CCNAの合格点は? 試験改定後の傾向や勉強方法を解説
2022.04.27
エンジニアを目指すうえで「必要なスキルがわからない」「何から学習すればよいのかわからない」といった悩みを抱えている人が多く見られます。最短でエンジニアを目指すためには、まずはなりたいエンジニアを決めて、そのエンジニアに必要なスキルや知識を把握しなければなりません。
この記事では、エンジニアに必要なスキルを職種別に解説していきます。スキルの身に付け方や勉強のコツも詳しく紹介するので、最後までご覧ください。
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目次
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そもそもエンジニアとは、「技術者」という意味なので、工学(エンジニアリング)に関する専門知識やスキルを持った人材のことを指します。
一般的にエンジニアといえば、IT技術に関連した専門的な技術をもっている「ITエンジニア」をイメージするケースが多いでしょう。
ITエンジニアは「技術職」なので、専門的なスキルや知識が求められます。エンジニアの種類はさまざまであり、たとえばシステムやネットワークに特化したエンジニアや、Webサイトの構築に携わるエンジニアなどがあります。
この記事ではITエンジニアに求められるスキルについて詳しく解説していきます。
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近年のIT技術の発展は著しく、さまざまなサービスや製品にIT技術が活かされているため、IT技術を用いて仕事をするエンジニアの需要が高まっています。未経験からエンジニアを目指すという人も珍しくありません。
それでは、エンジニアに向いている人の特徴はどのようなものがあるのでしょうか。エンジニアに向いている人の3つの資質を詳しく解説していきます。
エンジニアの仕事は、システムやネットワーク環境を構築したり、Webサイトやアプリケーションを作ったりなどさまざま。
そのうえでエンジニアは、これらがどのような仕組みで動いているのか、どのようにして成り立っているのかを理解したうえで作業をしなければなりません。
そのため、普段から物事の仕組みや成り立ちを考えるのが好きという人は、エンジニアの仕事に向いているといえるでしょう。
エンジニアの仕事は、基本的にどの仕事もチーム単位でおこなって、役割を分担したうえで仕事をします。そのため、単純な作業や自分が苦手な作業も時には担当しなければいけない場面も出てくるでしょう。
エンジニアの仕事は華やかなイメージを持たれがちですが、中には地味な仕事も存在します。
自分にとって単純な作業で退屈に感じたり、苦手に感じたりしても、自分なりのやり方を見つけて楽しむことができたり、コツコツと作業できるという人は、エンジニアの仕事にスムーズに対応できるでしょう。
エンジニアはIT技術を活用して仕事をするため、最新のIT技術やプログラミングの流行りやトレンドを常に把握する必要があります。
普段からIT技術やプログラミングに関心があれば、意欲的に学ぶことができるので、技術の習得もスピーディーにできます。
IT技術やプログラミングは日々新しいものが登場しているため、IT技術やプログラミングに関心があったり、学ぶことが苦にならなかったりする点は、エンジニアとして働くうえで大切な要素だといえるでしょう。
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エンジニアは、仕事内容や専門領域に応じて必要なスキルは異なりますが、すべてのエンジニアに共通して必要とされる基礎的なスキルが存在します。
エンジニアとして働くうえで、最低限身に付けておかなければいけないのは「ITに関する基礎的な知識」と「ヒューマンスキル」の2つのスキルです。まずはこの2つを身に付けましょう。
ITに関する基礎的な知識は、エンジニアとして働くうえで特に欠かせないものです。はじめに基礎的な知識を習得しておけば、エンジニアになってからもスキルや知識の習得がスムーズにできるようになります。
まずは、基礎的な知識を習得して、エンジニアとして働く土台を作り上げましょう。
ITに関する基礎的な知識は、大きく分けて「ソフトウェアに関する知識」「ハードウェアに関する知識」「セキュリティに関する知識」の3つに分けられます。
ソフトウェアとは、パソコンやスマートフォンを動かすためのプログラムのことです。パソコンやスマートフォンを動かすために、命令する役割を担っています。
身近なところでは、「Windows」「Mac OS」などの「OS(Operating System=オペレーティングシステム)」や、業務で使う機会が多い「Word」や「Excel」などがソフトウェアとして挙げられます。
ほかにも、従業員の勤怠管理ができる「勤怠管理システム」やスマートフォンにインストールしてあるアプリケーションなどもソフトウェアの一種です。
まずは、身近にどのようなソフトウェアがあるのかを把握して、どのような仕組みで動いているのかを理解すると良いでしょう。
ハードウェアとはコンピューターを動かすために必要な物理的な機器のことです。 たとえば、キーボードやマウス、ディスプレイ、ハードディスク、プリンターなどは、ハードウェアに分類されます。
