特別インタビュー

ネットワークエンジニアとして花開く鍵は好奇心と自走力|実力重視の世界だからこそ自分次第でキャリアアップできる

アウトソーシングテクノロジー ソリューションサービス事業部チームリーダー 池田圭さん

Kei Ikeda・1995年生まれ。運送業界で5年間働き支店リーダーを務める。その後、IT業界への転職を決意し、コールセンターでアルバイトをしながら1年間かけて転職準備を進める。2020年10月にアウトソーシングテクノロジー入社。研修期間にCCNA資格を取得した後、2021年1月からソリューションサービス部に配属。大手通信キャリアのネットワーク保守・運用業務を担当。2022年4月より現職

運送業界からネットワークエンジニアへ、大満足の転身

現在いわゆるネットワークエンジニアとして働いているわけですが、以前はまったく別の業界で働いていた転職組です。それまではITとはまるで無縁の運送業界で働いていましたが、2年ほど前にアウトソーシングテクノロジーに入社しました。
もともと高校卒業後は運送大手の関連会社に就職。5年勤め支店リーダーを任されるポジションになり、やりがいも感じていましたが、思い切って新しい世界に飛び込んで正解でした

アウトソーシングテクノロジーに入ってから1年半後には、10人ほどのチームをまとめるチームリーダーへとキャリアアップ。やる気があり努力をすれば前職で何をしていたか経歴は関係なし。自分次第でキャリアアップできる実力主義なのがエンジニアの世界です。

アウトソーシングテクノロジーではチームリーダーがエンジニアでありつつも、マネージャーとして組織運営にもかかわります。チームメンバーのスキルアップをはじめとした技術面の評価に上位エンジニアとしてかかわる仕事です。責任は重いですが、転職組の自分にも重要な仕事を任せてもらえるのは喜びですし、そのぶんだけやりがいも感じます。

チームリーダーのその先のキャリアアップについては、セクションリーダー、さらには課長職というキャリアコースもありますが、自分としては役職を登っていくというよりネットワークエンジニアとしての専門性を極めていきたい気持ちが強いですね。

ネットワークエンジニアのキャリアアップ

ネットワークエンジニアという仕事には、それくらい将来の可能性を強く感じていますし、自分としては面白い仕事だと思っています。いずれにしても、希望をもって自分の将来を思い描くことができキャリアアップを目指せるこのネットワークエンジニアの世界にいることに喜びを感じています。

IT業界の先輩に刺激を受けてから1年たたずに転職を決断

運送会社からの転職のきっかけを与えてくれたのはIT業界で働く先輩でした。彼が語ってくれたエンジニアの仕事内容に興味を覚えたのが始まりで、その先輩はデータ通信に関するうんちくを語ってくれたのですが、それが妙に心に響き強く惹かれたことを覚えています。

今思えば、効率的にデータを運ぶデータ通信の仕組みが、自分が当時取り組んでいた荷物をいかに効率的に運んだらいいのかを考える運送業の仕事と似ていたからだったのだと思います。いずれにしても先輩の話を聞いてからはエンジニアの仕事への興味がどんどん増していきました。

その後はデータ通信にかかわるネットワークエンジニアの仕事について学び、1年たたずに転職を決意。とはいえIT業界の知識もスキルも一切持ち合わせていない自分がいきなり転職するのは難しいと考え、まずはコールセンターでアルバイトを始めました。いろいろと基礎的な経験を積めると考えたこともありますが、IT業界へ転職するための経歴作りの足掛かりになると期待したからです。

池田さんのキャリアヒストリー

資格取得で拓かれたネットワークの世界への道

そんなIT業界の素人でしたが、何とか転職に成功しネットワークエンジニアへの道が拓けました。入社したアウトソーシングテクノロジーは、研修期間中に業務としてCCNAの資格取得のための勉強ができる点において恵まれていましたね。

2ヶ月ほどで取得できましたが、その道のりは決して簡単なものではなく、自分の時間を使って毎日2~3時間は予習や復習に充てていたからだと思います。しかし努力しただけの値打ちはありました。業界で認知されているCCNAの資格取得は、この世界でやっていく自信につながりました。

ちなみにその後、CCNAより上位の資格であるCCNPの資格も取得しましたが、こちらはより学ぶ事柄も多く人生で一番勉強したといっても過言ではないかも知れません。その甲斐あって1年ほどでこちらの資格も取得できました。社内の研修制度としてCCNP資格取得の支援制度があったことも心強かったですね。

