CCNAの合格点は? 試験改定後の傾向や勉強方法を解説
2022.04.27
エンジニアにとって、勉強することは仕事の一環であるといえるほど重要です。技術は日進月歩しており、たとえば近年急速に発達したクラウド環境について、エンジニア自体が勉強することを怠ると、適切なクラウド環境は構築できません。
また、勉強するべき内容は新しい技術について学ぶだけでなく、古い知識についても学ぶ必要があります。このように、エンジニアは勉強して、学ぶべき多くの知識がある職業であるといえます。
しかし、そもそも「エンジニアの勉強は何からやったらいいかわからない」「どうやって勉強したらよいのだろう」と悩んでいる人も多いでしょう。
この記事では、エンジニアになるために必要な勉強内容や方法から、勉強した知識を活かす方法まで解説します。エンジニアの勉強をしようと考えている人は、この記事を読んでゴールを明確にして効率的に勉強する方法を参考にしてください。
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目次
開くエンジニアは仕事をしていくうえで、一定の知識やスキルがあることが大前提となります。加えて、ITは技術の進化も早く、新しい情報を常に得ておかなければなりません。
業務の範囲を広げていくことも重要であるため、エンジニアになるまでだけでなく、エンジニアとして成長していくためにも勉強し続けることは不可欠です。
ここでは、エンジニアにとって勉強が必要な理由を具体的に解説するので、勉強することの重要性を認識し貪欲に勉強するようにしましょう。
エンジニアの求人では、「未経験者 歓迎」とのキャッチフレーズが書かれている場合があります。この「未経験者」とは、決してまったく勉強したことがなく、何の知識もない人のことを指しているのではありません。
IT業界での暗黙の理解として「未経験者」とは業界自体の経験はないが、「エンジニアに必要な勉強経験はあり一定の知識がある人」という認識があります。
未経験者としてエンジニアになった場合は、先輩社員などによる教育を受ける場合が多いですが、教える側としても知識がある人に教える場合と、知識がない人に教える場合では労力がまったく異なります。
このため、何の勉強もせずにエンジニアになれるわけではなく、エンジニアになる入口をつかむためには、まずは必要な勉強をして、一定の知識を身に付ける必要があります。
技術は日進月歩しており、エンジニアの世界では従来の技術がまったく新しい技術に置き換えられる場合があります。クラウド環境がこの新しい技術の一例です。
また、Javaという多くの開発プロジェクトで使われる古いプログラミング言語があります。多くの開発プロジェクトで使われる言語ですが、Java自体もアップデートを続けており、Javaを一度学んだから勉強が完了するわけではありません。
Javaのアップデートとともに勉強内容もアップデートしていくからこそ価値があるといえます。
このように、技術を使いこなすためには、成長する技術とともに、エンジニア自身も勉強を続けることで成長する必要があるといえます。
エンジニアが勉強すべき内容は、エンジニアの領域別に異なる場合があります。このため、ここではエンジニア全般が学ぶべき内容と、開発エンジニアが学ぶべき内容と、インフラエンジニアが学ぶべき内容の3領域に分けて、勉強すべき内容を解説します。
勉強する領域を広げすぎると非効率的なので、自身に合った領域を選んで、勉強すべき内容を決めるようにすると良いでしょう。
ここでは、開発エンジニアとインフラエンジニアを含めたエンジニア全般が学ぶべき内容を解説します。
あらゆるエンジニアにとって根幹になる内容なので、経験が浅いうちはエンジニア全般が学ぶべき内容から勉強を始めるのも良いでしょう。
たとえば、目指すべき方向が開発エンジニアだと明確に決まっていても、開発の前提となるITに関する全般的な知識から学習したほうが勉強の効率が良くなる場合もあるため、自身の状況をよく考え勉強すべき内容を決めるようにしましょう。
エンジニア全般が学ぶべき内容
ここで説明するセキュリティについては、エンジニアの成果物にセキュリティが保たれていないと、場合によっては損害賠償が発生することもあるほど重要であることも、併せて頭に入れておいてください。
エンジニアが学習する場合は、座学で勉強するより、実戦的な勉強をしたほうが効率的な場合が多いですが、ITに関する全般的な知識は机上で勉強すると良いです。
ITに関する全般的な知識には、開発に関する内容やインフラに関する内容も含まれ、用語レベルから学べます。「プログラミングとは何か?」という部分から学ぶこともできるので、まったく知識がない場合は、まずは用語レベルでしっかり勉強すると良いでしょう。
ITに関する全般的な知識について一定の知識を身に付けておくと、後にプログラミングをする場合や、インフラを構築する場合にも、理解のスピードが速くなります。
IT業界ではどんなエンジニアであっても必ずコンピューターを使って業務をします。そのためIT全般の知識を習得する場合、コンピューターに関する基礎理論とコンピューターの上で動くOSについては必要最低限抑えておきましょう。
コンピューターに関する基礎理論を抑えるためには、基本情報技術者の勉強をすると良いです。また、OSはLinuxやWindowsなどありますが、最初はWindowsの基本的な操作に関する知識を身につけるところから始めましょう。
Windowsパソコンを業務で使っていくために、ログイン方法、ネットワークの設定方法、セキュリティ管理のためのWindowsアップデートの方法は必要最低限の知識として抑えておきましょう。