これらのハードウェアのほかにもサーバーやルーターなどは、エンジニアの業務でいつも使います。基本的な操作方法はもちろん、どのような仕組みで動いているのか、故障した際の修理方法などを押さえておくようにしましょう。
近年、企業の個人情報や機密情報を狙った悪質なサイバー攻撃が増加しているため、企業のシステムに深くかかわっているエンジニアの役割が重要になっています。
まずは、企業のセキュリティレベルを高めるためにどのように対策するべきか、どのような行動がセキュリティ事故につながるのかを把握するようにしましょう。
また、過去にどのようなセキュリティ事故があったのかを調べることで、セキュリティに関する危機意識を高められます。
ヒューマンスキルとは、円滑な人間関係を築けるスキルのことです。エンジニアとして働くうえで特に重要とされるヒューマンスキルは、下記の5つです。
エンジニアに必要なヒューマンスキル
これらのヒューマンスキルを磨くことによって、人間関係を良好に保て、仕事もスムーズに実施できるようになります。ITに関する基礎的な知識とともに、ヒューマンスキルも高めていきましょう。
エンジニアの仕事を円滑におこなうためには、メンバー一人ひとりのコミュニケーション能力が大切です。基本的にエンジニアの仕事は、チーム単位でおこなわれます。共通した認識を持って仕事をするために、周りのメンバーと日々コミュニケーションをとる必要があります。
コミュニケーションが不足しているとメンバー間の認識がずれてしまい、ミスにつながったり、仕事がスムーズに進められなかったりなど、さまざまなデメリットが発生します。
エンジニアの仕事は黙々と一人でおこなうイメージを持たれがちですが、コミュニケーション能力が非常に重視されているという点は認識しておきましょう。
ヒアリング能力とは、相手の話をよく聞き、理解を示したり、話の趣旨やポイントを明確にしたりする能力のことです。エンジニアはチーム内だけではなく、他チームや顧客と対話したり、交渉したりすることが多いので、相手が伝えたいことを理解する姿勢が求められます。
エンジニアの仕事は多くの人とコミュニケーションをとる必要があり、知識レベルも人それぞれなので、相手に合わせた質問の仕方や対話を心掛けていきましょう。
論理的思考力は、チーム内のメンバーにプロジェクトの内容やメンバーごとの役割などをメンバー全員が理解できるように説明したり、顧客に対して説得力がある提案をしたりなど、さまざまな場面で必要になってきます。
ほかにも、業務に必要な知識を勉強するときや資格の勉強をするときなどにも、どのようにすれば効率的に覚えられるのかを論理的に考えることにもつながります。
論理的な思考力を磨くことによって、エンジニアとしての業務をスムーズにできるようになるでしょう。
システムやアプリケーションを構築する際にも運用していく際には、エラーやトラブルが必ず発生するものです。
エンジニアは、なぜエラーやトラブルが起きているのか、どのようにすれば解決できるのかを瞬時に考えなければなりません。問題解決能力は実務を通して高められますが、常日頃自身でどのような問題が起きる可能性があるのか、シミュレーションしておくことも重要です。
普段から起きる可能性がある問題と解決策を考えておけば、問題解決能力が高められます。
エンジニアといえばPCと向き合って作業するイメージがありますが、実際には客先に出向いたり、営業したりする機会もあります。
そのため、挨拶や身だしなみ、言葉遣い、名刺交換、電話応対等の基本的なビジネスマナーは理解しておきましょう。特にエンジニアとしてのキャリアを重ねれば、顧客と交渉する機会も多くなります。
社会人として働く基本にもなるので、一般的なビジネスマナーは押さえておきましょう。
コミュニケーション能力は実務においてとても大事です。エンジニアは顧客の上に成り立ち、顧客とコミュニケーションをとった結果が成果物に反映されていて、初めて仕事をしたと言えます。実務でもコミュニケーション不足で、辿ってきた開発工程がやり直しになることはままあります。
たとえばシステム開発は要件を定義し、設計し、プログラムを書き、テストをするという順序でおこなわれることが多いですが、テストまで完了していたのにコミュニケーション不足で要件の定義からやり直しになったら大変です。このことからも、いかにコミュニケーション能力が大事であるかが伝わると思います。
エンジニアの仕事をするなかで、少しでも疑問点が生まれたら、恥ずかしがらずにどんどん質問して作業を進めると、結果としてやり直しのない作業になります。
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ここからは、エンジニア別に身に付けるべきスキルや知識を紹介していきます。エンジニアの種類ごとに求められるスキルは異なります。
必要なスキルや知識がわかれば、勉強する内容や方向性が明確になります。自分がなりたいエンジニアに近づくために、まずは必要なスキルや知識は何かを把握しておきましょう。
プログラマーとは、プログラミング言語を用いてシステムやソフトウェアを作るエンジニアのことです。システムを実装する際のプログラミングやコーディングなどの工程を主に担当します。
プログラマーの仕事は、基本的にはシステムエンジニアが作った設計書をもとにおこないます。作業完了後にシステムがきちんと動くかのテスト作業もプログラマーの仕事の1つです。
近年、プログラミング言語の種類は増えており、ニーズが高いプログラミング言語を習得すれば、さまざまな現場で働きやすくなります。
