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CCNAの合格点は?どのくらい勉強する?

転職の第一歩!CCNA CCNAは、シスコの認定資格「CCT」の上位ランクにあたる資格で、CCTよりも難易度が高いです。 その分、企業から注目度が高くなると期待されている資格です。 もしも転職で役に立てたいと思っているなら、CCNPくらいは取得していないとアピールポイントになりませんので、さっさと合格してしまって次のステップに進みたいところです。 なので、満点を目指す必要はまったくありません。 もちろん、効率よく勉強していて満点を取ってしまったらそれにこしたことはありませんが、満点にこだわっていつまでもこの資格の勉強をしているよりは、合格点を取れるレベルまで達したらさっさと資格を受験して、次のステップに進むべきでしょう。

CCNAの合格点

実はCCNAの合格ラインには変わった特徴があります。
それが以下の2点です。

全員が同じ問題を解くわけではない

この情報を見て「どういうことだ?」と思われた方もいるのではないでしょうか。

実は、CCNAではペーパーテストを採用しておらず、「CBT(Computer Based Testing)方式」という方法を採用しています。
CBT方式とは、コンピュータ上で表示された問題に対して、マウスやキーボードを使い回答していく仕組みのことをいいます。
CCNAの問題は全員同じ内容ではなく、コンピュータによってランダムに選択された問題が出題されます。
つまり、運が良ければ簡単な問題が選択されることもありますし、運が悪ければ難しい問題が選択されることもあるのです。

これらを踏まえても、「CCNAに出題される分野の知識は全て網羅しておく」くらいの勉強量が必要になってくると考えられます。
ぜひ、「CCNAで分からないことはない」と言い切れるまで勉強をして、万全の状態で受験してみてはいかがでしょうか。

7割5分が合格ライン



合格点は、公式では公開されていませんが、だいたい825点がとれたら合格する可能性が高いようです。
1000点満点中の825点というとかなり高いように感じますが、
実際には最低点が300点となっていますので、75%くらい正解すれば合格できるようです。
単一回答・複数回答の選択問題、札合わせのドラッグ&ドロップなどで構成されており、いままでのCCNA旧試験で出題されていた、コマンドを入力する問題は出題されていないようです。
show runなどshow系コマンドの出力結果を見て答える問題が多い印象で、問題的にそこまで難解なものは少なく、旧試験と比較して”広く浅く”出題されているようです。

CCNAの合格点・合格体験記はこちら


CCNAのための試験対策

1.まずは時間配分を決めておこう

CCNA試験は時間配分が重要です。ペース配分を間違えると、ほぼ確実に落ちます。
問題数が全部で102問で試験時間は120分のため、1問あたり1分強で回答していく必要があります。
旧試験と比べると問題数が増えましたが、その分試験時間も長くなったため、焦らずに回答していくことが大切です。
対策問題集などを利用して試験対策を行いましょう。
また、試験本番は右上に試験時間のタイマーが動いていますので、時々確認しましょう。

2.問題を飛ばさないように注意しよう

CCNA試験は問題の後戻りが出来ません。誤って問題を飛ばしてしまうと、 後戻りできず、その分の点数を得点できなくなり落ちる可能性が高くなります。
右下の「次へ」ボタンを押さなければ次には遷移しません。「次へ」ボタンを押す時は、回答を終えた時、と肝に銘じましょう。

3.弱点を作らないようにしよう

CCNA試験では、不思議と苦手な分野の問題が出て来る事が多いと言われており、満遍なく理解していないと落ちます。
万全を期すなら、各カテゴリの問題を9割以上理解できるようにしておいた方が良いのかもしれません。
CCNA旧試験Routning&Switchingが約7割と多めですが、セキュリティ、ワイヤレス、自動化といった新範囲が約3割出題されるため、旧試験の勉強をしていた人は、新試験の範囲を少し勉強すればそこまで難しくないでしょう。
以下が現在Cisco社が公表している新しいCCNA試験の試験項目と点数配分になります。