システムを開発する場合も、インフラを構築する場合も、セキュリティに関する知識は必須の知識となります。
たとえば、機密情報を扱うシステムが保持する情報を悪意により改ざんできたり、会社のインフラ環境にあるサーバーに不正にアクセスできたりする場合は、そのシステムやインフラ環境は致命的な欠陥を持ちます。
このような致命的な欠陥を防ぐために、エンジニアは作業するに当たってセキュリティを意識した作業が必要です。このため、例示したような情報の改ざんを防ぐことや、不正にアクセスを防ぐことを始めとしたセキュリティに関する知識を勉強する必要があります。
エンジニアとして経験が浅いうちは、「動けば良い」成果物を作りがちなので、セキュリティを意識した成果物を作れるように勉強しておきましょう。
エンジニアには、英語力のうち、英語の読解力があるととても役に立ちます。
たとえば、プログラミングをしている場合にエラーメッセージが英語のみで出力される場合があります。そして、英語で出力されたエラーメッセージを日本語に翻訳した場合は、意味を成さない日本語訳になる場合があります。
プログラミングの知識があり、英語の読解力がある人が日本語に翻訳して初めて意味を成す場合があるのです。
また、技術のマニュアルなどの文書が英語しか存在しない場合もあります。この場合も、技術に対する理解があり、英語の読解力がある人が日本語に翻訳すると適切にマニュアルを理解できるでしょう。
つまり、業務をスムーズに進めるためにも、情報収集においての英語力は大いに役立ちます。
開発の流れの中で取り組む、設計・プログラミング・データベース操作・マネジメント業務は、以下のような開発エンジニアにとって重要な重要なタスクとなります。
開発エンジニアの例
ここでは設計、プログラミング、データベース、マネジメントの4点について学ぶべき内容を解説します。
4点について学ぶ際に、共通して言えることは実際に作業をしながら学ぶようにすると良いということです。
一般的な勉強としては理屈から勉強する場合のほうが多いですが、開発を学ぶうえではアウトプットと合わせて勉強したほうが実戦的ですし、作業をしていて楽しい部分もあるためです。
エンジニアが勉強する際に、どうせ勉強するなら楽しみたいという考え方もあるので、この記事でもできる限り、楽しく勉強できることをおすすめしていきます。
開発エンジニアが学ぶべき内容
設計とは、開発する枠組みを記載する資料を作る作業になります。つまり、設計が間違っていると、開発工程が崩れ、設計をもとにしておこなうプログラミングは意味を成さないものになってしまいます。それゆえ、設計に関する知識は開発エンジニアにとって重要な知識となります。
設計を学ぶためには、アーキテクチャなどを学ぶ方法もありますが、どうすればプログラムが作られるのかを考えてみたりするのが良いでしょう。
たとえば、最も簡単なプログラミングの勉強として「Hello World」を画面に出力するプログラミングが一般的ですが、ドキュメントを用意して、プログラマーに伝えるつもりで、「Hello World」を画面に出力する設計を書いてみるなどすると良いでしょう。
プログラミングは開発エンジニアにとって、最も勉強すべき内容となります。なぜなら、あらゆる開発の成果物はプログラミングされた処理によって動くので、プログラミングは開発の根幹といえるからです。
特にプログラミング未経験のうちは、このプログラミングを実際におこなってみて画面に出力されることを確認して勉強するようにすべきです。
簡単な作業のように見えますが、プログラミング未経験者は思わぬエラーに遭遇する場合もあるため、実際にプログラミングして勉強することがとても重要です。
現代は情報化社会と呼ばれ多くの情報が活用される社会です。プログラミングの結果生まれたデータがファイルに保存される場合もありますが、データベースに保存される場合のほうが多いので、エンジニアはデータベースを学ぶ必要があります。
データベースを活用すれば、データの保存、更新、検索、削除などが整然としておこなえ、機能性のある開発ができるようになります。
データベースについて勉強する場合は、実際にデータベースを作ってデータの保存、更新、検索、削除などをしながら勉強すると良いでしょう。保存したデータの内容を更新して削除する処理を一連の流れとして試してみてください。
マネジメントの内容はどちらかといえば、ある程度開発経験がある人が勉強するべき内容ですが、開発経験が浅いうちからマネジメントの内容を勉強することも、もちろん良いことです。
経験が浅い人がマネジメントについて勉強する際は、たとえば”Hello World」という文字をデータベースに保存する処理について設計して、プログラミングして、データベースに保存されるという各工程に分けて、タスク管理してみてください。
具体的には、いつからいつまでに設計して、いつからいつまでにプログラミングをするという管理資料を作り、実際にマネジメントをする訓練をしておくと良いでしょう。ある程度開発経験がある人は、もう少し高度なタスク管理の訓練をしておくのがおすすめです。
未経験から開発エンジニアを目指している人は、まず最初に何か1つプログラミング言語を習得することを目指しましょう。そして、開発において大量のデータを処理するためのデータベースと、ソースコードを管理をしていくバージョン管理システムは必須になります。
そのため、開発エンジニアとして業務をおこなうために、プログラミング言語、データベース、バージョン管理システムの3つの知識を習得しましょう。また、バージョン管理システムにおいては、Sier系、Web系の開発に限らずGitを使うのが一般的です。