プログラマーに求められる知識やスキル
プログラマーには、やはりプログラミングスキルが特に重要でしょう。
プログラミング言語には、JavaやPHP、Python、C#などさまざまな種類があり、開発するシステムやアプリケーションによって使われている言語が異なります。まずは、1つの言語に絞ってスキルを取得して、それから徐々に複数の言語に手を広げるのがおすすめです。
併せて、フレームワークやライブラリの作成スキル、データベースなどの知識も身に付けておきましょう。
また、プログラマーの仕事では、新しい開発手法やフレームワークが続々と開発されています。新しい技術を使うことで開発効率が大幅に向上するため、トレンドのキャッチアップや情報収集スキルも重要です。
プログラマーについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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システムエンジニアとは、システムの開発・設計を担当するエンジニアのことです。顧客の要望をヒアリングして、システム全体の基本的な設計・構築、システム構築後の運用・保守などさまざまな仕事をします。
システムエンジニアのキャリアは、テストや運用・保守などの仕事からスタートするのが一般的です。知識が身に付いてきたら、システムの構築や設計、要件定義、顧客へのヒアリングなども担当していきます。
システムエンジニアの仕事は幅広いため、システム構築と運用どちらも担当するなど、現場によって役割や仕事内容は変わってきます。
システムエンジニアに必要なスキルや知識
システムエンジニアに特に大切なスキルや知識は、「システム開発・構築に関する豊富な知識」と「エンジニアをマネジメントするスキル」の2つです。
システム開発・構築には、プログラミングのスキルはもちろん、サーバーやネットワークの知識、セキュリティ関連の知識、データベースの知識など、幅広い知識が求められます。
これらの知識を一度に習得するのは難しいため、まずは運用・保守の仕事を通して、1つの分野に絞って徐々に知識を増やしていきましょう。
また、エンジニアのマネジメントもシステムエンジニアの仕事の1つです。エンジニアをマネジメントするスキルを身に付ければ、現場をまとめるポジションに就いたり、他部署や顧客と交渉したりなど、重要な業務を任せてもらいやすくなります。
システムエンジニアに興味をもった人はこちらの記事もぜひ読んでみてください。
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上記、プログラマーやシステムエンジニアに求められるスキルの1つ1つを身につけるだけでなく、求められるスキルを連携して使いこなすスキルが重要だと思います。エンジニアの実務では、たとえばデータベースとプログラミングは連携して使われ、データベース単体で使われることは稀だと思います。
そのため、上記に書かれているような、データベースなどの知識も身に付けることに留まらず、プログラムがどのようにデータベースにアクセスして、アクセスされたデータベースはどのように処理し結果をプログラムに返すのか、といった視点で理解することが大事です。
複数のスキルを連携して学ぶことで、効率的に学習することにもつながると思います。
ネットワークエンジニアとは、企業内のネットワーク環境の設計・構築や、運用・保守に携わるエンジニアのことです。
未経験者の場合は、ネットワークに不具合がないかの監視や、故障・トラブルが発生したときの対応などの仕事からスタートします。ネットワークに関する基本的な知識が身に付いたら、ネットワーク環境の構築や設計などの上流工程を担当する流れになります。
ネットワークエンジニアとしてキャリアアップすれば、顧客に対してネットワークの提案をしたり、関係者と調整したりといった業務も担当するケースが多くなります。
ネットワークエンジニアに必要なスキルや知識
ネットワークエンジニアには、「ネットワーク技術に関する豊富な知識」と、「課題やエラーを論理的に解決する能力」が特に必要です。
ネットワークの設計・構築の技術は種類が豊富なので、現場の規模によってどのやり方が適しているかが変わってきます。さまざまな種類のネットワーク技術を理解しておけば、現場の規模や状況に応じて、最適なネットワークを提案できるようになります。
また、課題やエラーを論理的に解決する能力があれば、トラブルの発生原因をスムーズに把握でき、どのようなやり方で解決すれば良いのかを瞬時に導き出せるでしょう。
ネットワークエンジニアに求められるスキルはこちらの記事でも詳しく解説しています。
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サーバーエンジニアとは、サーバーの設計・構築や、運用・保守などを担当するエンジニアのことです。サーバーエンジニアの仕事は非常に多く、サーバーの選定や設計、機器の設置、OSのインストール、サーバーの保守対応などが挙げられます。
未経験の場合は、サーバーの監視や障害が起きた際の復旧対応や、バックアップなどが主な仕事です。サーバーは基本的に24時間365日動かし続けないといけないので、サーバーの監視業務に関しては、シフト体制でおこなわれます。
サーバーエンジニアについてさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
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サーバーエンジニアに必要なスキルや知識
サーバーエンジニアには、サーバー構築に必要なLinuxやWindowsなどの「OSに関する知識」と「セキュリティに関する知識」が特に重要です。
OS(オペレーションシステム)とは、サーバーを操作する際に必要なものです。サーバーOSとして代表的なものに、LinuxやWindows、Unixなどが挙げられます。企業や案件によって使っているOSは異なるため、実際に現場で使っているOSから学ぶのがおすすめです。
また、企業内で管理しているサーバーには、企業の機密情報や顧客の個人情報などが含まれているものも存在します。これらの情報を厳重に守るためにも、セキュリティソフトやセキュリティマネジメントなどの知識も習得するようにしましょう。
クラウドエンジニアとは、クラウドサービスを使ってインフラ環境の設計・構築や、運用・保守などをするエンジニアのことです。クラウドサービスとして代表的なのは、AWS(Amazon Web Services)やGCP (Google Cloud Platform)、Microsoft Azureなどが挙げられます。
近年、初期費用・人件費を抑えられる「クラウド型」のインフラ環境を選ぶ企業が増加しているため、クラウドエンジニアの需要が高まっています。
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クラウドエンジニアに必要なスキルや知識
クラウドエンジニアに特に大切なスキルや知識は、「クラウドサービスに関する知識やスキル」と「提案力」の2つです。
前述したAWSやGCP、Azureのクラウドサービスは、サービスごとに特徴やできること、メリットやデメリットが異なります。クラウドエンジニアは、これらの特徴を理解したうえで、インフラ環境を構築しなければなりません。
また、顧客の要望をヒアリングしつつ、どのクラウドサービスが適切なのかを提案する必要があります。顧客のメリットを考慮したうえで、最適なクラウドサービスを選ぶことがクラウドエンジニアには特に重要です。
ネットワークエンジニア・サーバーエンジニア・クラウドエンジニアについても、求められるスキルを連携して使いこなすスキルが重要だと思います。
たとえば、サーバーエンジニアに必要なスキルや知識として、「OSに関する知識」と「セキュリティに関する知識」が挙がっていますが、Linuxのセキュリティの設定はコマンドラインでおこなう場合があります。このため、OSをコマンドラインで操作できないとセキュリティの知識があってもLinuxでセキュリティ対策ができなくなります。
また、ネットワークとサーバーは関連性がかなり強いので、ネットワークエンジニアの人はサーバーエンジニアに求められるスキルも修得すると良いです。サーバーエンジニアの人はネットワークエンジニアに求められるスキルも修得すると良いです。
フロントエンドエンジニアとは、Webサイトやサービスを実装するエンジニアのことです。フロントエンドエンジニアは、デザイナーが設計したデザインをもとにして、HTMLやCSS、JavaScriptなどを使ってWebサイトの画面を作ります。
他にも、スマートフォンからアクセスするユーザーが見やすい・操作しやすい画面を作るのもフロントエンドエンジニアの仕事の1つです。上流工程では、デザインやディレクションなどの仕事も兼任するケースが多く見られます。
フロントエンドエンジニアに必要なスキルや知識
フロントエンドエンジニアには、前述したHTMLやCSS、JavaScriptに関する知識が必須ですが、加えて「UI・UXに関する知識」と「CMSに関する基本知識」の2つも身に付けるのがおすすめです。
UI(ユーザーインターフェース)とは、ページ上にあるコンテンツやボタン、アイコンなどのことです。UIの使いやすさを表す指標がUX(ユーザーエクスペリエンス)になります。
フロントエンドエンジニアは、サイトを構築するだけではなく、ユーザーが使いやすいページを作ることが重要です。UIやUXに関する知識を身につけておけば、需要が高いWebサイトを構築できます。
CMS(コンテンツマネジメントシステム)とは、HTMLやCSSに関する知識を使わなくてもサイトを構築できるシステムのことです。CMSに関する知識を持っていれば、CMSを導入すべきか、HTMLやCSSで作るべきかの提案がしやすくなるでしょう。
バックエンドエンジニアとは、Webサービスやアプリケーションなどの見えない裏側の実装を担当するエンジニアのことです。バックエンドエンジニアの担当領域は幅広く、Webサーバーやデータベース、システム全般など多岐に渡ります。
フロントエンジニアは目に入る部分を担当するのに対して、バックエンドエンジニアは見えない部分を担当します。両者が連携することによって、システムやアプリケーションがスムーズに動くようになります。
バックエンドエンジニアは、業務処理の肝となるプログラムを実装することもあり、高度なプログラミングスキルを求められることがありますが、デザインなどの感性が求められることはほぼないでしょう。逆に、フロントエンジニアは高度なプログラミングスキルよりUIのデザインなどにおいての感性が求められる場合があります。