 20 % 1.0 ネットワークの基礎
 20 % 2.0 ネットワーク アクセス
 25 % 3.0 IP コネクティビティ
 10 % 4.0 IP サービス
 15 % 5.0 セキュリティの基礎
 10 % 6.0 自動化とプログラマビリティ

Ciscoが公開している新試験の試験範囲が記載されているPDFファイルのURLを掲載しておきます。
https://www.cisco.com/c/dam/global/ja_jp/training-events/training-certifications/exam-topics/200-301-CCNA.pdf

関連記事:CCNAに合格できる勉強法とは|おすすめの参考書・サイトも紹介

CCNA合格のためのポイント

ここでは、CCNAの勉強でつまづきやすい範囲をランキング形式でお伝えします。
苦手ポイントを知ってもらうことで、CCNAの合格に近づけば幸いです。

関連記事:初心者からできるネットワークの効率的な勉強方法|サイトや本も紹介

1.サブネット化

サブネットは、ネットワーク部やホスト部といった概念があまり理解できてなかったり、計算が伴うので苦手な人が多いです。
概念をきっちり把握したうえで解くことで、しっかりと理解に繋がると思います。

サブネット化とは、大きなネットワークを適切なサイズのネットワークに分割して運用するという考え方です。
具体的にはIPアドレスのネットワーク部の桁数を増やし、ホスト部の桁数を減らすことで実現します。
サブネット化をすることで無駄なIPアドレスを割り当てることなく、ネットワークごとに応じて適切な数のIPアドレスを割り当てることができます。

例として、クラスAのIPアドレス10.1.1.1をサブネット化して、24ビット目までをネットワーク部として考えていきます。
サブネットマスクは255.255.255.0となりプレフィックス表記として/24で表せます。

次に27ビット目までをネットワーク部とした場合について考えていきます。
まずは、第4オクテットを見ていきましょう。
1なので2進数では00000001となります。
27ビット目の000/000001 /のところでネットワーク部とホスト部が分かれることになります。
よってサブネットマスクは255.255.255.224となりプレフィックス値は/27で表します。

試験ではサブネット化での割り当てられるホスト数やネットワークアドレスを求められるので考え方をしっかり理解して問題演習に励んでみてください。

2.IPv6

アドレスが長いことと16進表記であることから、何となく難しく感じている人も多いのではないでしょうか。
しかし、3つの省略ルールをマスターすれば解ける問題もあるのでしっかりマスターしていきましょう。

IPv6の前のバージョンであるIPv4は、約43億のIPアドレスを割り当てることができましたが、インターネットの普及によりアドレスの枯渇が問題となっていました。
IPv6はアドレス長を128ビットにすることで、事実上無限にIPアドレスを割り当てることが可能になりました。
IPv6の表記方法では、128ビットを16ビットごとに:で区切り、8つのフィールドに分け16進数で表しています。

例 1002:0D03:0000:0000:0A2B:1100:FE20:4B5D

これだとIPv4に比べて長いため、IPv6アドレスは16進数で表記しても長いので、3つの省略のルールがあります。
 1.フィールドごとに先頭の0は省略できる。
  上の例では、0D03と0A2Bの部分の先頭の0は省略することができ、D03とA2Bという形で表記できます。

 2.フィールドのビットが全て0の場合、1つの0として省略できる。
  上の例では、3つ目と4つ目のフィールドが1つの0として省略できます。

 3.ビットが全て0のフィールドが連続している場合、0を省略して::で省略ができる。
  上の例では、と3つ目と4つ目のフィールドが0で連続しているので::で省略可能です。

例を3つのルールに適応して表記したら以下のようになります。
1002:D03::A2B:1100:FE20:4B5D

最初の例よりかはすっきりしたと思います。
IPv4に比べて長くとっつきにくいと思いますが、省略表記のルールをマスターして解けるようにしていきましょう。

3.STP

ポートの役割や選出方法をあまり理解できずに問題を解いていると混乱する人も多い内容です。
問題演習するときは、役割に気をつけて問題演習に取り組んでみてください。

まず概要としてSTP(Spanning Tree Protocol)とは、
ループ状で構成されているレイヤ2のネットワークにおいて、データトラフィックがずっと流れ続けるのを防止するプロトコルです。