インフラエンジニアは、サーバーとネットワークをつなげることが作業に含まれる場合があるので、サーバーとネットワークについて学習しておきましょう。
また、近年急速に発達しているクラウド環境についても学習しておくのがおすすめです。ここでは、この3点について学ぶべき内容について解説します。
たとえばネットワークを学ぶ際に「通信とは何か?」などの観点から勉強する場合がありますが、通信とは抽象的な概念である部分もあるので、実際に通信の流れに影響を与えるような操作をしてみたほうが身を持って勉強できます。
インフラエンジニアが学ぶべき内容には、目に見えなかったり、実体がつかみにくい内容もあるので、実際に操作することで少しでも実体に近づこうとしてみると良いでしょう。
インフラエンジニアが学ぶべき内容
サーバーについてはLinuxサーバーと、Windowsサーバーが使われることが多いですが、インフラエンジニアは特にLinuxサーバーについて学習すると良いです。
Linuxとは、無料で使えるコンピューターなどを動かすシステムであるOS(オペレーションシステム)のことです。Linuxサーバーについて勉強する場合は、実際にLinuxサーバーを構築して、コマンドライン操作を中心に勉強するようにしましょう。
コマンドライン操作の結果は机上の勉強でも学ぶことができますが、実際に構築したLinuxサーバーが返すコマンドの実行の結果を見ることができれば、よりリアルで具体的な実行結果から学習できます。
インフラエンジニアはサーバーとネットワークをつなげることが作業に含まれる場合があります。このため、インフラエンジニアはネットワークについて学習しておくと良いでしょう。
ネットワークについて勉強する場合は、実際にネットワークを操作しながら勉強することをおすすめします。自宅にインターネット回線がつながっている場合は、ネットワークの設定を確認して、問題なければネットワークの設定を変更するなどして勉強すると良いでしょう。
ネットワークは目には見えないので、その動きが把握しにくいところもありますが、実際にネットワークの設定を変更してみればネットワークの動きが把握しやすくなるでしょう。
クラウド環境は、近年急速に発達しており、インフラエンジニアはぜひとも勉強すべき内容です。クラウド環境とは、従来の実機を使ったものに対して、直接見えない場所にあるサーバーやアプリケーションのようなリソースを使う環境のことです。
クラウド環境について勉強する場合は、Amazonが提供しているクラウドサービスであるAWS(Amazon Web Services)や、Googleが提供しているクラウドサービスであるGCP(Google Cloud Platform)を実際に操作しながら勉強すると良いでしょう。
クラウド環境は、操作してみないとわかりづらい部分もあるので、実際に操作して実体をつかみながら勉強しましょう。
ITインフラの根幹は、ネットワークです。ネットワークがなければサーバーも、Webアプリケーションも使えません。また、ネットワーク以外のITインフラの技術を理解するためには、前提として ネットワークの知識が必要になります。
サーバーを構築する場合も、サーバーをネットワークに接続するためにネットワークの知識が必要で、クラウドでネットワークやサーバーを含めてITインフラを構築する場合もネットワークの知識が必要です。未経験からインフラエンジニアを目指す人は、まず最初にネットワークの知識を習得することをおすすめします。
エンジニアの勉強を始める前に準備することで、勉強する内容の方針が定まります。ここでは、3つのステップによりエンジニアの勉強を始める前の準備について解説するので、自身の状況を考えながら参考にしてください。
勉強を始める前の準備を怠ると、勉強してみたものの、自分が目指すゴールと勉強すべき内容が異なってしまっていたというような場合も生じ得るので、しっかりと準備しましょう。
エンジニアの勉強を始める前に、勉強のゴールを決めておくと、自分が進むべき方向が明確になります。
勉強のゴールの例
たとえば、クラウド環境に特化したエンジニアになることをゴールとする場合は、勉強する内容は自ずと絞られてきます。
しかし、開発もできてインフラ構築もできて、マネジメント能力もあり英語力もあり、セキュリティも詳しいなど、さまざまな分野に精通したフルスタックエンジニアになることをゴールとする場合は、必要な知識をすべて身に付ける必要があります。
ゴールまでの計画を立てて、確実に勉強していかなければなりません。
このように、勉強のゴールが異なると勉強の内容も異なるので、まずは勉強のゴールを決めましょう。
開発エンジニアを目指して勉強するのか、インフラエンジニアを目指して勉強するのか、そのほかのエンジニアを目指して勉強するのかで、勉強する分野は大きく変わります。
また、たとえば開発エンジニアを目指す場合に、設計からプログラミングからマネジメントまで広くできる開発エンジニアを目指す場合と、プログラミングのスペシャリストを目指す場合で勉強の仕方は変わってきます。
プログラミングのスペシャリストを目指す場合は、ひたすらプログラミングのコードを書く勉強をするのも良いでしょう。
自分が目指すべき方向が定まらないと、勉強する分野もずれてしまう場合もあります。このため、自分が目指すべき方向をしっかりと定め、勉強する分野を決めるようにしましょう。