フロントエンジニアとバックエンドエンジニアは、一括りにされる場合がありますが、このように求められるスキルが相対する部分があります。フロントエンジニアかバックエンドエンジニアのいずれかを目指す場合、どちらを目指すかを明確にしたうえで、求められるスキルを把握して学んでいくと良いでしょう。
バックエンドエンジニアに必要なスキルや知識
バックエンドエンジニアに必要なスキルや知識で特に重要なのが、「プログラミング言語を使った開発スキル」と「フレームワークに関する知識」です。
バックエンドで使われるプログラミング言語として主流になっているのが、PHPやRubyなどです。また、これらの言語をスムーズに使える「CakePHP」や「Ruby on Rails」などのフレームワークの知識も習得する必要があります。
これらの言語やフレームワークを理解することで、バックエンドエンジニアの仕事で必要な知識を身に付けられるでしょう。
データベースエンジニアとは、データベースの設計や開発、管理などを担当するエンジニアのことです。近年、企業の事業活動において、データを利活用する重要性が高まっているため、データの効率的な利用をサポートするデータベースエンジニアの需要は年々高まっています。
また、従業員がデータを利用できるような環境を整えたり、データベースのセキュリティ対策を実施したりするのも、データベースエンジニアの仕事です。
データベースエンジニアに必要なスキルや知識
データベースエンジニアに特に必要なスキルや知識は「データベースに関する知識」と「企業のIT戦略と方針に関する理解」です。
データベースに関しては、データベースを操作するのに欠かせないSQL ServerやMySQLなどの知識が必要になります。さらに、データウェアハウスやデータマイニングなど、データを利活用する方法についても理解しておくと良いでしょう。
また、データの取り扱いに関しては、組織のIT戦略や方針によって変わってきます。データベースエンジニアは企業の方針を理解しつつ、より最適なデータ活用の方法を提案する知識も必要です。
プログラマーやシステムエンジニアに求められるスキルについての補足説明でも書きましたが、エンジニアの実務ではデータベース単体で使われることは稀だと思います。ネットワーク上のサーバーの1つとしてデータベースサーバーが存在し、データベースサーバーの役割はバックエンドでおこなわれる処理と連動していたりします。
データベースエンジニアについて、本文で書かれているようにSQL ServerやMySQLなどの知識があることはもちろん重要ですが、実務でデータベースエンジニアに求められるスキルはSQL ServerやMySQLをデータベースの周りのシステムやネットワークと連動して使いこなせる点なので、そこを大事にすると良いでしょう。
エンジニアとして必要なスキルを身に付けるのに効率的な方法が資格取得です。資格取得のための勉強は、エンジニアに必要な知識を体系的に学べることになるため、知識を漏れなく・適切な流れに沿って身に付けることができます。
ここでは、エンジニア別に必要なスキルが身につく資格を8つ紹介します。なりたいエンジニアを目指すためにも、取得に向けてチャレンジしていきましょう。
必要なスキルが身につく資格8選
PHP技術者認定試験とは、「一般社団法人PHP技術者認定機構」が運営している民間資格のことです。PHPのスキルや知識が証明できるので、主にプログラマー向けの資格となっています。
PHP技術者認定試験は、初級・上級/準上級・認定ウィザードの3つに区分されています。初級は下記のようなPHPに関する基礎知識が問われます。
PHPの特徴
受験料金は12,000円(税抜)で設問数は40問となっています。
基本情報技術者試験とは、IPA (情報処理推進機構) が実施している国家試験のことです。ITに関する基本的な知識を網羅できるため、特にシステムエンジニアを目指している人におすすめです。
基本情報技術者試験は、2023年4月より制度改正がおこなわれました。これまでは上期/下期に試験が実施されていましたが、通年受験できるようになりました。
併せて受験回数も2回から無制限に変更されています。 受験できるチャンスが増えたことにより、今までよりも対策がしやすくなったといえるでしょう。
シスコ技術者認定とは、さまざまなネットワーク機器を開発しているシスコ社が実施しているベンダー資格のことです。シスコ技術者認定試験は、5つのグレードに分類されています。その中でも未経験が挑戦するならCCNA(Cisco Certified Network Associate)がおすすめです。ネットワークエンジニアの実務に必要な知識やスキルが身に付けられます。
上記の通り難易度はグレード2にあたりますが基礎的な資格とされています。基礎も学べつつ実務にも役立つ知識やスキルが得られる資格です。
主な出題内容は下記の通りです。
シスコ技術者認定試験は、全国にあるテストセンターか、オンラインで受験できます。
CCNAの試験内容についてはこちらの記事でさらに詳しく解説しています。
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CCNAの試験内容とは? 旧試験との違いや出題範囲を徹底解説
CCNAはコンピューターネットワークの構築や管理をする技術者のスキルが証明できる世界共通の資格です。 CCNAの公式サイトを閲覧し...