解き方として、以下の4つの選出方法をマスターしましょう。

 1.ルートブリッジの選出
  ブリッジIDが最も小さなスイッチが選ばれます。
  ブリッジIDとは8バイトで構成される、ブリッジプライオリティ(2バイト)とMACアドレス(6バイト)を組み合わせたものです。

 2.ルートポートの選出
  ルートパスコストが最小のスイッチが選ばれます(ルートブリッジに最も近いポート)。
  コスト値として、1Gbps=4 100Mbps=19は押さえておきましょう。

 3.指定ポートの選出
  指定ポートの選出は以下の3つになります。
  ・ルートブリッジの全てのポート
  ・各リンクに1つ
  ・最小のルートパスコストのルートポートを持つスイッチ側のポート

 4.非指定ポートの選出
  残りのポートが全て非指定ポートとなります。

STPの選出問題は選択問題としてでてくるので、4つの選出方法をマスターして解けるようになりましょう。
数をこなせばパズルみたいに楽しく解けてきます。

CCNA勉強時間の目安

CCNAはCCTよりも難易度が上がっていて出題範囲も幅広くなっています。
一般的なスクールでは学習期間が大体1ヶ月程度なので、1日8時間×20日と考え、計160時間程度が相場になります。
未経験の人が独学で学ぶ場合は平均で2か月~3か月の期間がかかります。
1日ごとの学習時間が短いとCCNAの習得までに時間がかかってしまいまうためです。

知識がゼロの状態から始めると、1日に4時間以上の学習を2ヶ月間継続することによって、受験できるまでのレベルに成長できるといえるでしょう。
つまり、1日に3時間ほどの学習時間しか設けられないと、前者の方と比較した場合1日につき知識量が2倍違ってきます。

ネットワーク関連の理解が早い人は、2ヶ月間勉強しなくても要所を勉強していけば、もっと早い段階で受かることができるかもしれません。
もともとネットワークが好きで知識量が多ければ、2ヶ月間まったり勉強しても合格できるでしょう。

どのように勉強時間を確保すれば良いのかというと、とにかく「興味を持つ」ということに尽きます。
興味を持つことで自ずと机に向かうことが出来る可能性が高くなるはずですが、そこは本人の気持ちの問題となってきますので、CCNAを取得した後、エンジニアとして活躍している自分を思い描くのも大切です。

CCNA合格発表と合格証

CCNAはウェブ上で受けた後、すぐに合否を確認することができます。
合格だった場合は取得点のみ書かれたスコアレポートが、不合格だった場合はそれぞれの出題範囲での詳細な取得点の書かれたスコアレポートを受け取ることができます。
また、合格だった場合は、申し込み時に登録したメール宛てに合格を知らせるメールが届きます。

届いたメールのフォームから住所登録すると紙の合格証の郵送または、PDF形式でメールでも受け取れるのですが、紙の合格証の場合アメリカ本土から発送するため日本に届くにはだいたい1か月から2か月かかります。
そのため、合格を証明する必要がある場合は、PDF形式かスコアレポートを提出することが一般的です。

新CCNAの試験内容

ここからは新CCNA試験範囲の各項目について確認していきます。
★がついているのは、旧試験CCNARouting&Swithingから追加された内容です。
見出しが大項目で中見出しが中項目、項目の番号にアルファベットがあるものが小項目になります。


1.0 ネットワークの基礎

ここは、NWを構成する機器の役割と機能についての項目です。

 1.1 ネットワーク コンポーネントの役割と機能の説明
  1.1.a ルータ
  1.1.b L2 および L3 スイッチ
  1.1.c 次世代ファイアウォールおよび IPS ★
  1.1.d アクセス ポイント
  1.1.e コントローラ(Cisco DNA Center および WLC) ★
  1.1.f エンドポイント
  1.1.g サーバ

