特別インタビュー

夢と安定性を兼ね備えたネットワークエンジニア|未経験でも迷わず進んで正解だったエンジニアへの道

オープンアップITエンジニア 東日本IT営業本部 東日本営業部 ネットワークエンジニア 本多直樹さん

Naoki Honda ・高校卒業後、アパレル会社に就職。その後、動画共有サービスの運営スタッフの仕事に就く。IT技術への関心が高まりエンジニアを目指すことを決心。2021年に夢テクノロジー(現:オープンアップITエンジニア)へ入社。CCNA研修、ネットワークエンジニア研修を経て、現在は大規模ネットワークの運用・保守・構築・障害切り分け業務を担当

知らない世界への興味がエンジニアを目指したきっかけ

高校卒業後は大学進学を考えていましたが、勉強を続けていくより、一足先に社会人としてスタートすることが将来のキャリア形成につながると考え、興味のあったアパレル業界の会社に就職しました。

そのアパレル会社の仕事を通じて知り合った友人がYouTuberとして活動しており、活動を手伝ってほしいと頼まれたのをきっかけに、アパレル会社を辞めて彼をサポートする道を選択しました。 

アパレルの仕事が嫌になったわけではないのですが、自分の知らない世界や新しいことにチャレンジしたい気持ちが上回りました。好奇心は旺盛なので、違う世界に飛び込む不安は感じませんでしたね。 

動画を撮影して編集し最終的にアップロードするまで、一通りの作業を全部やりました。インターネットとは切っても切り離せない仕事なので、自然な流れでIT系の知識や関心が増しましたし、アパレル時代から持っていたIT系への関心がさらに膨らみました。 

前職のアパレル会社が業務効率の改善のためのIT技術の活用に熱心で、現場の社員としてもIT技術の導入効果を実感していました。それもあってIT技術の可能性に漠然とした憧れを抱いた記憶があります。

そんなアパレル時代の思いとYouTubeにかかわった経験が重なって、IT系の仕事への関心がどんどん高まっていったのです。

職業としての安定性もネットワークエンジニアの魅力

それでIT系の仕事にはどのような職業があるのか自分なりに調べていくうちに、エンジニアという職業にたどり着きました。

エンジニアに着目したポイントは2つ。ひとつは今後もさらにデジタル化が進む社会のなかでエンジニア需要が一段と高まることは確実で、とくにインフラ系エンジニアのニーズは安定しているということです。生活を支えていかねばなりませんから、職業としての安定性は魅力的に感じました。

もうひとつはエンジニアには夢があることです。自分が頑張って努力すればエンジニアとして成長できるし、キャリアをステップアップできるのなので夢があります。「よしやってやるぞ」と気持ちを奮い立たせる魅力がエンジニアという職業にはある。そう思えました。

インフラエンジニアのなかでもネットワークエンジニアを選んだ理由は、社会を支えている印象が一番強かったからです。個人の見解としていえば、たとえばサーバーエンジニアはサーバーだけにかかわる仕事ですが、ネットワークエンジニアはネットワークだけでなくサーバーやクラウドなどにも幅広くかかわる仕事です。その分だけ仕事に発展性や広がりが感じられるのが魅力でした。

専門家ではないのでAIの進化がエンジニアの仕事にどういう影響を及ぼすのか正確にはわかりませんが、ひとつわかっているのはAIを使うのにもネットワークが必要だということです。なので、ネットワークエンジニアの将来性に不安はありません。 

資格取得を頑張り、エンジニアとして順調なスタートを切れた

いまの会社との出会いは偶然でした。エンジニアを志していろいろな人から情報を集めるなかで、オープンアップITエンジニアのグループ会社で働いている知人から、若手エンジニアの育成や派遣に実績があると聞かされたのがオープンアップITエンジニアです。エンジニア未経験の自分にはぴったりだと感じすぐに採用情報を確認して応募しました。

入社後の基礎研修期間は、エンジニアの仕事を始めるための必要な資格取得に専念させてもらえました。そのおかげで1カ月ほどで無事にCCNAの資格を取得。

資格取得の勉強に秘訣などありませんが、負けず嫌いな性格がプラスになりました。CCNA取得のために分厚い教科書を読み込むなど、大変でしたが負けてはいられないという思いを強く持ち続けられたのは性格のおかげです。

最初の仕事はネットワークの保守・運用からで、ネットワークエンジニアとしてスタートできました。その後、ネットワークエンジニア研修を受講し、現在はチームの中でネットワーク構築業務や障害切り分け業務を担当しています。機器が故障したり、システムが異常信号を発した際に、事態を把握しトラブル原因を突き止めて、復旧対応の担当に案件を引き渡すまでが仕事です。

頑張りがフェアに反映されるネットワークエンジニアのキャリア

ネットワークエンジニアの仕事はあまり知られていないので、一般的な認知度が高いプログラマーなどと比べて地味な裏方仕事のイメージですが、やりがいの大きさは負けません。