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Linux技術者認定試験の「LinuC」とは、LPI-Japanが運営しているLinuxに関する実用的なスキルが証明できる資格のことです。Linuxを使ってサーバー構築などをするサーバーエンジニア向けの資格となっています。
LinuCは、レベル1~3まであり、レベル1の場合は101試験と102試験の2種類のテストを受けなければなりません。レベル1の試験では、物理/仮想Linuxサーバーの構築・運用に関する知識が問われます。
Linuxに関する知識が証明できる試験として「LPIC」が有名ですが、LPICはグローバルな資格で、LinuCは日本国内向けの資格となっています。企業によってはどちらか片方の取得を推奨している場合もあるので、どちらをとればよいか迷ったら志望企業に合わせてとるのも良いでしょう。
AWS認定試験とは、AWSに関するスキルや知識が証明できるベンダー資格のことです。AWSを使って仕事をするクラウドエンジニア向けの資格となっています。
AWS認定試験は、基礎レベル、アソシエイトレベル、プロフェッショナルレベル、専門知識という4つのレベルがあります。レベル・分野別に12種類の試験があるため、自身のレベルに合わせて受験できます。
AWS認定資格の中でも入門レベルに該当するのが「クラウドプラクティショナー」です。クラウドプラクティショナーの試験では、クラウドの概念やセキュリティ、テクノロジーなどの基礎的な内容が問われます。
HTML5プロフェッショナル認定試験とは、LPI-Japanが運営しているHTML5やCSS3、JavaScriptなどの知識が問われる試験です。Webコンテンツやアプリケーション制作に携わるフロントエンドエンジニア向けの資格となっています。
HTML5プロフェッショナル認定試験は、レベル1とレベル2に分かれています。レベル1では、HTML5やCSS、レスポンシブWebデザインなどの「マークアップ」に関する問題が出題されます。90分の試験時間で問題数が約60問、受験料は16,500円(税込み)となっています。
Ruby技術者認定試験は、Rubyによるシステム開発で必要な基礎的な知識が証明できる資格のことです。Rubyでシステムの設計・開発・運用をするバックエンドエンジニア向けの資格となっています。
Ruby技術者認定試験は、Silver とGoldの二段階となっており、難易度が低いSilver試験では、Rubyの基本的な知識・技術や、条件分岐、ループ、例外処理などの基本文法が問われます。Ruby技術者認定試験の試験時間はSilver とGoldどちらも90分で、問題数は50問です。
オラクルマスターとは、日本オラクルが運営する民間資格のことです。世界でも高いシェア率を誇る「Oracle Database」やデータベースに関する知識が問われるため、データベースエンジニア向けの資格となっています。
オラクルマスターの試験は、2020年から「ORACLE MASTER 2019」として、新体系へ移行しており、バージョンに依存しない位置づけになりました。
ORACLE MASTER 2019では、Bronze(ブロンズ)やSilver(シルバー)、Gold(ゴールド)などのグレードが設定されており、エントリーレベルとして位置づけられているのがブロンズになります。
ブロンズでは、データベースの全般的な知識やオラクルデータベースの基本的な構造、SQLに関する知識などが出題されます。
資格を取得するためだけの勉強をしないようにする点です。資格によっては丸暗記だけでも、それなりに対応できる資格もありますが、そのようにして得られた知識は実務ではあまり役に立ちません。
資格を取得することも、もちろん重要ですが、資格取得を通してスキルアップすることを意識すると、実務にも役に立ちやすいでしょう。たとえばLinuCを勉強する中で、実際にコマンドを打ってみたり、プログラム系の資格を勉強する中で、実際にプログラムを書いてみるのも良いでしょう。このように、実際に手を動かしながら勉強するとキルアップすることを意識して勉強ができていると言えるでしょう。
ここまで紹介してきたエンジニアに必要なスキルや知識を身に付けるためにはどうやって勉強するべきか迷う人も多いのではないでしょうか。
エンジニアに必要なスキルや知識を身に付ける方法の中でも代表的なものは下記の5つです。
エンジニアとしてのスキルや知識を身に付けるための方法
それぞれの方法について、詳しく解説していきます。
世の中には、エンジニアに必要なスキルや知識をまとめた書籍や、最新技術に関する書籍などが多く存在します。書籍を活用することで、エンジニアに必要な知識を体系的に学べます。
書籍は持ち運びすることで、隙間時間や移動時間に学習できる点がメリットです。ただし、種類が多いため、初心者向けなのか、上級者向けなのか、購入する前に確認するようにしましょう。
書籍から学ぶ方法の場合は、書籍の購入費用が掛かることや、知りたい情報が載っているページを探すのに時間が掛かる点がデメリットです。
書籍で学ぶメリットとデメリット
近年、エンジニア向けの学習サイトや技術解説などのWebサイトが増えているため、スマートフォンからでも気軽に学習を進められるようになりました。
Webサイトでの学習も書籍と同じく、隙間時間や移動時間などを使って勉強できるメリットがあります。書籍や学習サイトを活用することで、自分のペースで無理なく学習を進められるでしょう。