ネットワークエンジニアに必須の資格取得と池田さんの勉強方法

迅速さが肝のネットワークエンジニアでは自主的・能動的に仕事する姿勢が大切

ネットワークエンジニアとして仕事をするうえで心掛けているのは、能動的、自主的に動くことです。周りにいる先輩社員を見ても、自主的に動ける人は信頼が厚くなり、多くの仕事を任せてもらえますし、それに伴ってどんどんスキルアップしていく印象があります。

そんな好循環を呼び込むのは、やはり本人の仕事に対する姿勢が起点になるのだと強く感じています。チームリーダーになる前に、サブリーダーとしてリーダーの仕事ぶりを間近に見てたくさんのことを学びましたが、ネットワークエンジニアとしての仕事の姿勢についても学ばせてもらいました。

自主的に動くことをもう少し説明すると、任された仕事だけをするのではなく、そこに自分なりの付加価値を付けた取り組みをするということ。たとえば保守・運用の業務では障害が発生した場合、迅速に調査し解決策を見出す必要があります。関連部署への情報伝達と解決策に向けた作業の依頼を、決められた手順と経路で伝えていけば良いわけですが、それでは余計に時間がかかるうえ解決も遅くなります。

それならば伝達方法や手順、経路を変えられないか。そう考えて連携する他チームや関連部署とも調整して改善したことがあります。もちろん自分の仕事をしやすくするというのが大きなモチベーションですが、指示を受けた仕事以上の自主的な動きが全体のためにもなると信じていますし、ネットワークエンジニアのようなチームで成果を出す仕事をしていくうえでは大切な姿勢だと考えています。

「ネットワークは絶対になくならない」社会インフラを支える仕事だからこそ間違いなく前途洋々

ネットワークエンジニアの仕事は将来性があり前途洋々です。今の時代にネットワークの恩恵を受けない人は皆無といえますし、皆がネットワークを使っています。ですからネットワークエンジニアの仕事は増えることはあっても無くなることはありません。

もちろんIT技術の進化と共に仕事の内容は変化します。たとえば最近ではクラウドが主流になるなど形は変わってきており、その技術進化に追いついていく努力が欠かせませんが、技術が進化しただけでネットワークエンジニアという仕事の重要性は変わらないでしょう。

技術進化についていくために、資格取得をモチベーションとして幅広く学んでいくのもひとつの方法です。また私は仕事の中で必要性を感じた事柄から積極的に学ぶ姿勢も大切にしています。差し迫った問題を解決しながら学ぶ方が危機感と責任感が背中を押してくれると思うのです。そうして自分自身が成長していく実感を持ちながら仕事ができることもネットワークエンジニアの仕事の魅力のひとつではないでしょうか。

池田さんが感じるネットワークエンジニアの魅力

未経験からの転職の難易度は高くないが好奇心は必須項目

運送業界出身でもネットワークエンジニアになれたという自分の経験を通じて思うのは、未経験者がネットワークの世界に入って輝く難易度は決して高くないということ。

たとえば同じエンジニアでも、開発エンジニアやプログラムエンジニアは、もう少しとっつきにくい面があります。というのも予期せぬ動きやバグに悩まされる開発やプログラムといった仕事がメインだからです。その反面ネットワークは基本的に決まった動きをしてくれるので、よりエンジニアとしてのキャリアを踏み出しやすいと思っています。

ただしもちろんある種の適性は必須です。一番重要な適性はネットワークの世界に興味があること。つまりネットワークへの好奇心があることです。そもそもネットワークの世界に興味がないと好奇心も湧かず自己学習をし続けることができないからです。どんどん進化していくこの世界で仕事し続けていくにはそれが不可欠であり、好奇心が湧けば自然に自分で学ぶ姿勢が生まれます。

たとえば、ネットワークエンジニアの業務の中で「ピング」という単語がしばしば登場します。実はピング(ping)とは、指定したIPアドレスから返信があるかを確認するコマンドのこと。ピングが飛べばネットワークが正常なことを確認できるので、ネットワークエンジニアは作業後にピングに飛んでほしいと心から願っています(笑)。

ここで「IPアドレスって何だ?」「ピングって何だ?」と、これらの用語について疑問に思った人もいるのではないでしょうか。この単語に興味を持った人、知らないことに対してもっと詳しく知りたいと興味が湧くような好奇心旺盛な人はネットワークエンジニア向きといえるかもしれませんね。

そして、気になったことをまずは自分で調べてみることができるのも重要な適性のひとつです。ネットで検索してみるのでも、参考書を読んでみるのでも、手段は何でも良いのですが自分で調べるという姿勢があることが重要。とにかく興味を持って、好奇心を持って自分から動ける人が、継続的に知識とスキルを身に付けていく必要があるネットワークエンジニアには向いていると思います。

池田さんと描くネットワークエンジニアの未来

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