たとえば、Linuxサーバーに関するコマンドライン操作について勉強した内容をインフラエンジニアとしての実務で活かす、というように勉強した内容をどのように活かすか考えると良いです。
万一、勉強した内容が活かされるイメージが自分の想定と異なることに気づいた場合は、勉強する内容を変更する必要があるかもしれません。
勉強した内容の活かし方を考えると、具体的に自分が活躍する姿が思い描けて、勉強する内容も具体的になってきます。また、自分が活躍する姿が思い描けることで、勉強のモチベーションアップにもつながるでしょう。
エンジニアに関する勉強をする方法3選
何を勉強するかが明確になったら、次は実際に自分に合った方法で勉強を始めてみましょう。ここでは、エンジニアに関する勉強をする方法として、独学で勉強する方法、勉強会に参加する方法、スクールに通って勉強する方法を解説します。
解説する勉強方法は、どれか1つの勉強方法に絞る必要はありません。それぞれの勉強方法のメリットやデメリットを知ったうえで、うまく組み合わせて勉強できれば効率的に知識を身に付けられるでしょう。
ここでの解説を参考に、自身に合った勉強方法で、効果的に学習を進めるようにしましょう。
エンジニアの勉強は、やろうと思えば独学で対応できます。時間さえ許せば独学は自分の好きなだけ勉強できるので、満足するまでとことん勉強すると良いでしょう。
独学のみで学習する場合は勉強に対して不明点が残る場合や、行き詰まるリスクもあります。独学の場合、自由に勉強できる半面、計画を立てずに進めてしまうと、思うようなスキルアップにはつながらない可能性もあるので注意が必要です。
勉強に対して残った不明点や行き詰まった内容を勉強会やスクールで質問すると、より効率的な勉強になる場合があります。このように、独学のみに勉強方法を絞る必要はないので、ほかの勉強方法と兼ね合わせて、効率的に勉強すると良いでしょう。
独学で勉強するためには、「時間の確保」と「勉強するための環境構築」の2点がポイントになります。
まず最初にどれくらい時間を確保できるか確認しておきましょう。何よりも時間の確保ができないとまず勉強することができません。そして時間の確保ができたら、勉強をするための環境が大事になってきます。
ITインフラを勉強するのであれば、ルーターやスイッチなどネットワーク機器を実際に設定できる環境や、プログラミングを勉強する場合はプログラミング言語をを実行できる環境の準備が必要になります。
注意点として、独学の場合わからないところがあるとインターネットや書籍を使って問題解決を自分一人でおこなわなければいけません。問題解決ができないと分からないところで止まってしまい、勉強が進まなくなることもあります。自分一人で問題解決ができるかよく考えて独学をするか決めましょう。
エンジニアに関する勉強会はオンラインでも、オフラインでも多くの勉強会が開催されています。無料で開催されている勉強会も多いので、興味がある内容で気軽に参加できる勉強会があれば、積極的に参加してみると良いでしょう。
勉強会への申し込み方法なども、特別難しいような内容はない場合が多く見受けられます。
勉強会に参加すれば、同じ内容を学んでいる人にも出会えて情報交換ができる可能性があります。まずは興味のある勉強会に参加してみてください。
スクールに通って勉強すると、講師の指導が受けられ、スクールが用意したカリキュラムに沿って勉強できるので、効率的に勉強できます。1人では何を勉強して良いかわからない場合や、自分で計画を立てて勉強をするのが苦手な場合はスクールに通って勉強すると良いでしょう。
スクールによっては、実機が用意されている場合があるので、実機で学習したい場合は自分で買いそろえるより効率的である場合があります。
スクールに通っている時間は限られた時間の中なので、より向上心を持って勉強したい場合は、空いている時間に勉強会の予定を入れて、さらなる知識の向上を狙うなどしてみると良いでしょう。
エンジニアの勉強の秘訣として、共通して言えることは、勉強した内容を生きた知識として活用するようにすることです。ここでは、エンジニアの勉強をスムーズに進めるための具体的な方法として、3つの秘訣について解説します。
ここでの内容を参考にして、間違った勉強の仕方をせずに、インプットだけでなくアウトプットも一緒におこない、エンジニアの実務で活かせる知識を身に付けましょう。
参考書などにアウトプットされた情報は、前提として環境が整っている必要があるなど、書籍のうえでの情報では把握できない知識が必要になる場合もあります。
たとえ参考書のうえではすごく簡単に見えるアウトプットでも実際に自分で手を動かして検証して勉強するようにすると良いです。
手を動かして検証して勉強すると、参考書のうえでは気付けなかったことにも、気付ける可能性があります。実務に勉強を活かそうとする際も、「本で読んだから知っている知識」と「手を動かして検証して勉強したから実演できる知識」では大きな差がある場合があります。
前述したようにITに関する全般的な知識は座学で良いですが、それ以外は基本手を動かして勉強するようにするようにしましょう。
たとえば、プログラミングには構文があります。プログラミングの構文を丸暗記していれば、プログラミングの構文を問う試験の問題には答えられるかもしれませんが、実戦では丸暗記はあまり役に立ちません。
初級者のうちは難しいかもしれませんが、できる限り頭を使いながらプログラミングについて勉強するよう習慣づけると、後々効果が出てきます。
どんな状況でどんな構文を利用できるかがわかってくるので、試験にはなかったシチュエーションにおいてもプログラミングができるようになるでしょう。