ルータースイッチ等のネットワークを構成する上での基本的な機器以外にも、ファイヤーフォールやIPS(不正侵入防止システム)等セキュリティ関係の機器や、APやWLC等の無線通信機器について問われます。
現行試験でもFWや、AP等は試験範囲として含まれていましたが、やはり各CCNAが統合されるので、いままで以上に問われるのではないでしょうか。
エンドポイントとは端末、つまりパソコン等の事です。

 1.2 ネットワーク トポロジ アーキテクチャの特徴についての説明
  1.2.a 2 ティア
  1.2.b 3 ティア
  1.2.c スパインリーフ ★
  1.2.d WAN
  1.2.e スモール オフィスおよびホーム オフィス(SOHO)
  1.2.f オンプレミスおよびクラウド

アーキテクチャというのは「構造」という意味の英単語です。
1.2.aの2ティアや1.2.b 3 ティアという言葉は、おそらくCiscoが提唱する2階層・3階層モデルの事だと思われます。
スパインリーフもネットワーク構成モデルの一つで、従来の2階層・3階層モデルと比較すると、比較的新しいネットワーク構成になります。

 1.3 物理インターフェイスおよびケーブリング タイプの比較対照
  1.3.a シングルモード ファイバ、マルチモード ファイバ、銅線
  1.3.b 接続(Ethernet 共有メディアとポイントツーポイント)
  1.3.c PoE の概念 ★

ここで問われているのは既存のCCNAでも問われている項目が多いです。
PoE(PowerOverEthernet)は電源ケーブルからではなく、LANケーブルを介して給電する技術です。
PoEは通常の電源供給が難しい、屋外に設置する機器への電源供給で重宝する機能です。
これからIoT社会が到来すると、屋外等の電源供給が難しい場所にIoT機器を配置することも多くなりますので、単純に試験対策としてだけでなく、基本的な内容は押さえておきたいところです。

 1.4 インターフェイスおよびケーブルの問題の特定(コリジョン、エラー、デュプレックスのミスマッチ、スピード)
 1.5 TCP と UDP の比較対照
 1.6 IPv4 アドレッシングとサブネット化の設定および確認)
 1.7 プライベート IPv4 アドレッシングの必要性についての説明
 1.8 IPv6 アドレッシングとプレフィックスの設定および確認
 1.9 IPv6 アドレスタイプの比較対照
  1.9.a グローバルユニキャスト
  1.9.b ユニークローカル
  1.9.c リンクローカル
  1.9.d エニーキャスト
  1.9.e マルチキャスト
  1.9.f 修正EUI64
  1.10 クライアント OS(Windows、Mac OS、Linux)のIPパラメータの確認 ★

1.4~1.9については現行試験でもよく問われている内容です。
1.10はおそらくCUIでのIPアドレスの確認方法について問われるのだと思います。
Windowsならコマンドプロンプトでipconfig、MacやLinuxならターミナルでifconfigで確認可能です。
もしかしたらCUIではなく、GUIでのIPアドレスの確認方法を問われるかもしれません。
また、IPパラメータとあるので、IPアドレス以外の情報についても問われる可能性は十分にあります。

 1.11 ワイヤレスの原理 ★
  1.11.a オーバーラップしない Wi-Fiチャンネル ★
  1.11.b SSID ★
  1.11.c RF ★
  1.11.d 暗号化 ★

ここはCCNAWirelessの範囲です。
現行試験でも、少しは無線について問われていましたが、Wirelessが統合されたことを受け、より広く・深い知識が問われることと思います。
ちなみに、SSIDはService Set Identifierの略称で、無線LAN(Wi-Fi)におけるアクセスポイントの識別名のことです。
RFはRadio Frequencyの略称で、無線通信に利用できる周波数のことです。

 1.12 仮想化の基本(仮想マシン)の説明 ★
 1.13 スイッチングの概念の説明
  1.13.a MAC ラーニングおよびエージング
  1.13.b フレームのスイッチング
  1.13.c フレームのフラッディング
  1.13.d MAC アドレス テーブル