誰もが使うスマホだってネットワークがなければ機能しませんし、いまの世の中で人々の生活全般を支えているのはネットワークの存在です。逆にいえばネットワークに不具合が起きれば社会全体が影響を受けるのでネットワークエンジニアの責任は重く大きいですが、その分だけ仕事のやりがいもあります。

付け加えれば、職業として比較的ポピュラーなプログラマーよりも、ネットワークエンジニアに魅力を感じた別の理由もあります。というのもプログラムエンジニアは成長していくと生まれ持ったセンスを問われる段階が訪れると言われているからです。

一方で、ネットワークエンジニアの大きな魅力のひとつは、努力した分だけ成長でき、キャリアアップできるという点です。その意味でネットワークエンジニアの人がよりフェアな形で自分の力を試せると考えました。

未経験を理由に躊躇する人には迷うなと言いたい

現在はエンジニアとして派遣された先で、派遣先の正社員や他社からの派遣エンジニアと同じチームで働いています。1チーム4人で仕事を担当していますが、いろいろなバックグランドを持つエンジニアと働くのは刺激を受け勉強にもなります。

その一員として働いていると、さまざまなエンジニアをうまくまとめていくリーダーや、案件全体を率いるプロジェクトマネージャーの仕事にも興味が生まれ、早くステップアップしたい気持ちが生まれました。

そのために、まずはCCNAの上位資格であるCCNPの資格取得を目指して勉強を開始。業務が終わった後や休日の時間をやりくりして勉強時間を確保しています。資格を取得すれば仕事の幅が広がるだけでなく、月給に資格手当が上乗せされる金銭的なメリットもあります。

オープンアップITエンジニアの場合は、入社3年以内でエンジニアとして一定レベルに達した社員が対象の高度研修制度があります。たとえばネットワークエンジニアの場合は、2カ月かけてネットワークスキルやサーバースキル、プログラミングスキル、小規模ネットワーク構築を学び、ネットワークの詳細設計・構築・評価という一連の業務に携わることができる社内資格を得られます。 

つまり私のようにIT業界の未経験者でも、資格を取得しながらエンジニアとして1人前になっていく道が開けるのです。

未経験を理由にエンジニアへの転職を迷っている人には、迷わないでと言いたいし、興味があるならチャレンジしてほしいと思います。未経験だからといってあきらめたらもったいない。

とくにネットワークエンジニアを含むインフラエンジニアは、将来的なチャンスが多い分野なので飛び込む価値はあります。

IT業界で働くようになってエンジニア不足を肌で感じます。経験の浅いうちでもエンジニアとしての需要が十分にあり、未経験者が将来を託せる世界だと思います。 

エンジニアとしての会社選びも慎重に。キャリアプランに沿って選ぼう

 私自身は未経験者からネットワークエンジニアになった自分の決断は正解だったと思います。

エンジニアとしての会社選びも成功したと思います。企業によっては未経験からスタートしたネットワークエンジニアが、運用・保守の仕事ばかりになってしまい、いつまでも同じ範囲の仕事しか学べないケースもあると聞きます。しかしオープンアップITエンジニアの場合は違いました。

夢テクノロジーは、クライアントから依頼された案件にエンジニアを派遣していますが、依頼される案件の半分以上がいわゆるミドルレンジ以上の上流工程の仕事です。最初は運用・保守の下流工程から仕事を始めても、比較的短い期間で上流工程までを含むさまざまな仕事をエンジニアとして経験できるのはそのためです。 

エンジニアとしての働き方は、派遣として働いたりサービスや製品を手掛ける会社のエンジニア職に就くなどさまざまですが、自分のキャリアプランに沿って会社選びも慎重に進めてほしいですね。

IT好きで調べることが苦にならない人はエンジニア向き

エンジニアに向いている人はどんな人か尋ねられたら、大前提はITの世界に関心があることだと説明します。IT技術は生活のあらゆる場面に関係しているし、当たり前の存在過ぎてIT技術の存在を特別意識しないで生きていくことも可能です。

でもエンジニアに向いている人だったら「このサービスはどういう仕組みで成り立っているのか。どんなIT技術を活用しているのか」と自然に関心を持つはずです。IT技術に興味がある。まずはこれが第一条件です。

そのうえで、わからないことを貪欲に追究できる人が向いています。わからないことに出くわしたらすぐに調べ、納得できるまで調べ上げることができる人はエンジニアに向いているのではないでしょうか。

言葉を換えると好奇心があることが大切です。ネットワークエンジニアとして仕事をしていると、たとえば障害が発生した際に原因を究明しなければなりませんが、「なぜこうなるのか」という好奇心がないまま単に原因究明の作業をするのは楽しくありません。原因がわかった後に「なるほどそうだったのか」と好奇心を満足できた喜びが次の仕事につながり、その経験の積み重ねがエンジニアとしての力を養います。

今後のキャリアパスについては、ネットワークエンジニアのスペシャリストを目指そうという気持ちはあまりありません。まずはエンジニアのチームをまとめるチームリーダーになって、いずれはプロジェクトマネージャーの仕事をしたい気持ちが膨らんできました。そのために、今は現場で自分自身の好奇心を大事にしながら、経験を積んで視野を広げていければと考えています。

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