Linuxのコマンドについても、状況に応じてコマンドを使い分けられる理解をして、初めて修得したといえます。辞書を読み上げるかのように、コマンドの意味を丸暗記で読み上げるだけでは、実戦ではあまり役に立ちません。
このため、エンジニアに関する勉強をする場合は暗記に頼らず理解して勉強するようにしましょう。
理解するための勉強方法は、最初から用語を覚えるのではなく、何度も繰り返し反復練習をすることです。
たとえば、プログラミングやコマンド入力などは、覚えるのでなく何度も繰り返し手を動かしてセットで理解して、技術や動作フローの理解は図や表など参考書に記載されていることを、本を見なくても自分の頭の中でイメージができるまで何度も繰り返し読みましょう。
そして、セットで理解して自分の頭の中でイメージができたら、それを紙に直接書いたり、誰かに説明してみましょう。自分が理解したことをアウトプットとして誰かに説明して、理解してもらえたときに理解できたと言えます。
未経験者が実務をする際には、完璧な作業は求められず、経験者のフォローを受ける場合が多いですが、「できないなりに作業した」という結果を残すことは未経験者にとっても重要です。
この、「できないなりに作業した」という結果の精度を少しでも上げるためには、勉強する段階で実践的な勉強をするように心掛けておくと良いでしょう。
たとえば勉強する段階で、ネットワークを構築する実践的な勉強をする際に、想定の50%はなんとか完成できた場合は、実務で同様のネットワークを構築する際に50%までは完成できるでしょう。
その際は、経験者のフォローを受けて、次は70%ぐらいの完成度を目指すように精度を上げていくことができます。
完璧にできなくても、自分が成果として出したものに関しては自分が理解して実行できた証拠であり、それがスキルや理解の確認になります。逆に何もしなければ、自分が本当にできるかの確認ができず、理解していたけど実はできないということにも気づきません。
実際に手を動かしてできなかった部分があれば、自分に足りないところが分かり、それが次の課題になります。そして課題を解決することで、知識や技術を習得でき、最終的にスキルアップにつながります。
新しい知識や技術を習得するためにも、自分にできないところやわからないところを洗い出して、積極的にできないことは分からないことに挑戦して実践的な勉強をしましょう。
エンジニアになるために取得したい初級資格一覧
資格の取得を通して勉強すると、試験内容に沿って効率的に学習できます。ここでは、エンジニア全般、開発エンジニア、インフラエンジニアにそれぞれおすすめの資格を8つ紹介します。
目指す資格は1つに絞る必要はないので、たとえば開発エンジニアの人が開発エンジニアにおすすめの資格とエンジニア全般におすすめの資格を並行して目指すのも良いでしょう。自分に合った資格選びの参考にして、資格取得の勉強を通して効率的に学習してください。
エンジニアとして業務をするためには勉強して必要最低限の知識が必要です。資格取得は勉強して最短で知識を取得できる方法の1つです。資格に合格するという目標を持ってコツコツと勉強することで、知識を定着させることができます。
知識がなければ技術を理解できず、実装スキルも身につきません。知識の積み重ねが、新しい技術の習得につながり、エンジニアとしてのスキルアップになります。勉強して知識を増やす場合は資格取得がおすすめです。
ITパスポート試験は、最も入門的な資格で未経験者がITに関する全般的な知識を学ぶことができます。その学習範囲の広さから、開発エンジニアがソフトウェアについて学ぶ場合にも有効な資格ですし、インフラエンジニアがネットワークについて学ぶ場合にとっても有効な資格です。
入門的な資格であるものの、何も資格を持っていないのと何か1つでも資格を持っているのでは履歴書の見栄えも変わってきます。資格があると、知識があることの証明になり、自主的に勉強する人であることの証明にもなります。
エンジニアの資格を何も持っていない未経験者の人は、まずはITパスポート試験の取得を目指すことをおすすめします。
ITパスポート試験 | |
試験内容 | ITに関する全般的な入門知識 |
---|---|
試験方式 | CBT方式 |
試験時期 | 通年実施 |
受験料 | 7,500円(税込) |
資格取得がおすすめなエンジニア | 未経験者のエンジニア全般 |
備考 | 入門資格の位置づけであるものの 勉強してみると実務につながる知識もある |
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2023年4月から始まった新しい基本情報技術者試験では、以前の試験内容から大きな変更があり、科目B試験(以前の午後試験)で旧来のような選択分野は廃止され、情報セキュリティから 4 問と、アルゴリズムとプログラミングから16問が出題されるようになりました。
このことで、プログラミングが苦手なエンジニアも、基本情報技術者試験について学ぶうえで、プログラミングを学ぶことが避けて通れなくなりました。
基本情報技術者試験が初級者がITに関する全般的な知識を学ぶ試験である位置づけは以前と変わらないので、今の時代にプログラミング能力がエンジニア全般に望まれるようになっていることを、勉強する際に念頭に置いて勉強すると良いでしょう。
基本情報技術者試験 | |
試験内容 | ITに関する全般的な入門知識 |
---|---|
試験方式 | CBT方式 |
試験時期 | 通年実施 |
受験料 | 7,500円(税込) |
資格取得がおすすめなエンジニア | 初級者のエンジニア全般 |