1.12では恐らくサーバの仮想化について問われると思います。
1.13は現行試験でも問われることが多いスイッチの基本的な動作、機能についての内容です。
特に変更点はないと思われます。

2.0 ネットワーク アクセス


 2.1 複数スイッチにまたがる VLAN(ノーマル・レンジ)の設定および確認
  2.1.a アクセス・ポート(データと音声)
  2.1.b デフォルト VLAN
  2.1.c コネクティビティ
 2.2 スイッチ間接続の設定および確認
  2.2.a トランク ポート
  2.2.b 802.1Q
  2.2.c ネイティブ VLAN

これは現行試験でも問われる、基本的なVLANの知識について問われます。
しかし、現行試験では問われていた、DTPやVTP等のシスコ独自のプロトコルは試験範囲には含まれていないようです。

 2.3 レイヤ 2 ディスカバリ プロトコル(Cisco Discovery Protocol およびLLDP)の設定および確認
 2.4 (レイヤ 2/レイヤ 3)EtherChannel(LACP)の設定および確認

ここも現行試験でも問われている内容です。
CDP・LLDPとも、隣接する機器の情報を取得する為のプロトコルです。
CDPはCisco機器独自のもので、LLDPはマルチベンダーに対応したプロトコルです。
2.4は冗長性に関する技術で、気になる点としては、PAgPについての記載がないことです。
現行試験にはCisco独自のプロトコルであるPAgPもしっかりと範囲に含まれていたのですが、どうやら新試験では試験範囲に含まれないようです。

 2.5 RSTP(Rapid PVST+ Spanning Tree Protocol)の必要性とその基本的運用方法の説明
  2.5.a ルート ポート、ルート ブリッジ(プライマリ/セカンダリ)、その他のポート名
  2.5.b ポート ステート(フォワーディング/ブロッキング)
  2.5.c PortFast のメリット
 2.6 Cisco Wireless アーキテクチャおよび AP のモードの比較対照 ★
 2.7 WLAN コンポーネント(AP、WLC、アクセスまたはトランク ポート、LAGなど)における物理的インフラストラクチャーの接続に関する説明 ★
 2.8 AP および WLC における管理アクセス接続(Telnet、SSH、HTTP、HTTPS、コンソール、TACACS+/RADIUS) ★
 2.9 GUI のみを使用したワイヤレス LAN アクセスのクライアント接続用コンポーネントの設定(WLAN の作成、セキュリティ設定、QoS プロファイル、拡張 WLAN 設定など) ★

2.5は現行試験と違って、STPについては問われないようですが、しっかりとSTPとRSTPの違いについては把握しておく必要があると思います。
2.6~2.9はWirelessの試験範囲になります。
ここではアクセスポイントやワイヤレスランコントローラーについての設定が問われることが想定されます。
またWLCの中には、GUIの管理画面に対応したものがあるのですが、その操作方法についても問われます。

3.0 IP コネクティビティ

IPコネクティビティは最もウェイトの高い分野になります。
現行試験でも中心的に問われるルーティングに関する内容ですが、新試験ではRIP・EIGRP・ルーターオンアスティックを用いたVLAN間ルーティング・OSPFv3が試験範囲から消えているのが特徴になります。

 3.1 ルーティング テーブルを構成する要素の解釈
  3.1.a ルーティング プロトコル コード
  3.1.b プレフィックス
  3.1.c ネットワーク マスク
  3.1.d ネクスト ホップ
  3.1.e アドミニストレーティブ ディスタンス
  3.1.f メトリック
  3.1.g ラスト リゾート ゲートウェイ

基本的なルーティング知識について問われます。

 3.2 ルータがデフォルトでフォワーディングデシジョンを行う方法の決定
  3.2.a 最長一致
  3.2.b アドミニストレーティブ ディスタンス
  3.2.c ルーティング プロトコルのメトリック
 3.3 IPv4 および IPv6 でのスタティック ルーティングの設定および確認
  3.3.a デフォルト ルート
  3.3.b ネットワークルート
  3.3.c ホスト ルート
  3.3.d フローティング スタティック