Webサイトでの学習のデメリットは、基本的に独学ですべて進めなくてはいけない点です。仮に不明点があったときに行き詰まってしまう可能性が高くなります。
Webサイトで学ぶメリットとデメリット
エンジニア向けの勉強会やセミナーなどもあるため、これらの会に参加するのも、エンジニアとしてのスキルや知識を身に付けるために有効です。
勉強会の場合は、多くの人が参加しているため、緊張感をもって学習できたり、集中して学習に取り組める点がメリットです。また、不明点などがあれば講師の人に質問することもできるでしょう。
勉強会に参加する場合は、参加費や交通費が発生する点がデメリットです。どのような内容のセミナーなのか、自身のスキルアップにつながるものなのかも事前に把握しておく必要があります。
勉強会に参加して学ぶメリットとデメリット
自身のスキルや知識を向上させるためには、学んだことを参考にして、自身で成果物を作ってみるのがおすすめです。
特にプログラミングに関する知識は、インプットだけではなくアウトプットすることでより身に付きやすくなります。たとえば、書籍や学習サイトのコードを参照して、自分でコードを打ってみたり、少しアレンジしたりといった方法がおすすめです。
自分で成果物を作ることによって、覚えたことを自身のスキルとして使いこなせるようになります。エンジニアとしてのスキルアップに非常に有効なので、ぜひ試してみてください。
ITスクールに通う方法も、エンジニアとしてのスキルアップに有効です。
ITスクールの場合は、講師陣にいつでも質問できる環境が整っているため、自身がわからない点や疑問に思っていることをすぐに解決できるメリットがあります。
また資格取得の目的でもITスクールを使うのはおすすめです。ITスクールでは、試験の最新情報に沿った学習内容を提供しているため、試験に合格するために必要な学習を効率的にできます。
スクールの場合は、書籍や学習サイトよりも費用の負担は大きくなりますが、最も効率的にエンジニアに必要なスキルや知識を身に付けられる点が魅力です。
エンジニアとしてスキルアップするために勉強し続けるのは難しいと感じている人も多いのではないでしょうか。
この章では、エンジニアの学習を継続するコツを3つ紹介します。ちょっとしたコツで学習を継続できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
まずは、勉強する目的・目標を明確にするようにしましょう。なぜ勉強するのか、どのようなエンジニアになりたいのかが明確になっていないと、勉強の意欲が下がってしまいます。
勉強する目的が明確になっていれば、勉強に対する意欲も高くなります。学習するのが習慣化されるまでの間は、学習する目的を紙に書いて見えるところに貼るなどして、初心を忘れないように心掛けていきましょう。
自分がどのようなエンジニアになりたいのか、どのような生活を送りたいかなどを言語化することで、勉強に対する意欲を維持しやすくなります。
前述した成果物を作る方法のほかにも、覚えたことを誰かにわかりやすく説明するといった方法もおすすめです。
自身で学んだ知識を誰かに説明することで、より深く理解できるようになります。学んだことを忘れにくくなるため、ぜひ試してみてください。
資格勉強に関しても同様で、参考書や学習サイトを読んで暗記するだけではなく、実際に模擬試験などを解くようにしましょう。実戦に近い形での学習を繰り返しおこなうことで、試験合格に必要な知識や解き方を身につけることができます。
エンジニアの学習で挫折しやすい原因の1つは、わからないことを自身でなかなか解決できない点です。学習をスムーズに進めるためには、わからない箇所をすぐに質問できる環境を作っておくことが大切です。
これまでプログラミングの学習に馴染みがない人の場合は、わからない箇所を解決できないと、モチベーションが下がる可能性が高くなります。
質問できる環境を作っておけば、わからない箇所をすぐに解決できて、学習を効率的に進められるようになります。たとえば、スクールなどを活用することで、質問できる環境が作れます。
エンジニアを目指すためには勉強が不可欠ですが、エンジニアになった後のスキルアップも欠かせません。キャリアアップするために、特に伸ばす必要があるスキルは下記の3つです。
エンジニアになってから伸ばしていくべきスキル
これらのスキルを伸ばすための方法について、詳しく解説していきます。
エンジニアとしてキャリアアップすれば、エンジニアをまとめる立場として仕事をおこないます。チーム内のエンジニアをまとめるためには、マネジメントスキルを磨いていく必要があります。
マネジメントのコツは、エンジニア一人ひとりが意見しやすい環境を作ることです。エンジニアによって考えていることや感じていることは異なります。メンバーが不満を溜め込まないように、意見をする場やコミュニケーションをとる機会を積極的に作ると良いでしょう。
また、公平な評価をするためにも、評価基準を明確にしたり、メンバー個人の目標を設定したりといった取り組みも有効です。
エラーを解決するスキルも、エンジニアとして働くうえで重要なスキルの1つです。どの種類のエンジニアでも、エラーやアクシデントは必ず発生します。エンジニアの種類によって解決する方法は変わりますが、スピーディかつ正確にエラーを解決する方法を習得しておきましょう。
