぶことができます。
クラウドサービスは、インターネットを通してさまざまなサービスを使い、なかでもサーバーやストレージ、ソフトウェアなどが代表的なサービスです。
クラウドは、PCやスマホなどインターネットに接続できる環境があれば、自分でサーバーやストレージなどを用意する必要がないので、必要なときにサービスを利用できるというメリットがあることから近年急速にサービスが普及しています。
今後もクラウドの需要は高いので、将来クラウド化の流れが加速することにあわせて勉強するのがおすすめです。
ネットワークスペシャリストは、国家試験である「情報処理技術者試験」の1つです。
「情報処理技術者試験」はほかに「ITパスポート試験」や「応用情報技術者試験」などさまざまな試験がありますが、「ネットワークスペシャリスト」はその中でネットワーク分野の最上位資格です。
資格取得のために、ネットワークの設計や構築、運用をおこなうネットワークエンジニアとしての経験や幅広い知識が問われます。
ネットワークスペシャリストはネットワーク分野の国家資格の最上位資格なので、資格を有することで充分なネットワークの知識が証明できます。主に国内でネットワークエンジニアとしてのステップアップしたい人におすすめです。
ネットワークスペシャリスト試験位ついてはこちらの記事で内容や勉強方法などを詳しく解説しています。
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紹介した資格の中で未経験者には「CCNA」の取得をおすすめします。「CCNA」は、ネットワーク、サーバ、データベース、クラウドなどの分野の基礎知識を身につけられる資格です。
仮に自分の進みたい分野が決まっていても、ネットワークの知識はどこの分野でも必ず必要になるものです。また取得は簡単ではありませんが未経験者でも勉強を重ねれば取れないということもありません。ネットワークエンジニアになるならば、まずは「CCNA」の取得から目指してみましょう。
ネットワークエンジニアの勉強を最も効率良く、面倒な事前準備も必要なく勉強できるのがスクールに通う方法です。
スクールでは、カリキュラムに従って勉強していくだけで効率的に勉強ができること、また同じ目的で勉強している人がいるため、交流を持てたり時には切磋琢磨しながら高いモチベーションを維持しつつ勉強できるなどメリットが多いのが特徴です。
一方で、スクールで学ぶ際の注意点は2つあり、ひとつは数十万円という高額な費用が必要になる場合もあるということ、もうひとつは通うスクール選びがとても重要であることです。
スクール選びでは口コミだけに頼らず、自分で体験におこなったり、受講生から話を聞いたり、実際の講義の様子などを確認するのが良いでしょう。
またネットワークに精通した講師のもとで勉強できるのか、カリキュラムやスケジュールの組み方、担当講師が監修しているのか、1クラスの人数は多すぎないか、サポート体制は手厚いかなど確認するのが良いでしょう。
ネットビジョンアカデミーは、IT系エンジニアが勉強するスクールの中で、ITインフラに特化している専門のスクールです。ネットワークに精通した専門の講師が監修したカリキュラムとスケジュールをもとに勉強ができます。
また、サポートも手厚くネットワークの勉強とあわせて転職や就職の支援もおこなっているのも魅力のひとつです。
また、高額な受講料もネットビジョンアカデミーが提携している100社以上の企業の中から選んで就職すると無料になります。スクールで学びたいけど費用面で悩んでいる人や就職や転職を考えている人には特におすすめです。
ネットワークエンジニアになるために勉強するのは非常に大切なことです。ただ、勉強するときに気をつけないと、時間だけ消費してしまい知識が身につかない場合があります。
ここからは、ネットワークエンジニアの勉強をするときの注意点を紹介します。
効率よくネットワークエンジニアの勉強を進めるためにぜひ参考にしてください。
ネットワークエンジニアとして働くためには、まず知識を得る必要がありますが、ただ、知識だけを身につけても即戦力にならない場合があります。
ネットワークエンジニアが操作する機器は、機種やバージョンによって操作方法が異なるため、参考書や学習するだけでは操作できないことがあります。実際に操作して、機種ごとの特性を理解しましょう。
技術を知っているだけでなく、スイッチやルーターなどのネットワーク機器を操作して、意図した動作を実際にさせてこそ即戦力になれるといえるのです。そのため、知識を覚えるだけでなく、知識のインプット後は実際の機器を自身の手で操作してみてください。
実機を操作することで、覚えた知識の確認にもなり、ネットワークエンジニアとして現場ですぐに仕事に取り組むことができます。実機を用いてのアウトプットも勉強においては大切です。
ネットワークエンジニアになるために必要な知識は非常に多く、通信という目に見えないものを操作するためイメージするのが難しい内容もあります。そのため、わかりやすい章だけ勉強し、わかりにくいしにくい章は後回しにしてしまい、章によって理解度が異なる人もいるのではないでしょうか。
最終的にネットワークエンジニアとして働く場合は、ここまで紹介したようなすべての知識が必要になるので、選り好みをせず全体を勉強するようにしてください。
おすすめの勉強方法としては、まずネットワークエンジニアが学ぶべき内容に一通り目を通してください。そのあとに、深い知識を得るために、各章ごとの勉強をすると良いでしょう。具体的には、LANの分野だけを完璧にしてから、WANの分野を学習するのではなく、LANやWAN、セキュリティなど全体が理解できるように学習してください。
その結果、ネットワークエンジニアとして必要な知識を得られるはずです。このようにネットワークエンジニアの勉強をする際は、全体を学ぶことを意識してください。
ネットワークエンジニアに必要な知識は難しいものも多くあるため、独学では挫折してしまう場合があります。
独学は知識習得にかかる費用を抑えられるため、ネットワークエンジニアの学習を始める入り口としては非常に良いでしょう。
ただ、学習を進めるうえでイメージしにくいことやわからないことが出てくると思います。わからないまま学習を進めてしまうと、誤った方向に進んでしまい知識を正しく得られません。もちろん、わからないことをインターネット上で調べることで解決する内容もありますが、解決しない内容もあります。
その場合は、インターネット上で質問を投稿したり、知識がある人へ相談したり、スクールの講師に確認したりして、解決できるように頼ってください。効率よく勉強するためには、1人で考え込みすぎず、質問できる環境を上手く使うことをおすすめします。
ネットワークエンジニアとして役立つ勉強方法について、理解できたでしょうか。
これからネットワークエンジニアを目指す人も、すでに実務を担当していてエンジニアとしてキャリアアップを目指す人にも役立つ書籍やWEBサイト、スクールやIT資格を紹介したので、参考にしてみてください。
自分に合った勉強方法を活用して、幅広い知識を学んでネットワークエンジニアとして活躍しましょう!
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ネットビジョンアカデミーの特徴
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単純にネットワークを利用するだけであればTCP/IPやOSI参照モデルの知識はなくても問題ないですが、これらは通信障害や遅延などの障害発生時に必須のスキルです。
仮にシステムで不調があった場合、まず物理的に接続できているかなどの階層モデルの一番低い箇所から確認をおこないます。一番低い階層モデルでも問題ない場合は、その上の階層を確認し、正常であればその上の階層を確認する、などのように階層モデルを意識して障害対応をおこないます。
そしてこういった障害対応を迅速におこなうのがネットワークエンジニアであり、こういった障害対応に迅速に対応できなければ数多くの人に影響が出てしまいます。だからこそネットワークエンジニアには「TCP/IP全般の基礎知識」と「OSI参照モデル」を学ぶことが大切なのです。