3.2は項目に難しい言葉が使われていますが、これはベストパス(最適経路)の決定方法について問われます。
3.3はスタティックルートの設定方法と確認方法についての項目です。
現行試験でも問われる内容です。

 3.4 シングルエリアOSPFv2 の設定および確認
  3.4.a ネイバーアジャセンシー
  3.4.b ポイントツーポイント
  3.4.c ブロードキャスト(DR/BDRの選出)
  3.4.d ルータID
 3.5 ファーストホップ冗長プロトコルの目的の説明

3.4はOSPFの基本的な設定について問われます。
現行試験ではOSPF以外のIGPであるRIP・EIGRPも問われていましたが、やはり利用頻度の観点からかRIP・EIGRPは削除されたようです。
3.5はFHRPについて問われるようです。
現行試験では主にHSRPについて問われていましたが、新試験ではGLBPやVRRPについても問われる可能性はあると思います。

4.0 IPサービス

この項目は各種プロトコルの設定確認について問われるようです。
現行試験と比較しても、それ程目立った追加はなさそうな項目です。

 4.1 スタティックおよびプールを使用した内部ソースNATの設定および確認
 4.2 クライアント/サーバ モードで動作する NTPの設定および確認
 4.3 ネットワーク内部における DHCP および DNSの役割の説明
 4.4 ネットワークオペレーションにおける SNMPの機能の説明
 4.5 syslog機能(ファシリティ、レベルなど)の使用の説明
 4.6 DHCP クライアントおよびリレーの設定および確認
 4.7 QoS(分類、マーキング、キューイング、輻輳制御、ポリシング、シェーピングなど)のフォワーディング PHB(Per-Hop Behavior)の説明 ★

Qosは現行試験でも問われていますが、PHBは問われていませんでした。
PHBはDiffservモデルでDSCP値にしたがってパケットの処理方法を決定することです。

 4.8 ネットワーク デバイスにおける SSH を使用したリモート アクセスの設定
 4.9 ネットワークにおける TFTP/FTP の機能の説明 ★

こちらは新試験から追加された項目になります。
TFTPとFTPはファイル転送の際に使用されるプロコルです。
TFTPとFTPとの違いについて問われるものと思われます。

5.0 セキュリティの基礎

この項目は追加が多い項目です。
ITの進歩が目覚ましい昨今、試験対策としてだけではなく、しっかりとした知識を付けておきたいです。

 5.1 セキュリティの主要概念(脅威、脆弱性、エクスプロイト、軽減対策)の定義 ★
 5.2 セキュリティプログラムの要素(ユーザ アウェアネス、トレーニング、物理的セキュリティ対策)の説明 ★

セキュリティについての基本的な内容について問われます、現在のIT社会を取り巻く脅威や脆弱性について問われます。
エクスプロイトというのは、セキュリティ用語のひとつで、ソフトウェアやハードウェアの脆弱性を利用した悪意ある行為のために書かれた、プログラムを指す言葉です。
5.2はセキュリティ対策を実施する側の考え方や、セキュリティ対策を講じるためのトレーニングなどについて問われます。

 5.3 ローカル パスワードを使用したデバイスのアクセス制御の設定
 5.4 セキュリティ パスワード ポリシーの要素(管理、複雑さ、代替手段(マルチファクタ認証、証明書、生体認証)など)の説明 ★

5.3は現行試験でも問われている内容です。
特権モードに移行する為のパスワードなどについて問われます。
5.4は設定するパスワードについての考え方や管理方法などについて問われると思われます。
単純なパスワードによるセキュリティだけでなく、マルチファクタ認証=2段階認証等や、証明書についても問われるようです。
生体認証は指紋や声、虹彩などを用いたセキュリティの事です。

 5.5 リモート アクセスおよびサイト間 VPN の説明
 5.6 アクセス コントロール リストの設定および確認

こちらは現行試験でも問われている内容です。
ACLは現行試験ではかなり問われていましたが、新試験ではどうなるか気になるところです。

 5.7 レイヤ 2 セキュリティ機能(DHCP スヌーピング、ダイナミック ARP インスペクション、ポートセキュリティ)の設定
 5.8 認証、認可、アカウンティングの概念の区別