エラーを解決するスキルは実務を重ねるほど精度が高くなりますが、事前にシミュレーションして準備しておくことも重要です。現場の中でどのようなエラーが発生する可能性があるのか、過去にどのようなエラーが発生して、どのように解決したのかは最低限押さえておきましょう。
エンジニアの仕事は、顧客や他部署の人と話す機会が多いので、ITに関する知識があまりない人と話すケースも多くあります。そのため、相手の知識レベルに合わせてわかりやすく説明するスキルが必要になります。
わかりやすく説明するためには、相手の知識レベルを事前に把握することが大切です。また、話す際にできるだけ専門用語を使わないように心掛ける必要があります。このような気遣いが自然にできるようになれば、相手も対話しやすくなり、交渉が成立する可能性も高くなるでしょう。
実務ではITのことをまったく知らない顧客とやり取りする機会もあります。たとえばシステムについて、「動けば良い」という誤解を持っている顧客に、動けば良いだけのシステムでなく、セキュリティを実装する必要があることを相手の知識レベルに合わせてわかりやすく説明する必要があります。
セキュリティを実装するためには、費用も加算されます。費用の話まで発展すると、エンジニアの中でも上役が会話する場合が多いです。このように、上役にキャリアアップするためには、相手の知識レベルに合わせてわかりやすく説明するスキルが必要となります。
近年のIT技術の進化は著しいため、エンジニアは最新のIT技術に関する勉強が欠かせません。最新技術に関する理解を深めておけば、現場での業務にすぐに対応できるようになったり、自身の業務をより効率化したりすることができます。
特に、AIやクラウド、IoTの3つに関する最新情報・知識は押さえておくようにしましょう。
AIを活用したサービスは、身近なところでもよく見られるようになりました。そもそもAI(人工知能)とは、人間に近い知能を持ったコンピューターのことです。
これまでに人がおこなってきた業務を AI が代替することによって、業務効率化や生産性アップなどの効果が期待されています。
AIを活用したサービスとして代表的なものは、音声アシスタントや案内ロボット、顔認証システムなどが挙げられます。なかでも対話型AIの「Chat GPT」の登場は世界的にも大きな話題となりました。
まずは、AIを活用したサービスにはどのようなものがあるのか、最新のトレンドを把握するようにしましょう。
クラウドに関する知識も、エンジニアに必要な知識の1つです。前述したAWSやGCP、Azureなどのクラウドサービスの特徴はもちろん、クラウドのメリットとデメリットについて正確に理解することがエンジニアには求められています。
たとえば、インフラ環境を構築する際には、サーバーやネットワーク機器を企業内に設置するよりもクラウドサービスで実現したほうが初期費用や運用コストを抑えられるメリットがあります。
ただし、カスタマイズに制限があるため運用が難しくなる点や、セキュリティレベルを高めにくいといったデメリットもあります。
クラウドサービスのメリットとデメリットを正確に理解することで、顧客の要望に沿った提案ができるようになるでしょう。
IoTに関する技術は、ビジネスシーンだけではなく身近なところでも使われています、エンジニアは、IoTに関する知識も身に付けておく必要があります。
そもそもIoT(Internet of Things=インターネット・オブ・シングス)とは、「モノのインターネット」とも呼ばれています。具体的には、インターネットなどのネットワークにコンピューターやカメラ、家電などが接続され、相互に情報をやりとりできる状態のことです。
直接機器に触れることなく、遠隔からでも操作できるようになるため、利便性を大きく向上させることができます。IoTの技術は、工業や農業など幅広い業界で活用されています。IoTに関する知識を高めるためには、全国で実施されたIoTに関する事例を読むのがおすすめです。
この記事で紹介したとおり、エンジニアに必要なスキルは非常に多くあります。また、エンジニアの種類によって、必要なスキルや知識は異なります。
まずは、自分がどのようなエンジニアになりたいのかを明確にすることから始めましょう。なりたいエンジニア像が明確になれば、何を学習すればよいのかを理解できます。この記事で紹介したエンジニアの仕事内容や必要なスキルをぜひ参考に考えてみてください。
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飯塚 寛也
2022.04.27
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2020.06.11
2020.06.04
たとえば、開発したソフトウェアはネットワーク上にあるサーバーにアップする場合があります。この場合、ソフトウェアに関するITスキルに留まらず、ネットワークやサーバーのITスキルが必要になります。
また、「ソフトウェアに関する知識」「ハードウェアに関する知識」「セキュリティに関する知識」の3つに共通して言えるのですが、パソコンを自由自在に扱えるスキルは持っておいたほうが良いと思います。たとえば、ショートカットを使いこなすとか、コントロールパネルを使いこなすなどです。
このように持っておくべきITスキルは、例を上げるとたくさん出てきます。自分が持っていないITスキルが必要な場面に直面したときに、「自分はそのスキルはないので分かりません」で終わらせるのでなく、今できないからこそ吸収する気持ちを持って臨むことが重要だと思います。