備考 | プログラミングの勉強を重視すると良い |
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Oracle認定JavaプログラマBronzeの勉強を通して、開発エンジニアはJavaの入門知識を学ぶことができます。数多くのプログラミング言語が存在する中で、Javaは多くの開発現場で使われています。Javaの知識があると開発現場に配属できる可能性も高めることができるでしょう。
また、Javaはオブジェクト指向言語と呼ばれ、システムをモノ(オブジェクト)にたとえてプログラミングを書くことができるため、イメージがつかみやすく勉強しやすいプログラミング言語であるといえます。
Oracle認定JavaプログラマBronzeの中でも、オブジェクト指向やJavaの最も入門的な文法を学ぶことができます。
Oracle認定JavaプログラマBronze | |
試験内容 | Javaの入門知識 |
---|---|
試験方式 | CBT方式 |
試験時期 | 通年実施 |
受験料 | 13,300円(税込) |
資格取得がおすすめなエンジニア | 入門者の開発エンジニア |
備考 | 試験を通して身に付けたJavaの入門的な文法は一生活用できる |
Oracle認定JavaプログラマSilverの勉強を通して、開発エンジニアはJavaの初級知識を学ぶことができます。下位資格であるOracle認定JavaプログラマBronzeより高度なで、実務で良く使う内容を学ぶことができます。
たとえば、Oracle認定JavaプログラマSilverでは例外処理が学習すべき内容に含まれます。
例外処理とはエラーを処理することで、通常の処理とは異なるという意味で例外処理と呼ばれます。この例外処理が存在しないと、システムに障害が起きたときに、システムが暴走する可能性もあるので、例外処理は実務では当たり前のようにおこないます。
Oracle認定JavaプログラマSilverの勉強を通して学習する内容を、実務で活かせるように勉強しましょう。
Oracle認定JavaプログラマSilver | |
試験内容 | Javaの初級知識 |
---|---|
試験方式 | CBT方式 |
試験時期 | 通年実施 |
受験料 | 34,300円(税込) |
資格取得がおすすめなエンジニア | 初級者の開発エンジニア |
備考 | 試験勉強を通してより実践的なJavaプログラミングを修得しよう |
CCNAはネットワークの入門資格の位置づけですが、試験勉強を通して学ぶことは実践的な内容も含まれ、とても価値のある資格であるといえます。
CCNAの勉強を通して学ぶ、ルーティングやスイッチングについては実際にルーティングやスイッチを設定したことがある人であれば、イメージも付きやすいですが、設定したことがない人はイメージが付きにくいでしょう。
このような場合に実機を使って勉強するとイメージが付きやすいですが、実機が用意できない場合はルーターやスイッチを紙に書くなどして仮想のネットワークを書き出してみるとイメージが付く場合があります。
勉強に詰まった場合は、このような勉強の仕方もあることも覚えておくと良いでしょう。
CCNA | |
試験内容 | ネットワークの入門知識 |
---|---|
試験方式 | CBT方式 |
試験時期 | 通年実施 |
受験料 | 42,900円(税込) |
資格取得がおすすめなエンジニア | 入門者のインフラエンジニア |
備考 | 入門資格とあなどらずしっかり対策して試験に臨もう |
LPICは、Linuxについて学ぶことができる試験で、レベルが1から3まで分かれており、レベル1が入門者向けの資格です。このため、Linuxサーバーの入門知識を学びたいインフラエンジニアはLPICレベル1を勉強しましょう。
LPICレベル1では、Linuxの基本知識や、基本的なコマンド操作などについて学ぶことができます。ここで学習できる基本的なコマンド操作は実務でも活用できるほど重要です。
サーバーの状態によっては、GUIと呼ばれるグラフィカルな操作がまったくできないLinuxサーバーも存在するので、そのような場合はコマンド操作が必須となります。LPICレベル1の勉強を通して学習する内容を、サーバー操作に活かせるように勉強しましょう。
LPICレベル1 | |
試験内容 | Linuxサーバーの入門知識 |
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試験方式 | CBT方式 |
試験時期 | 通年実施 |
受験料 | 33,000円(税込) |
資格取得がおすすめなエンジニア | 入門者のインフラエンジニア |
備考 | コマンドは実際に打ってみた人が覚えやすい |
情報セキュリティマネジメント試験の勉強を通して、エンジニア全般はセキュリティの入門知識を学ぶことができます。便利なIT技術が発達するとともに、そのIT技術を攻撃するための技術も発達しました。
情報セキュリティマネジメント試験では、そのような攻撃に対する防御の方法を学習できます。
システムを開発する場合も、インフラを構築する場合も、エンジニアとして経験が浅いうちは「動けば良い」成果物を作りがちな場合があります。
しかし、情報セキュリティマネジメント試験の勉強を通してセキュリティ対策を施したシステム開発やインフラが構築できるようになれます。
情報セキュリティマネジメント試験 | |
試験内容 | セキュリティの入門知識 |
---|---|
試験方式 | CBT方式 |
試験時期 | 通年実施 |