5.7はDHCPやポートセキュリティは現行試験でも問われていた内容です。
ダイナミック ARP インスペクションは現行のCCNA Routing&Switchingでは問われていませんが、上位資格のCCNP Switchで問われる内容でした。
5.8は現行試験でも問われているAAAについての項目です。

 5.9 ワイヤレス セキュリティ プロトコル(WPA、WPA2、およびWPA3)の説明 ★
 5.10 WPA2 PSKを使用したWLANの設定(GUIを使用) ★

5.9は無線通信にかんするセキュリティについて問われます。
WPAはWi-Fi Protected Accessの略称で無線LANの暗号化方式のことです。
5.10はアクセスポイントと端末で通信前に共有しておく暗号鍵のことなのですが、この項目名だけ見ると、試験本番では画面を操作するタイプの問題が出題される可能性もあります。

6.0 自動化とプログラマビリティ ★

ネットワークの自動化はホットなワードの一つで、ほぼ間違いなく浸透していくことが予想されます。
それに伴って、NWエンジニアも多少プログラミンの技術が求められてきます。
割合こそ10%と多くはありませんが、今後の為にもしっかりと学習しておきたい分野になります。

 6.1 ネットワーク管理における自動化の影響の説明 ★

現在NWの運用管理には、ほぼ人力で行われています。
これからそういった部分を自動化することによってもたらされる影響について問われるようです。

 6.2 従来からのネットワークとコントローラベースのネットワークの比較対照 ★

こちらはネットワークの仮想化技術の一つである、SDNについての項目だと思います。
SDN自体は現行試験でも問われています。

 6.3 コントローラベースおよびソフトウェア定義型アーキテクチャ(オーバーレイ、アンダーレイ、ファブリック)の説明
  6.3.a コントロール プレーンとデータ プレーンの分離
  6.3.b ノースバウンド API とサウスバウンド API

SDNコントローラを用いたNWの構造や構成要素についての項目と思われます。
こちらも現行試験で問われている内容ですが、しっかりとコントロールプレーンやデータプレーンとはどういうものなのか、ノースバウンド API とサウスバウンド API等の仕組みについて理解しておきたいです。

 6.4 従来からのキャンパス デバイス管理と Cisco DNA Center 対応のデバイス管理の比較対照 ★

Cisco DNA CenterはCisco社が提供している、ネットワーク管理用のアプリケーションです。
従来のNW機器管理とCisco DNA CenterでのNW機器管理の違いについて問われる項目だと思われます。

 6.5 RESTベースAPI(CRUD、HTTP 動詞、データ エンコーディング)の特徴の説明照 ★

RESTベースAPIというものについては、現行試験では問われていない分野なのは間違いないです。
どちらかというとWEB系のエンジニアさん寄りの知識だと思います。
これからのNEはやはり、単純にNWの知識だけでは戦っていけないということなのでしょうか。
あまり深い内容について問われることはないと思いますが、概要だけでもしっかりと理解しておきたいところです。

 6.6 構成管理ツール(Puppet、Chef、Ansible)の機能についての理解 ★

構成管理ツールは、ネットワークやサーバの構成を管理できるツールの事です。
構成管理ツールに関しては、概要についてお話している動画をアップしておりますので、宜しければそちらもご覧になってください。

 6.7 JSON エンコード データの解釈 ★

JSONとはJavaScript Object Notaionの略称です。
エンコードとはデータを一定のルールに従って変換することで、「符号化」「記号化」などの意味がある単語になります。
この辺の用語については、またいづれ別の記事でお話させて頂こうと思います。

記事の監修責任者

飯塚 寛也
エンジニアとして移行調整・NW更改作業・クラウドシステムの設計・構築等を手掛ける。 入社2年目でネットワーク最高資格であるCCIEの筆記試験に合格。 人材開発室にてCCNA/CCNPの勉強会を50回以上開催、100名以上の合格者を輩出し、スクール事業の礎となる。

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