受験料 | 7,500円(税込) |
資格取得がおすすめなエンジニア | エンジニア全般 |
備考 | ITパスポート試験合格後に受験すると効率的な場合がある |
TOEICは、英語を学ぶことができる試験で、リスニングパートのスコアが495点とリーディングパートのスコアが495点からなり、満点のスコアが990点の試験です。
もちろんTOEICの総計のスコアが高いに越したことはないですが、エンジニアとして勉強するうえでは、リーディングパートのスキルが重視されるので、リーディングパートのスコアのみを意識して勉強しても良いでしょう。
TOEICを通して英語の文書を読むことができるようになることを意識して勉強すると良いです。スコアとしては、たとえばリーディングパートのスコアが450点で、リスニングパートのスコアが250点で、総計のスコアが700点ぐらいになることを目指して勉強してみましょう。
TOEIC | |
試験内容 | 英語のリスニングパートおよびリーディングパート |
---|---|
試験方式 | マークシート方式 |
試験時期 | 受験地ごとに異なる |
受験料 | 7,810円(税込) |
資格取得がおすすめなエンジニア | エンジニア全般 |
備考 | スコアが700点あれば 英語を使う仕事ができる人の領域といえる |
ここでは、エンジニアの勉強内容の活かし方として、就職活動の応募書類で活かす方法と面接でアピールする方法について解説します。
エンジニアの勉強をしてきた人は、就職してエンジニアとして活躍することにつなげたいですよね。そしてここまでの内容を参考に勉強した人にとっては、エンジニアとして活躍するまであと一歩といったところでしょう。
勉強したことを活かして、エンジニアとして活躍するまでのあと一歩を踏み出してみてください。
ここでは、勉強した成果を就職活動の応募書類で活かす方法について解説します。資格やポートフォリオを用意して、自分の知識レベルを客観的に証明できるようにしましょう。
勉強した成果としてアピールできる要素が増えれば増えるほど、就職活動は有利に進みます。勉強した経験を活かしエンジニアとして活躍したいと思っている人は、ぜひ勉強した成果を就職活動の応募書類で活かしてみましょう。
取得した資格を履歴書に記載することで、該当の資格の試験範囲に関する知識やスキルがあることを客観的に証明できます。資格を取得することは知識やスキルの証明になるだけではなく自主的に勉強するほどの熱意のある人であることの証明にもなります。
このため、応募書類に取得した資格が書いてあると、何も資格を取得していない人より有利に就職活動が進められるので、書類選考を通過できる可能性を高めることができます。
応募書類の段階では、口頭で熱意を伝えることはできないので、資格を取得したことで書類のうえで熱意を伝えるようにしましょう。
ポートフォリオを用意すれば、自身の勉強してきたことを目に見える形で提出できます。
プログラミングを勉強する際、練習として簡単なアプリケーションを作ったのであれば、アプリケーションの動きをキャプチャとしてポートフォリオの中に残したり、ソースコード自体をポートフォリオに添付するのも良いでしょう。
ポートフォリオとして残す成果物は、決して完璧な成果物は求められません。たとえば、未経験者でもここまでの成果物は残せる、という一定レベルの成果の証明になれば十分です。
また、勉強のためにネットワークを構築したのであれば、どのようなネットワークを構築したのかを資料にして、ポートフォリオとすると良いでしょう。
面接は、勉強した成果を企業の採用担当者に直接アピールできる絶好の機会です。面接では勉強した程度は関係なく同じように勉強したことをアピールするでしょうが、どれだけ強い思いで勉強してきたかは、面接で会話すれば面接官は判断できます。
一生懸命勉強してきた人のアピールは自然と話の信憑性が高く、その中で苦労したことなども含まれます。少しだけ勉強してきた人のアピールは自然と話の内容が浅いので、一生懸命勉強して、ありのままの事実を面接でアピールすれば、アピールとしては十分になるでしょう。
たとえば、プログラミングを勉強してきたのであれば、未経験者であるほど、トライアンドエラーを繰り返しながら勉強してきて、その中で知識とスキルを身に付けてきたでしょう。面接ではその事実をありのままに伝えれば良いのです。
未経験者には完璧なスキルは求められていないので、未経験者が特にエラーに遭遇することなくプログラミングを勉強してきたという話を面接でされると、そもそも勉強してきた内容自体がとても浅いような印象を面接官に残してしまいます。
トライアンドエラーを繰り返して勉強してきたことは決して恥ずかしい話ではなくむしろ美談です。決して話を脚色することなく、自身が一生懸命勉強してきた内容を面接で素直に伝えればアピールとして十分です。
エンジニアの仕事は、就業後も勉強することがたくさんあります。このため、面接では就業後も勉強が続けられる人材であるかも見られます。
面接で、勉強することへのモチベーションの高さをアピールできれば、面接官に就業後も勉強が続けられる人材であることを安心させられます。
勉強することへのモチベーションが高いと、技術レベルが成長する速度も自然と高いです。このため、モチベーションの高い人材は金の卵として採用される可能性も高めることができるでしょう。
勉強することへのモチベーションの高さを面接官にアピールする際も、決して話を脚色する必要はないので、自身のありのままのモチベーションの高さを素直に伝えれば十分です。
面接官へアピールする場合は、自分ができることとできないことを明確に伝えるのが大事になってきます。特に、自分にどんな知識があって、何をできるかということが合否の判定に影響します。できることを明確に伝えることで、採用する側は、入社後の配属先や、エンジニアとしておこなってもらいたい業務を決めやすくなります。
資格を取得したのであれば、勉強して得られた知識が説明できれば有効なアピールになります。 また、資格以外にも何かのアプリケーションを作ったり、サーバーを構築したなど成果物があればそれをもとにアピールするのも有効です。
勉強が実ってエンジニアとして就職する目標が達成できても、そこはエンジニアとしての本当の意味でのスタートラインにすぎません。エンジニアとして就職できたのだからもう一切勉強しないというような心掛けでは、エンジニアとしての仕事も十分にこなせない場合があります。
大事なことは、エンジニアになるまでの間も、エンジニアになってからも勉強することです。ここでは、エンジニアになってからも勉強すべきことに焦点を当てて解説するので、継続的に勉強する際の参考にしてください。
インフラの領域において最新の技術はクラウド環境ですが、この先クラウド環境に変わる新しい技術が生まれる可能性もあります。開発の領域でも、プログラミング言語のアップデートは続きます。
このように、エンジニアが扱う技術は、変化や進歩を続けるので、エンジニア自身も最新のトレンドや技術に合わせて継続して勉強する必要があります。
インフラの領域でも開発の領域でも、エンジニア自身の技術が古いと、新しい傾向の仕事に対応できなくなる可能性があります。そのようになると、そのエンジニアへのニーズも必然的に減ってしまいます。
このようなニーズの低いエンジニアにならないようにするためにも、絶えず向上心を持って勉強し続けると良いでしょう。
たとえば開発の仕事において、プロジェクトで使っているプログラミング言語は現場によって異なります。Javaは多くの開発プロジェクトで使われていますが、すべてのプロジェクトで使われているプログラミング言語がJavaというわけではありません。
担当することになったプロジェクトがC言語で開発するのであればC言語が業務に必要な技術になり、担当することになったプロジェクトがPHPで開発するのであればPHPが業務に必要な技術になります。
このようにエンジニアに必要な技術は業務内容によって異なり、いつまでも同じ業務ができるわけではないため、エンジニアは幅広い技術や知識を修得する必要があります。幅広い技術を修得するためには、時間もかかり、継続的な勉強が必要になるということです。
この記事で紹介した基本情報技術者試験は、ITパスポート試験の上位資格です。基本情報技術者試験の上位資格として応用情報技術者試験が存在します。
エンジニアが資格取得を通して継続的にレベルアップを目指す場合は、合格した資格の上位資格の取得を目指すと良いでしょう。
上位資格の難易度は下位資格の難易度よりも必然的に上がりますが、下位資格を取得してから上位資格を目指すまでの間にエンジニア自身も下位資格を活かして就職して実務の中で知識やスキルを伸ばした可能性もあります。
そうなると、実務の中で伸ばした知識やスキルを上位資格への挑戦の中で活用できるはずです。このようなサイクルを作れると、継続的なエンジニアの成長にとってとても良い効果を生み出すといえるでしょう。
業務に必要な技術の勉強をするのが一番大事です。キャリアパスを実現したり、スキルアップをして仕事の幅を広げていくためには、業務で成果を出さなければいけません。自分が業務として関わっている技術の勉強をすれば、勉強したことをそのまま業務で使えるので最短で成果を出すことができます。
また、転職して給料を上げたい場合や、上位のエンジニアになってマネージャーのポジションにつきたいなど、長期的な視点でキャリアパスを考えた場合は、最新のトレンド技術や上位の資格を目指すことも大事です。
ここまでこの記事を読んだ中で、エンジニアにとって勉強することがいかに重要で、価値が高いことか認識できたのではないでしょうか。また、エンジニアが学習すべきことは尽きず、継続的な勉強が必要であることも認識できたでしょう。
このため、エンジニアとして活躍し続けるためには貪欲なまでに勉強し続けることが大事です。貪欲なまでに勉強できるようになると、勉強を楽しいと思える自分が存在する場合も多く見受けられます。
このことを常に念頭に置き、エンジニアとして活躍し続けてください。
飯塚 寛也
2022.04.27
2022.01.24
2022.01.12
2020.09.09
2020.07.03
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2020.06.11
2020.06.04
エンジニアとして業務をするためには、その技術分野の知識やシステムを構築をするための実装スキルが必要になります。逆に言えば、技術分野の知識や実装スキルがなければ、何かシステムを作ったり、ITを使って問題解決をすることができず、仕事をすることが難しくなります。
そのため、未経験者からITエンジニアへ転職を考えている人は、エンジニアとして業務をするために勉強をして知識やシステムを作るための実装スキルを身につけなければいけません。
また、経験者の人であってもエンジニアとして業務を続けていくために、新しい知識や技術を身につけるための日々勉強を継続しているので、未経験者の人であれば、IT知識をまったく持っていないため、エンジニアとして業務をおこなうためには経験者の人以上に勉強をして知識や技術を身につけなければなりません。